JPH06215091A - 図形情報処理方法およびその装置 - Google Patents

図形情報処理方法およびその装置

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JPH06215091A
JPH06215091A JP2341493A JP2341493A JPH06215091A JP H06215091 A JPH06215091 A JP H06215091A JP 2341493 A JP2341493 A JP 2341493A JP 2341493 A JP2341493 A JP 2341493A JP H06215091 A JPH06215091 A JP H06215091A
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JP2341493A
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Taketo Hasegawa
岳都 長谷川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幾重にも重なり合いながら表示される複数の
図形中から所望の図形を特定することを可能とする。 【構成】 ベクタ発生回路19により発生された図形情
報がVRAM13に記憶されてCRT表示装置11に表
示された状態の下で、ポインティングデバイス16によ
りCRT表示装置11に表示されている所望の図形が前
記図形属性とともにカーソル指示されると、指示された
所望の図形および図形属性の指示状態に基づいてCPU
15がCRT表示装置11に表示されている対象図形を
特定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面上図形編集処
理を実行可能な図形情報処理方法および図形情報処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置はポインティングデ
バイス等の指示に応じて表示画面上で選択された図形に
対して所望の編集が実行できるように構成されている。
【0003】例えば画面上に表示されるカーソルをポイ
ンティングデバイス等で指示して、目的の図形上に移動
させ、その状態のままカーソルの動きを指示させるポイ
ンティングデバイスの指示部を押下(クリックという)
して、編集させる目的の図形を特定させていた。
【0004】これにより、両端に反転したハンドルとい
う矩形(以下、ハンドルと呼ぶ)が現われる。そして、
クリックした図形を移動させる場合には、ポインティン
グデバイスの指示部を押下したままの状態(ドラッグと
いう)で上記カーソルで所望の位置に移動させる。
【0005】一方、図形を変形する場合には、図34の
(a)に示すように、ハンドル40,41の部分をカー
ソル30で指示し、所望の変形、例えばこの場合には直
線を延長(図34の(c)参照)または短縮(図34の
(b)参照)して所望長の直線が得られるまでドラッグ
する操作を実行していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図形情報処理装置は上記のように構成されているので、
例えば目的の図形が他の図形と複雑に交差しているよう
な状態の場合には、他の図形が邪魔となって目的の図形
を指示することが困難となる。
【0007】また、例えば図35に示すように、目的の
図形が十分に小さい時には、その図形のハンドル40,
41で図形が隠れてしまい、図形の移動の操作をする場
合でも、ハンドル部分をドラッグしてしまい変形の操作
指示として処理されてしまい、意図した操作指示が行え
ない等の問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、図形を指示する場合に、所望の図形が
持っている図形属性も合せて指定することにより、明確
に所望の図形を判別できるとともに、編集種別を明確に
判別できる図形情報処理方法および図形情報処理装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の図形
情報処理方法は、幾重にも重なり合いながら表示手段に
表示される複数の図形に対するカーソル指示状態および
前記図形に対する所望の図形属性指示状態に基づいて表
示手段に表示されている所望の対象図形を特定する。
【0010】本発明に係る第1の図形情報処理装置は、
指定された所望の図形属性に基づく図形情報を発生する
発生手段と、この発生手段により発生された図形情報を
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された図形情
報を表示する表示手段と、この表示手段に表示されてい
る所望の図形を前記図形属性とともにカーソル指示する
指示手段と、この指示手段により指示された所望の図形
および図形属性の指示状態に基づいて前記表示手段に表
示されている対象図形を特定する特定手段とを有するも
のである。
【0011】本発明に係る第2の図形情報処理装置は、
特定手段は、指示手段により指示された所望の図形およ
び図形属性の指示状態に基づいて前記表示手段に表示さ
れている対象図形を同時に複数特定可能に構成したもの
である。
【0012】本発明に係る第2の図形情報処理方法は、
表示手段に表示される複数の図形に対するカーソル指示
状態および前記図形に対する編集処理モード指定入力状
態に基づいて指示された図形に対する編集種別を特定す
ることを特徴とする図形情報処理方法。
【0013】本発明に係る第3の図形情報処理装置は、
指定された所望の図形属性に基づく図形情報を発生する
発生手段と、この発生手段により発生された図形情報を
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された図形情
報を表示する表示手段と、表示手段に表示される図形に
対する所望の編集処理モードを指定入力する入力手段
と、表示手段に表示される図形をカーソルで指示する指
示手段と、この指示手段による図形指示状態および前記
入力手段による編集処理モード指定入力状態を監視しな
がら指示された図形に対する編集種別を特定する特定手
段と、この特定手段により特定された編集種別に基づい
て指示されている前記図形を編集する編集手段とを有す
るものである。
【0014】
【作用】本発明に係る第1の図形情報処理方法において
は、幾重にも重なり合いながら表示手段に表示される複
数の図形に対するカーソル指示状態および前記図形に対
する所望の図形属性指示状態に基づいて表示手段に表示
されている所望の対象図形を特定するので、幾重にも重
なり合いながら表示手段に表示される複数の図形から所
望の図形のみを特定することが可能となる。
【0015】本発明に係る第1の図形情報処理装置にお
いては、発生手段により発生された図形情報が記憶手段
