JPH0621565B2 - 並列クランク軸配置機関 - Google Patents

並列クランク軸配置機関

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JPH0621565B2
JPH0621565B2 JP60180861A JP18086185A JPH0621565B2 JP H0621565 B2 JPH0621565 B2 JP H0621565B2 JP 60180861 A JP60180861 A JP 60180861A JP 18086185 A JP18086185 A JP 18086185A JP H0621565 B2 JPH0621565 B2 JP H0621565B2
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clutch
gear
cylinder
engine
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D17/00Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling
    • F02D17/02Cutting-out
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B73/00Combinations of two or more engines, not otherwise provided for

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1個のシリンダーブロック内に2本のクランク
軸を互いに反対方向に回転するように配置し、両クラン
ク軸を1対に駆動ギヤで互いに連動連結する並列クラン
ク軸配置機関に関する。
(従来技術及びその問題点) この種の従来機関としては、例えば特開昭60−457
27や特公昭47−40204等がある。それらの従来
機関では特定のシリンダーの燃料噴射カット及び動弁系
停止によりいわゆる減筒運転が可能であるが、両クラン
ク軸は常時連結されているため、減筒時でも両クランク
軸が一緒に回転すると共に、燃料噴射カットされている
シリンダーのピストンも従動し、クランクピンのメタル
部も摺動している。従って減筒されている側の各摺動部
分の摩擦による回転力のロスが多く、機械効率に問題が
ある。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために本発明は、1個のシリンダー
ブロック内に2本の第1,第2クランク軸を互いに反対
方向に回転するように配置し、各クランク軸を1対の第
1、第2駆動歯車により連動連結している舶用の並列ク
ランク軸配置機関において、第2クランク軸の後部に
は、第2クランク軸と同軸芯の分離軸部を配置し、該分
離軸部と第2クランク軸の間にこれらを断続する嵌脱ク
ラッチを配置し、第1クランク軸の後部には前進クラッ
チを介して第1ピニオンギヤを嵌合し、第2クランク軸
の分離軸部には第1クランク軸の第1駆動歯車に噛み合
う第2駆動歯車を固着すると共に後進クラッチを介して
第2ピニオンギヤを嵌合し、両ピニオンギヤ間にプロペ
ラ軸の出力歯車を噛み合わせ、嵌脱クラッチ及び前進ク
ラッチを切り、後進クラッチを入れることによりプロペ
ラ軸を逆転可能とするとともに、燃料噴射系及び動弁系
を、各クランク軸に対応するシリンダー毎に独立に制御
するようにして第2クランク軸を停止した減速運転可能
としている。
(実施例) 第1図は本発明を適用し6気筒機関の水平断面略図を示
しており、この第1図において、1個のシリンダーブロ
ック3に2列のシリンダー列L1、L2が配置されてお
り、各シリンダー列、即ち第1、第2シリンダー列L
1、L2はそれぞれ3個のシリンダー部(シリンダーラ
イナー)C1、C2、C3及びC4、C5、C6を有し
ている。各シリンダー列L1、L2の下側にはそれぞれ
第1、第2クランク軸1、2が互いに平行に配置され、
またシリンダーブロック3のクランク軸長さ方向の一端
面には減速逆転機ケース5が固着されている。
第1クランク軸1の一端部には第1駆動歯車6が固着さ
