JPH06227949A - 育毛剤 - Google Patents
育毛剤Info
- Publication number
- JPH06227949A JPH06227949A JP50A JP5766993A JPH06227949A JP H06227949 A JPH06227949 A JP H06227949A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 5766993 A JP5766993 A JP 5766993A JP H06227949 A JPH06227949 A JP H06227949A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- hair growth
- juice
- growth agent
- scalp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 身近な植物の搾り汁や、煎じ汁を主成分と
し、安全、安価で発毛効果の高い育毛剤を提供する。 【構成】 グルタミン酸、クエン酸、アミノ酸、ステビ
ア、一味トウガラシ、グリチルリチン、アラニンに、干
し大根を漬物のように漬けて重しをかけ、にじみ出る漬
け汁を得る。この干し大根の漬け汁に、生アロエの搾り
汁、セロリの搾り汁、柑橘類の皮の煎じ汁を適宜混ぜて
原液を調製する。原液とエチルアルコールとを１：１で
混ぜて希釈し、育毛剤を得る。育毛剤を一日二回、朝と
晩に頭皮につけて、マッサージするようにすりこむと、
頭皮の老廃物や角質化された皮膚が除かれ、発毛が促進
される。
し、安全、安価で発毛効果の高い育毛剤を提供する。 【構成】 グルタミン酸、クエン酸、アミノ酸、ステビ
ア、一味トウガラシ、グリチルリチン、アラニンに、干
し大根を漬物のように漬けて重しをかけ、にじみ出る漬
け汁を得る。この干し大根の漬け汁に、生アロエの搾り
汁、セロリの搾り汁、柑橘類の皮の煎じ汁を適宜混ぜて
原液を調製する。原液とエチルアルコールとを１：１で
混ぜて希釈し、育毛剤を得る。育毛剤を一日二回、朝と
晩に頭皮につけて、マッサージするようにすりこむと、
頭皮の老廃物や角質化された皮膚が除かれ、発毛が促進
される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、育毛剤、特に発毛作用
の優れた育毛剤に関するものである。
の優れた育毛剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、育毛剤としては多種多様なものが
知られている。従来の育毛剤の成分としては、有機酸
類、アルコール類、各種の植物、特に薬草抽出エキス、
ビタミン類等を適宜配合したものが知られている。
知られている。従来の育毛剤の成分としては、有機酸
類、アルコール類、各種の植物、特に薬草抽出エキス、
ビタミン類等を適宜配合したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の育毛剤には実効のあるものもあるが、脱毛の原因は複
雑であり、発毛の促進、育毛、養毛作用、抜け毛の防止
のすべてに対して十分な持続的効果を持つものはないの
が現状である。また、仮にある種の薬効が認められる成
分があっても、例えば特開平４−１７３７２０号公報所
載のソクハク抽出エキスを主成分とするものや、特開平
２−１３８１０９号公報所載の莪述抽出エキスを主成分
とするもののように、極めてまれな植物からの抽出エキ
スを主成分とするものが多く、原料調達が難しくコスト
高になっていた。加えて育毛剤は、長期に使用すること
が多いので、副作用がなく、頭皮に対する刺激性の少な
い安全なものが望まれていた。
の育毛剤には実効のあるものもあるが、脱毛の原因は複
雑であり、発毛の促進、育毛、養毛作用、抜け毛の防止
のすべてに対して十分な持続的効果を持つものはないの
が現状である。また、仮にある種の薬効が認められる成
分があっても、例えば特開平４−１７３７２０号公報所
載のソクハク抽出エキスを主成分とするものや、特開平
２−１３８１０９号公報所載の莪述抽出エキスを主成分
とするもののように、極めてまれな植物からの抽出エキ
スを主成分とするものが多く、原料調達が難しくコスト
高になっていた。加えて育毛剤は、長期に使用すること
が多いので、副作用がなく、頭皮に対する刺激性の少な
い安全なものが望まれていた。
【０００４】本発明は、前記のごとき問題点を解消した
もので、比較的身近な植物の搾り汁や、煎じ汁を主成分
とし、安全、安価で発毛および養毛効果の高い育毛剤を
提供することを目的としている。
もので、比較的身近な植物の搾り汁や、煎じ汁を主成分
とし、安全、安価で発毛および養毛効果の高い育毛剤を
提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成した本発
明の育毛剤は、干し大根の漬け汁を主成分としたことを
特徴としている。その他の成分として、生アロエの搾り
汁、セロリの搾り汁および柑橘類の皮の煎じ汁からなる
