JPH0623158U - パック電池 - Google Patents

パック電池

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JPH0623158U
JPH0623158U JP6062492U JP6062492U JPH0623158U JP H0623158 U JPH0623158 U JP H0623158U JP 6062492 U JP6062492 U JP 6062492U JP 6062492 U JP6062492 U JP 6062492U JP H0623158 U JPH0623158 U JP H0623158U
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JP
Japan
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unit cells
battery pack
resin
resin frame
partition wall
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Pending
Application number
JP6062492U
Other languages
English (en)
Inventor
知也 村田
国良 西田
正章 鈴木
裕之 中田
徳久 渡部
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP6062492U priority Critical patent/JPH0623158U/ja
Publication of JPH0623158U publication Critical patent/JPH0623158U/ja
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    • Y02E60/12

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  • Primary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ用電源などに用いられるパック電池の
高容量化を図る。 【構成】 2個の素電池16、17を並設し、かつ導電
性の連絡板19によって直列接続して発電要素15とす
る。略I字形の一対の樹脂枠2、3が互いに溶着された
枠体6に該発電要素15を収納してパック電池1とす
る。この際、一方の樹脂枠2の支柱2aに隔壁5を設
け、この隔壁5に発電要素15を接着固定して一体化す
る。タックシールラベル20は各素電池16、17と樹
脂枠2の支柱2aとを外側から被覆する形で貼設する。 【効果】 耐衝撃性に優れると共に、素電池16、17
の短絡が防止できる。また、パック電池1の外観を左右
するタックシールラベル20上のデザインの自由度が大
きい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ用電源などに用いられ、上部表面に露出した一対の端子か ら電流を取り出すことが出来るパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパック電池としては、並設された2個の素電池が導電性の連絡板に よって直列接続された発電要素を二つ割りの樹脂ケース内に収納したものが、従 来から広く用いられていた。しかし、これでは、素電池を樹脂ケース内に収納す るため、必然的に樹脂ケースの肉厚部分だけパック電池の容量が減少してしまう 欠点があった。
【0003】 そこで、例えば特開平2−90460号公報に開示されているように、前記 発電要素をタックシールラベルで被覆一体化した後、断面略I字形の一対の樹脂 枠で挟み込んで固定することにより、パック電池の高容量化を図らんとする方法 が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これでは、タックシールラベルで被覆された素電池の外周面 の大部分が露出している関係上、パック電池が衝撃を受けた場合などに素電池が 短絡する虞がある。即ち、素電池は絶縁性チューブで被覆されているが、その絶 縁性チューブは非常に薄く(通常、0.05〜0.1mm程度)、素電池の外周 面同士が接触した場合には、絶縁性チューブが破損して素電池の短絡につながる 危険性が高い。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑み、高容量化が可能であると共に、素電池の短絡を 確実に防止することが出来るパック電池を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、略I字形の一対の樹脂枠(2、3)が互いに溶着された枠 体(6)を有し、並設された2個の素電池(16、17)が導電性の連絡板(1 9)によって直列接続された発電要素(15)を前記枠体に収納し、前記一対の 樹脂枠のうち一方の樹脂枠(3)に2個の端子(12、13)を設け、前記各端 子の一端を前記発電要素の両端に接続したパック電池(1)において、前記一対 の樹脂枠のうち一方の樹脂枠(2)の支柱(2a)に隔壁(5)を設け、前記発 電要素を前記各素電池間に前記隔壁を挟み込む形で接着して当該隔壁が設けられ た樹脂枠に固定して一体化し、前記各素電池と前記隔壁が設けられた樹脂枠の支 柱とを被覆する形でタックシールラベル(20)を貼設して構成される。