れ、第1クランク軸1はさらに減速逆転機ケース5内へ
と延び、ケース5内の第1クランク軸1部分には第1ピ
ニオンギヤ7が嵌合し、第1ピニオンギヤ7は前進クラ
ッチ8を介して第1クランク軸1に断続自在となってい
る。第1クランク軸1の他端部はシリンダーブロック1
外へと延出し、その先端部にははずみ車10が固着され
ている。
第2クランク軸2の逆転機ケース5側の端部には第2ク
ランク軸2と同軸芯の分離軸部2aが配置されており、
該軸部2aと第2クランク軸2の間には本発明の要部で
ある嵌脱同期クラッチ15が配置され、嵌脱クラッチ1
5により第2クランク軸2と分離軸部2aが断続される
ようになっている。分離軸部2aには前記第1駆動歯車
6と同一径の第2駆動歯車16が固着されており、第2
駆動歯車16は第1駆動歯車6に常時噛合い、それによ
り第1クランク軸1と第2クランク軸2(分離軸部2
a)が互いに逆方向、即ちR方向とR′方向に回転する
ようになっている。分離軸部2aはさらに逆転機ケース
5内へと延び、ケース5内部分には前記第1ピニオンギ
ヤ7と同一径の第2ピニオンギヤ17が嵌合し、第2ピ
ニオンギヤ17は後進クラッチ18介して分離軸部2a
に断続自在となっている。
第1シリンダー列L1の燃料噴射系及び吸排気弁用の動
弁系と、第2シリンダー列L2の燃料噴射系及び吸排気
弁用の動弁系とは特に図示しないがそれぞれ独立して制
御される。しかも燃料噴射量については回転数と連動し
て独立に電子制御されるようにすることにより、両クラ
ンク軸1、2の負荷バランスが最良に設定できるように
なっている。
第1シリンダー列L1と第2シリンダー列L2とは圧縮
比、吸排気弁開閉タイミング、過給度及び最大許容出力
が異なるように設定されている。即ち第1シリンダー列
L1は圧縮比が高く、吸排気弁開閉タイミングが低負荷
時の最適タイミングに設定され、過給度は無過給あるい
は普通の過給であり、最大許容出力は小さく設定されて
いる。一方第2シリンダー列L2は圧縮比が低く、吸排
気弁開閉タイミングが高負荷時の最適タイミングに設定
され、過給度は過給機付きの高過給であり、最大許容出
力は大きく設定されている。
第1図のIV−IV断面図を示す第4図において、各クラン
ク軸1、2はそれぞれ軸受メタル19、20によりシリ
ンダーブロック3に回転自在に支持されており、クラン
クピンP1、P4等及びコンロツド21を介してピスト
ン22にそれぞれ連結している。23はシリンダーヘッ
ド、24、24はそれぞれ吸、排気弁である。
第5図において、減速逆転機ケース5内の下部には出力
軸26が軸受27を介して回転自在に支持されており、
出力軸26には第1ピニオンギヤ7より大径の出力軸歯
車28が固着されている。出力軸26はケース5外へと
延出し、例えば舶用プロペラ軸29に連結している。
第6図において、出力軸歯車28は両ピニオンギヤ7、
17に常時噛合っている。
第8a、第8b図はバランスが良くかつ機関振動が少な
くなるような各クランクピンP1〜P6の配置(位相)
例を示しており、各シリンダー部C1〜C6(第1図)
に対してそれぞれ各クランクピンP1〜P6が対応する
ように記載している。第1クランク軸1の最も第1駆動
歯車6側のクランクピンP1(下死点位置で表示)に対
し、第1クランク軸1の中央部のクランクピン2は回転
方向Rの逆方向側へと120度の位相差で配置され、第
1クランク軸1の残りのクランクピンP3は上記クラン
クピン2からさらに回転方向Rの逆方向側へと120度
の位相差で配置されている。第2クランク軸2の最も第
2駆動歯車16側のクランクピンP4は第1クランク軸
1のクランクピンP1に対して180度の位相差(上死
点位置)に配置され、中央部のクランクピンP5は上記
クランクピン4に対して回転方向R′側へと120度の
位相差で配置され、残りのクランクピンP6は上記中央
部のクランクピンP5からさらに回転方向R′側へと1
20度の位相差で配置されている。
第7図は嵌脱同期クラッチ用作動装置のブロック線図を
示しており、この第7図において、嵌脱同期クラッチ1
5は油圧切換弁30を介して油圧ユニット31に接続
し、切換弁30にはコントローラ33を介して第1角度
センサー35及び第2角度センサー36がそれぞれ接続
されている。第1角度センサー35は第1クランク軸1
