JPH06246814A - 着色された可塑化熱可塑性樹脂シートの製造方法 - Google Patents

着色された可塑化熱可塑性樹脂シートの製造方法

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JPH06246814A
JPH06246814A JP5033120A JP3312093A JPH06246814A JP H06246814 A JPH06246814 A JP H06246814A JP 5033120 A JP5033120 A JP 5033120A JP 3312093 A JP3312093 A JP 3312093A JP H06246814 A JPH06246814 A JP H06246814A
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JP
Japan
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plasticizer
color
concentrated
sheet
tank
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JP5033120A
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English (en)
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Toshio Yamane
俊男 山根
Akio Nakajima
明雄 中嶋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92504Controlled parameter
    • B29C2948/92723Content, e.g. percentage of humidity, volatiles, contaminants or degassing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色濃度の変更や色濃度の微調整或いは色替え
の作業を簡略化した、着色された可塑化熱可塑性樹脂シ
ートの製造方法を提供する。 【構成】 樹脂が配管14を通り押出機10の原料供給
口13へ、また可塑剤がタンク30から配管31を通り
押出機の原料供給口13へ、またカラー濃縮可塑剤が、
タンク40から配管41を通り押出機の原料供給口13
へ、いずれも予め定められた一定量が供給され、所定の
色濃度のシート11が製造される。ここで、例えばシー
トの色濃度の微調整や変更を行う場合は、予めコンピュ
ーター20に入力されているプログラムにしたがって、
可塑剤とカラー濃縮可塑剤との比率が決定され、この決
定された比率に応じて、コンピューター20の指示に基
づいてポンプ32とポンプ42とが運転される。この場
合、可塑剤とカラー濃縮可塑剤との合計量が常に一定と
なるようにコンピューター20により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、全部又は一部が着色
された可塑化熱可塑性樹脂シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】全部が一様に着色されるか、或いは一部
が帯状に着色された可塑化熱可塑性樹脂シート、特に可
塑化ポリビニルブチラールシートは、着色部分が防眩効
果を持ち、自動車や航空機の安全ガラスの中間膜として
有用である。また、着色された可塑化熱可塑性樹脂シー
トは、農業用や建築用などにも使用されている。
【0003】この種の着色された可塑化熱可塑性樹脂シ
ートにおいて、全部が一様に着色される場合は、一般に
一台の押出機を用い、樹脂と可塑剤と顔料又は染料のカ
ラーとを押出機で溶融混練し、これを押出金型よりシー
ト状に押出すことにより製造される。
【0004】また、一部が帯状に着色される場合は、一
般に二台の押出機を用い、樹脂と可塑剤とを一方の押出
機で溶融混練し、これを押出金型よりシート状に押出す
と共に、樹脂と可塑剤とカラーとを他方の押出機で溶融
混練し、これを上記の押出金型内で合流させ帯状に押出
すことにより製造される(例えば、特開昭55−135
642号公報、特開昭57−109615号公報参
照)。
【0005】このような着色シートの製造方法において
は、通常、樹脂タンクから樹脂が一定の割合で押出機に
供給され、カラー含有可塑剤タンクからは、着色に必要
