JPH0622642A - ねぎの栽培方法およびそのフィルム - Google Patents

ねぎの栽培方法およびそのフィルム

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JPH0622642A
JPH0622642A JP4200536A JP20053692A JPH0622642A JP H0622642 A JPH0622642 A JP H0622642A JP 4200536 A JP4200536 A JP 4200536A JP 20053692 A JP20053692 A JP 20053692A JP H0622642 A JPH0622642 A JP H0622642A
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JP
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light
film
shielding film
onion
green onion
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JP4200536A
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English (en)
Inventor
Kozo Ueno
耕造 植野
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 遮光フィルムを利用し、クリップや平テープ
を使用して、軽労働でかつ安全に高品質のねぎを栽培す
ることができ、単位当りの収量を増やすことができるね
ぎの栽培方法、およびこの栽培に用いられ、土に代わっ
てねぎを軟白化することができる遮光用フィルムを提供
することを目的とする。 [構成] 遮光率が好ましくは99%以上であって酸化
チタン、アルミニウム粉末、黒鉛、および菌の生育の阻
止を図るためのセラミックを混入し、可視光反射率が5
5%以上と45%以下の面とを表裏にもち、20〜80
μmの厚さの両耳カットのダブル巻きおよびシングル巻
きの遮光フィルム4を使用し、紫外部を反射する性質を
もった平テープ2を軟白を必要とする高さの位置に張
り、ねぎの両側から2枚の遮光フィルム4によって囲む
ようにし、クリップ3によって上記平テープ2に遮光フ
ィルム4を固定するようにしたねぎの栽培方法に関する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねぎの栽培方法およびそ
のフィルムに係り、とくにねぎの軟白を必要とする部位
を遮光フィルムで覆うことによってねぎを軟白にするよ
うにした栽培方法およびそのための遮光フィルムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のねぎの露地栽培では、鍬や土寄せ
機で3〜5回に分けてねぎに土を寄せ、土の遮光性を利
用してねぎの軟白化を実現している。
【0003】このような従来の方法において、ねぎの葉
鞘頂部より上に土を被せると、成育が停滞したり、生長
点の呼吸が悪くなって枯死することもあり、この対策
上、ねぎの生育に合わせて3〜5回土寄せを行ない、2
5〜40cmの軟白長を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような土寄せに
よる軟白化は、ねぎに寄せる土を確保するために、90
〜100cmの条間をとる必要がある。また土寄せした
土が崩れ難く、しかも土寄せし易い土壌でないと、適度
な軟白長をもったねぎが栽培できないという制約があ
る。さらには土寄せのたびにねぎの根を切断するため
に、ねぎの生育がそのために停滞するとともに、切断さ
れた根から土壌病菌に侵され易くなる問題がある。
【0005】また夏期と冬期とでは、ねぎの生育スピー
ドが異なるために、周年同じ長さの軟白長をもったねぎ
を栽培するのが非常に難しい。とくに均一に土寄せする
ことが難しく、同じ長さの軟白長をもつねぎを栽培する
のが困難になっている。また従来の露地栽培であって、
土寄せによって軟白化を行なう場合には、年1回しか収
穫できず、効率が悪くなっている。
【0006】さらに収穫をするときに土を避けながら行
なう必要があり、無理をして抜くと途中でねぎを折った
り切断してしまう問題があった。また収穫したねぎに土
がついているために、作業場が汚れ易く、雨後の場合に
