JPH062260U - 目標検出装置 - Google Patents

目標検出装置

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JPH062260U
JPH062260U JP4079292U JP4079292U JPH062260U JP H062260 U JPH062260 U JP H062260U JP 4079292 U JP4079292 U JP 4079292U JP 4079292 U JP4079292 U JP 4079292U JP H062260 U JPH062260 U JP H062260U
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JP4079292U
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Inventor
聡 黒崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッタの振幅分布がK分布に従う場合でも
クラッタに対する誤警報確率を一定に保持しながら目標
検出を行うことを可能にする。 【構成】 受信信号の2乗平均値と3乗平均値の積、お
よび5乗平均値を算出し、これらを用いてK分布の特性
を示すパラメータを推定し、所望の誤警報確率に対する
スレッショルド値を算出し、着目値とスレッショルド値
を比較することにより目標検出を実行するため、誤警報
確率は一定に保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はレーダの信号処理等における目標検出技術に関し、K分布に従うク ラッタ雑音を抑圧し、一定の誤警報確率で目標を検出する方法及び装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のレーダにおいて、目標自動検出を行う上では誤警報確率を一定に保つこ とが重要であり、この処理は、CFAR(Constant False Al erm Rate)とよばれている。図3に従来のLOG/CFAR装置の一例 を示す。図において、26,32は入力端子、27は対数増幅器、28はΣ演算 器、29は割算器、30は減算器、31は逆対数増幅器、33は比較器、34は 出力端子、400〜400+Nはシフトレジスタである。以下、図3を用いてL OG/CFARについて説明する。
【0003】 レーレ分布の確率密度関数P(x)は“数1”で与えられる。
【0004】
【数1】
【0005】 ここでσは形状パラメータである。 平均値E(x)は“数2”、分散var(x)は“数3”となり、形状パラメ ータσに依存している。
【0006】
【数2】
【0007】
【数3】
【0008】 26の入力端子より入力されたこのような信号に対して26の対数増幅器で“ 数4”のような対数変換を行う。
【0009】
【数4】
【0010】 ここで、a,bは変換器の特性で定まる定数である。 次に400から400+Nのシフトレジスタに格納されたこの変換出力を、Σ 演算器28、割算器29で平均値を算出する。この平均値E(y)は“数5”で 表される。
【0011】
【数5】
【0012】 ここで、γはオイラーの定数である。 減算器30において、シフトレジスタ400+N/2の着目値xT から平均値 E(y)を減算すると、その出力uは“数6”となる。
【0013】
【数6】
【0014】 このuを逆対数増幅器31によって逆対数変換を行った結果をvとすると“数 7”で表される。
【0015】
【数7】
【0016】 ここで、mは逆対数増幅器の特性で定まる定数である。 このvの平均E(v)は“数8”となり、分散var(v)は“数9”となる 。
【0017】
【数8】
【0018】
【数9】
【0019】 よって形状パラメータσに依存せず、一定の平均値と分散を持った信号に変換 されたことになり、CFAR特性が得られる。スレッショルド値VT は“数10 ”の誤警報確率Pfaとの関係から求められ、入力端子30より入力され、比較 器33でvと比較することにより目標検出が行われ、出力端子34より出力され る。
【0020】
【数10】
【0021】
【考案が解決しようとする課題】 従来のLOG/CFARではこのように振幅分布がレーレ分布に従うクラッタ に対しては有効であるが、クラッタの反射面積が小さく、グレージング角が小さ い場合には振幅分布はレーレ分布に従わなくなることが知られている。近年の報 告ではシークラッタの振幅分布はK分布に従うことが報告されており、このよう な分布をするクラッタに対してLOG/CFARを使用した場合は確率分布関数 の差から誤警報確率の劣化を生じるという課題があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る目標検出装置は、K分布に従うクラッタに対し、受信信号の2 乗平均値、3乗平均値、5乗平均値を算出し、平均値と2乗平均値の積と、3乗 平均値との比を求めることにより、分布の特性を表すパラメータを推定し、その 結果から得られるスレッショルド値により、目標検出を行うものである。
【0023】
【作用】
この考案に係る目標検出装置により、K分布に従うクラッタに対し、誤警報確 率を一定に保持しながら目標検出を実行することが可能になる。
【0024】
【実施例】
実施例1 図1はこの考案による目標検出装置の1実施例の処理手順を示す図である。図 1において、1〜10は目標検出方法の1実施例の処理ステップである。以下図 1に従って説明する。 振幅強度分布がK分布に従うクラッタは、その確率密度関数をP(x)とする と、“数11”で表される。
【0025】
【数11】
【0026】 ここでΓ(ν)はガンマ関数、Kνは変形ベッセル関数、νは形状パラメータ、 Cはスケールパラメータである。 P(x)のn次モーメントをxn とすると、xn は“数12”で表される。
【0027】
【数12】
【0028】 まず入力信号の2乗平均値を算出する。平均値E(x2 )は“数13”で表さ れる(ステップ1)。
【0029】
【数13】
【0030】 3乗平均値を算出する。3乗平均値E(x3 )は“数14”で表される(ステ ップ2)。
【0031】
【数14】
【0032】 次に平均値と3乗平均値の積を求める。この結果は“数15”で表される(ス テップ3)。
【0033】
【数15】
【0034】 5乗平均値を算出する。5乗平均値E(x5 )は“数16”で表される(ステ ップ4)。
【0035】
【数16】
【0036】 次に2乗平均値と3乗平均値の積と、5乗平均値の比を求める。この結果は“ 数17”で表される。
【0037】
【数17】
