JPH06233303A - テレビインターホン装置 - Google Patents

テレビインターホン装置

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Publication number
JPH06233303A
JPH06233303A JP1469693A JP1469693A JPH06233303A JP H06233303 A JPH06233303 A JP H06233303A JP 1469693 A JP1469693 A JP 1469693A JP 1469693 A JP1469693 A JP 1469693A JP H06233303 A JPH06233303 A JP H06233303A
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JP1469693A
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Yasushi Yasuda
靖 安田
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像して得られる映像信号中の訪問者像によ
る信号のみを抽出して処理するテレビインターホン装置
を提供する。 【構成】 子機1のテレビカメラ3によって訪問者像を
撮像して得られた映像信号は親機2の画像認識部21に
与えられ、認識部21は1画面領域中で訪問者像が占有
する領域を認識し画像認識結果信号22をマイコン16
に与え、マイコン16は信号22に基づいてメモリコン
トローラ9およびタイミングパルス発生回路12を制御
し、与えられる映像信号中の訪問者像に該当の映像信号
のみを抽出し画像データとして画像メモリ8に録画され
るよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビインターホン装
置に関し、特に、撮像して得られる映像信号の中から所
望の被写体像に関する信号のみを選択的に抽出して処理
するテレビインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターホンにテレビカメラ
による監視機能を追加したものにテレビインターホン装
置がある。テレビインターホン装置に採用される録画装
置の一例が特開昭62−271581号公報に開示され
る。この開示技術においては、屋外(玄関あるいは門)
に設けられたインターホン子機に予め設けられた呼出ボ
タンが訪問者により押下されると、応じて該子機に備え
られたテレビカメラにより撮影された映像信号が室内に
設けられたインターホン親機に与えられて、該親機内の
半導体記憶装置に画像情報として記録される。このよう
に、半導体記憶装置を用いているので、開示技術のイン
ターホン装置によれば、ビデオテープレコーダのように
大きな装置を内蔵する必要がなく、かつ再生時にもテー
プの巻戻しなどの操作にかかる時間を削除することがで
きるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に開示の技術によれば、訪問者が映っていなくて
も半導体記憶装置に画像情報が記録されてしまうので、
再生したとしても訪問者が確認できないばかりかメモリ
容量を浪費するという欠点がある。また、撮影された訪
問者像のみではなく、訪問者の背景に相当する画像も録
画することになるので、メモリ容量を無駄に浪費すると
いう欠点もある。さらに、訪問者が録画されていたとし
ても、録画されている訪問者像が小さ過ぎるために、再
生時に訪問者を十分に確認できないという欠点もある。
【0004】それゆえにこの発明の目的は、子機の撮像
部により撮像して得られる映像信号中の訪問者像に関す
る映像信号のみを抽出して録画処理できるテレビインタ
ーホン装置を提供することである。
【0005】またこの発明のさらなる目的は、録画され
た訪問者像を再生して確認する場合に、撮影して得られ
た訪問者像の大きさによらず、正確に訪問者を認識可能
とするテレビインターホン装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のテレビ
インターホン装置は、室外に設けられ訪問者を撮像して
映像信号を出力する撮像部を有する子機と、室内に設け
られメモリと、撮像部からの映像信号またはこのメモリ
に予め記憶された画像データに基づいて画面表示するモ
ニタとを有する親機とを備えたテレビインターホン装置
において、親機は、映像信号を入力し画像データに変換
するデータ変換手段と、このデータ変換手段により変換
された画像データ中のモニタに表示される1画面分の画
