JPH06230665A - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

画像形成装置及び現像装置

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JPH06230665A
JPH06230665A JP5032496A JP3249693A JPH06230665A JP H06230665 A JPH06230665 A JP H06230665A JP 5032496 A JP5032496 A JP 5032496A JP 3249693 A JP3249693 A JP 3249693A JP H06230665 A JPH06230665 A JP H06230665A
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JP
Japan
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developer
latent image
developing
toner
carrier
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JP5032496A
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English (en)
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Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Osamu Iwasaki
修 岩崎
Harumi Kugo
晴美 久郷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的の一つは、現像スリーブと感光
体ドラムとの間隔を狭くすることが可能で、高耐久性が
あり、かつ、該間隔の公差が小さく、生産ラインの自動
化が容易な現像装置を提供することにある。 【構成】 現像スリーブ59の両端部側に、該現像スリ
ーブ59と一体型で、かつ、該現像スリーブ59の端部
を覆うようにスリーブ・ドラム間規制部67,68が取
り付け、該スリーブ・ドラム間規制部67,68が感光
体ドラム51に当接させて、現像スリーブ59と感光体
ドラム51間に一定の隙間を保持させる。また、上記ス
リーブ・ドラム間規制部67,68を、上記現像スリー
ブ59の端部を覆うように配設し、端部尖端放電を防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機、プリン
タ等の画像形成装置に用いられる画像形成装置及び現像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において
は、像担持体(感光体ドラム)に形成された潜像に、現
像装置の現像剤担持体(スリーブ)により現像剤(トナ
ー)を供給し、この潜像をトナー像として顕像化して紙
などシート状の記録材に転写することにより、画像を形
成している。
【0003】図8はこのような画像形成装置の典型的な
例を示す要部の概略側面図である。図8に示す装置にお
いては、紙面に垂直方向に延びて矢印方向に回転する回
転円筒状の感光体ドラム1の表面感光層が、一次帯電器
2によって一様に帯電され、これに画像信号3が付与さ
れて静電潜像が形成される。
【0004】次に上記現像装置4に配設された現像スリ
ーブ9によって該現像装置4内のトナーが上記静電潜像
に供給されると、上記潜像は可視トナー像となり、ドラ
ム1の回転に伴って転写帯電器6と対向する転写部位に
達する。
【0005】このとき、搬送路5から供給される記録材
(図示せず)は、上記可視トナー像が上記転写部位に達
するのと同じタイミングで該転写部位に到来し、上記ト
ナー像とに当接する。そして、該トナー像は転写帯電器
6の作用によってドラム1から記録材に転移し、該記録
材はドラム1から分離する。この後、記録材は搬送ロー
ラ7によって定着部位(図示せず)に搬送され、上記ト
ナー像は該定着部位において上記記録材上に定着され
る。
【0006】一方、転写しないでドラム1上に残った残
留トナーは、ドラム1の回転とともにクリーニング装置
8に至り、クリーニングブレードなどのクリーニング手
段によってドラム1から除去されて一次帯電器2に接近
して上述の工程を繰り返す。
【0007】次に、以上のような画像の現像装置4を図
9に基づいて説明する。図9に示す現像装置4内には円
筒形現像スリーブ9が配設されており、該現像スリーブ
9内にはマグネットローラ10が配設されている。該マ
グネットローラ10は、両端のマグネットローラ位置決
め部材17,18により固定されている。
【0008】上記現像スリーブ9は、図9に示すように
軸受部材13,14によって現像装置4に保持され、該
現像スリーブ9と現像装置4の間には、両端部側の非現
像領域にトナーが移動するのを防止すべく、シール部材
15,16が取り付けられている。また、上記現像スリ
ーブ9の軸方向両端部側には、スペーサコロ11,12
が取付けられており、該スペーサコロ11,12が感光
体ドラム1と当接して現像スリーブ9と感光体ドラム1
間に一定の隙間を与えている。
【0009】さらに、現像スリーブ9の一端にはスリー
ブギア19が取り付けられており、該スリーブギア19
が感光体ドラム1のドラムギア1aに噛合して、感光体
ドラム1と共に回転するようになっている。
【0010】つまり、上記現像スリーブ9は、図8に示
す矢印方向に回転し、該現像スリーブ9の周りにある現
像装置4内のトナーを磁気保持して、該現像スリーブ9
と対向する静電潜像を有した感光体ドラム1の方へ上記
トナーを供給している。
【0011】トナーの供給は、現像バイアス電極20を
通じて現像スリーブ9に電圧を印加し、該現像スリーブ
9と感光体ドラム1との間に電界を形成して、トナーを
ドラム上に飛翔させることにより行っている。この電界
によるトナーを飛翔させる力Fは、下式により表され
る。
【0012】
【数1】F=qE=q(V/d)
【0013】ここでqはトナーの電荷、Vは現像スリー
ブ9と感光体ドラム1との電位差、dは現像スリーブ9
と感光体ドラム1間の間隔である。
【0014】したがって、上記力Fを所定値に保って良
好な現像を行うためには上記現像スリーブ9と感光体ド
ラム1との間に所定の電位差を生じさせる必要があり、
従来は、画像形成装置に高電圧電源を備えることにより
対処している。
【0015】次に、別の従来例を図18に基づいて説明
する。図18において、200は感光体ドラムで、その
周囲に、一次帯電ローラ217、レーザー発生装置22
1、現像装置240、現像スリーブ241、レジスタロ
ーラ224、転写帯電器214、クリーナ216などが
設けられている。
【0016】この装置においては、感光体ドラム200
が一次帯電ローラ217によって帯電されると、レーザ
ー発生装置221によりレーザー光223が感光体ドラ
ム200に照射され、該感光体ドラム200の表面を露
光して静電潜像を形成せしめる。該静電潜像は、感光体
ドラム200の回転によって該感光体ドラム200と現
像スリーブ241が対向する現像領域内に搬送され、現
像スリーブ241によって該現像領域まで担持搬送され
た現像装置240内の粉体トナーによって現像される。
【0017】このようにしてドラム200上で現像され
た画像は、転写帯電器214により紙上へコロナ転写さ
れる。そのトナー画像を載せた紙は搬送ベルト225に
よって定着装置226へ運ばれ、定着ローラ間のニップ
で熱せられ、紙繊維の上に上記トナー画像が溶融凝固定
着するようになっている。
【0018】以上のような画像形成装置における現像領
域とは、現像スリーブ241に印加された現像バイアス
と静電潜像との電位差によって、電界が形成される領域
である。この現像バイアスには、直流電界と交流電界と
が重畳された電界が用いられ、トナーは電界によってス
リーブ241上とドラム200上を行き来しながら、ド
ラム200上の静電潜像を良好に現像するようになって
いる。
【0019】次に、上記図18に示すような画像形成装
置に用いられる別の現像装置について図27を用いて説
明する。図27に示す現像装置240には、感光体ドラ
ム200に近接して、アルミニウム、ステンレス等非磁
性金属で造られた円筒状の現像スリーブ202が配設さ
れ、感光体ドラム200と現像スリーブ202との間隔
はスリーブ・ドラム間保持部材等(図示せず)により約
300μmに維持されている。また、現像スリーブ20
2内には、該現像スリーブ202と間隙を保って磁界発
生手段であるマグネットローラ204が現像スリーブ2