【0007】 また、上記一対の樹脂枠(2、3)のうち上記発電要素が固定されない樹脂 枠(3)の支柱(3a)でタックシールラベル(20)の巻き方向の両端部を上 から押圧して固定して構成される。
【0008】 なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を表わす便宜的なもの であり、従って、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ とは、「実用新案登録請求の範囲」及び「作用」の欄についても同様である。
【0009】
【作用】
上記した構成により、本考案は、2個の素電池(16、17)間に介在する 隔壁(5)によって、これら素電池の外周面同士の接触が阻止されるように作用 する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は本考案によるパック電池の一実施例を示す組立斜視図、 図2は本考案によるパック電池の一実施例を示す横断面図、 図3は本考案によるパック電池の一実施例を示す図であり、(A)は正面図 、(B)は背面図である。
【0012】 本考案によるパック電池1は、図1に示すように、略I字形の一対の樹脂枠 2、3を互いに溶着した枠体6を有しており、枠体6の上面には長円形の孔7が 形成されている。孔7には蓋9が嵌着されており、また枠体6を構成する一方の 樹脂枠2の支柱2aには、図1及び図2に示すように、縦長の隔壁5が他方の樹 脂枠3の支柱3aに向けて突設されている。樹脂枠3の上面には2個の端子嵌合 凹部10、11が形成されており、端子嵌合凹部10、11にはそれぞれ、図3 (A)に示すように、プレート端子12、13が嵌合している。
【0013】 また、枠体6には発電要素15が前記隔壁5に接着固定された形で収納され ており、発電要素15は、2個の素電池16、17及び導電性の連絡板19から 構成されている。即ち、2個の素電池16、17は、図1に示すように、正負逆 向きに並設されており、これら素電池16、17の下端部同士は導電性の連絡板 19によって直列接続されている。更に、素電池16、17の周囲には、図2及 び図3(B)に示すように、タックシールラベル20が2個の素電池16、17 と樹脂枠2の支柱2aとを被覆する形で貼設されており、タックシールラベル2 0の巻き方向(水平方向)の両端部はその上下方向の全長に亙って樹脂枠3の支 柱3aによって上から押圧されて固定されている。
【0014】 本考案によるパック電池1は以上のような構成を有するので、該パック電池 1を組み立てる際には、次の手順で行なわれる。即ち、まず、2個の素電池16 、17を正負逆向きに並設し、これら素電池16、17を直列に接続するために 導電性の連絡板19を溶接する。この際、2個の素電池16、17間に所定の間 隔(即ち、隔壁5の厚さに相当する間隔)をあけるようにする。
【0015】 こうして、2個の素電池16、17が連絡板19によって直列接続されたと ころで、これを樹脂枠2に嵌めて固定する。それには、樹脂枠2の支柱2aに突 設された隔壁5の両面に接着剤を塗布し、図1に示すように、隔壁5の両側に素 電池16、17が位置するように(即ち、2個の素電池16、17間に隔壁5を 挟み込む形で)接着する。
【0016】 次いで、素電池16、17と樹脂枠2の支柱2aとを被覆する形で所定サイ ズのタックシールラベル20を貼り付ける。この際、樹脂枠2と各素電池16、 17とは互いに固定されて一体となっているので、タックシールラベル20の貼 り付け作業性は良好である。
【0017】 こうして、タックシールラベル20が貼り付けられたところで、樹脂枠2に 樹脂枠3を超音波で溶着する。すると、タックシールラベル20の巻き方向の両 端部はその上下方向の全長に亙って樹脂枠3の支柱3aによって上から押圧され て固定されることとなる。
【0018】 その後、2個のプレート端子12、13を樹脂枠3の端子嵌合凹部10、1 1に挿着し、これらプレート端子12、13の一端をそれぞれ素電池16、17 に溶接する。
【0019】 最後に、枠体6(即ち、樹脂枠2及び樹脂枠3)の孔7に蓋9を嵌め込んで 超音波で溶着する。ここで、本考案によるパック電池1の組み立て作業が終了す る。
【0020】 こうして得られたパック電池1は、上述したように、2個の素電池16、1 7が隔壁5を介して樹脂枠2に接着固定されて一体となっているので、衝撃を受 けた場合でも剛性が高く、耐衝撃性に優れる。また、2個の素電池16、17間 には隔壁5が介在しているので、素電池16、17の外周面同士が接触すること はなく、従って、素電池16、17の周囲の絶縁性チューブが薄くても、該絶縁 性チューブが破損して素電池16、17が短絡する事態の発生を未然に防止する ことが可能となる。
【0021】 また、素電池16、17と樹脂枠2の支柱2aとを被覆するタックシールラ ベル20は、その巻き方向の両端部が樹脂枠3の支柱3aによって上から押圧さ れて固定されているので、パック電池1の組み立て後にタックシールラベル20 が剥がれたり折れ曲がったりしてパック電池1の商品価値が低下するようなこと はない。
【0022】 更に、樹脂枠2の支柱2aは、図2及び図3に示すように、タックシールラ ベル20の内側に位置しており、タックシールラベル20はその大部分が露呈し ているので、タックシールラベル20に施すデザインが支柱2aによって束縛さ れることはない。