【0038】 これより、形状パラメータνを得る(ステップ5)。また2乗平均値より、ス ケールパラメータCが求まる(ステップ6)。 スレッショルド値をVT とすると、誤警報確率Pfaは“数18”における累 積確率となり、“数19”で表される。
【0039】
【数18】
【0040】
【数19】
【0041】 これよりVT を算出することは困難であるため、ν、Cに対するVT を予め計 算したデータテーブルによりVT を求める(ステップ7)。 最後に着目値とVT を比較し、目標の有無を判定する(ステップ8)。
【0042】 図2はこの考案における目標検出装置の1実施例を示す図である。図2におい て11は入力端子、12は2乗演算器、13は3乗演算器、14は5乗演算器、 15,16,17は平均値演算器、18は平方根演算器、19は乗算器、20は 第1のパラメータ算定器、21は第2のパラメータ算定器、22はメモリー、2 3はスレッショルド演算器、24は比較器、25は出力端子、100〜100+ N、200〜200+N、300〜300+Nはシフトレジスタである。
【0043】 以下図2を用いて作動原理を説明する。 入力端子11から入力された振幅信号は2乗演算器12で2乗されシフトレジ スタ100〜100+Nに格納される。平均値演算器15ではシフトレジスタ1 00〜100+Nのうち100+N/2を除いた段の平均値を算出し、乗算器1 9に出力し、またシフト段100+N/2の値を平方根演算器18で平方根を算 出し、着目値として比較器22に出力する。乗算器19のもう1つの入力は次の ようにして生成される。入力端子11から入力された振幅信号を3乗演算器13 で3乗し、シフトレジスタ200〜200+Nに格納する。平均値演算器16で はシフトレジスタ200〜200+Nのうち200+N/2を除いた段の平均値 を算出し乗算器19に出力し、またパラメータ算定器2にも出力する。乗算器1 9は平均値演算器15および16の出力の積を算出し、パラメータ算定器20に 出力する。パラメータ算定器20のもう1つの入力は次のようにして生成される 。入力端子11から入力された振幅信号を5乗演算器14で3乗しシフトレジス タ300〜300+Nに格納する。平均値演算器17ではシフトレジスタ300 〜300+Nのうち300+N/2を除いた段の平均値を算出し、パラメータ算 定器20に出力する。パラメータ算定器20は、“数20”に従い形状パラメー タνを算出し、パラメータ算定器21及びスレッショルド演算器に出力する。
【0044】
【数20】
【0045】 パラメータ算定器21では平均値演算器15及びパラメータ算定器20の出力 結果より“数21”に従ってスケールパラメータCを算出し、スレッショルド演 算器23に出力する。
【0046】
【数21】
【0047】 メモリー22は所望の誤警報確率においてパラメータν、Cに対応するスレッ ショルド値をデータテーブルとして記憶させておき、スレッショルド演算器21 はこのメモリー20よりスレッショルド値を抽出して比較器に出力する。比較器 24では、着目値とスレッショルド値が比較され目標の有無を検出し、出力端子 25に出力する。
【0048】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、受信信号の振幅強度分布がK分布になるよう なクラッタに対し、定められた誤警報確率を一定に保持しながら目標を検出する ことを可能にする効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による目標検出装置の1実施例におけ
る処理手順を説明する図である。
【図2】この考案による目標検出装置の1実施例におけ
るブロック図である。
【図3】従来の目標検出装置の1実施例におけるブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 2乗演算器 13 3乗演算器 14 5乗演算器 15 第1の平均値演算器 16 第2の平均値演算器 17 第3の平均値演算器 18 平方根演算器 19 乗算器 20 第1のパラメータ算定器 21 第2のパラメータ算定器 22 メモリー 23 スレッショルド演算器 24 比較器 25 出力端子 26 入力端子 27 対数増幅器 28 Σ演算器 29 割算器 30 減算器 31 逆対数増幅器 32 入力端子 33 比較器 34 出力端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅強度分布がK分布に従う入力信号に
    対し、入力信号を2乗する2乗演算器と、2乗された入
    力信号を所定の数記憶するシフト段を有する第1のシフ
    トレジスタと、第1のシフトレジスタのうち予め定めた
    段の平均値を算出する第1の平均値演算器と、入力信号
    を3乗する3乗演算器と、3乗された入力信号を所定の
    数記憶するシフト段を有する第2のシフトレジスタと、
    第2のシフトレジスタのうち予め定めた段の平均値を算
    出する第2の平均値演算器と、入力信号を5乗する5乗
    演算器と、3乗された入力信号を所定の数記憶するシフ
    ト段を有する第3のシフトレジスタと、第3のシフトレ
    ジスタのうち予め定めた段の平均値を算出する第3の平
    均値演算器と、第1の平均値演算器の出力と第2の平均
    値演算器の出力の乗算を行う乗算器と、第3の平均値演
    算器の出力と前記乗算器の出力より形状パラメータを算
    出するための第1のパラメータ算定器と、第2の平均値
    演算器の出力と第1のパラメータ算定器の出力よりスケ
    ールパラメータを算出する第2のパラメータ算定器と、
    第1のパラメータ算定器の出力と第2のパラメータ算定
    器の出力と予め設定した誤警報確率よりスレッショルド
    値を算出するスレッショルド演算器と、第1のシフトレ
    ジスタのうちの定められたシフト段の平方根を算出する
    平方根演算器と、前記平方根演算器の出力とスレッショ
    ルド演算器の出力を比較する比較器を備えたことを特徴
    とする目標検出装置。
JP4079292U 1992-06-15 1992-06-15 目標検出装置 Pending JPH062260U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015125118A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱電機株式会社 目標検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015125118A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱電機株式会社 目標検出装置

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