JPH06214796A - Ipl処理装置 - Google Patents

Ipl処理装置

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JPH06214796A
JPH06214796A JP5021658A JP2165893A JPH06214796A JP H06214796 A JPH06214796 A JP H06214796A JP 5021658 A JP5021658 A JP 5021658A JP 2165893 A JP2165893 A JP 2165893A JP H06214796 A JPH06214796 A JP H06214796A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮想空間の有効利用を図り、OSのソースコ
ーディングやOSのパッチの作成の際にモジュールの多
重化を意識する必要をなくす。 【構成】 多重化モジュール選択指示手段1は、選択モ
ジュール群を示す指示を与える。多重化モジュール選択
ロード手段2は、上述の指示と多重化モジュール管理テ
ーブル3とに基づき共通モジュール群および選択モジュ
ール群を仮想空間20にロードし、基準となるモジュー
ル群に属するモジュールに対する参照を選択モジュール
群に属するモジュールに対する参照に変換する。多重化
モジュール選択パッチ手段4は、上述の指示と多重化モ
ジュール管理テーブル3とに基づき仮想空間20にロー
ドされたモジュールにパッチ格納ファイル30内のパッ
チを適用し、基準となるモジュール群に属するモジュー
ルを参照するパッチを選択モジュール群に属するモジュ
ールを参照するパッチに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムにお
いてIPL処理(Initial Program L
oaderによる処理)を行うIPL処理装置に関し、
特に共通モジュール群と多重化モジュール群とからなる
OS(Operating System。オペレーテ
ィングシステム)をOS格納ファイルから仮想空間にロ
ードするIPL処理を行うIPL処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1つのOSで異なるHW(Hard W
are。ハードウェア)アーキテクチャに対応するため
に、各HWアーキテクチャに対応する同様な内容の各モ
ジュールが当該OS内に多重的に作成されることがあ
る。このように、IPL処理の対象となるOSの中に
は、モジュールの多重化が行われているものが存在する
(なお、OSにおけるモジュールの多重化の目的は上述
の「異なるHWアーキテクチャへの対応」に限られるも
のではない)。
【0003】従来のIPL処理装置では、このようなモ
ジュールの多重化が行われているOSのIPL処理が行
われる場合に、共通モジュール群とn(nは2以上の正
整数)個のモジュール群からなる多重化モジュール群と
のロードが行われており、多重化されているモジュール
の中の使用されないモジュールも仮想空間上にロードさ
れていた。なお、共通モジュール群の重複したロードを
回避する技術としては、例えば「特開平3−42716
(OSロード制御方式)」に係る特許出願がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のIPL
処理装置では、IPL処理の対象となるOS中のモジュ
ールが多重化されている場合に、多重化されているモジ
ュールの中の使用されないモジュールも仮想空間上にロ
ードされているので、以下に示すような問題点があっ
た。
【0005】 仮想空間が無駄に使用されることにな
る。
【0006】 OSの中であるモジュールにおいて他
のモジュール(この「他のモジュール」は多重化されて
いるモジュールである)が参照されている場合に、多重
化されているn個のモジュールの中の1つを選択する処
理をOSのソースプログラム中に記述するソースコーデ
ィングが必要になる。このために、OSのソースコーデ
ィングにおいて、モジュールの多重化を意識する必要が
生じる。
【0007】 OSに対するパッチの中で多重化モジ
ュールの参照が存在する場合にも、同様に多重化されて
いるn個のモジュールの中の1つを選択する処理を当該
パッチ中に記述することが必要になる。このために、パ
ッチの生成において、モジュールの多重化を意識する必
要が生じる。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、仮想空