な全量のカラーを可塑剤に分散又は溶解させてなるカラ
ー含有可塑剤が一定の割合で押出機に供給され、それに
より押出されるシートが所定の色又は色濃度に調節され
る。
【0006】カラーを可塑剤に分散させて用いる理由
は、カラーを可塑剤とは別に単独で用い、これを押出機
に供給すると、このカラーが比較的少量であるためシー
ト中に均一に分散又は溶解しにくく、またカラーの供給
量が不均一になるが、カラー含有可塑剤を用いると、こ
のような問題が解消されるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方法に
あって、同じ色でも色濃度が異なるシートを製造する場
合、或いは異なる色のシートを製造する場合は、別のカ
ラー含有可塑剤タンクを用意し、これにカラー濃度の異
なる別のカラー含有可塑剤又は異なる色のカラーを用い
た別のカラー含有可塑剤をあらかじめ作っておき、押出
機の運転中に、この別のカラー含有可塑剤と切り換えね
ばならない。しかし、このようにカラー含有可塑剤の作
製をシートの色濃度ごと或いは色ごとに行うのは、その
操作が面倒で手間がかる。
【0008】また、シートの製造中に色濃度を微調整す
る必要がある場合は、押出機の運転を一旦停止し、カラ
ー含有可塑剤タンク内のカラー含有可塑剤の残量を調
べ、これに微調整用の可塑剤やカラーを計算して適量追
加し均一に混合して、補正されたカラー含有可塑剤を作
らねばならず、この場合も、その操作が面倒で手間がか
る。
【0009】この発明は、上記の問題を解決するもので
あり、その目的とするところは、色濃度の変更や色濃度
の微調整或いは色替えの作業を簡略化し、しかも生産性
を高めることができる、着色された可塑化熱可塑性樹脂
シートの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、熱可塑性樹脂と可塑剤とカラー濃縮可
塑剤とを押出機に供給して溶融混練し、これを押出金型
よりシート状に押出すことにより、全部又は一部が着色
された可塑化熱可塑性樹脂シートを製造する方法であっ
て、可塑剤タンクと少なくとも一個のカラー濃縮可塑剤
タンクとを設け、可塑剤タンクから押出機に供給される
可塑剤と各カラー濃縮可塑剤タンクから押出機に供給さ
れる各カラー濃縮可塑剤との合計量が常に一定となるよ
うに、可塑剤と各カラー濃縮可塑剤との比率を変えるこ
とにより、押出されるシートの全部又は一部を所定の色
又は色濃度に調節するものである。
【0011】以下、図面を参照しながら、この発明を詳
細に説明する。図1は、この発明の一例を示す説明図で
ある。この例では、特に可塑剤タンクと一個のカラー濃
縮可塑剤タンクとが用いられ、主にシートの色濃度の微
調整或いは色濃度の変更調整が行われる。
【0012】図1において、10はスクリュー式の押出
機、12は押出機10の先端に付設された押出金型、1
3は押出機10の後方に設けられた原料供給口である。
押出機10の上方には、可塑剤タンク30が設けられ、
可塑剤タンク30は、配管31により可塑剤ポンプ32
と流量計33とを経て押出機10の原料供給口13へ連
結されている。
【0013】可塑剤ポンプ32は、コンピュータ−20
からの指示に基づいて運転される。流量計33により可
塑剤の流量が測定され、その測定値がコンピューター2
0へ入力され、それにも基づいて可塑剤ポンプ32が制
御される。
【0014】また、押出機10の上方には、(第1の)
カラー濃縮可塑剤タンク40が設けられ、このカラー濃
縮可塑剤タンク40は、配管41によりカラー濃縮可塑
剤ポンプ42と流量計43とを経て、押出機10の原料
供給口13へ連結されている。
【0015】カラー濃縮可塑剤ポンプ42は、コンピュ
ータ−20からの指示に基づいて運転される。流量計4
3によりカラー濃縮可塑剤の流量が測定され、その測定
値がコンピューター20へ入力され、それに基づいてカ
ラー濃縮可塑剤ポンプ42が制御される。
【0016】なお、押出機10の上方には、従来装置と
同様な樹脂タンク(図は省略)が設けられ、この樹脂タ
ンクは、配管14により樹脂フィーダー等(図は省略)
を経て押出機10の原料供給口13へ連結されている。
【0017】このような着色可塑化シートの製造装置に
おいて、熱可塑性樹脂は、樹脂タンクから配管14を通
り押出機10の原料供給口13へ、樹脂フィーダー等に
より予め定められた一定量が供給される。
【0018】可塑剤は、可塑剤タンク30から配管31
を通り押出機10の原料供給口13へ、予め定められた
一定量が供給される。また、カラー濃縮可塑剤は、カラ