はねぎについた泥を取除く作業が大変になっている。
【0007】そこで例えば実公昭56−5870号公
報、特公昭60−44883号公報、特開昭62−13
462号公報に開示されているように、高分子フィルム
を用いてハウス栽培でねぎの軟白化を行なう方法が提案
されている。
【0008】このような方法によると、ねぎの軟白を行
なうためのフィルムを鉄線に引掛けて固定するようにし
ているために、風に煽られたらフイルムがゆるんだり、
外れたりする。従ってこの方法はねぎの露地栽培には適
用できないものである。またフィルムの被覆前の風対策
がなされていないために、ねぎの曲がりや倒伏の危険が
常に内在している。さらにはねぎの曲がりや倒伏の防止
のために、波板等を使用する方法もあるが、実用上コス
トがかかりすぎることと、手間がかかること、および多
大な量がいる等がネックになって普及してはいない。
【0009】さらに上記の方法は、ねぎとフィルムの密
着度が悪く、このためにフィルムとねぎとの間の境の色
が鮮明になり難く、軟白ムラを生じ易い欠点がある。さ
らにはフィルムの収縮や伸びを吸収できないために、薄
くて伸びのある安価なフィルムを使用すると、このフィ
ルムがたれたり、ずれたりして品質の良いねぎの栽培が
できなくなる。従ってこれらの方法は長さ方向に伸び難
い性質のフィルムでないと使用に耐えない欠点がある。
【0010】現在増えつつある作業省力化のために、3
〜5株まとめて植え付けをしたねぎを軟白にする方法に
使用すると、1株植えと異なって、ねぎが広がり易く、
これらの方法ではねぎとフィルムとの密着度合がとくに
悪くなり、良質な軟白ねぎを栽培することが難しい。ま
たフィルムの被覆にあたって1人の作業では非常に困難
で、しかも時間が多くかかりすぎ、例えば400m2
面積の栽培においてフィルムを設置するのに4日間を要
する。また土耕栽培より作業効率が劣る欠点がある。
【0011】またこのような方法によれば、ねぎを軟白
化している期間中は畑の畝内に入り難くなる。そして軟
白化するためのフィルムの高さを栽培の途中で容易に変
更することができない。さらに軟白フィルムを再使用す
る場合に、このフィルムの表面に付着した病原菌を持込
むことがあり、フィルムの被覆後は除去するまで内面を
防除できないめたに、土耕より安全性が低下することに
なる。このような理由から、上述の方法は露地栽培には
実用化されていない。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、従来技術の欠点を補い、土に代わる遮
光フィルムを使用して、最小の資材量を投入し、小労
力、低コストで、安全かつ容易に、露地で土壌条件に左
右されることなく、周年栽培可能な軟白化のためのねぎ
の栽培方法およびそのための栽培用フィルムを提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、軟白を必
要とする高さの位置にテープを張り、ねぎの両側面に軟
白を必要とする高さまで遮光フィルムを被覆し、ねぎ間
において係止手段によって前記遮光フィルムを前記テー
プに係止するようにしたことを特徴とするねぎの栽培方
法に関するものである。
【0014】第2の発明は、遮光率が96%以上の軟質
フィルムであって、ねぎの軟白を必要とする部分に側面
から被覆されることを特徴とするねぎの栽培用フィルム
に関するものである。
【0015】第3の発明は、上記第2の発明において、
ポリエチレンまたは酢酸ビニールを原料とし、単層また
は複層構造であって、しかも黒鉛、アルミニウム粉末、
酸化チタンの内の1種または2種以上の物質が単層ある
いは多層に混入されていることを特徴とするねぎの栽培
用フィルムに関するものである。
【0016】また第4の発明は、上記第2の発明におい
て、表面の可視光反射率が55%以上であって、裏面の
可視光反射率が45%以下であることを特徴とするねぎ
の栽培用フィルムに関するものである。
【0017】また第5の発明は、上記第2の発明におい
て、補強材をフィルムの端部に包込んだり接着したりし
て取付けるようにしたことを特徴とするねぎの栽培用フ
ィルムに関するものである。
【0018】また第6の発明は、上記第2の発明におい
て、2枚のフィルムを複層に巻装するようにしたことを
特徴とするねぎの栽培用フィルムに関するものである。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、係止手段によってテープ