間の有効利用を図り、OSのソースコーディングやOS
のパッチの作成の際にモジュールの多重化を意識する必
要をなくすことができるIPL処理装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のIPL処理装置
は、多重化モジュール群と共通モジュール群とからなる
OSをOS格納ファイルから仮想空間にロードするIP
L処理を行うIPL処理装置において、アドレス表,モ
ジュール群関連表,参照解決表およびモジュールアドレ
ス表からなる多重化モジュール管理テーブルと、多重化
モジュール群中のどのモジュール群を選択モジュール群
としてロードすべきかを示す指示を与える多重化モジュ
ール選択指示手段と、前記多重化モジュール管理テーブ
ルに対する参照と前記多重化モジュール選択指示手段に
よる指示とに基づいて前記OS格納ファイル内の共通モ
ジュール群および選択モジュール群を前記仮想空間にロ
ードし基準となるモジュール群に属するモジュールに対
する参照を選択モジュール群に属するモジュールに対す
る参照に変換する多重化モジュール選択ロード手段とを
有する。
【0010】また、本発明のIPL処理装置は、共通パ
ッチ群と多重化パッチ群とを格納するパッチ格納ファイ
ル内のパッチを適用して多重化モジュール群と共通モジ
ュール群とからなるOSをOS格納ファイルから仮想空
間にロードするIPL処理を行うIPL処理装置におい
て、アドレス表,モジュール群関連表,参照解決表およ
びモジュールアドレス表からなる多重化モジュール管理
テーブルと、多重化モジュール群中のどのモジュール群
を選択モジュール群としてロードすべきかを示す指示を
与える多重化モジュール選択指示手段と、前記多重化モ
ジュール管理テーブルに対する参照と前記多重化モジュ
ール選択指示手段による指示とに基づいて前記OS格納
ファイル内の共通モジュール群および選択モジュール群
を前記仮想空間にロードし基準となるモジュール群に属
するモジュールに対する参照を選択モジュール群に属す
るモジュールに対する参照に変換する多重化モジュール
選択ロード手段と、前記多重化モジュール管理テーブル
に対する参照と前記多重化モジュール選択指示手段によ
る指示とに基づいて前記多重化モジュール選択ロード手
段によって前記仮想空間にロードされたモジュールにパ
ッチ格納ファイル内のパッチを適用し基準となるモジュ
ール群に属するモジュールを参照するパッチを選択モジ
ュール群に属するモジュールを参照するパッチに変換す
る多重化モジュール選択パッチ手段とを有する。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明のIPL処理装置の第1の
実施例の構成等を示すブロック図である。
【0013】本実施例のIPL処理装置は、共通モジュ
ール群と第1モジュール群,…,第n(nは2以上の正
整数)モジュール群とからなるOS(第1モジュール群
〜第nモジュール群によってn重に多重化された多重化
モジュール群を有するOS)をOS格納ファイル10か
ら仮想空間20(共通モジュール群と第m(1≦m≦
n)モジュール群とがロードされることとなる仮想空
間。具体的には、例えば、主記憶装置と補助記憶装置と
によって実現される)にロードするIPL処理を行う。
このIPL処理装置は、多重化モジュール選択指示手段
1と、多重化モジュール選択ロード手段2と、多重化モ
ジュール管理テーブル3とを含んで構成されている。
【0014】なお、多重化モジュール群の中で、第1モ
ジュール群が「基準となるモジュール群(多重化されて
いるモジュールに対する他のモジュールからの参照にお
いて代表となるモジュールを有するモジュール群)」と
なっている(どのモジュール群を基準となるモジュール
群、すなわち第1モジュール群とするかは任意であ
る)。
【0015】図2は、OS格納ファイル10の構成の具
体例を示す図である。このOS格納ファイル10内のO
Sでは、共通モジュール群に属するモジュール以外のモ
ジュールが二重化されている。二重化されている各モジ
ュールの集合は、第1モジュール群と、第2モジュール
群とを構成している。なお、上述したように、多重化
(この場合には、二重化)モジュール群の中で第1モジ
ュール群が基準となるモジュール群になっている。すな
わち、二重化されているモジュールが他のモジュールか
ら参照される場合には、第1のモジュール群に属するモ
ジュール(例えば、モジュールB)が「CALL B」
のように呼び出される。
【0016】図3は、多重化モジュール管理テーブル3
