JPH0621136Y2 - 接点装置 - Google Patents

接点装置

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JPH0621136Y2
JPH0621136Y2 JP1989142640U JP14264089U JPH0621136Y2 JP H0621136 Y2 JPH0621136 Y2 JP H0621136Y2 JP 1989142640 U JP1989142640 U JP 1989142640U JP 14264089 U JP14264089 U JP 14264089U JP H0621136 Y2 JPH0621136 Y2 JP H0621136Y2
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JP
Japan
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holder
contact
terminal pins
contact device
terminal
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好博 岩朝
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バッテリーの陽極や陰極などの外部接点に対
応する接点を備えた接点装置に関する。
〔従来の技術〕
第5図および第6図に従来の接点装置が示されている。
このものは、黄銅製のホルダー5にコイルばね6と黄銅
製の端子ピン7とが内蔵され、かつ、端子ピン7の先端
部71がコイルばね6の力によってホルダー5の外部に
突出方向に常時付勢されている。また、ホルダー5には
半田付け用端子51が一体に設けられている。この接点
装置は、第6図のように半田付け用端子51が配線基板
Pの孔部hに挿入されて配線基板Pのパターン面に半田
付けされることにより実装される。8は半田である。
この接点装置において、たとえばバッテリー(不図示)
がセットされたときに端子ピン7の先端部71に具備さ
れた接点72がバッテリーの陽極や陰極などの外部接点
に当たって矢符F方向に押されると、それに伴って端子
ピン7がコイルばね6の力に抗してホルダー5に対する
退入方向に変位し、そのときのコイルばね6の力によっ
て端子ピン7の接点72が上記外部接点に弾接して電気
的導通が図られる。
ところが、この接点装置の端子ピン7の接点72とそれ
に対応する上記外部接点との間にごみなどの異物が入る
と、両者の接触不良に起因する導通不良を生じることが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の接点装置の場合、上述のように端子ピン7の接点
72と外部接点との間に入ったごみなどの異物で導通不
良を生じると、それだけで機器の動作部への給電がなさ
れなくなって機器が動作しなくなるという問題があっ
た。
また、従来の接点装置には、ホルダー5や端子ピン7が
黄銅棒を切削加工することにより作られ、しかも第5図
に示したホルダー5にコイルばね6と端子ピン7とを収
容した状態でホルダー5の首部52をかしめて端子ピン
7を抜けなくするといった面倒な工程を経て作ることを
余儀無くされるため、それらがコスト高につながるとい
う問題や、配線基板Pに実装するときに、ホルダー5を
配線基板Pに押し付けた状態で半田付け用端子51をパ
ターン面に手作業で半田付けしなければならないといっ
た面倒さがあった。
本考案は従来の問題や事情に鑑みてなされたもので、バ
ッテリーの陽極や陰極などのような単一の外部接点に対
して二つ以上の数の端子ピンの接点を対応させることを
可能にすることにより、一部の端子ピンの接点と上記外
部接点とがそれらの間に入ったごみなどの異物で導通不
良を生じても、残りの端子ピンの接点が上記外部接点に
接触して導通状態を確保させることが可能で、しかも金
属板を加工した一つのホルダーに複数の端子ピンやそれ
らを各別に付勢するばね部材を収容し、しかも個々のば
ね部材を上記ホルダーの仕切られた区画に個別に収容す
るという対策を講じることによって、複数の端子ピンを
備えた接点装置における小型化と作動信頼性と価格低減
化を達成することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の接点装置は、金属板を箱型に加工してなるホル
ダーの上板部に複数の開口が形成され、そのホルダーに
収容された複数の端子ピンの先端部が各別の上記開口か
らホルダーの外部に突出されていると共に、端子ピンの
先端部がホルダーの外部に突出する方向にそれぞれの端
子ピンが上記ホルダーに内蔵された各別のばね部材によ
って弾発付勢され、上記ホルダーの側板部の一部が内方
に切り起こされて隔壁となされ、その隔壁によってホル
ダーに収容された複数のばね部材の収容空間が個別に仕
切られているものである。
〔作用〕
本考案において、たとえばバッテリーの陽極や陰極など
の外部接点により複数の端子ピンの先端部がばね部材の
力に抗して押されてそれらの端子ピンがホルダーに対す
る退入方向に変位すると、そのときの各ばね部材の力に
よってそれらすべての端子ピンの先端部が外部接点に弾
接して電気的導通が図られる。したがって、外部接点と
一部の端子ピンの先端部との間に入ったごみでそれが接
触不良に伴う導通不良を起こしても、残りの端子ピンの
先端部と外部接点との接触状態は良好に保たれ、残りの
端子ピンにより導通状態が確実に維持される。また、そ
れぞれの端子ピンに個別に対応してホルダー内に収容さ
れた複数のばね部材が、そのホルダーに具備された隔壁
により仕切られた収容空間に個別に収容されているの
で、個々の端子ピンに各別に対応している各別のばね部
材が互いに絡まったりすることが隔壁によって防止さ
れ、それぞれのばね部材による弾発付勢作用がそれぞれ
に対応する端子ピンに対して確実に加えられる。