に係止された遮光フィルムで光が遮られるようになり、
これによって軟白を必要とする高さ位置までねぎの軟白
化が図られることになる。
【0020】第2の発明によれば、遮光率が96%以上
の軟質フィルムによって遮光され、これによってこの遮
光フィルムで被覆された位置まで太陽光が遮断され、ね
ぎの軟白化が促進される。
【0021】第3の発明によれば、黒鉛、アルミニウム
粉末、酸化チタンの内の1種または2種以上の物質が単
層または多層に混入されているポリエチレンまたは酢酸
ビニールから成るフィルムによって遮光および反射が行
なわれることになる。
【0022】第4の発明によれば、表面と裏面の可視光
の反射率が異なっており、表面の可視光の反射率が55
%以上であって裏面の可視光の反射率が45%以下にな
っている。従って使用する環境条件、とくに温度に応じ
て表裏を逆転させることによって、この栽培用フィルム
を周年を通して使用することができるとともに、遮光フ
ィルムの内側の部分の温度を適正な値に維持できるよう
になる。
【0023】第5の発明によれば、フィルムの端部に包
込んだり接着したりして取付けられている補強材によっ
てこのねぎの栽培用フィルムが補強されることになり、
このフィルムの強度不足を補うことになる。
【0024】また第6の発明によれは、2枚のフィルム
を同時に繰出すことができ、このようにして繰出された
フィルムによってねぎの軟白を必要とする部位を両側か
ら被覆することができ、作業が合理化される。
【0025】
【実施態様】次に以下に好ましい実施態様について、図
面を参照しながら図面の参照符号を用いて説明する。
【0026】ねぎ1を軟白にする前に、ねぎ1が曲った
り倒れたりしないために1〜3m置きに直径が10〜2
5mmの鉄パイプの支柱5をねぎ畝に沿って土中に差込
む。そして幅が10〜50mmで太陽光中の紫外部を反
射する平テープ2をねぎ1の両側面より張り、向い合っ
た平テープ2同士を30〜100cm間隔で結わえ、1
段(図1)または多段(図2)に設置し、その内の1箇
所の平テープ2はねぎ1を軟白にする高さに設置してい
る。
【0027】ねぎ1が適度に生育した時点で、例えば図
14に示すようなダブル巻きの遮光フィルム4を用いて
ねぎ1の両側面を1回の作業で軟白する高さに設置した
平テープ2に沿って図3および図4に示すように被覆
し、ねぎ1を挟んで向い合った遮光フィルム4と平テー
プ2をねぎ1間に一緒にクリップ3で挟んで遮光フィル
ム4を固定している。クリップ3は図15に示すように
板ばねから構成され、横が10〜25mmであって挟む
最大内面幅が4〜25mmで、長さが10〜30mm
で、遮光フィルム4を挟むときは平テープ2ををクリッ
プ3の内面に収納するような状態にしている。
【0028】遮光フィルム4の長さ方向の端部は、風で
飛ばないように固定する。すなわち図6に示すように断
面がH型の支柱7の凹溝8に波形スプリング鉄線9aを
挿入して遮光フィルム4を固定する。あるいはまた図7
に示すように、鉄パイプ5にパッカ9bで遮光フィルム
4を固定する。また遮光フィルム4の裾の部分は図4お
よび図5に示すように土を被せて固定するか、プラスチ
ック製のフィルム押え杭6をフィルム4を通して土中に
差込んで固定する。
【0029】遮光フィルム4は遮光率が96%以上であ
って、さらに好ましくは99%以上であり、厚さが20
〜80μmのポリオレフィン系樹脂材料をベース原料と
した製品を使用する。そして春から秋は酸化チタンまた
アルミニウムの粉末を混入し、反射率が55%以上から
成る面を外側にして使用する。これに対して冬期は黒鉛
またはアルミニウム粉末を混入し、反射率が45%以下
から成る面を外側にして使用する。すなわち周年を通し
て使用できるように、表裏の反射率の異なるフィルムを
用いるようにしている。
【0030】一部病気の心配のある地域および作型で
は、少なくとも内外層の1外面に菌の生長を阻止する性
質をもったセラミックを混入もしくは塗布した遮光フィ
ルム4をセラミック面がねぎ1の側面に接するようにし
て被覆して使用する。
【0031】遮光用フィルム4の組成は図8〜図13に
示すように各種の構造を採用することができる。図8の
構成は、黒鉛またはカーボンとセラミックの粉末とを混
入したポリオレフィン系の単層のフィルム10から構成
されている。図9に示す構成は、黒鉛を混入したオレフ
ィン系フィルム10とセラミックを混入したオレフィン
系フィルム11との積層構造となっている。