の構成の具体例を示す図である。多重化モジュール管理
テーブル3は、各モジュールのアドレス(各モジュール
の位置を特定するためのアドレス。先頭アドレス等)を
有するアドレス表31と、互いに多重化された複数のモ
ジュールの間の関連をアドレス表番号(アドレス表31
内のエントリの番号)で示すモジュール群関連表32
と、モジュール間の参照の解決を行うための情報(「参
照の解決」とは参照関係を確定することをいう)を有す
る参照解決表33(参照解決表33はモジュール毎に存
在する)と、モジュール名からそのモジュール名を持つ
モジュールのアドレスを取得するための情報を有するモ
ジュールアドレス表34とから構成されている。
【0017】図4は、多重化モジュール選択ロード手段
2の処理を示す流れ図である。この処理は、モジュール
ロード処理ステップ401と、処理中モジュールアドレ
ス取得ステップ402と、選択モジュール群所属判定ス
テップ403と、モジュール削除ステップ404と、処
理中モジュール対応参照解決表取得ステップ405と、
未解決被参照アドレス存在判定ステップ406と、被参
照アドレスおよびアドレス表番号取得ステップ407
と、第1モジュール群情報中該当アドレス表番号存在判
定ステップ408と、アドレス表番号変換ステップ40
9と、参照アドレス取得ステップ410と、参照アドレ
スセットステップ411とからなる。
【0018】次に、このように構成された本実施例のI
PL処理装置の動作について説明する。
【0019】ここでは、OS格納ファイル10が図2に
示すように構成されている場合を考える。ここで、共通
モジュール群中のモジュールAは二重化されているモジ
ュールB(第1モジュール群中のモジュールBによって
代表されるモジュールBまたは第2モジュール群中のモ
ジュールB′)を呼び出している。
【0020】多重化モジュール選択指示手段1は、操作
者からの指示に基づいて、多重化されているモジュール
群の中のどのモジュール群をロードすべきかを示す指示
(この場合には、第1モジュール群および第2モジュー
ル群のいずれかを選択する指示)を多重化モジュール選
択ロード手段2に対して与える(この指示によって選択
されたモジュール群を「選択モジュール群」という)。
【0021】多重化モジュール選択ロード手段2は、こ
の指示を受けて、OS格納ファイル10内の各モジュー
ルについて次のような処理を行う(図4参照)。
【0022】まず、処理中のモジュール(OS格納ファ
イル10内の1つのモジュール。共通モジュール群に属
するモジュールであっても多重化モジュール群に属する
モジュールであってもよい)に対する通常のモジュール
ロード処理(OS格納ファイル10内の処理中のモジュ
ールを仮想空間20に格納する処理)を行う(ステップ
401)。
【0023】次に、モジュールアドレス表34を参照し
て処理中のモジュールのアドレス表番号を取得し、アド
レス表31を参照してそのアドレス表番号に対応する処
理中のモジュールのアドレスを取得する(ステップ40
2)。
【0024】モジュール群関連表32を参照し、処理中
のモジュールが選択モジュール群(上述のように多重化
モジュール選択指示手段1によって指示されたモジュー
ル群)に属するモジュールであるか否かを判定する(ス
テップ403)。
【0025】ステップ403で「処理中のモジュールが
選択モジュール群に属するモジュールではない」と判定
した場合には、その処理中のモジュールを仮想空間20
から削除する(ステップ404)。
【0026】ステップ403で「処理中のモジュールが
選択モジュール群に属するモジュールである」と判定し
た場合には、処理中のモジュールに対する参照解決表3
3(図3中で例示している参照解決表33はモジュール
Aに対するものである)を取得し(ステップ405)、
処理中のモジュールに対する未解決の被参照アドレスが
存在するか否かを判定する(ステップ406)。
【0027】ステップ406で「処理中のモジュールに
対する未解決の被参照アドレスが存在する」と判定した
場合には、当該被参照アドレスと当該被参照アドレスに
対応する参照アドレス番号(当該被参照アドレスにおい
て参照されているモジュールのアドレス表番号)とを取
得し(ステップ407)、当該参照アドレス番号によっ
て示されるアドレス表番号がモジュール群関連表32中
の第1モジュール群情報(基準となるモジュール群であ
る第1モジュール群に属するモジュールのアドレス表番
号を示す情報)の中に存在するか否かを判定する(ステ
ップ408)。
【0028】ステップ408で「当該アドレス表番号が
