JPH06238015A - ラケットフレーム及びその製法 - Google Patents

ラケットフレーム及びその製法

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JPH06238015A
JPH06238015A JP5049865A JP4986593A JPH06238015A JP H06238015 A JPH06238015 A JP H06238015A JP 5049865 A JP5049865 A JP 5049865A JP 4986593 A JP4986593 A JP 4986593A JP H06238015 A JPH06238015 A JP H06238015A
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JP
Japan
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frame
gut
tube
racket frame
racket
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JP5049865A
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Yoshihiro Natsume
佳浩 夏目
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量でかつ強度が高く、しかも、フレーム成
形と同時にガット孔の孔明けが行なわれて成形性の向上
を図ることができるようにする。 【構成】 フレーム本体1の成形時に、フレーム成形用
材料20として、2本の長尺な熱可塑性合成樹脂をマト
リックス樹脂とした含浸樹脂繊維からなるチューブ素材
21,21を用い、これらのチューブ素材をガット張設
方向と直交する打球方向に成形型30のキャビティ33
内に積層配置する一方、成形型30のフレーム張弦部の
ガット孔形成部位に相当するキャビティ内のチューブ素
材21,21間に、予めガット孔成形部材としての一対
のピン34,35をガット張設方向に引脱可能に挿入し
位置決め配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばテニスあるい
はバドミントン等に使用される繊維強化合成樹脂製の外
殻中空構造を有するラケットフレーム及びその製法に関
し、更に詳しくは、ナイロン等の熱可塑性合成樹脂をマ
トリックス樹脂とした高靭性を有する繊維強化合成樹脂
(以下、これをFRTPと略記する)にてフレーム本体
を形成し、かつ、このフレーム本体のフレーム張弦部へ
のガット孔の孔明けをフレーム成形と同時に行なうよう
にすることにより、フレーム全体重量の軽量化と、フレ
ーム強度及び成形性の向上を図るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラケットフレームにおい
ては、例えばフレーム本体の外殻をエポキシ樹脂等の熱
硬化性合成樹脂をマトリックス樹脂とした繊維強化プラ
スチックス(以下、これをFRPという)にて形成した
中空構造を有するものがある。
【0003】そして、このようなFRP外殻中空構造か
らなるラケットフレームを製造する手段としては、例え
ば特開昭54−152536号公報などに開示されてい
るように、フレーム成形用材料としてプリプレグ(補強
繊維にマトリックス樹脂を含浸させて半硬化状態にして
なるものを称す)を用い、このプリプレグにて形成され
た一本の長尺なチューブ素材(シングルチューブ)を、
所望のラケットフレーム形状を有する分割型からなる成
形型のキャビティ内に配置して型締めし、かつこのチュ
ーブ素材内に内圧を加えながら加熱・加圧処理を施して
なる構成を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のラケットフレームの製法にあっては、成形後
に、図11に示すように、フレーム本体aのフレーム張
弦部bに多数のガット孔cの孔明け加工が必要であり、
この孔明け作業によって成形性が劣るばかりでなく、フ
レーム成形用材料として用いたプリプレグのマトリック
ス樹脂がエポキシ樹脂からなるために、硬化成形後のフ
レーム曲げ剛性が大きくて硬く、これによって、孔明け
されたガット孔に直接ガットを通して折返し張設する
と、ガット孔の開口端側の角縁部でのガットの接触によ
り、ガット切れが発生し易い。
【0005】そこで、このようなガット切れを防止する
ために、従来では、フレーム本体aのフレーム張弦部b
