JPH06215543A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPH06215543A
JPH06215543A JP5115941A JP11594193A JPH06215543A JP H06215543 A JPH06215543 A JP H06215543A JP 5115941 A JP5115941 A JP 5115941A JP 11594193 A JP11594193 A JP 11594193A JP H06215543 A JPH06215543 A JP H06215543A
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JP
Japan
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data
recording
control
code
recorded
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Application number
JP5115941A
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English (en)
Inventor
Koichiro Watanabe
浩一郎 渡邉
Tomoo Hayakawa
知男 早川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め記録媒体に記録した制御プログラム、回
路データ、参照データを読み込み、ROMに予め登録す
る必要をなくし、メモリに対する負担を軽減させると共
に、使用者に対するサービスの向上及びメンテナンスの
簡略化を図る。 【構成】 コントロールヘッド11でコントロール信号
の記録再生を行ない、テープ走行制御部7で磁気テープ
の走行を制御し、復調回路32で再生されたコントロー
ル信号のデューティを検出し、デューティに応じた論理
データに変換し、変調回路19でコントロール信号のパ
ルス幅をマイコン18からの論理データに応じた変調を
行ない、マイコン18は、復調回路32からの論理デー
タを順次RAM26に格納し、この内容に応じた各種制
御を行い、RAM26に登録されたデータを変調回路3
1を介し磁気テープにコントロール信号として記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRなどの記録再生
装置に関し、特に、この記録再生装置内に組み込まれた
マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと記す)に
よって、記録再生装置の各種制御を行う場合において、
マイコンの制御プログラムの一部及び/又は制御プログ
ラムが参照するデータを記録媒体を介して読み出して、
ある特定の制御を行うようにした記録再生装置に関す
る。
【0002】また、本発明は、マイコンの制御プログラ
ムが参照するデータの一部を記録媒体に記録して、記録
再生装置の状態を記録媒体を通して確認するようにした
記録再生装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近時、VTR等の記録再生装置は多機能
化が進み、使用者が、操作パネルにある設定キーを操作
して各種設定データを登録することにより、使用者のニ
ーズに応じた機能をもたせることができるようになって
いる。
【0004】即ち、記録再生装置にマイクロコンピュー
タが導入され、ROMに登録された制御プログラムを実
行することによって、最小限のハード構成で各種機能を
行えるようになっている。そして、機能選択や制御プロ
グラムが参照するデータの初期設定を使用者に行わせ
て、使用者のニーズに応 じた機能が行えるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、時刻設定や
受信チャンネル設定などの初期設定は頻繁に行うわけで
はなく、記録再生装置の購入時に行えば、後はほとんど
行わないのが通例である。例えば、時刻設定において
は、キー入力によって入力された数値データや曜日デー
タ等を、例えばマイコンの制御プログラムが参照するタ
イムテーブルに登録するという初期設定プログラムが実
行されるが、このプログラムは、時刻設定が終了すれば
ほとんど起動されることはない。
【0006】また、受信チャンネル設定においては、使
用者がどの地域で使用するのかをキー入力によって設定
することにより、その最適な受信チャンネルが自動的に
選択されるわけだが、使用者がどの地域を選択するのか
わからないため、全ての地域に関する放送局と最適な受
信チャンネルに関する情報を例えばROMの固定データ
領域に登録しておかなければならない。しかも、使用者
が設定した地域以外の情報は、一度も使用されないのが
通例である。
【0007】このように、従来の記録再生装置において
は、機能の確保のために、頻繁に使用されない制御プロ
グラムや一度も使用されない参照データもメモリに登録
しなければならず、メモリに対する負担が多大であると
いう問題があった。
【0008】また、記録再生装置の多機能化に伴って、
使用者が設定する内容が複雑になり、使用者の設定ミス
による誤動作は、少なくないものとなってきている。こ
の場合、記録再生装置自体を工場に搬入して、その設定
内容及びマイコンの故障等を確認し、設定ミスがあれ
ば、使用者にその旨を通知すると共に、再び記録再生装
置を使用者に発送するという手間が必要であり、使用者
に対するサービスの向上に限界が生じ、また、メーカ側
のメンテナンスが非常に煩雑になるという問題があっ
た。
【0009】さらに、記録再生装置の機能を変更する際
に、記録再生装置に対して、内部のROM交換、プログ
ラマブルロジックデバイス、いわゆるPLD交換等の交
換によるプログラム変更や回路変更や基板改修、各種の
ボリュームの再調整を行うことが必要になる。この場合
も、特にユーザの対応が難しい場合、上述したと同様に
メーカ側のメンテナンスとして例えばサービスマンを派
遣しなければならない。このような機能変更や機能追加
の他に、上述した多機能の異なる機能を実現するために
すべての機能を予め基板上の回路やROMに盛り込んで
おかなければならない。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、予め記録媒体に記録し
た制御プログラム、回路データ、参照データを読み込ん
で、その読み込んだデータを基に例えば初期設定等に関
する制御を行うことができ、上記制御プログラム、回路
データ、参照データ等をメモリに予め登録する必要がな
く、メモリに対する負担を軽減させることができる記録
再生装置を提供することにある。
【0011】また、本発明は、例えばマイコンによるシ
ステムチェックに関する情報や、制御プログラムが参照
するデータの一部を記録媒体に記録することができ、例
えば記録再生装置に対するメンテナンスの際、この記録
媒体に記録されたデータを確認して行えるようにするこ
とにより、使用者に対するサービスの向上及びメンテナ
ンスの簡略化を図ることができる記録再生装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、情報データが記録されると共に、制御プログラム、
回路データ、参照データの少なくとも一つがコードとし
て記録された記録媒体と、上記録媒体から上記コードを
読み出す再生手段(例えばコントロールヘッド11、再
生アンプ12及び復調回路32)と、この再生手段で読
み出したコードを記憶する記憶手段(例えばマイコン1
8のRAM26)と、記憶手段に記憶されたコードに応
じた制御が行われる制御手段(例えばマイコン18及び
テープ走行制御部15)とを設けて構成する。
【0013】ここで、上記情報データは、映像データ及
び/又は音声データである。また、上記録媒体は、磁気
テープの使用が一般的であるが、上記磁気テープをマウ
ントしているカセットケースにメモリをマウントして制
御プログラム、回路データ、参照データの少なくとも一
つのコードを供給する構成でもよい。
【0014】この場合、上記コードは、記録媒体の制御
領域に記録されててもよいし、記録媒体の映像データ記
録領域及び/又は音声データ記録領域に記録されてても
よい。また、上記記録媒体が磁気テープである場合、上
記コードは、それぞれの論理値に対応したデューティを
有するコントロール信号として上記磁気テープのコント
ロールトラックに記録されててもよい。
【0015】また、本発明は、メモリ(例えばマイコン
18のRAM26及びROM27)に登録されている制
御データに基づいて、記録再生装置本体の制御を行う制
御手段(例えばマイコン18及びテープ走行制御部1
5)を有する記録再生装置において、上記メモリに登録
されている制御データを記録媒体に書き込む記録手段
(例えば変調回路31、記録アンプ16及びコントロー
ルヘッド11)を設けて構成する。
【0016】この場合、制御データを記録媒体の制御領
域に記録するようにしてもよいし、記録媒体の映像デー
タ記録領域及び/又は音声データ記録領域に記録するよ
うにしてもよい。また、記録媒体が磁気テープである場
合、上記制御データを、それぞれの論理値に対応したデ
ューティを有するコントロール信号として磁気テープの
コントロールトラック2に記録するようにしてもよい。
【0017】この記録再生装置は、上述した各種のデー
タをコードとして供給し、仕様変更を行う際にソフトウ
ェア的な変更やハードウェア的な変更をかけることによ
り、このコードを用いて他の新たな機能を有する装置と
して機能させたり、装置の内蔵する回路構成を変更す
る。
【0018】
【作用】請求項1に記載の本発明に係る記録再生装置に
おいては、まず、再生手段にて記録媒体からコードを読
