JPH06241956A - プラントリスク分析システム - Google Patents

プラントリスク分析システム

Info

Publication number
JPH06241956A
JPH06241956A JP3334493A JP3334493A JPH06241956A JP H06241956 A JPH06241956 A JP H06241956A JP 3334493 A JP3334493 A JP 3334493A JP 3334493 A JP3334493 A JP 3334493A JP H06241956 A JPH06241956 A JP H06241956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
risk
plant
alternative
data
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3334493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Minami
裕二 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3334493A priority Critical patent/JPH06241956A/ja
Publication of JPH06241956A publication Critical patent/JPH06241956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 異常処置代替案群を容易に選定してプラント
のリスク分析時間を短縮し、また選定された異常処置代
替案群の中からリスク軽減効果のある代替案の順位を定
めてプラントの計画を決定し易くすることにある。 【構成】 プラントの状態波及を推論する推論手段2
と、この推論データからリスク波及を評価するリスク評
価手段3と、この評価データがプラントの安全レベルを
越えているとき異常原因分類を判定し、この異常原因分
類に従って異常処置代替案を抽出するリスク管理手段4
と、ここで抽出された異常処置代替案について再度を推
論およびリスク評価を実施し、安全レベル内に入ったと
き当該異常処置代替案のリスク評価結果を出力する代替
案実施手段2〜4と、この代替案実施手段2〜4で得ら
れたリスク評価結果から当該代替案のリスク軽減度の順
位を決定するレベル評価手段5とを設けたプラントリス
ク分析システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のプラントを構成
する設備,部品その他の構成要素等に発生する異常・故
障の兆候等に伴うプラントのリスク分析を行うプラント
リスク分析システムに係わり、特に推論およびリスク評
価された評価データに異常波及があるとき、異常原因分
類に基づいて複数の異常処置代替案を抽出し、かつ、そ
れらの異常処置代替案の実施結果がプラントの安全性に
適合するとき当該異常処置代替案についてランク分けを
行うプラントリスク分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本来、リスク分析は、プラントの技術項
目に関するリスク評価とプラントの管理項目に関するリ
スク管理とからなっているが、従来のプラントリスク分
析システムの場合にはリスク評価機能が主要な機能とな
っている。
【0003】ここで、プラントのリスク評価とは、プラ
ントの技術者によってプラントのモデル構造,物理・化
学的な特徴・特性やプラントの技術的な運用面などから
プラントの技術項目ないし技術領域におけるリスクを求
めることであり、一方、プラントのリスク管理とは、技
術領域のリスクに基づいてプラントの生産コスト,保守
コスト,人的安全性などの管理領域におけるリスクを考
慮しながらプラント計画を決定することである。
【0004】ところで、最近のリスク分析システムの中
には、システム自体にプラント管理支援機能が設けら
れ、管理領域におけるリスク評価の機能をリスク評価機
能の一部と考えてリスク評価を行っているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のプラン
トリスク分析システムでは、プラントの技術領域,管理
領域のリスク評価を行っているものの、プラント管理者
からみたときには次のような問題点がある。
【0006】すなわち、プラントのある監視対象設備ま
たは部品などに異常,故障が発生したとき、プラント管
理者は、従来のリスク分析システムで得られたリスク評
価値に基づいてリスクを軽減する異常処置代替案を考え
出す必要がある。このとき、プラント管理者は、リスク
を軽減すると思われる複数の異常処置代替案を考え出
し、その中からリスク軽減効果の最も高いと思われる異
常処置代替案を選定し、その代替案に基づいてプラント
の計画を決定している。
【0007】しかし、以上のような複数の異常処置代替
案から真にリスク軽減効果のある異常処置代替案を漏れ
なく選定することはきわめて困難であること。仮に、リ
スク軽減効果の程度を無視すれば、リスク軽減のための
異常処置代替案の数が膨大になり、それら全部の異常処
置代替案のリスク軽減度を計算するには相当に長い計算
時間がかかる。その結果、この計算時間のロスタイムに
よる異常処置代替案の実施の遅れがプラントの異常・故
