JPH0622151U - 動力操舵装置 - Google Patents

動力操舵装置

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JPH0622151U
JPH0622151U JP6072892U JP6072892U JPH0622151U JP H0622151 U JPH0622151 U JP H0622151U JP 6072892 U JP6072892 U JP 6072892U JP 6072892 U JP6072892 U JP 6072892U JP H0622151 U JPH0622151 U JP H0622151U
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JP
Japan
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steering
motor
steering wheel
rotation
clutch mechanism
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JP6072892U
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English (en)
Inventor
忍 国田
譲治 大塚
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KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルの回転を伝達されるステアリングギ
ヤと、ステアリングギヤに連動してタイヤを操向するリ
ンケージと、リンケージの動きをパワーアシストするモ
ータなどを備える動力操舵装置において、モータおよび
その制御手段の故障時などでのフェールセイフ機構つま
り手動のよるタイヤの操向を確保しつつ、通常運転時に
タイヤの振動などがリンケージからステアリングギヤを
介して車室内のハンドル側へ伝わるのを防止する。 【構成】 ハンドル20の回転を検出する手段29,3
0と、ハンドル20の回転に応じてモータ25を駆動す
るモータ制御手段50と、ハンドル20からステアリン
グギヤ31側への回転の伝達を断続する電磁式のクラッ
チ機構38と、このクラッチ機構38をモータ35およ
びその制御系の正常時にソレノイド48を通電して切断
すると共に、異常の発生時にソレノイド48への通電を
遮断して接続するクラッチ制御手段50を備える。クラ
ッチ機構38の切断状態のときに操舵反力をハンドル2
0に付与する手段24を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車などの動力操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などのハンドル操作力を軽減する動力操舵装置として、例えば図4のよ うに構成したものが知られている(特開昭62ー218273号公報)。
【0003】 この場合、ハンドル5を回すとその回転がコラムシャフト6に伝えられ、シャ フト6先端のピニオン7を介してラック軸3を移動させる一方、ハンドル5の回 転をトルクセンサ7Aが検出すると、トルクセンサ7Aと車速センサ12の検出 値に応じてコントローラ8がモータ9を駆動して、ピニオン9Aを介してラック 軸3の移動つまりタイヤ1の操向をパワーアシストするようになっている。10 はモータ9の出力トルクを高めるための減速機を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来装置では路面状態によるタイヤ1の振動などが ラック軸3からピニオン7を介して車室内のハンドル5側へ伝わり、不快な振動 や騒音の原因になるという問題点があった。そこで、タイヤ1からハンドル5側 への振動などの伝達を遮断することが考えられるが、ハンドル5側とラック軸3 側を機械的に分離するとコントローラ8やモータ9などの故障時に手動でタイヤ 1を操向することができなくなるので、これだとフェールセイフ機能をどのよう に確保するのかという点が問題になる。
【0005】 この考案はこのような問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案はハンドルの回転を伝達されるステアリングギヤと、ステ アリングギヤに連動してタイヤを操向するリンケージと、リンケージの動きをパ ワーアシストするモータと、ハンドルの回転を検出する手段と、ハンドルの回転 に応じてモータを駆動するモータ制御手段と、ハンドルからステアリングギヤ側 への回転の伝達を断続する電磁式のクラッチ機構と、このクラッチ機構をモータ およびその制御手段などの正常時にソレノイドを通電して切断すると共に、異常 の発生時にソレノイドへの通電を遮断して接続するクラッチ制御手段を備える。 また、クラッチ機構の切断状態のときに操舵反力をハンドルに付与する手段を設 ける。
【0007】
【作用】
