JPH06241132A - 水素添加システム及びその運転方法 - Google Patents

水素添加システム及びその運転方法

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JPH06241132A
JPH06241132A JP3006293A JP3006293A JPH06241132A JP H06241132 A JPH06241132 A JP H06241132A JP 3006293 A JP3006293 A JP 3006293A JP 3006293 A JP3006293 A JP 3006293A JP H06241132 A JPH06241132 A JP H06241132A
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JP
Japan
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fuel
reformer
pump
internal combustion
combustion engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP3006293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Obara
伸哉 小原
Katsuji Tanizaki
勝二 谷崎
Chiyouki Ishiko
超基 石子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタノール燃料を改質器に供給するのに、燃
料をタンクから気化部へ供給するまでの送液管路抵抗分
程度の低圧力で送液が行なえる内燃機関用水素添加シス
テム及びその運転方法を提供する。 【構成】 メタノールタンク11,水タンク12の燃料
をポンプ13,14により改質器へ供給する内燃機関用
水素添加システムにおいて、改質器は気化器19と改質
部15の別体の装置から構成されている。この改質部1
5から供給される改質ガスの管路にストップバルブ24
が設けられ、前記ポンプ13,14により、気化器19
へ供給されるメタノール燃料の管路にストップバルブ2
3が設けられている。これらのストップバルブ24,2
3の開閉、及びポンプ13,14の起動は、コントロー
ラ22によって制御されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気ガスを
熱源とし、メタノール燃料を水素ガスに改質する内燃機
関用水素添加システムにおいて、ポンプによりメタノー
ル燃料を供給し、気化し、改質する内燃機関用水素添加
システム及びその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水素ガスはガソリンに比べ質量あたりの
反応エネルギーが約3倍であり、またその発熱量はガソ
リンに比べて約2.7倍であることから、自動車エンジ
ンの燃料として期待されている。ところで、従来、ガソ
リンを燃料とする自動車のエンジンにおいてガソリンに
数%程度の水素ガスを添加した燃料を用いると、水素ガ
スの持っている可燃範囲の広さ及び着火速度の速さの効
果によりエンジンの作動条件を希薄燃焼化、高圧縮化側
に設定でき、結果として燃料効率の向上が可能であるこ
と、及びこのようなガソリンに水素ガスを添加するため
の研究として、エンジンからの排気ガスの排熱によりメ
タノールを改質器で改質し、得られた水素ガスを主体と
する改質ガスをエンジンに供給する研究が既に報告され
ている(例えば、日本機械学会論文集52巻484号,
昭和61−12,4084〜4096頁)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に、内燃機関から
排出される排気ガスの排熱を利用してメタノールを改質
し、生成した水素ガスを内燃機関へ添加することを特徴
とする現在考えられている内燃機関水素添加システムを
示す。1はメタノールタンク、2は水タンク、3はメタ
ノールタンク1からのメタノールを吸引して改質器5へ
供給するポンプ、4は水タンク2からの水を吸引し、改
質器5へ供給するためのポンプである。5はメタノール
を改質して水素ガスを主体とする改質ガスを生成するた
めの改質器であり、その改質器5の内部には改質触媒が
塗布あるいは充填により装備されている。6は改質ガス
を貯蔵するサージタンク、7は、燃料としてガソリン及
び改質ガスを利用できる2つの燃料系統、即ち、改質燃
料系統及びガソリン系統を有する内燃機関である。この
内燃機関水素添加システムにおいては、改質器5は改質
部と気化部が一体化されて構成されている。
【0004】この内燃機関水素添加システムにおいて、
メタノールタンク1及び水タンク2から各々ポンプ3、
4により改質器5内の気化部へ供給される。気化部で気
化された燃料は改質部に入り、主として水素ガスに改質
され、サージタンク6に貯蔵され、必要量をバルブ9に
より内燃機関7に供給している。この内燃機関7で燃料
が燃焼され、生じた排気ガスは熱を有しているため、改
質器5へ導入され、改質のための熱源として利用され