第1モジュール群情報の中に存在する」と判定した場合
には、モジュール群関連表32を参照して当該アドレス
表番号(基準となるモジュール群に係るモジュール群情
報に属するアドレス表番号)を選択モジュール群に係る
モジュール群情報に属するアドレス表番号に変換する
(選択モジュール群が第1モジュール群である場合に
は、結果的には変換が行われないことになる)(ステッ
プ409)。
【0029】次に、アドレス表31を参照し、ステップ
409の変換で求めたアドレス表番号に対応するアドレ
ス(アドレス表31内の当該アドレス表番号のエントリ
の中に存在するアドレス。以下、「参照アドレス」とい
う)を取得する(ステップ410)。
【0030】この参照アドレスをステップ407で取得
した被参照アドレスにセットして当該被参照アドレスに
ついての参照の解決を行い(ステップ411)、ステッ
プ406の判定に制御を戻す。
【0031】ステップ404の処理が終了した場合また
はステップ406の判定で「処理中のモジュールに対す
る未解決の被参照アドレスが存在しない」と判定した場
合には、1つのモジュール(処理中のモジュール)に対
する処理を終了する。
【0032】多重化モジュール選択ロード手段2は、以
上のような処理(図4に示す処理)をOS格納ファイル
10内の全てのモジュールについて繰り返す。
【0033】図5は、本発明のIPL処理装置の第2の
実施例の構成等を示すブロック図である。
【0034】本実施例のIPL処理装置は、共通モジュ
ール群と第1モジュール群,…,第n(nは2以上の正
整数)モジュール群とからなるOS(第1モジュール群
〜第nモジュール群によってn重に多重化された多重化
モジュール群を有するOS)をOS格納ファイル10か
ら仮想空間20(共通モジュール群と第m(1≦m≦
n)モジュール群とがロードされることとなる仮想空
間。具体的には、例えば、主記憶装置と補助記憶装置と
によって実現される)にロードしパッチ格納ファイル3
0内の共通パッチ群(共通モジュール群に対するパッチ
群)および第1パッチ群(第1モジュール群に対するパ
ッチ群),…,第nパッチ群(第nモジュール群に対す
るパッチ群)中の所定のパッチを仮想空間20内の共通
モジュール群および第mモジュール群(選択モジュール
群)に適用するIPL処理を行う。このIPL処理装置
は、多重化モジュール選択指示手段1と、多重化モジュ
ール選択ロード手段2と、多重化モジュール管理テーブ
ル3と、多重化モジュール選択パッチ手段4とを含んで
構成されている。なお、パッチ格納ファイル30内の第
1パッチ群〜第nパッチ群は多重化パッチ群を構成して
いる。また、パッチ格納ファイル30内の共通パッチ群
および第1パッチ群〜第nパッチ群の全てが存在してい
る必要はない。
【0035】なお、図1と図5との間で対応する構成要
素(同一の名称を有する構成要素)については、同一の
符号を用いている。
【0036】また、図2〜図4は、図5に示す第2の実
施例に関しても当てはまる図である。
【0037】図6は、パッチ格納ファイル30の構成の
具体例を示す図である。このパッチ格納ファイル30
は、「モジュール名+オフセット」の形式で指定される
パッチアドレスと、パッチする値そのもの(パッチの値
の直接指定)または参照モジュール名(参照されるモジ
ュールのモジュール名。多重化されているモジュールの
場合には基準となるモジュールのモジュール名によって
示される)によって指定されるパッチ内容とから構成さ
れている。
【0038】図7は、多重化モジュール選択パッチ手段
4の処理を示す流れ図である。この処理は、パッチ格納
ファイル参照ステップ701と、未処理パッチ存在判定
ステップ702と、パッチエントリ取得ステップ703
と、モジュール名取得ステップ704と、パッチアドレ
ス絶対アドレス取得ステップ705と、パッチ内容取得
ステップ706と、パッチ内容モジュール名判定ステッ
プ707と、アドレス表番号取得ステップ708と、第
1モジュール群情報中該当アドレス表番号存在判定ステ
ップ709と、アドレス表番号変換ステップ710と、
参照アドレス取得ステップ711と、パッチ処理ステッ
プ712とからなる。
【0039】次に、このように構成された本実施例のI
PL処理装置の動作について説明する。
【0040】多重化モジュール選択指示手段1および多
重化モジュール選択ロード手段2の動作は、第1の実施
例のIPL処理装置と同様である。ただし、多重化モジ
ュール選択指示手段1による指示は、多重化モジュール
選択ロード手段2に対して行われるのと同様に、多重化
