JP2000023558A - 水耕(養液)栽培においての、軟白ネギ栽培装置及び、その装置を用いた栽培方法 - Google Patents

水耕(養液)栽培においての、軟白ネギ栽培装置及び、その装置を用いた栽培方法

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JP2000023558A
JP2000023558A JP10232226A JP23222698A JP2000023558A JP 2000023558 A JP2000023558 A JP 2000023558A JP 10232226 A JP10232226 A JP 10232226A JP 23222698 A JP23222698 A JP 23222698A JP 2000023558 A JP2000023558 A JP 2000023558A
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Shinichi Harada
真一 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水耕栽培での、軟白ネギ栽培装置の確立と、
その装置を、使用しての高効率栽培の確立を行なう。 【解決手段】 水耕栽培ベット1と、そのベットと同
様程度の大きさの遮光資材設置枠4に、定植パネル2と
同様の位置に穴のある上部穴あき遮光部5と、その枠
に、四方に連なる遮光壁部6が一体となった装置が、ベ
ット1と常に平行に上下する装置により、栽培を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水耕栽培におけ
る、軟白ネギの栽培装置及び、その栽培装置を用いた栽
培方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の水耕栽培においてのネギ栽培は、
軟白部の明瞭でない葉ネギの栽培しか確立されていな
い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】水耕栽培においては、
通常の土耕栽培にくらべ、作物の成長が早く、また、土
作り等の省力化、農地の有効利用がはかれ、高効率の栽
培が行なえることは、一般的に知られているが、水耕栽
培での軟白ネギの栽培装置及び栽培方法は一般的に確立
されていない。 【0004】従来の土耕栽培での軟白ネギ栽培として
は、土壌もしくはマルチなどの遮光資材を使用する方法
によって栽培されており、軟白部養成のための土盛り、
遮光資材の設置、収穫時における掘出し、遮光資材の撤
去など多大な労力が必要となり、また、そのための管理
通路が広く必要となり、単位面積当たりの栽培本数も限
られてくる。 【0005】また、害虫、病気の発生があった場合、軟
白部は土中もしくは遮光資材に密着しているため、防除
が容易に行なえず、被害が大きくなる。 【0006】さらに、従来の土耕栽培での軟白ネギ栽培
では、土中の肥料のかたより、天候、病害虫などの要因
により、生育に非常に長い時間を要するため、肉質の硬
いものとなり、品質が低下し、商品価値が下がることと
なる。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記にあげた課題を解決
するために、本発明の栽培装置による栽培手段として
は、ネギの栽培可能な既存の水耕栽培を用いる。 【0008】上記の水耕栽培の栽培ベット上に、以下の
ような手順と資材で、軟白ネギ栽培装置を製作する。 (a)栽培ベット上に、形状の変化しにくい金属パイ
プ、木、プラスチックなどの棒状の材料で、栽培ベット
と同様程度の大きさにわくを設ける。 (b)上記わくに、栽培ベット上の定植パネルの定植穴
と同様の位置に穴をあけた同様程度の面積の遮光率の高
い農業用マルチフィルム、木材、布、プラスチックなど
の遮光資材を、パネルの穴と遮光資材の穴が重なるよう
に固定、張設する。 (c)上記わくに、柔軟性のある遮光率の高い農業用マ
ルチフィルム、木材、布、プラスチックなどでできた遮
光壁部を、四方下方に固定、張設する。 (d)上記過程でできたわく全体が、栽培ベットと常に
平行に上下するように設置する。ここで、わく全体を上
下させるために、水耕栽培施設に付属工事を行なわなけ
ればならないが、通常の水耕栽培の栽培ベットは、ベッ
トを地上よりあげるよう、架台上に設置されているのが
普通で、上記装置を上下させるためには、架台に少し加
工をするだけで良いので、設備費は非常に安価なもので
できる。 【0009】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、以下添付図