障波及を拡大する恐れがあり、ひいてはプラントが非常
に危険な状態となる。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、複数の異常処置代替案群の中からリスク軽減効果の
ある代替案を選定し、これによってプラントのリスク分
析時間を大幅に短縮するプラントリスク分析システムを
提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、複数の異常処
置代替案群の中からリスク軽減効果のある代替案につい
てリスクランク付けを行い、異常処置代替案のランクを
明確化するプラントリスク分析システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、プラントの状態量から
プラントの状態波及を推論する状態波及推論手段と、こ
の状態波及推論手段によって推論された推論データから
リスク波及を評価するリスク評価手段と、このリスク評
価手段によって得られた評価データが予め定められたプ
ラントの安全レベルを越えているか否かを判断し、当該
安全レベルを越えているときには前記評価データの異常
原因分類を判定し、この異常原因分類に基づいて予めデ
ータベース化されている異常処置代替案を抽出するリス
ク管理手段と、このリスク管理手段によって抽出された
異常処置代替案について前記推論手段および前記リスク
評価手段を実施し、かつ、当該異常処置代替案のリスク
評価データが前記プラントの安全レベル内に入ったか否
かを判断する代替案実施手段とを設けたプラントリスク
分析システムである。
【0011】次に、請求項2に対応する発明は、請求項
1記載の発明の構成要件に、新たに前記代替案実施手段
によって得られた異常処置代替案のリスク評価データが
前記プラントの安全レベル内にあると判断されたとき、
そのリスク評価を行った前記異常処置代替案についてリ
スク軽減度の順位を決定するレベル評価手段を付加した
プラントリスク分析システムである。
【0012】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、プラントの状態量について
状態波及を推論し、かつ、この推論データについてリス
ク波及を評価する。しかる後、リスク管理手段において
前記評価データとプラントの安全レベルとを比較し、当
該評価データが安全レベルを越えているときには評価デ
ータの異常原因分類を判定し、この異常原因分類に基づ
いて予めデータベース化されている異常処置代替案を抽
出する。
【0013】そして、データベースから抽出された異常
処置代替案について状態波及の推論およびリスク波及の
評価を再度実施し、その評価結果のデータについてプラ
ントの安全レベルと比較し、安全レベル内にあれば異常
処置代替案が適正なものとして出力するので、リスク分
析時間の短縮化を図ることができ、かつ、異常処置代替
案を容易に選定することができる。
【0014】次に、請求項2に対応する発明は、異常処
置代替案の再実施された評価データが安全レベル内にあ
れば、レベル評価手段がそれら異常処置代替案を受け取
った後、リスク軽減度の順位を決定し出力するので、プ
ラント管理者はその順位に従って異常処置代替案を選定
してプラントの計画を決定することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明に係わるプラントリスク分析
システムの一実施例を示す機能ブロック図である。この
システムは、プラントの監視対象設備,部品その他構成
要素などに設けられているセンサ,スイッチなどからプ
ラントの状態量を取り込む状態量入力手段1と、この状
態量入力手段1からの状態量aから監視対象設備などの
機能・性能低下,劣化状態,異常・故障の種類・部位,
異常・故障の兆候などによるプラントの状態波及を推論
する状態波及推論手段2と、この状態波及推論手段2で
推論された状態波及データbから前記監視対象設備など
の機能・性能低下,劣化状態,異常・故障の種類・部
位,異常・故障の兆候などの状態の以後の時間的変化に
伴って発生するリスク波及を演算・評価するリスク評価
手段3と、このリスク評価手段3によって演算・評価さ
れた結果データc,つまり状態波及のリスクが予め定め
た安全レベルのしきい値内にあるか否かを判断し、安全
レベルのしきい値内になければ、その異常波及データを
抽出し、この異常原因分類を行った後、予めファイル化
されている異常処置代替案群の中から必要な代替案群を
読み出し、推論初期値として前記状態波及推論手段2に
送って再度同様の処理によってリスク評価を行わせるリ
スク管理手段4と、このリスク管理手段4から送られて
くる安全レベルのしきい値内の状態波及データをそのま
ま出力し、かつ、必要な異常処置代替案群についてリス
ク軽減度の順位を定めて出力するレベル評価手段5とに
よって構成されている。
【0017】前記リスク管理手段4にあっては、リスク
評価手段3からの状態波及リスクcと予め設定されたプ
ラントの安全レベルのしきい値とを比較して伝送先を決
定する分岐制御手段41、安全レベルのしきい値を越え
たときの前記分岐制御手段41によって状態波及リスク
cに基づいて異常状態波及の異常原因分類を判定する異
常原因分類判定手段42、異常原因分類例えばA〜E
(図4参照)ごとに異常処置代替案がグルーピングされ
て格納されている異常処置代替案群データベース43、