群から選ばれた少なくとも一つを含むことができる。
明の育毛剤は、干し大根の漬け汁を主成分としたことを
特徴としている。その他の成分として、生アロエの搾り
汁、セロリの搾り汁および柑橘類の皮の煎じ汁からなる
群から選ばれた少なくとも一つを含むことができる。
【０００６】また、育毛剤として広く使用されているも
ののうち、特にグルタミン酸、クエン酸、アミノ酸、ス
テビア、一味トウガラシ、グリチルリチン、およびアラ
ニン等を添加できる。また、前記成分以外でも、通常の
育毛剤に使用されているビタミン類等は併用できる。
ののうち、特にグルタミン酸、クエン酸、アミノ酸、ス
テビア、一味トウガラシ、グリチルリチン、およびアラ
ニン等を添加できる。また、前記成分以外でも、通常の
育毛剤に使用されているビタミン類等は併用できる。
【０００７】本発明の育毛剤に使用する干し大根汁は、
通常の干し大根を漬物のように漬けて重しをかけにじみ
出た汁を使うが、干し大根を漬ける際に、前記のグルタ
ミン酸、クエン酸、アミノ酸、ステビア、一味トウガラ
シ、グリチルリチン、アラニンを入れて、重しをかけ、
干し大根の漬け汁にあらかじめこれらの含有させておく
のが望ましい。この漬け汁は約２時間程度湯せんして、
臭いを減じるため粘性を呈する程度まで濃縮し、繊維質
を瀘別する。
通常の干し大根を漬物のように漬けて重しをかけにじみ
出た汁を使うが、干し大根を漬ける際に、前記のグルタ
ミン酸、クエン酸、アミノ酸、ステビア、一味トウガラ
シ、グリチルリチン、アラニンを入れて、重しをかけ、
干し大根の漬け汁にあらかじめこれらの含有させておく
のが望ましい。この漬け汁は約２時間程度湯せんして、
臭いを減じるため粘性を呈する程度まで濃縮し、繊維質
を瀘別する。
【０００８】生アロエおよびセロリの搾り汁は、常法に
より搾りとる。柑橘類の皮の煎じ汁は、ミカン、ダイダ
イ、ユズ、レモン等の皮を水に入れて煎じて得る。両者
とも使用にあたっては、あらかじめ濾過するのが望まし
い。
より搾りとる。柑橘類の皮の煎じ汁は、ミカン、ダイダ
イ、ユズ、レモン等の皮を水に入れて煎じて得る。両者
とも使用にあたっては、あらかじめ濾過するのが望まし
い。
【０００９】上記各成分を混合した原液の組成比は、頭
髪の症状などにより異なるので特定できないが、使用に
当たっては通常原液とエチルアルコールとを重量比で
１：１の割合にまぜて、希釈するのが望ましい。
髪の症状などにより異なるので特定できないが、使用に
当たっては通常原液とエチルアルコールとを重量比で
１：１の割合にまぜて、希釈するのが望ましい。
【００１０】
【作用】本発明の育毛剤の発毛、育毛作用は必ずしも明
らかではないが、殺菌、消毒作用と併せて、弱まった毛
根から毛が発生するのを阻害する皮膚の老廃物や角質化
された皮膚を軟化し、取り除き、毛が生えやすくするも
のと推定される。
らかではないが、殺菌、消毒作用と併せて、弱まった毛
根から毛が発生するのを阻害する皮膚の老廃物や角質化
された皮膚を軟化し、取り除き、毛が生えやすくするも
のと推定される。
【００１１】
【実施例】干し大根３０，０００ｇを、下記の成分とと
もに漬物のように漬けて重石をかけて汁を出した。この
汁を約２時間湯せんし、粘性がでるまで濃縮した。濃縮
液を濾過して繊維質のものを取り除き、干し大根漬け汁
を得た。 グルタミン酸 ４０ｇ クエン酸 ４０ｇ ステビア １０ｇ 味トウガラシ ５ｇ グリチルリチン ２ｇ アミノ酸 ９０ｇ ＰＬ（アラニン） ９０ｇ 次いで、生アロエを搾って、３６０ｍｌの搾り汁を得
た。さらに、ミカンの皮５００〜１，０００ｇを２，７
００ｍｌの水に入れて煎じ、濾過して煎じ汁を得た。前
記干し大根漬け汁に、得られた生アロエの搾り汁とミカ
ンの皮の煎じ汁を加えて原液を得た。この原液とエチル
アルコールを重量比１：１の割合で混合し育毛剤を得
た。
もに漬物のように漬けて重石をかけて汁を出した。この
汁を約２時間湯せんし、粘性がでるまで濃縮した。濃縮
液を濾過して繊維質のものを取り除き、干し大根漬け汁
を得た。 グルタミン酸 ４０ｇ クエン酸 ４０ｇ ステビア １０ｇ 味トウガラシ ５ｇ グリチルリチン ２ｇ アミノ酸 ９０ｇ ＰＬ（アラニン） ９０ｇ 次いで、生アロエを搾って、３６０ｍｌの搾り汁を得
た。さらに、ミカンの皮５００〜１，０００ｇを２，７
００ｍｌの水に入れて煎じ、濾過して煎じ汁を得た。前
記干し大根漬け汁に、得られた生アロエの搾り汁とミカ
ンの皮の煎じ汁を加えて原液を得た。この原液とエチル
アルコールを重量比１：１の割合で混合し育毛剤を得
た。
【００１２】実施例の育毛剤を一日に二度、朝と晩に頭
皮につけマッサージをするようにして良くすりこむと、
毛根から毛が生えてくるのを邪魔している皮膚の老廃物
や、角質化した皮膚が除かれ、代謝が増進され、殺菌、
消毒作用とあいまって皮膚への浸透作用があるため、毛
が生えやすくなり、遠赤外線の照射を併用するとさらに
発毛効果があがる。また、白髪を黒くする効果もあり、
加えて殺菌、消毒、皮膚への浸透作用などにより、水
虫、湿疹、かぶれ等に対する治療効果も認められる。
皮につけマッサージをするようにして良くすりこむと、
