JPH06226568A - 複腕ロボットによる部品組立装置 - Google Patents

複腕ロボットによる部品組立装置

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JPH06226568A
JPH06226568A JP1837493A JP1837493A JPH06226568A JP H06226568 A JPH06226568 A JP H06226568A JP 1837493 A JP1837493 A JP 1837493A JP 1837493 A JP1837493 A JP 1837493A JP H06226568 A JPH06226568 A JP H06226568A
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JP
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robot
robots
work station
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JP1837493A
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English (en)
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Hiroyuki Mochizuki
博之 望月
Yoshiyuki Kubota
愛幸 窪田
Masaaki Shirai
正明 白井
Hitoshi Kubota
均 久保田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 市場の動きに追随して段階的に規模の増設が
可能な部品組立装置の提供を目的とする。 【構成】 正逆回転可能なインデックステーブル3と、
その周囲に部品供給装置8,9、搬送装置11、移載装
置14、部品加工装置10、部品収納装置7を配し、か
つ部品供給装置8,9の部品取り出し位置、インデック
ステーブル3上の全ての治具位置、部品収納装置7の全
ての収納位置を複数台のロボット4の可動範囲に入るよ
うに、インデックステーブル3の設置架台上方の天井面
より複数台の天吊りロボット4を配置し、かつ組み付
け,加工工程を複数台のロボット4、部品加工装置10
で工程分割させインデックステーブル3の使用により、
複数台のロボット4で作業を相互に補完させる構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密機構部品の組立,
軽加工に用い、どちらかと言えば自動化するには、生産
量が少ない新製品の立ち上げ過程で使用する複腕ロボッ
トによる部品組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者嗜好の多様化により、商品
のライフサイクルが非常に短くなってきている。そのサ
イクルは短い商品で、3ヶ月から半年のレベルである。
これに対し従来、新製品の立ち上げ時は手組で、一定量
生産が確保できると期待された時点で、ロボットの大量
導入による自動化が実施されてきた。しかし、製造業か
らの人離れにより、手組の為の人を集める事自身も難し
くなってきた。また、商品サイクルの短命化により、ロ
ボットを大量導入して、せっかく立ち上げても商品自身
が陳腐化し、せっかくの自動化が無駄になるケースが増
えてきた。
【0003】このような背景により新製品の立ち上げ、
即ち生産量の少ない時点から自動化を実施し、市場の動
きに追随して段階的に規模の増設が可能な、しかも市場
規模が縮小した時に、転用のきく生産設部が求められて
きている。
【0004】しかしモータユニットの組立を例にする
と、図10に示す様に従来は、ライン側面にロボットを
設置した形式を取っており、その多くがロボットに単一
工程、多くても2〜3工程の作業をさせている。図10
において、1000は組み付け治具搬送装置、1001
はロボットである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの様な
生産方式は、特に新製品の立ち上げ、即ち生産量の少な
い時点での自動化という観点でみると、下記の大きな問
題点があった。
【0006】(1)ロボットに単一工程、多くても2〜
3工程の作業しかさせていない為、ライン長が生産量に
比較して非常に長い。従って、設備投資額も漠大なもの
となる。
【0007】(2)ライン側面にロボットを配置し、ワ