像データから、訪問者の像に該当の画像データのみを抽
出するデータ抽出手段と、この抽出手段により抽出され
た画像データを前述のメモリに記憶するためのデータ記
憶手段とを備えて構成される。
【0007】請求項2に記載のテレビインターホン装置
は、前述の画像データ抽出手段がさらに比較手段と、部
分データ抽出手段とを備えて構成される。比較手段は、
1画面分の表示領域における訪問者像に該当の画像デー
タによる表示領域の大きさと所定大きさとを比較し、部
分データ抽出手段は、この比較手段による比較結果、訪
問者像に該当の画像データによる表示領域の大きさが前
述の所定大きさよりも小さいとき、データ変換手段によ
り変換された1画面分の画像データ中の訪問者像に該当
の画像データから、前述の所定大きさの領域に該当する
部分の画像データを抽出する。
【0008】請求項3に記載のテレビインターホン装置
は、上述した親機がさらに拡大表示手段を備えて構成さ
れる。この拡大表示手段は、前述のメモリに記憶された
画像データを、モニタの表示画面の大きさに拡大して画
面表示させる。
【0009】
【作用】請求項1または2に記載のテレビインターホン
装置においては、メモリに記憶されるデータは訪問者の
像による画像データのみとなるので、訪問者像が含まれ
ない画像データ、または訪問者の背景に相当する画像デ
ータがメモリに記録されることが回避されて、メモリ容
量の浪費が抑制される。
【0010】また、請求項3に記載のテレビインターホ
ン装置においては、拡大表示手段がメモリに記憶された
訪問者像による画像データをモニタの表示画面の大きさ
に拡大して表示するので、撮像時の訪問者像が小さくて
も、再生時には訪問者を十分に確認できる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるテレビイ
ンターホン装置のブロック図である。テレビインターホ
ン装置は屋外(ドアまたは玄関)に設けられて訪問者に
より操作される子機1、子機1とケーブル20を介して
通信接続され、その通信内容に基づき屋内において子機
1を遠隔制御するための親機2を含む。子機1と親機2
との間で通話を行なうための音声系および該テレビイン
ターホン装置に関する電源系の表示および説明は、この
実施例に係るテレビインターホン装置の機能を明確に説
明するため省略する。
【0012】子機1は、訪問者を撮像して映像信号を親
機2に送信するためのテレビカメラ3、訪問者により押
下される呼出ボタン4を含む。親機2は、与えられる映
像信号を入力し動画像または静止画像を室内にいる人に
表示するためのモニタ5、入力端子aおよびbを有し、
端子aに与えられる動画像に関する映像信号または端子
bに与えられる静止画像に関する映像信号を切換えなが
ら出力しモニタ5に与えるためのビデオスイッチ6、カ
メラ3からの映像信号をディジタル信号に変換するため
のA/D(アナログ/ディジタル)コンバータ7、複数
個の静止画像データを記憶するための半導体記憶装置か
らなる画像メモリ8、画像メモリ8の動作を制御するた
めのメモリコントローラ9、画像メモリ8から読出され
た画像データに関し画素補間を行なうための補間回路1
0、回路10から出力されるディジタルデータを映像信
号に変換するためのD/Aコンバータ11、メモリコン
トローラ9に対してメモリ8に記録すべき録画領域を指
定するためのWINDOWパルス28(詳細は後述す
る)を与えるためのタイミングパルス発生回路12、該
装置を集中的に制御するためのマイコン16、画像メモ
リ8に記録された内容をモニタ5に静止画にして再生す
るために押下される再生ボタン17および画像認識部2
1を含む。画像認識部21は、さらにフレームメモリ1
3、動き抽出部14および判別回路15を含む。テレビ
カメラ3により撮影されて出力される映像信号は、A/
Dコンバータ7においてディジタル信号に変換されフレ
ームメモリ13および動き抽出部14に並行して与えら
れる。フレームメモリ13には1フレーム分のディジタ
ル画像データが記憶される。動き抽出部14は、フレー
ムメモリ13から読出された1フレーム分の画像データ
とA/Dコンバータ7から与えられる画像データとを比
較して、差分画像データを抽出する。言い換えれば、動
き抽出部14は直前に得られた1画面分のデータと現在
得られている1画面分のデータとを比較することにより
画像データにおいて動きのある領域のデータを抽出す
る。動き抽出部14は得られた差分画像データを判別回
路15に与える。判別回路15は与えられる差分画像デ
ータに基づきテレビカメラ3によって撮像される訪問者
の1画面内における位置、画面内における訪問者像の大
きさおよび訪問者の人数などを判別する。詳細には、差