毛根から毛が生えてくるのを邪魔している皮膚の老廃物
や、角質化した皮膚が除かれ、代謝が増進され、殺菌、
消毒作用とあいまって皮膚への浸透作用があるため、毛
が生えやすくなり、遠赤外線の照射を併用するとさらに
発毛効果があがる。また、白髪を黒くする効果もあり、
加えて殺菌、消毒、皮膚への浸透作用などにより、水
虫、湿疹、かぶれ等に対する治療効果も認められる。
【００１３】本発明者の知見によれば、実施例の育毛剤
の塗布をはじめて、２０日目から初毛の発生が認められ
る。また、遠赤外照射を併用すると、産毛の発生日は１
０日程度短縮される。
の塗布をはじめて、２０日目から初毛の発生が認められ
る。また、遠赤外照射を併用すると、産毛の発生日は１
０日程度短縮される。
【００１４】
【発明の効果】本発明の育毛剤によれば、下記の発毛、
育毛効果がある。 （１）．育毛剤の使用をはじめて２０日程度から産毛の
発生があり、さらにその使用を継続すると発生した産毛
が高い割合で通常の毛髪となる。 （２）．主たる有効成分が、干し大根、生アロエ、柑橘
類と食用できるほど毒性のない植物で、長期に使用して
も皮膚の刺激等の副作用はなく、安心して使える。 （３）．また身近な植物でもあるので、原料の入手が容
易であり、コストが安くてすむ。
育毛効果がある。 （１）．育毛剤の使用をはじめて２０日程度から産毛の
発生があり、さらにその使用を継続すると発生した産毛
が高い割合で通常の毛髪となる。 （２）．主たる有効成分が、干し大根、生アロエ、柑橘
類と食用できるほど毒性のない植物で、長期に使用して
も皮膚の刺激等の副作用はなく、安心して使える。 （３）．また身近な植物でもあるので、原料の入手が容
易であり、コストが安くてすむ。
Claims (3)
- 【請求項１】 干し大根漬け汁を主成分とする育毛剤。
- 【請求項２】 干し大根漬け汁が、グルタミン酸、クエ
ン酸、アミノ酸、ステビア、一味トウガラシ、グリチル
リチン、アラニンを含有する請求項１記載の育毛剤。 - 【請求項３】 他の成分として、生アロエの搾り汁、セ
ロリの搾り汁および柑橘類の皮の煎じ汁からなる群から
選ばれた少なくとも一つを含有する請求項１または２記
載の育毛剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057669A JP2838748B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057669A JP2838748B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 育毛剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06227949A true JPH06227949A (ja) | 1994-08-16 |
| JP2838748B2 JP2838748B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13062320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5057669A Expired - Lifetime JP2838748B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 育毛剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2838748B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10265349A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-10-06 | Shiseido Co Ltd | 育毛剤 |
| JPH10265350A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-10-06 | Shiseido Co Ltd | 育毛剤 |
| JP2002322050A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Kenji Uehara | 発毛剤 |
| WO2008031684A1 (de) * | 2006-09-13 | 2008-03-20 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Extrakt aus apium graveleons zur stimulierung des haarwuchses |
