JPH06246188A - 電気集塵機用集塵電極 - Google Patents
電気集塵機用集塵電極Info
- Publication number
- JPH06246188A JPH06246188A JP3020899A JP2089991A JPH06246188A JP H06246188 A JPH06246188 A JP H06246188A JP 3020899 A JP3020899 A JP 3020899A JP 2089991 A JP2089991 A JP 2089991A JP H06246188 A JPH06246188 A JP H06246188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating film
- insulating films
- collecting electrode
- dust collecting
- electrostatic precipitator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 その成形が容易で、変形が少なく平滑で、絶
縁性、耐熱性および難燃性が高く、燃焼時に溶融物の滴
下により付近の可燃物に着火（類焼）するのを防ぎ、導
電層との密着性が向上する電気集塵機用集塵電極であ
る。 【構成】 絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系
等の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭg
系、Ｓi 系の無機材質を燃焼時に溶融物の滴下を防止す
る異種物質として添加し、かつ難燃剤を異種物質として
添加してなる。
縁性、耐熱性および難燃性が高く、燃焼時に溶融物の滴
下により付近の可燃物に着火（類焼）するのを防ぎ、導
電層との密着性が向上する電気集塵機用集塵電極であ
る。 【構成】 絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系
等の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭg
系、Ｓi 系の無機材質を燃焼時に溶融物の滴下を防止す
る異種物質として添加し、かつ難燃剤を異種物質として
添加してなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄を目的として
使用される電気集塵機に装着される電気集塵機用集塵電
極に関する。
使用される電気集塵機に装着される電気集塵機用集塵電
極に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気集塵機には、絶縁フィルムに
導電層が成形された集塵電極が装着され、この絶縁フィ
ルムの材質には、ポリプロピレン（PP) またはポリ塩化
ビニ―ル（PVC)が使用されていた。
導電層が成形された集塵電極が装着され、この絶縁フィ
ルムの材質には、ポリプロピレン（PP) またはポリ塩化
ビニ―ル（PVC)が使用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気集塵機
には、小型の家庭用エアコンからビル空調用まで広範囲
な条件の中で、小形化および高効率化が要望されてい
る。この小形化への要望に対して、集塵電極がフィルタ
機能を果すために汚染空気の流れの中に配置される際
に、圧力損失の軽減化が必要となる。
には、小型の家庭用エアコンからビル空調用まで広範囲
な条件の中で、小形化および高効率化が要望されてい
る。この小形化への要望に対して、集塵電極がフィルタ
機能を果すために汚染空気の流れの中に配置される際
に、圧力損失の軽減化が必要となる。
【０００４】しかるに、集塵電極は、成形加工による変
形（カ―リング）または裁断時のバリによって、圧力抵
抗が増加するという傾向がある。また、図４および図５
に示すように、集塵電極１の絶縁フィルム３は、絶縁フ
ィルム３に設けられた多数の円錐台状突起部５によっ
て、一定の間隙a を保持して積層されるが、通常約１０
０枚〜２００枚程度積層されると、絶縁フィルム３の重
量によって大きな撓みa2、電極間に間隙a より小さい間
隙a1およびネジレ（倒れ）を生じ、圧力抵抗を増加させ
る傾向があった。
形（カ―リング）または裁断時のバリによって、圧力抵
抗が増加するという傾向がある。また、図４および図５
に示すように、集塵電極１の絶縁フィルム３は、絶縁フ
ィルム３に設けられた多数の円錐台状突起部５によっ
て、一定の間隙a を保持して積層されるが、通常約１０
０枚〜２００枚程度積層されると、絶縁フィルム３の重
量によって大きな撓みa2、電極間に間隙a より小さい間
隙a1およびネジレ（倒れ）を生じ、圧力抵抗を増加させ
る傾向があった。
【０００５】なお、集塵効率を向上させるべく絶縁フィ
ルム３の枚数を多くして集塵面積を広くすれば、小形化
とは相反して大型化する恐れがあった。
ルム３の枚数を多くして集塵面積を広くすれば、小形化
とは相反して大型化する恐れがあった。
【０００６】さらに、電気集塵機として集塵電極１の印
加電圧を高くして、集塵効率を向上させる方法も考慮さ
れるが、このために電極間の絶縁距離a を大きく取らね
ばならない。結果的に、集塵効率を大幅に向上させるこ
とは極めて困難であった。
加電圧を高くして、集塵効率を向上させる方法も考慮さ
れるが、このために電極間の絶縁距離a を大きく取らね
ばならない。結果的に、集塵効率を大幅に向上させるこ
とは極めて困難であった。
【０００７】さらにまた、集塵電極を繰り返して使用す
るためには、定期的な洗浄が必要である。この際、油分
を含む粉塵には、アリカリ性洗剤の使用が不可欠であ
る。このために、絶縁フィルムには耐薬品性のよい材質
が要望されている。耐薬品性の高い絶縁フィルムは、一
般的に導電層用塗料に対しては密着性が悪く、洗浄時に
導電塗料が剥離するという現象もあった。
るためには、定期的な洗浄が必要である。この際、油分
を含む粉塵には、アリカリ性洗剤の使用が不可欠であ
る。このために、絶縁フィルムには耐薬品性のよい材質
が要望されている。耐薬品性の高い絶縁フィルムは、一
般的に導電層用塗料に対しては密着性が悪く、洗浄時に
導電塗料が剥離するという現象もあった。
【０００８】従って、次のような項目を満足し得る絶縁