このデータベース43から前記異常原因分類判定手段4
2の異常原因分類eに対応する異常処置代替案群fを読
み出して前記状態波及推論手段2に送出する入出力手段
44等によって構成されている。
【0018】従って、前記レベル評価手段5では、入出
力手段44からの異常処置代替案に基づいてプラントの
状態量の状態波及を推論し、かつ、リスク評価手段3で
リスク波及を評価し、安全レベルのしきい値内にあるか
否かを判断し、しきい値内にあればその結果データhの
リスクレベルに応じて異常処置代替案群fのリスクをラ
ンク分けし、このランク分けされた異常処置代替案群i
を出力する。次に、以上のように構成されたシステムの
動作について図2のフローに従って説明する。
【0019】先ず、状態量入力手段1では、プラントの
特性を表現するのに必要な状態量a或いはプラントから
の状態量を適宜な信号に変換した後の状態量aを状態波
及推論手段2に入力する(S1)。なお、この状態量a
は定量的な状態値に限らず、定性的な状態値であっても
よい。
【0020】ここで、状態波及推論手段2は、プラント
の状態量aを推論初期値として受け取ると当該状態量a
に対応する監視対象設備などの機能・性能低下,劣化状
態,異常・故障の種類・部位,異常・故障の兆候などに
よるプラントの状態波及を推論する(S2)。この推論
方法は、推論過程で処理されるデータの性質で決定さ
れ、例えばそのデータが定性値か定量値かに応じて定性
推論または定量推論を実行するが、何れにせよプロセス
の状態変化が推論可能な手法であればなんでもよい。
【0021】以上のようにして状態波及推論手段2で推
論された状態波及データbはリスク評価手段3に送出さ
れる。このリスク評価手段3は、当該状態波及データb
に対応したリスク波及を演算・推論する。このリスク波
及の演算・推論方法は、例えば予めリスク評価データベ
ース(図示せず)内に推論手段2から入力される状態波
及データに相当する入力因子とリスク波及との関係を表
すリスク関数を規定する評価マトリックスから前記状態
波及データに相当する入力因子に基づいてリスク関数を
取り出して演算・評価する(S3)。
【0022】これら一連のステップS1,S2,S3は
リスク評価プロセスP1となる。そして、このリスク評
価プロセスP1によって得られた状態波及データやリス
ク波及データは分岐制御手段41に送られる。
【0023】この分岐制御手段41では、予めプラント
の安全レベルに相当するしきい値が設定され、リスク評
価プロセスP1で得られた状態波及データやリスク波及
データcと前記安全レベルのしきい値とを比較し、異常
処置代替案を選定するか否かを判断する(S4)。ここ
で、当該データcが安全レベルのしきい値内であれば異
常処置代替案を選定する必要がないと判断し、前記デー
タcをhとしてレベル評価手段5に送出する。
【0024】一方、前記データcが安全レベルのしきい
値を越えたとき、異常処置代替案を選定するために、前
記リスク評価プロセスで得られた状態波及データやリス
ク波及データdを異常原因分類判定手段42に送出す
る。この異常原因分類判定手段42では、前記分岐制御
手段41から入力された安全レベルを越えたデータdか
ら前記状態波及推論手段2で推論された異常波及の異常
原因分類を図3および図4により判定する(S5)。な
お、図3は異常原因分類の判定フロー図、図4は異常原
因分類判定で参照される異常原因の異存度を表す図であ
る。
【0025】つまり、この異常原因分類判定方法は、予
め異常レベルしきい値が設定され、前記分岐制御手段4
1から送られてくる状態波及データやリスク波及データ
が異常レベルしきい値以上のデータd群を異常波及デー
タと判定した後(S11)、この判定抽出された異常波
及データの異常度を計算する(S12)。この異常度の
定義には種々あるが、例えば異常レベルしきい値からの
異常波及データのかい離度を異常度としてもよい。
【0026】このようにして異常度が計算されると、図
4の異常原因異存度表H1を参照しながら異常原因異存
度を取り出す(S13)。この異常原因異存度表H1
は、各構成機器,構成部品或いは状態量測定個所などを
意味するノードN1〜N6と各異常原因分類A〜Eとに
対応して異常原因異存度(数値)が規定されている。こ
の異常原因異存度(数値)は各ノードごとに異常原因分
類における異常原因となる確率を定義している。
【0027】従って、異常原因分類判定手段42は、異
常度が計算されると、その計算された異常波及データの
異常度を重み要素とし、当該重み要素と状態量測定個所
であるノードの異常原因分類の異常原因依存度とを乗算
する(S14)。これは各異常波及データの発生するノ
ード単位で行われる。このようにして重み付けされた異
常原因依存度は各異常原因分類単位で加算し(S1
5)、それら加算値を各異常原因分類における異常原因
分類判定値とする。そして、この異常原因分類判定値の
うち、例えば上位20%以内にある異常原因分類eだけ
を異常原因として出力し、他の判定値については却下す
る(S16)。
【0028】そこで、入出力手段44は、以上のような
異常原因分類判定手段42から異常波及の異常原因分類
eを受けると、異常処置代替案データベース43に異常
原因分類e単位でグルーピングされている異常処置代替
案群fを読み出し(S6)、これを推論初期値として状
態波及推論手段2に送出する。従って、ステップS4〜
S6によってプラントの異常波及に対応する異常処置代