る。改質器5から排出される排気ガスは、凝縮器8でさ
らに冷却され、凝縮した水は水タンク2へ回収され、排
気ガスは、系外へ排出される。
【0005】しかしながら、一般に、改質器内における
気化燃料系統の圧力は、燃料ガスの密度(圧力)を上げ
ることにより、改質触媒と燃料ガスの接触確率が上がる
ため改質反応に有利なものとなる。したがって、内燃機
関水素添加システムにおいて、効率のよい燃料供給を行
なうためには、改質触媒と、燃料ガス間の接触確率を上
げることが必要である。また、高温希薄なる改質ガスの
密度を上げるためサージタンクにて水素を冷却貯蔵する
ことが必要である。
【0006】このような目的のために燃料を供給するに
は、供給系において改質器内全体のガス圧力(密度)を
上げる必要がある。それゆえ、燃料を供給するポンプは
これらの圧力に耐える吐出圧を要し、それに要する動力
は相当量なものとなる。したがって、ポンプに必要な圧
力を確保するために、高コスト、大型化といったことが
避けられなかった。
【0007】そこで、本発明はメタノール燃料を改質器
に供給するのに、送液管路抵抗分程度の低圧力で供給が
行なえる内燃機関用水素添加システム及びその運転方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明は、燃料タンク、及び該燃料タンクか
ら燃料を改質器へ供給するためのポンプ、及びメタノー
ル燃料を水素ガスを主体とする改質ガスに改質する改質
器を有する内燃機関用水素添加システムにおいて、前記
改質器が気化部及び改質部からなり、各々別体として構
成され、前記改質部から供給される改質ガスの管路にス
トップバルブが設けられ、前記ポンプと前記気化部との
間のメタノール燃料の管路にストップバルブが設けら
れ、前記気化部内の圧力に応じて、前記各ストップバル
ブの開閉、及び前記ポンプの起動を指令するコントロー
ラを有することを特徴とする内燃機関用水素添加システ
ムとするものである。
【0009】また本発明は、燃料を貯蔵するためのタン
ク、該タンクから燃料を改質器へ供給するためのポン
プ、並びに気化部と改質部を各々別体にした改質器を有
する内燃機関用水素添加システムを用い、前記燃料タン
クから前記気化部へのポンプによるメタノール燃料の供
給圧力は、送液管路抵抗分程度の低圧力となるようにコ
ントロールすることを特徴とする水素添加システムの運
転方法とするものである。
【0010】
【作用】本発明は、アルコール燃料の改質器を気化部と
改質部とから各々別体に構成されるものとし、バルブ制
御を行なうことにより、ポンプの吐出圧はタンクから気
化部へ供給するまでの送液管路抵抗分程度の吐出圧でよ
く、低負荷運転をすることができる。
【0011】
【実施例1】図1は本発明の内燃機関水素添加システム
図であり、内燃機関から排出される排気ガスの排熱を利
用してメタノールを改質し、生成した水素ガスを主体と
する改質ガスを内燃機関へ添加する際の燃料供給をバル
ブ制御により行なう内燃機関水素添加システムを示す。
【0012】11はメタノールタンク、12は水タン
ク、13はメタノールタンク11からのメタノールを吸
引して気化部19へ供給するポンプ、14は水タンク1
2からの水を吸引し、気化部19へ供給するためのポン
プである。気化部19には、内燃機関17からの排気ガ
スの排熱をメタノール燃料と熱交換するための熱交換器
が配置されている。15は気化部19からの気化したメ
タノール燃料を改質するための改質部であり、気化部1
9とは分離されて別体に構成されており、気化部19と
改質部15とから改質器が構成されている。その改質部
15の内部には改質触媒が塗布あるいは充填により装備
されている。16は改質部15で生成された水素ガスを
貯蔵するサージタンク、17はガソリン系統及び水素ガ
ス系統からの燃料が供給される内燃機関である。
【0013】本発明の内燃機関用水素添加システムで
は、上記のようにメタノール燃料を改質するための改質
器は各々別体の気化部19と改質部15とから構成され
ている。さらに、本発明の内燃機関水素添加システムで
は、燃料の供給を制御するためのセンサー系、供給系、
コントロール系からなる制御装置が設けられている。即
ち、センサー系については、気化部19内の圧力を検出
する圧力センサー20、サージタンク16内の圧力を検
出する圧力センサー21が設けられている。
【0014】供給系については、メタノールタンク11
及び水タンク12からの燃料の供給の開閉を行なうスト
ップバルブ23、改質部15からの改質ガスの供給の開
閉を行なうストップバルブ24、サージタンク16から
の改質ガスの供給の開閉を行なうストップバルブ25が
設けられている。コントロール系については、前記の圧
力センサ20、圧力センサ21からの圧力の取込みによ
り、ポンプ13、ポンプ14のオンオフ及び前記の各ス
トップバルブ23、24、25のオンオフの適切な指令
を出力するコントローラ22である。また、コントロー
ラ22からの指令により適切な時期に各ポンプ13、1
4のオンオフを行わせるリレー26、27が設けられて
いる。
【0015】次に、本発明の内燃機関水素添加システム
の作動について説明する。ポンプ13及びポンプ14を