(中心線のみで示す)の回転角度を検知し、第2角度セ
ンサー36は第2クランク軸2の回転角度を検知する。
コントローラ33は両クランク軸1、2の回転角度を比
較し、クラッチ入り動作の時に半嵌入状態ですべらせて
運転し、両軸1、2が第8a、第8b図のような位相関
係になった状態でクラッチ15が同期嵌入するように制
御する。
なお角度センサー35、36の代りに機関振動を検知し
て振動状態から回転角度を調べるセンサーを用いても良
い。
船の全速前進航行時あるいは通常前進航行時には、第1
図に示すように嵌脱同期クラッチ15を及び前進クラッ
チ8を入れ、後進クラッチ18を切る。第1クランク軸
1の回転力は第1ピニオンギヤ7、前進クラッチ8、出
力軸歯車28及び出力軸26を介してプロペラ軸29に
伝わる。一方第2クランク軸2の回転力は嵌脱同期クラ
ッチ15、分離軸部2a、第2駆動歯車16及び第1駆
動歯車6を介して第1クランク軸に1伝わり、第1クラ
ンク軸1の回転力と共に上述のようにプロペラ軸29に
伝わる。
なお嵌脱同期クラッチ15の嵌入時には、第7図のセン
サー35、36及びコントローラ33の作用により、両
クランク軸、2は第8a、第8b図に示す位相関係で接
続される。
船の全速あるいは通常後進航行時には、第1図において
嵌脱同期クラッチ15及び後進クラッチ18を入れ、前
進クラッチ8を切る。第2クランク軸2の回転力は嵌脱
クラッチ15、分離軸部2a、第2ピニオンギヤ17、
後進クラッチ18、出力軸歯車28及び出力軸26を介
してプロペラ929に伝わる。一方第1クランク軸1の
回転力は第1、第2駆動歯車6、16を介して分離軸部
2aに伝わり、第2クランク軸22の回転力と共に上述
のようにプロペラ軸29に伝わる。
第1図のような全速航行時(全負荷時)には、第1クラ
ンク軸1は低負荷時の開閉弁最適タイミング、高い圧縮
比及び小さな許容出力で回転するが、高負荷時の開閉弁
最適タイミング、低い圧縮比及び大きな許容出力を有す
る第2クランク軸2の回転力が付加されることにより、
高出力を得る。
前進回転状態における軽負荷作業時には、第2図に示す
ように嵌脱同期クラッチ15を切り、前進クラッチ8を
入れ、後進クラッチ18を切る。しかも第2シリンダー
列L2用の噴射系及び動弁系を停止する。従って第1ク
ランク軸1の回転力のみが第1ピニオンギヤ7、前進ク
ラッチ8、出力軸歯車28及び出力軸26を介してプロ
ペラ軸29に伝わる。一方第2クランク軸2は燃料系等
の停止により停止している。なお分離軸部2aは第1、
第2駆動歯車6、16を介して空転している。
第1クランク軸1及び第1シリンダー列L1はその性
能、即ち圧縮比、吸排気弁開閉タイミング許容出力及び
過給度等を低負荷時用にマッチングしてあるので、第1
クランク軸1のみの運転により良好な低負荷運転性能が
得られる。しかも第2クランク軸2は停止しているの
で、第2クランク軸2の軸受メタル20部分等の摩擦ロ
スを防ぐことができる。
後進回転状態における低負荷作業時には、第2図におい
て嵌脱同時クラッチ15を切り、後進クラッチ18を入
れ、前進クラッチ8を切る。しかも第2シリンダー列L
2用の噴射系及び動弁系を停止する。従って第1クラン
ク軸1の回転力のみが第1、第2駆動歯車6、16、分
離軸部2a、後進クラッチ18、第2ピニオンギヤ1
7、出力軸歯車28及び出力軸26を介してプロペラ軸
29に伝わる。一方第2クランク軸2は燃料系等の停止
により停止している。
アイドリング時には第2図において、嵌脱同期クラッチ
15、前進クラッチ8及び後進クラッチ18を切り、し
かも第2シリンダー列L2用の噴射系及び動弁系を停止
する。従って第1クランク軸1のみが回転し、第2クラ
ンク軸2は停止している。なおその場合、両駆動歯車
6、16及び分離軸部2aは空転している。
(別の実施例) (1)第3図に示すクランク軸並列機関は、第1図と同
様の構造に加え、第2クランク軸2の他端部に、作業機
用クラッチ40を介して作業機用出力軸41を断続自在
に接続した例である。作業機用出力軸41は例えば集魚
灯あるいは冷凍用の発電機44に接続し、1つの機関に
より発電機44とプロペラ軸29を同時に作動させるこ
とができるようにしている。
即ち嵌脱同期クラッチ15を切り、作業機用クラッチ4
