JPH0622083B2 - シールド電線およびその製造方法 - Google Patents

シールド電線およびその製造方法

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JPH0622083B2
JPH0622083B2 JP63033513A JP3351388A JPH0622083B2 JP H0622083 B2 JPH0622083 B2 JP H0622083B2 JP 63033513 A JP63033513 A JP 63033513A JP 3351388 A JP3351388 A JP 3351388A JP H0622083 B2 JPH0622083 B2 JP H0622083B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシールド電線およびその製造方法に関し、特
に、電線の柔軟性を欠如させることなく外観を平滑化
し、接続時の解体を容易にし、かつ、生産性の向上を図
ったシールド電線およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
シールド電線はコンピュータ等のOA機器によって構成
されるローカルエリアネットワーク(LAN)の接続電
線として好適なケーブルである。このシールド電線とし
て、例えば、2心の絶縁線心を対撚りして対撚り線心と
し、対撚り線心の外周にプラスチックと金属をラミネー
トした金属ラミネートテープを巻回して遮蔽層付線心を
形成し、この遮蔽層付線心を複数本撚り合わせ、その外
周にドレインワイヤーおよび金属ラミネートテープを巻
回し、その外周に編組遮蔽体、ゴム、塩化ビニール等か
らなる外被を設けたものが知られている(この種のケー
ブルはIEEEStd 802.3(1983年版)に規定されてい
る)。
以上述べたシールド電線の対撚り線心の外周および複数
の遮蔽層付線心を撚り合わせた撚り合わせ線心の外周の
金属ラミネートテープは以下の方法で巻回されている。
(1)対撚り線心の外周に金属ラミネートテープを巻回す
る方法 絶縁線心の対撚り時もしくは別工程により金属ラミネー
トテープの金属面を外側にしてテープ幅約15mm、重なり
約1/2、巻回ピッチ約30mmで巻回し、外径約3.2φの
遮蔽層付線心を形成する。
(2)複数の遮蔽層付線心を撚り合わせた撚り合わせ線心
の外周に金属ラミネートテープを巻回する方法 遮蔽層付線心を複数本撚り合わせた外周に撚り合わせ時
もしくは別工程により金属ラミネートテープの金属面を
外側にし、かつ、該金属面の一側縁を内側に折り返して
テープ幅約30mm、重なり1/4、巻回ピッチ約100mm前後で
巻回し、外径が約6.5φの撚り合わせ線心を形成す
る。
また、他のシールド電線が実公昭56−46495 号公報に示
されている。これは撚り合わせコアの外周に順次巻き付
けられた押えテープ、ドレインワイヤおよび金属ラミネ
ートテープよりなり、該押えテープは撚り合わせコアの
撚り合わせ方向と同一、かつ、同一ピッチでラップ巻き
されており、ドレインワイヤは押えテープのラップ巻き
部上に撚り合わせコアの撚り合わせ方向と同一、かつ、
同一ピッチで巻回されている。一方、金属ラミネートテ
ープは撚り合わせコアの撚り合わせ方向と逆方向に巻き
付けられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のシールド電線によれば、絶縁線心の対撚
り時または対撚り後に別工程により金属ラミネートテー
プを巻回していたため、また、複数の遮蔽層付線心の撚
り合わせ時または撚り合わせ後に別工程により金属ラミ
ネートテープを巻回していたため、対撚り線心および複
数の遮蔽層付線心の撚り合わせ方向および撚り合わせピ
ッチと金属ラミネートテープの巻回方向および巻回ピッ
チが相違し、外観が凸凹形状となり外被を施してもそれ
をカバーすることができないという不都合がある。ま
た、ケーブルをコネクタ等に接続する場合、金属ラミネ
ートテープの解体除去が面倒であり、多大な時間を費す
という不都合があった。また、対撚り線心の外周に金属
ラミネートテープを巻回し、このようにして形成された