通常運転時(モータおよびその制御手段などの正常時)には、クラッチ機構が ハンドルからステアリングギヤ側への回転の伝達経路を切断するため、タイヤの 振動などがリンケージからステアリングギヤを介して車室内のハンドル側へ伝わ るようなことはない。
【0008】 モータおよびその制御手段などに異常が発生すると、クラッチ機構がソレノイ ドの消磁によって結合状態に復帰するため、フェールセイフ機能つまり手動によ るタイヤの操向動作を確保できる。なお、車両の停止時にエンジンキーを切った ときにもクラッチ機構のソレノイドが消磁するため、ハンドルの回転をリンケー ジに伝えることが可能となる。
【0009】 通常運転時にはクラッチ機構の切断状態によりハンドルがほとんど抵抗なく回 ることになるが、操舵反力をハンドルに付与する手段を設けると、適度な操舵感 覚を持たせることができる。
【0010】
【実施例】
図1において、20は操舵回転力を受けるハンドル、21はコラムシャフトで 、その入力側(インパネ側)と出力側(エンジンルーム側)にそれぞれギヤボッ クス22,23が形成される。入力側のギヤボックス22内にはハンドル20の 操舵反力を発生する反力モータ24と、モータの回転力を減速機25を介してコ ラムシャフト21に伝えるラック26およびピニオン27,28と、ラック26 のストローク(移動量)からハンドル20の操舵角度を検出するためのポテンシ ョメータ29(可変抵抗器)と、ハンドル20の回転力(操舵力)を検出するト ルクセンサ30が設けられる。
【0011】 出力側のギヤボックス23内にはコラムシャフト21先端のピニオン31とか み合うラック軸32と、ラック軸32にかみ合うピニオン33に連結する減速機 34付きのパワーステアリングモータ35と、ラック軸32のストロークからタ イヤ36の操向角度を検出するためのポテンショメータ37と、さらにコラムシ ャフト21を断続する電磁式のクラッチ機構38が配設される。
【0012】 クラッチ機構38は図2のように入力軸40(ハンドル20側に結合される) 端部のフランジ面に結合するホルダ41と、出力軸42(ピニオン31側に結合 される)外周のホルダ43にスプライン44にて嵌合するアーマチュア45と、 アーマチュア45をホルダ41側に押圧付勢するリターンスプリング46と、ア ーマチュア45をステータ47側に吸引する励磁力を発生するソレノイドコイル と48、アーマチュア45の軸方向へ移動に伴ってホルダ41との間を断続する ツースリング49などから構成される。
【0013】 そして、ステータ47内部のソレノイドコイル48を通電すると、アーマチュ ア45が励磁力でリターンスプリング46に抗してステータ47側へ吸引され、 ツースリング49のかみ合いを解除する(入力軸40と出力軸42を切断する) 一方、ソレノイドコイル48への通電を遮断すると、アーマチュア45がリター ンスプリング46によりホルダ41側の押圧付勢され、ツースリング49をかみ 合わせる(入力軸40と出力軸42を接続する)のである。
【0014】 パワーステアリングモータ35と反力モータ24およびクラッチ機構38の作 動を制御するのがコントローラ50で、モータ35,24が故障なく制御系も正 常に機能しているときはクラッチ機構38のソレノイドコイル48を通電してハ ンドル回転のピニオン31側への伝達を遮断する。この状態でハンドル20を回 すとポテンショメータ29ならびにトルクセンサ30からの検出信号と、車両の 走行速度を検出する車速センサ51からの検出信号をもとにモータ35の必要な 出力トルク(パワーステアリングの操作力)を求め、それに見合う電流をモータ 35に通電しながらポテンショメータ29と37からの検出信号をもとにモータ 35の駆動つまりタイヤ36の操向をフィードバック制御する。同時に、ポテン ショメータ29とトルクセンサ30と車速センサからの検出信号に応じてモータ 24の必要な出力トルク(ハンドルの操舵反力)を求め、それに見合う電流でモ ータ24を駆動する。
【0015】 そして、モータ35,24および制御系の何らかの異常が発生すると、モータ 35,24の制御動作を停止すると共に、クラッチ機構38への通電を遮断して コラムシャフト21を連結状態に接続するようになっている。なお、コントロー ラ50は自動操舵や、あるいは車両の進路障害物などを自動的に回避したり、横 風を受けたときなど進路を自動修正するための補正機能を備え、その制御に必要 な進路状態や横風などの外部環境およびコーナリングや車線変更など運転状態を 検出する各種センサ類52が付加される。53はコントローラ50の電源を示す 。
【0016】 このような構成により、通常運転時にはハンドル20を回すと、その回転に応 じてパワーステアリングモータ35が駆動してラック軸32を移動させるため、 軽いハンドル操作でタイヤ36が操向できるのであり、この通常状態でクラッチ 機構38がソレノイドコイル48への通電によりハンドル20からラック軸32 側への回転の伝達経路を切断するため、タイヤ36の振動などがラック軸32か らピニオン31を介して車室内のハンドル20側へ伝わるようなことはなくなる 。また、補正動作中でもクラッチ機構38が切断状態に保たれるため、モータ3 5の駆動によりタイヤ36の操向角度が自動修正されても、ハンドル20が勝手 に回ろうとするようなこともない。
