JPH0621296Y2 - 作業機における分離結合構造 - Google Patents

作業機における分離結合構造

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JPH0621296Y2
JPH0621296Y2 JP1989081361U JP8136189U JPH0621296Y2 JP H0621296 Y2 JPH0621296 Y2 JP H0621296Y2 JP 1989081361 U JP1989081361 U JP 1989081361U JP 8136189 U JP8136189 U JP 8136189U JP H0621296 Y2 JPH0621296 Y2 JP H0621296Y2
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厚典 尾崎
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、刈払い機等の作業機における、動力部側と
作業装置部側の分離結合構造に関する。
(従来技術) 従来より、刈払い機等の作業機全体の長さが長いものに
あっては、収納時の保管し易さあるいは運搬時の取り扱
いが容易なように、該機器の動力部(例えば、エンジ
ン)側と作業装置部(例えば、刈払い機にあっては先端
に刈刃を回転自在に備えた竿部分をいう)側とに、自在
に分離結合できるよう構成されているものがある。この
ように自在に分離結合できる構造の代表的なものとし
て、第5図に図示するようなものがある。
即ち、作業機の動力部Aの出力軸4側に形成された動力
取出し部のケーシング1内に、先端を中空にした出力軸
4を突出させ、この出力軸4の作業装置部B側の該ケー
シング1内に、作業装置部B側に解放した円筒状の支持
部1Aを形成し、この支持部1Aに作業装置部側の竿10の結
合10a′を挟着するパイプ状の挟着部材(ホルダー)2
を嵌挿している。そして、この挟着部材2に、先端から
基端部側に軸方向のスリット2aを形成するとともに、該
スリット2aによて離間したこの挟着部材2の先端部の両
側にボルト取着用の孔2b″,2c″を具備したフランジ2
b,2c部分を形成し、上記孔2b″,2c″に挟着用のボルト
3(第6図参照)を取着している。そして、上記挟着部
材2に上記作業装置部B側の竿10の結合部10a′を、該
結合部10a′内のプロペラシャフト15が上記出力軸4先
端の中空状の部分に一体的に回転するよう結合される状
態で挿着して後、上記フランジ2b,2cの孔2b″,2c″に
挿着した挟着用のボルト3(第6図参照)を締め付ける
ことにより分離自在に結合できるよう構成されている
(実公昭50-36295号)。
また、他の構成のものとして、第7図に図示するよう
に、作業装置部B側に動力部A側の出力軸(図示せず)
と連結するための機構を内蔵した連結部Cを一体的に形
成しておいて、この連結部Cを動力部A側の所定の位置
に複数のボルト3′で螺着するようにして、分離自在に
結合できるように構成したものがあった(実開昭60-411
28号)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前者の構造のものにあっては、第5図,
第6図に図示するように、フランジ2b,2c部分およびそ
こに取着される上記挟着用ボルト3がケーシング1から
外方に突出するため、作業者が作業をおこなう際その突
出したフランジ部分等が該作業者の腕等に干渉して作業
性を損なうという不都合があった。また、動力部A側と
作業装置部B側とを結合する際には、動力部と作業装置
部の固定位置(結合位置)を特定するものがなく目視に
よって専ら勘に頼っておこなうため、角度的にずれた状
態で結合されることがあり、その場合には作業機の使い
勝手が変わり作業性を損なうこととなる。
また、後者の場合には、上述のような不都合はないもの
の、動力部A側と作業装置部B側を分離結合する毎に複
数のボルト3′を締めたり又緩めたりしなければなら
ず、分離結合にかなりの手間がかかるという不都合があ
った。
本考案は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、作業機
において、動力部側と作業装置部側との分離結合が簡単
におこなえ且つその部分で突出して作業性を損なうこと
のないような構造の、分離結合構造を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる作業機の分離結合構造は、動力部の出力
軸突出側に動力取出し部のケーシングを形成し、このケ