ークを搬送させる形成をとっているので、一定方向のワ
ークの流れでしか自動化できず、同じような組み付け、
加工方法を取っていても工程が隣合わない限り、同一設
備を複数台必要とする。
【0008】(3)ライン側面にロボットを配置し、ワ
ークを搬送させる形式をとっているのでワーク搬入,搬
出の時間がかかり、必ずしもロボットの稼動率が高くな
い。
【0009】(4)商品が陳腐化した時、個別にロボッ
ト,コンベア等一部しか転用が出来ず、また新製品に合
わせての再レイアウトが大工事となる。
【0010】本発明は新製品の立ち上げ時、即ち生産量
の少ない時点で従来のライン方式の生産設備で発生する
さまざまな問題点を解決し、自動化の手段を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の複腕ロボットに
よる部品組立装置は、正逆回転可能なインデックステー
ブルと、前記インデックステーブルの周囲に、前記イン
デックステーブル上の治具に部品を供給する部品供給装
置、前記治具上に供給する部品を搬送する搬送装置、前
記搬送装置により搬送された部品を前記治具上に移載す
る移載装置、前記治具で部品加工をする部品加工装置、
前記治具で完成された部品を収納する部品収納装置から
なり、かつ前記部品供給装置の部品取り出し位置、前記
インデックステーブル上の全ての治具位置、前記部品収
納装置の収納位置を複数台のロボットの可動範囲に入る
ように、インデックステーブルの設置架台上方の天井面
より、複数台の天吊りロボットをインデックステーブル
をはさむ形で配置し、かつ部品を完成させるまでの組み
付け,加工工程を複数台のロボット、部品加工装置で工
程分割させ、複数台のロボットで作業を相互に補完させ
るために、インデックステーブルの正逆回転により、組
み付け,加工中の部品搬送を実施し、インデックステー
ブルの所定回数の回転後部品が完成しているようにし、
かつ前記複数の天吊りロボットの設置位置を前記インデ
ックステーブルの回転中心より部品供給側へ偏らせては
位置させることにより、前記部品供給装置の全ての部品
取り出し位置、前記インデックステーブル上の全ての治
具位置、前記部品供給装置の全ての収納位置を複数台の
ロボットの可動範囲内に入れる。
【0012】また本発明の複腕ロボットによる部品組立
装置は、複数の天吊りロボットのインデックステーブル
の一部を可動範囲に含み、前記複数の天吊りロボットの
可動範囲内の前記インデックステーブル上での互いにオ
ーバーラップする領域では複腕作業を行い、その他の領
域ではロボットが単腕作業を行い、前記インデックステ
ーブル設置架台上方の天井面に複数台の天吊りロボット
が走行できるレーンを設置する事により、両方のロボッ
トが前記インデックステーブル面上の可動範囲の内の互
いにオーバーラップできる領域を調整可能にしたことを
特徴とする。
【0013】また本発明の複腕ロボットによる部品組立
装置はインデックステーブルの軸心部分を中空構造に
し、中空部分の外側のインデックステーブル面を正逆回
転出来るようにし、該当中空部分に円筒状のツール収納
部分が設置出来る構造にしたことを特徴とする。
【0014】さらに本発明の複腕ロボットによる部品組
立装置は、インデックステーブルの中空部分の円筒状ツ
ール収納部分を上下動作の出来る構造にし、ロボットの
ツール着脱時以外の移動時には、ツール収納部分をイン
デックステーブル面より沈み込ませて、ロボットの移動
時にアームとツールが干渉しない様に制御し、ツール着
脱時はインデックステーブル面より、ツール収納部分を
浮上させる様に制御し、ロボットによるツール着脱が容
易に出来る事を特徴とする。
【0015】
【作用】上記の様な構成をとる事により、部品を完成す
るまでの組み付け,加工工程を複数台のロボット、部品
加工装置で工程分割させ、かつインデックステーブルを
使用して、組み付け,加工中の搬送を実施する事によ
り、複数台のロボットで作業を相互に補完できる。その
ため、今まで以上の多くの工程をロボットに割り当てる
事が可能であり、かつ複数台のロボットを使用している
ので生産速度も速く、複腕協調作業といった高度な作業
も可能である。
【0016】
【実施例】以下、本発明について、図面を用いながら詳
細に説明する。
【0017】最初に、本発明の第1の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実
施例の複腕ロボットによる部品組立装置の全体図、図2
は、本発明の複腕ロボットによる部品組立装置の平面図
である。1はインデックステーブル、及びロボット本体
が設置されている本体架台部、2は天吊り型の複数のロ