に記憶されて表示手段に表示された状態の下で、指示手
段により表示手段に表示されている所望の図形が前記図
形属性とともにカーソル指示されると、指示された所望
の図形および図形属性の指示状態に基づいて特定手段が
表示手段に表示されている対象図形を特定するので、幾
重にも重なり合いながら表示手段に表示される複数の図
形から所望の図形のみを特定した図形編集が可能とな
る。
【0016】本発明に係る第2の図形情報処理装置にお
いては、特定手段は、指示手段により指示された所望の
図形および図形属性の指示状態に基づいて前記表示手段
に表示されている対象図形を同時に複数特定するので、
幾重にも重なり合いながら表示手段に表示される複数の
図形中から選択した図形を一括して編集することが可能
となる。
【0017】本発明に係る第2の図形情報処理方法にお
いては、表示手段に表示される複数の図形に対するカー
ソル指示状態および前記図形に対する編集処理モード指
定入力状態に基づいて指示された図形に対する編集種別
を特定するので、表示されている図形状態に関わらず所
望の編集種別を特定することが可能となる。
【0018】本発明に係る第3の図形情報処理装置にお
いては、発生手段により発生された図形情報が記憶手段
に記憶されて表示手段に表示された状態の下で、表示手
段に表示される図形が指示手段によりカーソル指示され
た際に入力手段から入力される編集処理モード指定状態
を監視しながら特定手段が指示された図形に対する編集
種別を特定すると、編集手段が特定された編集種別に基
づいて指示されている前記図形を編集するので、カーソ
ル指示した図形に対する編集種別を確定しながら所望の
図形編集を実行することが可能となる。
【0019】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す図形情
報処理装置の構成を説明するブロック図である。
【0020】図において、11はラスタースキャン方式
でビデオメモリ(VRAM)13に記憶されているパタ
ーン情報を表示するCRT表示装置、12は表示回路
で、VRAM13よりのッパターン信号を入力し、NT
SC信号等に変換してCRT表示装置(CRT)11に
出力している。VRAM13は、図形やカーソル等を構
成するドット情報を記憶しており、このビデオメモリ
(VRAM)13に表示したいパターン情報を書き込む
ことにより各種図形情報等を表示することができる。1
4は表示制御部で、CRT11に可視像を出力する際
に、表示回路12とVRAM13を制御している。15
は装置全体を制御するCPUで、ROM18に記憶され
た制御プログラムに従ってバス接続される各デバイスを
総括的に制御する。16はマウス等のポインティングデ
バイス(PD)で、オペレータにより操作されてCRT
11上でカーソルを移動したり、CRT11上のアイコ
ン等を指示して各種コマンド等を入力することができ
る。17はRAMで、CPU15のワークエリアとして
使用されるとともに、各種データを一時的に保存するこ
とができる。なお、ROM18には前述したようにCP
U15の制御プログラムや各種データを記憶している。
19は図形を描画するためのベクタ発生回路、20はポ
インティングデバイス16やキーボード21よりの入力
に従って、CRT11上でカーソルの動きを制御するた
めのカーソル制御部、21は英数字等の文字データや、
各種機能指示を入力するためのキーボード(KB)であ
る。
【0021】このように構成された図形情報処理装置に
おいて、発生手段(ベクタ発生回路19)により発生さ
れた図形情報が記憶手段(VRAM13)に記憶されて
表示手段(CRT11)に表示された状態の下で、指示
手段(ポインティングデバイス16)により表示手段に
表示されている所望の図形が前記図形属性とともにカー
ソル指示されると、指示された所望の図形および図形属
性の指示状態に基づいて特定手段(CPU15)が表示
手段に表示されている対象図形を後述するフローチャー
トに従って特定することにより、幾重にも重なり合いな
がら表示手段に表示される複数の図形から所望の図形の
みを特定した図形編集が可能となる。
【0022】また、特定手段は、指示手段により指示さ
れた所望の図形および図形属性の指示状態に基づいて前
記表示手段に表示されている対象図形を同時に複数特定
することにより、幾重にも重なり合いながら表示手段に
表示される複数の図形中から選択した図形を一括して編
集可能となる。
【0023】以上の構成により、今図形情報(例えば直
線の場合)を表示する時は、PD16やKB21から、
その始点と終点およびその表示される線パターンの種類
等が指示される。このようにして指示された情報に基づ
いて、ベクタ発生回路19により、例えば図1に示すよ
うにCRT11に表示される。
【0024】今、オペレ−タが所望する図形に対して編
集操作を行う場合、図4に示すように、処理の指示をす
るメニューより編集アイコン40をクリックすることに
より編集が開始される。この時、図2に示すような図形
情報が単一の場合には編集対象の図形31は簡単に指示
できるので、単にカーソル30でクリックするだけで指
示は完了する。しかしながら、図3に示すように、図形
31に隣接して複数の図形属性の異なる図形32a〜3
2bが複雑に交差しているような状態の場合には、容易
に所望とする図形、この場合には図形31を指示するこ
とができないので、画面上部にある、例えば図5に示す
ようなメニューバー50の属性アイテム51をクリック
する。これにより、図6に示すようなプルダウンメニュ
ー60がCRT11に表示される。このプルダウンメニ
ュー60は、アイテム60a〜60dがあり、それぞれ
この順に線種,線幅,面種,図形のアイテムに対応し、
これらのアイテム60a〜60dのいずれかをクリック
すると、図7〜図10の各(a)に示す細項目属性を選
択するためのサブメニューがCRT11に表示される。
そして、各細項目属性をポインティングデバイス16の
操作でクリックすると、選択された各細項目属性が反転
表示され、かつ選択状態を示すチェックマーク80〜8
3(図7〜図10の各(b)参照)が付加表示される。
【0025】このようにして、図形属性の選択が終了す
ると、サブメニューは画面上から消えて、図11に示す
プルダウンメニュー60表示に戻る。この時、図形属性
で選択された各項目には、上記同様のチェックマーク9
0が付加されて表示される。このチェックマーク90が
付加された項目をもう一度クリックすると、その項目の
属性指定がキャンセルされ、それを意味するためにチェ
ックマークの付加表示もなくなる。この項目は複数同時
に選択することも可能であり、その場合は全ての選択さ
れた属性と等しいものを指示する指定になる。また、選
択された項目が1つもない(チェックマークの付加され
ている項目がない)場合には、属性での指示指定がない
