JPH06230104A

JPH06230104A - ナビゲーションシステム

Info

Publication number: JPH06230104A
Application number: JP5015629A
Authority: JP
Inventors: Katsushi Takano; 勝志高野
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1993-02-02
Filing date: 1993-02-02
Publication date: 1994-08-19

Abstract

(57)【要約】【構成】キャリングケース１０は、ＧＰＳアンテナ
１、モニター受像機２、ナビゲーション本体３、ハイダ
ウエイ４、ジョイスティックリモコン５、スピーカ６を
結線した状態で収納する。また、キャリングケース１０
の開閉蓋１５は、少なくとも２回折り返すことにより、
モニター受像機２を外方に露出させる支持台となる。【効果】携帯性に優れると共に、使用の度に結線を行
う必要がなく、簡単に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーションシステ
ムに関し、特に携帯可能なナビゲーションシステムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】ナビゲーションシステムは、例えば高級
車のオプションとして購入時に既に取り付けられている
ことを前提に、あるいは１台の車に固定的に取り付けら
れることを前提に設計されている。したがって、一旦取
り付けられたナビゲーションシステムを取り外して利用
したり、他の自動車で利用したりすることができず、甚
だ不便であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実情に鑑みてなされたものであり、携帯性に優れ、複数
の車で簡単に利用できるナビゲーションシステムを提供
することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る第１のナビゲーションシステムは、ナ
ビゲーション本体と、ＧＰＳアンテナと、モニター受像
機と、これらのナビゲーション本体、ＧＰＳアンテナ及
びモニター受像機を結線した状態で収納するキャリング
ケースとを備えることを特徴とする。

【０００５】また、本発明に係る第２のナビゲーション
システムは、第１のナビゲーションシステムにおいて、
キャリングケースの開閉蓋は、内面に前記モニター受像
機が取り付けられ、開閉蓋を少なくとも２回折り返すこ
とにより、モニター受像機を外方に露出させる支持台と
なることを特徴とする。

【０００６】また、本発明に係る第３のナビゲーション
システムは、第２のナビゲーションシステムにおいて、
キャリングケースの開閉蓋は、第１、第２の折り曲げ部
を折り曲げることにより形成される第１、第２の面を有
し、第１の折り曲げ部と第２の折り曲げ部で形成される
第１の面にモニター受像機が取り付けられると共に、第
２の面が第１の面を支持することを特徴とする。

【０００７】また、本発明に係る第４のナビゲーション
システムは、第１のナビゲーションシステムにおいて、
モニター受像機を取り付ける取付け金具を備え、モニタ
ー受像機は、キャリングケースから結線した状態で取り
出し自在とされ、取付け金具を介して車のダッシュボー
ドに取り付けられることを特徴とする。

【０００８】また、本発明に係る第５のナビゲーション
システムは、第４のナビゲーションシステムにおいて、
取付け金具は、ダッシュボードに着脱自在なモニター取
付け部と、少なくとも２片を有し、その基端が一体化さ
れた形状の弾性部材からなる固定部と、モニター取付け
部と固定部を連結する連結部とからなり、固定部は、そ
の自由端が車のデフロスタノズルに挿入され、その弾性
力によってデフロスタノズルに固定されることを特徴と
する。

【０００９】また、本発明に係る第６のナビゲーション
システムは、第５のナビゲーションシステムにおいて、
モニター取付け部は、アクリルゲルによってダッシュボ
ードに接着されることにより、着脱自在とされることを
特徴とする。

【００１０】

【作用】本発明に係る第１のナビゲーションシステムで
は、ナビゲーション本体、ＧＰＳアンテナ、モニター受
像機が結線した状態でキャリングケースに収納されてい
る。

【００１１】また、本発明に係る第２、３のナビゲーシ
ョンシステムでは、開閉蓋を開けた状態において、開閉
蓋がモニター受像機を外方に露出させる支持台となる。

【００１２】また、本発明に係る第４のナビゲーション
システムでは、必要に応じてモニター受像機を取付け金
具を介してダッシュボードに設置できる。

【００１３】また、本発明に係る第５、６のナビゲーシ
ョンシステムでは、モニター取付け部の接着力と固定部
の弾性力により、モニター受像機をダッシュボードに取
り付ける。