02と同心的に配設されている。但し、上記現像スリー
ブ202は回転可能であり、マグネットローラ204は
固定である。マグネットローラ204には図示の如く、
4個の磁極S1,S2,N1,N2が具備されていて、
それぞれS1は現像、N1はトナー量規制、S2は一成
分磁性現像剤T(トナー)の取り込み、搬送、N2は磁
性トナーTの吹き出し防止に影響している。図27にお
いて、磁性トナーTは、現像スリーブ202内に配され
たマグネットローラ204の吸引力によって現像スリー
ブ202上に付着し、矢印Bの方向に回転する現像スリ
ーブ202によって搬送される。このとき、現像スリー
ブ202に付着して搬送される磁性トナー量は、弾性ブ
レード203によって規制されるが、該弾性ブレード2
03は現像スリーブ202に接触する当接圧や当接長さ
等により、感光体ドラム200と現像スリーブ202が
近接する現像領域に搬送されるトナー量を決定してい
る。現像領域に搬送された磁性トナーTは、矢印A方向
に回転移動する感光ドラム200上の潜像を現像する
が、これは、現像の時に感光ドラム200と現像スリー
ブ202との間に電界を形成し、磁性トナーTを現像ス
リーブ202から感光体ドラム200へ飛翔させて行う
ようになっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例において、以下のような問題点があった。先ず図
8に示す従来例においては、上記のように高電圧電源を
備えると装置が大型化し、また、高電圧用の安全対策部
品等も必要となって、装置の複雑化を免れなかった。
【0021】この問題に対する対策としては、上式にお
ける電位差Vを低くすることが考えられるが、電位差V
を低くしながら、電位差Vを低くする前と同様のトナー
を飛翔させる力Fを得るためには、トナー電荷qを高く
するか、あるいは現像スリーブ9と感光体ドラム1の間
隔dを狭くする必要がある。ところが、トナー電荷qを
高くすることは、現像の安定性からあまり有効な方法で
はなく、結局、現像不良を起こすことなく上記電位差V
を低くするには上記間隔dを狭くすることが条件とな
る。
【0022】しかしながら、上述のように現像スリーブ
9と感光体ドラム1との間隔は、スペーサコロ11,1
2によって保持されており、該スペーサコロ11,12
の強度、歩留り、生産性等の点から、現像スリーブ9と
感光体ドラム1との間隔dはおよそ150μm以上必要
になるという問題点がある。
【0023】これは、スペーサコロは生産工程において
成型のために約±15μmの公差を必要とするからであ
る。つまり、この公差は従来のスリーブとドラムの間隔
d(300μm)に対しては5%に相当するが、例えば
スリーブとドラムの間隔dを100μmに狭くした場合
には15%に相当し、個々の製品に対して大きなバラツ
キが発生してしまうためである。
【0024】またスペーサコロはスリーブへ嵌め込むた
め、スリーブ外径の精度も要求され、スペーサコロとス
リーブ外径の2つの精度が必要となり、上記間隔dを狭
くするのは困難である。
【0025】さらに実際にスペーサコロを厚さ100μ
mにすると金型から抜けにくく、大量生産が不可能であ
るという問題点もある。
【0026】また、使用に際しても、スペーサコロを現
像スリーブに嵌めると、スペーサコロと現像スリーブの
間に隙間を生じ、その隙間にトナーが入り込み、画像の
ピッチムラを発生させるなどの問題もある。
【0027】そこで、特開平3−14470号公報に示
されるが如く、スリーブ・ドラム間隔を一定に保つ間隔
規制部を現像スリーブと一体型に具備した装置が提案さ
れた。
【0028】しかし、この方法の場合には、現像スリー
ブ端面部(円柱における円面部)が被覆されていないた
め、該現像スリーブ端面部と、感光体ドラム間において
尖端放電を起こす可能性がある。
【0029】つまり、図10に示すように端部に駆動ギ
ア1bが取り付けられた感光体ドラムについては、該感
光体ドラムの内側にSDコート層を設ければよいが、こ
のようにドラム端面まで感光層がコートしてあったとし
ても、スリーブ端面部21が被覆されていないため、ス
リーブ端面部に電界が集中して耐圧が不足し、図10に
22で示すように尖端放電を起こしてリークするのであ
る。
【0030】例えば感光体ドラムの帯電電位VD=−7
00V、露光部電位VL=−150V、現像スリーブ印
加最大電圧(交流・直流重畳時)Vm=−1300V、
現像スリーブ・感光体ドラム間隔d=300μmとした
場合、最大電界Emは下式で表される。
【0031】
【数2】Em = (Vm-VL)/d = {-1300-(-150)}/(300×1
0-6) = -3.83 ×106 [V/m]
【0032】このように、高湿環境においては、現像面
では面放電を起こさないが、端部では電界の集中による
尖端放電を起こす可能性がある。
【0033】さらに、感光体ドラムと現像スリーブとの
周速が異なり、現像スリーブを早回しする場合等におい
ては、スリーブ・ドラム間規制部と感光体ドラムの摩擦
力によって、該スリーブ・ドラム間規制部と現像スリー
ブ間に力が加わることになり、該規制部が現像スリーブ
から剥れたり、またクラック等が入ってしまう虞れがあ
る。
【0034】次に、図18に示す従来例においては、現
像スリーブ及び感光体ドラムが円筒形状を有しているた
め、現像領域内において、現像スリーブと感光体ドラム
との距離が互いの円筒形状の丸みのために変化し、以下
のような問題点を生じていた。
【0035】この距離の変化による影響を図19に示
す。現像領域内のドラム200上の静電潜像の現像は、
上述したように、スリーブ241に現像バイアスを印加
することにより行われる。この現像バイアスとしては、
直流電界と交流電界とが重畳されたものを用いる。図1
9は現像バイアスを飛ばし電界(トナーがスリーブ24
1からドラム200へ飛翔する力を与える電界)にした
場合である。この場合にはスリーブ241及びドラム2
00の電位面つまり表面に対し、垂直に電気力線が発生
する。すなわち図19の250のように、曲線の電気力
線が発生する。
【0036】スリーブ241のトナーはこの電気力線2
50に従って、飛ばし電界のときには、スリーブ241
上からドラム200上へ、また引き戻し電界(トナーが
ドラム200上からスリーブ241上へ飛翔する力を与
える電界)のときには、ドラム200上からスリーブ2
41上へ移動することとなる。
【0037】ここで上記曲線の電気力線250に従って
スリーブ241上からドラム200上に移動するトナー
を考える。先ず、スリーブ241上のトナーは現像バイ
アス電源により、ドラム200とスリーブ241間に発
生した電界Eにより下式のような力Fを受ける。
【0038】
【数3】F=QE
【0039】ここでQはトナーの電荷を示す。この力
が、鏡映力、ファンデルワールス力、磁気力等の和より
大きくなった場合、スリーブ241上から飛翔を始め
る。図19上部に示す、電気力線250上を飛翔中のト
ナー251は、トナー自身ある速度で進んでいるため、
その慣性力FAと、電界EによるFBの力を受ける。その
ためトナーはFAとFBの合力であるFC方向に進行する
こととなる。つまり、現像領域の外側へ押し出そうとす
る力が働く事となる。そしてトナー251がスリーブ2
41からドラム200に向けて飛翔中に、飛ばし電界か
ら一転して引き戻し電界が印加された場合には、トナー
自身の慣性力FDと電界の引き戻し力FEとの合力からF
Fという力が働き、これもまた、トナーを現像領域外へ
押し出そうとする力が働く。このようにして、図19に
示すスリーブ241上のA(現像領域上流)とB(現像
領域下流)にトナー溜まり252を発生させる。特にB
に発生するトナー溜まり252は、図20に示すよう
に、文字の下流側に糸状に発生する飛び散り(以下尾引
き飛び散り)に影響を与える。この飛び散りの原因とな
るのは、Bにおけるスリーブ上トナーの穂立ち高さであ
る。長いトナー穂立ちは、現像領域終了付近において、
飛び散りを発生させ、著しく画像を劣化させる。
【0040】また、図27に示す従来例によれば、図2
8に示すように、現像スリーブ202の矢印B方向への
回転とともに、現像装置中のトナー(図示せず)はマグ
ネットローラ204の磁力により搬送され、弾性ブレー
ド203により薄層化したトナー層261を形成する
が、以上の動作と同時に、弾性ブレード203とトナー
シール部材250または251のわずかな隙間からトナ
ーが漏れ、トナー溜り260ができてしまう。このトナ
ー溜り260ができると、以下に示すような欠点が生じ
る。 (1)トナー飛散 トナー溜り260の頂上部のトナー(スリーブ表面から
離れた部分)においては、マグネットローラ204から
の磁気力が弱いこと、及びトナーが十分に帯電されてい