遮蔽層付線心を撚り合わせた撚り合わせ線心の外周に金
属ラミネートテープを巻回するため、巻回により各線心
が締め付けられテーブルの可撓性が悪くなるという不都
合がある。
また、金属ラミネートテープの巻回を対撚り線心と撚り
合わせ線心とにおいて別工程で行っていたため、工程数
が増加して生産性の向上が図れないという不都合があっ
た。
更に、対撚り線心と撚り合わせ線心の外周にそれぞれ設
けられる金属ラミネートテープは金属箔とプラスチック
の面で接触し、かつ、両線心の線心長より大なる長さで
巻回されるため、電気抵抗が大になってシールド効果の
向上に限界がある。
従って、本発明の目的は外観の形状および可撓性を良好
にし、かつ、ケーブルの解体除去を容易にしたシールド
電線を提供することである。
また、本発明の他の目的は上記目的を実現するシールド
電線を工程数の増加を抑えて製造し、生産性を向上した
シールド電線の製造方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点に鑑み、電線の柔軟性を欠如させる
ことなく外観を平滑にし、かつ、接続時の解体を容易に
するため、絶縁線心の外周に設けられた遮蔽層を金属箔
とプラスチックのラミネートテープで構成すると共に金
属箔を外側にして撚り合わせ線心の撚り合わせ方向およ
び撚り合わせピッチと同一方向および同一ピッチで巻回
し、撚り合わせ線心の外周に設けられた遮蔽層を金属箔
とプラスチックのラミネートテープで構成すると共に金
属箔を外側にし、その一側縁を内側に折り返して撚り合
わせ線心の撚り合わせ方向および撚り合わせピッチと同
一方向および同一ピッチで巻回し、絶縁線心の外周の遮
蔽層と撚り合わせ線心の外周の遮蔽層を、絶縁線心の外
周のラミネートテープの金属箔と撚り合わせ線心の外周
のラミネートテープの内側に折り返された金属箔を介し
て接触導通させたシールド電線を提供するものである。
上記絶縁線心の外周に設けられた遮蔽層、および撚り合
わせ線心の外周に設けられた遮蔽層は、両者の間に位置
するドレインワイヤーと電気的に接続され、ドレインワ
イヤーは両遮蔽層と同一方向および同一ピッチで巻回さ
れた構成が好ましい。
また、工程数の増加を抑えて生産性を向上させるための
本発明のシールド電線の製造方法は、対撚り線心等の絶
縁線心が巻回されている複数のボビンを所定の方向およ
び所定の速度で撚り返しを与えながら絶縁線心を供給す
る工程と、絶縁線心に金属箔を外側にしたラミネートテ
ープを縦沿えに供給して遮蔽層付線心を製造する工程
と、複数の遮蔽層付線心を所定の方向および所定の速度
で撚り合わせることによりラミネートテープを所定の方
向および所定のピッチで絶縁線心の外周に巻回し、同時
にラミネートテープの巻回方向および巻回ピッチと同一
の方向および同一のピッチで複数の絶縁線心を撚り合わ
せて撚り合わせ線心を製造する工程と、撚り合わせ線心
の外周に金属箔を外側にし、かつ、金属箔の一側縁を内
側に折り返したラミネートテープを供給し、絶縁線心に
巻回されたラミネートテープの巻回方向および巻回ピッ
チと同一の方向および同一のピッチで金属ラミネートテ
ープを巻回する工程とを備えている。
絶縁線心の外周に設けられるラミネートテープの巻回、
撚り合わせ線心の外周に設けられるラミネートテープの
巻回、および撚り合わせ線心の撚り合わせが撚り合わせ
線心を引き取る引取手段の回転によって行われる。
〔作用〕
絶縁線心の外周のラミネートテープ、および撚り合わせ
線心の外周のラミネートテープが、撚り合わせ線心の撚
り合わせ方向および撚り合わせピッチと同一の方向およ
び同一のピッチで巻回されているため、絶縁線心の外
周、および撚り合わせ線心の外周への巻回回数が少なく
なり、縦沿えに近い状態で巻回される。このため、絶縁
線心と撚り合わせ線心に対する巻回締付力を増加させる
ことなく、ラミネートテープを絶縁線心の外周、および
撚り合わせ線心の外周に密着させることができ、その結
果、電線の柔軟性を欠如されることなく外観の形状を平
滑にすることができる。また、絶縁線心と撚り合わせ線
心の外周のラミネートテープが同一方向、同一ピッチで
巻回されていると、ケーブルの二次加工(コネクタ等の
接続時)において、その端末の解体が容易になる。