モジュール選択パッチ手段4に対しても行われる。
【0041】多重化モジュール選択パッチ手段4は、こ
の指示を受けて、OS格納ファイル10内の各モジュー
ルについて次のような処理を行う(図7参照)。なお、
1つのモジュールに関する多重化モジュール選択ロード
手段2による処理が終了した直後に、そのモジュールに
関する処理を行うように多重化モジュール選択パッチ手
段4が起動されるのが一般的である。ただし、全てのモ
ジュールに関する多重化モジュール選択ロード手段2に
よる処理が終了した後に、全てのモジュールに関する処
理を行うように多重化モジュール選択パッチ手段4が起
動される場合もありうる。
【0042】まず、パッチ格納ファイル30を参照し
(ステップ701)、処理中のモジュールに対する未処
理のパッチが存在するか否かを判定する(ステップ70
2)。
【0043】ステップ702で「処理中のモジュールに
対する未処理のパッチが存在する」と判定した場合に
は、パッチ格納ファイル30から当該パッチのパッチエ
ントリを取得し(ステップ703)、当該パッチエント
リ中のパッチアドレスで使用されているモジュール名を
取得する(ステップ704)。
【0044】このモジュール名によってモジュールアド
レス表34をサーチして当該モジュール名に対応するア
ドレス表番号を取得し、当該アドレス表番号に基づいて
アドレス表31から当該モジュール名を持つモジュール
のアドレスを取得し、そのアドレスとステップ703で
取得したパッチエントリ中のパッチアドレスで使用され
ているオフセットとに基づいて処理中のモジュールに対
する当該パッチのパッチアドレスの絶対アドレスを計算
(取得)する(ステップ705)。
【0045】次に、ステップ703で取得したパッチエ
ントリ中のパッチ内容を取得し(ステップ706)、当
該パッチ内容がモジュール名であるか否かを判定する
(ステップ707)。
【0046】ステップ707で「当該パッチ内容がモジ
ュール名である」と判定した場合には、当該モジュール
名によってモジュールアドレス表34をサーチして当該
モジュール名に対応するアドレス表番号を取得し(ステ
ップ708)、当該アドレス表番号によってモジュール
群関連表32内の第1モジュール群情報をサーチして当
該アドレス表番号が第1モジュール群情報に存在するか
否かを判定する(ステップ709。この判定は「当該モ
ジュール名を持つモジュールが多重化モジュール群に属
するか共通モジュール群に属するか」の判定となる)。
【0047】ステップ709で「当該アドレス表番号が
第1モジュール群情報に存在する」と判定した場合に
は、モジュール群関連表32を参照して当該アドレス表
番号(基準となるモジュール群に係るモジュール群情報
に属するアドレス表番号)を選択モジュール群に係るモ
ジュール群情報に属するアドレス表番号に変換する(ス
テップ710)。
【0048】ステップ709で「当該アドレス表番号が
第1モジュール群情報に存在しない」と判定した場合ま
たはステップ710の処理が終了した場合には、ステッ
プ708で取得したアドレス表番号またはステップ71
0の変換で求めたアドレス表番号に対応するアドレス表
31内のアドレスを参照アドレスとして取得する(これ
によって、当該パッチ内容を確定する)(ステップ71
1)。
【0049】ステップ707で「当該パッチ内容がモジ
ュール名ではない」と判定した場合(パッチ格納ファイ
ル30内のパッチ内容がパッチする値そのものである場
合)またはステップ711の処理が終了した場合(ステ
ップ711でパッチ内容を確定した場合)には、ステッ
プ705で求めたパッチアドレスにステップ706で取
得したパッチ内容またはステップ711で確定したパッ
チ内容を適用するパッチ処理を行い(ステップ71
2)、ステップ702の判定に制御を戻す。
【0050】ステップ702で「処理中のモジュールに
対する未処理のパッチが存在しない」と判定した場合に
は、1つのモジュール(処理中のモジュール)に対する
処理を終了する。
【0051】多重化モジュール選択パッチ手段4は、以
上のような処理(図7に示す処理)をOS格納ファイル
10内の全てのモジュールについて繰り返す。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、多重化さ
れている複数のモジュールの中で必要なモジュールのみ
をロードするIPL処理を実現することにより、仮想空
間の有効利用を図り(余分な仮想空間を使用しないよう
にでき)、OSのソースコーディングやOSのパッチの