状態を表わす。以下、図3に示すような領域にある図形
31を指示する場合、その領域では破線の属性をもつ図
形は1つしか存在しない状態なので、編集属性の線種を
「破線」にし、カーソル30で図形31の付近をクリッ
クすると、図形31だけが指示されることになる。
【0026】以下、図12〜図23に示すフローチャー
トを参照して本発明に係る図形情報処理装置における第
1の図形情報処理動作について説明する。
【0027】図12〜図23は本発明に係る図形情報処
理装置における第1の図形情報処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。なお、 (1)〜(86)は各ステップを
示す。また、各ステップに対応する制御プログラムは図
1に示したROM18に記憶されている。さらに、図1
に示したCRT11には、既に図3に示した図形が描画
されている状態であるものとし、図形データの入力処
理,図形データファイルの読込み処理等は実行しない場
合を想定するものとする。
【0028】先ず、開始 (1)後、ステップ (2)で処理の
過程を制御するフラグphaseの初期値を「0」と
し、ステップ (2)では属性の線種フラグsenshuを
「0」にする。なお、線種フラグsenshuが「0」
の場合は、属性指定がないことを表わし、線種フラグs
enshuが「1」〜「6」が図9に示した線種に対応
する。
【0029】次いで、ステップ (3)では属性の線幅のフ
ラグsenhabaを「0」にする。なお、線幅のフラ
グsenhabaが「1」〜「7」が図8に示した線幅
に対応する。
【0030】次いで、ステップ (5)では、属性の面種フ
ラグmenshuを「0」にする。なお、面種フラグm
enshuが「0」の場合は、属性指定がないことを表
わし、面種フラグmenshuが「1」〜「7」が図1
0に示した面種に対応する。次いで、ステップ (6)で
は、属性の図形フラグzukeiを「0」にする。な
お、図形フラグzukeiが「0」の場合は、属性指定
がないことを表わし、フラグzukeiが「1」〜
「5」が図11に示した図形に対応する。
【0031】次いで、ステップ (7)で、ポインティング
デバイス16がクリックされたかどうかを判定する。ク
リックされていない場合には、クリックされるまでステ
ップ(7)を繰り返す。クリックされた場合は、ステップ
(8)に進み、フラグphase=0をチェックする。こ
の時、フラグphaseが「0」でない場合には、ステ
ップ (11) に進む。フラグphaseが「0」の場合に
は、図4に表したメニューの編集アイコン40でクリッ
クされたかチェックする。そうでない場合には、ステッ
プ (7)に戻る。編集アイコンでクリックされた場合に
は、ステップ (10) に進み、フラグphaseを1にセ
ットし、ステップ (7)に戻る。ステップ (11) では選択
する図形上でポインティングデバイス16がクリックさ
れたかどうかをチェックする。図形上でない場合には、
ステップ (22) に進み、図形上でクリックされた場合に
はステップ (12) に進む。
【0032】ステップ (12) ではフラグsenshuを
チェックする。フラグsenshuが「0」の場合には
次の属性をチェックするためにステップ (14) に進み、
フラグsenshuが「0」の場合には次の属性をチェ
ックするためにステップ (144)に進み、フラグsens
huが「0」でない場合にはステップ (13) に進む。ス
テップ (13) ではフラグsenshuの値とクリックさ
れた図形の線種を比較し、等しくない場合には属性指定
に一致していないことになりステップ (7)に戻る。等し
い場合には、次の属性をチェックするためにステップ
(14) に進む。ステップ (14) ではフラグsenhab
aをチェックする。フラグsenhabaが「0」の場
合には次の属性をチェックするために (16) に進み、フ
ラグsenhabaが「0」でない場合にはステップ
(15) に進む。ステップ (15) ではフラグsenhab
aの値とクリックされた図形の線幅を比較し、等しくな
い場合には属性指定に一致していないことになりステッ
プ (7)に戻る。等しい場合には次の属性をチェックする
ためにステップ (16) に進む。ステップ (16) ではフラ
グmenshuをチェックする。フラグmenshuが
「0」の場合には、次の属性をチェックするためにステ
ップ (18) に進み、フラグmenshuが「0」でない
場合には、ステップ (17) に進む。ステップ (17) では
フラグmenshuの値とクリックされた図形の面種を
比較し、等しくない場合には属性指定に一致していない
ことになりステップ (7)に戻る。等しい場合には、次の
属性をチェックするためにステップ (16) に進む。ステ
ップ (16) ではフラグmenshuをチェックする。フ
ラグmenshuが「0」の場合には、次の属性をチェ
ックするためにステップ (18) に進み、フラグmens
huが「0」でない場合にはステップ (17) に進む。ス
テップ (17) ではフラグmenshuの値とクリックさ
れた図形の面積を比較し、等しくない場合には属性指定
に一致していないことになりステップ (7)に戻る。等し
い場合には次の属性をチェックするためのにステップ
(18) に進む。ステップ (18) ではフラグzukeiを
チェックする。フラグzukeiが「0」の場合にはス
テップ (20) に進み、フラグzukeiが「0」でない
場合にはステップ (19) に進む。ステップ (19) ではフ
ラグzukeiの値とクリックされた図形の種類を比較
し、等しくない場合には属性指定に一致していないこと
になりステップ (7)に戻る。等しい場合には、次の属性
をチェックするためにステップ (16) に進む。ステップ
(16) ではフラグmenshuをチェックする。フラグ
menshuが「0」の場合には、次の属性をチェック
するためにステップ (18) に進み、フラグmenshu
が「0」でない場合にはステップ (17) に進む。ステッ
プ (17) ではフラグmenshuの値とクリックされた
図形の面種を比較し、等しくない場合には属性指定に一
致していないことになりステップ (7)に戻る。等しい場
合には、次の属性をチェックするためにステップ (18)
に進む。ステップ (18) ではフラグzukeiをチェッ
クする。フラグzukeiが「0」の場合にはステップ
(20) に進み、フラグzukeiが「0」でない場合に
はステップ (19) に進む。ステップ (19) ではフラグz
ukeiの値とクリックされた図形の種類を比較し、等
しくない場合には属性指定に一致していないこととなり
ステップ (7)に戻る。等しい場合にはステップ (20) に
進む。全てのチェックで一致するとステップ (20) に進
んでくるので、ここでは操作の補助をしてきたプルダウ