み出し、この読み出したコードを記憶手段に記憶する。
そして、制御手段にて、上記記憶されたコードに応じた
制御を行う。記録媒体に、例えば、時刻設定を実行する
制御プログラムが記録されている場合は、再生手段に
て、この制御プログラムを読み出し、記憶手段に記憶す
る。制御手段は、記憶された時刻設定に関する制御プロ
グラムを実行させて、使用者がユーザセットアップデー
タとして例えばキー入力によって入力された時刻データ
や曜日データをタイムテーブルに登録する。登録した後
は、記憶手段での上記時刻設定プログラムの占有が解除
される。
【0019】また、記録媒体に、例えば受信チャンネル
に関するデータが記録されている場合は、再生手段に
て、このデータを読み出し、記憶手段に記憶する。制御
手段は、記憶された受信チャンネルに関するデータに基
づいて、使用者が使用する地域に応じた最適な受信チャ
ンネルを選択する。この選択後、上記と同様に、記憶手
段での上記データの占有が解除される。
【0020】また、上記制御プログラムやデータは、映
像データや音声データと共に記録されているため、再生
手段での読み出し時、モニタにその時刻設定や受信チャ
ンネル設定に関する操作手順等の映像や音声を出力する
ことが可能となる。
【0021】この他、上記記録媒体に記録されている制
御プログラム、回路データ、参照データの少なくとも一
つのデータをコードとして再生手段で再生し、上記コー
ドを記憶手段に供給して例えば電子ボリュームの設定変
更、スクランブルキーコード、量子化テーブル及び特殊
効果の一つであるワイプ等の特殊効果処理等の設定変更
を効率よく簡便に行うことができる。
【0022】次に、請求項5記載の本発明の記録再生装
置においては、メモリに登録されている制御データを、
記録手段にて、記録媒体に書き込む。ここで、メモリに
登録されている制御データが、例えば、使用者がキー入
力によって設定した各種設定データである場合、記録媒
体にその設定データが記録されることになる。
【0023】従って、例えば、使用者の設定ミスによる
誤動作を、記録再生装置自体を工場に搬入することな
く、単に記録媒体を再生することにより、簡単に確認す
ることができる。また、上記設定データと共にマイコン
によるシステムチェックに関するデータを記録すること
も可能となる。この場合は、上記設定ミスによる誤動作
のほか、マイコンの故障等も自己診断させることによ
り、簡単に割り出せることができる。
【0024】さらに、本発明は、上記記録媒体に記録し
た制御プログラム、回路データ、参照データの少なくと
も一つのデータをコードとして再生手段で再生し、上記
コードを記憶手段に供給し、上記記憶手段に供給された
コードを用いて制御手段である例えば中央演算処理装
置、ディジタルシグナルプロセッサ等により記録再生装
置が制御されることにより、新たな動作や処理を行わせ
ることができる。
【0025】また、上記記録媒体に記録されている制御
プログラム、回路データ、参照データの少なくとも一つ
のデータをコードとして再生手段で再生し、上記記憶手
段に供給されたコードを用いて例えばプログラマブルロ
ジックデバイス内の結線の変更を制御手段に応じて行
い、このプログラマブルロジックデバイスを新たな機能
を有するデバイスとして活用させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る記録再生装置をVHS対
応のVTRに適用した実施例の原理的な構成及びより具
体的な実施例について図1〜図 を参照しながら説明
する。
【0027】本実施例のVTRは、原理的に情報データ
としての映像データ及び/又は音声データを記録すると
共に、制御プログラム、回路データ、参照データの少な
くとも一つがコードとして記録された記録媒体であるV
TRカセットと、上記VTRカセットから上記コードを
読み出す再生手段として例えばコントロールヘッド、再
生アンプ及び復調回路を再生部として設けている。ま
た、VTRは、上記再生部で読み出したコードを記憶す
る記憶手段としてメモリ、いわゆるRAMを設け、上記
RAMに記憶された上記コードに応じた制御を行う制御
手段として制御部を有している。
【0028】この実施例に係るVTRに用いられるVT
Rカセットに内蔵する磁気テープTの記録フォーマット
は、図1に示すように、テープの幅方向両側にそれぞれ
固定ヘッドトラック1及び2が配置され、幅方向中央部
分にヘリカルトラック3が配置されている。固定ヘッド
トラック1及び2中、図面上、上側の固定ヘッドトラッ
ク1は、2本のオーディオトラック1a及び1bを構成
し、それぞれ右側及び左側のオーディオ信号が記録され
るようになっている。他方の固定ヘッドトラック2(図
面上、下側)は、コントロールトラックを構成し、キャ
プスタン制御等に用いられるコントロール信号が記録さ
れるようになっている。また、ヘリカルトラック3に
は、それぞれ1フィールド分の映像信号が記録されるよ
うになっている。
【0029】上記オーディオトラック1a及び1bに対
しては、オーディオヘッドを介してオーディオ信号が記
録及び再生され、コントロールトラック2に対しては、
コントロールヘッドを介してコントロール信号が記録及
び再生され、ヘリカルトラック3に対しては、回転ヘッ
ド(再生ヘッド及び記録ヘッド)を介して映像信号が記
録及び再生される。
【0030】第1の実施例に係るVTRは、図2に示す
ように、磁気テープTのコントロールトラック2に対し
てコントロール信号の再生及び記録を行うコントロール
ヘッド11と、再生アンプ12からのコントロール信号
(特に信号の立ち上がりタイミング)と再生ヘッド13
からの再生映像信号から垂直同期信号を取り出す同期分
離回路14を介して供給される垂直同期信号との位相差
に基づいてキャプスタン等のサーボ制御を行うテープ走
行制御部15と、上記コントロールヘッド11と記録ア
ンプ16又は再生アンプ12との電気的接続を選択的に
切り換える第1の切換えスイッチ17と、上記記録アン
プ16とテープ走行制御部15又はマイクロコンピュー
タ(以下、単にマイコンと記す)18との電気的接続を
選択的に切り換える第2の切換えスイッチ19とを有す
る。
【0031】また、このVTRには、上記同期分離回路
14からの垂直同期信号と発振器20からの垂直同期パ
ルスを選択的に切り換えて上記テープ走行制御部15に
供給する第3の切換えスイッチ21を有する。上記同期
分離回路14は、再生ヘッド13からの再生映像信号を
画像処理してモニタに出力する再生系の画像処理回路2
2内に組み込まれている。
【0032】マイコン18には、操作指示(例えば数値
設定用のテンキーや再生、早送り、巻戻し、停止等)を
示すキーが配列された操作パネルやリモート・コントロ
ーラ等の入力手段23と、この入力手段23によって入
力されたキーの属性(操作指示の内容等)が表示される
表示手段24が接続されている。
【0033】再生アンプ12からのコントロール信号
は、接点a及び後述する復調回路を介してマイコン18
にも入力されるようになっている。マイコン18は、そ
の内部に、データの入出力を行う入出力ポート(I/O
ポート)25と、入力されたデータや制御プログラムを
格納するRAM26と、予め設定された制御プログラム
や固定データが登録されたROM27と、各種演算を行
う演算部28と、これら回路部の制御を行う制御部29
とを有する。
【0034】上記第1、第2及び第3の切換えスイッチ
17、19及び21は、マイコン18からの切換え信号
によってそれぞれ切り換えられる。即ち、第1の切換え
スイッチ17は、コントロール信号の記録時に、マイコ
ン18からの切換え信号に基づいて、コントロールヘッ
ド側の可動接点17aと記録アンプ側の固定接点17a
とが電気的に接続され、コントロール信号の再生時に、
マイコン18からの切換え信号に基づいて、ヘッド側の
可動接点17aと再生アンプ側の固定接点17cとが電
気的に接続されるように切り換えられる。
【0035】また、第2の切換えスイッチ19は、コン
トロール信号の記録時において、入力手段23からのデ
ータダンプ要求に基づいて、マイコン18から切換え信
号が供給されることにより、記録アンプ側の可動接点1
9aとマイコン側の固定接点19cとが電気的に接続さ
れるように切り換えられ、マイコン18からの後述する
コードの出力完了に基づいて、マイコン18から切換え
信号が供給されることにより、記録アンプ側の可動接点
19aとテープ走行制御部側の固定接点19bとが電気
的に接続されるように切り換えられる。
【0036】また、第3の切換えスイッチ21は、上記
第1の切換えスイッチ17と同様に、コントロール信号
の記録時に、マイコン18からの切換え信号に基づい
て、テープ走行制御部側の可動接点21aと発振器側の
固定接点21bとが電気的に接続され、コントロール信
号の再生時に、マイコン18からの切換え信号に基づい
て、テープ走行制御部側の可動接点21aと同期分離回
路側の固定接点21cとが電気的に接続されるように切
り換えられる。
【0037】なお、磁気テープTの再生時、コントロー
ルヘッド11を通じて磁気テープTのコントロールトラ
ック2に記録されているコントロール信号がテープ走行
制御部15に供給される。テープ走行制御部15は、同
期分離回路14から供給される垂直同期信号と上記コン
トロール信号の位相差に応じてキャプスタン等の制御を
行ってトラッキングの補正を行う。
【0038】そして、この第1の実施例に係るVTRに
おいては、所定の操作指示(再生要求、巻戻し要求)の
ほかに、後述するように例えば時刻設定や受信チャンネ
ル設定などの初期設定時において入力手段23を介して
入力された数値データがマイコン18に供給されるよう
になっている。即ち、これらの数値データは、マイコン
18内のI/Oポート25及び制御部29を介してRA
M26内に割り付けられた設定データテーブルに書き込
まれる。