に孔明けされたガット孔c内やガット折返し部位に、例
えばナイロン等の柔軟性を有する合成樹脂素材にて形成
されたグロメット材dを別途に添設して装着することに
より、ガットの保護を図っているものであるが、グロメ
ット材dの装着によって、フレーム全体重量が増加する
ばかりでなく、部品点数や製造工程が増加し、製造コス
トが高くなる。
【0006】また従来、ラケットフレームの製法におい
て、フレーム成形用材料として、上記したような2本の
長尺なチューブ素材(ダブルチューブ)を用いることに
より、図12に示すように、FRP外殻からなるフレー
ム本体aのフレーム張弦部bの断面形状を、ガット張設
方向と直交する打球面方向に2重中空構造にするととも
に、それらの中空部間にABS樹脂からなる補強部材e
を介在してなる構成を有するものがあるが、補強部材e
の介在によるフレーム全体重量が増加し、しかも、FR
PとABS樹脂との成形時における接着性が悪い。
【0007】さらに、上記したようなダブルチューブに
よるラケットフレームの製法において、2本のチューブ
素材間にABS樹脂からなる補強部材を介しないで成形
することが考えられるが、フレーム成形用材料としての
チューブ素材のマトリックス樹脂が脆いエポキシ樹脂で
あるために、硬化後の中空部境界層間でクラックが発生
し易く 、強度的にも問題がある。
【0008】
【発明の目的】この発明の目的は、軽量でかつ強度が高
く、しかも、フレーム成形と同時にガット孔の孔明けが
行なわれて成形性の向上を図ることができるようにした
ラケットフレーム及びその製法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、外殻がFRTPにて形成されたフ
レーム本体の少なくともフレーム張弦部の断面形状を、
ガット張設方向と直交する打球面方向に前記外殻と連続
する補強リブにて区画された2重中空構造にするととも
に、この補強リブのガット張設方向に沿う形成部位にガ
ット孔を設けてなる構成としたものである。
【0010】また、この発明は、所望のラケットフレー
ム形状を有する分割型からなる成形型のキャビティ内
に、チューブ状のフレーム成形用材料を配置して型締め
し、かつこのフレーム成形用材料内に内圧を加えながら
加熱・加圧処理を施してなるラケットフレームの製法に
おいて、前記フレーム成形用材料は、少なくとも2本の
長尺な熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸
樹脂繊維からなるチューブ素材をガット張設方向と直交
する打球方向に積層配置してなる一方、前記成形型のフ
レーム張弦部のガット孔形成部位に相当するキャビティ
内の前記チューブ素材間に、予めガット孔成形部材をガ
ット張設方向に引脱可能に挿入し位置決め配置してなる
ラケットフレームの製法を特徴とするものである。
【0011】さらに、この発明は、上記したラケットフ
レームの製法において、フレーム成形用材料は、長尺な
熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸樹脂繊
維からなる第1のチューブ素材と、この第1のチューブ
素材の内部に挿入された弾性を有する非通気性の第2の
チューブ素材との2重管構造にした少なくとも2本のチ
ューブ素材をガット張設方向と直交する打球方向に積層
配置してなることを特徴とするものである。
【0012】さらにまた、この発明は、上記したラケッ
トフレームの製法において、フレーム成形用材料は、ガ
ット張設方向と直交する打球方向に積層配置してなる第
1のチューブ素材と第2のチューブ素材との2重管構造
からなる少なくとも2本のチューブ素材を、第1のチュ
ーブ素材と同一素材からなる第3のチューブ素材内に挿
入して一本化してなることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、フレーム本体の外殻をFRTPにて形成
し、かつ、少なくともフレーム張弦部の断面形状をガッ
ト張設方向と直交する打球面方向に外殻と連続する補強
リブにて区画された2重中空構造にするとともに、この
補強リブのガット張設方向に沿う形成部位にガット孔を
設けてなるために、フレーム外殻及び補強リブの形成部
位がFRTPによる高靭性を有し、これによって、従前
のようなガット保護部材が別途添設する必要がない。
【0014】また、このようなラケットフレームの成形
に際し、フレーム成形用材料として、少なくとも2本の
長尺な熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸
樹脂繊維からなるチューブ素材をガット張設方向と直交