分画像データは抽出された動き領域、すなわち1画面内
で訪問者が存在すると思われる領域におけるデータを示
しているので、判別回路15は与えられる差分画像デー
タ中に動き領域が複数個含まれているならば、複数人の
訪問者が撮像されたことを判別し、またその動き領域が
大きければ訪問者がカメラ3に接近して撮像されている
ことを判別し、さらに動き領域が1画面データのどの部
分で認められるかにより訪問者が立っている位置が判別
される。これら差分画像データから得られた人の位置、
大きさおよび数に関する情報は画像認識結果信号22に
してマイコン16に与えられる。
【0013】図2(a)および(b)は、この発明の一
実施例による録画領域の指定方法およびWINDOWパ
ルスの説明図である。図3(a)ないし(d)は、この
発明の一実施例による録画領域の指定例を示す図であ
る。図4は、図3(a)ないし(d)に示された録画領
域が録画された場合の画像メモリ8のメモリマップを示
す図である。
【0014】次に、マイコン16の動作について説明す
る。マイコン16は、再生ボタン17が押下されたとき
のみスイッチ信号27を出力してビデオスイッチ6を端
子b側に切換える。したがって、再生ボタン17が押下
されている再生時には、モニタ5には画像メモリ8から
読出された画像データによる静止画像が映し出される
が、通常時にはスイッチ信号27は出力されないのでビ
デオスイッチ6は端子a側に切換えられて、モニタ5に
はテレビカメラ3からの映像信号による動画像が映し出
される。
【0015】また、マイコン16は画像認識部21から
与えられる画像認識結果信号22に基づいて、タイミン
グパルス発生回路12に録画領域を指定するためのパル
ス制御信号26を与える。録画領域の指定方法には、図
2(a)の斜線で示されるような画面全体を録画領域に
指定するWIDE指定と図2(b)で示されるような画
面の一部分を録画領域に指定するZOOM指定とがあ
る。ZOOM指定の場合、録画領域は図2(b)で示さ
れるように該領域の左上端の座標(x,y)または(x
1,y1)で指定される。WIDE指定は録画領域が画
面全体となり、ZOOM指定は録画領域が画面全体の1
/4の大きさとなる。タイミングパルス発生回路12は
マイコン16からWIDE指定またはZOOM指定で示
される録画領域の面積およびZOOM指定の場合該録画
領域を特定するための座標(x,y)に関するデータを
パルス制御信号26にして与えられ、応じて録画領域で
のみ“H”レベルとなるようなWINDOWパルス28
を発生しメモリコントローラ9に与える。図2(a)お
よび(b)には、WIDE指定またはZOOM指定によ
る録画領域とWINDOWパルス28との関係が示され
ている。図2(a)に示されるようにWIDE指定によ
り録画領域が指定された場合、WINDOWパルス28
は録画領域がモニタ5の表示画面の全領域となるように
出力される。またZOOM指定により録画領域が指定さ
れた場合、図2(b)に示されるようにWINDOWパ
ルス28はパルス制御信号26にして与えられる座標
(x,y)により一意に規定されるモニタ5の1/4の
画面領域を指定するように出力される。図2(b)に示
されるように、録画領域が座標(x,y)で示される位
置から座標(x1,y1)で示される位置に移動した場
合、それに伴ってWINDOWパルス28の出力が変更
される。
【0016】また、マイコン16は画像認識部21から
与えられる画像認識結果信号22に基づいてモード信号
23、アドレス信号24およびR/W(リード/ライ
ト)制御信号25をメモリコントローラ9に与える。モ
ード信号23は前述したWIDE指定またはZOOM指
定のいずれか一方のモードを示す信号である。アドレス
信号24はメモリコントローラ9が画像メモリ8をアド
レス指定するためのアドレス情報を含む信号である。R
/W制御信号25はメモリコントローラ9が画像メモリ
8をデータ書込モードに指定するか、データ読出モード
に指定するかを指示するための信号である。メモリコン
トローラ9は与えられるR/W制御信号25がデータの
書込を指示するとき、与えられるモード信号23、アド
レス信号24およびWINDOWパルス28に基づい
て、画像メモリ8の指定されたアドレスにWINDOW
パルス28で指定された領域の画像データを書込んで記
録する。これにより、図2(a)または(b)で示され
たWIDE指定時の画像またはZOOM指定時の画像が
画像メモリ8に録画される。メモリコントローラ9は与
えられるR/W制御信号25がデータの読出を指示する
とき、与えられるモード信号23およびアドレス信号2
4に基づいて、画像メモリ8の指定されたアドレスに書
込まれた画像データを読出して補間回路10に出力す