【0032】図10に示すフィルム4は、黒鉛を混入し
たオレフィン系フィルム10を中間に配し、その一方の
表面にはセラミックを混入したオレフィン系フィルム1
1を積層するとともに、反対側の表面には酸化チタンを
混入したオレフィン系フィルム12を積層するようにし
ており、3層構造をなしている。また図11に示す組成
は、黒鉛またはカーボンとセラミックとを混入したオレ
フィン系フィルム10と酸化チタンを混入したオレフィ
ン系フィルム12との積層構造となっており、2層構造
になっている。
【0033】図12に示す遮光フィルム4は、セラミッ
クを混入するオレフィン系フィルム11と酸化チタンを
混入したオレフィン系フィルム12との間にアルミニウ
ム粉末を混入したフィルム13を挟むようにして3層構
造としたものである。また図13に示す3層構造のフィ
ルム4は、酸化チタンを混入したオレフィン系フィルム
12とアルミニウム粉末を含むオレフィン系フィルム1
3とを接着剤層14を介して互いに接合しており、接着
剤層14を含めて3層構造としている。
【0034】このような各種の組成のフィルムは図14
に示すように、紙管16に2重に巻装しておくことが好
ましい。これによって2枚のフィルム4を1度に繰出す
ことができ、ねぎ1の軟白を必要とする部位に両面から
それぞれ被覆できるようになる。
【0035】またこのような各種の組成の遮光用フィル
ム4は、図17に示すようにその上端を折返して不織布
のひも20を包むようにし、しかも接着部21のところ
で接着することによって、不織布のひも20をフィルム
4に取付けることが可能になる。あるいまた図16に示
すように、遮光用フィルム4の表面に不織布22を接合
してこの不織布22によってフィルム4の強度不足を補
うことが可能になる。
【0036】
【実施態様の作用】上述の実施態様によると次のような
作用が生ずる。
【0037】十分に深く倒れないように支柱5が差込ん
であり、この支柱5に平テープ2をねぎ1の両側面から
張りめぐらしてあり、その平テープ2を5〜100cm
間隔で止めてあるために、平テープ2を張りめぐらした
時点でねぎ1が倒れたり曲ったりしなくなる作用があ
る。
【0038】上側の平テープ2を張りめぐらした位置が
ねぎ1を軟白化する高さであるので、これに合わせて遮
光フィルム4を被覆することになり、遮光フィルム4の
高さが均一になる。また遮光率が96%以上、より好ま
しくは99%以上の遮光フィルム4を使用しているため
に、遮光フィルム4を被覆した高さだけねぎ1の葉鞘部
を軟白にできるようになる。
【0039】遮光フイルム4を被覆するときに図14に
示すようなダブル巻きの遮光フィルム4を使用するため
に、1回の作業でねぎ1の両サイドを一緒に被覆できる
ようになる。また平テープ2と遮光フィルム4を一緒に
クリップ3で挟み、平テープ2をクリップ3の内面に収
納するようにしているために、遮光フィルム2のみを挟
む場合よりもクリップ3が外れ難くなる。
【0040】また厚さが20〜80μmの薄肉の遮光フ
ィルム4を使用するようにしているために、遮光フィル
ム4が適度に伸びてねぎ1との馴染みがよくなり密着度
が向上する。さらには両側面から被覆した遮光フィルム
4をねぎ1とねぎ1との間にクリップ3で止めるため
に、遮光フィルム4とねぎ1の密着度が向上し、軟白上
部への光線透過が抑えられる。
【0041】適当な強さをもっているクリップ3を使用
するために、長期間遮光フィルム4を被覆しても、この
遮光フィルム4が取れたり外れたりしなくなり、遮光フ
ィルム4の被覆位置を同一の位置に止め置くことができ
る。また平テープ2を使用できるために、ねぎ1を傷つ
けずに被覆できるようになる。さらには紫外線を反射す
る平テープ2を使用することになるために、ネギアザミ
ウマやアブラムシ等の害虫を忌避する作用を生ずる。
【0042】遮光フィルム4の長さ方向の端部をH型支
柱7の凹溝8または支柱5に波形鉄線9aまたはパッカ
9bによって固定するようにしているために、このフィ
ルム4がその長さ方向の両端から風で飛んだり外れたり
しなくなる。
【0043】また土寄せして栽培したねぎと異なって、
遮光フィルム4でねぎ1の側部を被覆しているために、
ねぎ1に適当な弾力が生じ、ねぎ1が風で倒れたり葉折
れがしなくなる。しかも遮光のための土寄せを行なわな
いために、ねぎ1の根を切ることがなくなる。
【0044】1枚の遮光フィルム4を表裏を使い分けて
使用するだけで、栽培条件に合った温度条件を得ること