作成の際にモジュールの多重化を意識することが不要に
なる(多重化されているモジュールに対する参照の有無
を意識せずにOSのソースコーディングやOSのパッチ
の作成を行うことができる)という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成等を示すブロック
図である。
【図2】図1および図5中のOS格納ファイルの構成の
具体例を示す図である。
【図3】図1および図5中の多重化モジュール管理テー
ブルの構成の具体例を示す図である。
【図4】図1および図5中の多重化モジュール選択ロー
ド手段の処理を示す流れ図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成等を示すブロック
図である。
【図6】図5中のパッチ格納ファイルの構成の具体例を
示す図である。
【図7】図5中の多重化モジュール選択パッチ手段の処
理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 多重化モジュール選択指示手段 2 多重化モジュール選択ロード手段 3 多重化モジュール管理テーブル 4 多重化モジュール選択パッチ手段 10 OS格納ファイル 20 仮想空間 30 パッチ格納ファイル 31 アドレス表 32 モジュール群関連表 33 参照解決表 34 モジュールアドレス表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化モジュール群と共通モジュール群
    とからなるOSをOS格納ファイルから仮想空間にロー
    ドするIPL処理を行うIPL処理装置において、 アドレス表,モジュール群関連表,参照解決表およびモ
    ジュールアドレス表からなる多重化モジュール管理テー
    ブルと、 多重化モジュール群中のどのモジュール群を選択モジュ
    ール群としてロードすべきかを示す指示を与える多重化
    モジュール選択指示手段と、 前記多重化モジュール管理テーブルに対する参照と前記
    多重化モジュール選択指示手段による指示とに基づいて
    前記OS格納ファイル内の共通モジュール群および選択
    モジュール群を前記仮想空間にロードし、基準となるモ
    ジュール群に属するモジュールに対する参照を選択モジ
    ュール群に属するモジュールに対する参照に変換する多
    重化モジュール選択ロード手段とを有することを特徴と
    するIPL処理装置。
  2. 【請求項2】 共通パッチ群と多重化パッチ群とを格納
    するパッチ格納ファイル内のパッチを適用して多重化モ
    ジュール群と共通モジュール群とからなるOSをOS格
    納ファイルから仮想空間にロードするIPL処理を行う
    IPL処理装置において、 アドレス表,モジュール群関連表,参照解決表およびモ
    ジュールアドレス表からなる多重化モジュール管理テー
    ブルと、 多重化モジュール群中のどのモジュール群を選択モジュ
    ール群としてロードすべきかを示す指示を与える多重化
    モジュール選択指示手段と、 前記多重化モジュール管理テーブルに対する参照と前記
    多重化モジュール選択指示手段による指示とに基づいて
    前記OS格納ファイル内の共通モジュール群および選択
    モジュール群を前記仮想空間にロードし、基準となるモ
    ジュール群に属するモジュールに対する参照を選択モジ
    ュール群に属するモジュールに対する参照に変換する多
    重化モジュール選択ロード手段と、 前記多重化モジュール管理テーブルに対する参照と前記
    多重化モジュール選択指示手段による指示とに基づいて
    前記多重化モジュール選択ロード手段によって前記仮想
    空間にロードされたモジュールに前記パッチ格納ファイ
    ル内のパッチを適用し、基準となるモジュール群に属す
    るモジュールを参照するパッチを選択モジュール群に属
    するモジュールを参照するパッチに変換する多重化モジ
    ュール選択パッチ手段とを有することを特徴とするIP
    L処理装置。
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WO2008047596A1 (en) * 2006-10-18 2008-04-24 Fuji Oil Company, Limited Freeze-tolerant yeast

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