ボットの吊り下げられている天井走行レーン部、3は正
逆回転可能なインデックステーブル部、4は本体架台1
の天井面に設置されている複腕ロボット、5は複腕ロボ
ット4の先端に付設されたエンドイフェクター、即ちハ
ンド、6はインデックステーブルの軸心中央部分の中空
部に設置されているツール収納部、7はツール収納部、
8はトレー部品供給装置、9はテーピング部品供給装
置、10は部品加工装置、11はパレット搬送装置、1
2はパレット返送装置、14は移載装置である。
【0018】図3に本発明の部品組立装置の具体事例1
の組立対象物(以下、ワークと言う)であるモータユニ
ットを示す。21は、モータの主軸にウオームギヤの圧
入されたモータユニット(以下、単にモータと言う)、
22は3本のギヤ挿入用のピンの圧入された樹脂成形品
のモータベースユニット(以下、単にベースと言う)、
23はギアA、24はギアB、25はギヤC、26はモ
ータをベースに組み付けるネジ、27はギヤのはずれ防
止用のカットワッシャ、28,29,30はギヤA,ギ
ヤB,ギヤCの挿入されるピンである。
【0019】図4にモータユニットの全12工程の組立
手順を示す。 (1)モータ21にベース22を組み付ける。
【0020】(2)モータ21とベース22を2本のネ
ジ26でネジ締めし固定する。 (3)ネジ26が締まったかどうかをネジ頭の高さを測
定することにより、検査する。
【0021】(4)モータ21とベース22が締結され
たユニット(以下、ベースユニットと言う)を90度反
転する。
【0022】(5)ベースユニット22の3本のギヤ挿
入用ピン28,29,30にグリスを転写する。
【0023】(6)ギヤA23をピン28に挿入する。 (7)ギヤC25をピン30に挿入する。
【0024】(8)ギヤB24をギヤA23,ギヤC2
5の噛み合わせを確認しながらピン29に挿入する。
【0025】(9)ギヤB24にギヤはずれ防止用のカ
ットワッシャ27を挿入する。 (10)カットワッシャ27が正常に挿入されたか確認す
る為に、カットワッシャの27の高さ検査を実施する。
【0026】(11)ギヤA23,ギヤB24,ギヤC2
5のギヤの噛み合わせ部にグリスを転写する。
【0027】(12)完成されたモータユニットを完成品
トレーに収納する。 図5に、具体事例1の複腕ロボットによる部品組立装置
の平面図を示す。
【0028】41は本体架台部、43は8分割されて正
逆回転自在のインデックステーブル部で、作業ステーシ
ョンは、1〜8と8箇所ある。44a,44bは複腕ロ
ボット部43を構成するそれぞれロボット1及びロボッ
ト2、46はハンドが最大8本収納可能なツール収納部
1、47はツールが最大4本収納可能なツール収納部
2、48aは2種類の部品が搭載可能なトレー部品供給
装置でロボット1用の部品として供給箇所Aにはベース
が供給される。48bは完成品収納装置で、ロボット2
用の部品として収納箇所C,Dには完成品が収納され
る。49はテーピング部品供給装置で最大4種類のテー
ピング部品が供給できる。テーピングカセット111,
112は44aロボット1用のテーピング部品で、それ
ぞれギヤA,ギヤB、テーピングカセット113,11
4は44bロボット2用のテーピング部品で、それぞれ
ギヤC,ネジが供給される。50はカットワッシャの加
工装置でカットワッシャは、フープ状の樹脂テープより
打ち抜き供給される。52は移載装置でコンベア上を流
れてきたモータをコンベアからインデックステーブルへ
移載する。
【0029】(表1)に、具体事例1におけるツール収
納部1,ツール収納部2に収納されるハンド,ツール類
を示す。これらは全て自動ツール交換装置により、自動
的にロボットのエンドイフェクターとして着脱される。
【0030】
【表1】
【0031】(表2)に具体事例1に使用される部品及
びその荷姿、部品供給位置、部品収納位置を示す。
【0032】
【表2】
【0033】以下に組み立ての具体内容を示す。 移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具に移載する。」 インデックス 「2分割正転」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、移載された作業ステーショ
ン3上のモータに組み付ける。」 ロボット2 「なにもしない」 インデックス 「2分割正転」 移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具に移載する。」 インデックス 「2分割正転」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、移載された作業ステーショ