が可能になる。またねぎ1の葉鞘頂部を遮光フィルム4
で覆っても、土と異なってねぎ1が十分に呼吸できるた
めに、ねぎ1の生育が停滞したり、枯死したりすること
が防止される。また図2に示すように2段以上に平テー
プ2を使用すると、とくにねぎ1の曲がりや倒伏を防ぐ
作用が増大する。さらには紫外部の反射が増加し、害虫
の忌避作用が生じ易くなる。
【0045】
【実施例】各実施例に共通の栽培方法を説明する。図1
および図2に示すように、ねぎ1の畝に沿ってねぎ1と
ねぎ1との間に、直径が19mmの鉄パイプ5を2m間
隔で土中に差込んで立てる。そして平テープ2をねぎ1
の両側面にねぎ1を軟白にするための所要の高さ位置に
設ける。そしてねぎ1が適度の大きさになった時点で、
遮光フィルム4で軟白化をする高さだけ両側面から被覆
し、ねぎ1の葉鞘先端部が遮光フィルム4の上端部を越
えた時点で収穫する。
【0046】遮光フィルム4は図3〜図5に示すよう
に、ねぎ1を真中にして遮光フィルム4と平テープ2を
一緒に図15または図16に示すクリップ3で50cm
間隔で挟み、ねぎ1と遮光フィルム4の密着度を向上さ
せるとともに、遮光フィルム4が軟白する位置から外れ
ないように固定する。遮光フィルム4の長さ方向の両端
は、図6に示すように断面がH型の支柱7を土中に深く
差込み、波形スプリング鉄線9aによって遮光フィルム
4をH型の凹んだ側面8に食込ませて固定する。あるい
はまた図7に示すように、遮光フィルム4の端部をパッ
カ9bによってパイプから成る支柱5に固定する。また
遮光フィルム4の裾の部分は土で固定するか、図4およ
び図5に示すようなフィルム押え杭6を土中に差込んで
固定する。
【0047】次に以上のような要領によって栽培した結
果の具体例を説明する。ねぎを軟白化する遮光率の限界
を、北海道立道南農業試験場と共同して平成3年10月
1日に調査を行なった。この結果は表1に示す通りであ
って、99.6%以上の遮光率をもつ遮光フィルムがね
ぎの軟白化に好適であることが判明している。
【0048】また同じ北海道立道南試験場にて、平成3
年9月4日〜10月1日に、遮光フィルム4を被覆して
栽培試験をした結果、表2に示す通りに、60%以上の
反射率を有する遮光フィルムが上物収量が多く、初秋で
も高温化を抑制する遮光フィルム4の方がねぎ1の栽培
に適していることが分った。このときは、条間が20c
mの栽植密度でねぎ1の軟白栽培を行なった。慣行土寄
せの4〜5倍の密植で栽培できることが確認された。
【0049】遮光フィルムとして、23μm、40μ
m、80μm、100μmのそれぞれの厚さをもつポリ
エチレン製の遮光フィルム4を使用して植付け深さが3
cmであって土寄せなしの条件下で栽培試験を行なっ
た。この結果表2に示すように、23〜100μmの厚
さの遮光フィルムでねぎの軟白栽培ができることが実証
された。さらに40μm程度のフィルム厚さをもち、適
度に伸びのある製品が、遮光フィルム4とねぎ1との馴
染み具合が良好で、単位面積当りの上物率が高くなると
いう結果が得られている。
【0050】茨城県岩井市において、平成3年7月23
日〜8月24日の最も暑い期間に、反射率が60%と8
0%の2種類の遮光フィルム4を使用して、ねぎ栽培者
の圃場を借りて実用テストを実施した。この結果反射率
が60%以上の遮光フィルムで、慣行土寄せねぎよりも
軟白化長が長く、軟白の色むらが少ない良質の軟白ねぎ
が栽培でき、同時に耐暑性も備わっていることが明らか
になった。
【0051】低温時のねぎ栽培への影響を調査するため
に、平成3年1月16日〜4月17日に、遮光フィルム
4の被覆を行ない、埼玉県大利根町において栽培試験を
実施した。この結果は表3の通りであって、慣用土寄せ
区よりも軟白長が伸長し、冬期でも実用性があることが
実証された。
【0052】山形県砂丘地試験場において平成3年9月
10日〜10月3日に遮光フィルムを被覆して、30m
2区の規模で栽培試験を行なったところ、平成3年9月
28日の第19号台風に遭遇し、厚さが80μmの遮光
フィルム4は飛ばされることがなく、ねぎ1も倒れたり
葉折れすることが少なく、成育も慣行土寄せ区のように
遅延することなく順調に栽培できた。この結果この栽培
方法は風に対して非常に対応力があることが実証され
た。
【0053】生育促進効果を調べるために、慣行土寄せ
栽培の2回目の土寄せ時期に遮光フィルム被覆を行なっ
たところ、4回土寄せを行なう慣行方法に比べて、土寄
せが1回分早く軟白長が生長し、慣行土寄せ方法よりも