ないため、鏡映力が弱いことから、スリーブ202の回
転による遠心力でトナーが飛散しやすくなる。飛散しな
いまでも、徐々に端部にトナーが蓄積されていき、ある
程度蓄積されると、下部へ落下し、本体装置内を汚すこ
とになる。 (2)端部紙汚れ スリーブ・ドラム間の間隙が狭い場合に多く発生する
が、トナー溜り260の高さがスリーブ・ドラム間の間
隙より高くなった場合、トナー溜り260の先端はドラ
ムへ付着することになる。付着したトナーは、ドラムに
付着したまま転写部により紙に転写され、紙の両端部が
汚れた画像となる。紙の両端部の汚れは、画像品位を著
しく落とすものである。
【0041】本発明の第一の目的は、上記問題点を解決
し、現像スリーブと感光体ドラムとの間隔を狭くするこ
とが可能で、高耐久性があり、かつ、該間隔の公差が小
さく、生産ラインの自動化が容易な現像装置を提供する
ことにある。
【0042】本発明の第二の目的は、上記問題点を解決
し、現像スリーブ上のトナー溜まりを発生させぬように
して、飛び散りをなくし、高画質な画像を形成すること
のできる画像形成装置を提供することにある。
【0043】本発明の第三の目的は、上記問題点を解決
し、現像スリーブとシール部材の間隙に生じるトナー溜
りにより、トナー飛散及び端部紙汚れを発生させること
のない現像装置を提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】本願第一発明によれば、
上記第一の目的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜
像担持体に対向する位置に開口部を有する現像装置と、
該現像装置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現
像剤担持体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持さ
せる間隔保持部材とを有する画像形成装置において、上
記間隔保持部材は、少なくとも上記現像剤担持体端部外
周面及び端面部に樹脂をコーティングして該現像剤担持
体と一体に形成されていることにより達成される。
【0045】また、本願第二発明によれば、上記第一の
目的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に
対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現像装置
の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤担持体
と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる間隔保
持部材とを有する画像形成装置において、上記間隔保持
部材は、少なくとも上記潜像担持体端部外周面及び端面
部に樹脂をコーティングして該潜像担持体と一体に形成
されていることにより達成される。
【0046】さらに、本願第三発明によれば、上記第一
の目的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体
に対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現像装
置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤担持
体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる間隔
保持部材とを有する画像形成装置において、上記間隔保
持部材は、少なくとも上記現像剤担持体端部外周面及び
端面部に熱収縮樹脂チューブを被覆して該現像剤担持体
と一体に形成されていることにより達成される。
【0047】また、本願第四発明によれば、上記第一の
目的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に
対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現像装置
の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤担持体
と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる間隔保
持部材とを有する画像形成装置において、上記間隔保持
を材は、少なくとも上記潜像担持体端部外周面及び端面
部に熱収縮樹脂チューブを被覆して該潜像担持体と一体
に形成されていることにより達成される。
【0048】さらに、本願第五発明によれば、上記第二
の目的は、無端または有端移動自在に配設され、静電潜
像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に対向して配
設され、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担
持体と一体または別体に形成され現像剤を搬送せしめる
現像剤搬送手段と、上記潜像担持体と現像剤担持体の間
に所定の電界を生じさせる電界発生手段とを備えた画像
形成装置において、上記現像剤担持体と潜像担持体との
互いに対向する現像領域内での間隔は、現像剤の移動方
向の少なくとも一部の範囲で等間隔であることにより達
成される。
【0049】また、本願第六発明によれば、上記第三の
目的は、電潜像担持手段に対向して設けられ、現像剤を
担持して現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現像剤
担持体に当接するように配設され現像剤の層厚を規制す
る手段と、上記現像剤担持体と現像剤を収容せしめる現
像容器と、上記現像剤担持体と該現像容器の間隙からの
現像剤の漏出を防止する手段とを有する現像装置におい
て、上記現像剤漏出防止手段と上記現像容器との間隙に
磁気発生手段を有することにより達成される。
【0050】さらに、本願第七発明によれば、上記第三
の目的は、静電潜像担持手段に対向して設けられ、現像
剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現
像剤担持体に当接するように配設され現像剤の層厚を規
制する手段と、上記現像剤担持体と現像剤を収容せしめ
る現像容器と、上記現像剤担持体と該現像容器の間隙か
らの現像剤の漏出を防止する手段とを有する現像装置に
おいて、上記現像剤層厚規制手段と現像剤漏出防止手段
の長手方向にまたがる磁気発生手段が、上記現像容器の
外部に配設されていることにより達成される。
【0051】
【作用】本願第一発明ないし第四発明によれば、間隔保
持部材は、現像剤担持体あるいは潜像担持体と一体に形
成され、該現像剤担持体あるいは潜像担持体の端部の外
周面及び端面部を樹脂にて覆うため、端部尖端放電を防
ぐ。また、樹脂で形成したことにより、高耐久性を維持
し、公差を小さくする。
【0052】また、本願第五発明によれば、現像剤担持
体と潜像担持体との互いに対向する現像領域内での間隔
は、移動方向の少なくとも一部の範囲で等間隔なので、
電界発生手段によって発生する電気力線は、最短距離を
結んだ線となる。その結果、現像剤は、該現像剤を潜像
担持体側へ移動させる方向の電界による力を受け、ま
た、現像剤自身が飛翔中のために生じる慣性力が該電界
による力と同方向に働く。そのため、その合力もまた、
上記力と同方向となり、現像領域の外側には力は働かな
い。故に、現像剤は現像剤溜まりを作らず、現像剤穂立
ちの高さが必要以上に高くなることはなく、従来例で見
られた尾引き状の飛び散りは発生しない。
【0053】さらに、本願第六または第七発明によれ
ば、磁気発生手段を、現像剤漏出防止手段と、現像容器
あるいは現像剤層厚規制手段との間に配設することによ
り、現像剤層厚規制手段と現像剤漏出防止手段間に現像
剤溜まりを形成し、現像剤の壁を間隙に作ることによ
り、現像剤層厚規制手段端部から外部への現像剤の漏
出、飛散を防止する。
【0054】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0055】〈実施例1〉先ず本発明の実施例1を図1
ないし図3により説明する。最初に画像形成動作の概要
を図2により説明する。
【0056】図2において51は感光体ドラムであり、
該感光体ドラム51は駆動系(図示せず)によりP方向
に回転する。該感光体ドラム51の周囲には、一次帯電
ローラ52、現像装置55、転写ローラ62、クリーニ
ング装置69などが設けられている。
【0057】以上のような本実施例装置においては、感
光体ドラム51が一次帯電ローラ52によって帯電され
