JPH06217835A - 収納容器及びその製造法 - Google Patents

収納容器及びその製造法

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JPH06217835A
JPH06217835A JP5029673A JP2967393A JPH06217835A JP H06217835 A JPH06217835 A JP H06217835A JP 5029673 A JP5029673 A JP 5029673A JP 2967393 A JP2967393 A JP 2967393A JP H06217835 A JPH06217835 A JP H06217835A
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forming
thin
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storage container
wall plate
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JP5029673A
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Tsuneo Matsui
恒雄 松井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大型の収納容器の梱包及び運搬時の困難性を
解消し、全体を小型化して梱包及び運搬することができ
るようにすることを目的とする。 【構成】 抽出し箱体1の三方の壁板3,4及び覆枠体
11の左右両側板13の高さ中間部に凹溝15を有する
薄肉部を形成し内側方に折畳めるように構成し、前記覆
枠体11の天板部12をその左右両側板13と一体に形
成して成る収納容器である。大型容器の一部に薄肉部を
形成する合成樹脂材が、この薄肉部を成形して流動通過
する際に剪断発熱を起し再可塑化するように成る合成樹
脂成形法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣裳その他各種の品物
を収納するための収納容器及びその製造法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、衣裳箱等の比較的大型の収納容器
においては、容器本体,抽出し部及び蓋体等の各部材に
分けて製作されているが、それらをセットに集合して1
個の梱包をすると全体が非常に大きなものとなり、いわ
ゆる空気輸送をしなければならなかった。
【0003】そのため、1個当りの梱包・輸送コストが
高くつくとともに運搬時,販売時,使用時のいずれにお
いても広いスペースを用意しておく必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は前記
した収納容器の欠点を除去し、梱包及び輸送時には小型
化し使用時には大型化することによって、メーカー,デ
ィーラー,ユーザーの三者にとってきわめて扱い易い実
用性の高い収納容器を提供することを目的とする。
【0005】また同時に、不使用時の廃棄処分に際し、
大型の抽出し箱体や覆枠体を分解し易くなるようにする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、正面部が開口
する抽出し箱体の背面部及び左右両側面部に適当高さの
壁板を立設し、この壁板の高さの中間部の内側に薄肉部
を形成するとともに各壁板の角隅部を前記薄肉部まで切
欠部を形成し、各壁板を内側方に折畳みし得るように
し、他方正背両面部を開口して天板及び左右両側板から
成る被覆体の左右両側板の高さの中間部の内側に薄肉部
を形成し、これを内側方に折畳みし得るようにし、前記
抽出し箱体の壁板の切欠部に取付ける出隅材を設けると
ともに正面開口部に取付ける蓋体を設け、前記被覆体の
背面開口部に取付ける蓋板を設けるとともに正面開口部
に支枠杆を設けて成る収納容器である。
【0007】また本発明は、比較的大型の容器の一部に
薄肉部を形成する合成樹脂材において前記薄肉部を成形
して流動通過する際に剪断発熱を起させ再可塑化して成
形する合成樹脂成形法である。
【0008】
【作用】収納容器の全体を構成する抽出し箱体の三側方
の壁板の上壁部をその薄肉部の凹溝において内側方に水
平に折畳み、また覆枠体の左右側方の側板の下側部をそ
の薄肉部の凹溝において水平に折畳み、これらの部材と
抽出し箱体側の出隅材及び蓋体並に覆枠体側の裏蓋板及
び支枠杆とを図7に示すようにまとめて梱包し、輸送す
る。
【0009】使用時にこの収納容器を組立てるときは、
前記抽出し箱体の各壁板の上壁部を垂直に立てるととも
に出隅材を係合し両角隅部を直立させて固定し、またそ
の正面開口部には蓋体を嵌合する。
【0010】他方、覆枠体の左右側板の下側部を垂直に
立てた状態においては、その背面開口部に裏蓋板を掛合
するとともにその正面開口部に支枠杆を嵌着する。
【0011】かかる状態の覆枠体の内部に前記抽出し箱
体を挿入する。(図2参照)
【0012】複数の収納容器を積み重ねるときは、上部
収納容器の覆枠体の側板下にある車輪を下部収納容器の
覆枠板角部の凹部に嵌置するようにする。これによって
車輪は停止状態になる。(図3参照)
【0013】
【実施例】1は抽出し箱体で、この箱体は正面部が底面
部に接して左右両側部にかけて低い立板2を立設すると
ともその上方部を開口2’状態にし、背面部及び左右両
側面部には適当高さの壁板3,4,4を立設する。この
箱体1は、硬質で粘弾性のある合成樹脂材で成形する。
【0014】これら壁板3,4,4は、その高さの中間
部分の内側に凹溝5,6,6を設けて薄肉部を形成し、
各壁板3,4,4の各上壁部3',4',4' がそれぞれ内
側方に折畳めるようにする。
【0015】背面壁板3と左右両側壁板4,4とが接す
る角隅部には、上方から前記凹溝5,6,6位置まで切
欠部7,7を形成して離間状態にするが、この両切欠部
7,7には臨接する壁板の端縁部に係合する出隅材8,
8が取付くようになる。この出隅材8は粘弾性のない硬
質の合成樹脂材によって成形するが、これによって前記
箱体1の壁板3,4,4の上壁部3',4',4' を確実に
連結する。
【0016】9は前記抽出し箱体1の組立て時に前記左
右両側壁板4,4の正面部2,2'の端縁部に両側端部
を嵌合する蓋体で、この蓋体の正面下側部には手掛部1
0を形成する。この蓋体9は前記箱体1と同質材によっ
て成形する。
【0017】11は天板12及び左右両側板13,13
から成りかつ無底の覆枠体で、この覆枠体の正背両側部
は開口14,14状態に成る。この覆枠体11は硬質で
粘弾性のある合成樹脂材で成形する。
【0018】この覆枠体11の左右両側板13,13の
高さの中間部分の内側に凹溝15,15を設けて薄肉部
を形成し、この両側板13,13の下側部13',13'
がそれぞれ内側方向に折畳めるようにする。
【0019】16,16・・は前記覆枠体11の天板12
と左右両側板13,13との角部の前後に設けた車輪止
め部で、この車輪止め部には収納容器を積み重ねたとき
に後記の車輪18,18・・が嵌置固定するようになる。
この車輪止め部の位置及び形状は問わない。
【0020】17,17は前記覆枠体11の左右両側板
13,13の下端縁部の内側に水平に形成した段部で、
この段部の垂直部外側の前後部には車輪18,18・・を
設ける。
【0021】この左右両側板の段部17,17上には前
記抽出し箱体1の底面部が載置し、これをガイドに出し
入れするようになる。
【0022】19は前記覆枠体11の組立て時に前記天
板12及び左右両側板13,13の背面開口部14の端
縁部に両側端部を掛合して取付ける裏蓋板で、この裏蓋
板は粘弾性のない硬質の合成樹脂材によって成形する。
【0023】20は前記天板12,左右両側板13,1
3及び無底部の正面開口部14の端縁部に両側端部を掛
合して嵌着するようにする支枠杆で、この支枠杆は粘弾
性のない硬質の合成樹脂材によって成形する。この支枠
杆のある覆枠体11の正面部から、前記抽出し箱体1を
出し入れするようにする。
【0024】
【発明の効果】第1に、収納容器を構成する全部材を小
さく折畳んで梱包することができるから、輸送がきわめ
て便利になり、そのコストも低減することができる。
【0025】第2に、収納容器の全体は使用者において
簡単かつ迅速に組み立てることができるものであるか
ら、全く不便はない。
【0026】第3に、車輪付きの収納容器を複数個積み
重ねて陳列したり使用する場合に、常にその容器を上下
段に安定した状態で固定しておくことができ、容器の配
置スペースをとらなくてすむ。
【0027】第4に、不用時に廃棄処分をするときは、
抽出し箱体と覆枠体はその薄肉部分の凹溝から容易に切
断して分解することができる。
【0028】第5に、収納容器を構成する抽出し箱体や
覆枠体のような大型の全体の材厚が比較的薄肉で合成樹
脂材の流動長さが長い成形品でも、折畳み用の薄肉部を
板材の中間部に構成するために金型の突出部を合成樹脂
材が流動通過する際に発生する摩擦熱によって再加熱す
ることができるから、合成樹脂材を再可塑化して流動性
を促進することができるようになり、大型容器の成形に
おいても合成樹脂材の途中冷却を起こすことなく、全体
を端部に至るまで所定の材厚に確実に成形することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の部材の斜視図
【図2】組立て完成時の斜視図
【図3】積重ね時の側面図
【図4】組立て完成時の要部の正面図
【図5】抽出し箱体部の要部の正面図
【図6】覆枠体部の要部の正面図
【図7】梱包時の要部の正面図
【符号の説明】
1 抽出し箱体 3,4,4 壁板 5,6,6 凹溝 7,7 切欠部 8,8 出隅材 9 蓋体 11 覆枠体 12 天板部 13,13 左右側板 15,15 凹溝 16,16 車輪止め部 19 裏蓋板 20 支枠杆

