JPH06217621A - 杭型施肥具 - Google Patents
杭型施肥具Info
- Publication number
- JPH06217621A JPH06217621A JP5029835A JP2983593A JPH06217621A JP H06217621 A JPH06217621 A JP H06217621A JP 5029835 A JP5029835 A JP 5029835A JP 2983593 A JP2983593 A JP 2983593A JP H06217621 A JPH06217621 A JP H06217621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- pile
- manure
- microbial cells
- sowing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】好気性菌体１と嫌気性菌体２とを有機質に混合
して発酵せしめた素肥を形成し、この素肥を杭形状に形
成する。素肥は、有機肥料に化成肥料を混合する。杭形
状に形成した素肥は、杭Ｐの上端部に播種または育苗用
の凹部３を設ける。 【効果】播種や育苗の容器として使用することができ、
しかも、成長した植物の根元に埋め込み、元肥や追肥と
して容易に使用することができる。
して発酵せしめた素肥を形成し、この素肥を杭形状に形
成する。素肥は、有機肥料に化成肥料を混合する。杭形
状に形成した素肥は、杭Ｐの上端部に播種または育苗用
の凹部３を設ける。 【効果】播種や育苗の容器として使用することができ、
しかも、成長した植物の根元に埋め込み、元肥や追肥と
して容易に使用することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、播種や育苗の容器と
して、あるいは成長した植物の根元に差し込んで埋め込
み、元肥や追肥として使用する杭型施肥具に関する。
して、あるいは成長した植物の根元に差し込んで埋め込
み、元肥や追肥として使用する杭型施肥具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、新聞紙等を原料とした育苗ポ
ットが知られている（特開平2-9324号公報参照）。この
ポットは、先ず、ポットの中に播種し、育苗期間経過
後、ポットのまま移植することにより、ポットの原料で
ある新聞紙等が土中で分解されて堆肥となるのを待つも
のである。
ットが知られている（特開平2-9324号公報参照）。この
ポットは、先ず、ポットの中に播種し、育苗期間経過
後、ポットのまま移植することにより、ポットの原料で
ある新聞紙等が土中で分解されて堆肥となるのを待つも
のである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、堆肥として
用いる育苗ポットを土中に埋め込むには、埋め込み作業
の手間を要するものであった。しかも、堆肥として使用
される育苗ポットの原料は、育苗ポットの内部に播種し
た植物に栄養を与えることはできても、他の植物の元肥
や追肥として使用するには、その構造形状から不都合な
ものであった。
用いる育苗ポットを土中に埋め込むには、埋め込み作業
の手間を要するものであった。しかも、堆肥として使用
される育苗ポットの原料は、育苗ポットの内部に播種し
た植物に栄養を与えることはできても、他の植物の元肥
や追肥として使用するには、その構造形状から不都合な
ものであった。
【０００４】そこでこの発明は上述の課題を解消すべく
創出されたもので、播種や育苗の容器として使用するこ
とができ、しかも、成長した植物の根元に挿入して埋め
込み、元肥や追肥として容易に使用することが可能な杭
型施肥具の提供を目的とする。
創出されたもので、播種や育苗の容器として使用するこ
とができ、しかも、成長した植物の根元に挿入して埋め
込み、元肥や追肥として容易に使用することが可能な杭
型施肥具の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明は、好気性菌体１と嫌気性菌体２とを有機質に混
合して発酵せしめた素肥を形成し、この素肥を杭形状に
形成したことにある。
本発明は、好気性菌体１と嫌気性菌体２とを有機質に混
合して発酵せしめた素肥を形成し、この素肥を杭形状に
形成したことにある。
【０００６】素肥は、有機肥料に化成肥料を混合したこ
とを課題解消のための第２の手段とする。
とを課題解消のための第２の手段とする。
【０００７】更に、杭形状に形成した素肥は、杭Ｐの上
端部に播種または育苗用の凹部３を設けた、杭Ｐの側面
部に切断容易な切り込み４を設けたことを第３の手段と
する。
端部に播種または育苗用の凹部３を設けた、杭Ｐの側面
部に切断容易な切り込み４を設けたことを第３の手段と
する。
【０００８】
【作用】すなわち本発明によると、杭Ｐ形状に形成した
素肥は、地中に打ち込まれると、地表に近い部分では好
気性菌体１の作用で分解され、また、地表から離れた深
層部分では嫌気性菌体２が作用して分解される。
素肥は、地中に打ち込まれると、地表に近い部分では好
気性菌体１の作用で分解され、また、地表から離れた深
層部分では嫌気性菌体２が作用して分解される。
【０００９】素肥から分解された有機肥料や化成肥料
は、周囲の植物の肥料になる。併せて発酵合成型の優良
土壌に改良する。
は、周囲の植物の肥料になる。併せて発酵合成型の優良
土壌に改良する。
【００１０】また、杭Ｐの上端部に設けた凹部３は、播
種または育苗に使用される。
種または育苗に使用される。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。好気性菌体１と嫌気性菌体２とを有機質
に混合し、これを発酵させた素肥を形成する。有機質
は、特に、山野自生の薬草や薬木皮、薬菜物の使用を予
