JPH0622187Y2 - 赤外線パッシブセンサ - Google Patents

赤外線パッシブセンサ

Info

Publication number
JPH0622187Y2
JPH0622187Y2 JP11388890U JP11388890U JPH0622187Y2 JP H0622187 Y2 JPH0622187 Y2 JP H0622187Y2 JP 11388890 U JP11388890 U JP 11388890U JP 11388890 U JP11388890 U JP 11388890U JP H0622187 Y2 JPH0622187 Y2 JP H0622187Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
infrared
case
passive sensor
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11388890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0471135U (ja
Inventor
義和 小島
守之 持田
孝敏 林
Original Assignee
コビシ電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コビシ電機株式会社 filed Critical コビシ電機株式会社
Priority to JP11388890U priority Critical patent/JPH0622187Y2/ja
Publication of JPH0471135U publication Critical patent/JPH0471135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622187Y2 publication Critical patent/JPH0622187Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、警備用の警報器や自動ドアに用いられるもの
で、赤外線の変化によって人間の存在を検出する赤外線
パッシブセンサの改良に関するものである。
[従来の技術] 近年、自動ドアや盗難防止用警報器等には、従来の光電
スイッチに代わって赤外線パッシブセンサが多用されつ
つある。この赤外線パッシブセンサは、人体や動物から
発せられる赤外線をレンズで集束させて受光部に合焦さ
せ、受光部が感知する赤外線の量の変化によって侵入者
等の対象物の存在を感知するようになっている。
また、従来の赤外線パッシブセンサの感応範囲はセンサ
毎に定められており、使用条件によって種々の感応範囲
のものを使い分けていた。たとえば、第3図および第4
図に示すように、赤外線パッシブセンサから遠く離れた
場所を警戒する場合には面警戒型の赤外線パッシブセン
サ10を使用し、近くの広い範囲を警戒する場合には立
体警戒型の赤外線パッシブセンサ20を使用するように
していた。
これら赤外線パッシブセンサ10,20は、半透明の合
成樹脂製ケース11の内部に受光部12が配置されると
ともに、ケース11の表面の1箇所に複数のフレネルレ
ンズを集合させたレンズが設けられたものであって、外
部の赤外線をレンズ通して受光部12に入射させ、これ
によって外部の赤外線の量の変化を検知するように構成
されている。そして、フレネルレンズを大きくしたもの
が主として面警戒型10として使用され、フレネルレン
ズを小さくするとともにフレネルレンズを多く設けたも
のが主として立体警戒型20として使用されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の赤外線パッシブセンサにおい
ては、ケースのうちフレネルレンズ以外の部分からも赤
外線が入射するため、誤動作を起こし易いという欠点が
あった。すなわち、第3図(A)及び第4図(A)に示
すように、設定された感応範囲以外の範囲(警戒不要範
囲)での人などから放射される赤外線Xにも感応してし
まうことがあった。このような誤動作を防止するため
に、フレネルレンズ以外の部分を不透明にすることも考
えられるが、製造工程が複雑化してコストが割高になっ
てしまう。
また、従来の赤外線パッシブセンサでは、仕様に応じて
複数種類の製品を供給し得る製造設備が必要となり、ま
た、赤外線パッシブセンサの利用者にとっても、一度赤
外線パッシブセンサを設置するとその感応範囲を変更す
ることができないため不便であるという問題もあった。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、誤動作を有効に防止することができる赤外線パッ
シブセンサを提供することを目的としている。さらに本
考案は、使用目的に応じて面警戒型と立体警戒型とに使
い分けることができる汎用性のある赤外線パッシブセン
サを提供することも目的としている。
[課題を解決するための手段] この考案の赤外線パッシブセンサは、ケースのうちレン
ズが設けられていない部分に、その部分への入射光を集
束させて受光部以外の部分に集める第2のレンズを設け
たものである。また、本考案は、第1のレンズをケース
の円周方向に離間した複数箇所に配置するとともにケー
スをセンサ本体に対して円周方向へ回転自在に設け、第
1のレンズを、遠くて狭い範囲からの赤外線を受光する
面警戒型と近くて広い範囲からの赤外線を受光する立体
警戒型にそれぞれ構成したものでもある。
[作用] 上記構成の赤外線パッシブセンサにあっては、第2のレ
ンズからの赤外線が受光部以外の部分に集められるので
誤動作が防止される。また、第1のレンズを面警戒型レ
ンズと立体警戒型レンズとにそれぞれ構成することによ
り、ケースを回転させて使用目的に合ったレンズを選択
することができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図および第2図を参照
しながら説明する。第1図は実施例の赤外線パッシブセ
ンサを示す側面図である。図中符号1は、センサ本体で
ある。センサ本体1は円盤状をなし、その内部には受光
部と、この受光部に入射した赤外線の量を電気信号に変
換するとともに、電気信号の大きさの変化を監視するた
めの電気回路(それぞれ図示せず)が組み込まれてい
る。また、センサ本体1には、ケース2が取り付けられ
ている。ケース2は、透明または半透明の合成樹脂から
なるもので、平坦な底部2aと凸曲面状をなす外周部2
bとによって椀状に形成されている。そして、ケース2
は、上記センサ本体1に対して中心線回りに回転自在に
支持取り付けられている。
ケース2の外周部2bには、その回転方向へ向かって等
しく離間した複数のレンズ(第1のレンズ、この実施例
では2つ)3,4が形成されている。なお、レンズ3,
4の配置は不等間隔であっても、また、3個以上であっ
ても良い。一方のレンズ3は、複数のフレネルレンズ3
a…を複眼状に集合させて構成されており、各フレネル
レンズ3aは、ケース2の内周面に同心円状の溝を連続
して多数形成することにより、ケース2と一体的に構成
されている。各フレネルレンズ3aの大きさは比較的大
きく形成されている。このため、レンズ3は、比較的遠
方の狭い範囲から発せられる赤外線を集光して受光部へ
入射させることができ、感応範囲が面警戒型とされてい
る。
これに対して、他方のレンズ4は立体警戒用に構成され
ている。すなわち、レンズ4はレンズ3と同様にフレネ
ルレンズ4a…を複眼状に集合させて構成されている
が、各フレネルレンズ4aの大きさはレンズ3のものよ
りも小さくて、かつ、数も多く設けられている。このた
め、レンズ4は、比較的近くの広い範囲から発せられる
赤外線を集光して受光部へ入射させることができ、感応
範囲が立体警戒型とされている。
なお、レンズを3箇所以上に配置する場合には、警戒範
囲を段階的に変更し得るように、レンズの個数や大きさ
が少しずつ変えられる。
また、ケース2の底部2aにも、レンズ(第1のレン
ズ)5が上記レンズ3,4に隣接して形成されている。
このレンズ5は、赤外線パッシブセンサのごく近くを感
応範囲とするためのもので、同型同大のフレネルレンズ
5a…を連設して構成されている。
さらに、ケース2のうちレンズ3,4,5が形成されて
いない部分(図中ハッチング部分)には、第2のレンズ
6が形成されている。第2のレンズ6も上記と同様にフ
レネルレンズが形成されたものであるが、入射した赤外
線が受光部以外の部分へ集められるように構成されてい
る。
上記構成の赤外線パッシブセンサにおいては、レンズ3
を受光部側へ向けることにより、第3図(A),(B)
に示すような面警戒型センサとして使用される。また、
ケース2を回転させてレンズ4を受光部側へ向けること
により、第4図(A),(B)に示すような立体警戒型
センサとして使用される。そして、例えばレンズ3へ入
射した赤外線は集束させられて受光部へ入射する一方、
第2のレンズ6に入射した赤外線は集束させられて受光
部以外の部分に集められるから受光部へ入射することが
ない。したがって、誤動作を有効に防止することができ
る。
また、1個の赤外線パッシブセンサで面警戒型と立体警
戒型とに使い分けることができるから、メーカー側では
1種類の製造設備を保有すれば良い。したがって、製造
コストを低減することができ、ユーザー側でも赤外線パ
ッシブセンサを取り付けた後に感応範囲を必要に応じて
適宜変更することができるので非常に便利である。
なお、上記実施例では、レンズをフレネルレンズにより
構成しているが、これに限定されるものではなく、赤外
線に集光し得るものであるならばその種類は任意であ
る。また、レンズとケースとの相対位置を正確に再現す
るために、両者に印を付けたり、両者の接触面部に凹凸
の係合部を形成しても良い。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の赤外線パッシブセンサに
おいては、ケースのうちレンズが設けられていない部分
に、その部分への入射光を集束させて受光部以外の部分
に集める第2のレンズを設けたものであるから誤動作を
有効に防止することができる。さらに、第1のレンズを
ケースの円周方向に離間した複数箇所に配置するととも
にケースをセンサ本体に対して円周方向へ回転自在に設
け、第1のレンズを、遠くて狭い範囲からの赤外線を受
光する面警戒型と、近くて広い範囲からの赤外線を受光
する立体警戒型にそれぞれ構成したものでもあるから、
ケースを回転させて使用目的に合ったレンズを選択する
ことができ、製造コストを低減することができる等の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は赤外線パッシブセンサを示す側面図、第2図は
その平面図、第3図(A)ないし第4図(B)は従来の
赤外線パッシブセンサの感応範囲を説明するための図で
あって、第3図(A)は面警戒型赤外線パッシブセンサ
とその感応範囲を示す側面図、第3図(B)は同(A)
図のB方向矢視図、第4図(A)は立体警戒型赤外線パ
ッシブセンサとその感応範囲を示す側面図、第4図
(B)は同(A)図のB方向矢視図である。 1……センサ本体、2……ケース、 3,4,5……レンズ(第1のレンズ)、 6……第2のレンズ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサ本体に、受光部とこの受光部を取り
    囲むケースとが設けられ、上記ケースに設けられた第1
    のレンズを通った赤外線が上記受光部に入射するように
    構成された赤外線パッシブセンサにおいて、上記ケース
    のうちレンズが設けられていない部分に、その部分への
    入射光を集束させて上記受光部以外の部分に集める第2
    のレンズを設けたことを特徴とする赤外線パッシブセン
    サ。
  2. 【請求項2】前記第1のレンズを前記ケースの円周方向
    に離間した複数箇所に配置するとともにケースを前記セ
    ンサ本体に対して円周方向へ回転自在に設け、第1のレ
    ンズを、遠くて狭い範囲からの赤外線を受光する面警戒
    型と近くて広い範囲からの赤外線を受光する立体警戒型
    にそれぞれ構成したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の赤外線パッシブセンサ。
JP11388890U 1990-10-30 1990-10-30 赤外線パッシブセンサ Expired - Lifetime JPH0622187Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11388890U JPH0622187Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 赤外線パッシブセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11388890U JPH0622187Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 赤外線パッシブセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0471135U JPH0471135U (ja) 1992-06-24
JPH0622187Y2 true JPH0622187Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31861516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11388890U Expired - Lifetime JPH0622187Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 赤外線パッシブセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622187Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3443969B2 (ja) * 1994-09-13 2003-09-08 三菱電機株式会社 物体検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0471135U (ja) 1992-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5442178A (en) Cross-over field-of-view composite Fresnel lens for an infrared detection system
JP2019144008A (ja) 防犯センサ装置
CN101952698A (zh) 传感器帽组合件传感器电路
US5557106A (en) Rodent discriminator lens
CA2313366A1 (en) Selectable lens array
JPH0622187Y2 (ja) 赤外線パッシブセンサ
JP2019144009A (ja) 防犯センサ装置
JPH05133803A (ja) 赤外線検出素子
JP3389806B2 (ja) マルチレンズ
JPS6342372Y2 (ja)
JP2756472B2 (ja) 熱線式検出器
JP2588954Y2 (ja) 赤外線人体検知装置
JP2858785B2 (ja) 感熱センサ
JPS63277988A (ja) 熱線式検出器
JPH0346590A (ja) 人体検知器
JPH0626862Y2 (ja) 人体検知器
JPH02128534U (ja)
JPH0612505Y2 (ja) 受動型赤外線検出装置
JP3477729B2 (ja) ドーム型マルチレンズ
JPS63261187A (ja) 人体用スキヤンニングセンサ
JPH02311782A (ja) 物体検知器
JP2596047Y2 (ja) 赤外線人体検知装置
JPH06213710A (ja) 天井取付け型人体センサ
JPH0436417Y2 (ja)
JP2870752B2 (ja) 熱線式検知器

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term