フィルム３の実現が要望されていた。 (1) 絶縁フィルム３を電極用に加工した状態で変形が少
なく、平滑性が高いこと。 (2) 絶縁フィルム３の剛性等の物理的性質が高いこと。 (3) 絶縁フィルム３の絶縁性が高く、さらに耐熱性も高
いこと。 (4) 絶縁フィルム３の難燃性が高いこと。 (5) 絶縁フィルム３の耐薬品性が高いこと（主としてア
ルカリ等に対して）。 (6) 絶縁フィルム３が導電層用
材料に対して密着性または相容性が高く層の成形が容易
であること。
フィルム３の実現が要望されていた。 (1) 絶縁フィルム３を電極用に加工した状態で変形が少
なく、平滑性が高いこと。 (2) 絶縁フィルム３の剛性等の物理的性質が高いこと。 (3) 絶縁フィルム３の絶縁性が高く、さらに耐熱性も高
いこと。 (4) 絶縁フィルム３の難燃性が高いこと。 (5) 絶縁フィルム３の耐薬品性が高いこと（主としてア
ルカリ等に対して）。 (6) 絶縁フィルム３が導電層用
材料に対して密着性または相容性が高く層の成形が容易
であること。
【０００９】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ために、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形
が容易で、絶縁性および耐熱性が高く、しかも耐薬品性
が高く、導電層との密着性が改善される電気集塵機用集
塵電極を提供するこである。
ために、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形
が容易で、絶縁性および耐熱性が高く、しかも耐薬品性
が高く、導電層との密着性が改善される電気集塵機用集
塵電極を提供するこである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁フィルムと、この絶縁フィルムの表
面と裏面とのいずれか片面または両面の中央部に沿って
設けられた導電層と、前記絶縁フィルムの一端に前記導
電層を延長した接触片とを有する集塵電極であって、前
記絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等の樹脂
材料を基材とし、炭酸カルシウム等の無機材質を異種物
質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵電
極とする。
に、本発明は、絶縁フィルムと、この絶縁フィルムの表
面と裏面とのいずれか片面または両面の中央部に沿って
設けられた導電層と、前記絶縁フィルムの一端に前記導
電層を延長した接触片とを有する集塵電極であって、前
記絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等の樹脂
材料を基材とし、炭酸カルシウム等の無機材質を異種物
質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵電
極とする。
【００１１】また、本発明の他の態様によれば、絶縁フ
ィルムは難燃剤を異種物質として添加する。
ィルムは難燃剤を異種物質として添加する。
【００１２】
【作用】本発明の電気集塵機用集塵電極を採用すること
により、絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等
の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウム等の無機材質を
異種物質として添加し、かつ難燃剤を添加することによ
って、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形が
容易で、絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しかも耐
薬品性がよく、導電層との密着性が改善される。
により、絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等
の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウム等の無機材質を
異種物質として添加し、かつ難燃剤を添加することによ
って、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形が
容易で、絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しかも耐
薬品性がよく、導電層との密着性が改善される。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１４】図３は本発明の電気集塵機用集塵電極の平
面図を示す。図において集塵電極１の絶縁フィルム１７
の裏面中央部に沿って導電性塗料を塗布した導電層７が
設けられ、絶縁フィルム１７の一端中央部から接触片９
が一体的に延長して設けられ、この接触片９の裏面に導
電層７と導通する導電部１１が設けられている。また、
導電層７の両側の絶縁部１３，１５には、絶縁フィルム
１７の裏面を窪ませた多数の円錐台状突起部５が形成さ
れている。
面図を示す。図において集塵電極１の絶縁フィルム１７
の裏面中央部に沿って導電性塗料を塗布した導電層７が
設けられ、絶縁フィルム１７の一端中央部から接触片９
が一体的に延長して設けられ、この接触片９の裏面に導
電層７と導通する導電部１１が設けられている。また、
導電層７の両側の絶縁部１３，１５には、絶縁フィルム
１７の裏面を窪ませた多数の円錐台状突起部５が形成さ
れている。
【００１５】このような絶縁フィルム１７は、入手が容
易で汎用性のある材料であるオレフィン系樹脂、本実施
例ではポリプロピレンを基材として、下限を約１０％、
上限を約４０％程度とする異種物質、本実施例では無機
材質の炭酸カルシウム、アルミナ、酸化アンチモン等を
添加し、これら添加量の配合比率を調整することによ
り、均一性のとれたフィルムで、引張強度、伸び等の物
理的性質が成形加工するに適した条件を有するものであ
る。
易で汎用性のある材料であるオレフィン系樹脂、本実施
例ではポリプロピレンを基材として、下限を約１０％、
上限を約４０％程度とする異種物質、本実施例では無機
材質の炭酸カルシウム、アルミナ、酸化アンチモン等を
添加し、これら添加量の配合比率を調整することによ
り、均一性のとれたフィルムで、引張強度、伸び等の物