ーシング内に軸方向にスリットが形成された中空状の挟
着部材を挿着し、この挟着部材のスリットを挟んだ両側
の部位に該スリットの幅を狭めるためのボルト取着孔を
形成し、この取着孔に挟着用のボルトを取着してこのボ
ルトを回動させることにより、該挟着部材内に挿着され
る作業装置部側の竿の結合部を挟着・解放するように構
成された作業機の分離結合構造において、 上記ケーシングに上記ボルト取着孔を内方に臨むボルト
回動用の開口部を形成し、上記ボルトを、その頭部分が
その周辺のケーシング表面を延長して形成される仮想表
面から突出することのないよう、上記ボルト取着孔に取
着したことを特徴とする。
(作用) しかして、上述のように構成することにより、動力部側
と作業装置部側を分離結合させるためのボルトおよびそ
のボルトを取着するためのフランジ等の部材が、動力取
出し部のケーシングより外側に突出して作業者の腕等に
干渉することがなく、しかも、ケーシングに形成された
上記開口部からドライバーあるいは六角レンチ等の工具
を差し込んでボルトを所定角度回動させるのみで、挟着
部材のスリットの隙間を調整でき、この結果、簡単に動
力部側と作業装置部側とを分離結合することができる。
(実施例) 以下、本考案を刈取り機に実施した場合の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。第1図は本実施例にか
かる分離結合構造を示す主要部分を断面した部分側面
図、第2図は挟着するためのボルトとフランジの配置状
態を示す一部切欠いた第1図のI−I矢視図である。
第1図において、Aはエンジンで構成される動力部、B
は竿10を介して先端に刈刃(図示せず)を装着した作業
装置部である。上記動力部Aには、動力取出し部のケー
シング1がエンジンのカバー11と一体的に形成されてい
る。このケーシング1内には、パイプ状の挟着部材2が
保持形成され、この挟着部材2には、作業装置部B側面
図の竿10の結合部10aが挟着されるよう構成されてい
る。
上記挟着部材2には、環状の一部を離間させる軸方向の
スリット2aが形成され、このスリット2aを挟んで両側に
は、第2図に図示するように、ボルト取着用のフランジ
2b,2cが形成されている。
この一方のフランジ2b(第2図において左側)には、挟
着用のボルト3と螺合するめねじ孔2b′(第1図参照)
が形成され、また他方のフランジ2c(第2図において右
側)にはボルト3を貫通させるための貫通孔(図示せ
ず)が形成されている。
そして、第2図に図示するように、上記ボルト3を上記
フランジ2cの貫通孔(図示せず)を貫通させてフランジ
2bのめねじ孔2b′に螺着(取着)して、ボルト3を回動
させることにより、上記挟着部材2の内周径を上記スリ
ットの幅(隙間)の寸法分だけ変化させることができ
る。また、第2図に図示するように、ケーシング1に
は、内方に上記フランジ2b,2cの貫通孔(図示せず)と
めねじ孔2b′(第1図参照)を臨むように開口部1aが形
成され、本実施例ではこの開口部1aから上述のボルト3
の脱着及び回動がおこなえるよう構成されている。
また、ボルト3を上記めねじ孔2b′(第1図参照)に螺
着したときに、このボルト3の頭は、第2図に図示する
ように、その周辺のケーシング1の表面を延長して形成
される仮想表面(実線参照)6より、内方に入り込むよ
う、上記フランジ2b,2cの位置およびボルト3の長さが
構成されている。
ところで、第1図に示すように、上記挟着部材2はゴム
製の緩衝部材12を介して、上記ケーシング1内部の円筒
状の支持部1Aで保持されることによって、該ケーシング
1内に形成されている。
そして、上記保持部1Aは、また、その基端側(第1図に
おいて右側)の部分でベアリング13を介して出力軸4を
回転自在に支持している。
この出力軸4は、その基端側(第1図において右側)が
エンジンのクラッチドラム14に連結され、また、先端側
(第1図において左側)は中空断面が非円形の中空状に
形成され、この中空内に、竿10内部に回転自在に配設さ
れているプロペラシャフト15の基端部(第1図において
右側)がこの出力軸4と一体的に回転するよう連結され
ている。
そして、上記ケーシング1の作業装置部B側の端面に
は、中央に上記竿10及びプロペラシャフト15を貫通させ
るための開口部5aを有する蓋部材5が螺着されている。
この蓋部材5と、これを貫通する竿10の上記開口部5a外
側の近傍位置には、第3図に図示するように、三角形状
の合わせマーク(特に、三角形状でなくともよい)16が
付けられ、エンジン側と作業装置部B側が、回転角度的
に適正に且つ迅速に結合できるよう配慮されている。