替案を絞り込んで選定することができる(プロセスP
2)。
【0029】ここで、状態波及推論手段2は、入出力手
段44から受け取る異常処置代替案gについて状態波及
を推論するが、この推論結果によって異常状態のレベル
低下となって現れたと仮定すると、さらにリスク評価手
段3によって異常状態のレベル低下によるリスク波及を
演算・評価するので、異常処置代替案の実施によるリス
ク軽減度を推定することができる(プロセスP1)。そ
して、プロセスP2−P1によって評価されたリスク波
及のレベルが安全レベルのしきい値内であれば、分散制
御手段41により該当異常処置代替案gのリスク評価デ
ータhをレベル評価手段5に送出する(S4)。
【0030】従って、レベル評価手段5に入力されるデ
ータhは、プラントの状態量aを推論初期値としてプロ
セスP1で推論した結果のリスク評価データか、もしく
は異常処置代替案データベース43の異常処置代替案f
を推論初期値としてプロセスP1で推論した結果のデー
タである。このレベル評価手段5では、前者のデータの
場合には何の処理,加工もせずにそのデータiをそのま
ま出力するが、後者のデータの場合にはそのデータの中
の異常処置代替案のリスク評価値に基づいてリスクレベ
ルの低い順,つまりリスク軽減度の高い順に異常処置代
替案をソートし、このリスクレベル順にソートされた異
常処置代替案iを出力する(S7)。
【0031】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、プラントの状態量を用いて推論した結果の状態波及
データをリスク評価手段3に導き、ここで得られたリス
ク評価値のレベルがプラントの安全レベルしきい値を越
えている場合には、異常原因分類判定手段42により異
常原因分類を求め、予め格納されている異常処置代替案
データベース43から異常原因分類に基づいてグルーピ
ングされた異常処置代替案群を読み出すようにしたの
で、リスク評価すべき異常処置代替案を絞り込んで選定
でき、ひいては異常処置代替案の選定に困難をきわめる
ことがなくなる。また、絞り込んだ数少ない異常処置代
替案だけをリスク評価するので、リスク分析時間を大幅
に短縮できる。
【0032】さらに、絞り込んだ異常処置代替案につい
てリスクランク分けを行っているので、リスク軽減レベ
ルに応じた異常処置代替案を明確化でき、リスク軽減に
大きく貢献する。次に、図5は本発明システムの他の実
施例を示す機能ブロック図である。
【0033】このシステムは、図1のリスク評価手段3
に代えて、種々のリスク項目毎にリスクを演算・評価す
る複数のサブ1〜サブnリスク評価手段61〜6nを有
するリスク群評価手段6と、各サブ1〜サブnリスク評
価手段61〜6nで演算・評価された結果データj1〜
jnを選択的に出力するリスク管理制御手段7とが設け
られている。
【0034】ここで、サブ1〜サブnのリスクとは、例
えば技術領域に関する能力低下リスク,故障リスク,環
境汚染リスクその他のリスクや管理領域に関する出力コ
ストリスク,保守コストリスク,人命リスクその他のリ
スクを意味する。
【0035】次に、以上のような他の実施例のシステム
の動作について図7のフローに従って説明する。なお、
同図においてステップS1〜S7は図2と同一の処理機
能を有するので同一符号を付し、新たに追加された処理
機能についてはステップS8,S9が付加されている。
【0036】すなわち、この実施例においては、状態波
及推論手段2がプラントの状態量を推論して状態波及デ
ータbを得た後(S1,S2)、この状態波及データb
について各サブ1〜サブnリスク評価手段61〜6nに
より各リスク項目毎にリスク評価を行う(S8)。そし
て、これらサブリスク評価手段61〜6nによって演算
・評価された結果データj1〜jnはリスク管理制御手
段7に送られる。
【0037】このリスク管理制御手段7では、予めまた
は任意にリスク管理対象となるリスク項目が設定され、
サブリスク評価手段61〜6nからの結果データj1〜
jnの中からリスク管理対象となるリスク項目の結果デ
ータc1だけを順次出力し(S9)、分岐制御手段41
に送出する。以後の処理は図2と同様に行われる。
【0038】従って、この実施例の構成によれば、各サ
ブ1〜サブnリスク評価手段61〜6nに所要とするリ
スク項目を設定でき、かつ、リスク管理制御手段7には
管理したいリスク項目の結果データだけを評価でき、し
かも特定のリスク項目に着目した異常処置代替案の選定
およびリスク分けをすることができる。なお、本発明は
その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。
【0040】請求項1の発明は、プラントのリスク評価
データのうち、異常波及データに基づいて複数の異常処
置代替案群の中からリスク軽減効果のある異常処置代替
案を選定するので、容易に異常処置代替案群を選定で
き、プラントのリスク分析時間を大幅に短縮できる。
【0041】また、請求項2の発明は、複数の異常処置
代替案群の中からリスク軽減効果のある異常処置代替案
の順位にリスクランク付けを行うので、プラント管理者
はその順位に従って異常処置代替案を選定してプラント
の計画を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプラントリスク分析システムの
一実施例を説明する機能ブロック図。
【図2】図1に示すプラントリスク分析システムの処理