ー濃縮可塑剤タンク40から配管41を通り押出機10
の原料供給口13へ、予め定められた一定量が供給され
る。なお、カラー濃縮可塑剤のカラー濃度は、製造する
シートの色濃度等により異なるが、一般に10〜30重
量%の濃度が好ましい。
【0019】可塑剤及びカラー濃縮可塑剤の供給量は、
コンピューター20の指示に基づいて運転される可塑剤
ポンプ32とカラー濃縮可塑剤ポンプ42により制御さ
れる。こうして、所定の色濃度に調節された着色可塑化
シート11が製造される。
【0020】ここで、シートの色濃度の微調整或いは色
濃度の変更調整を行う場合は、そのまま運転を行いなが
ら、多数の色濃度について予め入力されているプログラ
ムにしたがって、可塑剤とカラー濃縮可塑剤との比率が
決定され、この決定された比率に応じて、コンピュータ
ー20の指示に基づいて可塑剤ポンプ32とカラー濃縮
可塑剤ポンプ42とが運転される。
【0021】この場合、可塑剤の供給量を減らすと、カ
ラー濃縮可塑剤の供給量がその減少分を補うように増
し、逆に可塑剤の供給量を増すと、カラー濃縮可塑剤の
供給量がその増加分を補うように減る。その結果、可塑
剤とカラー濃縮可塑剤との合計量が常に一定となるよう
に、コンピューター20により制御される。こうして、
色濃度の微調整或いは色濃度の変更調整が行われ、所定
の色濃度に調節された着色可塑化シート11が製造され
る。
【0022】なお、押出機10の供給口13へ供給され
る総原料(樹脂、可塑剤、カラー濃縮可塑剤)は、予め
定めた一定の押出量となるように運転され制御される。
この制御は、例えば、樹脂タンクの樹脂フィーダー(図
は省略)、押出機のスクリュー回転装置(図は省略)、
押出機と押出金型の間に通常設けられるギヤーポンプ
(図は省略)を、コンピューター20等により制御して
行うことができる。
【0023】図2は、この発明の他の例を示す説明図で
ある。この例では、特に可塑剤タンクと三個のカラー濃
縮可塑剤タンクが用いられ、主にシートの色の変更調整
が行われる。カラー濃縮可塑剤タンクは、使用するカラ
ー濃縮可塑剤の数に応じて用意されるもので、三個に限
らず二個或いは四個以上であってもよい。
【0024】図2に示す着色可塑化シートの製造装置
は、図1に示す装置において、第2のカラー濃縮可塑剤
タンク50と第3のカラー濃縮可塑剤タンク60とを増
設し、それぞれに配管51と61、カラー濃縮可塑剤ポ
ンプ52と62、流量計53と63を付設し、コンピュ
ター20で制御するようになされている。それ以外は、
図1に示す装置と同様である。
【0025】このような着色可塑化シートの製造装置に
おいて、例えば、樹脂タンクからの熱可塑性樹脂と、可
塑剤タンク30からの可塑剤Aと、第1のカラー濃縮可
塑剤タンク40からのカラー濃縮可塑剤Bと、第2のカ
ラー濃縮可塑剤タンク40からの別の色のカラー濃縮可
塑剤Cとを押出機10の原料供給口13へ供給すること
により、所定の着色可塑化シート11が製造される。
【0026】ここで、着色可塑化シートの色の変更調整
を行う場合は、そのまま運転を行いながら、多数の色に
ついて予め入力されているプログラムにしたがって、可
塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Bと別の色のカラー濃縮可塑
剤Cとの比率が決定され、この決定された比率に応じ
て、コンピューター20の指示に基づいて可塑剤ポンプ
32と第1のカラー濃縮可塑剤ポンプ42と第2のカラ
ー濃縮可塑剤ポンプ52とが運転される。
【0027】この場合、可塑剤Aの供給量を減らすと、
カラー濃縮可塑剤B及び別の色のカラー濃縮可塑剤Cの
供給量がその減少分を補うように増し、逆に可塑剤Aの
供給量を増すと、カラー濃縮可塑剤B及び別の色のカラ
ー濃縮可塑剤Cの供給量がその増加分を補うように減
る。その結果、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Bと別の色
のカラー濃縮可塑剤Cとの合計量が常に一定となるよう
に、コンピューター20により制御される。こうして、
色の変更調整が行われ、所定の着色可塑化シート11が
製造される。
【0028】さらに、色替えにより上記の着色可塑化シ
ートと異なる色の着色可塑化シートを製造する場合は、
例えば、可塑剤タンク30からの可塑剤Aと、第2のカ
ラー濃縮可塑剤タンク50からの別のカラー濃縮可塑剤
Cと第3のカラー濃縮可塑剤タンク60からの別のカラ
ー濃縮可塑剤Dとを押出機10の原料供給口13へ供給
することにより着色可塑化シート11が製造される。