理的性質が成形加工するに適した条件を有するものであ
る。
【００１６】従って、絶縁フィルム１７の剛性等の物理
的性質を高くし、絶縁性さらに耐熱性を高くすることが
可能となる。図１および図２に示すように、剛性の向上
によって、絶縁フィルム１７の変形（撓み）が除かれ、
その間隙a を一定に保持することが可能で、風速によつ
て異なるも従来の絶縁フィルム３に比して、圧力損失が
約５％〜２０％程度軽減され、その分集塵面積を多くす
ることができ、集塵効率の向上が達成される。
的性質を高くし、絶縁性さらに耐熱性を高くすることが
可能となる。図１および図２に示すように、剛性の向上
によって、絶縁フィルム１７の変形（撓み）が除かれ、
その間隙a を一定に保持することが可能で、風速によつ
て異なるも従来の絶縁フィルム３に比して、圧力損失が
約５％〜２０％程度軽減され、その分集塵面積を多くす
ることができ、集塵効率の向上が達成される。
【００１７】さらに、添加される材料の一部に難燃剤、
例えばハロゲン系（塩素系、臭素系）難燃剤を配合し添
加することにより、難燃性が付与され高電圧を使用する
電気集塵機の安全性がさらに向上される。すなわち、従
来フィルム３の耐熱温度が１００度Ｃ〜１２０度Ｃ程度
であるのに対して、本発明のフィルム１７では１５０度
Ｃ程度の耐熱性と難燃性とを確保することが可能であ
る。
例えばハロゲン系（塩素系、臭素系）難燃剤を配合し添
加することにより、難燃性が付与され高電圧を使用する
電気集塵機の安全性がさらに向上される。すなわち、従
来フィルム３の耐熱温度が１００度Ｃ〜１２０度Ｃ程度
であるのに対して、本発明のフィルム１７では１５０度
Ｃ程度の耐熱性と難燃性とを確保することが可能であ
る。
【００１８】このような異種物質の添加により、絶縁フ
ィルム１７は耐薬品性と共に、導電層７に対する密着性
または相容性が向上し、導電層７の成形に対する確実性
が充分に確保される。
ィルム１７は耐薬品性と共に、導電層７に対する密着性
または相容性が向上し、導電層７の成形に対する確実性
が充分に確保される。
【００１９】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても、実施し得るものである。
ものではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他
の態様においても、実施し得るものである。
【００２０】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明の電気集塵機用集塵電極は、絶縁フィルムが耐薬品性
が高いオレフィン系等の樹脂材料を基材とし、かつ炭酸
カルシウム等の無機材を異種物質として添加し、さらに
難燃剤を異種物質として添加することによって、従来技
術の問題点が有効に解決され、絶縁フイルムの変形が少
なく平滑で、その成形が容易で、絶縁性、耐熱性および
難燃性が高く、しかも耐薬品性が高く、導電層との密着
性が改善される。
明の電気集塵機用集塵電極は、絶縁フィルムが耐薬品性
が高いオレフィン系等の樹脂材料を基材とし、かつ炭酸
カルシウム等の無機材を異種物質として添加し、さらに
難燃剤を異種物質として添加することによって、従来技
術の問題点が有効に解決され、絶縁フイルムの変形が少
なく平滑で、その成形が容易で、絶縁性、耐熱性および
難燃性が高く、しかも耐薬品性が高く、導電層との密着
性が改善される。
【図１】本発明による集塵電極の要部正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図４】従来の集塵電極の要部正面図である。
【図５】図４の側面図である。
１ 集塵電極 ５ 円錐台状突起部 ７ 導電層 １３，１５ 絶縁部 １７ 絶縁フィルム
【手続補正書】
【提出日】平成４年５月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ために、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形
が容易で、絶縁性および耐熱性が高く、しかも耐薬品性
が高く、導電層との密着性が改善される電気集塵機用集
塵電極を提供することである。
ために、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形
が容易で、絶縁性および耐熱性が高く、しかも耐薬品性
が高く、導電層との密着性が改善される電気集塵機用集
塵電極を提供することである。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁フィルムと、この絶縁フィルムの表
面と裏面とのいずれか片面または両面の中央部に沿って
設けられた導電層と、前記絶縁フィルムの一端に前記導
電層を延長した接触片とを有する集塵電極であって、前
記絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等の樹脂
材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi
系の無機材質を燃焼時に溶融物の滴下を防止する異種物
質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵電
極とする。
に、本発明は、絶縁フィルムと、この絶縁フィルムの表
面と裏面とのいずれか片面または両面の中央部に沿って
設けられた導電層と、前記絶縁フィルムの一端に前記導
電層を延長した接触片とを有する集塵電極であって、前
記絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等の樹脂
材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi
系の無機材質を燃焼時に溶融物の滴下を防止する異種物
質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵電
極とする。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】
【作用】本発明の電気集塵機用集塵電極を採用すること
により、絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等
の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭ
g 系、Ｓi 系の無機材質を異種物質として添加し、かつ
難燃剤を添加することによって、燃焼時の溶融物の滴下
を防止し、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成
形が容易で、絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しか
も耐薬品性がよく、導電層との密着性が改善される。
により、絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等
の樹脂材料を基材とし、炭酸カルシウムあるいはＭ
g 系、Ｓi 系の無機材質を異種物質として添加し、かつ
難燃剤を添加することによって、燃焼時の溶融物の滴下
を防止し、絶縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成
形が容易で、絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しか
も耐薬品性がよく、導電層との密着性が改善される。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１５】このような絶縁フィルム１７は、入手が容
易で汎用性のある材料であるオレフィン系樹脂、本実施
例ではポリプロピレンを基材として、下限を約１０％、
上限を約５０％程度とする異種物質、本実施例では無機
材質の炭酸カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi 系物質と、
アルミナ、酸化アンチモン等を添加し、これら添加量の
配合比率を調整することにより、燃焼時に溶融物の滴下
を防止し、均一性のとれたフィルムで、引張強度、伸び
等の物理的性質が成形加工するに適した条件を有するも
のである。
易で汎用性のある材料であるオレフィン系樹脂、本実施
例ではポリプロピレンを基材として、下限を約１０％、
上限を約５０％程度とする異種物質、本実施例では無機
材質の炭酸カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi 系物質と、
アルミナ、酸化アンチモン等を添加し、これら添加量の
配合比率を調整することにより、燃焼時に溶融物の滴下
を防止し、均一性のとれたフィルムで、引張強度、伸び
等の物理的性質が成形加工するに適した条件を有するも
のである。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２０】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明の電気集塵機用集塵電極は、絶縁フィルムが耐薬品性
が高いオレフィン系等の樹脂材料を基材とし、かつ炭酸
カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi 系の無機材を燃焼時に
溶融物の滴下を防止する異種物質として添加し、さらに
難燃剤を異種物質として添加することによって、従来技
術の問題点が有効に解決され、その燃焼時に溶融物の滴
下により附近の可燃物に着火（類焼）するのを防ぎ、絶
縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形が容易で、
絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しかも耐薬品性が
高く、導電層との密着性が改善される。
明の電気集塵機用集塵電極は、絶縁フィルムが耐薬品性
が高いオレフィン系等の樹脂材料を基材とし、かつ炭酸
カルシウムあるいはＭg 系、Ｓi 系の無機材を燃焼時に
溶融物の滴下を防止する異種物質として添加し、さらに
難燃剤を異種物質として添加することによって、従来技
術の問題点が有効に解決され、その燃焼時に溶融物の滴
下により附近の可燃物に着火（類焼）するのを防ぎ、絶
縁フイルムの変形が少なく平滑で、その成形が容易で、
絶縁性、耐熱性および難燃性が高く、しかも耐薬品性が
高く、導電層との密着性が改善される。
Claims (2)
- 【請求項１】 絶縁フィルムと、この絶縁フィルムの表
面と裏面とのいずれか片面または両面の中央部に沿って
設けられた導電層と、前記絶縁フィルムの一端に前記導
電層を延長した接触片とを有する集塵電極であって、前
記絶縁フィルムは耐薬品性が高いオレフィン系等の樹脂
材料を基材とし、炭酸カルシウム等の無機材質を異種物
質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵電
極。 - 【請求項２】 請求項１の絶縁フィルムは難燃剤を異種
物質として添加することを特徴とする電気集塵機用集塵
電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3020899A JPH06246188A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気集塵機用集塵電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3020899A JPH06246188A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気集塵機用集塵電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246188A true JPH06246188A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12040080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3020899A Pending JPH06246188A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 電気集塵機用集塵電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246188A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100468419B1 (ko) * | 2001-07-25 | 2005-01-27 | 이재근 | 박막수지판형 1단식 전기 집진장치 |