【0039】また、マイコン18は、入力手段23から
のデータダンプ要求に従って、上記RAM26に書き込
まれた数値データを読み出し、更に、この数値データの
先頭にヘッダ、終端にエンドコードをそれぞれ付加して
コードを作成し、コントロールヘッド11側に出力す
る。即ち、データダンプ要求によって、制御部29は、
演算部28を介してRAM26の上記設定データテーブ
ルから数値データを読み出すと共に、その読み出したデ
ータの先頭にヘッダ、終端にエンドコードをそれぞれ付
加する。
【0040】そして、ヘッダ及び数値データ並びにエン
ドコードをシリーズな二値化データ(論理的に「1」と
「0」のデータ)として順次出力する。第1の実施例に
おいては、上記数値データのほか、マイコンのOS、特
にシステムチェックテーブルに書き込まれる機器のエラ
ーチェックデータも同時に二値化データとして順次出力
する。
【0041】また、この第1の実施例に係るVTRにお
いては、記録アンプ16と第2の切換えスイッチ19間
に変調回路31が挿入され、再生アンプ12とマイコン
18間に復調回路32が挿入されている。
【0042】変調回路31は、同期分離回路14を通し
て供給される垂直同期信号(図3A参照)VDに基づい
てコントロール信号(図3B参照)Scを発生し、更に
クロック発生回路33からの基準クロック(図3C参
照)Pcと第2の切換えスイッチ19を介して供給され
るマイコン18からのコードC(ヘッダHと数値データ
Dc:図3D参照)に基づいて、上記コントロール信号
Scのパルス幅を変調して、従来のいわゆるVASSに
準じたコマンド信号(図3E参照)Spを作成する。
【0043】即ち、変調回路31内で発生されるコント
ロール信号Scは、垂直同期信号VDの立ち下がり時に
同時に立ち上がる信号であり、通常、テープ走行制御部
15においては、このコントロール信号Scの立ち上が
りに基づいて磁気テープTの走行が制御される。ところ
が、このコントロール信号Scの立ち下がりのタイミン
グについては、何ら利用されていない。そこで、本例で
は、VASSの考え方に準じて、“0”に対応するコン
トロール信号Scのデューティーが60%となるように
そのパルス幅を変調し、“1”に対応するコントロール
信号Scのデューティーが27.5%となるようにその
パルス幅を変調する。この場合、図示するように、パル
ス幅変調後のコントロール信号(即ち、コマンド信号)
Spの立ち上がりタイミングは、垂直同期信号VDの立
ち下がりタイミングと同時である。
【0044】この変調回路31にて作成されたコマンド
信号Spは、記録アンプ16を介してコントロールヘッ
ド11に供給され、磁気テープTのコントロールトラッ
ク2にコントロール信号として記録される。特に、上記
変調回路31を通じてのコマンド信号Spの記録は、入
力手段23からのデータダンプ要求の入力時のみであ
り、通常の場合(ダンプ要求が入力されない場合)は、
テープ走行制御部15からの初期データ(論理的に
“0”のデータであり、ヘッダHに相当するものはな
い)が第2の切換えスイッチ19を介して変調回路31
に供給される。
【0045】この初期データは、発振器20からの垂直
同期パルスの出力タイミングで上記変調回路31に供給
される。従って、この場合、デューティーが60%のコ
ントロール信号(初期信号)が上記垂直同期パルスに同
期して磁気テープTのコントロールトラック2に記録ア
ンプ16及びコントロールヘッド11を介して記録され
ることになる。
【0046】一方、復調回路32は、コントロールヘッ
ド11及び再生アンプ12を介して供給されるコントロ
ール信号のデューティーを、クロック発生回路33から
の基準クロックに基づいて判別して、各コントロール信
号を論理データに変換するものである。即ち、コントロ
ール信号のデューティーが60%である場合、論理デー
タ“0”を発生し、コントロール信号のデューティーが
27.5%である場合、論理データ“1”を発生する。
発生した論理データはマイコン18に供給される。
【0047】マイコン18は、復調回路32からの論理
データを順次読み込んで、まず、ヘッダHを検出する。
この検出は、演算部28にて行われる。そして、ヘッダ
Hを検出した後、その後に送られてくるデータを制御部
29を介してRAM26に書き込む。
【0048】このような構成により、以下に説明する複
数の各種の機能をVTRに持たせて動作させることが可
能となる。この第1の実施例に対するより具体的なとし
て磁気テープTから例えば時刻の初期設定プログラムを
読み出して、そのプログラムを実行させることや、磁気
テープTから使用される全地域に応じた最適な受信チャ
ンネルのデータを読み出す場合について図4〜図8を参
照しながら説明する。
【0049】図4に示すように、例えば時刻設定の操作
手順を説明する画像Vaと、受信チャンネル設定の操作
手順を説明する画像Vbを記録し、同時にこれら画像V
a及びVbに対応するコントロールトラック2にそれぞ
れ時刻設定に関するコードCaと受信チャンネル設定に
関するコードCbを記録しておく。
【0050】時刻設定に関するコードCaは、例えば現
在の時刻を入力させ、この入力された数値データをマイ
コン18のOSにおけるタイムテーブルに登録するとい
うプログラムをコード化したものである。このコードC
aの磁気テープTへの記録は、例えば、図2の回路構成
において、機械語に変換されたプログラムをRAM26
に一旦登録し、ビデオカメラでの収録と同時に、RAM
26からプログラムを読み出し、このプログラムを構成
する論理データに基づいて逐次コントロール信号のパル
ス幅を変調して磁気テープTのコントロールトラック2
に記録すればよい。この場合もプログラムの先頭にヘッ
ダH、終端にエンドコードEが付加され、更にこのエン
ドコードEと共に、プログラムの実行番地(この場合、
RAM26上の番地)を示す実行コードCが記録され
る。
【0051】一方、受信チャンネル設定に関するコード
Cbは、例えば全ての地域に関する放送局と最適な受信
チャンネルに関する情報をコード化したものであり、こ
のコードCbは、例えば上記時刻設定に関するコードC
aが記録されたトラックの次のトラックに記録される。
即ち、当該次のトラックには、受信チャンネル設定の操
作手順を示す画像データVbが記録されると共に、その
画像データVbに関するコントロールトラック2に各地
域毎に最適な受信チャンネルの参照データCbが記録さ
れる。この場合の記録方法も、上記時刻設定の場合と同
様に行うことができる。この例では、磁気テープTに記
録されるコードがプログラムではなく、参照データであ
るため、エンドコードEと共に記録される実行番地を示
す実行コードCは、ROM27内に登録されている受信
チャンネル設定プログラムの先頭番地を示すコードとな
っている。
【0052】なお、これらの初期設定に関する画像デー
タ及びコントロール信号(コマンド信号)が記録された
磁気テープTの最終の部分には、「停止&巻戻し」を要
求する最終コードが記録されている。
【0053】そして、これら時刻設定画像及びチャンネ
ル設定画像が収録された磁気テープTを再生することに
より、使用者側で時刻設定及びチャンネル設定を行うこ
ととなる。この動作を図4の概念図及び図5のフローチ
ャートに基づいて説明すると、まず、入力手段23を介
して再生要求を入力することにより、マイコン18から
テープ走行制御部15に対して通常再生要求信号が出力
される。テープ走行制御部15は、マイコン18からの
通常再生要求信号に基づいて磁気テープTの再生走行を
開始する(ステップS1)。
【0054】この磁気テープTの再生によって、例え
ば、モニタに時刻設定の操作手順に説明したガイド画像
が映し出される(ステップS2)。このガイド画像の表
示と同時に、コントロールヘッド11を通じて磁気テー
プTのコントロールトラック2に記録されているコント
ロール信号が読み出され、復調回路32及びテープ走行
制御部15に供給される。テープ走行制御部15は、同
期分離回路14から供給される垂直同期信号と上記コン
トロール信号の位相差に応じてキャプスタン等の制御を
行ってトラッキングの補正を行う。
【0055】復調回路32に供給されたコントロール信
号は、この復調回路32にて順次論理データに変換され
て、次段のマイコン18に供給される。マイコン18
は、順次送られてくる論理データから、まず、ヘッダH
を検出する(ステップS3)。ヘッダHが検出される
と、ステップ4に進んで、ヘッダH以降のコード(この
場合、時刻設定用のプログラム)を制御部29を介して
読み込み、RAM26上のプログラムエリアに格納する
(ステップS5)。この格納は、エンドコードEが検出
されるまで行われる(ステップS6)。
【0056】エンドコードEの検出が行われた後、実行
プログラムの先頭番地が記録されたコード(実行コード
C)を検出する(ステップS7)。マイコン18は、実
行コードCの検出に基づいて、テープ走行制御部15に
対し、停止要求信号を出力する。テープ走行制御部15
は、マイコン18からの停止要求信号に基づいて磁気テ
ープTの走行を停止する(ステップS8)。
【0057】次に、マイコン18は、制御を上記実行コ
ードCで示すプログラムの先頭番地に移し、RAM26
に書き込まれた時刻設定プログラムを起動する(ステッ
プS9)。このプログラムの起動によって、表示手段2
4に時刻設定を促す表示が行われる。使用者は、先ほど
鑑賞した時刻設定の操作手順に関するガイド画像と取扱
説明書を参照しながら時刻を設定することになる。この
設定は、通常、テンキーによる数値データの入力によっ
て行われる。この時刻設定は、ユーザが設定する一つの
ユーザセットアップデータとして取り扱われることにな
る。
【0058】入力された数値データ、即ち時刻データ
は、プログラムの動作によって、マイコン18のOSが
参照するタイムテーブルに登録されることになる。この