ン3上のモータに組み付ける。」 ロボット2 「作業ステーション3で組み付けられたベースとモータ
を作業ステーション7でネジ締めする。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「作業ステーション7でネジ締めされたモータのネジ高
さを作業ステーション3で検査する。」 「作業ステーション7でネジ締めされたモータを作業ス
テーション3で90度反転する。」 ロボット2 「作業ステーション3で組み付けられたベースとモータ
を作業ステーション7でネジ締めする。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「作業ステーション7でネジ締めされたモータのネジ高
さを作業ステーション3で検査する。」 「作業ステーション7でネジ締めされたモータを作業ス
テーション3で90度反転する。」 ロボット2 「作業ステーション3で90度反転されたベース上のピ
ンに作業ステーション7でグリス転写をする。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「テーピングカセットより、ギヤAを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンAにギ
ヤAを作業ステーション3で挿入する。」 「テーピングカセットより、ギヤCを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンCにギ
ヤCを作業ステーション3で挿入する。」 ロボット2 「作業ステーション3で、90度反転されたベース上の
ピンに作業ステーション7でグリス転写をする。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「テーピングカセットより、ギヤAを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンAにギ
ヤAを作業ステーション3で挿入する。」 「テーピングカセットより、ギヤCを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンCにギ
ヤCを作業ステーション3で挿入する。」 ロボット2 「テーピングカセットより、ギヤBを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンBに作
業ステーション7でギヤBを噛み合わせをしながら挿入
する。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「カットワッシャ加工装置より、カットワッシャを取り
出し、作業ステーション7でギヤ挿入されたベースに対
してギヤ抜け防止用にカットワッシャをベース上のピン
Bに作業ステーション3で挿入する。」 「カットワッシャが正常に挿入されたかどうかを作業ス
テーション3で高さ検査を実施する。」 ロボット2 「テーピングカセットより、ギヤBを取り出し、作業ス
テーション7でグリス転写されたベース上のピンBに作
業ステーション7でギヤBを挿入する。」 インデックス 「4分割正転」 ロボット1 「カットワッシャ加工装置より、カットワッシャを取り
出し、作業ステーション7でギヤ挿入されたベースに対
してギヤ抜け防止用にカットワッシャをベース上のピン
Bに作業ステーション3で挿入する。」 「カットワッシャが正常に挿入されたかどうかを作業ス
テーション3で高さ検査を実施する。」 ロボット2 「作業ステーション3でカットワッシャを挿入したベー
スに対して、ギヤの噛み合わせ部に作業ステーション7
で、グリス転写を実施する。」 「完成したモータユニットを取り出し、作業ステーショ
ン7からトレーに収納する。」 なお、使用するハンド,ツールの条件,部品,部品に姿
は全て具体事例1と同じで、ツール及びハンドの交換回
数を減らし、各作業を複数の作業ステーションで平行し
て実施すれば、さらにタクト短縮が可能となる。この時
インデックスの作業ステーションは、ロボット1用作業
ステーションとして3,4、ロボット2用作業ステーシ
ョンとして7,8を使用する。更にタクト短縮をはかる
には、ロボット1用作業ステーションとして1,2,
3,4、ロボット2用作業ステーションとして5,6,
7,8を使用すると原理的にはタクト短縮がはかれる。
【0034】また本実施例においては、移載装置14は
コンベア上の部品のみを移載しているが、部品の載って
いるパレットごとインデックステーブルへ移載すること
