JPH06247366A - スクータ型車両の車体カバー取付構造 - Google Patents

スクータ型車両の車体カバー取付構造

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JPH06247366A
JPH06247366A JP3850493A JP3850493A JPH06247366A JP H06247366 A JPH06247366 A JP H06247366A JP 3850493 A JP3850493 A JP 3850493A JP 3850493 A JP3850493 A JP 3850493A JP H06247366 A JPH06247366 A JP H06247366A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
vehicle body
leg shield
mounting bracket
body frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3850493A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP3850493A priority Critical patent/JPH06247366A/ja
Publication of JPH06247366A publication Critical patent/JPH06247366A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カバーエレメントを車体フレームに容易に、し
かも作業性良く確実に取付け可能なスクータ型車両の車
体カバー取付構造を提供するにある。 【構成】複数個のカバーエレメント9,12を組み合わ
せて構成される車体カバーによって車両本体を覆うよう
にしたスクータ型車両において、前記車両本体を構成す
る車体フレーム2に上記カバーエレメント9,12を取
付けるカバー取付ブラケット28とカバー取付金具29
とを設け、このカバー取付ブラケット28とカバー取付
金具29とに上記カバーエレメント9,12を取付けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータ型車両の車体カ
バー取付構造に係り、特に取付けが確実で、しかも作業
性の良いスクータ型車両の車体カバー取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両は、車両本体が車体カバ
ーによって覆われ、この車体カバーによりスクータ型車
両の外観を構成している。車体カバーは複数個のカバー
エレメントに分割されている。
【0003】上記車体カバーは、各カバーエレメントが
複数のボルト等によって車体フレームに取付けられてい
る場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車体カ
バーの各カバーエレメントは、例えばABS等の可塑性
軟質樹脂素材で注型形成されているため、カバーエレメ
ントは離型後歪みを生じ、車体フレームへの取付に際し
取付け作業員はカバーエレメントの取付け部分を車体フ
レームの取付位置まで引っ張ってきて保持していなけれ
ばカバーエレメントの取付位置がずれてしまうので手が
離せず、不便である。
【0005】そのため、一人で複数のカバーエレメント
を同時に、例えば一本のボルトで車体フレームに取付け
るのは非情に困難である。
【0006】例を挙げると、従来は例えばA,B二つの
カバーエレメントを車体フレームに取付けるには、まず
AとBとをボルト等で予め接続し、これを車体フレーム
にボルト等で取付けていた。
【0007】上述した従来方法ではそれぞれのカバーエ
レメントにボルト等の取付部を複数個備える必要があ
り、カバーエレメントの形成が複雑になる一方、各カバ
ーエレメントの取付に多くの工程を必要とし、作業性が
悪く、コストアップになっていた。
【0008】一方、ボルト等の取付け部分を減らし、各
カバーエレメントを例えばピン等で係合させ接続する取
付け方法もあるが、ABS素材で形成されたカバーエレ
メントは事後変形する恐れがあり、ピン係合の取付け方
法では各カバーエレメント間に隙間が生じたり、カバー
エレメントが外れてしまう恐れがある。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、カバーエレメントを車体フレームに容易に、し
かも作業性良く取付け可能なスクータ型車両の車体カバ
ー取付構造を提供することを目的とする。
【0010】この発明の他の目的は、カバーエレメント
を車体フレームに確実に取付け可能なスクータ型車両の
車体カバー取付構造を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータ型
車両の車体カバー取付構造は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、複数個のカバーエ
レメントを組み合わせて構成される車体カバーによって
車両本体を覆うようにしたスクータ型車両において、前
記車両本体を構成する車体フレームにカバー取付ブラケ
ットを設け、このカバー取付ブラケットに上記カバーエ
レメントを取付けたものである。
【0012】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記車体フレームはカバー取
付ブラケットを有し、このカバー取付ブラケットに上記
カバーエレメントを取付けるカバー取付金具を設けたも
のである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、複数個
