JPH0622944B2 - 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法 - Google Patents

長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法

Info

Publication number
JPH0622944B2
JPH0622944B2 JP61108221A JP10822186A JPH0622944B2 JP H0622944 B2 JPH0622944 B2 JP H0622944B2 JP 61108221 A JP61108221 A JP 61108221A JP 10822186 A JP10822186 A JP 10822186A JP H0622944 B2 JPH0622944 B2 JP H0622944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
ring
fiber
boss
steering wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61108221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62263037A (ja
Inventor
伸二 小池
龍藏 堀
泰広 土屋
真樹 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP61108221A priority Critical patent/JPH0622944B2/ja
Publication of JPS62263037A publication Critical patent/JPS62263037A/ja
Publication of JPH0622944B2 publication Critical patent/JPH0622944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長繊維強化樹脂製ステアリングホイール芯の製
造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、自動車等の車両は軽量化が求められており、その
ため、車両部品であるステアリングホイールの軽量化が
図られている。例えばステアリングホイールを合成樹脂
素材を用いて製造することが行われているが、樹脂素材
のみでは強度が不足するので、補強用芯材として金属材
料を併用して成形する方法が用いられている。しかし、
金属材料を多量に用いた場合には軽量効果は小さくな
る。
そこで、ガラス繊維、炭素繊維などの連続した長繊維か
らなる繊維束に、合成樹脂例えば不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂などを含浸させた樹脂含浸連続長繊維
束を所定の型に巻きつけ積層したのち、硬化させて製造
した長繊維強化樹脂製ステアリングホイール芯を芯材と
して用いてステアリングホイールを製造することが試み
られ、種々の方法が提案されている。
例えば、第3図に示すような長繊維強化樹脂製ステアリ
ングホイール芯10の製造は、ロボットを用いて、リン
グ部11の形状に対応する溝部を外周に形成した巻き取
り治具に樹脂含浸連続長繊維を巻き付けてリング部のみ
を所定回数巻回したのち、該巻き取り治具の中心軸上に
配置したボス金具14の外周へリング部側から掛け渡し
て再びリング部側へ戻し、さらにリング部に沿って所定
の長さ巻き付け、リング部の他の位置から前記ボス金具
14へ巻き付ける一連の手順を所定回数繰り返してリン
グ部−スポーク部−ボス部を巻回するか、又はリング部
のみの巻回とリング部−スポーク部−ボス部の巻回とを
交互に行ってリング部11とスポーク部12とボス部1
3を形成積層したのち、硬化させることにより行うこと
が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したように、ロボットにより、1系
統の樹脂含浸長繊維で、リング部のみを巻回したのち、
リング部−スポーク部−ボス部を巻回するか、又はリン
グ部のみの巻回とリング部−スポーク部−ボス部の巻回
を交互に行って、ステアリングホイール芯のリング部、
スポーク部及びボス部を形成する場合、そのステアリン
グホイール芯の巻回形成時間は短いとはいえないという
問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、ステアリ
ングホイール芯の樹脂含浸長繊維による巻回形成の時間
を短縮した長繊維強化樹脂製ステアリングホイール芯の
製造方法を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の長繊維強化樹脂製ステアリングホイール芯の製
造方法樹脂含浸長繊維を一方向に回転する巻き取り治具
に巻き付けてリング部のみを巻回するとともに、該巻き
取り治具の中心軸上に取り付けられ、該巻き取り治具と
一体に回転するボス部材の外周にリング部側から樹脂含
浸長繊維を掛け渡して再びリング部側へ戻し、さらに該
長繊維をリング部に沿って所定の長さに巻き付け、リン
グ部の他の位置から前記ボス部材へ巻き付ける一連の手
順を前記リング部のみの巻回方向に一致させ、これを順
次繰り返して行うことにより、リング部−スポーク部−
ボス部を一体的に巻回したのち、硬化させて長繊維強化
樹脂製ステアリングホイール芯を製造する際に、 リング部のみを巻回する繊維とリング部−スポーク部−
ボス部を巻回する繊維を別系統の繊維とし、リング部−