20〜30日収穫日数が短縮された。また慣行の収穫時
期に合わせて栽培したところ、表4のように軟白長が長
くなった。この試験は北海道の旭川市と、青森県六戸
町、および山形県砂丘地試験場で行なったものである。
これらの結果から、遮光フィルム4を利用した軟白化の
方法は、慣行栽培方法よりも生育が早いことが確認され
た。
【0054】軟白ねぎ栽培に不適地とされる赤土の愛知
県武豊町において、平成3年12月10日〜平成4年1
月29日に遮光フィルムの被覆を行ない栽培試験をした
ところ、表5の通りに良質の軟白ねぎが栽培できた。こ
の結果から、従来のように土質にあまり左右されずにね
ぎの軟白栽培ができることが確認された。
【0055】外層が黒で内層に菌の生育を阻止するセラ
ミックを混入した図11に示すような2層のフィルムを
作成し、セラミックを混入した面に大腸菌や黒カビを接
触させて菌の生育状況を京都微生物研究所において調査
した。この結果表6に示すように、フィルム接触面の黒
カビがコントロール区と比べて約1/100の生長率で
あって、菌の生育を阻止することが判明した。このよう
な遮光フィルム4を使用してねぎの軟白化を実施したと
ころ、表2、表4のねぎが栽培できた。
【0056】青森県六戸町で、平成3年9月26日に遮
光フィルム被覆60日のねぎ1と慣行土寄せねぎの硬度
を調査した。この結果は表4の通りであって、遮光フィ
ルム4を使用したねぎ1は土寄せねぎに比較して少し軟
らかく、食味のよいねぎになった。
【0057】また山形県酒田市で、フィルム被覆時間を
調査したところ、1人で30m20分の作業時間で設置
でき、他の方法の1/2〜1/4の時間で設置可能であ
った。
【0058】厚さが80μmの遮光フィルム4を2枚合
わせて下面に固定し、その上面をクリップ3で挟み、遮
光フィルム4を挟んだクリップ3を固定したフィルム4
の反対側に引張って外れる強度を調査した。この方法で
引張って外れる強度が500kgf以上のものであれ
ば、実用に耐えることが実施調査によって判明した。
【0059】台風に耐えたクリップ3の強度は1kgf
であった。2枚合わせの厚さが80μmの遮光フィルム
4の内側に5cmの幅の平テープ2を入れ、この平テー
プ2をクリップ3の内面に収納した状態で2枚の遮光フ
ィルム4をクリップ3で挟み、クリップ3が外れる強度
を測定した。この結果表7に示すように、遮光フィルム
4と平テープ2を併用して使用することによって、クリ
ップ3が外れ難くなることが実証された。
【0060】遮光フィルム4の反射率と被覆の内部の温
度関係を調査するために、40cmの高さに被覆した遮
光フィルム4の内面の温度を下から25cmの位置で調
査した。この結果は表8に示す通りであって、反射率が
高いほど遮光フィルム4の内面の温度が上がり難く、ま
た反射率が下がるに従って遮光フィルム4の内面の温度
が上昇し易くなることが分った。
【0061】次に以上のような実施例によってもたらさ
れる作用効果について説明する。平テープ2を使用する
ために、ねぎ1の倒伏や曲がりをねぎ1を傷つけること
なく事前に予防することができる。また太陽光中の紫外
部を反射する平テープ2を使用するために、ネギアザミ
ウマや有翅アブラムシ等の害虫を忌避する効果をも併せ
てもつようになる。
【0062】ねぎ1を植付けている幅よりも狭い幅のク
リップ3を使用しているために、クリップ3の使用が直
接要因となるねぎ1の曲がりを作り出さなくなる。
【0063】平テープ2を張る高さとねぎ1を軟白にす
る高さを同じ高さにして設置しているために、これに合
わせて遮光フィルム4を被覆すると、被覆作業時間が短
縮でき、しかも均一な高さに遮光フィルム4を被覆する
ことができ、均一な長さの軟白長をもったねぎ1が栽培
できるようになる。また遮光フィルム4を被覆した高さ
だけ軟白化できるために、ねぎ1の軟白長を自由に調整
することができ、土質に影響されることなく、ねぎ1が
生長可能な土地であれば、適度な軟白長をもったねぎ1
が栽培できるようになる。
【0064】薄肉の遮光フィルム4を使用すると、ねぎ
1と遮光フィルム4の馴染みがよくなり、さらに外れ難
い構造のクリップ3を使用して遮光フィルム4を固定す
るために、ねぎ1の軟白部と緑色部の境が鮮明になる。
【0065】土に代えて遮光フィルム4を用いて遮光す
るために、3〜4回の土寄せ作業が省略できる。また土
寄せのたびに根を切ることがなくなり、傷つた根から土
壌病菌を侵入させることがなくなる。また根の切断に伴