0を入れた状態で両クランク軸1、2をそれぞれ独立し
て回転させ、それにより第1クランク軸1によりプロペ
ラ軸29を回転させ、第2クランク軸2により発電機4
4を回転させる。
また作業機用クラッチ40を切った場合における全速航
行時及び低負荷運転時には、前述の第1、第2図の場合
と同様に作用する。
(2)第9a、第9b図は2気筒機関に本発明を利用し
た場合におけるバランスの良いクランクピンP1、P4
の配置(位相)例を示している。即ち第1クランク軸1
のクランクピンP1と第2クランク軸2のクランクピン
P4は鏡面対称位置に配置されている。
(3)第10a、第10b、第11a、第11b、第1
2a、第12b、第13a、第13b図はそれぞれ4気
筒機関に本発明を利用した場合におけるバランスの良い
クランクピンP1、P2、P4、P5の配置(位相)例
を示している。
即ち第10a、第10b図では第1クランク軸1のクラ
ンクピンP1、P2は互いに180度の位相差で配置さ
れ、第2クランク軸2のクランクピンP4、P5は互い
に180度の位相差で配置され、駆動歯車6、16側の
クランクピンP1、P4同志は鏡面対称位置より180
度の位相差で配置されている。
第11a、第11b図では第1クランク軸1のクランク
ピンP1、P2同志は互いに180度の位相差で配置さ
れ、第2クランク軸2のクランクピンP4、P5も互い
に180度の位相差で配置されているが、駆動歯車6、
16側のクランクピンP1、P4同志は鏡面対称位置よ
り90度の位相差で配置されている。
第12a、第12b図では第1クランク軸1のクランク
ピンP2は第1駆動歯車6側のクランクピンP1に対し
回転方向Rの逆方向側に270度の位相差で配置され、
第2クランク軸2のクランクピンP5は第2駆動歯車1
6側のクランクピンP4に対し、回転方向R′の逆方向
側に90度の位相差で配置されている。また駆動歯車
6、16側のクランクピンP1、P4同志は互いに鏡面
対称位置より180度の位相差で配置されている。第1
3a、第13b図では第1クランク軸1のクランクピン
P2は第1駆動歯車6側のクランクピンP1に対し回転
方向Rの逆方向側に90度の位相差で配置され、第2ク
ランク軸2のクランクピンP5は第2駆動歯車16側の
クランクピンP4に対し、回転方向R′の逆方向側に9
0度の位相差で配置されている。また駆動歯車6、16
側のクランクピンP1、P4同志は互いに鏡面対称位置
より180度の位相差で配置されている。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、1個のシリンダーブロッ
ク3内に2本のクランク軸1、2を互いに反対方向に回
転するように配置し、両クランク軸1、2を1対の駆動
ギヤ6、16で互いに連動連結する並列クランク軸配置
機関において、一方のクランク軸2と駆動ギヤ16の間
に嵌脱クラッチ15を設けて両クランク軸1、2を独立
に回転可能に構成し、燃料噴射系及び動弁系を、各クラ
ンク軸1、2に対応するシリンダー毎に独立に制御する
ようにして一方のクランク軸2を停止した状態で減筒運
転可能としているので、次のような利点がある。
(1)嵌脱クラッチ15を切って一方のクランク軸2を
停止させた状態で、他方のクランク軸1によりアイドリ
ング時及び低負荷時に減筒運転できるので、アイドリン
グ時及び低負荷時の減筒運転において、減筒している側
のクランク軸2に係わる軸受メタル20やピストン等に
よる摩擦ロスを防ぐことができ、機関効率が向上する。
(2)嵌脱クラッチ15を切って各クランク軸1、2を
独立に運転できるので、各クランク軸1、2を別々の異
なる種類の動力源として多用途に利用できる。勿論各ク
ランク軸1、2の負荷分担を電子制御するようにして、
総合性能を最良のところに容易にセットするようにする
こともできる。
(3)2本のクランク軸1、2を並列配置しているの
で、クランク軸長さを短くでき、それによりクランク軸
1、2のねじり振動を軽減でき、クランク軸径も細くす
ることができる。
(4)1つのシリンダーブロック3内に2本のクランク
軸1、2を並列配置しているので、シリンダーブロック
3の内部モーメントが小さくなり、バランスが良くな
る。それにより振動の低減及び騒音の低減を達成でき