のカバーエレメントを組み合わせて構成される車体カバ
ーによって車両本体を覆うようにし、この車両本体を構
成する車体フレームにカバー取付ブラケットを設け、こ
のカバー取付ブラケットに上記カバーエレメントを取付
けたため、カバーエレメントを車体フレームに容易に、
しかも作業性良く取付け可能になる。
【0014】また、上記車体フレームはカバー取付ブラ
ケットを有し、このカバー取付ブラケットに上記カバー
エレメントを取付けるカバー取付金具を設けたため、カ
バーエレメントを車体フレームに確実に取付け可能にな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、この発明を適用したスクータ型車
両の一例を示す左側面図である。
【0017】図1において、このスクータ型車両1は車
両本体を構成する車体フレーム2を有し、この車体フレ
ーム2はヘッドパイプ3から斜下方向に延びるダウンチ
ューブ4と、このダウンチューブ4の後端側から後上方
に延びる例えば左右一対のリヤフレーム5とから構成さ
れる。このリヤフレーム5はその中間付近で折曲され、
一旦立ち上がった後、後上方に延びている。
【0018】車体カバー6は、複数個のカバーエレメン
トを組み立てることにより構成される。上記カバーエレ
メントは、具体的にはリヤレッグシールド7、レッグシ
ールドカバー8、ロアレッグシールド9、フロントレッ
グシールド10、アッパーフレームカバー11およびロ
アサイドカバー12とから構成される。
【0019】ダウンチューブ4とリヤフレーム5との接
続部分付近上方にはリヤレッグシールド7が設けられて
おり、このリヤレッグシールド7の前端から上方に起立
するレッグシールドカバー8が形成される。
【0020】このレッグシールドカバー8の下部にはロ
アレッグシールド9が設けられ、その前部にはフロント
レッグシールド10が設けられる。
【0021】一方、リヤフレーム5の周囲には左右一体
あるいは別体に形成されたアッパーフレームカバー11
がリヤフレーム5の上方を囲むように設けられており、
このアッパーフレームカバー11の下部にはロアサイド
カバー12が左右に分割されて設けられる。
【0022】アッパーフレームカバー11とロアサイド
カバー12との接続面後端にはリヤコンビネーションラ
ンプ13が設けられており、アッパーフレームカバー1
1の上部には運転シート14が設けられる。
【0023】前記フロントレッグシールド10内には前
記ヘッドパイプ3が位置し、このヘッドパイプ3にはフ
ロントフォーク15が保持され、その下端に前輪16が
回転自在に保持される。なお、符号17は走行ハンドル
である。
【0024】符号18はパワーユニットとしてのエンジ
ンユニットであり、図示しないエンジンと、このエンジ
ンの一側から後方に延びる伝導ケース19とを備え、こ
の伝導ケース19の後端に駆動輪である後輪20を回転
自在に保持したものである。伝導ケース19はスイング
アームを兼ねており、リヤショックアブソーバ21によ
りリヤフレーム5に弾性的に支持される。
【0025】図2は、車体カバー6の一部を構成するリ
ヤレッグシールド7と、ロアレッグシールド9と、ロア
サイドカバー12と、車体フレーム2の一部であるダウ
ンチューブ4との接続部分を示す図である。
【0026】図2に示すように、ロアレッグシールド9
のロアサイドカバー12との接合面にはブラケット22
が設けられ、このブラケット22には固定手段であるボ
ルト23等が通る嵌合孔24が穿設される。
【0027】一方、ロアサイドカバー12の前記ロアレ
ッグシールド9に設けられるブラケット22の嵌合孔2
4に対応する位置には嵌合孔25が穿設される。また、
ロアサイドカバー12のロアレッグシールド9との接合
面には複数個の係合ピン26が設けられる。
【0028】さらに、ロアレッグシールド9の前記ロア
サイドカバー12に設けられる係合ピン26に対応する
位置には係合孔27が設けられる。
【0029】車体フレーム2の一部であるダウンチュー
ブ4の前記ロアレッグシールド9およびロアサイドカバ
ー12の嵌合孔24,25が対応する位置にはカバー取
付ブラケット28が設けられる。このカバー取付ブラケ
ット28にはカバー取付金具であるナット29がカバー
取付ブラケット28内側から外側に突出するように設け
られる。このナット29は上記ボルト23等が螺合可能
な筒状とし、ナット29の外径は上記嵌合孔24,25
が嵌合可能な径とする。
【0030】次に、本実施例の作用について説明する。
【0031】図3は、ロアレッグシールド9とロアサイ
ドカバー12とがダウンチューブ4に取付けられた状態
を示す断面図である。
【0032】図2および図3に示すように、ロアレッグ
シールド9とロアサイドカバー12とを車体フレーム2
であるダウンチューブ4に取付ける場合、まずダウンチ
ューブ4に取付けられたカバー取付ブラケット28にカ
バー取付金具であるナット29をカバー取付ブラケット
28の内側から外側に突出するように例えば溶接して固
定する。
【0033】次にロアレッグシールド9に設けられたブ
ラケット22の嵌合孔24をナット29に嵌合する。こ
のときロアレッグシールド9は取付け位置に保持される
ため、組立て作業員が手を離してもロアレッグシールド
9の取付け位置がずれることはない。
【0034】次に、予めリヤレッグシールド7に係合ピ
ン26と係合孔27とで組付けられたロアサイドカバー
12の嵌合孔25をロアレッグシールド9のブラケット
22の上からナット29に嵌合する。このときも、ロア
サイドカバー12は取付け位置に保持されるため、組立
て作業員が手を離してもロアサイドカバー12の取付け
位置がずれることはない。
【0035】そして最後に固定手段であるボルト23等
をナット29に螺合させることにより、ロアレッグシー