【００１４】

【実施例】以下、本発明係るナビゲーションシステムの
一実施例を図面を参照しながら説明する。

【００１５】この実施例のナビゲーションシステムは、
例えば図１に示すように、所謂ＧＰＳ（Global Positio
ning System ）アンテナ１と、モニター受像機２と、上
記ＧＰＳアンテナ１で受信されたＧＰＳ衛星からの電波
によって位置を検出し、上記モニター受像機２に表示さ
れる地図上に位置等を表示するナビゲーション本体３
と、上記ＧＰＳアンテナ１、モニター受像機２、ナビゲ
ーション本体３等を結線するためのハイダウエイ４と、
上記ナビゲーション本体３を操作するためのジョイステ
ィックリモコン５と、上記ナビゲーション本体３からの
信号により音を発するスピーカ６と、電力を上記ナビゲ
ーション本体３等に供給するためのカーバッテリーコー
ド７と、上記モニター受像機２を車の所謂ダッシュボー
ドに取り付けるための取付け金具２０と、上記ＧＰＳア
ンテナ１、モニター受像機２、ナビゲーション本体３等
を結線した状態で収納するキャリングケース１０とを備
えている。

【００１６】そして、ＧＰＳアンテナ１、カーバッテリ
ーコード７は、キャリングケース１０の内部にそれぞれ
設けられたポケット１１、１２に収納されており、利用
者がポケット１２からカーバッテリーコード７を取り出
し、例えばこのカーバッテリーコード７の先端に設けら
れているシガープラグを車のシガーソケットに差し込む
ことにより、モニター受像機２、ナビゲーション本体３
等に電力が供給されるようになっている。また、ＧＰＳ
アンテナ１は、利用者がポケット１１から取り出し、Ｇ
ＰＳ衛星からの電波を受信できる位置に設置するように
なっている。

【００１７】ナビゲーション本体３は、ＧＰＳアンテナ
１で受信された複数のＧＰＳ衛星からの電波によって位
置を検出すると共に、所謂ＣＤ−ＲＯＭ（コンパクトデ
ィスク−リード・オンリ・メモリ）ドライバを備え、地
図情報等が記録されたＣＤ−ＲＯＭを再生して、例えば
液晶カラーモニタからなるモニター受像機２に表示され
る地図上に現在位置等を表示するようになっている。そ
して、このナビゲーション本体３とハイダウエイ４は、
キャリングケース１０の底面１３の内側に固定されてお
り、また、例えば目的地に近づいたことを利用者に音で
知らせるためのスピーカ６は、キャリングケース１０の
側面１４の内側に固定されている。

【００１８】一方、モニター受像機２は、キャリングケ
ース１０の開閉蓋１５の内面に取り付けられており、こ
の開閉蓋１５は、少なくとも２回折り返すことにより、
モニター受像機２を外方に露出させる支持台となるよう
になっている。

【００１９】具体的には、例えば図２に示すように、開
閉蓋１５は、第１、第２及び第３の折り曲げ部１５ａ、
１５ｂ、１５ｃを有し、上述の図１に示すように、これ
らの折り曲げ部１５ａ、１５ｂ、１５ｃを折り曲げるこ
とにより、第１の折り曲げ部１５ａと第２の折り曲げ部
１５ｂで形成される第１の面１５Ａにモニター受像機２
が、例えば所謂マジックテープで着脱自在に取り付けら
れると共に、第２の折り曲げ部１５ｂと第３の折り曲げ
部１５ｃで形成される第２の面１５Ｂが第１の面１５Ａ
を支持するようになっている。例えば第１の面１５Ａ、
第２の面１５Ｂ及び開閉蓋１５の折り曲げていない残り
の面で三角柱を形成し、図３に示すように、キャリング
ケース１０の背面１６と第２の面１５Ｂとを、例えばホ
ックを具備した１対のバンド１７ａ、１７ｂで固定する
ことにより、モニター受像機２を外方に露出させる支持
台を形成する。この結果、利用者は、モニター受像機２
をキャリングケース１０から取り外すことなく、見やす
い角度でその表示画像を観ることができる。