スポーク部−ボス部の巻回をロボットを用いて行い、そ
れと平行して、リング部のみの巻回をロボットを用いず
に行うことを特徴とするものである。
本発明に用いる長繊維としては例えばガラス繊維、炭素
繊維、セラミックス繊維、ポリアミド繊維などが挙げら
れる。
長繊維に含浸させる樹脂としては例えば不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂などが挙げられる。
本発明では、リング部のみを巻回する繊維とリング部−
スポーク部−ボス部を巻回する繊維を別系統の繊維とす
るが、両系統の繊維を同一の含浸槽を通してもよいし、
それぞれ別の含浸槽を通してもよく、また、両系統の繊
維はその材質、径、束ねる本数が同一でも異なってもよ
く、更に、含浸する樹脂も同一でも異なってもよい。
〔作 用〕
上記したように、リング部のみを巻回する繊維とリング
部−スポーク部−ボス部を巻回する繊維とを別系統と
し、巻き取り治具を一方向に回転させ、リング部−スポ
ーク部−ボス部の巻回方向をリング部のみの巻回方向に
一致させたため、ロボットによるリング部−スポーク部
−ボス部の巻回と平行して、リング部を、ロボットを用
いず、巻き取り治具の回転だけによって巻回でき、巻回
時間が短縮される。
〔実施例〕
本発明を一実施例により図面を参照して説明する。
第1図は本実施例に用いるステアリングホイール芯の製
造装置を示すものである。この製造装置は、リング部−
スポーク部−ボス部巻き付け用長繊維束F1とリング部
巻き付け用長繊維束F2それぞれに樹脂を含浸する含浸
装置1a、1b、樹脂を含浸した長繊維束を巻き付ける
巻き取り治具2とボス金具14及びその巻き付け動作を
行うロボット7で概略構成されている。
上記巻き取り治具2は、第1図及び第2図に示すよう
に、リング状の上治具3と下治具4とからなり、その外
周リング部に相当する溝6を有し、リング部とスポーク
部の分岐部にピン5が傾斜して植設され、回転テーブル
(図示せず)上に、巻き取り治具2の中心軸と該回転テ
ーブルの回転軸が一致するように固定されている。そし
て、ボス金具14は該巻き取り治具2の中心軸上に一体
的に回転するように取り付けられている。
径7μmの炭素繊維3000本からなるリング部−スポーク
部−ボス部巻き付け用長繊維束F1をエポキシ樹脂を充
てんした含浸装置1挙を通して樹脂を含浸してローラー
9で方向を変えて、ロボット7のアーム先端に取り付け
た、デリバリーアイと称する案内具8の先端の孔8a通
して上記巻き取り治具2にその一端を固定する。一方、
上記長繊維束F1と同様の長繊維束からなるリング部巻
き付け用長繊維束F2を上記と同様のエポキシ樹脂を充
てんした含浸装置16を通して樹脂を含浸してローラー
9で方向を変え、巻き取り治具2のリング部形成用の溝
6にその一端を固定する。
回転テーブル(図示せず)を一方向に回転させると、樹
脂を含浸したリング部巻き付け用長繊維束F2が巻き取
り治具2のリング部形成用の溝6に一端が固定されてい
るので、該溝6に巻き取られる。一方、該回転テーブル
を回転させると同時にロボット7を操作して案内具8を
動かして、樹脂を含浸したリング部−スポーク部−ボス
部巻き付け用長繊維束F1を巻き取り治具2のリング部
とスポーク部との分岐部に植設したピン5に引っ掛けて
該巻き取り治具2からボス金具14の外周へ掛け渡して
スポーク部を形成していくとともにボス金具14に巻き
付け、再び巻き取り治具2へ掛け渡し、分岐部のピン5
に引っ掛けてリング部を所定長さ巻き、リング部の他の
位置から上記ボス金具14へ巻き付ける一連の手順を上
記リング部のみの巻回方向に一致させ、これを順次所定
回数繰り返し、リング部、スポーク部及びボス部を巻回
する。
上記のように巻回することにより、リング部のみの巻回
と、リング部−スポーク部−ボス部の巻回が平行して行
われ、両巻回が重なる時間だけ、巻回時間が短縮され
る。
次に、巻き取り治具2及びボス金具14に巻き付けた樹
脂含浸長繊維束を該治具とともに120℃の温度に設定し
た炉内に2時間保持して樹脂を硬化させ、次いで該治具
をはずすことにより長繊維強化樹脂製ステアリングホイ
ール芯が得られる。
〔発明の効果〕
本発明は、上記したように、巻き取り治具を一方向に回
転させ、リング部のみの巻回方向にリング部−スポーク
部−ボス部の巻回方向を一致させ、リング部のみを巻回
する繊維とリング部−スポーク部−ボス部を巻回する繊
維とを別系統としたので、ロボットによるリング部−ス
ポーク部−ボス部の巻回と平行して、リング部を、ロボ
ットを用いず、巻き取り治具の回転により巻回できるの
で、両巻回が重なる時間だけ巻回時間を短縮することが
でき、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のステアリンクホイール芯の
製造装置の構成図、 第2図は本発明の一実施例に用いる巻き取り治具の要部
断面図、 第3図は従来技術による長繊維強化樹脂製ステアリング
ホイール芯の斜視図を表わす。 図中、 1a、 1b……含浸装置、2……巻き取り治具 7……ロボット、8……案内具 14……ボス金具 F1……リング部−スポーク部−ボス部巻き付け用長繊
維 F2……リング部巻き付け用長繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂含浸長繊維を一方向に回転する巻き取
    り治具に巻き付けてリング部のみを巻回するとともに、
    該巻き取り治具の中心軸上に取り付けられ、該巻き取り
    治具と一体に回転するボス部材の外周にリング部側から
    樹脂含浸長繊維を掛け渡して再びリング部側へ戻し、さ
    らに該長繊維をリング部に沿って所定の長さに巻き付