うねぎの生長の一時的な停滞を回避することが可能にな
るために、慣用土寄せ方法による場合よりもねぎの生長
が早くなる。また土寄せする場所が不要になるために、
条間を2〜4倍に増やすことが可能になる。
【0066】収穫時に土をよける作業が不要になるため
に、収穫労力が大幅に削減でき、軽作業になる。また収
穫後のねぎが根の部分以外に土がついていないために、
皮の剥ぎ取り作業の能率が向上し、作業場の汚れが少な
くなる。また雨後に収穫を行なっても、ねぎの汚れが少
なくなるために、計画出荷が可能になる。
【0067】土圧がないために、ねぎ1の軟白部分が慣
行栽培と比較してその繊維が軟らかく、食味の良好なね
ぎ1になる。また遮光フィルム4を被覆すると土耕に比
べてねぎ1の葉鞘頂部への圧力がなくなり、ねぎ1の軟
白部の生育が早くなり、栽培期間を20〜35日短縮す
ることができる。さらに慣行方法によれば、植溝を15
〜30cmの深さまで掘り、土寄せ作業の省力に当てて
いたが、この方法によれば、3〜10cmの浅い植溝で
栽培でき、溝を掘る労力の省力化および栽培場所の選定
の容易化につながる。
【0068】適当な強度をもつクリップ3を使用して挟
むだけの作業で遮光フィルム4をねぎ1の両側面に固定
することができるために、老人や女性でも簡単な軽作業
で遮光フィルム4の被覆ができ、遮光フィルム4の被覆
中に軟白位置を容易に変更することが可能になる。ねぎ
1の葉鞘部よりやや細目の口径のパイプ5を支柱に使用
するために、ねぎ1を傷めることなく平テープ2を張り
めぐらすことができる。また紙管16にダブル巻きの遮
光フィルム4(図14参照)を使用して、1回の作業で
フィルム4の被覆ができるために、作業効率よく短時間
で被覆できるようになる。
【0069】遮光フィルム4はポリオレフィン系の樹脂
を使用しているので、風のばたつきで容易に破れ難くな
り、万一破れても破断面が大きくならない性質があり、
この遮光フィルム4を使用してねぎ1を被覆し、テープ
2や支柱5で2重にガードしているために、耐風性に優
れた構造になり、風に対して安全性の高い栽培ができる
ようになる。
【0070】被覆用遮光フィルム4の内面に菌の生育を
阻止する性質をもったセラミックを混入した層を有する
フィルム4を使用すると、遮光フィルム4の内面が病巣
になり難く、繰返して使用しても病気をもちこむことが
少なくなり、ねぎ1の軟白栽培の安全性をより高める効
果がある。
【0071】この栽培方法を採用すると、栽培期間が短
縮でき、従来の年1回の収穫が2回の収穫になる利点が
ある。また表裏の反射率が異なる遮光フィルム4を使用
することによって、1枚のフィルムで周年使用でき、無
駄なく効率よく遮光フィルム4の使用が可能になり、経
済的になる。しかも遮光フィルム4の被覆時に、ねぎ1
の軟白部のみでなく、ねぎ1間の通路の一部にも遮光フ
ィルム4が被覆されるために、除草および土壌水分の安
定化につながり、肥料の流出の防止と土の固定化防止等
のマルチ効果が生ずる。これによって軟白ねぎの生育向
上に効果をもたらすことになる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【発明の効果】第1の発明によれば、ねぎの側部を遮光
フィルムで覆うとともに、係止手段を介してテープによ
ってこの遮光フィルムを軟白を必要とする高さに保持す
るようにしたものである。従って土寄せを行なうことな
くねぎの軟白化を図ることが可能になるとともに、軟白
長を一定にすることが可能になる。
【0072】第2の発明によれば、遮光率が96%以上
の遮光フィルムによって、ねぎの軟白化をより確実に図
ることが可能になる。
【0073】第3の発明によれば、ポリエチレン、酢酸
ビニール等の原料から成るフィルムに混入されている黒
鉛、アルミニウム粉末、酸化チタンの内の1種または2
種以上の物質によって、それぞれ栽培用フィルムに適正
な性質を付与することが可能になる。
【0074】第4の発明によれば、高温期においては可
視光の反射率が55%以上の面を外側にして使用するこ
とができ、また低温期には表面の可視光反射率が45%
以下の面を外側にして使用することにより、この遮光フ
ィルムを周年使用することができ、無駄なく効率よく遮
光フィルムによるねぎの栽培を行なうことが可能にな
る。
【0075】第5の発明によれば、フィルムの端部に折
込んだり接着したりして取付けられた補強材によってこ
のフィルムの端部が補強されることになり、とくに係止
