JPH06244142A - ウェハのエッチング方法 - Google Patents

ウェハのエッチング方法

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JPH06244142A
JPH06244142A JP5030593A JP3059393A JPH06244142A JP H06244142 A JPH06244142 A JP H06244142A JP 5030593 A JP5030593 A JP 5030593A JP 3059393 A JP3059393 A JP 3059393A JP H06244142 A JPH06244142 A JP H06244142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
wafers
etching
plasma
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP5030593A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Saito
吉広 斎藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、全てのウェハを均等にエッチング
できるウェハのエッチング方法を提供することを目的と
する。 【構成】 少なくとも一方の面の表層部(30a)が被
エッチング材料である側壁板(30)をウェハ(20〜
25)の外側に配置して、全てのウェハ(20〜25)
を一括してプラズマエッチングしている。このように側
壁板(30)を配することによって、端のウェハ(2
0)はその他のウェハ(21〜25)とプラズマ雰囲気
がほぼ同一となり、全てのウェハ(20〜25)の特性
はほぼ同一となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェハプロセス技術に
おいて用いられるエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エッチングは、パターン形成や薄膜堆積
などと並んで、半導体デバイスの製造に不可欠の技術で
ある。従来は化学薬品を用いたウエット法で行われてき
たが、回路パターンの微細化・高精度化の要求を契機と
してエッチングのドライ化が進められ、最近ではLSI
の製造には専らドライエッチングが用いられている。
【0003】ドライエッチングを分類すると、プラズマ
エッチング、スパッタエッチング、イオンビームエッチ
ングの3種類がある。この内、プラズマエッチングは、
高周波放電プラズマ中に発生した化学的に活性度の高い
励起状態にある原子あるいは分子を反応種として用いる
化学反応である。このプラズマエッチングによるウェハ
のエッチング方法としては、図3に示すプラズマエッチ
ング装置10の反応槽11の内部に、複数枚のウェハ2
0〜25をディスクボード12上に等間隔で立体配置し
て、全てのウェハ20〜25表面を一括して除去する方
法が一般的である。
【0004】このプラズマエッチング装置10を用いた
エッチングの例として、CF4 プラズマによるSiO2
膜のエッチングや、O2 プラズマによるC膜の除去など
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラズマエ
ッチング装置10を用いた従来のエッチング方法では、
一番端のウェハ20の周囲とその他のウェハ21〜25
の周囲とでプラズマの雰囲気が異なるため、プラズマ処
理の速度やデバイスの特性に差が生じるといった問題が
あった。一番端のウェハ20の周囲とその他のウェハ2
1〜25の周囲とでプラズマの雰囲気が異なるのは、一
番端に配置されたウェハ20の周囲に空間が広がってい
るため、プラズマとウェハからのエッチング生成物との
出入りのバランスに差が生じるからである。
【0006】このため、従来のウェハのエッチング方法
では、一番端に配置されたウェハ20のデバイス特性が
低く、使い物にならない場合が生じた。
【0007】本発明は、このような問題を解決し、全て
のウェハを均等にエッチングできるウェハのエッチング
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のウェハのエッチング方法は、少なくとも一
方の面の表層部が被エッチング材料と同一の材料を用い
た側壁板を、立体配置した複数枚のウェハの外側に、端
のウェハの外面に対向させて配置する。そして、全ての