登録された時刻データから以後時刻の更新がされること
になる。この更新プログラムは、ROM27の方に書き
込まれており、例えば1秒ごとに起動されて上記タイム
テーブルの内容を更新する。
【0059】次に、上記時刻データの入力が完了した段
階(例えばセットキーが操作される等による)で、マイ
コン18からテープ走行制御部15に通常再生要求信号
が出力される。テープ走行制御部15は、マイコンから
の停止要求信号に基づいて磁気テープTの再生走行を開
始する。これによって、再び磁気テープTが通常再生さ
れることになる(ステップS10)。
【0060】磁気テープTの次のトラックに、別の初期
設定に関するガイド画像のデータが記録されている場合
には、上記再生によって、そのガイド画像が表示される
(ステップS11)。図4の例では、受信チャンネルの
操作手順に関する画像がモニタに映し出される。なお、
全ての初期設定に関するガイド画像が表示された後にお
いては、この再生によって、ガイド画像の表示は行われ
ない、即ち、このステップS11での処理は行われな
い。従って、図5のフローチャートでは、ステップS1
1の部分を便宜的に括弧書きで示す。
【0061】そして、次のステップS12において、磁
気テープTのコントロールトラック2からの論理データ
を順次読み出し、最終コードかどうかを判別する。最終
コードでない場合、つまり、次の初期設定に関するコー
ドが記録されている場合には、ステップS3に戻って、
そのコードにおけるヘッダHを検出する。
【0062】ヘッダHが検出されると、次のステップS
4に進んで、ヘッダH以降のデータ(この場合、受信チ
ャンネル設定用の参照データ)を読み込み、制御部29
を介してRAM26上のデータエリアに書き込む(ステ
ップS5)。この書込みは、エンドコードEが検出され
るまで行われる(ステップS6)。その後、時刻設定の
場合と同様に、実行コードCの検出が行われ(ステップ
S7)、マイコン18は、上記実行コードCの検出に基
づいて、テープ走行制御部15に対して、停止要求信号
を出力する。テープ走行制御部15は、マイコン18か
らの停止要求信号に基づいて磁気テープTの走行を停止
する(ステップS8)。
【0063】次に、マイコン18は、その制御を実行コ
ードCが示す先頭番地に移し、時刻設定の場合とは異な
り、ROM27上の受信チャンネル設定プログラムを起
動する(ステップS9)。このプログラムの起動によっ
て、表示手段24に受信チャンネル設定を促す表示が行
われる。使用者は、先ほど鑑賞した受信チャンネル設定
の操作手順に関するガイド画像と取扱説明書を参照しな
がら使用する地域を設定することになる。この設定も、
通常は、テンキーによる数値データの入力によって行わ
れる。
【0064】チャンネル設定プログラムは、RAM26
に書き込まれた参照データから、入力された数値デー
タ、即ち地域データに対応するチャンネルデータが選択
され、マイコン18のOSが参照するチャンネル設定デ
ータエリアに登録されることになる。このとき、RAM
26のデータエリアに書き込まれた参照データは捨てら
れることになる。
【0065】次に、上記地域データの入力が完了した段
階(例えばセットキーが操作される等による)で、マイ
コン18からテープ走行制御部15に通常再生要求信号
が出力される。テープ走行制御部15は、マイコン18
からの再生要求信号に基づいて磁気テープTの再生走行
を開始する。これによって、再び磁気テープTが通常再
生されることになる(ステップS10)。既に上述した
ように、全ての初期設定に関するガイド画像が表示され
た場合、ステップS11において、ガイド画像の表示は
行われず、そのままステップS12に進むことになる。
そして、このステップS12において、最終コードの検
出が行われる。
【0066】マイコン18は、最終コードの読み込みに
基づいて、テープ走行制御部15に対し、停止要求信号
及び巻戻し要求信号を出力する。テープ走行制御部15
は、マイコン18からの停止要求信号及び巻戻し要求信
号に基づいて磁気テープTを停止し、更に巻戻しを行う
(ステップS13)。これによって、全ての初期設定動
作が終了する。
【0067】上記第1の実施例は、磁気テープTに記録
されているコードを画像データを再生しながら読み出し
て、所望のプログラムあるいは参照データをRAM26
に書き込んで初期設定を行う例を示したが、その他、そ
の逆の動作、即ち、既に上述したように、RAM26あ
るいはROM27に登録されているデータを磁気テープ
Tに記録することも可能である。
【0068】また、上記第1の実施例では、磁気テープ
Tのコントロールトラック2に記録されている全地域に
関する最適な受信チャンネルのデータを読み込んでRA
M26に格納するようにしたが、その他、工場側で各地
域に対応した最適な受信チャンネルのデータが記録され
た複数の磁気テープを用意しておき、使用者は自分に必
要な情報が記録されている磁気テープを選択し、この磁
気テープを再生する。この場合、読み込まれたデータが
そのままマイコン18のOSが参照するチャンネル設定
データエリアに登録されるようにプログラムを組んでお
くことにより、キー入力による数値データの入力なしに
簡単に必要なチャンネルを登録することができる。
【0069】次に、上記RAM26あるいはROM27
上のデータを磁気テープTに記録する場合の動作を図6
の概念図及び図7のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0070】このデータの記録は、入力手段23にある
例えばダンプ要求キーを操作することによって開始され
る(ステップS1)。マイコン18は、入力手段23か
らのデータダンプ要求に基づいて、テープ走行制御部1
5に対し、記録要求信号を出力する。テープ走行制御部
15は、マイコン18からの記録要求信号に基づいて磁
気テープTを通常走行させる(ステップS2)。
【0071】それと同時に、マイコン18は、ROM2
7に登録されているダンププログラムを起動する。この
プログラムには、ダンプする例えばRAM26上のデー
タエリアの先頭番地が書き込まれており、ダンププログ
ラムは、その先頭番地から順次データを読み出して、制
御部29に出力する(ステップS3)。制御部29に供
給されたデータは、その先頭にヘッダHが付加され、こ
の制御部29を通じて順次論理データとしてシリーズに
出力される。
【0072】このデータとしては、例えば使用者が登録
した初期設定(時刻設定データや受信チャンネル設定デ
ータ等)のほか、マイコンのシステムチェックにより検
出したシステム全体のエラーデータ等が含まれる。
【0073】上記ヘッダHが付加された上記データは、
第2の切換えスイッチ19を介して変調回路31に供給
され、発振器20からの垂直同期パルスの出力タイミン
グに従って立ち上がるコントロール信号が、順次供給さ
れる各論理データに基づいてパルス幅変調されたパルス
波形のコマンド信号Spに変換される。そして、このコ
マンド信号Spは、記録アンプ16及びコントロールヘ
ッド11を介して磁気テープTのコントロールトラック
2にダンプ信号として順次記録される(ステップS
4)。
【0074】このダンプ信号の記録は、上記プログラム
が読み出すデータの終端、即ちEOFコードを検出する
まで行われる(ステップS5)。
【0075】上記EOFコードを検出すると、マイコン
18は、変調回路31側にエンドコードEを出力し、同
時にテープ走行制御部15に対し、記録停止要求信号を
出力する。この時点で、磁気テープTのコントロールト
ラック2上では、ダンプ信号の次にエンドコードEが記
録されることになる。また、同時に、テープ走行制御部
15が、マイコン18からの記録停止信号に基づいて、
磁気テープTの通常走行を停止することになる(ステッ
プS6)。この段階で上記ダンププログラムの実行が終
了し、データダンプ動作が終了する(ステップS7)。
【0076】その後、マイコン18は、例えばテープ走
行制御部15に対し、巻戻し要求信号を出力する。テー
プ走行制御部15は、マイコン18からの巻戻し信号に
基づいて、磁気テープTを巻戻し、全体のダンプ動作が
終了する(ステップS8)。
【0077】上記第1の実施例では、入力手段23にあ
るダンプ要求キーを操作すると同時に、磁気テープTを
走行させる場合を想定したが、その他、磁気テープTを
通常走行させている状態で、ダンプ要求キーを操作する
場合も考えられる。この場合は、ダンプ要求キーが操作
されるまで、テープ走行制御部15から第2の切換えス
イッチ19を介して変調回路31に初期信号を供給する
ようにし、そして、上記ダンプ要求キーが操作された段
階で、第2の切換えスイッチ19を切り換え、マイコン
18からのダンプデータをこの第2の切換えスイッチ1
9を介して変調回路31に供給させればよい。
【0078】上記のように、第1の実施例に係る記録再
生装置によれば、コントロールヘッド11、復調回路3
2を通じて磁気テープTのコントロールトラック2から
コードを読み出し、この読み出したコードをマイコン1
8のRAM26に記憶し、マイコン18及びテープ走行
制御部15にて、上記記憶されたコードに応じた制御を
行うようにしたので、購入時に設定すれば後はほとんど
使用されない例えば時刻設定プログラムや全地域に関す
る受信チャンネル情報をROM27に登録する必要がな
くなり、ROM27に対する負担を軽減させることがで
きる。
【0079】また、最近の複雑なVTRの設定では、そ
の設定ミスによる誤動作が免れない。その度に、VTR
のセットを工場やサービスセンターに持って行くには、
使用者にとってもサービス側にとっても、大きな負担と
なる。しかし、第1の実施例によれば、マイコン18の
ROM27やRAM26に登録されているデータ(例え
ば使用者が設定したデータ)を、変調回路31及びコン
トロールヘッド11を介して磁気テープTのコントロー