ると、画像信号に基づいたレーザー発生装置(図示せ
ず)等による露光が行われ、上記感光体ドラム51上に
は静電潜像が形成される。
【0058】一方、現像装置55内では覚拌棒57によ
りトナー56が覚拌されており、該トナー56はブレー
ド58により帯電コート量規制され、現像スリーブ59
によって現像領域内に供給される。
【0059】すると上記現像スリーブ59に印加された
現像バイアス60により上記現像領域内に供給されたト
ナー56は感光体ドラム51に飛翔し、上記静電潜像は
可視トナー像となって感光体ドラム51の回転により転
写ローラ62と対向する転写部位に達する。
【0060】このとき、搬送ベルト61から供給される
記録材(図示せず)は、上記可視トナー像が上記転写部
位に達するのと同じタイミングで該転写部位に到来し、
上記トナー像に当接する。そして、該トナー像は転写ロ
ーラ62の作用によって記録材に転移し、該記録材は感
光体ドラム51から分離する。
【0061】その後、上記トナー像を転写された記録材
は搬送板64上を通過し、定着部位に運ばれ、定着ロー
ラ65と加圧ローラ66のニップ間にて加熱及び加圧を
受け、上記トナー像が上記記録材上に溶融凝固定着す
る。
【0062】なお、転写しないで感光体ドラム51上に
残った残留トナーは、感光体ドラム51の回転とともに
クリーニング装置69に至り、クリーニングブレード等
のクリーニング手段によって感光体ドラム51から除去
されて、帯電ローラ52に接近して上述の工程を繰り返
す。
【0063】次に、現像装置55を図1に基づいて詳細
に説明する。図1に示す現像装置55内には円筒形現像
スリーブ59が配設されており、該現像スリーブ59内
にはマグネットローラ70が配設されている。該マグネ
ットローラ70は両端マグネットローラ位置決め部材7
5,76により、固定されている。
【0064】一方、現像スリーブ59は、図1及び図3
に示すように、現像スリーブ59とは一体型ではない半
円筒形のスリーブ軸受73,74によって現像装置55
に保持されており、該現像スリーブ59の回転ムラを抑
制している。該軸受74及び逆端に有する軸受73は現
像装置55に固定されている。また上記現像スリーブ5
9の端部には、図3に示すように面79が形成されてお
り、該面79には図1に示すスリーブギア77が固定さ
れる。
【0065】そして、このスリーブギア77は、図1に
示すように感光体ドラム51のドラムギア51aと噛合
しており、これによって現像スリーブ59は感光体ドラ
ム51と共に回転するようになっている。
【0066】また、現像スリーブ59の現像領域と非現
像領域(現像スリーブ51の両端部側)との境界部に
は、図1に示すように現像スリーブ59と現像装置本体
55との間の隙間にシール部材71,72が取り付けら
れ、現像領域内の現像スリーブ59周りのトナーが非現
像領域に飛散するのを防止している。なお、78は現像
バイアス電極で、これにより現像に必要な電圧を現像ス
リーブ59に印加している。
【0067】さらに、上記現像スリーブ59の両端部側
には、図3及び図4に示すように、該現像スリーブ59
と一体型で、かつ、該現像スリーブ59の端部を覆うよ
うにスリーブ・ドラム間規制部67,68が取り付けら
れており、該スリーブ・ドラム間規制部67,68が感
光体ドラム51に当接することにより、現像スリーブ5
9と感光体ドラム51間に一定の隙間を保持させ、現像
スリーブ59による感光体ドラム51上の静電潜像の顕
像化が可能となっている。
【0068】ここで、上記スリーブ・ドラム間規制部6
7,68は、上記現像スリーブ59の端部を覆うように
配設されているが、これは端部尖端放電を防ぐためのも
のである。
【0069】例えば実験において、現像スリーブ59の
端部表面から感光体ドラム51までの最短距離L(m)
に対する印加手段の電圧X(V)の比:X/L(V/
m)が1×106(V/m)以下であれば放電の問題は
ない。しかしながら、本実施例のように現像バイアス6
0に交流と直流電圧を重畳させて、トナーを飛翔させる
現像法の場合、主にX/L(V/m)は2〜3×106
(V/m)を必要とするので、尖端放電を防ぐためには
図4に示すように現像スリーブ59の端部を覆わなけれ
ばならない。
【0070】次に、スリーブ・ドラム間規制部67,6
8について説明する。材料には例えばスチレン系樹脂、
ビニル系樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアミ
ド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系樹脂、アクリル系樹脂な
どの熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド
樹脂などの熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などが使用でき
る。中でもシリコン樹脂、フッ素樹脂のような離型性の
あるもの、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、
ポリフェニレンオキサイド、ポリアミド、フェノール、
ポリエステル、ポリウレタン、スチレン系樹脂のような
機械的性質に秀れたものが、より好ましい。
【0071】本実施例では、上記樹脂をスプレー法、あ
るいは浸漬法等によって現像スリーブ端部基材表面にコ
ートし、必要なスリーブ・ドラム間規制部67,68の
層を形成し、硬化させることによってスリーブ・ドラム
間規制部67,68と一体型になった現像スリーブ59
を得た。
【0072】本スリーブを使うことにより、従来法では
困難であった狭いスリーブ・ドラム間隔を得ることがで
き、生産性の面においては、自動化が可能である。そし
てスプレー法ならば、塗布量、塗布時間等を変えること
により、浸漬法ならば、溶剤の粘度、引き上げ速度等を
変えることにより、容易にスリーブ・ドラム間規制部6
7,68の厚さを変化可能であり、従来法より公差を小
さくすることができる。また従来例では、スペーサコロ
及びスリーブ外径の精度を必要としていたが、本発明で
は、コート層厚の精度のみでスリーブ・ドラム間隔を得
ることができるため、生産の歩留りを向上させることが
できる。
【0073】そして、スリーブ・ドラム間規制部67,
68にフッ素樹脂等低摩擦材料を用いることにより、ス
リーブの周速がドラムの50〜200%程度まで耐久可
能であった。
【0074】また一体型であるため、従来法では現像ス
リーブとスペーサコロの間にトナーが入り発生するピッ
チムラが、本発明では発生しないことからも、安定した
画像を供給可能である。
【0075】以上説明したように、本発明を用いること
によりスリーブ端部尖端放電を防ぎつつ、トナーを飛翔
させるための適正な電界を得ることが可能であり、一体
型のためトナーが挟まることによるピッチムラは発生し
にくくなる。
【0076】また、生産工程においては、完全自動化が
容易であり、金型を使用しないため、コスト面でも有利
である。そして、スリーブ・ドラム間が狭い場合に対し
てもスペーサコロでは対応できなかった狭い領域まで製
作可能となり、精度も著しく向上し、歩留りが増加し
た。
【0077】さらに、材料に低摩擦材料を用いることに
より、スリーブとドラムの周速が異なっている場合に
も、高耐久が保証可能である。
【0078】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
5に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0079】本実施例では図5に示される如く、実施例
1のスリーブ・ドラム間規制部に、樹脂チューブを用い
て現像スリーブと一体型とすることにより、生産性を向
上させ、係るコストを低減するものである。
【0080】取り付け法としては、図5(a)に示す如
く、まず現像スリーブ59とフッ素樹脂チューブ80を
用意し、該現像スリーブ59に該フッ素樹脂チューブを
被せる。この場合、フッ素樹脂チューブ80を現像スリ
ーブ59の端部より、わずかにはみ出させておく。
【0081】そして(b)に示す如く、現像スリーブ5
9を均一に回転させながら、熱風ガン82を用いて、一
方の端から順次加熱収縮させる。この方法により、端部
はフッ素樹脂チューブに被覆され、リークの問題もな
い。
【0082】以上の操作により、現像スリーブ59とフ
ッ素樹脂チューブ80は一体化し、スリーブ・ドラム間
規制部67が完成する。
【0083】上記樹脂チューブ80はフッ素樹脂を例に
挙げて説明したが、他にもシリコーン樹脂、フェノール
樹脂、ポリアミド、ポリエーテルサルホン、ポリアリレ
ートなどが使用可能である。
【0084】以上説明したように、本実施例を用いるこ