定している。例えば、ツルドクダミ、オオヨモギ、スギ
ナ、サンショウ、ツルムラサキ、ルーサン、ニンニク、
クボク等である。この外、大豆やカニ殻、蒸骨粉、木酢
液、ゼオライトなどを使用してもよい。
細に説明する。好気性菌体１と嫌気性菌体２とを有機質
に混合し、これを発酵させた素肥を形成する。有機質
は、特に、山野自生の薬草や薬木皮、薬菜物の使用を予
定している。例えば、ツルドクダミ、オオヨモギ、スギ
ナ、サンショウ、ツルムラサキ、ルーサン、ニンニク、
クボク等である。この外、大豆やカニ殻、蒸骨粉、木酢
液、ゼオライトなどを使用してもよい。
【００１２】次に、素肥の製造方法を説明する。まず、
上記有機質を乾燥粉砕し、好気性菌体１及び嫌気性菌体
２と共に混合攪拌し、適当な水分を与え、これを発酵さ
せる。発酵した素肥を再度攪拌し、粒度を調整する。そ
して、この素肥にグルテンその他の粘着剤を混入し、こ
れを練り上げて硬めのゲル状に形成する。更に、ゲル状
の素肥を杭の型枠に圧注入し、乾燥固化して杭Ｐ状に形
成する。このとき、好気性菌体１や嫌気性菌体２と共
に、窒素、燐酸、カリ等の化成肥料を混合してもよい。
上記有機質を乾燥粉砕し、好気性菌体１及び嫌気性菌体
２と共に混合攪拌し、適当な水分を与え、これを発酵さ
せる。発酵した素肥を再度攪拌し、粒度を調整する。そ
して、この素肥にグルテンその他の粘着剤を混入し、こ
れを練り上げて硬めのゲル状に形成する。更に、ゲル状
の素肥を杭の型枠に圧注入し、乾燥固化して杭Ｐ状に形
成する。このとき、好気性菌体１や嫌気性菌体２と共
に、窒素、燐酸、カリ等の化成肥料を混合してもよい。
【００１３】素肥により形成した杭Ｐは、その上端部に
播種または育苗用の凹部３を設け、杭Ｐの側面部に切断
容易な切り込み４を設けている（図１参照）。この凹部
３を播種または育苗用とするときは、播種または育苗に
必要な土や水を凹部３内部に入れて使用する。このと
き、杭Ｐを切り込み４から切断して筒状となった凹部３
を単独に使用することも可能である（図４参照）。ま
た、この杭Ｐを元肥や追肥として使用する場合は、肥料
が必要な場所に打ち込んだり、あるいは杭Ｐを横たえて
直線状に並べることもできる。更に、杭Ｐを砕いて粒状
の素肥としても使用できる。
播種または育苗用の凹部３を設け、杭Ｐの側面部に切断
容易な切り込み４を設けている（図１参照）。この凹部
３を播種または育苗用とするときは、播種または育苗に
必要な土や水を凹部３内部に入れて使用する。このと
き、杭Ｐを切り込み４から切断して筒状となった凹部３
を単独に使用することも可能である（図４参照）。ま
た、この杭Ｐを元肥や追肥として使用する場合は、肥料
が必要な場所に打ち込んだり、あるいは杭Ｐを横たえて
直線状に並べることもできる。更に、杭Ｐを砕いて粒状
の素肥としても使用できる。
【００１４】尚、図１で示される符号５は、好気性菌体
１を活性化せしめるために開穿した空気孔であり、ま
た、図中符号６は、深層部の地中に嫌気性菌体２を馴染
ませるために設けた溝部である。
１を活性化せしめるために開穿した空気孔であり、ま
た、図中符号６は、深層部の地中に嫌気性菌体２を馴染
ませるために設けた溝部である。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。すなわち、好気性菌体１と
嫌気性菌体２とを有機質に混合して発酵せしめた素肥を
形成し、この素肥を杭形状に形成したことにより、必要
な場所へ元肥や追肥として容易に施肥することができ
る。
り、当初の目的を達成する。すなわち、好気性菌体１と
嫌気性菌体２とを有機質に混合して発酵せしめた素肥を
形成し、この素肥を杭形状に形成したことにより、必要
な場所へ元肥や追肥として容易に施肥することができ
る。
【００１６】また、素肥は、有機肥料に化成肥料を混合
したことにより、より広範囲な植物に使用できる。
したことにより、より広範囲な植物に使用できる。
【００１７】更に、杭Ｐの上端に設けた凹部３により、
播種または育苗用の容器としても使用できる。また、同
時に減農薬栽培と省力化を図ることが可能になった。
播種または育苗用の容器としても使用できる。また、同
時に減農薬栽培と省力化を図ることが可能になった。
【００１８】このように本発明によると、播種や育苗の
施肥具として使用することができ、しかも、成長した植
物の根元に挿入して埋め込み、元肥や追肥として容易に
使用することができ、併せて発酵合成型の優良な土壌改
良となるなどといった産業上有益な種々の効果を奏する
ものである。
施肥具として使用することができ、しかも、成長した植
物の根元に挿入して埋め込み、元肥や追肥として容易に
使用することができ、併せて発酵合成型の優良な土壌改
良となるなどといった産業上有益な種々の効果を奏する
ものである。
【図１】この発明を示す斜視図。
【図２】この発明の使用状態を示す斜視図。
【図３】この発明の他の使用状態を示す断面図。
【図４】この発明の他の使用状態を示すもので、杭の切
り込みから切断した斜視図。
り込みから切断した斜視図。
Ｐ 杭 １ 好気性菌体 ２ 嫌気性菌体 ３ 凹部 ４ 切り込み ５ 溝部
Claims (3)
- 【請求項１】好気性菌体と嫌気性菌体とを有機質に混合
して発酵せしめた素肥を形成し、この素肥を杭形状に形
成したことを特徴とする杭型施肥具。 - 【請求項２】素肥は、有機肥料に化成肥料を混合した請
求項１記載の杭型施肥具。 - 【請求項３】杭形状に形成した素肥は、杭の上端部に播
種または育苗用の凹部を設け、杭の側面部に切断容易な