手段によって係止される部分の強度を高めることが可能
になる。
【0076】第6の発明によれば、2枚のフィルムを複
層に巻装するようにしたものである。従ってこのような
巻装された2枚のフィルムを1度に繰出すことによっ
て、そのままでねぎの軟白を必要とする部位を両側から
覆うことが可能になり、遮光フィルムの装着の作業性が
改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】平テープを張りめぐらした状態の正面図であ
る。
【図2】平テープを2段に張りめぐらした状態の正面図
である。
【図3】遮光フィルムを固定した状態の正面図である。
【図4】同外観斜視図である。
【図5】遮光フィルムをクリップで固定した状態の断面
図である。
【図6】遮光フィルムの幅方向の端部の固定を示す斜視
図である。
【図7】遮光フィルムの幅方向の端部の固定を示す斜視
図である。
【図8】遮光フィルムの断面図である。
【図9】遮光フィルムの断面図である。
【図10】遮光フィルムの断面図である。
【図11】遮光フィルムの断面図である。
【図12】遮光フィルムの断面図である。
【図13】遮光フィルムの断面図である。
【図14】遮光フィルムを巻装した状態を示す斜視図で
ある。
【図15】クリップの外観図である。
【図16】別のクリップの正面図である。
【図17】補強用の不織布のひもを取付けたフィルムの
要部斜視図である。
【図18】補強用の不織布を接合したフィルムの斜視図
である。
【符号の説明】
1 ねぎ 2 平テープ 3 クリップ 4 遮光フィルム 5 支柱 6 フィルム押え杭 7 H型支柱 8 凹溝 9a 波形鉄線 9b パッカ 10 黒鉛混入層 11 セラミック混入層 12 酸化チタン混入層 13 アルミ混入層 14 接着剤層 16 紙管 17 ばね 20 不織布のひも 21 接着部 22 不織布

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟白を必要とする高さの位置にテープを
    張り、ねぎの両側面に軟白を必要とする高さまで遮光フ
    ィルムを被覆し、ねぎ間において係止手段によって前記
    遮光フィルムを前記テープに係止するようにしたことを
    特徴とするねぎの栽培方法。
  2. 【請求項2】 遮光率が96%以上の軟質フィルムであ
    って、ねぎの軟白を必要とする部分に側面から被覆され
    ることを特徴とするねぎの栽培用フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンまたは酢酸ビニールを原料
    とし、単層または複層構造であって、しかも黒鉛、アル
    ミニウム粉末、酸化チタンの内の1種または2種以上の
    物質が単層あるいは多層に混入されていることを特徴と
    する請求項2に記載のねぎの栽培用フィルム。
  4. 【請求項4】 表面の可視光反射率が55%以上であっ
    て、裏面の可視光反射率が45%以下であることを特徴
    とする請求項2に記載のねぎの栽培用フィルム。
  5. 【請求項5】 補強材をフィルムの端部に包込んだり接
    着したりして取付けるようにしたことを特徴とする請求
    項2に記載のねぎの栽培用フィルム。
  6. 【請求項6】 2枚のフィルムを複層に巻装するように
    したことを特徴とする請求項2に記載のねぎの栽培用フ
    ィルム。
JP4200536A 1992-07-03 1992-07-03 ねぎの栽培方法およびそのフィルム Pending JPH0622642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6981696B2 (en) 2002-07-04 2006-01-03 Tokai Rubber Industries, Ltd Fluid-filled cylindrical vibration damping device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6981696B2 (en) 2002-07-04 2006-01-03 Tokai Rubber Industries, Ltd Fluid-filled cylindrical vibration damping device

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