る。これにより、画像メモリ8に録画されていた画像デ
ータが読出される。上述した画像メモリ8のアクセスに
関し、メモリコントローラ9から画像メモリ8に対して
前述のアドレス信号24に加えてクロック信号29が与
えられる。このクロック信号29の詳細については後述
する。
【0017】ここで、前述したWIDE指定またはZO
OM指定による録画領域の指定例を図3(a)ないし
(d)を参照してさらに説明する。図3(a)は画像認
識部21により訪問者が1人であり、その被写体像が小
さいと判定された場合であり、図3(b)は訪問者がテ
レビカメラ3に近寄り過ぎたために訪問者は1人である
がその被写体像が大きいと判定された場合である。図3
(c)は画像認識部21により訪問者が複雑に入り組ん
で各訪問者の認識が正確に行なえないと判定される場合
である。図3(d)は訪問者が複数人であると判定され
る場合である。図3(a)では斜線で示された領域Aが
マイコン16により録画領域に指定され、図3(b)で
は領域Bが、図3(c)では領域Cがそれぞれマイコン
16により録画領域に指定される。また、図3(d)で
は領域D、領域Eおよび領域Fが録画領域に指定され
る。つまり、領域DはWIDE指定による録画領域であ
り、領域EおよびFはZOOM指定による録画領域であ
る。したがって、図3(d)のように録画領域が指定さ
れた場合、画像メモリ8に3枚の画面が録画されること
になる。
【0018】図4では、図3(a)ないし(d)で示さ
れる録画領域が画像メモリ8にどのように割り当てられ
て記憶されるかが説明される。前述したようにZOOM
指定による録画領域はWIDE指定によるそれに対して
面積比で1/4である。しかしながら、ZOOM指定の
場合、再生時の画面の解像度を向上させるために、画像
メモリ8に関するデータの書込に際し、画面の水平方向
のサンプリング周波数をWIDE指定のそれの2倍に設
定している。したがって、ZOOM指定時の画像メモリ
の使用量はWIDE指定のそれの1/2となる。図3
(a)〜(d)に示される領域AないしFを順次画像メ
モリ8に録画した場合、図4に示されるようにアドレス
“0”〜“9X”の領域に連続してストアされる。WI
DE指定により録画される領域B、CおよびDに比較
し、ZOOM指定により録画される領域A、EおよびF
のそれぞれは1/2のメモリ使用量となっている。ここ
で、WIDE指定時の画像データを画像メモリ8に書込
む際のサンプリング周波数をfsと設定し、ZOOM指
定時のサンプリング周波数を2fsと設定する。メモリ
コントローラ9は与えられるモード信号23に基づき、
WIDE指定時はサンプリング周波数がfsであるよう
にクロック信号29を出力し、ZOOM指定時にはサン
プリング周波数が2fsとなるようにクロック信号29
を出力する。したがって、ZOOM指定時には録画領域
はWIDE指定時のそれの1/4の面積比となるが、メ
モリ使用量はWIDE指定時の1/2、すなわち記録さ
れるデータ量を多くして、再生時の画像の鮮鋭さを保持
するようにしている。
【0019】マイコン16は、メモリ161を内蔵す
る。このメモリ161は画像メモリ8に関連して設けら
れる。図4を参照し、画像メモリ8には連続したアドレ
ス空間にWIDE指定による画像データとZOOM指定
による画像データとが混在して記憶されるので、メモリ
161には画像メモリ8のアドレスと該アドレスに対応
して記憶される画像データが記録された時点のモード、
すなわちWIDE指定モードまたはZOOM指定モード
のいずれかのデータが記憶される。このメモリ161に
記憶されるデータは、画像メモリ8に録画された画像デ
ータが再生される際に参照される。
【0020】図5には、マイコン16の録画動作時のフ
ローチャートが示される。図5を参照し、マイコン16
の録画時の動作を説明する。呼出ボタン4が訪問者によ
って押下され、その呼出音がケーブル20を介してマイ
コン16に与えられると、マイコン16は該信号入力か
ら一定時間期間経過後、画像認識部21からカメラ3に
よって訪問者を撮像して得られた映像信号による画像認
識結果信号22を読込む(S1)。画像認識の結果、動
き物体が検出されない、すなわち人は撮像されていない
と判断されると(S2)録画処理は終了し録画は行なわ
れない。動き物体が検出された、すなわち何らかの人の
認識が行なわれた場合は(S2)、以下の録画処理を行
なう。
【0021】人の認識が行なえない場合、すなわち図3
(c)で示されるように複雑に訪問者が入り組んで撮像
されている場合、WIDE指定により1画面録画が行な
われる。このとき、画像メモリ8のデータがストアされ
るアドレスと、該アドレスに対応してWIDE指定モー
ドのデータがメモリ161に記憶される(S3およびS