ルトラック2に書き込むようにしたので、例えば、使用
者の設定ミスによる誤動作を、VTRのセットを工場や
サービスセンターに搬入することなく、単に磁気テープ
Tを再生し、その内容を解析するだけで、設定データの
確認及び設定ミスの判別を簡単に行うことができる。
【0080】また、上記第1の実施例では、磁気テープ
Tのコントロールトラック2に予め記録されている時刻
設定プログラムや受信チャンネルに関する参照データ等
をコントロールヘッド11及び復調回路32を介して読
み出し、所望の制御を行うようにしたが、その他、磁気
テープTのヘリカルトラック3に予め画像データ(例え
ば輝度信号)として記録されている時刻設定プログラム
や受信チャンネルに関する参照データ等を読み出して、
所望の制御を行うようにしてもよい。この場合、図8に
示すように、再生手段として回転ヘッドの再生ヘッド1
3を用い、この再生ヘッド13の後段に、復調手段であ
るA/D変換器41及びデコーダ42を接続するように
すればよい。即ち、再生ヘッド13からの例えば輝度信
号をA/D変換器41にてディジタルデータに変換し、
更にこのディジタルデータをデコーダ42でシリーズな
論理データに変換し、この論理データをマイコン18に
供給することによって簡単に実現させることができる。
【0081】なお、上記第1の実施例では、RAM26
内に格納されている設定データやシステムチェックデー
タを変調回路31及びコントロールヘッド11を介して
磁気テープTのコントロールトラック2に記録するよう
にしたが、その他、上記各種データを画像データとして
磁気テープTのヘリカルトラック3に記録するようにし
てもよい。この場合、図8に示すように、変調手段とし
てエンコーダ43及びD/A変換器44を用い、記録手
段として回転ヘッドの記録ヘッド45を用いるようにす
ればよい。即ち、マイコン18からシリーズに出力され
る論理データをエンコーダ43にてエンコードし、この
エンコードされたデータをD/A変換器44にてアナロ
グの画像信号(例えば輝度信号)に変換することにより
簡単に実現することができる。上記画像信号に変換され
た各種データは、記録ヘッド45を通して磁気テープT
のヘリカルトラック3に記録されることになる。
【0082】このようにVTRは、大変複雑な機械であ
るため、その故障も多岐に及ぶが、より具体的な第2の
実施例においては、複雑な機械であるVTRの自己診断
について図9の概略的な構成を参照しながら説明する。
ここで、共通する部分に同じ参照番号を付して説明を省
略する。この第2の実施例では記録媒体として前記した
VTRカセット30を用いている。図9のVTRは、V
TRカセット30内の磁気テープTに記録されているデ
ータを再生ヘッド13を介して再生信号として取り出
す。取り出した再生信号が再生部34に供給される。こ
のVTRカセット30内の磁気テープTには、記録した
参照データである基準データをコードとして予め記録さ
せている。
【0083】VTRは、この再生部34、メモリ35、
復調回路32、D/A変換器44、制御部29、比較部
36、A/D変換器41、変調回路31、記録部37及
び記録ヘッド45で構成している。
【0084】VTRにおける再生部34は、再生アンプ
34a、PLL回路34b、データ分離回路34c及び
エラー訂正回路(ECC)34dで構成している。再生
部34は、再生信号処理を行って映像データとエラーチ
ェック用の自己診断データとして供給された基準データ
とをデータ分離した後にそれぞれメモリ35に供給す
る。メモリ35は上記映像データ及び上記基準データを
復調回路32に供給する。また、メモリ35は、上記基
準データを比較部36の一端側に供給する。
【0085】図9の復調回路32は、復調された映像デ
ータをD/A変換器44に供給すると共に、上記映像デ
ータをノードn1 、n2 を介して記録側の変調部31に
供給している。上記変調回路31は、映像データ及び上
記基準データを変調して記録部37に供給すると共に、
比較部36の他端側にもデータを供給している。比較部
36は、制御部29の制御を受けながら、復調回路32
及び変調回路31を介した基準データだけを選択的に取
り込んで上記メモリ35から供給された基準データとを
比較している。図示していないが比較部36は、この比
較した結果に対応した表示をさせれば、容易に欠陥の有
無を自己診断することができる。
【0086】この他、再生部34に不具合が発生した場
合、VTRは、エラー訂正回路34dの結果で判断する
ことができる。
【0087】この自己診断方法は、上述したように信号
がVTRの記録部37、A/D変換器41及びD/A変
換器44の動作を除く製品の各部を通過させて欠陥が一
箇所あったならば不良品とする方法を用いている。この
ため、この方法は、例えば製品が正しく製造されたかど
うかの確認を行う場合、出荷判定に有効である。
【0088】なお、上記D/A変換器44は、供給され
た映像データをアナログ信号に変換して出力端子50か
ら映像出力信号を出力する。また、入力端子51を介し
て供給された映像入力信号が、A/D変換器41、変調
回路31、記録部37の記録アンプ37a、同期及びブ
ロックID付加回路37b、ECC37cの信号処理を
経て記録ヘッド45を介して磁気テープTに記録してい
る。
【0089】次に、上述した第2の実施例の変形例とし
て第3の実施例について図10を参照しながら説明す
る。ここで、共通する部分に同じ参照番号を付して説明
を省略する。この第3の実施例の図10は、どこが壊れ
ているか故障箇所を特定するための概略的なブロック回
路構成を示している。上述した第2の実施例の場合、再
生ヘッド13及び再生部34等で構成するデータ再生系
が正しいかどうか完全に把握することができない。ま
た、上記データ再生系が故障して全く動作しない場合、
他のブロックの動作のチェックもできなくなってしまう
ことになる。このため、VTRに故障箇所があってもサ
ービスマンは、VTRの故障箇所の特定をすることがで
きない。
【0090】このような場合でも故障箇所を特定するた
め、VTRの自己診断でデータ再生系を通らない方法を
採用しなければならない。この一方法としては、データ
供給手段である記録媒体にメモリを付加させる手法を採
用する。具体的な方法は、例えば図10のVTRカセッ
ト30にメモリ30Mを貼付けてこのメモリ30Mから
基準データを供給する方法である。メモリ30Mには、
予め基準データを記憶させておく。
【0091】VTRは、メモリが貼付けられたVTRカ
セット30をVTR内に挿入する。このとき、VTRカ
セット30のメモリ30Mの端子は、データ読み取り接
点38と接触させる。メモリ30Mは、上述したように
基準データを記憶している。VTRは、図示していない
が制御部29の制御によってメモリ30M内に記憶して
いる基準データを読み出す。メモリ30Mは、基準デー
タをデータ読み取り接点38を介してシリアルI/O回
路39に供給する。シリアルI/O回路39は、メモリ
30Mから読み出した基準データをシリアルデータに変
換してメモリ35に出力する。メモリ35は、供給され
た基準データをロードする。
【0092】以下、前述した第2の実施例と同様のノー
ドn1 、n2 を介して各部の信号処理を経た基準データ
とメモリ35から供給された基準データとを比較部36
は比較してデータが一致している場合、正常動作してい
ると判断し、また、不一致が検出された場合、この経路
内に故障箇所が存在すると判断する。実際には、上述し
た構成によって復調回路32、変調回路31が正しい動
作をしていると確認した後にVTRカセット30の磁気
テープTから基準データを再生する。VTRは、この再
生した再生部34、復調回路32、変調回路31を経た
基準データとメモリ30Mから供給されたデータを記憶
するメモリ35からの基準データとを比較してすべて一
致したとき、データ再生系が正しいとする。
【0093】さらに、各部の細かな動作チェックを行う
手法ついて簡単に説明する。故障箇所を細かく特定する
ため、VTRは、基準データが各ブロック毎にそれぞれ
ブロックを迂回させるためバイパスを設ける。VTR
は、各ブロック毎に設けたバイパスと通常のブロックを
通過した場合とを比較部36で比較し、データの一致を
比較する。
【0094】また、他の方法は、各基板、回路ブロッ
ク、あるいはIC単位にシステムコントローラとしての
構成要素である制御部29とのインターフェースを持っ
て個別に制御部29の制御による例えばバウンダリスキ
ャン等の走査で得られたデータを遣り取りして個々に比
較する方法がある。これらの方法を組み合わせてもよ
く、オペレータは、このようにして個別にチェックした
後に、上述したようにデータ再生系の動作を確認する必
要があるとき、VTRカセット30の磁気テープTに記
録された基準データをデータ再生系を用いて再生して動
作確認を行う。
【0095】ところで、VTRカセット30に設けたメ
モリ30Mからのデータ読み出すデータ読み出し接点3
8が壊れている場合がある。この場合は、VTRのシリ
アルI/O回路39の端子に対して外部機器からケーブ
ルを接続して自己診断用の基準データを供給する方法を
併用すると効果的である。
【0096】このように壊れていない再生手段を用いて
基準データの再生、すなわち上述したVTRカセット3
0やメモリ30Mから供給される自己診断データを供給
するを行うことによって、シリアルI/O回路39に接
続するデータ供給するための外部機器を設けることな
く、データの変更や診断方法の変更を容易にすることが
できる。そして、このように例えばマイコン18による
システムチェックに関するエラーチェックデータを記録
することも可能となるため、上記設定ミスによる誤動作
のほか、VTRの状態及び故障等も簡単に割り出せるこ
とができる。
【0097】次に、記録媒体としてのVTRカセットを
