JPH0623827A - ポリカーボネートシートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートシートの製造方法

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JPH0623827A
JPH0623827A JP4182168A JP18216892A JPH0623827A JP H0623827 A JPH0623827 A JP H0623827A JP 4182168 A JP4182168 A JP 4182168A JP 18216892 A JP18216892 A JP 18216892A JP H0623827 A JPH0623827 A JP H0623827A
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JP
Japan
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sheet
polycarbonate
polishing roll
roll
plating layer
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Pending
Application number
JP4182168A
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English (en)
Inventor
Hideji Matsumura
松村  秀司
Yasuhiko Ota
靖彦 太田
Akira Kouno
▲あきら▼ 河野
Takeharu Isaki
健晴 伊▲崎▼
Masashi Arimoto
昌司 有本
Naohiro Kokado
尚広 古角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明により、ポリカーボネートまたはポリ
カーボネート組成物を押出機を用いて混練、溶融押出し
てシート状物となし、該シート状物を表面に厚み20〜
80μmのハードクロムメッキ層を有するポリッシング
ロールを用いて冷却することを特徴とするポリカーボネ
ートシートの製造方法が提供される。 【効果】 本発明によれば、冷却工程におけるポリッシ
ングロールのプレートアウトを防止することが可能であ
る。そのため、得られるポリカーボネートシートは表面
状態が良好であり、透明性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融押出成形法による
ポリカーボネートシートの製造方法に関する。詳しく
は、溶融押出成形法により押し出されたポリカーボネー
トのシート状物を、特定厚みにハードクロムメッキが施
されたポリッシングロールを用いて冷却するポリカーボ
ネートシートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートシートは、広い温度範
囲において優れた機械的及び電気的特性を有し、優れた
透明性を有し、しかも最高の耐衝撃強度を有する熱可塑
性樹脂であり、シート状に成形され広範な分野に用いら
れている。
【0003】通常、ポリカーボネート樹脂をシート状に
成形する場合、粉体状またはペレット状の原料を押出機
を用いて混練し、T−ダイ等を通してシート状に溶融押
出し、ポリッシングロールを用いて冷却して、シートを
製造する方法が採用されている。
【0004】ポリカーボネートシートは、優れた透明性
を生かして窓材、銘板、光学材等に用いられるため、押
出工程で生じるダイライン、冷却工程で生じるギヤマー
ク、転写マーク、剥離マーク等がシートの透明性、シー
スルー性(シートを通して見える像の鮮明度)を損なう
原因となることが多い。
【0005】このような問題を解決する方法として、例
えば、特公昭51−25450号公報には、押出機から
押し出されたポリカーボネートシートを155〜190
℃の表面温度を有する一対のロールで狭持、加圧して冷
却する方法が提案されている。
【0006】また、特公平2−61899号公報には、
上記一対のロールの一方の表面温度を30〜80℃、他
のロールの表面温度を100〜140℃に維持して冷却
する方法が提案されている。
【0007】しかし、これらの方法に従ってポリカーボ
ネートシートを製造した場合、ポリッシングロールの表
面に次第にプレートアウト(ロール表面の汚れ)が発生
し、ポリカーボネートシートの表面粗度が悪化し、得ら
れるシートの透明性が低下する問題が生じる。この現象
は、原料のポリカーボネートに紫外線吸収剤等を添加し
た場合に特に顕著に現われる。
【0008】従来、ポリッシングロールの表面汚れは、
人力または機械的に布等により拭き取るなどして除去
し、ロールのプレートアウトを防止する方法が採られて
いる。しかしこの方法は、拭き取り材として用いた布等
の繊維材が異物としてポリッシングロールの表面に付着
し、ポリカーボネートシートに混入することがあり満足
できる方法ではない。
【0009】従来より、ポリッシングロールとして表面
に100μm程度の厚みのハードクロムメッキが施され
たロールが用いられているが、このようなメッキ層が厚
いものは、ロールの母材層である鉄とメッキ層であるク
ロムとの線膨張率の差により、メッキ層に50μm以上
の大きなクラックが発生し易い。メッキ層に50μm以
上のクラックが発生したポリッシングロールを用いた場