| JPWO2005115627A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2008-03-27 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
| JPWO2005115628A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2008-03-27 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01293149A (ja) * | 1988-05-18 | 1989-11-27 | Duskin Co Ltd | 電気集塵機用集塵電極板 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP3020899A patent/JPH06246188A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01293149A (ja) * | 1988-05-18 | 1989-11-27 | Duskin Co Ltd | 電気集塵機用集塵電極板 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100468419B1 (ko) * | 2001-07-25 | 2005-01-27 | 이재근 | 박막수지판형 1단식 전기 집진장치 |
| JPWO2005115627A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2008-03-27 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
| JPWO2005115628A1 (ja) * | 2004-05-28 | 2008-03-27 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
| JP4562730B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-10-13 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
| JP4562729B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-10-13 | ミドリ安全株式会社 | 電極および電気集塵機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0671754B2 (en) | Switch and arc extinguishing material for use therein | |
| KR100295013B1 (ko) | 유기질ptc더어미스터및이것을이용한형광램프과열방지장치 | |
| JP4188682B2 (ja) | Ｎ−Ｎ−ｍ−フェニレンジマレイミドを含む導電性の高分子組成物および素子 | |
| CN104681219B (zh) | 插件式过电流保护元件 | |
| CN100343925C (zh) | 含有低分子量聚乙烯加工助剂的ptc导电组合物 | |
| CN1613123A (zh) | 聚合物正温度系数热敏电阻与温度传感器 | |
| CN103854816A (zh) | 表面贴装型过电流保护元件 | |
| JPH06246188A (ja) | 電気集塵機用集塵電極 | |
| CN102859611A (zh) | 车用电线 | |
| JPH09170153A (ja) | 耐熱安定性不織布 | |
| US6197220B1 (en) | Conductive polymer compositions containing fibrillated fibers and devices | |
| JPH0374305B2 (ja) | ||
| JPH04306582A (ja) | Ｐｔｃ発熱体材料 | |
| WO2018002633A1 (en) | Heating element | |
| JP3276780B2 (ja) | 面状発熱体 | |
| JPS5849734A (ja) | 電気絶縁用難燃性樹脂組成物 | |
| JPH0253846A (ja) | 樹脂組成物 | |
| CN109243667A (zh) | 高分子基导电复合材料及过流保护元件 | |
| CN200956290Y (zh) | 热敏电阻 | |
| JP5126156B2 (ja) | 面状発熱体 | |
| JP5778210B2 (ja) | 導電性熱可塑性樹脂組成物、及び、ケーブル | |
| JPH07216174A (ja) | 感熱樹脂材料及び感熱体、感熱発熱体 | |
| JP2009140735A (ja) | 高分子発熱体 | |
| JP2610474B2 (ja) | 面状発熱体およびその製造方法 | |
| JPH02122928A (ja) | 帯電防止床材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050310 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080425 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080509 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20080708 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20080708 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080708 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081003 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081003 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |