JPH06212553A - 足の裏を心地よく刺激する水廻り用マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素足で踏むと足の裏を心地よく刺激する水廻
り用マット。 【構成】 パイル糸（１）と熱硬化性合成樹脂モノフィ
ラメント（２）を組み合わせ又は撚り合わせ、基布
（３）に突き刺し、パイル表面を切断して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭及びホテル、
保養所、その他業務用の風呂場出入口、洗面、便所、台
所他、プール、サウナ出入口等“素足の感触”を対象と
した足の裏を心地よく刺激する水廻り用マットに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術と問題点】

１．従来の技術 一般家庭用は、吸水、感触、装飾、利便性重視で主に
綿、他アクリル、ポリエステル、ナイロンなどの合成樹
脂系糸を単体又は混紡してパイル糸に使用している。業
務用は、ハードな感触、耐久、経済性、水切り、手入れ
簡単等重視で天然椰子繊維他、合成樹脂系の板及びパイ
ルマット状のものを多く加工しているが、何づれも単体
的な加工方法に依るものである。 ２．問題点 生活者志向は、近時、特に健康、快適、利便性を求めて
いる中で、業界は一般家庭用として使用繊維に超吸水、
防虫抗菌、難燃、防汚、消臭等の機能性を附加してその
効果を訴えているが、製品化して生活者が使用している
結果、具体的に効果は乏しく訴求性は弱い。又、業務用
についても古くから伝わる天然椰子繊維の平織り式他、
合成樹脂系材料を熱圧成型によるワンパターンの水きり
的マットについて時代対応に後れているのが現状であ
る。

【０００３】

【本発明の課題と進行】本発明は、平成２年８月９日、
実用新案登録願出願番号２−８５０４１、考案の名称、
敷物 を進める中で開発されたものである。生活者が志
向する健康、快適、利便性重視を抽象的でなく具体的に
製品に表現することを課題にし、従来から水廻り用マッ
トに使用している繊維糸に熱硬化性糸を複合し、カット
又は、カット／ループのパイルを構成する結果、ソフト
な感触と硬化糸切断面が水廻り用マットを素足で踏む状
態で足の裏に心地よく刺激することに着目したのであ
る。試作品として、現状、水廻り用マットに使用してい
る３〜１５デニール混入の合成樹脂系糸１０番３本撚り
と熱硬化性ポリプロピレンマルティフィラメント３００
デニール２本を複合再撚り加工した後、真空仮留セット
して糸くづれを防止、タフテッドミシンにより基布に突
き刺しカットパイルの生地を得た後、裏面に硬化糸のパ
イル抜けとマット使用時のすべり止め効果を目的とし
て、合成樹脂系樹脂を平方米約１２０ｇ平均に塗布した
後、１１０〜１４０℃の熱風を加え乾燥した結果、予想
通りパイル抜け防止とすべり止め効果と更に伸縮安定強
化された形態に仕上がった。又、表面パイルは裏面熱風
加工の湿熱７０〜１００℃の影響を受け真空仮留セット
が解けふくらみと硬化パイルの立ち風合がバランスよく
馴染み、商品価値を高めた予想以上のカットパイル生地
が得られた。

【０００４】

【本発明の効果】本発明は従来、繊維原料メーカー主導
による抽象的機能性を主張する水廻りマットと異なり、
具体的に生活者に実感させるものである。時代は、健
康、快適、利便性重視の中で従来水廻りマットの抽象的
機能性に加えて、使用時具体的にチクチク足の裏を心地
よく刺激、快感を与える本発明の水廻り用マットは、一
般家庭は勿論、業務用にも広く重宝される画期的なもの
であります。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る水廻りマット用パイル地の一部拡
大断面図、第２図は本発明に係る製品の表面よりの斜視
説明図である。 （１）パイル糸、（２）熱硬化性合成樹脂モノフィラメ
ント、（３）基布、（４）合成樹脂。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ａ４７Ｇ 27/02 １０７ 7137−3Ｋ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 素足で踏むと足の裏を心地良く刺激する
   ことを目的として天然及び化合繊の短及び長繊維３〜５
   ０デニール無色又は、着色の綿を所要の太さに所量良複
   合、単糸又は複数糸を一本に撚り合わせた糸０〜３０番
   手と熱過疎性合成樹脂糸１００〜５，０００デニールの
   モノフィラメント糸１本又は数本、組合せ、撚り又は多
   色、無地又は柄のカット又はカット／ループのパイルを
   構成、使用時、素足で踏むと足の裏を心地良く刺激する
   水廻り用マット。