【００２０】また、この開閉蓋１５の第１の面１５Ａに
は、ジョイスティックリモコン５が、例えばマジックテ
ープで着脱自在に取り付けられており、利用者はジョイ
スティックリモコン５を取り外して、操作できるように
なっている。

【００２１】以上のように、このナビゲーションシステ
ムを車内で使用する場合、キャリングケース１０の開閉
蓋１５を所定の形状となるように開いて、シガーソケッ
トから電源と取ると共に、ＧＰＳアンテナ１を設置する
だけで、車内の所望の位置において簡単に使用すること
ができる。また、車内から取り出して使用することもで
きる。さらに、他の車に簡単に移して使用することもで
きる。

【００２２】取付け金具２０は、上述の図１に示すよう
に、マジックテープでキャリングケース１０の所定位置
に取り付けられて収納され、例えば利用者がモニター受
像機２を車のダッシュボード上に取り付けて使用したい
場合において、簡単に取り出せるようになっている。

【００２３】具体的には、取付け金具２０は、例えば図
４に示すように、ダッシュボード３１に着脱自在なモニ
ター取付け部２１と、少なくとも２片を有し、その基端
が一体化された形状の弾性部材２２からなる２つの固定
部２３ａ、２３ｂと、上記モニター取付け部２１と固定
部２３ａ、２３ｂをそれぞれ連結する連結部２４ａ、２
４ｂとからなっている。

【００２４】そして、モニター取付け部２１は、そのダ
ッシュボード３１側の面に粘着性があり、ゲル状のアク
リル樹脂（所謂アクリルゲル）が塗布されており、この
アクリルゲルによってダッシュボード３１に着脱自在に
取り付けられる。換言すると、アクリルゲルの使用によ
り、着脱を繰り返してもダッシュボード３１に傷を付け
たり、汚損することがない。

【００２５】固定部２３ａ、２３ｂは、弾性部材、例え
ばデルリン材からなり、例えば２片が互いにＶ字状をな
し、その基端で一体化された形状を有している例えば逆
Ｖ字形の所謂トグラーからなっている。これらの固定部
２３ａ、２３ｂは、その基端において長尺な連結部２４
ａ、２４ｂの先端にそれぞれ螺着されている。そして、
固定部２３ａ、２３ｂは、その自由端を指で摘んで車の
所謂デフロスタノズル３２に挿入した後に、元の形状に
復元するような弾性力を有している。この結果、固定部
２３ａ、２３ｂは、弾性力によってデフロスタノズル３
２に固定される。

【００２６】連結部２４ａ、２４ｂは、それらの基端
（固定部２３ａ、２３ｂが螺着されている先端とは逆の
端）がモニター取付け部２１に一点で螺子止めされてお
り、基端を中心に回動できるようになっている。そし
て、連結部２４ａ、２４ｂをダッシュボード３１の奥行
きに応じて回動することにより、デフロスタノズル３２
からモニター取付け部２１までの距離を調整することが
でき、ダッシュボード３１上の所望の位置にモニター受
像機２を取り付けることができる。また、アクリルゲル
の接着力と固定部２３ａ、２３ｂの弾性力により、モニ
ター受像機２をダッシュボード３１に安定して取り付け
ることができる。