ンメニュー,サブメニューが、表示されていたならばそ
れの表示を止め、ステップ (21) ではクリックされた図
形を選択し終了する。
【0033】ステップ (22) ではフラグphaseをチ
ェックする。フラグphaseの値により以下のステッ
プに分岐する。すなわち、フラグphaseが「1」の
場合にはステップ (23) へ分岐し、フラグphaseが
「2」の場合にはステップ (27) へ分岐し、フラグph
aseが「3」の場合にはステップ (51) へ分岐し、フ
ラグphaseが「4」の場合にはステップ (60) へ分
岐し、フラグphaseが「5」の場合にはステップ
(69) へ分岐し、フラグphaseが「6」の場合には
ステップ (78) へ分岐する。
【0034】ステップ (22) の判定でフラグphase
が「1」の場合にはステップ (23)へ分岐し、クリック
されたのがメニューバーかどうかチェックする。メニュ
ーバーでない場合にはステップ (7)に戻る。メニューバ
ーでの場合にはステップ (21) に進み、図5に示す属性
アイテム51がクリックされたかどうかをチェックす
る。属性アイテムでない場合にはステップ (7)に戻る。
属性アイテムがクリックされた場合にはステップ (25)
に進み、図6に示すプルダウンメニュー60を表示しス
テップ (26) に進む。ステップ (26) ではフラグpha
seをプルダウンメニューが表示されている状態を表わ
す「2」に設定してステップ (7)に戻る。
【0035】ステップ (22) の判定でフラグphase
が「2」の場合にはステップ (27)へ分岐し、プルダウ
ンメニューがクリックされたかどうかをチェックする。
プルダウンメニュー60でクリックされた場合にはステ
ップ (30) に進み、そうでない場合には一連の処理順と
違う処理が行われる可能性があるので処理を戻すために
ステップ (28) に進む。ステップ (28) ではフラグph
aseの値を「1」に戻し、ステップ (29) では表示し
てあったプルダウンメニューの表示を中止しステップ
(23) に進む。
【0036】ステップ (30) ではプルダウンメニューの
線種項目がクリックされたかをチェックする。クリック
されていない場合にはステップ (35) に進み、クリック
された場合にはステップ (31) に進む。ステップ (31)
ではフラグphaseを「3」に設定し、ステップ (3
2) に進む。ステップ (32) では図8の(a)に示す線
種のサブメニューを表示しステップ (33) に進む。ステ
ップ (33) ではフラグsenshuをチェックする。フ
ラグsenshuが「0」の場合には属性指定がまださ
れていないのでステップ (7)に戻る。フラグsensh
uが「0」でない場合には既に設定されているのでステ
ップ (34) でステップ (32) で表示したメニューに図8
の(b)に示すようにフラグsenshuに対応した線
種にチェックマークを付加し、ステップ (7)に戻る。ス
テップ (35) ではプルダウンメニューの線幅項目がクリ
ックされたかをチェックする。クリックされていない場
合にはステップ (41) に進み、クリックされた場合には
ステップ (37) に進む。ステップ (37) ではフラグph
aseを「4」に設定し、ステップ (38) に進む。ステ
ップ (38) では図8に示す線幅のサブメニューを表示し
ステップ (39) に進む。ステップ (39) ではフラグse
nhabaをチェックする。フラグsenhabaが
「0」の場合には属性指定がまだされていないのでステ
ップ (7)に戻る。フラグsenhabaが「0」でない
場合には既に設定されているのでステップ(40) でステ
ップ (38) で表示したメニューに図7の(b)に示すよ
うにフラグsenhabaに対応した線幅にチェックマ
ークを付加してステップ (7)に戻る。
【0037】ステップ (41) ではプルダウンメニュー6
0の面種項目がクリックされたかをチェックする。クリ
ックされていない場合にはステップ (46) に進み、クリ
ックされた場合にはステップ (42) に進む。ステップ
(42) ではフラグphaseを「5」に設定し、ステッ
プ (43) に進む。ステップ (43) では図9の(a)に示
す面種のサブメニューを表示しステップ (44) に進む。
ステップ (44) ではフラグmenshuが「0」の場合
には属性指定がまだされていないのでステップ (7)に戻
る。フラグmenshuが「0」でない場合には既に設
定されているのでステップ (45) でステップ (43) で表
示したメニューに図9の(b)に示すようにフラグme
nshuに対応した面種にチェックマーク82を付加
し、ステップ(7)に戻る。
【0038】ステップ (46) ではプルダウンメニュー6
0の図形項目がクリックされたかどうかをチェックす
る。クリックされていない場合にはステップ (7)に戻
り、クリックされた場合にはステップ (47) に進む。ス
テップ (47) ではフラグphaseを「6」に設定し、
ステップ (48) に進む。ステップ (48) では図10の
(a)に示す図形のサブメニューを表示しステップ (4
9) に進む。ステップ (49) ではフラグzukeiをチ
ェックする。フラグzukeiが「0」の場合には属性
指定がまだされていないのでステップ (7)に戻る。フラ
グzukeiが「0」でない場合には既に設定されてい
るのでステップ (50) でステップ (48) で表示したメニ
ューに図10の(b)に示すようにフラグzukeiに
対応した図形にチェックマーク83を付加し、ステップ
(7)に戻る。
【0039】ステップ (51) では線種のサブメニューが
クリックされたかをチェックし、クリックされた場合に
はステップ (56) に進み、クリックされなかった場合に
は一連の処理順と違う処理が行われる可能性があるので
処理を戻すためにステップ (52) へ進む。ステップ (5
2) ではメニューバーが押下されたかどうかをチェック
する。メニューバーでないときはステップ (53) に進
み、フラグphaseを「2」に設定し直しステップ
(55) に進む。メニューバーのときはステップ (54)に進
みフラグphaseを「1」に設定しステップ (55) に
進む。ステップ (55) では線種のサブメニューの表示を
止めステップ (11) に進む。ステップ (56)ではフラグ
senshuにクリックされた線種の番号をセットし、
ステップ (57) に進む。ステップ (57) では線種のサブ
メニューの表示を止め、ステップ (58) に進む。ステッ
プ (58) では図11に示すようにプルダウンメニューの
線種の部分にチェックマーク90を付けステップ (68)
に進む。ステップ (68) ではフラグphaseを「2」
に設定しステップ (7)に戻る。
【0040】ステップ (60) では線幅のサブメニューが