運転し、ストップバルブ23を開、及びストップバルブ
24を閉にして、メタノールタンク11及び水タンク1
2からメタノール燃料を、気化部19へ供給する。ポン
プ13、ポンプ14は、コントローラ22からの指令を
受けたリレー26、リレー27によって間欠運転制御さ
れ、一定時間送液が行なわれると、一定時間停止する。
気化部19では間欠運転されるポンプ13、ポンプ14
から送液される一定時間流量を保有する以上の容積を持
たせておく。
【0016】次にポンプ13及びポンプ14の運転を停
止し、ストップバルブ23及びストップバルブ24を閉
にすることにより、このポンプ13及びポンプ14の間
欠運転1回で、気化部19に送液された燃料が排気ガス
との熱交換により気化する間、気化部19内部の圧力は
上昇するが、ポンプ13及びポンプ14への圧力伝搬は
行なわれない。
【0017】気化部19で気化された燃料ガスは、改質
部15へ導入され、ここで高温高圧の下に、水素ガスを
主体とする改質ガスに改質される。気化部19内の圧力
が設定圧力に達したとき、且つ、改質部15内の圧力と
サージタンク16内の圧力の関係が、(改質部圧力)>
(サージタンク圧力)にコントローラ22により制御さ
れているとき、ポンプ13及びポンプ14を停止し、ス
トップバルブ23を閉状態且つストップバルブ24を開
にすることにより、改質部15で改質された改質ガス
を、外気と熱交換されている低温・高圧状態のサージタ
ンク16内に流し込む。
【0018】次いで、サージタンク16内の圧力が設定
圧力に達した時点において、ストップバルブ25を開に
して、水素ガスを主体とする改質ガスを内燃機関17内
へ導入する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、改質装置が気化部及び
改質部からなる各々別体の装置から構成され、気化部の
上流及び改質部の下流に各々設けたストップバルブをコ
ントローラによりバルブ制御を行ない、ポンプを間欠的
に制御運転することにより、ポンプによる燃料の吐出圧
は、タンクから気化部へ供給するまでの送液管路抵抗分
程度の低圧力でよいため、本発明の水素添加システムは
低負荷運転をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタノール改質装置を用いた内燃機関
水素添加システムを示す。
【図2】内燃機関から排出される排気ガスの排熱を利用
してメタノールを改質し、生成した水素ガスを内燃機関
へ添加することを特徴とする現在考えられている内燃機
関水素添加システムを示す。
【符号の説明】
11 メタノールタンク 12 水タンク 13,14 ポンプ 15 改質部 16 サージタンク 17 内燃機関 18 凝縮器 19 気化部 20,21 圧力センサ 22 コントローラ 23,24,25 ストップバルブ 26,27 リレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク、及び該燃料タンクから燃
    料を改質器へ送給するためのポンプ、及びメタノール燃
    料を水素ガスを主体とする改質ガスに改質する改質器を
    有する内燃機関用水素添加システムにおいて、 (1)前記改質器が気化部及び改質部からなり、各々別
    体として構成され、 (2)前記改質部から供給される改質ガスの管路にスト
    ップバルブが設けられ、 (3)前記ポンプと前記気化部との間のメタノール燃料
    の管路にストップバルブが設けられ、 (4)前記気化部内の圧力に応じて、前記各ストップバ
    ルブの開閉、及び前記ポンプの起動を指令するコントロ
    ーラ、を有することを特徴とする内燃機関用水素添加シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 (1)燃料を貯蔵するためのタンク、該
    タンクから燃料を改質器へ供給するためのポンプ、並び
    に気化部と改質部を各々別体にした改質器を有する内燃
    機関用水素添加システムを用い、 (2)前記燃料タンクから前記気化部へのポンプによる
    メタノール燃料の供給圧力は、送液管路抵抗分程度の低
    圧力となるように間欠運転制御することを特徴とする水
    素添加システムの運転方法。
JP3006293A 1993-02-19 1993-02-19 水素添加システム及びその運転方法 Pending JPH06241132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8708320B2 (en) 2006-12-15 2014-04-29 Air Products And Chemicals, Inc. Splashguard and inlet diffuser for high vacuum, high flow bubbler vessel
CN114635815A (zh) * 2022-04-01 2022-06-17 招商局重工(深圳)有限公司 一种甲醇燃料供给***及其控制方法

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