ウェハを一括してプラズマエッチングしてウェハ表面部
の被エッチング材料を除去する。
【0009】
【作用】本発明のウェハのエッチング方法によれば、少
なくとも一方の面の表層部が被エッチング材料と同一の
材料を用いた側壁板をウェハの外側に配置して、全ての
ウェハを一括してプラズマエッチングしている。
【0010】このように側壁板を配することによって、
端のウェハはその他のウェハとプラズマ雰囲気がほぼ同
一となり、全てのウェハの特性はほぼ同一となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について、添付図面を参照
して説明する。
【0012】図1は、本実施例に係るウェハのエッチン
グ方法の実施を示す断面図である。本実施例は、一般的
なバレル式のプラズマエッチング装置10を用いて、複
数枚のシリコンウェハ20〜25の一方の面に形成され
たSiO2 膜20a〜25aを1000Åエッチングす
るエッチング方法について示すものである。
【0013】同図より、プラズマエッチング装置10は
石英製の反応槽11を備えており、この反応槽11の内
部に、複数枚のシリコンウェハ20〜25がディスクボ
ード12上に等間隔で立体配置されている。さらに、一
番端のシリコンウェハ20の外側には、側壁板であるダ
ミーウェハ30が配置されている。ダミーウェハ30
は、板状のカーボンの一面にSiO2 膜30aを100
0Åの厚さで形成したものである。そして、シリコンウ
ェハ20とダミーウェハ30の間隔は、各シリコンウェ
ハ20〜25の間隔と同じになるよう調整されている。
各シリコンウェハ20〜25とダミーウェハ30は、そ
れぞれのSiO2 膜20a〜25a、30aが図の左側
を向くように配置されている。
【0014】プラズマエッチング装置10の反応槽11
には、ラジカルなどの中性拡散ガスを拡散するために複
数の穴が開けられたパイプ13が備えられ、反応槽11
内へのCF4 ガスの導入が、ガス流量100sccmで
行われている。また、反応槽11の上下には電極14、
15が設けられ、電極14、15間に高周波電圧の印加
によって、内部に高周波グロー放電が起こり、低温、低
電離プラズマが発生している。
【0015】このように発生したプラズマによって分子
が活性化し、SiO2 膜20a〜25a、30aが等方
的に1000Åエッチングされるのである。エッチング
条件は、PFパワー500W、ガス圧力1Torrであ
る。
【0016】従来例では、ダミーウェハ30が配置され
ていなかったため、シリコンウェハ20のSiO2 膜2
0aが形成されている面の周囲は、プラズマの密度が疎
であった。本実施例では、他のシリコンウェハ21〜2
5のそれぞれの間隔と等間隔でシリコンウェハ20の隣
にダミーウェハ30を配置しているので、シリコンウェ
ハ20の周囲のプラズマの密度は密となる。このため、
全てのシリコンウェハ20〜25の周囲は、同一のプラ
ズマ雰囲気を有することとなる。
【0017】また、シリコンウェハ20〜25に形成さ
れたSiO2 膜20a〜25aのエッチングによってエ
ッチング生成物が生じ、これが隣のシリコンウェハ20
〜25のSiO2 膜20a〜25a表面に付着するため
に、SiO2 膜20a〜25aのエッチング速度に影響
を与える。特に、SiO2 膜20a〜25aの形成され
た面を左側に配置した本実施例では、エッチング生成物
の影響は右隣のシリコンウェハ21〜25が受け易い。
このため、ダミーウェハ30の表面にSiO2膜30a
を形成することによって、ダミーウェハ30の右隣であ
るシリコンウェハ20も、他のシリコンウェハ21〜2
5と同等のエッチング生成物の影響を受けることができ
る。
【0018】以上のように、シリコンウェハ20は他の
シリコンウェハ21〜25と同一のプラズマ雰囲気を有
すると共に、同等のエッチング生成物の影響を受けるこ
ととなる。このため、プラズマとシリコンウェハ20〜
25からのエッチング生成物との出入りのバランスが均
一化し、全てのシリコンウェハ20〜25の特性が同一
となる。
【0019】発明者が行った実験では、ダミーウェハ3
0を配置しない場合には、シリコンウェハ20のエッチ
レートが800Å/minで、その他のシリコンウェハ
21〜25のエッチレートが1000Å/minであっ
たのに対して、ダミーウェハ30を配置した場合には、
全てのシリコンウェハ20〜25のエッチレートが10
00Å/minとなった。このことより、本実施例のエ
ッチング方法を用いれば全てのシリコンウェハ20〜2
5の特性が同一となることが確認できた。