【0029】なお、上記シートの色濃度の微調整或いは
色濃度の変更調整を行う場合は、多数の色濃度について
予め入力されているプログラムにしたがって、可塑剤A
とカラー濃縮可塑剤Bと別のカラー濃縮可塑剤Cの比率
が決定され、この決定された比率に応じて、コンピュー
ター20の指示に基づいて可塑剤ポンプ32と、第1の
カラー濃縮可塑剤ポンプ42と第2のカラー濃縮可塑剤
ポンプ52とが運転される。この場合も、可塑剤Aとカ
ラー濃縮可塑剤Bと別のカラー濃縮可塑剤Cとの合計量
が常に一定となるように、コンピューター20により制
御される。
【0030】
【作用】この発明のように、着色可塑化樹脂シートの色
濃度の変更や微調整或いは色替えを行う場合に、可塑剤
タンクと少なくとも一個のカラー濃縮可塑剤タンクとを
設け、可塑剤タンクから押出機に供給される可塑剤と各
カラー濃縮可塑剤タンクから押出機に供給される各カラ
ー濃縮可塑剤との合計量が常に一定となるように、可塑
剤と各カラー濃縮可塑剤との比率を変えると、押出しを
一旦停止することなしに、シートの全部又は一部を所定
の色濃度又は色に簡単に調節することができる。しか
も、シートには、品質に影響がない程度に、実質的に一
定量の可塑剤が含有される。
【0031】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示し、
この発明の利点を説明する。実施例1 図1に示す方法により着色可塑化シートを製造した。樹
脂として、ポリビニルブチラール樹脂を樹脂タンクに用
意し、可塑剤として、トリエチレングリコール−2−エ
チルヘキソエートを可塑剤タンク30に用意する。ま
た、カラー濃縮可塑剤として、フタロシアニン系カラー
濃縮のトリエチレングリコール−2−エチルヘキソエー
ト(カラー濃度20重量%)を、(第1の)カラー濃縮
可塑剤タンク40に用意する。
【0032】そして、上記樹脂100重量部に対して、
可塑剤とカラー濃縮可塑剤との合計量が35重量部とな
るように、上記の樹脂と可塑剤とカラー濃縮可塑剤とを
押出機10の原料供給口13に供給して溶融混練し、こ
れを押出金型12より押出量200 kg/時間でシート
状に押出す。
【0033】この場合、厚さが0.76mmの中間膜シー
トで、これを厚さ3mmのフロートガラス板の間に接着さ
せて得られる合わせガラスの可視光線透過率が20%と
なるような中間膜シートを製造することを目標とする。
【0034】上記の中間膜シートを得るには、可塑剤と
カラー濃縮可塑剤との重量比率は計算によれば40:6
0と予想され、可塑剤ポンプ32とカラー濃縮可塑剤ポ
ンプ33により、それぞれの流量比を40:60に設定
して、押出しを開始した。
【0035】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜として合わせガラスを作
り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定したとこ
ろ18%であり、所定の20%から外れていた。
【0036】そこで、可塑剤とカラー濃縮可塑剤との重
量比率を計算により補正し、可塑剤ポンプ32とカラー
濃縮可塑剤ポンプ42により、それぞれの流量比を3
7.5:62.5に設定し直して押出しを続行した。
【0037】流量比の設定変更から30分間押出して、
押出機内〜金型内を可塑剤とカラー濃縮可塑剤との重量
比率40:60から37.5:62.5に置換して、1
時間にわたり安定して中間膜シートを製造した。この中
間膜シートを用いて合わせガラスを作り、この合わせガ
ラスの可視光線透過率を測定したところ、所定の20%
であった。
【0038】引き続き、合わせガラスの可視光線透過率
が10%を示す中間膜シートを得るために、上記の可塑
剤とカラー濃縮可塑剤との重量比率37.5:62.5
に基づいて計算される可塑剤とカラー濃縮可塑剤との流
量比を53.6:46.4に設定変更して30分間押出
し、押出機内〜金型内を可塑剤とカラー濃縮可塑剤との
重量比率37.5:62.5から53.6:46.4に
置換して、1時間にわたり安定して中間膜シートを製造
した。この中間膜シートを用いて合わせガラスを作り、
この合わせガラスの可視光線透過率を測定したところ、
所定の10%であった。
【0039】この実施例1では、押出機を途中で停止さ
せてカラー濃縮可塑剤中のカラー濃度を補正することな
しに、シートの色濃度の微調整及び色濃度の変更調製が
連続的に全工程約3時間10分で行われた。
【0040】実施例2 図2に示す方法により着色可塑化シートを製造した。樹
脂として、ポリビニルブチラール樹脂を樹脂タンクに用
意し、可塑剤Aとしてトリエチレングリコール−2−エ
チルヘキソエートを可塑剤タンク30に用意する。ま
た、カラー濃縮可塑剤Bとして、ジオキサジン系カラー
濃縮のトリエチレングリコール−2−エチルヘキソエー
ト(カラー濃度20重量%)を第1のカラー濃縮可塑剤
タンク40に用意する。
【0041】また、カラー濃縮可塑剤Cとして、ポリア
ゾ系トナー濃縮のトリエチレングリコール−2−エチル
ヘキソエート(カラー濃度20重量%)を第2のカラー
濃縮可塑剤タンク50に用意し、さらにカラー濃縮可塑
剤Dとして、別のポリアゾ系カラー濃縮のトリエチレン
グリコール−2−エチルヘキソエート(カラー濃度20
重量%)を第3のカラー濃縮可塑剤タンク60に用意す
る。
【0042】先ず、可塑剤Aと第1のカラー濃縮可塑剤
Bと第2のカラー濃縮可塑剤Cとを用い、厚さが0.7
6mmの中間膜シートで、これを厚さ3mmのフロートガラ
ス板の間に接着させて得られる合わせガラスの可視光線
透過率が20%となるような赤橙色(イ色と呼ぶ)の中
間膜シートを製造することを目標とする。
【0043】この場合、上記樹脂100重量部に対し
て、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤BとCとの合計量が3
5重量部となるように、上記の可塑剤Aとカラー濃縮可
塑剤BとCとを押出機で溶融混練し、これを押出金型よ
り200 kg/時間の割合でシート状に押出す。
【0044】上記の中間膜シートを得るには、可塑剤A
とカラー濃縮可塑剤Bとカラー濃縮可塑剤Cとの重量比
率は、計算によれば29.45:5.0:0.55と予
想され、可塑剤ポンプ31とカラー濃縮可塑剤ポンプ4
2と52とにより、それぞれの流量比を29.45:
5.0:0.55に設定して押出しを開始した。
【0045】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜として合わせガラスを作
り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定したとこ
ろ18%であり、所定の20%から外れていた。
【0046】そこで、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Bと
Cとの重量比率を計算により補正し、可塑剤ポンプ31
とカラー濃縮可塑剤ポンプ41と51とにより、それぞ
れの流量比を30.4:4.5:0.5に設定し直して
押出しを続行した。
【0047】流量比の設定変更から30分間押出して、
押出機内〜金型内を可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤BとC
との重量比率29.45:5.0:0.55から30.
4:4.5:0.5に置換して、1時間にわたり安定し
て中間膜シートを製造した。この中間膜シートを用いて
合わせガラスを作り、この合わせガラスの可視光線透過
率を測定したところ、所定の20%であった。
【0048】引き続いて、合わせガラスの可視光線透過
率が20%で濃い橙色(ロ色と呼ぶ)を示す中間膜シー
トを得るには、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Bとカラー
濃縮可塑剤Cの重量比率は計算によれば26.55:
4.5:3.95と予想され、可塑剤ポンプ32とカラ
ー濃縮可塑剤ポンプ42と52とにより、それぞれの流
量を26.55:4.5:3.95に設定変更して押出
しを開始した。
【0049】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜シートとして合わせガラ
スを作り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定し
たところ19%であり、所定の20%から外れていた。
【0050】そこで、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Bと
Cとの重量比率を計算により補正し、可塑剤ポンプ32
とカラー濃縮可塑剤ポンプ42と52とにより、それぞ
れの流量を27.4:4.25:3.75に設定し直し
て押出しを続行した。
【0051】流量の設定変更から30分間押出して、押
出機内〜金型内を可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤BとCと
の重量比率26.55:4.5:3.95から27.