クリックされたかをチェックし、クリックされた場合に
はステップ (65) に進み、クリックされなかった場合に
は一連の処理順と違う処理が行われる可能性があるので
処理を戻すためにステップ (61) へ進む。ステップ (5
2) ではメニューバーが指示されたかどうかをチェック
する。メニューバーでない時は、ステップ (62) に進
み、フラグphaseを「2」に設定し直し、ステップ
(64) に進む。メニューバーの時は、ステップ (63) に
進み、フラグphaseを「1」に設定し、ステップ
(64) に進む。ステップ (64) では線種のサブメニュー
の表示を止めステップ (11) に戻る。ステップ(65) で
はフラグsenhabaにクリックされた線種の番号を
セットし、ステップ (66) に進む。ステップ (66) では
線幅のサブメニューの表示を止め、ステップ (67) に進
む。ステップ (67) では図11に示すようにプルダウン
メニューの線幅の部分にチェックマーク90を付け(図
中では線種になっているが線幅の箇所にチェックマーク
が付加される)ステップ (68) に進む。ステップ (68)
ではフラグphaseを「2」に設定しステップ (7)に
戻る。
【0041】ステップ (69) では線種のサブメニューが
クリックされたかをチェックし、クリックされた場合に
はステップ (74) に進み、クリックされなかった場合に
は一連の処理順と違う処理が行われる可能性があるので
処理を戻すためにステップ (70) へ進む。ステップ (7
0) ではメニューバーが押下されたかどうかをチェック
する。メニューバーでないときはステップ (71) に進
み、フラグphaseを「2」に設定し直しステップ
(73) に進む。メニューバーのときはステップ (72)に進
み、フラグphaseを「1」に設定しステップ (73)
に進む。ステップ (73) では線種のサブメニューの表示
を止めステップ (11) に進む。ステップ (74) ではフラ
グmenshuにクリックされた線種の番号をセット
し、ステップ (75) に進む。ステップ (75) では面種の
サブメニューの表示を止め、ステップ (76) に進む。ス
テップ (76) では図11に示したようにプルダウンメニ
ュー60の面種の部分にチェックマーク90を付け(図
中では線種になっているが面種の箇所にチェックマーク
90が付加される)ステップS77に進む。ステップ
(77) ではフラグphaseに設定しステップ (7)に戻
る。
【0042】ステップ (78) では図形のサブメニューが
クリックされたかどうかをチェックし、クリックされた
場合にはステップ (83) に進み、クリックされなかった
場合には一連の処理順と違う処理が行われる可能性があ
るので処理を戻すためステップ (79) へ進む。ステップ
(79) ではメニューバーが押下されたかどうかをチェッ
クする。メニューバーでないときはステップ (80) に進
み、フラグphaseを「2」に設定し直しステップ
(82) に進む。メニューバーのときは、ステップ(81) に
進みフラグphaseを「1」に設定しステップ (82)
に進む。ステップ (82) では図形のサブメニューの表示
を止めステップ (11) に進む。ステップ(83) ではフラ
グzukeiにクリックされた図形の番号をセットし、
ステップ(84) に進む。ステップ (84) では線種のサブ
メニューの表示を止め、ステップ(85) に進む。ステッ
プ (85) では図11に示したようにプルダウンメニュー
の図形の部分にチェックマーク90を付け(図中では線
種になっているが図形の箇所にチェックマーク90が付
加される)ステップ (86) に進む。ステップ (86)では
フラグphaseを「2」に設定し、ステップ (7)に戻
る。
【0043】これにより、幾重にも重なり合いながら表
示手段に表示される複数の図形に対するカーソル指示状
態および前記図形に対する所望の図形属性指示状態に基
づいて表示手段に表示されている所望の対象図形を特定
することが可能となる。
【0044】なお、上記実施例では属性の指定操作をポ
インティングデバイス16で図形をクリックすることに
実行する場合について説明したが、図24に示すように
属性を選択しておいて、ポインティングデバイス16の
ドラッグで領域内のすべての図形を選択するようにする
と、その領域内で指定属性と一致したものだけが選択さ
れるように構成しても良い。 〔第2実施例〕図25〜図27は本発明の第2実施例を
示す画像情報処理装置におけるハンドル処理状態を示す
模式図である。
【0045】図1に示すように構成された画像情報処理
装置において、図形情報、例えば直線を表示する時は、
ポインティングデバイス16やキーボード21からその
始点と終点およびその表示される線パターンの種類等が
指示される。このようにして指示された情報に基づいて
ベクタ発生回路19により、例えば図25に示すように
「直線L1」がCRT11に表示される。この状態で、
オペレータが所望する図形ではないと判断した場合に
は、ポインティングデバイス16でカーソル30を、こ
の直線L1の位置に合せて、例えばクリック操作等よ
り、この直線を指定すると、図26に示すようにハンド
ル40,41が直線L1の両端に現れる。この時点で
は、指示された図形の移動操作および変形操作が可能な
状態である。そして、この状態より、キーボード21の
シフトキーを押下したままの状態にすると、指示された
図形の移動操作のみの状態になる。この時、移動操作の
み有効であることを示すために、図26に示したハンド
ル40,41の表示を止めて、図27に示すように表示
しても良い。
【0046】そして、この状態より、キーボード21の
コントロールキーを押下したままの状態にすると、指示
された図形の操作のみの状態になる。シフトキー,コン
トロールキーのどちらも押下しない状態に戻すと、指示
された図形の移動操作,変形操作が可能な状態に戻る。
【0047】以下、図29〜図32を参照しながら本発
明に係る図形情報装置におけるハンドル処理動作につい
て説明する。
【0048】図29〜図32は本発明に係る図形情報装
置におけるハンドル処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、 (1)〜 (40) は各ステップを示す。ま
た、ステップ (11) 〜 (40) に示す手順は、図1に示し
たROM18に格納されている。
【0049】あらかじめ入力された図形データを所望の
図形データに変更する指示がポインティングデバイス1
6より選択されると、本処理が開始される。なお、図形
データの入力,図形データファイルの読込み処理等につ
いては説明を省略する。
【0050】また、本実施例におけるポインティングデ
バイス16の操作状態遷移は下記の2通りの操作指示態
様となる。