【００２７】

【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明に係
るナビゲーションシステムでは、ナビゲーション本体、
ＧＰＳアンテナ、モニター受像機等の必要な機器を結線
した状態でキャリングケースに収納することにより、持
ち運びが簡単、すなわち携帯性に優れると共に、簡単に
使用することができる。

【００２８】また、開閉蓋を開けた状態において、開閉
蓋をモニター受像機を外方に露出させる支持台とするこ
とにより、モニター受像機をキャリングケースから取り
外すことなく、モニター受像機の表示画像を観ることが
できる。すなわち、例えば車内の所望の位置において簡
単に使用することができる。また、車内から取り出して
使用することもできる。さらに、他の車に簡単に移して
使用することもできる。

【００２９】また、必要に応じてモニター受像機を取付
け金具を介してダッシュボードに設置でき、運転席から
モニター受像機の表示画像を観ることができる。

【００３０】また、モニター取付け部の接着力と固定部
の弾性力により、モニター受像機をダッシュボードに取
り付けることにより、モニター受像機を安定して取り付
けることができる。また、アクリルゲルを用いることに
より、着脱を繰り返してもダッシュボードに傷を付けた
り、汚損することがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用したナビゲーションシステムの具
体的な構造を示す斜視図である。

【図２】開閉蓋を閉めた状態における上記ナビゲーショ
ンシステムの外観を示す斜視図である。

【図３】開閉蓋を開いた状態における上記ナビゲーショ
ンシステムの背面外観を示す斜視図である。

【図４】上記ナビゲーションシステムを構成するモニタ
ー受像機をダッシュボードに取り付けた状態を示す模式
図である。

【符号の説明】

１・・・ＧＰＳアンテナ２・・・モニター受像機３・・・ナビゲーション本体１０・・・キャリングケース１５・・・開閉蓋１５ａ・・・第１の折り曲げ部１５ｂ・・・第１の折り曲げ部１５Ａ・・・第１の面１５Ｂ・・・第２の面２０・・・取付け金具２１・・・モニター取付け部２３ａ、２３ｂ・・・固定部２４ａ、２４ｂ・・・連結部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ナビゲーション本体と、ＧＰＳアンテナと、モニター受像機と、上記ナビゲーション本体、ＧＰＳアンテナ及びモニター
受像機を結線した状態で収納するキャリングケースとを
備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項２】前記キャリングケースの開閉蓋は、内面
に前記モニター受像機が取り付けられ、該開閉蓋を少な
くとも２回折り返すことにより、上記モニター受像機を
外方に露出させる支持台となることを特徴とする請求項
１記載のナビゲーションシステム。
【請求項３】前記キャリングケースの開閉蓋は、第
１、第２の折り曲げ部を折り曲げることにより形成され
る第１、第２の面を有し、上記第１の折り曲げ部と第２の折り曲げ部で形成される
上記第１の面に前記モニター受像機が取り付けられると
共に、上記第２の面が上記第１の面を支持することを特
徴とする請求項２記載のナビゲーションシステム。
【請求項４】前記モニター受像機を取り付ける取付け
金具を備え、上記モニター受像機は、前記キャリングケースから結線
した状態で取り出し自在とされ、上記取付け金具を介し
て車のダッシュボードに取り付けられることを特徴とす
る請求項１記載のナビゲーションシステム。
【請求項５】前記取付け金具は、ダッシュボードに着脱自在なモニター取付け部と、少なくとも２片を有し、その基端が一体化された形状の
弾性部材からなる固定部と、上記モニター取付け部と固定部を連結する連結部とから
なり、上記固定部は、その自由端が車のデフロスタノズルに挿
入され、その弾性力によってデフロスタノズルに固定さ
れることを特徴とする請求項４記載のナビゲーションシ
ステム。
【請求項６】前記モニター取付け部は、アクリルゲル
によってダッシュボードに接着されることにより、着脱
自在とされることを特徴とする請求項５記載のナビゲー
ションシステム。