しかして、上述のように構成された作業機の分離結合構
造は、動力部A側と作業装置部B側を分離結合させる際
に以下のように作用する。即ち、第1図に示す結合状態
から、分離させる際には、上記ケーシング1の開口部1a
からドライバー等を挿入してボルト3を回動させれば、
挟着部材2の内周径が大きくなって(スリットの幅が広
くなり)、外周側から挟着されている竿10の結合部10a
の挟着が解除されて、プロペラシャフト15を内装した竿
10を簡単に作業装置部B側に引き抜くことができる。
また、分離した作業装置部Bを動力部Aに結合させる際
には、上記手順と逆の手順で、ボルト3が緩んでいるこ
とを確認して、蓋部材5の開口部5aから、作業装置部B
の竿10を、プロペラシャフト15の基端部が出力軸4の中
空状の部分に挿入されて一体的に回転可能になるような
状態で挟着部材2に入れれば、所定の結合位置状態にな
る。この際、第3図に図示するように、蓋部材5と竿10
に付された上述の合わせマーク16を合わせれば、簡単に
上述のような所定位置状態で結合することができる。
そして、この状態で、第2図に示すボルト3を締めつけ
れば、挟着部材2の内周径が小さくなって、該挟着部材
2が竿10の結合部10aを外周側から挟着し、第1図に図
示するように、動力部A側と作業装置部B側を一体に結
合する。
そして、このように簡単に結合した作業機(刈払い機)
は、作業する際、上記ケーシング1外表面からボルト3
が突出していないため、作業者の腕等に何も干渉せず、
効率よく作業をおこなうことができる。
また、第4図に図示するように、ケーシング1′の形状
を、第4図において上面1u側を略平面状にするとともに
下面1l側を丸みをもたせた形状に形成することにより、
上記第1図に図示する四角が略平面状で形成されている
ものに比べて、この部分の持ち心地を良くすることがで
きる。
(考案の効果) しかして、本考案にかかる作業機の分離結合構造は、上
述のように構成されていることにより、動力部と作業装
置部との分離結合が容易におこなえることにより、作業
の準備時間が短縮されるとともに、且つ、動力部側と作
業装置部側が結合された状態で作業をおこなう際、動力
取出し部のケーシングから挟着用のボルト及びその取着
用のフランジ等の突出するものがないことより、作業性
が向上する。
しかも、外観も非常にシンプルになり、デザイン的にも
優れた形状となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例にかかる分離結合構造を示す主要部分
を断面した部分側面図、第2図は挟着するためのボルト
の配置状態を示すケーシングを一部切欠いた第1図のI
−I矢視図、第3図は合わせマークの配置状態示す動力
部と竿の一部を表した斜視図、第4図は他の実施例にか
かるケーシングの形状を示す第2図と同じ方向からの
図、第5図は従来例にかかる分離結合構造を示す主要部
の側断面図、第6図は第5図のII−II矢視図、第7図は
別の従来例にかかる分離結合構造を示す斜視図である。 A…動力部、B…作業装置部、1…ケーシング、1a…開
口部、2…挟着部材、3…ボルト、6…仮想表面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力部の出力軸突出側に動力取出し部のケ
    ーシングを形成し、このケーシング内に軸方向にスリッ
    トが形成された中空状の挟着部材を挿着し、この挟着部
    材のスリットを挟んだ両側の部位に該スリットの幅を狭
    めるためのボルト取着孔を形成し、この取着孔に挟着用
    のボルトを取着してこのボルトを回動させることによ
    り、該挟着部材内に挿着される作業装置部側の竿の結合
    部を挟着・解放するよう構成された作業機の分離結合構
    造において、 上記ケーシングに上記ボルト取着孔を内方に臨むボルト
    回動用の開口部を形成し、上記ボルトを、その頭部分が
    その周辺のケーシング表面を延長して形成される仮想表
    面から突出することのないよう、上記ボルト取着孔に取
    着したことを特徴とする作業機における分離結合構造。
JP1989081361U 1989-07-10 1989-07-10 作業機における分離結合構造 Expired - Lifetime JPH0621296Y2 (ja)

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JPH0322618U JPH0322618U (ja) 1991-03-08
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