また、ホルダーに金属板を箱型に加工したものを用い、
しかも上記隔壁についてさえもホルダーの側板部の一部
を内方に切り起こして形成しているので、その製作コス
トが従来よりも安くつき、しかも自立型の半田付け端子
をそのホルダーに容易に具備させることができるように
なり、そのことがディッピングによる半田付けを可能に
する。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例による接点装置の分解斜視図、
第2図は上記接点装置を配線基板に実装した状態の断面
図、第3図は同実装状態の平面図である。
1はホルダーで、導電性に優れた金属板に曲げ加工や打
抜き加工などの各種の機械加工を施することによって箱
型に作られている。すなわち、ホルダー1は上板部11
と一対の幅広の側板部12,12と、一対の幅狭の側板
部13,13を有し、隣合う側板部12,13に形成さ
れた凹部14aと凸部14bとが互いに嵌合されて容易
には変形しにくい構造になっている。このように構成す
ることは上記機械加工を行いやすい金属板を用いて頑丈
なホルダーを作ることに役立つ。また、上板部11には
円形の二つの開口11a,11aが形成されているのに
対し、任意の側板部12,13の端部に自立型の半田付
け用端子15が一体に突設されているほか、一対の幅広
の側板部12,12の半田付け用端子15,15を挾む
両側にそれぞれ底板部16が一体に形成されている。さ
らに、幅広の側板部12,12の一部が内側に切り起こ
されて矩形状の隔壁17,17となされ、各々の側板部
12,12から突き出たそれらの隔壁17,17が互い
に向き合ってホルダー1の内部を二つの区画に仕切って
いる。なお、上記半田付け用端子15や底板部16を形
成する箇所は図示例の箇所でなくてもよく、たとえば底
板部16を幅狭の側板部13に形成しておいもよい。
2は黄銅などで作られた端子ピンで、半球状の先端部2
1の頂点が接点22となされていると共に、根本部分に
鍔部23を介してばね受け用の軸部24が形成されてい
る。
3はばね部材の一例であるコイルばねである。
端子ピン2やコイルばね3をホルダー1に組み込むとき
は、第1図のようにホルダー1の底板部16が側板部1
2,12から突き出され、ホルダー1の底面が開放され
ている。そして、たとえばホルダー1の上板部11の開
口11a,11aのそれぞれに各別に端子ピン2,2が
貫挿され、その後にコイルばね3,3をホルダー1に挿
入して端子ピン2,2の鍔部23,23に乗せ、最後に
底板部16…を内方に折り曲げてコイルばね3,3を圧
縮させると共に、そのコイルばね3,3を支持させる。
こうして組み立てられた接点装置を配線基板Pに実装す
るときは、第2図のように半田付け用端子15…を配線
基板Pの孔部hに差し込み、配線基板Pの裏面側のパタ
ーン面にディッピングによって半田付けを行えばよい。
その際、半田付け用端子15…に形成された傾斜縁15
aが配線基板Pの孔部hのエッジに当たるようにしてお
くと、傾斜縁15aが引込み作用を発揮して配線基板P
からのホルダー1の浮き上がりが防止され、確実な実装
の行われる利点がある。なお、第2図において4は半田
である。
上記接点装置において、端子ピン2,2の先端部21,
21は各別のコイルばね3,3によって個別にホルダー
1の外部に突出する方向に弾発付勢されるが、その一方
では鍔部23,23がホルダー1の上板部11に当たっ
て端子ピン2,2を抜止めする。この状態で、たとえば
バッテリーがセットされてその陽極や陰極などの外部接
点(不図示)によって端子ピン2,2がコイルばね3,
3の力に抗して押し込まれると、そのときのコイルばね
3,3の力でそれぞれの端子ピン2,2の接点22,2
2が上記外部接点に弾接する。また、コイルばね3,3
の収容空間は隔壁17,17によって個別に仕切られて
いるため、接点装置がきわめて小型化されていても隣合
うコイルばね3,3同士が絡まることはなく、その結
果、コイルばね3,3は個別に伸縮し、個々の端子ピン
2,2の伸縮が互いに影響を及ぼし合うことはない。
また、たとえば片方の端子ピン2の接点22と上記外部
接点との間に入ったごみでそれらが接触不良を起こして
導通不良という事態に陥っても、それによる影響を受け
ることなく他の端子ピン2の接点22と上記外部接点と
は良好な接触状態を保ったままになり、その端子ピン2
によって導通状態が維持される。なお、端子ピン2には
コイルばね3やホルダー1が接触しているため、電流は
端子ピン2からコイルばね3やホルダー1を経て半田付
け用端子15に流れる。
上記接点装置はたとえば第4図のように配線基板Pの所
定箇所に間隔を隔てて実装され、それぞれの接点装置が
バッテリーなどの陽極側外部接点と陰極側外部接点に対
応される。
以上では二つの端子ピン2を有する接点装置を説明した
が、端子ピン2の数やそれに付随するコイルばね3の数
などは三つ以上であってもよく、その数が多いほどごみ
詰まりなどにより導通不良を生じる確率は減少する。
ところで、第5図および第6図で従来例として説明した
ような単一のホルダー5に単一の端子ピン7を収容させ
た接点装置(シングル接点方式の接点装置)を二つ並べ
て配線基板に実装し、その二つの接点装置を共通の外部
接点に対応させるようにすれば、ごみ詰まりなどによる
導通不良の生じる確率を、接点装置を一つだけ設置した
場合に比べて半減させることは可能である。しかしなが
ら、シングル接点方式の接点装置を二つ並べるというこ
とは、その個々の接点装置がホルダー5を備えているこ
となどにより二つの接点装置の実装に比較的広いスペー
スが必要になり、そのために配線基板Pに対する各種部
品の実装密度を高めることの障害になる。上記実施例の
接点装置のように単一のホルダー1に二つの端子ピン
2,2を収容させたもの(ダブル接点方式の接点装置)
によると、シングル接点方式の接点装置を二つ以上並べ
て配線基板に実装する場合よりも実装に要するスペース
が少なくて済み、それだけ配線基板Pに対する各種部品