とにより、実施例1と比較して、大規模な生産工程を必
要とせず、生産性を向上させ、係るコストの低減が可能
である。
【0085】〈実施例3〉次に、図6に基づいて本発明
の実施例3について説明する。なお、実施例1との共通
箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
【0086】本実施例では図6に示されるが如く、スリ
ーブ・ドラム間規制部67,68と現像スリーブ59の
接触面において段差を設け、スリーブ・ドラム間規制部
67,68と現像スリーブ59との接触面積を増加させ
たので、密着強度が向上し、感光体ドラム51による摺
擦等によって、スリーブ・ドラム間規制部67,68が
現像スリーブから剥れるのを防ぐ。
【0087】例えば、感光体ドラムと現像スリーブとの
周速が異なり、現像スリーブを早回しする場合等におい
ては、スリーブ・ドラム間規制部と感光体ドラムの摩擦
力は、そのままスリーブ・ドラム間規制部と現像スリー
ブ間に力が加わることになる。その結果、スリーブ・ド
ラム間規制部が現像スリーブから剥れたり、またクラッ
ク等が入ってしまう。
【0088】上記事態を防ぐために、本実施例では、ス
リーブ・ドラム間規制部と現像スリーブの接触面積を大
きくし、感光体ドラムの摺擦等による力が加わった場合
においても、スリーブ・ドラム間規制部と現像スリーブ
が一体型を保持するようにしたものである。
【0089】スリーブ・ドラム間規制部の材料として
は、実施例1で示した樹脂、そして実施例2の樹脂チュ
ーブも使用可能である。
【0090】製作法においても、現像スリーブの現像剤
担持部をブラストし、カーボン等をコートする現像スリ
ーブにおいては、現像剤担持部をブラストする時に、現
像スリーブ両端部までブラストすることにより、本実施
例に示す現像スリーブを簡単に得ることができる。
【0091】以上説明した様に、本発明の実施例によ
り、先述した利点に加え、さらに、スリーブ・ドラム間
規制部が剥れにくく、高耐久な一体型スリーブを得るこ
とが可能である。
【0092】〈実施例4〉次に、図7に基づいて本発明
の実施例4について説明する。なお、実施例1との共通
箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
【0093】感光体ドラム51は、ドラム基台83、感
光層84、保護層85、スリーブ・ドラム間規制部8
7,88から構成され、一体加工されている。現像スリ
ーブ59との距離は、スリーブ・ドラム間規制部87,
88によって保持される。
【0094】図7に示すように保護層85とスリーブ・
ドラム間規制部87,88を同じ材料にすることが可能
であり、生産工程の簡略化にもつながる。
【0095】スリーブ・ドラム間規制部の材料として
は、実施例1で示した樹脂、実施例2で示した樹脂チュ
ーブ等が使用可能である。
【0096】また、感光体ドラム51におけるスリーブ
・ドラム間規制部87,88との接触部に段差を設ける
ことにより、実施例3に示す如く、剥れに対して効果が
ある。
【0097】以上説明したように本発明の実施例によ
り、先述した利点に加え、さらにドラム保護層と同様の
材料を用いることにより、生産工程の簡略化を測ること
が可能である。
【0098】〈実施例5〉次に、本発明の実施例5を図
11ないし図13に基づいて説明する。図11は、本発
明の実施例5を示している。
【0099】図11において、潜像担持体(ドラム)1
01は円筒形状をしており、軸101aを中心に駆動系
(図示せず)によって矢印Qの方向に回転運動を行な
う。該ドラム101の周囲には、帯電ローラ102、レ
ーザー発生装置104、現像装置106、転写ローラ1
14が配設されている。
【0100】また、上記現像装置106の下方には、レ
ジストローラ117及び搬送ベルト118が配設されて
おり、転写紙119が、転写紙トレイ(図示せず)から
給紙ローラ(図示せず)によって給紙され、上記レジス
トローラ117のローラ間を通り、紙ガイドに沿って搬
送ベルト118により搬送される。そして転写紙119
は、ドラム101に接触し、転写位置に到達する。
【0101】以上の動作と同時に、ドラム101は軸1
01aを中心に回転し、帯電バイアス103が印加され
た帯電ローラ102によって、ドラム101の表面が一
様に帯電される。そして、ドラム101の回転によって
所定位置に到達した上記表面は、レーザー発生装置10
4からのレーザー光105によって露光され、ドラム1
01上に潜像が描かれる。
【0102】上記潜像は、ドラム101の回転に伴って
現像領域に進入し、現像装置106によって現像され
る。該現像装置106は、トナー113を攪拌する攪拌
棒107、一成分磁性トナー113を搬送させる磁性ベ
ルト111とベルト搬送ローラ110、そして磁性ベル
ト111を覆うためのアルミニウム製の現像板108と
樹脂製のトナー搬送板121、トナー層の厚みを規制す
る弾性ブレード109から成る。
【0103】磁性ベルト111は図12に示すように、
N極とS極を交互に配設して、ベルト状にしている。こ
れにより、上記トナー113を搬送し、トナー搬送板1
21上にトナーの穂立ちを形成する。
【0104】つまり、ドラム101が現像領域に到達す
るとき、現像装置106内では、攪拌棒107によって
トナー113が矢印S方向に攪拌され、磁性ベルト11
1によってトナー搬送板121に吸着する。ここで、ト
ナー113は一成分磁性トナーを用いている。吸着した
トナー113は、ベルト搬送ローラ110の回転に従っ
て動く磁性ベルト111の動きに伴い、トナー搬送板1
21上を矢印R方向に移動する。移動したトナー113
は弾性ブレード109により薄層コートされ、トリボ付
与され、磁性ベルト111の動きに伴って現像領域内に
進入する。このとき、現像板108には現像バイアス1
12が印加されており、上記トナー113は該現像バイ
アス112によってドラム101上の上記潜像を現像せ
しめる。
【0105】ここでドラム101と現像板108とは、
同じ曲率を有するため、現像領域内において互いの距離
は変化しない。したがって、現像バイアス112によっ
て発生する電気力線は、最短距離を結んだ線となる。
【0106】図13に現像領域における電気力線を示
す。図13に示すように、電気力線122は最短方向に
働く。つまり、飛ばし電界で飛翔するトナー113に
は、FXという飛ばし電界による力を受ける。そして、
トナー自身が飛翔中のためによる慣性力FYがFXと同方
向に働く。そのため、FXとFYの合力FZもまた、FX
Yと同方向の力となり、現像領域の外側には力は働か
ない。故に、トナー113はトナー溜まりを作ることは
ない。その結果、トナー穂立ちの高さが必要以上に高く
なることはなく、従来例で見られた尾引き状の飛び散り
は発生しない。
【0107】以上のように現像されたドラム101上の
トナー像は該ドラム101の回転によって転写領域に到
達し、転写バイアス115が印加された転写ローラ11
4により、転写紙119上にトナー像が転写される。そ
して転写された転写紙119は搬送ベルト118によっ
て定着装置119に運ばれ、定着される。
【0108】一方、転写されずにドラム101上に残っ
たトナー113は、クリーナ部材120によってクリー
ニングされ、ドラム面は清掃される。
【0109】なお、本実施例においては、磁性ベルト1
11の磁束密度は100(Gauss) 以上にて、現像バイア
ス112は、AC電圧が10〜5000Vppにて、これ
に重畳するDC電圧が±3000V以下にて、周波数は
10〜5000Hzにて使用可能である。この場合ドラ
ム101と現像板108との間隔は50〜2000μm
に維持している。
【0110】また、帯電バイアス103は、AC10〜
50000 Vpp、重畳するDC電圧は±10V以上に
て、周波数は10〜5000Hzで使用可能である。さ
らに、転写バイアス115は、DC電圧±10V以上に
て使用可能である。
【0111】〈実施例6〉次に、本発明の実施例6を図
14に基づいて説明する。なお実施例5との共通箇所に
ついては同一符号を付して説明を省略する。
【0112】本実施例は、現像板108の長さを任意に
設定可能であり、ドラム101裏面にトナー固定マグネ
ット123を付けたものである。
【0113】固定マグネット123を付けることによっ
て、現像領域終了付近による電場の乱れの影響を受けな
いようにすることができる。とくに現像領域終了付近で
は、電場のエッジ効果のために、電気力線は、外側に膨
らむように発生する。固定マグネット123によって、
現像領域終了付近では、トナーを飛翔させないようにす
ることにより、電場の影響を受けずにドラム上のトナー
113を搬送することが可能となる。そして、固定マグ