【0051】第1の操作指示態様は、カーソルを目的の
図形上に動かし、その位置でクリックし図形を選択し、
図形上でドラッグを開始し、所望の編集が得られるまで
ドラッグを続け、得られたならばドラッグを終了する
(クリック→ドラッグ開始→ドラッグ中→ドラッグ終
了)となり、第2の操作指示態様は、もう一方は目的の
図形上でクリック操作を省いていきなりドラッグを開始
し、図形の選択も行い、後は前述の操作と同様の操作方
法(ドラッグ開始→ドラッグ中→ドラッグ終了)とな
る。従って、クリック→ドラッグ中のような操作順は発
生しないものとする。
【0052】本実施例では、先ず、ステップ (1)で処理
の過程を制御するフラグphaseを「0」にする。同
様にステップ (2)では、編集の種別を識別するフラグm
odeを「0」にする。フラグphase,modeは
RAM17に領域が用意してあり、ここに記憶する。ス
テップ (3)ではマウスがクリックされたかチェックす
る。クリックされた場合にはステップ (7)に進み、そう
でない場合にはステップ(4)に進む。ステップ (4)では
ポインティングデバイス16のドラッグが開始されたか
どうかをチェックし、ドラッグが開始された場合にはス
テップ (23) に進み、そうでない場合にはステップ (5)
に進む。ステップ (5)ではポインティングデバイス16
がドラッグ中かどうかをチェックし、ドラッグ中ならば
ステップ (32) に進み、そうでない場合にはステップ
(6)に進む。ステップ (6)ではポインティングデバイス
16のドラッグが終了したかどうかをチェックする。ポ
インティングデバイス16のドラッグが終了した場合に
は、ステップ (32) に進み、そうでない場合はステップ
(3)に戻る。ステップ (3)よりステップ (6)はポインテ
ィングデバイス16の動作の変化により処理を振り分け
ている。また、ポインティングデバイス16の入力がな
い場合には、このステップ (3)よりステップ (6)までを
入力があるまで繰り返すことになる。ステップ (7)では
カーソル位置に図形が存在するかどうかをチェックす
る。図形が存在しない場合には、ステップ (19) に進
み、ある場合にはステップ (8)に進む。ステップ (8)で
はフラグphaseをチェックする。フラグphase
が「0」の場合には、ポインティングデバイス16の状
態が編集処理に入っていない状態を示すのでステップ
(11) に進み、フラグphaseが「1」の場合には、
既に図形をクリックした状態を示すので、ステップ (9)
に進む。ステップ (9)では、カーソル位置にある図形
が、直前にクリックされ選択された図形かどうかをチェ
ックする。選択された図形ならば、再び選択されたこと
になり、選択されたことを示す処理を行う必要がないの
でステップ (3)に戻る。直前に選択された図形と異なる
図形の場合にはステップ(10) に進む。ステップ (10)
では、直前に選択された図形をキャンセルすることにな
るので、ハンドルの表示を止めステップ (11) に進む。
ステップ (11) ではキーボード21上のシフトキーが押
下されたかどうかをチェックする。押下されていない場
合には、ステップ (13) に進み、押下されている場合に
はステップ(12) に進む。ステップ (12) では編集種別
を示すフラグmodeを図形移動を表す「2」に設定
し、ステップ (16) に進む。ステップ (13) ではキーボ
ード21上のコントロールキーが押下されているかどう
かをチェックする。コントロールキーが押下されている
場合には、ステップ (14) に進み、編集種別を示すフラ
グmodeを図形の変形処理を表す「1」に設定しステ
ップ (16) に進む。一方、シフトキーもコントロールキ
ーも押下されていない場合には、ステップ (15)に進
み、編集種別を示すフラグmodeを移動,変形のどち
らも扱えることを表す「0」を設定しステップ (16) に
進む。ステップ (16) では、カーソル位置にある図形が
編集の対象に選択されたことを表すハンドルを表示し、
ステップ (17) に進む。ステップ (17) では、処理状態
を示すフラグphaseをチェックする。フラグpha
seが「0」の場合にはステップ (18) に進む。フラグ
phaseが「2」の場合にはポインティングデバイス
16をクリックして選択状態にする操作を実行しない状
態で、ドラッグを開始した状態なのでステップ (26) に
進む。ステップ (18) では処理状態を示すフラグpha
seをクリックされたことを表わす「1」に設定し、ス
テップ (3)に戻る。ステップ (19) では処理状態を示す
フラグphaseをチェックする。フラグphaseが
「0」の場合は図形が選択されていない状態なのでステ
ップ (3)に戻る。フラグphaseが「1」の場合に
は、直前に図形が選択された状態から図形のない位置で
ポインティングデバイス16がクリックされたので、そ
の図形がキャンセルされたことになるのでステップ (2
0) に進む。ステップ (20) では直前に図形が選択され
ていたので、それを表わすハンドル表示を取り止め、ス
テップ (21) に進む。ステップ (21) では、処理状態を
示すフラグphaseを初期状態の「0」に設定し、ス
テップ (22) に進む。ステップ (22) では、編集状態を
示すフラグmodeを初期状態の「0」に設定してステ
ップ (3)に戻る。ステップ (23) ではポインティングデ
バイス16のドラッグが開始された状態なのでその位置
に図形があるかどうかをチェックする。その位置に図形
が存在しない場合にはステップ (19) に進む。ある場合
にはステップ (24) に進む。ステップ (24) では直前に
図形が選択された状態でない場合にドラッグが開始され
たかどうかをフラグphaseの内容からチェックす
る。フラグphaseが「1」の場合にはステップ (2
6) に進み、フラグphaseが「0」の場合にはステ
ップ (25) に進む。ステップ (25)ではフラグphas
eを図形選択をしないでドラッグを開始されたことを表
わす「2」を設定しステップ (11) に進む。ステップ
(26) では編集種別を示すフラグmodeをチェックす
る。フラグmodeが「1」の場合には変形操作なので
ステップ (29) に進み、フラグmodeが「2」の場合
には、移動操作なのでステップ (30) に進み、フラグm
odeが「0」の場合には操作を限定されていないの
で、ステップ (27) に進み、カーソル位置が図形どの部
分に位置しているかどうかをチェックする。カーソル位
置が図形のハンドル部分の場合にはステップ(28) に進
み、ハンドル部分でない場合にはステップ (30) へ進
む。ステップ (28) では編集種別を示すフラグmode
を変形を表わす「1」に設定し、ステップ (29) に進
む。ステップ (29) ではカーソルがハンドル部分にある