〔実施例〕
以下、本発明のシールド電線およびその製造方法を詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、導体および絶縁体よ
り成る絶縁線心10を2心対撚りして構成された対撚り
線心11の外周には、プラスチックと金属箔をラミネー
トした金属ラミネートテープ12がその金属面を外側に
した状態で後述する撚り合わせ線心の撚り合わせ方向お
よび撚り合わせピッチと同一方向および同一ピッチで巻
回されている。複数の対撚り線心11は撚り合わせら
れ、その外周に同じく金属ラミネートテープ14が金属面
を外側にして、かつ、後述する金属面の一側縁14aが内
側に折り返されるように巻回される。金属ラミネートテ
ープ12と金属ラミネートテープ14は相互に接触し、電気
的な接続がなされている。更に金属ラミネートテープ14
の外周には編組遮蔽体3が形成され、編組遮蔽体3の外
周はゴム、塩化ビニール等からなる外被2によって覆わ
れている。尚、金属ラミネートテープ12の外周にはドレ
インワイヤー13が配置されており、複数の対撚り線心11
よりなる撚り合わせ線心と同一の撚り合わせ方向および
撚り合わせピッチで設けられている。このドレインワイ
ヤー13はシールド効果を更に良好なものにする。
第2図は本発明のシールド電線の正面分解図を示し、撚
り合わせ線心外周に巻回された金属ラミネートテープ14
の一側縁14aは内側に折り返され、その巻回方向および
巻回ピッチは対撚り線心11を撚り合わせた撚り合わせ
線心の撚り合わせ方向および撚り合わせピッチと同一、
つまり、対撚り線心11の外周に巻回された金属ラミネ
ートテープ12およびドレインワイヤ13の巻回方向お
よび巻回ピッチと同一になっている。
以上の構成からなるシールド電線においては、絶縁線心
10を対撚りした対撚り線心11の外周の金属ラミネー
トテープ12、および複数の対撚り線心11を撚り合わ
せた撚り合わせ線心の外周の金属ラミネートテープ14
が、撚り合わせ線心の撚り合わせ方向および撚り合わせ
ピッチと同一の方向および同一のピッチで巻回されてい
るため、対撚り線心11の外周、および撚り合わせ線心
の外周への金属ラミネートテープ12,14の巻回回数
が少なくなり、金属ラミネートテープ12,14は縦沿
えに近い状態で巻回される。このため、対撚り線心11
と撚り合わせ線心に対する巻回締付力を増加させること
なく、金属ラミネートテープを対撚り線心11の外周、
および撚り合わせ線心の外周にその形状に沿って巻回さ
せることができ、その結果、テープの巻回による凸凹の
発生がなくなり、電線の柔軟性を欠如させることなく外
観の形状を平滑にすることができる。更に、コネクタ等
の接続時の際も金属ラミネートテープの巻回方向および
巻回ピッチが撚り合わせ線心の撚り合わせ方向および撚
り合わせピッチと同一になるため、容易にケーブルを解
体除去することができる。同じように、ドレインワイヤ
ー13も撚り合わせ線心の撚り合わせ方向、撚り合わせピ
ッチと同一で設けられているため、撚り合わせ線心間の
凹部(各線心の撚り合わせにより生ずる谷部)に沿わせ
ることができるのでドレインワイヤー13を設けたことに
より凸凹形状が発生することはない。また、金属ラミネ
ートテープ12、14、およびドレインワイヤー13は電気的
に接触するため、十分なシールド効果が得られる。
第3図は本発明のシールド電線の製造方法に係る製造装
置を示し、2心の対撚りされた絶縁線心10が巻回され、
所定の方向および所定の速度で撚り返しを付与されるボ
ビン21と、ドレインワイヤー13が巻回され、ボビン21と
同一方向、同一速度で撚り返しを付与されるボビン22
と、金属ラミネートテープ12が巻回され、金属ラミネー
トテープ12を絶縁線心10に縦沿えするように供給するテ
ープ用ボビン23と、絶縁線心10とそれに縦沿えするよう
に供給された金属ラミネートテープ12をしぼり、遮蔽層
付線心11を形成するダイス30と、複数の遮蔽層付線心11
を撚り合わせ、撚り合わせ線心を形成すると共にボビン
21の撚り返しによって縦沿えに供給された金属ラミネー
トテープ12を所定の方向および所定のピッチで巻回し、