4:4.25:3.75に置換して、1時間にわたり安
定して中間膜シートを製造した。この中間膜シートを用
いて合わせガラスを作り、この合わせガラスの可視光線
透過率を測定したところ、所定の20%であった。
【0052】さらに、引き続いて、合わせガラスの可視
光線透過率が30%で薄い橙色(ハ色と呼ぶ)を示す中
間膜シートを得るには、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤C
とカラー濃縮可塑剤Dとの重量比率は計算によれば1
5:9:11と予想され、可塑剤ポンプ32とカラー濃
縮可塑剤ポンプ52と62とにより、それぞれの流量を
15:9:11に設定変更して押出しを開始した。
【0053】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜シートとして合わせガラ
スを作り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定し
たところ32%であり、所定の30%から外れていた。
【0054】そこで、可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤Cと
Dとの重量比率を計算により補正し、可塑剤ポンプ32
とカラー濃縮可塑剤ポンプ52と62とにより、それぞ
れの流量を13.2:9.8:12に設定し直して押出
しを続行した。
【0055】流量の設定変更から30分間押出して、押
出機内〜金型内を可塑剤Aとカラー濃縮可塑剤CとDと
の重量比率15:9:11から13.2:9.8:12
に置換して、1時間にわたり安定して中間膜シートを製
造した。この中間膜シートを用いて合わせガラスを作
り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定したとこ
ろ所定の30%であった。
【0056】この実施例2では、押出機を途中で停止さ
せてカラー濃縮可塑剤中のカラー濃度を補正することな
しに、シートの色濃度の微調整及び色の変更調製が連続
的に全工程約5時間で行われた。
【0057】比較例1 図3に示す従来方法により着色可塑化シートを製造し
た。図3において、70は第1のカラー含有可塑剤タン
ク、80は第2のカラー含有可塑剤タンク、90は第3
のカラー含有可塑剤タンクであり、それぞれの配管7
1、81、91は、バルブ72、82、94を経て一本
の配管101に連結されている。
【0058】そして、それぞれのカラー含有可塑剤タン
ク70、80、90は、バルブ72、82、94を切り
換えることにより、配管101からカラー含有可塑剤ポ
ンプ102と流量計103を経て押出機10の原料供給
口13へ連結されている。
【0059】実施例1で用いたポリビニルブチラール樹
脂を樹脂タンクに用意する。また、実施例1で用いた可
塑剤とカラー濃縮可塑剤とを、重量比40:60で混合
して作ったカラー含有可塑剤500 kgを、カラー含有
可塑剤タンク70に用意する。これは、実施例1におい
て、合わせガラスの可視光線透過率が20%となるよう
な中間膜シートを得るための予想重量比率に相当する。
【0060】なお、この例では、カラー含有可塑剤の作
製に、実施例1で用いたカラー濃縮可塑剤を使用した
が、このカラー濃縮可塑剤に代えてカラー単独を使用
し、これを可塑剤と適量混合してカラー含有可塑剤の作
製してもよい。
【0061】そして、上記樹脂100重量部に対して、
カラー含有可塑剤が35重量部となるように、樹脂とカ
ラー含有可塑剤とを押出機10の原料供給口13に供給
して溶融混練し、これを押出金型12より200 kg/
時間の割合でシート状に押出す。
【0062】この場合、厚さが0.76mmの中間膜シー
トで、これを厚さ3mmのフロートガラス板の間に接着さ
せて得られる合わせガラスの可視光線透過率が20%と
なるような中間膜シートを製造することを目標とする。
【0063】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜シートとして合わせガラ
スを作り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定し
たところ18%であり、所定の20%から外れていた。
【0064】そこで、押出しを停止し、カラー含有可塑
剤タンク70内のカラー含有可塑剤の残量を調べ、計算
により追加すべき可塑剤量を求め、可塑剤をカラー含有
可塑剤タンク内のカラー含有可塑剤に32.76 kg追
加投入して、これを20分間攪拌して均一に混合して可
塑剤とカラー含有可塑剤との重量比を37.5:62.
5に補正し、押出しを再開した。
【0065】押出しの再開から30分間押出して、押出
機内〜金型内を可塑剤と新し配合物に置換して、1時間
にわたり安定して中間膜シートを製造した。この中間膜
シートを用いて合わせガラスを作り、この合わせガラス
の可視光線透過率を測定したところ所定の20%であっ
た。
【0066】上記の押出の間に、合わせガラスの可視光
線透過率が10%を示す中間膜シートを得るために、上
記の可塑剤とカラー濃縮可塑剤との重量比37.5:6
2.5に基づいて計算される可塑剤とカラー濃縮可塑剤
とを、重量比53.6:46.4で混合して作ったカラ
ー含有可塑剤100 kgを、カラー含有可塑剤タンク8
0にあらかじめ用意しておく。
【0067】そして、第1のカラー含有可塑剤タンク7
0から第2のカラー含有可塑剤タンク80にバルブ72
と82の開閉により切り換えて押出しを続行した。切り
換えから30分間押出して、押出機内〜金型内を可塑剤
と新し配合物に置換して、1時間にわたり安定して中間
膜シートを製造した。この中間膜シートを用いて合わせ
ガラスを作り、この合わせガラスの可視光線透過率を測
定したところ所定の20%であった。
【0068】この比較例1では、シートの色濃度の微調
整は、押出機を途中で停止させ、カラー含有可塑剤タン
ク内に可塑剤を追加投入して、これを20分間攪拌混合
するという面倒な手間をかけて行われ、また、色濃度の
変更調製は、予め別の色のカラー含有可塑剤を別のカラ
ー含有可塑剤タンク用意して行われ、実施例1に比べ、
それだけ生産性が低下した。
【0069】比較例2 図3に示す従来方法により着色可塑化シートを製造し
た。実施例2で用いたポリビニルブチラール樹脂を樹脂
タンクに用意する。また、実施例2で用いた可塑剤Aと
カラー濃縮可塑剤Bとカラー濃縮可塑剤Cを、重量比2
9.45:5.0:0.55で混合して作ったカラー含
有可塑剤100 kgを、カラー含有可塑剤タンク70に
用意する。これは、実施例2において、合わせガラスの
可視光線透過率が20%となるようなイ色の中間膜シー
トを得るための予想重量比率に相当する。
【0070】また、実施例2で用いた可塑剤Aとカラー
濃縮可塑剤Bとカラー濃縮可塑剤Cとを、重量比26.