場合は反対側の点を記憶する(図34(a)においては
カーソル30がハンドル41に位置する場合はハンドル
40が位置する点を記憶する)。
【0053】カーソルがハンドル部分に位置していない
場合はカーソルの位置より遠い方のハンドルが位置する
点を記憶する(図34(b)において、カーソル30は
ハンドル41に近いので、ハンドル40の位置する点を
記憶する)この点をAとして、ステップ (3)に戻る。ス
テップ (30) では編集種別を示すフラグmodeを移動
を表わす「2」に設定し、ステップ (31) に進む。ステ
ップ (31) ではカーソル位置より直線の両端までのそれ
ぞれのX,Y座標の差分を記憶しステップ (3)に戻る。
【0054】図28を例にとると、カーソル30の座標
位置をC、ハンドル40を座標位置Aに、ハンドル41
を座標位置Bとする時、各々の位置座標を(Xc,Y
c),(Xa,Ya),(Xb,Yb)とすると、その
差分は(Xa−Xc,Ya−Yc),(Xb−Xc,Y
b−Yc)となる。
【0055】次いで、ステップ (32) では図形の書き直
しを行わなければならないので、選択されている図形の
表示を止めステップ (33) に進む。ステップ (33) では
フラグmodeをチェックする。フラグmodeが
「1」の場合にはステップ (34)に進み、カーソル位置
とステップ (29) で記憶した点とを結ぶ直線を引き、ス
テップ (37) に進む。ステップ (35) ではカーソル位置
からステップ (31) で記憶した差分をそれぞれ加えた座
標点を結ぶ直線を引きステップ (37) に進む。ステップ
(37) ではこの分岐がポインティングデバイス16のド
ラッグ終了できたかどうかをチェックする。ドラッグ終
了の場合にはステップ (39) に進み、ドラッグ中の場合
にはステップ (38) に進む。ステップ (38) ではステッ
プ (34) またはステップ (35) で描いた図形にハンドル
表示しステップ (3)に戻る。ステップ(39) , (40) で
はフラグphase,フラグmodeを初期状態の
「0」に設定してステップ (3)に戻る。
【0056】なお、上記実施例では図形情報が「直線」
で、処理種別が移動,変更を例として説明したが、図形
情報としては、アプリケーションが処理可能な図形情報
ならば任意であり、円,楕円,曲線,多角系等であって
も本発明を適用することができる。
【0057】また、上記実施例では図形情報の処理、移
動操作または変更操作を区別するために、キーボード2
1上のコントロールキーとシフトキーとの押下の違いに
より識別する場合について説明したが、これらも起動さ
れるアプリケーションに対応して適宜設定可能であり、
他のキーとの押下により上記各処理を区別するように構
成しても良いし、また、ポインティングデバイス16に
複数のボタンがある場合には、一方を押下した時は「移
動」と、他方を押下した時は「変形」という具合に識別
できるように構成しても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の図形情報処理方法は、幾重にも重なり合いながら表示
手段に表示される複数の図形に対するカーソル指示状態
および前記図形に対する所望の図形属性指示状態に基づ
いて表示手段に表示されている所望の対象図形を特定す
るように構成したので、幾重にも重なり合いながら表示
手段に表示される複数の図形から所望の図形のみを特定
することができる。
【0059】本発明に係る第1の図形情報処理装置は、
発生手段により発生された図形情報が記憶手段に記憶さ
れて表示手段に表示された状態の下で、指示手段により
表示手段に表示されている所望の図形が前記図形属性と
ともにカーソル指示されると、指示された所望の図形お
よび図形属性の指示状態に基づいて特定手段が表示手段
に表示されている対象図形を特定するように構成したの
で、幾重にも重なり合いながら表示手段に表示される複
数の図形から所望の図形のみを特定した図形編集を行う
ことができる。
【0060】本発明に係る第2の図形情報処理装置は、
特定手段は、指示手段により指示された所望の図形およ
び図形属性の指示状態に基づいて前記表示手段に表示さ
れている対象図形を同時に複数特定するように構成した
ので、幾重にも重なり合いながら表示手段に表示される
複数の図形中から選択した図形を一括して編集を行うこ
とができる。
【0061】本発明に係る第2の図形情報処理方法にお
いては、表示手段に表示される複数の図形に対するカー
ソル指示状態および前記図形に対する編集処理モード指
定入力状態に基づいて指示された図形に対する編集種別
を特定するように構成したので、表示されている図形状
態に関わらず所望の編集種別を特定することができる。
【0062】本発明に係る第3の図形情報処理装置にお
いては、発生手段により発生された図形情報が記憶手段
に記憶されて表示手段に表示された状態の下で、表示手
段に表示される図形が指示手段によりカーソル指示され
た際に入力手段から入力される編集処理モード指定状態
を監視しながら特定手段が指示された図形に対する編集
種別を特定すると、編集手段が特定された編集種別に基
づいて指示されている前記図形を編集するように構成し
たので、カーソル指示した図形に対する編集種別を確定
しながら所望の図形編集を実行することができる。
【0063】従って、幾重にも重なり合いながら表示さ
れる複数の図形中から所望の図形を判別できるととも
に、編集状態の図形形状に関わらず図形に対する変更ま
たは変形とを確実に判別できるので、効率よく図形を編
集することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図形情報処理装置の構
成を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る図形情報処理装置における図形指
示状態を示す図である。
【図3】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集状態を示す図である。
【図4】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集アイコンの一例を示す図である。
【図5】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集メニューバーの一例を示す図である。
【図6】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集のプルダウンメニューの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集のサブメニューの一例を示す図である。
【図8】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集のサブメニューの一例を示す図である。