かつ、ドレインワイヤー13にも撚りを付与するする撚り
ダイス32と、金属ラミネートテープ14が巻回され、撚り
合わせ線心に供給するテープ用ボビン24と、テープ用ボ
ビン24から供給される金属ラミネートテープ14を撚り合
わせ線心へ供給する前に金属面の一側縁14aを内側に折
り返すテープ折り返し装置31と、金属ラミネートテープ
14が巻回されたテープ遮蔽層付撚り合わせ線心15を固定
する電線固定部33と、テープ遮蔽層付撚り合わせ線心15
を引き取る引取装置34と、引取装置34によって引き取ら
れたテープ遮蔽層付撚り合わせ線心15を巻き取る巻取装
置35を有している。ここで、引取装置34および巻取装置
35で撚合機を構成しており、引取装置34および巻取装置
35はボビン21、22の同一方向、同一速度で回転してい
る。このため、対撚り線心11の外周に巻回された金属ラ
ミネートテープ12の巻回方向および巻回ピッチと、撚り
合わせ線心の撚り合わせ方向および撚り合わせピッチ
と、撚り合わせ線心の外周に巻回された金属ラミネート
テープ14の巻回方向および巻回ピッチを同一のものにし
ている。また、ドレインワイヤー13は撚り合わせ線心の
外周の間隙に撚り合わせ線心の撚り合わせ方向および撚
り合わせピッチと同一になるように設けられる。
以下、シールド電線の製造方法を説明する。
ボビン21、22から2心を対撚りした複数の絶縁線心10と
ドレインワイヤー13が撚りダイス32に向けて供給され
る。一方、テープ用ボビン23に巻回されている金属ラミ
ネートテープ12は金属面を外側にしてダイス30の手前で
各絶縁線心10に縦沿えに供給され、複数の遮断層付線心
11を形成する。各遮蔽層付線心11は撚りダイス32におい
て、ボビン21の撚り返しによって縦沿えに供給された金
属ラミネートテープ12を所定の方向および所定のピッチ
で巻回され、かつ、ドレインワイヤー13と共に各金属ラ
ミネートテープ12の巻回方向および巻回ピッチと同一方
向および同一ピッチに撚り合わせられ、撚り合わせ線心
となる。撚り合わせ線心は引取装置34によって引き取ら
れるが、途中金属ラミネートテープ14の供給を受ける。
これは、テープ用ボビン24から供給される金属ラミネー
トテープ14がその金属面を外側にしてテープ折り返し装
置31を介して金属面の一側縁14aを内側に折り返した状
態で供給される。このとき、引取装置34および巻取装置
35は前述のボビン21、22と同一の方向および同一の速度
で回転しており、このため、供給された金属ラミネート
テープ14は撚り合わせ線心に金属ラミネートテープ12の
巻回方向および巻回ピッチおよび各遮蔽層付線心の撚り
合わせ方向および撚り合わせピッチと同一の方向および
同一のピッチで巻回され、テープ遮蔽層付撚り合わせ線
心15を形成する。テープ遮蔽層付撚り合わせ線心15は電
線固定部33を介してテープ引取装置34に引き取られ、巻
取装置35に巻き取られる。この後、別工程において編組
遮蔽体、外被等を施し、シールド電線が製造される。
尚、ボビン21に巻回された対撚り線心10は前述した撚り
合わせ方向および撚り合わせピッチと同一方向および同
一ピッチにて予め対撚りされている。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のシールド電線およびその製
造方法によれば、対撚り線心等の絶縁線心の外周の金属
ラミネートテープ、および撚り合わせ線心の外周の金属
ラミネートテープの巻回方向および巻回ピッチを、撚り
合わせ線心の撚り合わせ方向および撚り合わせピッチと
同一にしたため、電線の柔軟性を欠如させることなく外
観の形状を平滑にし、かつ、接続時の解体を容易にする
ことができる。
また、引取り回転型の撚合機の回転により、同一の工程
において、対撚り線心等の絶縁線心の外周へ金属ラミネ
ートテープを巻回し、このようにして形成された複数の
遮蔽層付線心を撚り合わせ、撚り合わせ線心の外周へ金
属ラミネートテープを巻回するようにしたため、工程数
を増加しないでシールド電線を製造し、生産性を向上す
ることができる。
更に、対撚り線心および撚り合わせ線心の外周にそれぞ
れ設けられた金属ラミネートテープは両線心の撚り合わ
せピッチと同一のピッチを有するので、両線心の長さと