55:4.5:3.95で混合して作ったカラー含有可
塑剤100 kgを、カラー含有可塑剤タンク80に用意
する。これは、実施例2において、合わせガラスの可視
光線透過率が20%となるようなロ色の中間膜シートを
得るための予想重量比率に相当する。
【0071】さらに、実施例2で用いた可塑剤Aとカラ
ー濃縮可塑剤Bとカラー濃縮可塑剤Cとを、重量比1
5:9:11で混合して作ったカラー含有可塑剤100
kgを、カラー含有可塑剤タンク80に用意する。これ
は、実施例2において、合わせガラスの可視光線透過率
が30%となるようなハ色の中間膜シートを得るための
予想重量比率に相当する。
【0072】なお、この例では、カラー含有可塑剤の作
製に、実施例1で用いたカラー濃縮可塑剤を使用した
が、このカラー濃縮可塑剤に代えてカラー単独を使用
し、これを可塑剤と適量混合してカラー含有可塑剤の作
製してもよい。
【0073】先ず、上記樹脂100重量部に対して、カ
ラー含有可塑剤が35重量部となるように、樹脂とカラ
ー含有可塑剤とを押出機10の原料供給口13に供給し
て溶融混練し、これを押出金型12より200 kg/時
間の割合でシート状に押出す。
【0074】この場合、厚さが0.76mmの中間膜シー
トで、これを厚さ3mmのフロートガラス板の間に接着さ
せて得られる合わせガラスの可視光線透過率が20%と
なるような中間膜シートを製造することを目標とする。
【0075】押出し開始から10分後に中間膜シートを
サンプル採取し、これを中間膜シートとして合わせガラ
スを作り、この合わせガラスの可視光線透過率を測定し
たところ18%であり、所定の20%から外れていた。
【0076】そこで、押出を停止し、計算により可塑剤
A10.2 kg、カラー濃縮可塑剤C0.02 kgをカ
ラー含有可塑剤タンク70に追加投入し、これを20分
間攪拌して均一に混合して配合を補正し、押出しを再開
した。
【0077】押出し再開から30分間押出して、押出機
内〜金型内の配合物を新しい配合物に置換して、1時間
にわたり安定して中間膜シートを製造した。この中間膜
シートを用いて合わせガラスを作り、この合わせガラス
の可視光線透過率を測定したところ所定の20%であっ
た。
【0078】引き続いて、合わせガラスの可視光線透過
率が20%でロ色を示す中間膜シートを得るために、カ
ラー含有可塑剤タンク70からカラー含有可塑剤タンク
80にバルブ72と82の開閉により切り換え、切り換
えから10分後に中間膜シートをサンプル採取し、これ
を中間膜シートとして合わせガラスを作り、この合わせ
ガラスの可視光線透過率を測定したところ19%であ
り、所定の20%から外れていた。
【0079】そこで、押出を停止し、計算により可塑剤
A5.34 kg、カラー濃縮可塑剤C0.06 kgをカ
ラー含有可塑剤タンク80に追加投入し、これを20分
間攪拌して均一に混合して配合を補正し、押出しを再開
した。
【0080】押出し再開から30分間押出して、押出機
内〜金型内の配合物を新しい配合物に置換して、1時間
にわたり安定して中間膜シートを製造した。この中間膜
シートを用いて合わせガラスを作り、この合わせガラス
の可視光線透過率を測定したところ所定の20%であっ
た。
【0081】さらに、引き続いて、合わせガラスの可視
光線透過率が30%でハ色を示す中間膜シートを得るた
めに、カラー含有可塑剤タンク80からカラー含有可塑
剤タンク90にバルブ22と92の開閉により切り換
え、切り換えから10分後に中間膜シートをサンプル採
取し、これを中間膜シートとして合わせガラスを作り、
この合わせガラスの可視光線透過率を測定したところ3
2%であり、所定の30%から外れていた。
【0082】そこで、押出を停止し、計算によりカラー
濃縮可塑剤C5.58 kg、カラー濃縮可塑剤D6.8
6 kgをカラー含有可塑剤タンク80に追加投入し、こ
れを20分間攪拌して均一に混合して配合を補正し、押
出しを再開した。