【0017】 ハンドル20はクラッチ機構38が切断状態のときにほとんど抵抗なく回るこ とになるが、操舵反力をハンドル20に付与するモータ24などを備えるため、 適度な操舵感覚を持たせることができる。
【0018】 モータ35,24およびその制御系に異常が発生すると、クラッチ機構38は ソレノイド48の消磁によって結合状態に接続され、ハンドル回転を直接ラック 軸32側に伝えるため、フェールセイフ機能つまり手動によるタイヤ36の操向 動作を確保できる。なお、車両の停止時にエンジンキーを切ったときにもクラッ チ機構38のソレノイド48が消磁するため、ハンドル20の回転をラック軸3 2に伝えることが可能となる。
【0019】 図3は他の実施例を示すもので、この場合ハンドル回りの入力側ギヤボックス (インパネ部分)をスペース的に最小限に抑えるため、ハンドル20の操舵反力 を付与する反力モータ24およびトルクセンサ30なども出力側ギヤボックス( エンジンルーム側)内に収装される。また、ポテンショメータ29および37に 代えてクラッチ機構38の入力軸側と出力軸側でそれぞれコラムシャフト21の 回転角度を検出する舵角センサ29A,37Aが用いられ、これによりラック軸 32およびラック26を短くコンパクト化することが可能となる。なお、図1と 同じ部品は同じ符号を付けて重複説明を省略する。
【0020】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、ハンドルの回転を伝達されるステアリングギ ヤと、ステアリングギヤに連動してタイヤを操向するリンケージと、リンケージ の動きをパワーアシストするモータと、ハンドルの回転を検出する手段と、ハン ドルの回転に応じてモータを駆動するモータ制御手段と、ハンドルからステアリ ングギヤ側への回転の伝達を断続する電磁式のクラッチ機構と、このクラッチ機 構をモータおよびその制御手段などの正常時にソレノイドを通電して切断すると 共に、異常の発生時にソレノイドへの通電を遮断して接続するクラッチ制御手段 を備えたので、モータおよびその制御手段の故障時などでのフェールセイフ機構 つまり手動のよるタイヤの操向を確保しつつ、通常運転時にタイヤの振動などが リンケージからステアリングギヤを介して車室内のハンドル側へ伝わるのを防止 できるという効果が得られる。
【0021】 また、通常運転時にはクラッチ機構の切断状態によりハンドルがほとんど抵抗 なく回ることになるが、操舵反力をハンドルに付与する手段を設けると、適度な 操舵感覚を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す構成図である。
【図2】同じくクラッチ機構の断面図である。
【図3】他の実施例を示す構成図である。
【図4】従来技術を説明する構成図である。
【符号の説明】
20 ハンドル 21 コラムシャフト 24 反力モータ 29,37 ポテンショメータ 29A,37A 舵角センサ 30 トルクセンサ 31,33 ピニオン 32 ラック軸 35 パワーステアリングモータ 38 クラッチ機構 48 ソレノイド 50 コントローラ 51 車速センサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転を伝達されるステアリン
    グギヤと、ステアリングギヤに連動してタイヤを操向す
    るリンケージと、リンケージの動きをパワーアシストす
    るモータと、ハンドルの回転を検出する手段と、ハンド
    ルの回転に応じてモータを駆動するモータ制御手段と、
    ハンドルからステアリングギヤ側への回転の伝達を断続
    する電磁式のクラッチ機構と、このクラッチ機構をモー
    タおよびその制御手段などの正常時にソレノイドを通電
    して切断すると共に、異常の発生時にソレノイドへの通
    電を遮断して接続するクラッチ制御手段を備えたことを
    特徴とする動力操舵装置。
  2. 【請求項2】 クラッチ機構の切断状態のときに操舵反
    力をハンドルに付与する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の動力操舵装置。
JP6072892U 1992-08-28 1992-08-28 動力操舵装置 Pending JPH0622151U (ja)

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JP6072892U JPH0622151U (ja) 1992-08-28 1992-08-28 動力操舵装置

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ID=13150636

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JP6072892U Pending JPH0622151U (ja) 1992-08-28 1992-08-28 動力操舵装置

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