面に基ずいて説明する。図1は、既存の水耕栽培ベット
上に設置された本発明の軟白栽培装置の斜視図、図2は
その断面図、図3、4、5、6は実際にネギの軟白栽培
を行なったその時々の状況をあらわす断面図である。 【0010】図3は、ネギの苗が定植された、直後の状
態で、本発明の軟白栽培装置は栽培ベットと密着してお
り、茎部の遮光はなされていない。 【0011】図3のように定植された後、茎部の長さほ
ど軟白栽培装置を上に上げ、遮光と苗の倒伏防止を行な
う。 【0012】図4は、ネギの茎部が上部穴あき遮光部よ
り規定の長さだけ伸長したため、軟白栽培装置を、ネギ
の葉鞘部位付近の茎部まで上昇させた図で、下部茎部は
光の大半が遮光されるため、茎部の軟白化が促進され
る。ここで、さらに軟白部の長いネギを栽培しようとす
る場合は、茎部の伸長にあわせて軟白栽培装置を上昇さ
せればよい。 【0013】図5は、ネギの茎部(軟白部)に病害虫が
発生した場合の防除の図で、軟白栽培装置の四方、下方
に設置された遮光壁部は、柔軟な資材でできているた
め、上方えの巻き上げ、引き上げが容易に行なえるた
め、四方を開き、側方より容易に軟白部の防除をおこな
える。 【0014】図6は、上記のように栽培されたネギを収
穫する様子で、上方に上がっている軟白栽培装置を下方
にさげ、収穫を行なう。 【0015】 【発明の効果】以上のような説明のとおり、水耕栽培に
おいて、本発明の装置を使用して軟白ネギ栽培を行なう
ことにより、遮光、防除、収穫が非常に簡単に行なえ、
従来の土耕栽培による軟白ネギ栽培にくらべ、大幅な省
力化、収穫量の向上が計れ、また土による汚れのない市
場性の高いネギの栽培が可能となる。さらに、上文で説
明したとうり、既存の水耕栽培施設に非常に、簡単に、
経済的に軟白栽培装置を設置できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】水耕栽培施設に本発明の装置が設置された状態
をあらわす斜視図 【図2】水耕栽培施設に本発明の装置が設置された状態
をあらわす断面図 【図3】ネギの苗が定植された直後の図 【図4】ネギの茎部を本発明の装置で遮光した図 【図5】本発明における消毒、防除の図 【図6】本発明における収穫の図 【符号の説明】 1 水耕栽培ベット 2 定植パネル 3 定植穴 4 遮光資材設置枠 5 上部穴あき遮光部 6 遮光壁部 7 遮光部定植穴 8 定植培地 9 ネギの苗 10 ネギ軟白部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】水耕栽培において、栽培ベット上で、栽培
    ベットと同様程度の大きさの枠に、栽培ベット上の定植
    パネルの定植穴と同様の位置に穴のある、枠と同様程度
    の面積の遮光資材と、その枠から下方、四方に一体に連
    なる遮光壁部資材が張設された装置全体が人為的に、常
    に栽培ベットと平行に上下する事を特徴とするネギの軟
    白栽培装置。 【請求項2】「 【請求項1】」の栽培装置を用いて、ネギの茎部の成長
    にあわせて、栽培装置を上昇させ、軟白化を行なう事を
    特徴とする栽培方法。
JP10232226A 1998-07-13 1998-07-13 水耕(養液)栽培においての、軟白ネギ栽培装置及び、その装置を用いた栽培方法 Pending JP2000023558A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038988A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Hiroshima Pref Gov 辛味成分の少ないアリウム属植物の栽培方法
JP2016086768A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 鈴木産業有限会社 水耕栽培装置
WO2016103613A1 (ja) * 2014-12-26 2016-06-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 水耕栽培装置
JP2020103147A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 井関農機株式会社 栽培設備
JP7131379B2 (ja) 2018-12-27 2022-09-06 井関農機株式会社 栽培設備

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