ネットの強さは、現像領域終了付近から徐々に強くして
いき、現像領域終端端部を最大にして、また徐々にに弱
くしていくという構成にすると、さらによい。
【0114】以下、本実施例装置における動作について
説明する。実施例5と同様に、トナー113は攪拌棒
(図示せず)によって攪拌され、磁性ベルト111によ
ってトナー搬送板121に吸着する。吸着したトナー1
13は、磁性ベルト111の動きとともに、トナー搬送
板121上を移動し、弾性ブレード109により薄層コ
ートされ、トリボ付与されて現像領域内に進入する。
【0115】このとき、実施例5と同様にドラム101
上に描かれた潜像も現像領域内に進入しており、上記ト
ナー113は、現像板108に印加された現像バイアス
112によってドラム101に飛翔して現像を行なう。
【0116】この現像動作を現像領域内で繰り返した
後、上記ドラム101上のトナー113は現像領域終了
付近に搬送されるが、該現像領域終了付近においては、
固定マグネット123の磁気吸引力によってドラム10
1上に固定されたまま動かない。現像バイアス112に
よってドラム101上のトナー113を現像板108上
に引き戻そうとする力が働くが、上記トナー113は固
定マグネット123の磁気吸引力によってドラム101
上に固定される。このようにトナーの動きを封じ込める
ことにより、現像領域終了付近で発生していた電場の乱
れによる、画像劣化を防ぎ、安定した画像を得ることが
できる。
【0117】以上のように現像されたドラム101上の
トナー像は該ドラム101の回転によって転写領域に到
達し、転写バイアス115が印加された転写ローラ11
4により、転写紙119上に転写される。そして転写さ
れた転写紙119は搬送ベルト118によって定着装置
119に運ばれ、定着される。
【0118】一方、転写されずにドラム101上に残っ
たトナー113は、クリーナ部材120によってクリー
ニングされ、ドラム面は清掃される。
【0119】なお、本実施例においては、固定マグネッ
ト123は磁束密度100(Gauss)以上にて使用可能
で、特に800(Gauss) 程度が有効である。
【0120】〈実施例7〉次に、本発明の実施例7を図
15に基づいて説明する。なお実施例5との共通箇所に
ついては同一符号を付して説明を省略する。
【0121】本実施例は、現像剤として一成分非磁性ト
ナー129を用いる場合で、トナー搬送及び画像搬送に
ベルトを用いた構成である。
【0122】以下本実施例における動作について説明す
る。転写紙トレイ(図示せず)から給紙ローラ(図示せ
ず)によって給紙された転写紙119は、レジストロー
ラ117のローラ間を通り、紙ガイドに沿って搬送ベル
ト118により搬送され、感光体ベルト125に接触し
て転写位置に到達する。
【0123】一方、感光体ベルト125は感光体ベルト
搬送ローラ124の回転により回転し、帯電バイアス1
03の印加された帯電ローラ102がその回転する表面
を一様に帯電する。そして該帯電された表面は、レーザ
ー発生装置104からのレーザー光105によって露光
され、感光体ベルト125上に潜像が描かれる。該潜像
は、感光体ベルト125の回転に伴って現像領域に進入
し、次のように現像装置106によって現像される。
【0124】現像装置106内では、トナー129が塗
布ローラ128により現像ベルト126に塗布され、該
現像ベルト126は現像ベルト搬送ローラ127の回転
により、R方向に搬送される。移動したトナー129は
弾性ブレード109により薄層コートされ、トリボ付与
され、現像ベルト125の動きとともに、現像領域内に
進入する。
【0125】ここで現像ベルト125に現像バイアス1
12が印加され、該現像バイアス112によってトナー
129はドラム101上の潜像を現像せしめる。非磁性
トナーの場合、飛翔する力は電界による力がほとんどを
占める。そのため、仮に電気力線が湾曲していたり、歪
んでいる場合は、その影響が大きい。それは非磁性トナ
ーは磁性体が混入されていない分だけ磁性トナーよりも
重量が軽くなり、電気力線に追随する割合が高くなるた
めである。
【0126】しかしながら、本実施例においては、感光
体ベルト125と現像ベルト126は平行であり、その
ため現像領域内において互いの距離は変化しない。つま
り、現像バイアス112によって発生する電気力線は最
短距離を結んだ線となり、非磁性トナーであっても良好
な現像動作を行わしめる。
【0127】このように現像された感光体ベルト125
上のトナー像は、該感光体ベルト125の回転によって
転写領域に到達し、転写バイアス115が印加された転
写ローラ114により転写紙119上に転写される。そ
して転写された転写紙119は搬送ベルト118によっ
て定着装置119に運ばれ、定着される。
【0128】一方、転写されずにドラム101上に残っ
たトナー129は、クリーナ部材120によってクリー
ニングされ、ドラム面は清掃される。
【0129】〈実施例8〉次に、本発明の実施例8を図
16及び図17に基づいて説明する。なお実施例5との
共通箇所については同一符号を付して説明を省略する。
【0130】実施例7においては、現像領域の全域に亘
り現像剤担持体と潜像担持体との距離が等距離であるこ
とを示した。しかし、本発明は図16に示すように、一
部でも現像領域内に現像剤担持体と潜像担持体との距離
が等距離であれば、本発明の効果が得られる。
【0131】また図17に示すように、現像剤担持体が
潜像担持体より周方向長さが長い場合においても、一部
現像剤担持体と潜像担持体が等距離であれば、本発明の
効果が得られることは明白である。
【0132】さらに、図16及び図17には、一成分非
磁性トナーの場合を示したが、一成分磁性トナーにおい
ても、現像領域内の少なくとも一部が等距離であれば本
発明の効果が得られることは明白である。特に現像領域
内で等距離部が6割以上で大きな効果が得られる。
【0133】なお、以上に説明した実施例5〜実施例8
においては、現像バイアスをAC電圧とDC電圧の重畳
したもので示したが、これに限らず±3000V以下の
DC電圧のみでも可能であり、特に±700V付近が有
効である。
【0134】〈実施例9〉次に、本発明の実施例9を図
21ないし図23に基づいて説明する。
【0135】図21に示す電子写真装置において、潜像
担持体としての通常ドラム状とされる電子写真感光体、
即ち感光体ドラム301は、一次帯電器302にて一様
に帯電され、露光装置303にて感光体ドラム301上
に潜像が形成される。この潜像は現像装置304にて可
視像、即ちトナー像とされ、このトナー像は転写帯電器
305にて記録材Pに転写される。記録材P上のトナー
像は感光体ドラム301から分離され、定着装置(図示
せず)にて定着され、永久像とされる。一方、感光体ド
ラム301は、その上の残留トナーをクリーニング装置
306にて除去した後、次の画像形成プロセスに供され
る。
【0136】本実施例にて現像装置304は、従来と同
様に、例えば一成分磁性現像剤(トナー)T1を収容し
た現像容器312を備え、感光体ドラム301と対面し
た現像容器312の開口部には、アルミニウム、ステン
レスなどの非磁性金属で作製された円筒状の現像剤担持
体、即ち、現像スリーブ307が回転自在に配置され
る。この現像スリーブ307内には、間隙を保って、マ
グネット手段であるマグネットローラ308が同心的に
固定して設けられている。マグネットローラ308は通
常、図示されるように、4個の磁極、即ち、現像極
1、搬送極S2、カット極N1、トナー漏れ防止極N2
備えている。
【0137】この構成の現像装置304において、トナ
ーT1は、現像スリーブ307内に配されたマグネット
ローラ308の吸引力によって現像スリーブ307上に
付着する。そしてこのトナーは、矢印Dの方向に回転す
る現像スリーブ307によって搬送され、矢印Cの方向
に回転移動する潜像担持体301上の潜像を現像する。
【0138】現像スリーブ307に付着されて搬送され
るT1の厚さを一定の設定値に規制するために、弾性体
から成るトナー規制部材としての弾性ブレード311が
現像スリーブ307の回転方向Cとはカウンター方向に
現像スリーブ307に当接している。従って、上記現像
スリーブ307に付着する磁性トナーT1のうち、一定
の設定値以上の磁性トナーT1は、この弾性ブレード3
11により現像スリーブ307から取り去られ、現像ス
リーブ307上には、所定値の厚さのトナー層T2が形
成される。
【0139】そして、本実施例においては、図22に示
すように現像スリーブ307の端部に配設されたシール
部材309及び319の長手方向外側であり、かつ、シ
ール部材309及び319と現像容器312の間に、補
助マグネット310及び320を配設している。