合、ロールのプレートアウト現象が激しくなり、得られ
るポリカーボネートシートの表面が荒されることとな
り、表面状態の良好なシートが得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
技術課題を解決し、冷却工程におけるポリッシングロー
ルのプレートアウト現象を防止し、表面状態が良好でし
かも透明性に優れたポリカーボネートシートの製造方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、表面に特定の厚み
のハードクロムメッキ層を有するポリッシングロールを
用いることにより、上記目的が達成できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明により、ポリカーボネートま
たはポリカーボネート組成物を押出機を用いて混練、溶
融押出してシート状物となし、該シート状物をポリッシ
ングロールにより冷却してポリカーボネートシートを製
造する方法において、ロール表面に厚み20〜80μm
のハードクロムメッキ層を有するポリッシングロールを
用いることを特徴とするポリカーボネートシートの製造
方法が提供される。
【0013】本発明によれば、表面状態が良好でしかも
透明性に優れたポリカーボネートシートが製造される。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の概要は、ポリカーボネートシートまたはポリカー
ボネート組成物を押出機を用いて混練、溶融してダイを
通してシート状に押出し、次いで、該シート状物を特定
のポリッシングロールを用いて冷却してポリカーボネー
トシートを製造する方法である。
【0015】本発明に用いられるポリカーボネートは、
例えば、2価のフェノール化合物またはグリコールの単
体、またはその混合物と炭酸の誘導体との重縮合反応に
より得られる樹脂、または、アルカリの存在化で2価の
フェノール化合物またはグリコールの単体、またはその
混合物にホスゲンを作用させて得られる樹脂が例示でき
る。
【0016】上記ポリカーボネートの内、本発明におい
て好ましく用いられるものは、下記一般式(1)〔化
1〕
【0017】
【化1】 で表される繰り返し構成単位を有する高分子化合物であ
る。
【0018】該ポリカーボネートは、アルカリの存在下
で2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに
ホスゲンを作用させることにより合成され、ガラス転移
温度が高く、耐熱性、耐候性、耐酸性等に優れるもので
ある。
【0019】その中でも、ポリスチレンで換算した数平
均分子量25,000〜42,000、重量平均分子量
50,000〜70,000、粘度平均分子量20,0
00〜35,000、または、温度230℃、剪断速度
1sec-1における溶融粘度が106〜108ポイズであ
るポリカーボネートがさらに好ましく用いられる。
【0020】また、本発明には、上記のポリカーボネー
トの耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、例えば2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール等、その他安定剤、酸化防止剤等の如
き添加剤を必要に応じ適宜添加してもよい。または、ポ
リカーボネートと混合して透明性を損なわない範囲の量
の他の添加剤、樹脂等を添加、混合したポリカーボネー
ト組成物も用いることができる。
【0021】上記のポリカーボネートまたはポリカーボ
ネート組成物を粉体状で用いてもよいし、予めそれらを
溶融押出してペレット状に成形して用いてもよい。
【0022】本発明に用いられる押出機の種類には特に
制限がなく、通常の熱可塑性樹脂の溶融押出成形に用い
られるスクリュー式押出機が用いられる。透明なシート
を成形するためには、押出機のシリンダー及びスクリュ
ー等、ポリカーボネートと直接接触する部分の要部は、
例えば、ハードクロムメッキ等されていることが好まし
い。
【0023】押出温度には特に制限はなく、通常、ポリ
カーボネートが押出成形される温度、例えば、250〜
300℃程度の温度範囲で押出成形される。
【0024】本発明において、押出機のダイから押出さ
れたシート状物は、ポリッシングロールを用いて冷却さ
れる。ポリッシングロールの表面温度は、通常実施され
ている温度で良いが、ポリッシングロールを複数個用い
る場合においては、その第1ロールの表面温度を80〜
110℃の範囲に維持することが好ましい。該ロールの
表面温度をかかる範囲に維持することにより、シートの
表面状態が、例えば、さざ波が立ったような状態とはな
らず、平滑なものが得られる。
【0025】本発明に用いられるポリッシングロール
は、本体の母材には特に制限がなく、通常用いられてい
る、例えば鉄を主成分とするもので差し支えないが、そ
の表面の全域にわたってハードクロムメッキが施され、
ロール表面に厚みが20〜80μmのハードクロムメッ
キ層を有することが必要である。好ましいメッキ層の厚
みは30〜60μmである。
【0026】メッキ層の厚みが20μm未満であると、
ロール表面の強度が不足し、機械的衝撃等が加えられた
際にメッキ層のみならず、母材まで傷つくことがあるの
で好ましくない。
【0027】ポリッシングロールを用いてポリカーボネ
ートシートを冷却する場合、ポリッシングロールの表面
温度を室温で用いることは一般的にはなく、100℃程