切り込みを設けた請求項１または２記載の杭型施肥具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5029835A JPH06217621A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 杭型施肥具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5029835A JPH06217621A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 杭型施肥具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06217621A true JPH06217621A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12287078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5029835A Pending JPH06217621A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 杭型施肥具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06217621A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995013997A1 (en) * | 1993-11-15 | 1995-05-26 | Organic Gold Pty. Limited | Fertiliser |
| US6843020B2 (en) * | 2002-11-27 | 2005-01-18 | Lutz Corporation | Fertilizer spike and method and apparatus for inserting same into soil |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5029835A patent/JPH06217621A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995013997A1 (en) * | 1993-11-15 | 1995-05-26 | Organic Gold Pty. Limited | Fertiliser |
| US6843020B2 (en) * | 2002-11-27 | 2005-01-18 | Lutz Corporation | Fertilizer spike and method and apparatus for inserting same into soil |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101665374B (zh) | 利用农业废弃物生产功能性微生物肥料 | |
| AU2006351536B2 (en) | Method for producing biomineral-containing substance and organic hydroponics method | |
| CN103238388A (zh) | 一种对新建蓝莓园进行科学土壤管理方法 | |
| CN103238447A (zh) | 一种蓝莓优质高效丰产栽培方法 | |
| CN106565357A (zh) | 一种以稻秆发酵物为原料制备机插水稻育秧基质的方法 | |
| CN102381890B (zh) | 一种废烟末腐熟生产有机肥的方法 | |
| CN110663503A (zh) | 一种水稻育秧基质及其制备方法 | |
| CN110447334A (zh) | 一种果树地土壤疏松与深度施肥方法 | |
| CN107298633A (zh) | 一种秸秆堆沤用生物制剂 | |
| GB2037730A (en) | Fertilizer from fermented organic residues, manure, and peat | |
| JPH08746B2 (ja) | 発酵有機質堆肥及びその製造方法 | |
| Dihingia et al. | Production of soil block seedlings in plug trays for mechanical transplanting | |
| JPH06217621A (ja) | 杭型施肥具 | |
| CN108586126A (zh) | 羊肚菌栽培土壤改良剂及其制备方法和应用 | |
| CN107573119A (zh) | 一种原位秸秆颗粒生物反应堆 | |
| KR100430761B1 (ko) | 고밀도 길항 미생물 기재의 제조방법 | |
| Pramono et al. | Combined compost with biochar application to mitigate greenhouse gas emission in paddy field | |
| CN111886960B (zh) | 一种水稻秸秆还田方法 | |
| CN107494052A (zh) | 一种园林绿化栽培基质的制备方法 | |
| CN1205317A (zh) | 多菌型有机无机烟草专用肥 | |
| JP3234771U (ja) | 栽培用土壌パック | |
| CN108456059A (zh) | 一种厌氧发酵有机堆肥及其制备方法 | |
| CN109456134A (zh) | 一种青花椒果后促梢复壮肥配方及其追施方法 | |
| CN212687917U (zh) | 一种有益微生物菌巢 | |
| RU2701942C1 (ru) | Способ утилизации древесных опилок с применением композиции дереворазрушающих микроорганизмов для получения комплексного органо-минерального удобрения |