する打球方向に積層配置してなる一方、成形型のフレー
ム張弦部のガット孔形成部位に相当するキャビティ内の
チューブ素材間に、予めガット孔成形部材をガット張設
方向に引脱可能に挿入し位置決め配置してなるために、
フレーム成形と同時にガット孔の孔明け形成が行なわれ
る。
【0015】さらに、フレーム成形用材料として、長尺
な熱可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸樹脂
繊維からなる第1のチューブ素材と、この第1のチュー
ブ素材の内部に挿入された弾性を有する非通気性の第2
のチューブ素材との2重管構造にした少なくとも2本の
チューブ素材を用いてなるために、第2のチューブ素材
内への空気等の流体の圧送による第1のチューブ素材に
対する内圧の付与が円滑に行なえるとともに、第1のチ
ューブ素材同士の接着が強固になる。
【0016】さらにまた、フレーム成形用材料として、
第1のチューブ素材と第2のチューブ素材との2重管構
造にした少なくとも2本のチューブ素材を、第1のチュ
ーブ素材と同一材料の第3のチューブ素材に挿入して一
本化してなるために、第2のチューブ素材内への空気等
の流体の圧送による第1のチューブ素材に対する内圧の
付与が円滑に行なえるとともに、第3のチューブ素材の
抑止作用による第1のチューブ素材同士の接着がより強
固になる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図10
に示す図面を参照しながら詳細に説明すると、図1はこ
の発明に係るラケットフレームの全体構成を示すもの
で、図中1はフレーム本体である。
【0018】このフレーム本体1は、ガットGが縦横に
張設されるフレーム張弦部2と、ヨーク部3を含むシャ
フト部4とからなり、このシャフト部4の端末側には、
グリップ部5が形成されている。
【0019】そして、図2から図4に示すように、前記
フレーム本体1は、その外殻11がFRTPにて形成さ
れているとともに、ガット張設方向と直交する打球面方
向に補強リブ12を間に介して区画された2重中空構造
の断面形状を有し、かつ、この補強リブ12は、前記外
殻11と連続させてなるとともに、そのフレーム張弦部
2のガット張設方向に沿う形成部位には、ガット孔13
が設けられ、このガット孔13の内外両開口端部13
a、13b側は、面取りをそれぞれ施してなる構成を有
する。
【0020】しかして、上記した構成からなるこの発明
に係るラケットフレームを成形するには、図5に示すよ
うに、フレーム成形用材料20として、成形型内周に合
致する径を有する2本のチューブ素材21、21を用
い、このチューブ素材21は、ナイロン樹脂の熱可塑性
合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸樹脂繊維からな
る長尺な第1のチューブ素材22と、この第1のチュー
ブ素材22の内部に挿入されたシリコンからなる弾性を
有する非通気性の第2のチューブ素材23との2重管構
造を有する。
【0021】そして、前記フレーム成形用材料20は、
図6から図8に示すように、所望のラケットフレーム形
状を有する上下両分割型31、32からなる成形型30
のキャビティ33内に、2本のチューブ素材21、21
がガット張設方向と直交する打球方向に積層されるよう
に配置される。
【0022】次いで、型締め後、前記フレーム成形用材
料20の各々のチューブ素材21,21の一方の開口端
部をそれぞれ閉塞して、他方の開口端部側の第2のチュ
ーブ素材23,23内に空気等の流体を圧送することに
より、各々の第2のチューブ素材23を膨出させると同
時に、第1のチューブ材22,22を前記成形型30の
キャビティ33の内壁面側に向け膨出させることにより
内圧を加えながら加熱・加圧処理を施し、離型後、第2
のチューブ23,23を除去することによって、図2か
ら図4に示すような断面形状を有するフレーム本体1を
得るようになっているものである。
【0023】ところで、図3に示すように、前記フレー
ム本体1のフレーム張弦部2に多数のガット孔13を孔
明けするには、図7に示すように、成形型30のフレー
ム張弦部2のガット孔形成部位に相当する上下両分割型
31,32のキャビティ33内のチューブ素材21,2
1間に、ガット孔成形部材としての一対のピン34,3
5を、予め成形型30の内外両側面からガット張設方向
に引脱可能に挿入し位置決め配置してなるものである。
【0024】そして、これら各々のピン34,35に
は、ガット孔13の面取り部13a,13bに相当する
凸面34a,35aがそれぞれ形成されていて、フレー