度に加熱した状態で用いる。加熱された場合、ロールの
母材層である鉄等とメッキ層であるクロムとの線膨張率
の差により、メッキ層にクラックが発生する。メッキ層
の厚みが80μmを越える場合にはこのクラックが大き
く、クラックの間隔は約50μm程度の大きさに達する
ことがある。このように大きなクラックが発生したメッ
キ層を有するポリッシングロールを用いると、ロールの
表面に樹脂が付着し易くなってプレートアウトの原因と
なる。そのため、得られるシートの表面粗度が悪化し、
透明性の良好なシートが得られない。
【0028】本発明において用いるポリッシングロール
は、その表面に厚み20〜80μmのハードクロムメッ
キ層を有するのでロール表面の強度の点でも、また、大
きなクラックの発生防止の点でも満足できるものであ
る。
【0029】ロールのプレートアウト現象は、ポリカー
ボネートに紫外線吸収剤を添加した場合に特に発生し易
いが、本発明の構成を採用することによりこの現象を防
止することが可能であり、透明性等の光学特性に優れた
シートが得られる。
【0030】本発明の方法に従って冷却されたシート
は、さらに公知の方法、例えば、ローラーテーブルでさ
らに冷却された後、表面保護を目的としてマスキングユ
ニットにおいて表面保護フィルムをラミネート、そして
トリミングされ、次いで、所定の寸法に切断してポリカ
ーボネートシートとされる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を更に具体的に
説明する。なお、実施例において示したロール及びシー
トの表面粗度の測定は下記方法により測定した。
【0032】(1)表面粗度の測定方法 測定機 :表面粗さ計((株)小坂研究所,製) 型式 :触針式検出器 触針 :先端R0.5μm 測定力 :1〜50mgf可変 測定速度 :2μm/sec. 測定距離 :30mm 記録ピッチ:1mm 拡大倍率 :5万倍
【0033】(2)平行光線透過率の測定方法 測定機 :ヘイズメーター(東洋精機(株)製) 光線波長 :375〜700nm シート厚み:2mm 平行光線透過率=全光線透過率−散乱光透過率
【0034】実施例1〜3、比較例1 ポリカーボネートペレット〔帝人化成(株)製、商品
名;パンライト1285Z)を90mmφベント付き単
軸押出機を用いて、270〜285℃で溶融押出して、
表面温度が下記温度に調節されたポリッシングロール
(ロール表面のハードクロムメッキ層の厚みは〔表1〕
に示す)を用いて冷却した。
【0035】この際、押出機ダイより押し出されたシー
ト状溶融物を、第1ポリッシングロールおよび第2ポリ
ッシングロールにより連続的に挟持、冷却した後、第2
ポリッシングロールを介して第3ポリッシングロールへ
搬送した。なお、第2ポリッシングロールおよび第3ポ
リッシングロールによる挟持は行なわず冷却のみとし
た。第3ポリッシングロールにより冷却されたシートは
該ロールを介して次装置へ搬送した。
【0036】斯くして厚さ2mmのポリカーボネートシ
ートを成形した。成形条件は次の通りである。 押出機シリンダー温度 :270〜285℃ アダプター :285℃ ダイ :300℃ 第1ポリッシングロール温度:100℃ 第2ポリッシングロール温度:110℃ 第3ポリッシングロール温度:140℃ スクリュー回転数 :75rpm 引き取り速度 :1.2m/min.
【0037】メッキ層の厚みが80μm以下であるポリ
ッシングロールを用いて冷却して得られたシートの表面
粗度Rmaxは0.1μm以下であり、透明性に優れた
ものであった。
【0038】メッキ厚みが100μmの場合には、ロー
ル表面に激しいプレートアウト現象が認められ、得られ
たシート表面の粗度及び光線透過率も著しく低いもので
あった。
【0039】用いたポリッシングロール表面のメッキ層
厚みおよび表面粗度、ならびに、得られたシートの表面
粗度および平行光線透過率を〔表1〕に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、冷却工程におけるポリ
ッシングロールのプレートアウトを防止することが可能
である。そのため、得られるポリカーボネートシートは
表面状態が良好であり、透明性に優れている。そのた
め、各種の銘板、窓等の採光材、建築材等として有用で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 伊▲崎▼ 健晴 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 有本 昌司 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 古角 尚広 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネートまたはポリカーボネー
    ト組成物を押出機を用いて混練、溶融押出してシート状
    物となし、該シート状物をポリッシングロールにより冷
    却してポリカーボネートシートを製造する方法におい
    て、表面に厚み20〜80μmのハードクロムメッキ層
    を有するポリッシングロールを用いることを特徴とする
    ポリカーボネートシートの製造方法。
JP4182168A 1992-07-09 1992-07-09 ポリカーボネートシートの製造方法 Pending JPH0623827A (ja)

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