手順を説明するフロー図。
【図3】図2においてリスク評価データが異常波及のと
き、その異常波及データから異常原因分類を判定するた
めの動作説明図。
【図4】図3の異常原因分類を判定するときの途中で参
照される異常原因の依存度を表す図。
【図5】本発明に係わるプラントリスク分析システムの
他の実施例を説明する機能ブロック図。
【図6】図5に示すプラントリスク分析システムの処理
手順を説明するフロー図。
【符号の説明】
1…状態入力手段、2…状態波及推論手段、3…リスク
評価手段、4…リスク管理手段、5…レベル評価手段、
6…リスク群評価手段、7…リスク管理制御手段、41
…分岐制御手段、42…異常原因分類判定手段、43…
異常処置代替案群データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 31/00 A 9377−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの状態量からプラントの状態波
    及を推論する状態波及推論手段と、 この状態波及推論手段によって推論された推論データか
    らリスク波及を評価するリスク評価手段と、 このリスク評価手段によって得られた評価データが予め
    定められたプラントの安全レベルを越えているか否かを
    判断し、当該安全レベルを越えているときには前記評価
    データの異常原因分類を判定し、この異常原因分類に基
    づいて予めデータベース化されている異常処置代替案を
    抽出するリスク管理手段と、 このリスク管理手段によって抽出された異常処置代替案
    について前記推論手段および前記リスク評価手段を実施
    し、かつ、当該異常処置代替案のリスク評価データが前
    記プラントの安全レベル内に入ったか否かを判断する代
    替案実施手段とを備えたことを特徴とするプラントリス
    ク分析システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明に、前記代替案実施
    手段によって得られた異常処置代替案のリスク評価デー
    タが前記プラントの安全レベル内にあると判断されたと
    き、そのリスク評価を行った前記異常処置代替案につい
    てリスク軽減度の順位を決定するレベル評価手段を付加
    したことを特徴とするプラントリスク分析システム。
JP3334493A 1993-02-23 1993-02-23 プラントリスク分析システム Pending JPH06241956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3334493A JPH06241956A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 プラントリスク分析システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3334493A JPH06241956A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 プラントリスク分析システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06241956A true JPH06241956A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12383954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3334493A Pending JPH06241956A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 プラントリスク分析システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06241956A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184120A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Toshiba Corp プラント事故対策支援システム及びそれを記録した記録媒体
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
US7130804B2 (en) 2000-11-01 2006-10-31 Tlv Co., Ltd. Method of supporting sales and maintenance of steam traps and aggregating system for use in the method
JP2010108431A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Ltd 耐環境性を考慮した計算機システム
WO2010061681A1 (ja) * 2008-11-25 2010-06-03 三菱重工業株式会社 設備の不具合管理方法
CN109598354A (zh) * 2018-09-11 2019-04-09 李涛 一种船舶压力表计量管理分类方法