ム成形後に引脱することによって、図3に示すようなガ
ット孔13をフレーム成形と同時に孔明けされるように
なっている。
【0025】さらに、図9はこの発明に用いられるフレ
ーム成形用材料20の他の実施例を示し、ガット張設方
向と直交する打球方向に積層配置してなる2本のチュー
ブ素材21,21を、第1のチューブ素材22と同一素
材からなる第3のチューブ素材24内に挿入して一本化
してなるもので、この一本化されたフレーム成形用材料
20を、図10に示すように、成形型30内に配置して
なる構成を有するものである。
【0026】なお、この場合、前記第3のチューブ素材
24には、成形時に、ガット孔成形部材としての一対の
ピン34,35がチューブ素材21,21間に挿入可能
となるように、フレーム本体1のフレーム張弦部2のガ
ット孔13の形成部位に相当する位置に予め孔25が形
成されるようになっている。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、フレーム本体の外殻をFRTPにて形成し、か
つ、少なくともフレーム張弦部の断面形状をガット張設
方向と直交する打球面方向に外殻と連続する補強リブに
て区画された2重中空構造にするとともに、この補強リ
ブのガット張設方向に沿う形成部位にガット孔を設けて
なることから、フレーム外殻及び補強リブの形成部位が
FRTPによる高靭性を有するために、従前のようなガ
ット保護部材を別途添設する必要がなく、これによっ
て、フレーム全体重量の軽量化及びフレーム強度の向
上、部品点数の削減化による作業工程の簡略化を図るこ
とができる。
【0028】また、請求項2において、フレーム成形用
材料として、少なくとも2本の長尺な熱可塑性合成樹脂
をマトリックス樹脂とした含浸樹脂繊維からなるチュー
ブ素材をガット張設方向と直交する打球方向に積層配置
してなる一方、成形型のフレーム張弦部のガット孔形成
部位に相当するキャビティ内のチューブ素材間に、予め
ガット孔成形部材をガット張設方向に引脱可能に挿入し
位置決め配置してなることから、フレーム成形と同時に
ガット孔の孔明けを行なうことができ、作業工程及び製
造工程の簡略化を図ることができるために、製造コスト
を低減化することができる。
【0029】さらに、請求項3において、フレーム成形
用材料として、長尺な熱可塑性合成樹脂をマトリックス
樹脂とした含浸樹脂繊維からなる第1のチューブ素材
と、この第1のチューブ素材の内部に挿入された弾性を
有する非通気性の第2のチューブ素材との2重管構造に
した少なくとも2本のチューブ素材を用いてなることか
ら、第2のチューブ素材内への空気等の流体の圧送によ
る第1のチューブ素材に対する内圧の付与を円滑に行な
うことができるとともに、第1のチューブ素材同士の接
着が強固になるために、フレーム強度の向上を図ること
ができる。
【0030】さらにまた、請求項4において、フレーム
成形用材料として、第1のチューブ素材と第2のチュー
ブ素材との2重管構造にした少なくとも2本のチューブ
素材を、第1のチューブ素材と同一材料の第3のチュー
ブ素材に挿入して一本化してなることから、第2のチュ
ーブ素材内への空気等の流体の圧送による第1のチュー
ブ素材に対する内圧の付与を円滑に行なうことができる
とともに、第3のチューブ素材の抑止作用による第1の
チューブ素材同士の接着がより強固になるために、フレ
ーム強度を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るラケットフレームの一実施例
を示す説明図。
【図2】 同じく図1のA−A線におけるフレーム張弦
部の要部を拡大して示す断面図。
【図3】 同じく図1のB−B線におけるフレーム張弦
部のガット形成部位の要部を拡大して示す断面図。
【図4】 同じく図1のC−C線におけるフレームシャ
フト部の要部を拡大して示す断面図。
【図5】 同じく2本のチューブ素材からなるフレーム
成形用材料を示す説明図。
【図6】 同じく図2のフレーム張弦部の成形状態を示
す断面図。
【図7】 同じく図3のフレーム張弦部のガット形成部
位の成形状態を示す断面図。
【図8】 同じく図4のフレームシャフト部の成形状態
を示す断面図。
【図9】 同じく2本のチューブ素材からなるフレーム
成形用材料の他の例を示す説明図。
【図10】 同じく他のフレーム成形用材料によるフレ
ーム張弦部のガット形成部位の成形状態を示す断面図。
【図11】 従来のラケットフレームにおけるフレーム
張弦部のガット形成部位の要部を拡大して示す断面図。
【図12】 同じく従来のラケットフレームの他の例に