略同一の長さとなる。そのため、それに応じて金属ラミ
ネートテープの電気抵抗が小になってシールド効果が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は本発
明のシールド電線の正面分解図、第3図は本発明のシー
ルド電線の製造方法の製造装置を示す説明図。 符号の説明 1……シールド電線、2……外被 3……編組遮蔽体、10……絶縁線心 11……対撚り線心 12……金属ラミネートテープ 13……ドレインワイヤー 14……金属ラミネートテープ 14a……金属ラミネートテープの一側縁 15……テープ遮蔽層付撚り合わせ線心 21、22……ボビン 23、24……テープ用ボビン 30……ダイス 31……テープ折り返し装置 32……撚りダイス、33……電線固定部 34……引取装置、35……巻取装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対撚り線心等の絶縁線心の外周に遮蔽層を
    有し、前記絶縁線心を複数本撚り合わせた撚り合わせ線
    心の外周に他の遮蔽層を有したシールド電線において、 前記絶縁線心の外周に設けられた前記遮蔽層は、金属箔
    とプラスチックのラミネートテープで構成され、前記金
    属箔を外側にして前記撚り合わせ線心の撚り合わせ方向
    および撚り合わせピッチと同一方向および同一ピッチで
    巻回され、 前記撚り合わせ線心の外周に設けられた前記遮蔽層は、
    金属箔とプラスチックのラミネートテープで構成され、
    前記金属箔を外側にし、その一側縁を内側に折り返して
    前記撚り合わせ線心の撚り合わせ方向および撚り合わせ
    ピッチと同一方向および同一ピッチで巻回され、 前記絶縁線心の外周の遮蔽層と前記撚り合わせ線心の外
    周の遮蔽層は、前記絶縁線心の外周の前記ラミネートテ
    ープの前記金属箔と前記撚り合わせ線心の外周の前記ラ
    ミネートテープの内側に折り返された前記金属箔を介し
    て接触導通していることを特徴とするシールド電線。
  2. 【請求項2】前記絶縁線心の外周に設けられた前記遮蔽
    層、および前記撚り合わせ線心の外周に設けられた前記
    遮蔽層は、両者の間に位置するドレインワイヤーと電気
    的に接続され、当該ドレインワイヤは両遮蔽層と同一方
    向および同一ピッチで巻回されている請求項第1項記載
    のシールド電線。
  3. 【請求項3】対撚り線心等の絶縁線心が巻回されている
    複数のボビンを所定の方向および所定の速度で撚り返し
    を与えながら前記絶縁線心を供給する工程と、 前記絶縁線心に金属箔を外側にしたラミネートテープを
    縦沿えに供給して遮蔽層付線心を製造する工程と、 複数の前記遮蔽層付線心を前記所定の方向および前記所
    定の速度で撚り合わせることにより前記ラミネートテー
    プを所定の方向および所定のピッチで前記絶縁線心の外
    周に巻回し、同時に前記ラミネートテープの巻回方向お
    よび巻回ピッチと同一の方向および同一のピッチで複数
    の前記絶縁線心を撚り合わせて撚り合わせ線心を製造す
    る工程と、 前記撚り合わせ線心の外周に金属箔を外側にし、かつ、
    前記金属箔の一側縁を内側に折り返したラミネートテー
    プを供給し、前記絶縁線心に巻回された前記ラミネート
    テープの巻回方向および巻回ピッチと同一の方向および
    同一のピッチで前記金属ラミネートテープを巻回する工
    程とを備えたことを特徴とするシールド電線の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記絶縁線心の外周に設けられる前記ラミ
    ネートテープの巻回、前記撚り合わせ線心の外周に設け
    られる前記ラミネートテープの巻回、および前記撚り合
    わせ線心の撚り合わせが前記撚り合わせ線心を引き取る
    引取手段の回転によって行われる請求項3項記載のシー
    ルド電線の製造方法。
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