JP2022020778A (ja) * 2016-01-26 2022-02-01 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 製造装置によって実施されるプロセスのリスクベース制御のためのシステムおよび方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184120A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Toshiba Corp プラント事故対策支援システム及びそれを記録した記録媒体
US7130804B2 (en) 2000-11-01 2006-10-31 Tlv Co., Ltd. Method of supporting sales and maintenance of steam traps and aggregating system for use in the method
JP2005221265A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Toshiba Corp 原子力発電プラント機器検査方法および原子力発電プラント機器検査システム
JP2010108431A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Ltd 耐環境性を考慮した計算機システム
WO2010061681A1 (ja) * 2008-11-25 2010-06-03 三菱重工業株式会社 設備の不具合管理方法
GB2471805A (en) * 2008-11-25 2011-01-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method for managing failure of facility
GB2471805B (en) * 2008-11-25 2015-06-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Method for trouble managing of equipment
US9696718B2 (en) 2008-11-25 2017-07-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Method for trouble managing of equipment
JP2022020778A (ja) * 2016-01-26 2022-02-01 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 製造装置によって実施されるプロセスのリスクベース制御のためのシステムおよび方法
CN109598354A (zh) * 2018-09-11 2019-04-09 李涛 一种船舶压力表计量管理分类方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112162878B (zh) 数据库故障发现方法、装置、电子设备及存储介质
Kim et al. General model for the risk priority number in failure mode and effects analysis
KR20180108446A (ko) Ict 인프라 관리 시스템 및 이를 이용한 ict 인프라 관리 방법
Coelho et al. A new approach for contingency analysis based on centrality measures
CN115841255B (zh) 基于在线分析的建筑工程现场预警方法及***
CN116862081B (zh) 一种污染治理设备运维方法及***
CN115204536A (zh) 楼宇设备故障预测方法、装置、设备及存储介质
CN111813644A (zh) ***性能的评价方法、装置、电子设备和计算机可读介质
JPH06241956A (ja) プラントリスク分析システム
JP2008015775A (ja) プラントの保全支援システムおよびその保全支援方法
CN113327062A (zh) 信息的等级确定方法、装置、计算机设备和存储介质
CN116955071A (zh) 故障分类方法、装置、设备及存储介质
CN115796582A (zh) 基于多维数据的运行风险评估方法及装置
CN116545867A (zh) 一种监控通信网络网元性能指标异常的方法及装置
CN115860586A (zh) 一种铁路变配电故障的分析***
CN111061254B (zh) 一种phm***性能的评价方法及***
CN114743703A (zh) 核电站机组的可靠性分析方法、装置、设备和存储介质
CN114781473A (zh) 轨道交通设备状态预测方法、装置、设备及存储介质
CN114091750A (zh) 电网负荷异常预测方法、***和存储介质
CN115372752A (zh) 故障检测方法、装置、电子设备以及存储介质
JPH0974675A (ja) 電力系統監視装置
CN112465259B (zh) 一种基于深度神经网络的开关故障预测方法
CN114386767B (zh) 一种配电运维管理***的故障预警方法及***
CN111160454B (zh) 一种速变信号检测方法和装置
CN117933724A (zh) 施工风险评估方法、装置、电子设备及计算机可读介质