おけるフレーム張弦部の要部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1・・・フレーム本体、2・・・フレーム張弦部、4・
・・シャフト部、11・・・FRTP外殻、12・・・
補強リブ、13・・・ガット孔、20・・・フレーム成
形用材料、21,21・・・チューブ素材、22・・・
第1のチューブ素材、23・・・第2のチューブ素材、
24・・・第3のチューブ素材、30,31,32・・
・成形型、33・・・キャビティ、34,35・・・ガ
ット孔成形部材(ピン)、G・・・ガット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:52 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外殻がFRTPにて形成されたフレーム
    本体の少なくともフレーム張弦部の断面形状を、ガット
    張設方向と直交する打球面方向に前記外殻と連続する補
    強リブにて区画された2重中空構造にするとともに、こ
    の補強リブのガット張設方向に沿う形成部位にガット孔
    を設けたことを特徴とするラケットフレーム。
  2. 【請求項2】 所望のラケットフレーム形状を有する分
    割型からなる成形型のキャビティ内に、チューブ状のフ
    レーム成形用材料を配置して型締めし、かつこのフレー
    ム成形用材料内に内圧を加えながら加熱・加圧処理を施
    してなるラケットフレームの製法において、 前記フレーム成形用材料は、少なくとも2本の長尺な熱
    可塑性合成樹脂をマトリックス樹脂とした含浸樹脂繊維
    からなるチューブ素材をガット張設方向と直交する打球
    方向に積層配置してなる一方、 前記成形型のフレーム張弦部のガット孔形成部位に相当
    するキャビティ内の前記チューブ素材間に、予めガット
    孔成形部材をガット張設方向に引脱可能に挿入し位置決
    め配置してなることを特徴とするラケットフレームの製
    法。
  3. 【請求項3】 所望のラケットフレーム形状を有する分
    割型からなる成形型のキャビティ内に、チューブ状のフ
    レーム成形用材料をラケットフレーム形状に沿って配置
    して型締めし、かつこのフレーム成形用材料内に内圧を
    加えながら加熱・加圧処理を施してなるラケットフレー
    ムの製法において、 前記フレーム成形用材料は、長尺な熱可塑性合成樹脂を
    マトリックス樹脂とした含浸樹脂繊維からなる第1のチ
    ューブ素材と、 この第1のチューブ素材の内部に挿入された弾性を有す
    る非通気性の第2のチューブ素材との2重管構造にした
    少なくとも2本のチューブ素材をガット張設方向と直交
    する打球方向に積層配置してなる一方、 前記成形型のフレーム張弦部のガット孔形成部位に相当
    するキャビティ内の前記チューブ素材間に、予めガット
    孔成形部材をガット張設方向に引脱可能に挿入し位置決
    め配置してなることを特徴とするラケットフレームの製
    法。
  4. 【請求項4】 所望のラケットフレーム形状を有する分
    割型からなる成形型のキャビティ内に、チューブ状のフ
    レーム成形用材料をラケットフレーム形状に沿って配置
    して型締めし、かつこのフレーム成形用材料内に内圧を
    加えながら加熱・加圧処理を施してなるラケットフレー
    ムの製法において、 前記フレーム成形用材料は、長尺な熱可塑性合成樹脂を
    マトリックス樹脂とした含浸樹脂繊維からなる第1のチ
    ューブ素材と、 この第1のチューブ素材の内部に挿入された弾性を有す
    る非通気性の第2のチューブ素材との2重管構造にした
    少なくとも2本のチューブ素材をガット張設方向と直交
    する打球方向に積層配置し、これら少なくとも2本のチ
    ューブ素材を前記第1のチューブ素材と同一素材からな
    る第3のチューブ素材内に挿入して一本化してなる一
    方、 前記成形型のフレーム張弦部のガット孔形成部位に相当
    するキャビティ内の前記チューブ素材間に、予めガット
    孔成形部材をガット張設方向に引脱可能に挿入し位置決
    め配置してなることを特徴とするラケットフレームの製
    法。
  5. 【請求項5】 第2のチューブ素材をフレーム成形後に
    除去することを特徴とする請求項3または4記載のラケ
    ットフレームの製法。
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