介して各種のデータを装置本体に供給しデータ内容を用
途に応じて変更する第4〜第6の実施例について簡単に
説明する。ここで、共通する部分に同じ参照番号を付し
て説明を省略する。これらのブロック構成は、図2、図
9、あるいは図10のブロック構成で行う。
【0098】第4の実施例は、スクランブルのキーデー
タの変更に関するものである。上記VTRカセット30
内の磁気テープTには、記録再生時において上記制御部
29の制御によって上記メモリ35に供給されるスクラ
ンブルのキーコードを参照データとして用いるため上記
コードが記録されている。
【0099】このVTRカセット30内の磁気テープT
に記録されている参照データとして記録再生時のスクラ
ンブルのキーコードが上記データ再生系、あるいはデー
タ再生系を経ない経路を介して再生される。そして、こ
の再生されたキーコードが上記メモリ35に供給され
る。VTRは、上記制御部29の制御によって、再生信
号にかけられたスクランブルを解除して信号再生を行っ
ている。
【0100】このような構成にして、磁気テープTに記
録、あるいはメモリ35Mに記憶されたスクランブルの
キーコードを例えば課金制度に基づいて支払い済みユー
ザだけに供給したり、定期的にキーコードの変更をする
等の方法を採ることが可能になる。
【0101】第5の実施例は、上記VTRカセット30
に記録されている参照データとして量子化テーブルの変
更を行う際に用いる例である。上記VTRカセット30
内の磁気テープTには制御部29でメモリ35に参照デ
ータとして供給される量子化テーブルのコードを用いる
ため上記コードを予め記録している。この記憶されてい
る上記量子化コードがデータ再生系、あるいはデータ再
生系を経ない例えばメモリから供給されるデータ供給経
路を介して再生される。この再生されたコードが上記メ
モリ35に供給される。上記メモリ35は、制御部29
の制御により上記量子化テーブルの値を変更する。
【0102】このように構成することにより、VTRの
動作を量子化テーブルに応じて例えばデータ圧縮・伸張
等を行う場合、データの変更を容易に行うことができ
る。
【0103】第6の実施例は、上記VTRカセット30
を用いて特殊効果処理用のデータを供給する一例であ
る。特殊効果処理のパターンには、無限のバリエーショ
ンがある。特殊効果処理するため新しいパターンの開発
やユーザの好みに合わせたパターンを随時バージョンア
ップさせていくことが望まれる。複数のパターンのデー
タは、大量のデータになる。この複数のパターンを供給
するためメーカ側は、VTRカセット30の磁気テープ
Tにこれらのパターンのデータを記録してユーザに供給
する。この際、磁気テープには、参照データとして例え
ばシーンチェンジに用いるワイプパターン等が記録され
ているだけでなく、これらの特殊効果処理を行うための
制御プログラムも記録されている。このように制御プロ
グラム、参照データの少なくとも一つが、特殊効果処理
を行うためのコードとして上記データ再生系により再生
される。この再生されたコードが上記メモリ35に供給
される。上記メモリ35は、供給されたコードを制御部
29でコードの入出力制御を行っている。
【0104】さらに、具体的な一例としては、ディジタ
ルVTRを用いた場合、ディジタルVTRは、特殊効果
のパターンに関する大量のデータをメモリ手段として例
えば内蔵するハードディスク等に予め記憶させておき、
再生部と記録部をそれぞれ有する構成にすれば、1台の
VTRで特殊効果処理を含めた番組素材の編集を行うこ
とが容易にできるようになる。
【0105】なお、前述したようにデータ圧縮・伸張を
行う場合、例えば、VTRは接続される各種機器に応じ
たデータの出力形態を変えるデータ圧縮プログラムを磁
気テープTに記録させるようにしてもよい。これは、最
近のマルチメディアに対応したものである。即ち、VT
Rに接続される機器としては、例えば、光磁気ディスク
記録再生装置、モニタ(受像機)、データ通信機器、コ
ンピュータ等があるが、これらは、機器毎にデータの送
受信フォーマットが異なる。
【0106】VTRは、図2に示すように磁気テープT
から上記データ圧縮プログラムを読み出し、更に、入力
手段から入力される装置番号に基づいて、接続されてい
る機器に応じたデータ圧縮プログラムをRAM26上に
残し、ほかのデータ圧縮プログラムのメモリ上の占有を
解除することにより、全ての機器に対応したデータ圧縮
プログラムをROM27に登録する必要がなくなり、R
OM27の負担を軽減させることができる。
【0107】次に、VTR内部のプログラム変更や回路
変更を行って新たな機能を追加する第7の実施例〜第1
0の実施例について図11に概略的なブロック図及び図
12に具体的なブロック図を参照しながら説明する。こ
こで、共通する部分に同じ参照番号を付して説明を省略
する。図11は、VTRカセット30を介して上述した
変更データを供給する場合を示している。このため、図
11は、前記データ再生系から各部へのデータ供給を制
御部29の制御に基づいて行う場合に限定して示してい
る。VTRは、VTRカセット30の磁気テープTから
再生ヘッド13を介して変更データを含んだ再生信号を
再生部34に供給している。再生部34は、例えば上記
変更データ部分と上記変更データを含まない部分の信号
を分離してそれぞれ出力する。後者の変更データを含ま
ない部分の再生信号は、信号処理部40に供給する。
【0108】また、前者の変更データ部分の再生信号も
信号処理部40に供給すると共に、メモリ35に供給し
ている。メモリ35は、供給された変更データを制御部
29の制御に応じて入出力制御している。記憶された変
更データが制御部29の制御によって信号処理部40内
のプログラマブルロジックデバイス(以下、単にPLD
という)40A、ディジタルシグナルプロセッサ(以
下、単にDSPという)40Bに供給されている。
【0109】また、メモリ35は、ディジタルデータで
ある変更データをD/A変換器44に供給している。D
/A変換器44は、この変更データをアナログ信号に変
換して信号処理部40内の電子ボリューム40Cに供給
する。信号処理部40では各部の設定を変更データに基
づいて変更を行う。この変更データに従った各部の動作
を行わせることを可能にして、新たな機能を有するVT
Rにしている。信号処理部40は、出力端子50、51
を介してそれぞれ新たな機能に基づく映像出力信号、音
声出力信号を出力する。
【0110】この回路構成を用いて制御部29、すなわ
ち中央演算処理装置の動作を変更する第7の実施例につ
いて説明する。第7の実施例では、上記VTRカセット
30の磁気テープTに予め記録されている制御プログラ
ム、参照データの少なくとも一つがコードとして再生ヘ
ッド13を介し上記再生部34により再生される。この
再生されたコードが上記メモリ35にロード供給され
る。
【0111】ここで、メモリ35は、例えば電子的な書
換えを可能にするE2 タイプのROMや停電時もバッテ
リ電源を供給してデータの消去を防止するスタティック
RAMを用いる。メモリ35への新しいデータのロード
によって、図11の中央演算処理装置として制御部29
は、基本機能を有すると共に、新たな機能を有すること
になる。
【0112】このように構成ることにより、バージョン
アップ時、バグFIXに対応した制御プログラムの供給
やヘッダファイルの追加等を行ったり、特定のユーザに
対するインターフェースの変更等を行う際、変更処理を
容易に行うことができる。
【0113】第8の実施例では、図11に示したPLD
部40Aの回路変更を行う場合について説明する。VT
Rは、上記VTRカセット30の磁気テープTに予め記
録されている制御プログラム、回路データ、参照データ
の少なくとも一つがコードとして再生ヘッド13を介し
上記再生部34により再生される。この再生されたコー
ドが上記メモリ35にロード供給される。PLD部40
Aは、上記メモリ35から供給される例えば回路データ
をに応じて内部のロジックを変更する。このPLD部4
0Aは、コードに応じた制御を行う制御手段として機能
するものである。
【0114】この変更によって中央演算処理装置の場合
と同様にバージョンアップ時、バグFIXに対応した回
路データの供給によるVTRは、機能アップを図ること
ができる。また、供給される回路データを標準テレビジ
ョン方式であるNTSC方式/PAL方式の水平同期信
号HDや垂直同期信号VD等の各種規格で限定された信
号を出力させる。これによって、1台のVTRが回路構
成を追加することなく、容易に他のVTRとして使用す
ることができることになる。
【0115】上述した設定をさらに発展させると、VT
Rは、後述するようにデータレコーダとして機能させる
ことができる(図12を参照)。この他、VTRは、例
えばデータ圧縮率を上げると共に、この圧縮したデータ
のエラー訂正を強化したり、パラレルインターフェース
の仕様を変更して電話回線と接続させたりすることによ
って1台で複数の装置として機能させることができる。
【0116】第9の実施例では、図11に示したDSP
部40Bの設定変更を行う場合について説明する。この
VTRカセット30の磁気テープTには、制御プログラ
ム、あるいは参照データがコードとして記録されてい
る。VTRは、上記VTRカセット30の磁気テープT
に記録されている制御プログラム、参照データの少なく
とも一つがコードとして再生ヘッド13を介し上記再生
部34により再生される。この再生されたコードが上記
メモリ35にロード供給される。DSP部40Bは、上
記メモリ35から供給される例えば係数データに応じて
内部の信号処理を変更する。ここで、このDSP部40
Bは、コードに応じた制御を行う制御手段として用いて
いる。
【0117】この変更によってVTRは、例えばディジ
タルフィルタの係数変更、具体的には上述したようにデ
ィジタルテレビジョンにおけるNTSC/PAL方式の