| FR2939038A1 (fr) * | 2008-12-02 | 2010-06-04 | Oreal | Association d'acide glutamique, de threonine, d'asparagine et d'alanine pour lutter contre l'alopecie chez l'homme |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP5057669A patent/JP2838748B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10265349A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-10-06 | Shiseido Co Ltd | 育毛剤 |
| JPH10265350A (ja) * | 1997-03-26 | 1998-10-06 | Shiseido Co Ltd | 育毛剤 |
| JP2002322050A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Kenji Uehara | 発毛剤 |
| WO2008031684A1 (de) * | 2006-09-13 | 2008-03-20 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Extrakt aus apium graveleons zur stimulierung des haarwuchses |
| DE102006043767A1 (de) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Henkel Kgaa | Extrakt aus Apium graveleons zur Stimulierung des Haarwuchses |
| FR2939038A1 (fr) * | 2008-12-02 | 2010-06-04 | Oreal | Association d'acide glutamique, de threonine, d'asparagine et d'alanine pour lutter contre l'alopecie chez l'homme |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2838748B2 (ja) | 1998-12-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN108096117B (zh) | 一种组合物及其制备方法和应用 | |
| US6485711B1 (en) | Organic toothpaste containing saponin | |
| KR101827258B1 (ko) | 탈모방지 또는 발모촉진용 비누 조성물의 제조방법 및 그 방법에 의하여 제조된 조성물 | |
| JP2001226249A (ja) | 植物水蒸気蒸留水含有化粧料組成物 | |
| JP2001039823A (ja) | 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物 | |
| CN103720631B (zh) | 一种可食用的水果沐浴露及其制备方法 | |
| JP2001220344A (ja) | 植物水蒸気蒸留水含有化粧料組成物 | |
| JP2001122731A (ja) | 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物 | |
| JP2000336024A (ja) | 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物 | |
| KR101711134B1 (ko) | 발모촉진제 제조방법 | |
| CN103027884B (zh) | 洗面盐砂及其制备方法 | |
| JP3563021B2 (ja) | 化粧用パックの製造方法 | |
| JP2001031521A (ja) | 保湿性植物抽出物を含有する化粧料組成物 | |
| JP2002068953A (ja) | 化粧料組成物 | |
| CN113679640A (zh) | 一种天然滋养净肤护肤祛痘洁面凝露及其制备方法 | |
| JPH05294813A (ja) | 発毛・育毛剤 | |
| JP2838748B2 (ja) | 育毛剤 | |
| JPH0797311A (ja) | 化粧水 | |
| JP2001213719A (ja) | ミカン科カンキツ属植物水蒸気蒸留水含有化粧料組成物 | |
| JP2011111408A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| KR101944259B1 (ko) | 천연소재를 이용한 발모제 조성물 | |
| JP2003171304A (ja) | 淡竹竹酢混合液及びその作製方法 | |
| CN109498535A (zh) | 抑菌组合物、抑菌免洗凝胶及其制备方法和应用 | |
| KR20030032758A (ko) | 프로폴리스가 첨가된 기능성 소금의 제조방법 | |
| JP2004203896A5 (ja) |