【0083】押出し再開から30分間押出して、押出機
内〜金型内の配合物を新しい配合物に置換して、1時間
にわたり安定して中間膜シートを製造した。この中間膜
シートを用いて合わせガラスを作り、この合わせガラス
の可視光線透過率を測定したところ所定の30%であっ
た。
【0084】この比較例2では、シートの色濃度の微調
整及び色の変更は、押出機を途中で三回停止させ、可塑
剤タンク及びカラー含有可塑剤タンク内に、それぞれ可
塑剤とカラー濃縮可塑剤を追加投入して、これを20分
間攪拌混合するという面倒な手間をかけて行われ、ま
た、色替えは、予め別の色のカラー含有可塑剤を別のカ
ラー含有可塑剤タンク用意して行われ、実施例2に比
べ、それだけ生産性が低下した。
【0085】
【発明の効果】上述の通り、この発明は、熱可塑性樹脂
と可塑剤とカラー濃縮可塑剤とを押出機に供給して溶融
混練し、これを押出金型よりシート状に押出すことによ
り、全部又は一部が着色された可塑化熱可塑性樹脂シー
トを製造する方法であって、可塑剤タンクと少なくとも
一個のカラー濃縮可塑剤タンクとを設け、可塑剤タンク
から押出機に供給される可塑剤と各カラー濃縮可塑剤タ
ンクから押出機に供給される各カラー濃縮可塑剤との合
計量が常に一定となるように、可塑剤と各カラー濃縮可
塑剤との比率を変えることにより、押出されるシートの
全部又は一部を所定の色又は色濃度に調節するもので、
それにより、色濃度の微調整や色濃度の変更或いは色替
えを行う際に、従来方法にように押出機の運転を一旦停
止することなく、連続的に着色可塑可シートを製造する
ことができる。
【0086】しかも、従来方法のように色濃度や色の種
類に対応して予め多数のカラー含有可塑剤を用意してお
く必要はなく、カラー濃縮可塑剤を用いことにより、種
々の色濃度や色を有する着色可塑化シートを製造するた
めのカラー濃縮可塑剤として転用することができるとい
う利点がある。従来方法で用いるカラー含有可塑剤は、
すでにカラーと可塑剤とが必要な比率に混合されている
ので、別の色濃度や色を有する着色可塑化シートの製造
に転用することが困難である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す説明図である。
【図2】この発明の他の例を示す説明図である。
【図3】従来方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10:スクリュー式の押出機 11:着色シート 12:押出金型 13:原料供給口 14、31、41、51、61:配管 20:コンピューター 30:可塑剤タンク 40、50、60:カラー濃縮可塑剤タンク 32、42、52、62:ポンプ 33、43、53、63:流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂と可塑剤とカラー濃縮可塑
    剤とを押出機に供給して溶融混練し、これを押出金型よ
    りシート状に押出すことにより、全部又は一部が着色さ
    れた可塑化熱可塑性樹脂シートを製造する方法であっ
    て、可塑剤タンクと少なくとも一個のカラー濃縮可塑剤
    タンクとを設け、可塑剤タンクから押出機に供給される
    可塑剤と各カラー濃縮可塑剤タンクから押出機に供給さ
    れる各カラー濃縮可塑剤との合計量が常に一定となるよ
    うに、可塑剤と各カラー濃縮可塑剤との比率を変えるこ
    とにより、押出されるシートの全部又は一部を所定の色
    又は色濃度に調節することを特徴とする着色された可塑
    化熱可塑性樹脂シートの製造方法。
JP5033120A 1993-02-23 1993-02-23 着色された可塑化熱可塑性樹脂シートの製造方法 Pending JPH06246814A (ja)

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