もまた可能である。
【0035】更に本実施例では図1に示すように、搬送
装置を本体架台の内部に配置しているが、二点鎖線1
5,16で示すように本体架台外側近傍に配置すること
も出来る。こうすることにより、本体架台の小型化が可
能になるとともに搬送装置の大きさが本体架台に影響さ
れないことより、どのようなサイズのパレットにも対応
が可能になるという利点が得られる。
【0036】以上の様に具体事例1での本実施例によれ
ば、部品を完成するまでの組み付け、加工工程を複数台
のロボット、部品加工装置で工程分割させ複数台のロボ
ットで作業を相互に補完させる事ができ、インデックス
テーブルの所定回転後、部品を完成する事が出来る。ま
た具体事例1で示す様に工程の組み方が自在で、目的に
より工程順序が自在に組める。
【0037】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図6に、具体事例2の部品
組立装置の平面図を示す。
【0038】(表3)に具体事例2のツール収納部1、
ツール収納部2に収納されるハンド,ツール類を示す。
これらは全て自動ツール交換装置により、自動的にロボ
ットのエンドエフェクターとして着脱される。
【0039】
【表3】
【0040】(表4)に具体事例2に使用される部品、
荷姿、部品供給位置、部品収納位置を示す。
【0041】
【表4】
【0042】具体事例2は複腕作業をモータ組立に導入
した事例で、具体的には作業ステーション1でロボット
1によりベースを把持した状態で、ロボット2によりベ
ースをモータにネジ締めする協調作業(以後、セットビ
スと言う)と、作業ステーション内でロボット1とロボ
ット2が交互に作業を実施する交互作業を実現した事例
である。
【0043】移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具上に移載する。」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、作業ステーション1のモー
タに組み付ける。」 ロボット1,2の協調作業(セットビス) 「ロボット1でベースを把持した状態のまま、ロボット
2でモータに作業ステーション1でネジ締めする。」 インデックス 「2分割正転」 移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具上に移載する。」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、作業ステーション1のモー
タに組み付ける。」 ロボット1,2の協調作業(セットビス) 「ロボット1でベースを把持した状態のまま、ロボット
2でモータに作業ステーション1でネジ締めする。」 ロボット1 「作業ステーション1でネジ締めされたモータのネジ高
さを作業ステーション3で検査する。」 「作業ステーション1でネジ締めされたモータを作業ス
テーション3で90度反転する。」 インデックス 「2分割正転」 移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具上に移載する。」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、作業ステーション1のモー
タに組み付ける。」 ロボット1,2の協調作業(セットビス) 「ロボット1でベースを把持した状態のまま、ロボット
2でモータに作業ステーション1でネジ締めする。」 ロボット1 「作業ステーション1でネジ締めされたモータのネジ高
さを作業ステーション3で検査する。」 「作業ステーション1でネジ締めされたモータを作業ス
テーション3で90度反転する。」 「テーピングカセットよりギヤAを取り出し、作業ステ
ーション5でグリス転写されたベース上のピンAにギヤ
Aを作業ステーション5で挿入する。」 「テーピングカセットよりギヤCを取り出し、作業ステ
ーション5でグリス転写されたベース上のピンCにギヤ
Cを作業ステーション5で挿入する。」 ロボット2 「作業ステーション3で90度反転させたベースのピン
に作業ステーション5でグリス転写する。」 インデックス 「2分割正転」 移載装置 「コンベア上を流れてきたモータを作業ステーション1
の組立治具上に移載する。」 ロボット1 「ベースをトレーより取り、作業ステーション1のモー
タに組み付ける。」 ロボット1,2の協調作業(セットビス) 「ロボット1でベースを把持した状態のまま、ロボット
2でモータに作業ステーション1でネジ締めする。」 ロボット1 「作業ステーション1でネジ締めされたモータのネジ高