【0023】 なお、樹脂枠2の支柱2aに突設された隔壁5の長さL1は素電池16、1 7の長さ以下であればよいが、カール部を有する素電池16、17と隔壁5との 密着性(平行性)を良好なものとするためには、図1に示すように、素電池16 、17の長さの半分程度の長さL1を有する隔壁5を支柱2aの中央部に設ける ことが望ましい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、略I字形の一対の樹脂枠2、3が互 いに溶着された枠体6を有し、並設された2個の素電池16、17が導電性の連 絡板19によって直列接続された発電要素15を前記枠体6に収納し、前記一対 の樹脂枠2、3のうち一方の樹脂枠3に2個のプレート端子12、13等の端子 を設け、前記各端子の一端を前記発電要素15の両端に接続したパック電池1に おいて、前記一対の樹脂枠2、3のうち一方の樹脂枠2の支柱2aに隔壁5を設 け、前記発電要素15を前記各素電池16、17間に前記隔壁5を挟み込む形で 接着して当該隔壁5が設けられた樹脂枠2に固定して一体化し、前記各素電池1 6、17と前記隔壁5が設けられた樹脂枠2の支柱2aとを被覆する形でタック シールラベル20を貼設して構成したので、発電要素15を二つ割りの樹脂ケー ス内に収納した従来のパック電池1と比べて、パック電池1の高容量化を図るこ とが可能となる。その上、2個の素電池16、17が隔壁5を介して樹脂枠2に 接着固定されて一体となっているので、耐衝撃性に優れるばかりか、2個の素電 池16、17間に介在する隔壁5によって、これら素電池16、17の外周面同 士の接触が阻止されることから、素電池16、17の短絡を確実に防止すること が可能となる。更にまた、タックシールラベル20に施すデザインが支柱2aに よって束縛されないので、パック電池1の外観を左右するデザインの自由度が大 きい。
【0025】 また、上記一対の樹脂枠2、3のうち上記発電要素15が固定されない樹脂 枠3の支柱3aでタックシールラベル20の巻き方向の両端部を上から押圧して 固定して構成すると、パック電池1の組み立て後にタックシールラベル20が剥 がれたり折れ曲がったりしてパック電池1の商品価値が低下することを未然に防 止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるパック電池の一実施例を示す組立
斜視図である。
【図2】本考案によるパック電池の一実施例を示す横断
面図である。
【図3】本考案によるパック電池の一実施例を示す図で
あり、(A)は正面図、(B)は背面図である。
【符号の説明】
1……パック電池 2、3……樹脂枠 2a、3a……支柱 5……隔壁 6……枠体 12、13……端子(プレート端子) 15……発電要素 16、17……素電池 19……連絡板 20……タックシールラベル
フロントページの続き (72)考案者 中田 裕之 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)考案者 渡部 徳久 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略I字形の一対の樹脂枠(2、3)が互
    いに溶着された枠体(6)を有し、 並設された2個の素電池(16、17)が導電性の連絡
    板(19)によって直列接続された発電要素(15)を
    前記枠体に収納し、 前記一対の樹脂枠のうち一方の樹脂枠(3)に2個の端
    子(12、13)を設け、 前記各端子の一端を前記発電要素の両端に接続したパッ
    ク電池(1)において、 前記一対の樹脂枠のうち一方の樹脂枠(2)の支柱(2
    a)に隔壁(5)を設け、 前記発電要素を前記各素電池間に前記隔壁を挟み込む形
    で接着して当該隔壁が設けられた樹脂枠に固定して一体
    化し、 前記各素電池と前記隔壁が設けられた樹脂枠の支柱とを
    被覆する形でタックシールラベル(20)を貼設して構
    成したパック電池。
  2. 【請求項2】 一対の樹脂枠(2、3)のうち発電要素
    が固定されない樹脂枠(3)の支柱(3a)でタックシ
    ールラベル(20)の巻き方向の両端部を上から押圧し
    て固定したことを特徴とする請求項1記載のパック電
    池。
JP6062492U 1992-08-28 1992-08-28 パック電池 Pending JPH0623158U (ja)

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JP6062492U JPH0623158U (ja) 1992-08-28 1992-08-28 パック電池

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5070833A (ja) * 1973-10-29 1975-06-12
JPH0290460A (ja) * 1988-09-28 1990-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd パック電池とその製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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