ルド9とロアサイドカバー12とが車体フレーム2に確
実に取付けられ固定される。
【0036】上述したように、本発明によれば、取付け
作業員が一人でカバーエレメントを車体フレームに容易
に、しかも確実に取付けが可能になるため、作業性が良
くなる。また、例えば一本のボルトで複数のカバーエレ
メントを車体フレームに取付け可能になり、その結果そ
れぞれのカバーエレメントのボルト等の取付部が減り、
カバーエレメントの形成が簡素化できるなどの利点によ
り製造コストの低減が図れる。
【0037】なお、本実施例ではスクータ型車両のロア
レッグシールドとロアサイドカバーとをダウンチューブ
に取付けた例を示したが、車体カバーの他のエレメント
の取付けにも適用できる一方、スクータ型車両以外の機
器でカバーエレメントをフレーム材に取付けるものにも
適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両の車体カバー取付構造によれば、複数個のカ
バーエレメントを組み合わせて構成される車体カバーに
よって車両本体を覆うようにしたスクータ型車両におい
て、前記車両本体を構成する車体フレームにカバー取付
ブラケットを設け、このカバー取付ブラケットに上記カ
バーエレメントを取付けたため、カバーエレメントを車
体フレームに容易に、しかも作業性良く取付け可能にな
る。
【0039】また、上記車体フレームはカバー取付ブラ
ケットを有し、このカバー取付ブラケットに上記カバー
エレメントを取付けるカバー取付金具を設けたため、カ
バーエレメントを車体フレームに確実に取付け可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の車体カバー取付
構造の一実施例を示すスクータ型車両の左側面図。
【図2】リヤレッグシールドと、ロアレッグシールド
と、ロアサイドカバーと、ダウンチューブとの接続部分
を示す図。
【図3】ロアレッグシールドとロアサイドカバーとがダ
ウンチューブに取付けられた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 4 ダウンチューブ 6 車体カバー 7 リヤレッグシールド 9 ロアレッグシールド 12 ロアサイドカバー 22 ブラケット 24,25 嵌合孔 28 カバー取付ブラケット 29 ナット(カバー取付金具)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のカバーエレメントを組み合わせ
    て構成される車体カバーによって車両本体を覆うように
    したスクータ型車両において、前記車両本体を構成する
    車体フレームにカバー取付ブラケットを設け、このカバ
    ー取付ブラケットに上記カバーエレメントを取付けたこ
    とを特徴とするスクータ型車両の車体カバー取付構造。
  2. 【請求項2】 上記車体フレームはカバー取付ブラケッ
    トを有し、このカバー取付ブラケットに上記カバーエレ
    メントを取付けるカバー取付金具を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のスクータ型車両の車体カバー取付構
    造。
JP3850493A 1993-02-26 1993-02-26 スクータ型車両の車体カバー取付構造 Pending JPH06247366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3850493A JPH06247366A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スクータ型車両の車体カバー取付構造

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JP3850493A JPH06247366A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スクータ型車両の車体カバー取付構造

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JPH06247366A true JPH06247366A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12527105

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3850493A Pending JPH06247366A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 スクータ型車両の車体カバー取付構造

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JP (1) JPH06247366A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1086351C (zh) * 1996-08-12 2002-06-19 本田技研工业株式会社 金属模成型件上的树脂部件的安装构造
JP2016037213A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 スズキ株式会社 フレームカバー構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1086351C (zh) * 1996-08-12 2002-06-19 本田技研工业株式会社 金属模成型件上的树脂部件的安装构造
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