さを作業ステーション3で検査する。」 「作業ステーション1でネジ締めされたモータを作業ス
テーション3で90度反転する。」 「テーピングカセットよりギヤAを取り出し、作業ステ
ーション5でグリス転写されたベース上のピンAにギヤ
Aを作業ステーション5で挿入する。」 「テーピングカセットよりギヤCを取り出し、作業ステ
ーション5でグリス転写されたベース上のピンCにギヤ
Cを作業ステーション5で挿入する。」 ロボット2 「作業ステーション3で90度反転させたベースのピン
に作業ステーション5でグリス転写する。」 「テーピングカセットより、ギヤBを取り出し、作業ス
テーション5でグリス転写されたベース上のピンBにギ
ヤBを作業ステーション7で、噛み合わせをしながら挿
入する。」 「カットワッシャ加工装置より、カットワッシャを取り
出し、作業ステーション7でギヤ挿入されたベースに対
してギヤ抜け防止用にカットワッシャをベース上ピンB
に作業ステーション7で挿入する。」 「カットワッシャが正常に挿入されたかどうか高さ検査
を作業ステーション7で実施する。」 「作業ステーション7でカットワッシャを挿入したベー
スに対して、ギヤの噛み合わせ部に作業ステーション7
で、グリス転写を実施する。」 「完成したモータユニットを取り出し、作業ステーショ
ン7からトレーに収納する。」 本実施例においては、実施例1と同様、移載装置14は
コンベア上の部品のみを移載しているが、部品の載って
いるパレットごとインデックステーブルへ移載すること
もまた可能である。また、搬送装置の本体架台外側近傍
への配置も可能である。
【0044】図7に複腕ロボットによるセットビス作業
の模式図を示す。以上の様に具体事例2の実施例によれ
ば、具体事例1の効果に対して更に、複腕ロボットを用
いた協調作業,交互作業を容易に実現できる。
【0045】図8に本発明の部品組立装置の天井面の走
行レーンを利用して、複腕の天吊りロボットの間隔を狭
め、複腕ロボットにおいてインデックステーブル面の可
動範囲の内、互いにオーバーラップする領域を大きく
し、複腕組み付け領域を大きくした様子を示す。
【0046】図8において61は本体架台、62は複腕
ロボット、63はインデックステーブル、64は天井走
行レーンである。図8(a)の状態から図8(b)の状
態へ天井走行レーン64に従って、複腕ロボット62の
間隔を狭めると、インデックステーブル上の複腕組み付
け領域が65から66と大きくなる事がわかる。
【0047】図9にインデックステーブル部の縦断面図
を示す。図9において81は本体架台部、82は複腕ロ
ボット、83は正逆回転自在のインデックステーブル
部、84はインデックステーブル軸心部分の中空部、8
5はインデックステーブルの中央部分に設置されている
ツール収納部1、86はツール収納部を上下動作させる
シリンダ、87は収納されているツールである。図11
の様に、ロボットのツール着脱時以外の移動時には、シ
リンダを下げてツール収納部分をインデックステーブル
面より沈み込ませ、アームとツールが干渉しない様に制
御し、ツール着脱時はシリンダを上げてインデックステ
ーブル面より、ツール収納部分を浮上させる様に制御
し、ツール着脱を容易にさせることが出来る。
【0048】
【発明の効果】以上述べてきた様に本発明の部品組立装
置を用いれば、部品を完成させるまでの組み付け,加工
工程を複数台のロボット,部品加工装置で工程分割さ
せ、複数台のロボットで作業を相互に補完させる為に、
インデックステーブル組み付け治具循環装置を使用して
組み付け,加工中の部品搬送を実施し、インデックステ
ーブルや組み付け治具の所定回数の回転後、部品が完成
する事を特徴としているのでロボットに対して、非常に
多くの工程を割り当てられ面積生産性も著しく向上し、
ワークの搬入,搬出時間も無視できるくらい小さい。し
かも機種変更に対してフレキシビリティが高く、複数台
のロボットを使用しているので生産速度も速く、複腕協
調作業といった高度な作業も可能である。また、標準化
が行い易い構造をとれる為、設備転用度も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の複腕ロボットによる部
品組立装置の全体図
【図2】図1に示す複腕ロボットによる部品組立装置の
平面図
【図3】本発明の第1の実施例における組立対象物であ
るモータユニットを示す全体図
【図4】図3に示すモータユニットの組立手順図
【図5】具体事例1に適用した複腕ロボットによる部品
組立装置の平面図
【図6】具体事例2に適用した複腕ロボットによる部品
組立装置の平面図