6)。この場合は人の認識が行なわれてない、すなわち
人数が複数であるか単数であるかも認識されていないの
で、録画後、一連の録画処理は終了する(S7)。撮像
されている訪問者数が複数人である場合、すなわち図3
(d)のように撮像されている場合、WIDE指定によ
り1画面録画が行なわれ(S4およびS6)、その後、
ZOOM指定により訪問者のそれぞれについての録画が
行なわれる(S7、S8およびS9)。このとき、メモ
リ161には各録画データに対応のメモリ8のアドレス
と該アドレスに対応の領域にストアされたデータが有す
るモード、すなわちZOOM指定モードまたはWIDE
指定モードのいずれかが記憶される。撮像されている訪
問者数は単数であるがその訪問者像の大きさが画面の1
/4よりも大きい領域を占める場合、すなわち図3
(b)で示されるように撮像される場合、WIDE指定
により1画面録画が行なわれる(S4、S5およびS
6)。このときも、メモリ161に該画像データに対応
のメモリ8におけるアドレスと該アドレスに対応して該
データが有するWIDE指定モードまたはZOOM指定
モードのいずれかのデータが記憶される。撮像されてい
る訪問者数が単数で、その訪問者像の大きさが画面の1
/4よりも小さい場合、ZOOM指定により1画像録画
が行なわれる(S4、S5、S8およびS9)。
【0022】次に、画像メモリ8に記録された画像デー
タの再生時の動作について説明する。再生ボタン17が
押下されると、マイコン16はメモリコントローラ9に
対して画像メモリ8から読出すデータを指定するための
アドレス信号24、読出動作を指定するR/W制御信号
25ならびに読出されるべき画像データが有しているモ
ード情報、すなわちWIDE指定モードまたはZOOM
指定モードのいずれかの情報をメモリ161から読出し
てモード信号23にして与える。WIDE指定で録画さ
れた画像データを再生する場合、画面全体に関する画像
データが録画されているので、メモリコントローラ9は
録画時と同じ周波数fsで画像メモリ8からデータを読
出すようなクロック信号29を与える(通常再生)。一
方、ZOOM指定により録画された画像データを再生す
る場合、水平方向へ2倍に拡大する必要があるので、録
画時のサンプリング周波数の1/2倍の周波数、すなわ
ち周波数fsを有するクロック信号29を与えて読出
し、また垂直方向へ2倍に拡大するために補間回路10
は偶数フィールドのデータをつくり出すよう動作する
(拡大再生)。
【0023】1フレームの静止画を録画したときの、通
常再生と拡大再生の様子が図6に示される。図示される
ように、拡大再生においては画像データが水平方向に2
倍に拡大され、垂直方向に画素補間が行なわれながら2
倍に拡大されている。この補間回路10による画素補間
は、図6に示されるように垂直方向に隣接する2つの画
素データを用いて両画素間が補間されている。図示され
るように画素A1と画素a1との間は画素Q(データ
(A1+a1)/2)で補間され、同様にして画素a1
と画素B1との間は画素R(データ(a1+B1)/
2)で補間され、画素B1と画素b1との間は画素Sで
補間され、さらに画素B2と画素b2との間は画素Tに
より補間される。拡大再生した場合、図6に示されるよ
うに画面の最下部のラインの画像データは不定となって
いるが、モニタ5においては実際は表示され得ないデー
タなどで、不定となっていても問題はない。
【0024】次にマイコン16の再生動作を図7に示さ
れるマイコン16の再生動作を示すフローチャートを参
照して説明する。図7において再生ボタン17が押下さ
れると(S20)、マイコン16はビデオスイッチ6を
端子b側に切換える(S21)。再生すべき画像データ
がWIDE指定で録画されたデータであるか、ZOOM
指定で録画されたデータであるかをメモリ161に格納
されたデータに従って判定し(S22)、通常再生か
(S23)、拡大再生か(S24)を選択し、上述した
図6に示されるような再生処理を行なう。最後に、再生
する画像データが記憶される画像メモリ8のアドレスを
インクリメントして(S25)、次に再生ボタンが入力
されたときに、画像メモリ8の次の画像データ領域に記
録されている画像データが再生されるよう準備される
(S25)。
【0025】以上のようにこの実施例によれば、テレビ
カメラ3によって撮像された映像信号に従う画像認識を
行なって、訪問者を含む領域中の画像データのみを録画
しているので、画像メモリ8に関して無駄なメモリ消費
は回避される。また、前述したWIDE指定モードまた
はZOOM指定モードが自動的に判定されて、該モード
に従って録画および再生が行なわれるので、モニタ5に
おいて訪問者を的確に認識できる。