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出し箱体の各壁板の高さ中間部に成形
    時の変形を制御する薄肉部を形成して成る収納容器。
  2. 【請求項2】 覆枠体の左右両側板の高さ中間部に成形
    時の変形を制御する薄肉部を形成して成る収納容器。
  3. 【請求項3】 抽出し箱体を収容する覆枠体の天板部を
    その左右両側板と一体に形成して成る収納容器。
  4. 【請求項4】 正面部が開口する抽出し箱体の背面部及
    び左右両側面部に適当高さの壁板を立設し、この壁板の
    高さの中間部の内側に薄肉部を形成するとともに各壁板
    の角隅部を前記薄肉部まで切欠部を形成し、各壁板を内
    側方に折畳みし得るようにし、他方正背両面部を開口し
    て天板及び左右両側板から成る被覆体の左右両側板の高
    さの中間部の内側に薄肉部を形成し、これを内側方に折
    畳みし得るようにし、前記抽出し箱体の壁板の切欠部に
    取付ける出隅材を設けるとともに正面開口部に取付ける
    蓋体を設け、前記被覆体の背面開口部に取付ける蓋板を
    設けるとともに正面開口部に支枠杆を設けて成る収納容
    器。
  5. 【請求項5】 抽出し箱体を収容する覆枠体の左右両側
    板の下端部を内側方に段部を形成して抽出し箱体の載置
    部にするとともにこの段部の垂直部外側に車輪を設け、
    この車輪に相対する覆枠体の天板部付近に車輪止め部を
    設け、容器の積重ね時に上部容器の各車輪が下部容器の
    各車輪止め部に嵌置するように成る収納容器。
  6. 【請求項6】 比較的大型の容器の一部に薄肉部を形成
    する合成樹脂材において前記薄肉部を成形して流動通過
    する際に剪断発熱を起させ再可塑化して成形する合成樹
    脂成形法。
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