サンプリングレートに合わせた変換を行うためサンプリ
ングレート変換(Sampling Rate Convertor )に対応し
た係数変更やオーディオのリバーブ等を行う。この実施
例においても所望の方式等に応じた変更処理を容易に行
うことができ、1台で複数の装置として機能させること
ができる。
【0118】次に、第10の実施例として図11に示し
た電子ボリューム40Cの設定変更を行う場合について
説明する。VTRカセット30内の磁気テープTには、
電子ボリューム40Cを制御するための制御プログラ
ム、あるいは参照データが情報データである映像信号及
びオーディオ信号と共に予め記録されている。実際に、
この電子ボリューム(VCA)に用いるデータは、上記
VTRカセット30の磁気テープTに記録されている制
御プログラム、参照データの少なくとも一つがコードと
して再生ヘッド13及び再生部34からなるデータ再生
系により再生される。VTRは、上記コードを用いて例
えば上記磁気テープTの各特性に応じた処理を行うため
のデータ書換え処理を上記制御部29の制御によって行
う。この電子ボリュームの出力に用いる定数値は、アナ
ログ信号に応じて音声信号が出力される。このため上述
したようにメモリ35に記憶したディジタルデータがD
/A変換器44に供給されアナログ信号である電圧に変
換される。
【0119】ところで、磁気テープTは、製造メーカや
種類によって少しずつテープの特性が異なることが知ら
れている。また、将来、この磁気テープTの品質が向上
することによって磁気テープTの特性が変化する。この
ような場合、VTRは、磁気テープTに応じた最適の値
に調整し直したり、VTRで使用するイコライザや記録
電流等を制御するRF系の定数変更すると、VTRの機
能は、磁気テープTに応じた最適の値に調整し直すこと
によってVTRの性能やエラーレート等が向上する。
【0120】具体的に記録電流を変更する場合について
以下に簡単に説明する。先ず、VTRカセット30の磁
気テープTからプログラムをVTRのシステムコントロ
ーラ内のメモリにロードする。次に、上述と同様にVT
Rカセット30の磁気テープTから基準データを上記メ
モリにロードする。
【0121】VTRは、装置のRF系の例えば記録電流
等のパラメータを変えながら、メモリにロードした基準
データを磁気テープTの空き領域に記録する。この後、
記録したデータを再生し再生出力を測定回路(図示せ
ず)で測定する。このようにして最適値を出力した際の
パラメータを電子ボリュームに設定する。この操作によ
って電子ボリュームの設定だけでなく、記録電流を変更
することができる。上述した操作をプログラムで書き込
んでおけば、これらのパラメータの最適な設定を自動的
に行わせることもできる。
【0122】最後に、PLDを用いて記録再生装置であ
るVTRをデータレコーダにする構成について図12を
参照しながら説明する。この図12は、図11のより具
体的なブロック図の構成を示したものである。共通する
部分に同じ参照番号を付している。図12に示すVTR
の再生側において再生部34は、再生アンプ34a、P
LL回路34b、データ分離回路34c、エラー訂正回
路34dで構成している。また、PLD部47PはPL
D回路47a、メモリ47bで構成している。
【0123】同様に、図12に示すVTRの記録側にお
いて記録部37は、記録アンプ37a、同期及びブロッ
クID付加回路37b、エラー訂正回路37cで構成
し、PLD部47Rは、PLD回路47c、メモリ47
dで構成している。このVTRは、再生側と記録側とに
D/A変換器44a、44bを設け、制御部29とメモ
リ35との構成でシステムコントローラ18としてい
る。上述したようにPLD部47P、47RがPLDと
メモリで構成されることによってVTRは、VTRカセ
ット30Pからのデータに応じて構築した信号処理部と
してPLD部を構成することになる。
【0124】図12のVTRは、システムコントローラ
18のメモリ35から供給されるディジタル制御信号を
D/A変換器44aでアナログ制御信号にし、このアナ
ログ制御信号でVCA46aを制御して出力端子52か
らアナログ出力信号を出力し、一方、PLD部47Pで
の信号処理したデータが出力端子53を介してディジタ
ル出力信号として出力される。
【0125】また、VTRの記録側では、入力端子5
4、55を介してディジタル入力信号、アナログ入力信
号がそれぞれVTRに供給されている。PLD部47R
は入力信号を予めメモリ35を介して供給されたフォー
マットに対応したデータに変更しで記録部37に供給し
ている。一方、VTRは上記アナログ入力信号がメモリ
35から供給されるディジタル制御信号をD/A変換器
44bでアナログ制御信号にし、このアナログ制御信号
でVCA46aを制御している。このVCA46bは、
このアナログ制御信号に応じた制御を行ってPLD部4
7Rを介して上記アナログ入力信号を記録部37に供給
している。記録部37は、記録信号RECを記録ヘッド
45を介して記録用VTRカセット30Rにデータを記
録している。
【0126】より具体的には、この供給されるデータで
VTRをデータレコーダとして機能させることができ
る。この具体例において上記VTRカセット30Pはメ
ディカル用ハイブリットテープを使用する。このテープ
には、仕様変更に関するフォーマットデータ等が予め記
録されている。このテープを使用し供給されるデータを
基に仕様変更することによってPLD部47P、47R
は、特殊ユーザ向け非標準信号対応にする。
【0127】ここで、上記特殊ユーザ向け非標準信号と
は、メディカル用のデータレコーダの場合、例えば使用
する同期がODD/EVEN反転してしまうような一般
的な規格設定から外れた信号である。
【0128】この同期信号を修正するためにVTRは、
供給された回路データを基にPLD部内に設ける同期分
離回路や同期発生回路の構成を変更する。このように変
更等を行うと、VTRは、図12に記した一点鎖線AA
を境いに入出力端子側の構成をプログラマブルI/Oブ
ロック、反対側をデータレコーダのコアブロックとみな
すことができる。
【0129】このように構成及び変更を行うことによっ
て例えばVBID基板をPLD化でユーザ別の対応を容
易に行うことができることになる。また、VTRは、デ
ータレコーダのフォーマットに関するデータもVTRカ
セット30Pから供給すれば、データレコーダとして使
用しているVTRのフォーマットの仕様変更が容易にで
きる。
【0130】以上のように構成することにより、予め記
録した例えば初期設定プログラムや参照データを記録媒
体を通して読み込んで、その初期設定等に関する制御や
新たな機能等の制御を行うことができ、上記初期設定プ
ログラムや参照データ等をマイコンのROMに予め登録
する必要がなく、メモリに対する負担を軽減させること
ができる。
【0131】マイコンによるシステムチェックに関する
情報や、制御プログラムが参照するデータの一部を記録
媒体に記録することができ、例えば記録再生装置に対す
るメンテナンスの際、この記録媒体に記録されたデータ
を確認して行えるようにすることにより、使用者に対す
るサービスの向上及びメンテナンスの簡略化を図ること
ができる。
【0132】さらに、上述した構成にしてテープ交換し
て供給したデータによる新たな特徴を持たせることによ
り、この装置1台で複数の用途の装置として仕様するこ
とができ、ユーザに大きな投資効果をもたらすことがで
きる。
【0133】またさらに、製造側にとっても特殊な仕様
を要求するユーザや少量多品種生産に対する対応が可能
になり、バージョンアップやバグ修正を容易にしてサー
ビス時の負担を軽減することができる。
【0134】なお、上述した各実施例では、本発明に係
る記録再生装置をVHS対応のVTRに適用した例を示
したが、その他、8mmビデオ対応のVTRにも適用さ
せることができる。また、これらVTR以外にもDA
T、オーディオカセットデッキ、光磁気ディスク記録再
生装置、光ディスク装置等、本来、マイコンのメモリに
格納された設定データやシステムチェックデータを記録
再生する目的ではないメディアを使い、かつ内部にマイ
コンが組み込まれた機器であれば、すべて応用すること
ができる。この場合にも、メディアの映像データ記録領
域や音声データ記録領域に、上記初期設定に関するコー
ド並びに上記設定データやシステムチェックデータを記
録することにより実現できる。
【0135】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録再生装
置によれば、情報データが記録されると共に、制御プロ
グラム、回路データ、参照データの少なくとも一つがコ
ードとして記録された記録媒体と、上記記録媒体から上
記コードを読み出す再生手段と、上記再生手段で読み出
したコードを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶
された上記コードに応じた制御が行われる制御手段とを
有することにより、予め記録した例えば初期設定プログ
ラムや参照データを記録媒体を通して読み込んで、記録
媒体から供給される例えば初期設定プログラム、回路デ
ータや参照データを装置内の各部にその初期設定等に応
じた設定を行うことができ、上記初期設定プログラム、
回路データや参照データ等をマイコンのROMに予め登
録する必要がなく、メモリに対する負担を軽減させるこ
とができる。
【0136】また、本発明は、メモリに登録されている
制御データに基づいて、記録再生装置本体の制御を行う
制御手段を有する記録再生装置において、上記メモリに
登録されている制御データを記録媒体に書き込む記録手
段を設けることにより、マイコンによるシステムチェッ
クに関する情報や、制御プログラムが参照するデータの
一部を記録媒体に記録することができ、例えば記録再生