【図9】本発明に係る図形情報処理装置における図形編
集のサブメニューの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る図形情報処理装置における図形
編集のサブメニューの一例を示す図である。
【図11】本発明に係る図形情報処理装置における図形
編集のプルダウンメニューの一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図13】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図14】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図15】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図16】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図17】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図18】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図19】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図20】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図21】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図22】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図23】本発明の一実施例を示す第1の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図24】本発明に係る図形情報処理装置における他の
図形編集処理状態を示す図である。
【図25】本発明に係る図形情報処理装置における対象
図形指示状態を示す図である。
【図26】本発明に係る図形情報処理装置における対象
図形指示状態を示す図である。
【図27】本発明に係る図形情報処理装置における対象
図形指示状態を示す図である。
【図28】本発明に係る図形情報処理装置における対象
図形指示状態を示す図である。
【図29】本発明の一実施例を示す第2の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図30】本発明の一実施例を示す第2の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図31】本発明の一実施例を示す第2の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図32】本発明の一実施例を示す第2の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図33】本発明の一実施例を示す第2の図形情報処理
方法の処理手順の一例を示す要部フローチャートであ
る。
【図34】この種の図形情報処理装置における図形編集
処理状態を示す図である。
【図35】この種の図形情報処理装置における図形編集
処理状態を示す図である。
【符号の説明】
11 CRT表示装置 12 表示回路 13 VRAM 14 表示制御部 15 CPU 16 ポインティングデバイス(PD) 17 RAM 18 ROM 19 ベクタ発生回路 20 カーソル制御部 21 キーボード(KB)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幾重にも重なり合いながら表示手段に表
    示される複数の図形に対するカーソル指示状態および前
    記図形に対する所望の図形属性指示状態に基づいて表示
    手段に表示されている所望の対象図形を特定することを
    特徴とする図形情報処理方法。
  2. 【請求項2】 指定された所望の図形属性に基づく図形
    情報を発生する発生手段と、この発生手段により発生さ
    れた図形情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
    憶された図形情報を表示する表示手段と、この表示手段
    に表示されている所望の図形を前記図形属性とともにカ
    ーソル指示する指示手段と、この指示手段により指示さ
    れた所望の図形および図形属性の指示状態に基づいて前
    記表示手段に表示されている対象図形を特定する特定手
    段とを有することを特徴とする図形情報処理装置。
  3. 【請求項3】 特定手段は、指示手段により指示された
    所望の図形および図形属性の指示状態に基づいて前記表
    示手段に表示されている対象図形を同時に複数特定可能
    に構成したことを特徴とする請求項2記載の図形情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 表示手段に表示される複数の図形に対す
    るカーソル指示状態および前記図形に対する編集処理モ
    ード指定入力状態に基づいて指示された図形に対する編
    集種別を特定することを特徴とする図形情報処理方法。
  5. 【請求項5】 指定された所望の図形属性に基づく図形
    情報を発生する発生手段と、この発生手段により発生さ
    れた図形情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
    憶された図形情報を表示する表示手段と、この表示手段
    に表示される図形に対する所望の編集処理モードを指定
    入力する入力手段と、前記表示手段に表示される図形を
    カーソルで指示する指示手段と、この指示手段による図
    形指示状態および前記入力手段による編集処理モード指
    定入力状態を監視しながら指示された図形に対する編集
    種別を特定する特定手段と、この特定手段により特定さ
    れた編集種別に基づいて指示されている前記図形を編集
    する編集手段とを有することを特徴とする図形情報処理
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863319A (ja) * 1994-08-24 1996-03-08 Hitachi Ltd 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863319A (ja) * 1994-08-24 1996-03-08 Hitachi Ltd 情報処理装置

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