【0026】なお、上述した実施例では、呼出ボタン4
の押下に応答して録画動作が行なわれるとしたが、室内
にいる者によって外部操作可能な録画ボタンを新たに設
け、この録画ボタンが押下されていることに応答して、
録画動作が行なわれるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1または2に記載のテレビインタ
ーホン装置によれば、メモリに記憶されるデータは、訪
問者の像による画像データのみとなるので、訪問者像が
含まれない画像データ、または訪問者の背景に相当する
画像データをメモリに記録することが回避されて、メモ
リの無駄な浪費が回避され有効利用が促進される。ま
た、請求項3に記載のテレビインターホン装置によれ
ば、メモリに記憶された訪問者の像による画像データ
は、拡大表示手段によりモニタの表示画面の大きさに拡
大して画面表示されるので、撮像部により撮像された訪
問者像が小さくても、再生時には拡大してモニタ表示さ
れるので訪問者の確認が容易かつ正確に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるテレビインターホン
装置のブロック図である。
【図2】(a)および(b)は、この発明の一実施例に
よる録画領域の指定方法およびWINDOWパルスの説
明図である。
【図3】(a)ないし(d)は、この発明の一実施例に
よる録画領域の指定例を示す図である。
【図4】図3(a)ないし(d)に示された録画領域が
録画された場合の画像メモリのメモリマップを示す図で
ある。
【図5】図1に示されたマイコンの録画動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】この発明の一実施例による1フレームの静止画
を録画した場合の、通常再生と拡大再生の再生手順を説
明する図である。
【図7】図1に示されたマイコンの再生動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 子機 2 親機 3 テレビカメラ 5 モニタ 8 画像メモリ 9 メモリコントローラ 10 補間回路 12 タイミングパルス発生回路 16 マイコン 17 再生ボタン 21 画像認識部 22 画像認識結果信号 23 モード信号 24 アドレス信号 25 R/W制御信号 28 WINDOWパルス 29 クロック信号 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外に設けられ訪問者を撮像して映像信
    号を出力する撮像部を有する子機と、室内に設けられメ
    モリと前記映像信号または前記メモリに予め記憶された
    画像データに基づいて画面表示するモニタとを有する親
    機とを備えたテレビインターホン装置であって、 前記親機はさらに、 前記映像信号を入力し前記画像データに変換するデータ
    変換手段と、 前記データ変換手段により変換された画像データ中の前
    記モニタに表示される1画面分の画像データから、前記
    訪問者の像に該当の画像データのみを抽出するデータ抽
    出手段と、 前記データ抽出手段により抽出された画像データを前記
    メモリに記憶するためのデータ記憶手段とを備えた、テ
    レビインターホン装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ抽出手段はさらに、 前記1画面分の表示領域における前記訪問者像に該当の
    画像データによる表示領域の大きさと、所定大きさとを
    比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果、前記訪問者像に該当の画
    像データによる表示領域の大きさは前記所定大きさより
    も小さいとき、前記データ変換手段により変換された前
    記1画面分の画像データ中の前記訪問者像に該当の画像
    データから、前記所定大きさの領域に該当する部分の画
    像データを抽出する部分データ抽出手段とを備えた、請
    求項1に記載のテレビインターホン装置。
  3. 【請求項3】 前記親機はさらに、 前記メモリに記憶された画像データを、前記モニタの表
    示画面の大きさに拡大して画面表示するための拡大表示
    手段を備えた、請求項1または2に記載のテレビインタ
    ーホン装置。
JP1469693A 1993-02-01 1993-02-01 テレビインターホン装置 Withdrawn JPH06233303A (ja)

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