の実装密度を高められる。言い換えれば小さい配線基板
Pに同じ数の部品を実装することができるようになる。
この傾向は端子ピン2の数が多いほど顕著に現れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、一部の端子ピン
の先端部と外部接点との間にごみなどの異物が入って接
触不良を生じたとしても、残りの端子ピンにより外部接
点に対する導通状態が確保されるため、従来に比べて外
部端子に対する接触信頼性の格段に高い接点装置を提供
することが可能になる。また、ホルダーに収容された複
数のばね部材の収容空間をホルダーの側板部を切り起こ
して形成した隔壁によって個別に仕切ってそれぞれのば
ね部材の絡まりを防いでいるため、小型でありながらば
ね部材の絡まりを生じない作動信頼性の高い接点装置が
得られるという効果がある。
また、本考案の接点装置は単一のホルダーに二つまたは
それ以上の数の端子ピンを収容させたもの(ダブル接点
方式の接点装置)であるから、従来のような単一のホル
ダーに単一の端子ピンを収容させた接点装置(シングル
接点方式の接点装置)を二つ以上並べて配線基板に実装
する場合よりも実装に要するスペースが少なくて済み、
それだけ配線基板に対する各種部品の実装密度を高めら
れるという効果がある。このことを言い換えれば、本考
案によれば、従来のものに比べてきわめて小型化された
信頼性の高い接点装置を提供することができるというこ
とである。
そのほか、本考案によれば、金属板を加工することによ
って安価にホルダーが作られ、しかもそのために、ホル
ダーに自立型の半田付け用端子を一体に具備させること
が容易であり、そのようにしておくと、その半田付け用
端子を配線基板の孔部に挿入してディッピングによる半
田付けを行って実装することが可能になり、その結果、
生産性が向上する。なお、本考案の接点装置は、ビデオ
カメラ駆動用バッテリーに対応する接点装置、ワイヤレ
ス電話機などの充電用の接点装置、カメラのフラッシュ
に付設される接点装置などに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による接点装置の分解斜視図、
第2図は上記接点装置を配線基板に実装した状態の断面
図、第3図は同実装状態の平面図、第4図は上記接点装
置の実装状態の斜視図、第5図は従来例の分解斜視図、
第6図は従来例の実装状態断面図である。 1……ホルダー、2……端子ピン、3……コイルばね
(ばね部材)、11……上板部、11a……開口、21
……端子ピンの先端部、17……隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を箱型に加工してなるホルダーの上
    板部に複数の開口が形成され、そのホルダーに収容され
    た複数の端子ピンの先端部が各別の上記開口からホルダ
    ーの外部に突出されていると共に、端子ピンの先端部が
    ホルダーの外部に突出する方向にそれぞれの端子ピンが
    上記ホルダーに内蔵された各別のばね部材によって弾発
    付勢され、上記ホルダーの側板部の一部が内方に切り起
    こされて隔壁となされ、その隔壁によってホルダーに収
    容された複数のばね部材の収容空間が個別に仕切られて
    いることを特徴とする接点装置。
JP1989142640U 1989-12-08 1989-12-08 接点装置 Expired - Lifetime JPH0621136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142640U JPH0621136Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 接点装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142640U JPH0621136Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 接点装置

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Publication Number Publication Date
JPH0380928U JPH0380928U (ja) 1991-08-19
JPH0621136Y2 true JPH0621136Y2 (ja) 1994-06-01

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ID=31689460

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JP1989142640U Expired - Lifetime JPH0621136Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 接点装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221188A (en) * 1975-05-27 1977-02-17 Abu Ab Protecting element for lines for angling reels

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221188A (en) * 1975-05-27 1977-02-17 Abu Ab Protecting element for lines for angling reels

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JPH0380928U (ja) 1991-08-19

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