【図7】複腕ロボットによる部品組立装置を用いて行う
セットビス作業の模式図
【図8】本発明の実施例の複腕ロボットによる部品組立
装置における複腕,単腕領域の説明図
【図9】本発明の実施例の複腕ロボットによる部品組立
装置のインデックステーブルの縦断面図
【図10】従来の部品組立自動化ラインの全体図
【符号の説明】
1 本体架台部 2 天井走行レーン部 3 インデックステーブル部 4 複腕ロボット部 5 ロボットのエンドイフェクター 6 インデックステーブル中央部のツール収納部1 7 部品供給装置周辺のツール収納部2 8 トレー部品供給装置 9 テーピング部品供給装置 10 部品加工装置 11 パレット搬送装置 12 パレット返送装置 13 ツール 14 移載装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 均 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なインデックステーブル
    と、前記インデックステーブルの周囲に、前記インデッ
    クステーブル上の治具に部品を供給する部品供給装置、
    前記治具上に供給する部品を搬送する搬送装置、前記搬
    送装置により搬送された部品を前記治具上に移載する移
    載装置、前記治具で部品加工をする部品加工装置、前記
    治具で完成された部品を収納する部品収納装置を配して
    なり、かつ前記部品供給装置の部品取り出し位置、前記
    インデックステーブル上の治具位置、前記部品収納装置
    の収納位置を複数台のロボットの可動範囲に入るよう
    に、インデックステーブルの設置架台上方の天井面よ
    り、複数台の天吊りロボットをインデックステーブルを
    はさむ形で配置し、かつ前記複数の天吊りロボットの設
    置位置を前記インデックステーブルの回転中心より部品
    供給側へ偏らせては位置させることにより、前記部品供
    給装置の全ての部品取り出し位置、前記インデックステ
    ーブル上の全ての治具位置、前記部品供給装置の全ての
    収納位置を複数台のロボットの可動範囲内に入れること
    を特徴とする複腕ロボットによる部品組立装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部品組立装置において、
    複数の天吊りロボットがインデックステーブル上の一部
    を可動範囲に含み、前記複数の天吊りロボットの可動範
    囲内の前記インデックステーブル上での互いにオーバー
    ラップする領域では複腕作業を行い、その他の領域では
    ロボットが単腕作業を行い、前記インデックステーブル
    設置架台上方の天井面に複数台の天吊りロボットが走行
    できるレーンを設置する事により、両方のロボットが前
    記インデックステーブル面上の可動範囲の内の互いにオ
    ーバーラップできる領域を調整可能にしたことを特徴と
    する部品組立装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の部品組立装置において、
    インデックステーブルの軸心部分を中空構造にし、中空
    部分の外側のインデックステーブル面を正逆回転出来る
    ようにし、該当中空部分に円筒状のツール収納部分が設
    置出来る構造にしたことを特徴とする部品組立装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の部品組立装置において、
    インデックステーブルの中空部分の円筒状ツール収納部
    分を上下動作の出来る構造にし、ロボットのツール着脱
    時以外の移動時には、ツール収納部分をインデックステ
    ーブル面より沈み込ませて、ロボット移動時にアームと
    ツールが干渉しない様に制御し、ツール着脱時はインデ
    ックステーブル面より、ツール収納部分を浮上させる様
    に制御し、ロボットによるツール着脱が容易にできる事
    を特徴とする部品組立装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の部品組立装置において、
    搬送装置をインデックステーブルの設置架台の外側近傍
    に配置したことを特徴とする部品組立装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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