【0020】図2は、本実施例の特徴であるダミーウェ
ハ30とシリコンウェハ20〜25の配置を示す斜視図
である。図2(a)は、図1の実施例と同じように、ダ
ミーウェハ30とシリコンウェハ20〜25を等間隔に
配置している。この例では、ダミーウェハ30のSiO
2 膜30aが形成された面は、シリコンウェハ20と反
対側を向けて配置している。図2(b)は、ダミーウェ
ハ30をひっくり返して、SiO2 膜30aとシリコン
ウェハ20を対向させて配置している。図2(c)は、
ダミーウェハ30の代わりに、被エッチング材料である
石英の板をダミーウェハ31として用いた例である。ダ
ミーウェハ31には、SiO2 膜は形成していない。こ
れらのダミーウェハ30、31を配置することによっ
て、各シリコンウェハ20〜25の特性を同一にするこ
とができる。
【0021】なお、本実施例は、シリコンウェハ表面に
形成されたSiO2 膜のエッチング方法について説明し
てきたが、本発明はこの材料に限定されることはなく、
例えば、レジスト材料を除去するなどの、他の材料のエ
ッチングにおいても同様の効果を有する。レジスト材料
を除去する場合には、ダミーウェハ30の表面に、同一
のレジスト材を塗布すればよい。また、ダミーウェハ3
1の材料としてカーボンの板を用いればよい。さらにダ
ミーウェハ30、31としては、カーボン板、石英の他
に、黒鉛の板でもよく、またそれ以外の材料を用いても
よい。ダミーウェハ30、31の形状についても、ウェ
ハと同一形状でもよく、本実施例のように四角形状、そ
の他の形状であってもよい。ダミーウェハ30表面に形
成するSiO2 膜30aの膜厚は、エッチングにより除
去する厚さ以上であればよい。
【0022】また、本実施例では、ダミーウェハ30と
シリコンウェハ20〜25はそれぞれ等間隔で配置した
が、等間隔である必要はなく、各シリコンウェハ20〜
25の特性が同一になるのに最適な間隔で配置すればよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明のウェハのエッチング方法であれ
ば、少なくとも一方の面の表層部が被エッチング材料と
同一の材料を用いた側壁板をウェハの外側に配置して、
全てのウェハを一括してプラズマエッチングしている。
【0024】このように側壁板を配することによって、
端のウェハはその他のウェハとプラズマ雰囲気がほぼ同
一となり、全てのウェハの特性はほぼ同一となる。
【0025】このため、ウェハのエッチング工程におけ
る歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るウェハのエッチング方法の実施
を示す断面図である。
【図2】ダミーウェハの例を示す斜視図である。
【図3】従来例に係るウェハのエッチング方法の実施を
示す断面図である。
【符号の説明】
10…プラズマエッチング装置、11…反応槽、12…
ディスクボード、13…パイプ、14、15…電極、2
0〜25…シリコンウェハ、30、31…ダミーウェ
ハ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のウェハを面を対向させて立体配
    置し、全てのウェハを一括してプラズマエッチングして
    ウェハ表面部の被エッチング材料を除去するウェハのエ
    ッチング方法において、 前記複数枚のウェハの外側には、端のウェハの外面に対
    向させて配置した側壁板を備え、当該側壁板の少なくと
    も一方の面の表層部は前記被エッチング材料と同一の材
    料が用いられていることを特徴とするウェハのエッチン
    グ方法。
JP5030593A 1993-02-19 1993-02-19 ウェハのエッチング方法 Pending JPH06244142A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743677A2 (en) * 1995-05-19 1996-11-20 KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. Dummy Wafer
KR100434602B1 (ko) * 2001-11-27 2004-06-04 준 신 이 헬로우 캐소드 플라즈마를 이용한 실리콘 건식식각방법
KR100921635B1 (ko) * 2007-10-30 2009-10-14 주식회사 케이씨텍 플라즈마 기판 처리 장치

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