【0140】補助マグネット310及び320の極性
は、長手方向内側がS極、外側がN極とされる。この補
助マグネット310及び320は、プラスチックマグネ
ット或はフェライトマグネットとすることができる。
【0141】このように補助マグネット310及び31
1を長手方向はシール部材の外側であり、シール部材と
現像容器間に配設することにより、弾性ブレードとシー
ル部材間にトナー溜まりT3を形成し、トナーの壁を間
隙に作ることにより、弾性ブレード端部から外部へのト
ナーの漏出、飛散を防止することが可能である。
【0142】本実施例は、図21及び図22に示すよう
に、補助マグネット310及び320は半円筒形のマグ
ネットを用いているが、図23に示すように補助マグネ
ットはLの部分のみにして、315はシール部材にして
も、弾性ブレード裏面にトナー溜まりT3が形成される
ため、同様の結果が得られる。
【0143】また315を弱マグネットとし、Lの部分
のみ磁力を局部的に大きくしても同様の結果が得られ
る。
【0144】〈実施例10〉次に、本発明の実施例10
を図24及び図25に基づいて説明する。なお、実施例
9との共通箇所については、同一符号を付して説明を省
略する。
【0145】本実施例では、図24に示すように補助マ
グネット317を電磁石とし、電磁石に電流供給する電
源として、磁界発生用電源318を具備している。
【0146】そして、図25に示すように現像スリーブ
の回転と同期させて磁界発生用電源をON−OFFする
コントローラ316を備えている。図25におけるタイ
ミングのように、磁界発生用電源信号は、少なくともス
リーブ回転信号ONより早くONし、スリーブ回転信号
OFFより遅くOFFするものとする。これは、特にO
FFの場合、スリーブの回転が慣性力で回転している時
に補助マグネットの磁界をOFFすることを防ぐためで
ある。
【0147】本実施例により、トナーが現像装置内の一
部分に固着することを防ぐとともに、スリーブ端部にお
けるトナー漏れを防ぐことが可能である。
【0148】〈実施例11〉次に、本発明の実施例11
を図26に基づいて説明する。なお、実施例9との共通
箇所については、同一符号を付して説明を省略する。
【0149】本実施例では、図26に示すように、補助
マグネット325及び326を現像容器312の外部か
つ弾性ブレード311の両端部上側に配設している。補
助マグネットの長手方向幅は、弾性ブレード311の端
部とシール部材とにまたがるように具備している。磁極
の位置は、下側(スリーブ側)がS極とされる。
【0150】上記マグネット325及び326は、プラ
スチックマグネット或はフェライトマグネットとするこ
とができる。
【0151】このように、補助マグネットを現像容器の
外側であり、弾性ブレードの両端部上側に配設すること
により、実施例9と同様に、弾性ブレードの裏側(現像
容器内)で、弾性ブレードとシール部材との間にトナー
溜まりを形成し、トナーの壁を間隙に作ることにより、
弾性ブレード端部から外部へのトナーの漏出、飛散を防
止することが可能である。
【0152】さらに、補助マグネットが現像容器外部に
配設しているため、トナーカートリッジのリサイクル工
程で、簡単に補助マグネットとトナーカートリッジの分
離が可能であり、リサイクル工程の効率化をはかること
ができる。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本願第一ないし第
四発明によれば、スリーブとスリーブ・ドラム間規制部
を一体型にすることにより、狭いスリーブ・ドラム間隔
を得ることが可能で、精度の要求が該規制部のみのた
め、公差を小さくする効果がある。また、生産工程にお
いては、完全自動化が容易であり、歩留りを向上させる
ことができる。スリーブ端面部も被覆することにより、
端面部におけるリークを防止しつつ、接触面積も向上す
るため、該規制部がスリーブから剥れるのを防ぐ効果が
ある。
【0154】また、本願第五発明によれば、現像剤担持
体と潜像担持体によって形成される現像領域において、
現像剤担持体と潜像担持体との距離を少なくとも一部、
等距離に保つことにより、現像剤の飛翔を最短距離に
し、現像剤担持体上の現像剤の片寄りをなくすことが可
能である。これにより、画像上で見られる飛び散りや、
文字の下流側に発生する尾引きのような飛び散りを減少
させることが可能である。さらに、この構成にすること
により、現像領域の長さを制限を受けることなく、自由
に選ぶことができ、現像効率を上げ、高画質な画像を得
られる。
【0155】さらに、本願第六発明によれば、磁力によ
って現像剤層厚規制手段の内側両端部に現像剤凝集体を
作り、現像剤層厚規制手段と現像剤漏出防止手段との間
隙に現像剤の壁を作ることにより、現像剤層厚規制手段
両端から外部への現像剤の漏出、飛散を防止することが
できる。
【0156】また、本願第七発明によれば、上記第六発
明と同様の効果を奏する他、磁石を現像容器外部に具備
することにより、トナーカートリッジリサイクル工程に
おいて、容易に着脱可能であり、作業効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における現像剤担持体と潜像
担持体を示す図である。
【図2】本発明の実施例1における画像形成装置の概略
構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例1における現像剤担持体を示す
斜視図である。
【図4】本発明の実施例1における間隔保持部材の構成
を示す図である。
【図5】本発明の実施例2における現像剤担持体及び間
隔保持部材を示す図である。
【図6】本発明の実施例3における現像剤担持体及び間
隔保持部材を示す図である。
【図7】本発明の実施例4における潜像担持体及び間隔
保持部材を示す図である。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成を示す図であ
る。
【図9】図8装置における現像剤担持体及び潜像担持体
を示す図である。
【図10】図9の現像剤担持体と潜像担持体における端
面部のリークを説明する図である
【図11】本発明の実施例5装置の断面図である。
【図12】図11の磁性ベルトの構成を示した図であ
る。
【図13】図11の現像領域における電気力線を示した
図である。
【図14】本発明の実施例6装置の断面図である。
【図15】本発明の実施例7装置の断面図である。
【図16】本発明の実施例8装置の断面図である。
【図17】本発明の実施例8における変形例を示した断
面図である。
【図18】従来例装置を示した図である。
【図19】従来例装置における電気力線を示した図であ
る。
【図20】従来例装置の現像領域終了直後の潜像担持体
上における画像を示した図である。
【図21】本発明の実施例9装置の概略構成を示す図で
ある。
【図22】図21装置における現像装置の概略構成を示
す図である。
【図23】図22装置における磁気発生手段を示す図で
ある。
【図24】本発明の実施例10における現像装置の概略
構成を示す図である。
【図25】図24装置における磁気発生手段の駆動タイ
ミングを示す図である。
【図26】本発明の実施例11におけるの現像装置の概
略構成を示す図である。
【図27】従来例の現像装置の概略構成を示す図であ
る。
【図28】図27装置における現像剤漏出防止手段周辺
の現像剤の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
51 感光体ドラム(潜像担持体) 55 現像装置 59 現像スリーブ(現像剤担持体) 67,68 スリーブ・ドラム間規制部(間隔保持部
材) 80 樹脂チューブ(間隔保持部材) 87,88 スリーブ・ドラム間規制部(間隔保持部
材) 101 感光体ドラム(潜像担持体) 108 現像板(現像担持体) 111 磁性ベルト(現像剤搬送手段) 112 現像バイアス(電界発生手段) 113 一成分磁性トナー(現像剤) 121 トナー搬送板(現像剤搬送手段) 125 感光体ベルト(潜像担持体) 126 現像ベルト(現像剤担持体、現像剤搬送手段) 129 一成分非磁性トナー(現像剤) 301 感光体ドラム(静電潜像担持手段) 304 現像装置 307 現像スリーブ(現像剤担持体) 301,315,319 シール部材(現像剤漏出防止
手段) 310,317,320,325,326,L 補助マ
グネット(磁気発生手段) 311 弾性ブレード(現像剤層厚規制手段) 312 現像容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久郷 晴美 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担