装置に対するメンテナンスの際、この記録媒体に記録さ
れたデータを確認して行えるようにすることにより、使
用者に対するサービスの向上及びメンテナンスの簡略化
を図ることができる。
【0137】さらに、上述した構成にしてテープ交換し
て供給したデータによる新たな特徴を持たせることによ
り、この装置1台で複数の用途の装置として仕様するこ
とができ、ユーザに大きな投資効果をもたらすことがで
きる。
【0138】またさらに、製造側にとっても特殊な仕様
を要求するユーザや少量多品種生産に対する対応が可能
になり、バージョンアップやバグ修正を容易にしてサー
ビス時の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ記録再生装置をVHS
対応のVTRに適用した実施例(以下、実施例に係るV
TRと記す)に使用される磁気テープの記録フォーマッ
トの一例を示す説明図である。
【図2】本実施例に係るVTRの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本実施例に係るVTRの信号処理(コードに対
応したコマンド信号に変換する処理)を示すタイミング
チャートである。
【図4】本実施例に係るVTRに使用される磁気テープ
のヘリカルトラックに初期設定に関するガイド画像が記
録され、コントロールトラックに各初期設定に関するコ
ードが記録された状態を示す概念図である。
【図5】本実施例に係るVTRの初期設定動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本実施例に係るVTRに使用される磁気テープ
のコントロールトラックにメモリ内の設定データ等を記
録する状態を示す概念図である。
【図7】本実施例に係るVTRのデータダンプ動作を示
すフローチャートである。
【図8】本実施例に係るVTRの他の例を示す要部のブ
ロック図である。
【図9】本発明に係る第2の実施例におけるVTRの自
己診断を可能にする概略的なブロック図を示している。
【図10】本発明に係る第3の実施例において回路の故
障箇所を特定するための回路構成を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明に係るVTR内部のプログラム変更や
回路変更を各種のデータ供給により行って新たな機能を
追加するための概略的なブロック図である。
【図12】図11に示したブロック図よりさらに具体的
な回路構成として例えば特殊なデータレコーダ機能を持
たせることが可能な構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・オーディオトラック 2・・・・コントロールトラック 3・・・・ヘリカルトラック 11・・・コントロールヘッド 12・・・再生アンプ 13・・・再生ヘッド 14・・・同期分離回路 15・・・テープ走行制御部 16・・・記録アンプ 17・・・第1の切換えスイッチ 18・・・マイコン 19・・・第2の切換えスイッチ 20・・・発振器 21・・・第3の切換えスイッチ 22・・・画像処理回路 23・・・入力手段 24・・・表示手段 25・・・I/Oポート 26・・・RAM 27・・・ROM 28・・・演算部 29・・・制御部 30、30P、30R・・・VTRカセット 31・・・変調回路 32・・・復調回路 33・・・クロック発生回路 34・・・再生部 35・・・メモリ 36・・・比較部 37・・・記録部 38・・・データ読み出し接点 39・・・シリアルI/O回路 40・・・信号処理部 40A・・・PLD 40B・・・DSP 40C・・・電子ボリューム(VCA) 41・・・A/D変換器 42・・・デコーダ 43・・・エンコーダ 44、44a、44b・・・D/A変換器 45・・・記録ヘッド 50、52、53・・・出力端子 51、54、55・・・入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 15/00 S 20/00 Z 9294−5D 20/10 301 Z 7736−5D 27/02 8224−5D // G11B 15/087 101 A 8022−5D

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データが記録されると共に、制御プ
    ログラム、回路データ、参照データの少なくとも一つが
    コードとして記録された記録媒体と、 上記記録媒体から上記コードを読み出す再生手段と、 上記再生手段で読み出したコードを記憶する記憶手段
    と、 上記記憶手段に記憶された上記コードに応じた制御が行
    われる制御手段とを有することを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記情報データは、映像データ及び/又
    は音声データであることを特徴とする請求項1記載の記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記コードは、記録媒体の制御領域に記
    録されていることを特徴とする請求項1記載の記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 上記コードは、記録媒体の映像データ記
    録領域及び/又は音声データ記録領域に記録されている
    ことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記記録媒体が磁気テープであり、上記
    コードは、それぞれの論理値に対応したデューティを有
    するコントロール信号として上記磁気テープのコントロ
    ールトラックに記録されていることを特徴とする請求項
    3記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段に中央演算処理装置を用
    い、 この中央演算処理装置の制御プログラム、あるいは参照
    データを上記コードとして上記記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段にプログラマブルロジック
    デバイスを用い、 このプログラマブルロジックデバイスに供給する制御プ
    ログラム、回路データ、あるいは参照データの少なくと
    も一つを上記コードとして上記記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段にディジタルシグナルプロ
    セッサを用い、 このディジタルシグナルプロセッサの制御プログラム、
    あるいは参照データを上記コードとして上記記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段として電子ボリュームに用
    い、 この電子ボリュームを制御する制御プログラム、あるい
    は参照データを電子ボリュームに用いるデータとして上
    記コードを上記記録媒体に記録することを特徴とする請
    求項1記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体に記録した参照データが
    コードとして上記情報データと共に上記再生手段で再生
    され、この再生されたコードと被診断部を介したコード
    とを比較する比較手段を設け、 該比較手段を上記制御手段で制御して装置内の各部の動
    作を自己診断することを特徴とする請求項1記載の記録
    再生装置。
  11. 【請求項11】 記録再生時において上記制御手段の制
    御によって上記記憶手段に供給されるスクランブルのキ
    ーコードを上記コードとして上記記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段で上記記憶手段に参照デ
    ータとして供給される量子化テーブルを上記コードとし
    て上記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記
    載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段で上記記憶手段に供給さ
    れた特殊効果処理のための制御プログラム、あるいは参
    照データを上記コードとして上記記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段で上記記憶手段にユーザ
    セットアップするための制御プログラム、回路データ、
    あるいは参照データを上記コードとして上記記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
  15. 【請求項15】 メモリに登録されている制御データに
    基づいて、記録再生装置本体の制御を行う制御手段を有
    する記録再生装置において、 上記メモリに登録されている制御データを記録媒体に書
    き込む記録手段を有することを特徴とする記録再生装
    置。
  16. 【請求項16】 上記制御データは、上記記録媒体の制
    御領域に記録されることを特徴とする請求項15記載の
    記録再生装置。
  17. 【請求項17】 上記制御データは、上記記録媒体の映
    像データ記録領域及び/又は音声データ記録領域に記録
    されることを特徴とする請求項15記載の記録再生装
    置。
  18. 【請求項18】 上記記録媒体が磁気テープであり、上
    記制御データは、それぞれの論理値に対応したデューテ
    ィを有するコントロール信号として上記磁気テープのコ
    ントロールトラックに記録されることを特徴とする請求
    項16記載の記録再生装置。
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