    け、リング部の他の位置から前記ボス部材へ巻き付ける
    一連の手順を前記リング部のみの巻回方向に一致させ、
    これを順次繰り返して行うことにより、リング部−スポ
    ーク部−ボス部を一体的に巻回したのち、硬化させて長
    繊維強化樹脂製ステアリングホイール芯を製造する際
    に、 リング部のみを巻回する繊維とリング部−スポーク部−
    ボス部を巻回する繊維を別系統の繊維とし、リング部−
    スポーク部−ボス部の巻回をロボットを用いて行い、そ
    れと平行して、リング部のみの巻回をロボットを用いず
    に行うことを特徴とする長繊維強化樹脂製ステアリング
    ホイール芯の製造方法。
JP61108221A 1986-05-12 1986-05-12 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法 Expired - Lifetime JPH0622944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108221A JPH0622944B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61108221A JPH0622944B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62263037A JPS62263037A (ja) 1987-11-16
JPH0622944B2 true JPH0622944B2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=14479109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61108221A Expired - Lifetime JPH0622944B2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622944B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2964914B2 (ja) * 1995-05-19 1999-10-18 ヤマハ株式会社 ステアリングホイールの製法
JP6735072B2 (ja) * 2014-11-21 2020-08-05 株式会社Steq Led光源装置およびプロジェクター

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62263037A (ja) 1987-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102352672B1 (ko) 예를 들면 차륜 서스펜션용 링크 암 및 그 제조 방법
EP0177687B1 (en) Method for the manufacture of a fiber reinforced resin structure
JPH0622944B2 (ja) 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法
US4749422A (en) Process for preparing a fiber-reinforced plastic structure having branching points
KR950702903A (ko) 구조적 및 다른 요소, 및 그 제조방법(structural and other components, method of manufacture)
JPS6295949A (ja) 環状バンドおよびその製造・取付け方法
JPH0615078Y2 (ja) コンクリ−ト用補強材
JPH02242987A (ja) 繊維複合材撚り線用素線,同撚り線,並びにそれらの製造方法
JPH07164542A (ja) ファイバ強化樹脂製部品の製造装置およびその方法
JP2599187B2 (ja) 複合線条体の製造方法
US11760039B2 (en) Apparatus and process for producing pultruded FRP rebar
JPS62178321A (ja) 分岐部を有する長繊維強化樹脂構造体
JPS62263036A (ja) 長繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯の製造方法
US4097322A (en) Manufacture of rigid elongate members of resin bonded reinforcing elements
JPH0698712B2 (ja) Frpステアリングホイ−ル芯材の製造方法
JPH01249326A (ja) 繊維強化樹脂ばねの製造方法
JP3781323B2 (ja) 繊維強化樹脂複合材螺旋棒の製造方法および装置
JPS61258737A (ja) 繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯材の製造方法
GB2103572A (en) Winding a strut
JPS62263032A (ja) 繊維強化樹脂製ステアリングホイ−ル芯材の製造方法
JPS61274929A (ja) 繊維強化樹脂構造体の接合方法
JPS62263030A (ja) Frp製ステアリングホイ−ル芯材の製造装置
JPH051132B2 (ja)
JPH051134B2 (ja)
JPS61144334A (ja) コイル状繊維強化プラスチツク積層体の製造方法