    持体に対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現
    像装置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤
    担持体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる
    間隔保持部材とを有する画像形成装置において、上記間
    隔保持部材は、少なくとも上記現像剤担持体端部外周面
    及び端面部に樹脂をコーティングして該現像剤担持体と
    一体に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担
    持体に対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現
    像装置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤
    担持体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる
    間隔保持部材とを有する画像形成装置において、上記間
    隔保持部材は、少なくとも上記潜像担持体端部外周面及
    び端面部に樹脂をコーティングして該潜像担持体と一体
    に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担
    持体に対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現
    像装置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤
    担持体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる
    間隔保持部材とを有する画像形成装置において、上記間
    隔保持部材は、少なくとも上記現像剤担持体端部外周面
    及び端面部に熱収縮樹脂チューブを被覆して該現像剤担
    持体と一体に形成されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担
    持体に対向する位置に開口部を有する現像装置と、該現
    像装置の開口部に配設された現像剤担持体と、該現像剤
    担持体と上記潜像担持体間の間隔を一定値に保持させる
    間隔保持部材とを有する画像形成装置において、上記間
    隔保持部材は、少なくとも上記潜像担持体端部外周面及
    び端面部に熱収縮樹脂チューブを被覆して該潜像担持体
    と一体に形成されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 間隔保持部材を有する現像剤担持体と潜
    像担持体を現像位置において互いに順方向に有端または
    無端移動させるとともに、該潜像担持体の周速を上記現
    像剤担持体の周速の50〜200%に設定したこととす
    る請求項1または請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 間隔保持部材を有する潜像担持体と現像
    剤担持体を現像位置において互いに順方向に有端または
    無端移動させるとともに、該現像剤担持体の周速を上記
    潜像担持体の周速の50〜200%に設定したこととす
    る請求項2または請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 現像剤担持体の間隔保持部材との接触面
    には、凹凸が形成されていることとする請求項1または
    請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 潜像担持体の間隔保持部材との接触面に
    は、凹凸が形成されていることとする請求項2または請
    求項4に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 間隔保持部材は、潜像担持体構成層の一
    部であることとする請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 無端または有端移動自在に配設され、
    静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に対向
    して配設され、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現
    像剤担持体と一体または別体に形成され現像剤を搬送せ
    しめる現像剤搬送手段と、上記潜像担持体と現像剤担持
    体の間に所定の電界を生じさせる電界発生手段とを備え
    た画像形成装置において、上記現像剤担持体と潜像担持
    体との互いに対向する現像領域内での間隔は、現像剤の
    移動方向の少なくとも一部の範囲で等間隔であることを
    特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 電界発生手段は、交番電界発生手段あ
    るいは直流電界発生手段もしくは交番電界と直流電界の
    重畳電界発生手段のいずれかであることとする請求項1
    0に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 潜像担持体内部には磁界発生装置が配
    設されていることとする請求項10に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 磁界発生装置の磁束密度は、潜像担持
    体周方向に対し変化するように設定されていることとす
    る請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 静電潜像担持手段に対向して設けら
    れ、現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に当接するように配設され現像剤の
    層厚を規制する手段と、上記現像剤担持体と現像剤を収
    容せしめる現像容器と、上記現像剤担持体と該現像容器
    の間隙からの現像剤の漏出を防止する手段とを有する現
    像装置において、上記現像剤漏出防止手段と上記現像容
    器との間隙に磁気発生手段を有することを特徴とする現
    像装置。
  15. 【請求項15】 磁気発生手段は、永久的に磁気を発生
    する手段または電気信号によって断続的に駆動可能な磁
    気発生手段であることとする請求項14に記載の現像装
    置。
  16. 【請求項16】 電気信号による磁気発生手段の停止
    は、現像剤担持体の駆動停止以降であることとする請求
    項15に記載の現像装置。
  17. 【請求項17】 静電潜像担持手段に対向して設けら
    れ、現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に当接するように配設され現像剤の
    層厚を規制する手段と、上記現像剤担持体と現像剤を収
    容せしめる現像容器と、上記現像剤担持体と該現像容器
    の間隙からの現像剤の漏出を防止する手段とを有する現
    像装置において、上記現像剤層厚規制手段と現像剤漏出
    防止手段の長手方向にまたがる磁気発生手段が、上記現
    像容器の外部に配設されていることを特徴とする現像装
    置。
  18. 【請求項18】 磁気発生手段は容易に着脱自在に配設
    されていることとする請求項17に記載の現像装置。
JP5032496A 1993-01-29 1993-01-29 画像形成装置及び現像装置 Pending JPH06230665A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014215367A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 キヤノン株式会社 間隔保証部材、現像装置、プロセスカートリッジ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014215367A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 キヤノン株式会社 間隔保証部材、現像装置、プロセスカートリッジ
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