る。
(5)機関の前長及び全幅をV型機関並にコンパクトに
でき、しかも加工設備としては直列用機関のものが可能
となる。
(6)舶用の並列クランク軸配置機関において、嵌脱ク
ラッチ15及び前後進用クラッチ8,18を設けること
により、簡単に減筒運転と逆転運転(後進)を可能とし
ており、また前進時には第2駆動歯車16を第2クラン
ク軸2の動力伝達用に利用し、逆転後進時には上記第2
駆動歯車16を第1クランク軸1の逆転用歯車として利
用でき、駆動歯車を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した6気筒クランク軸並列機関の
全速運転(あるいは通常運転)時の状態を示す水平断面
略図、第2図は減筒運転時の状態を示す水平断面略図、
第3図は別の実施例の水平断面略図、第4図は第1図の
IV−IV断面拡大図、第5図は第4図のV−V断面図、第
6図は各歯車の噛合い状態を示す第5図のVI矢視正面略
図、第7図は嵌脱同期クラッチの作動装置を示すブロッ
ク線図、第8a図は両クランク軸の位相例を示してお
り、第5図のVI矢視図に相当する正面略図、第8b図は
第8a図の斜視図、第9a図は2気筒機関に本発明を適
用した場合の両クランク軸の位相例を示しており、第8
a図に相当する正面略図、第9b図は第9a図の斜視
図、第10a、第11a、第12a、第13a図はそれ
ぞれ4気筒機関に本発明を利用した場合におけるクラン
ク軸の位相例を示しており、第8a図に相当する正面略
図、第10b図は第10a図と同じ位相のクランク軸の
斜視図、第11b図は第11a図と同じ位相のクランク
軸の斜視図、第12b図は第12a図と同じ位相のクラ
ンク軸の斜視図、第13b図は第13a図と同じ位相の
クランク軸の斜視図である。1、2……クランク軸、3
……シリンダーブロック、6、16……駆動歯車、15
……嵌脱同期クラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個のシリンダーブロック内に2本の第
    1,第2クランク軸を互いに反対方向に回転するように
    配置し、各クランク軸を1対の第1、第2駆動歯車によ
    り連動連結している舶用の並列クランク軸配置機関にお
    いて、第2クランク軸の後部には、第2クランク軸と同
    軸芯の分離軸部を配置し、該分離軸部と第2クランク軸
    の間にこれらを断続する嵌脱クラッチを配置し、第1ク
    ランク軸の後部には前進クラッチを介して第1ピニオン
    ギヤを嵌合し、第2クランク軸の分離軸部には第1クラ
    ンク軸の第1駆動歯車に噛み合う第2駆動歯車を固着す
    ると共に後進クラッチを介して第2ピニオンギヤを嵌合
    し、両ピニオンギヤ間にプロペラ軸の出力歯車を噛み合
    わせ、嵌脱クラッチ及び前進クラッチを切り、後進クラ
    ッチを入れることによりプロペラ軸を逆転可能とすると
    ともに、燃料噴射系及び動弁系を、各クランク軸に対応
    するシリンダー毎に独立に制御するようにして第2クラ
    ンク軸を停止した状態で減速運転可能としたことを特徴
    とする舶用の並列クランク軸配置機関。
  2. 【請求項2】機関振動あるいは各クランク軸角度を検知
    するセンサーと、該センサーと連動して機関全体のバラ
    ンスが最良となる回転角度で嵌脱クラッチを貫入する油
    圧作動装置を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の並列クランク軸配置機関。
  3. 【請求項3】各クランク軸に対応するシリンダー列の吸
    気弁の開閉タイミング、圧縮比、出力あるいは過給度の
    仕様をそれぞれ異なるように設定したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の並列クランク軸配置機
    関。
JP60180861A 1985-08-16 1985-08-16 並列クランク軸配置機関 Expired - Lifetime JPH0621565B2 (ja)

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