JPH06210831A - 記録媒体用収納ケースの製造方法 - Google Patents

記録媒体用収納ケースの製造方法

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Publication number
JPH06210831A
JPH06210831A JP5022042A JP2204293A JPH06210831A JP H06210831 A JPH06210831 A JP H06210831A JP 5022042 A JP5022042 A JP 5022042A JP 2204293 A JP2204293 A JP 2204293A JP H06210831 A JPH06210831 A JP H06210831A
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JP
Japan
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design
printing film
ink
heater
sheet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5022042A
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English (en)
Inventor
Shuji Azuma
修二 東
Kimio Tanaka
公男 田中
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Electronic Switches (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック製シートの一部に種々の色付き
意匠を簡単に施せる装置を採用し、ケースを効率良く、
安価に製造する。 【構成】意匠を施す際に、先端部に意匠の型を装着した
ヒーターヘッド16付きのヒーターブロック14を用
い、そのヒーターヘッド16とプラスチック製シート2
2との間にインキ熱転写用印刷フィルム26を配置し、
そのヒーターヘッド16でインキ熱転写用印刷フィルム
26を押して、プラスチック製シート22の表面を部分
的に加熱、加圧する。すると、加圧箇所が溶融してに凹
み等ができ、そこにインキが転写して意匠となる図柄が
できる。意匠を変えるにはヘッド16に備えた意匠の型
やインキ熱転写用印刷フィルム26を取り替えればよ
い。それ故、インキ熱転写用印刷フィルム26として多
色印刷したものを用いると、1度の加圧工程で多色印刷
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット、フロッ
ピーディスク等の記録媒体用収納ケースの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ等の記録媒体はその表
面に塵埃が付いたり、表面を傷付けたりすると記録が喪
失し、誤記録、誤表示等を行うようになる。そこで、オ
ーディオ、ビデオ等のテープカセットやフロッピーディ
スク等では不使用時にプラスチック、紙等のケースに収
納して保護している。
【0003】このような収納ケースとして、例えばプラ
スチック製のスリーブ型収納ケースを組み立てる場合、
最初原反メーカーが溶融状態のプラスチックをシリンダ
ーで押し出し成形し、大きな正方形状又は長方形状の平
板シートを形成する。このプラスチック製シートは加工
メーカーへ輸送される。加工メーカーでは片面に意匠等
の印刷を施した後、打抜き刃及び筋押し刃を配設した金
型の定盤上に載せ、シートからブランクスを一度に多数
枚打ち抜き、筋押しする。このブランクスを製凾機に投
入し、折り曲げを行いながら所定箇所を重畳、溶着する
と、収納ケースを組み立てることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加工メ
ーカーがプラスチック製シートに意匠性を持たせるため
に行なう印刷方法は通常オフセット印刷やグラビア印刷
等の方法であり、いずれも大がかりな設備を必要とす
る。そこで、現在では加工メーカーが意匠を印刷して施
す代わりに、原反メーカーが意匠成形シリンダーを用い
て押し出し成形して、シート表面に凹凸や光沢の差を形
成して意匠効果を持たせる方法が行われるようになって
きた。
【0005】しかし、意匠成形シリンダーによると、溶
融状態のプラスチック材料をシリンダーで冷却しながら
加圧し、シートの物性が定まっていない状態で意匠を施
さなければならない。それ故、基準からの意匠の位置精
度が非常に出し難く、シリンダーには高度の寸法精度が
要求される。又、寸法精度を考慮した成形条件の調整も
必要になる。その上、収納ケースに施す意匠は一部を変
更する必要性が高いが、一部の意匠を変える場合でも高
価なシリンダーの全体を取り替えなければならない。し
かも、意匠を凹凸や光沢の差等により表現するため、種
々の色付けを行う等の複雑な意匠を表現できない。
【0006】なお、プラスチック製シートに意匠を施す
方法として、他にホットスタンプやパッド印刷等の比較
的小規模の方法もあるが、いずれも1度に1色しか転写
できない。その上、通常は傷を隠すために先にしぼ加工
等を施しておくが、シートの表面が凹凸のある状態にな
っていると、加圧にむらができるため転写品位が悪くな
る。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、プラスチック製シートの一部に
種々の色付き意匠を簡単に施せる装置を採用し、記録媒
体用収納ケースを効率良く、安価に製造する方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による記録媒体用収納ケースの製造方法では
プラスチック製シート22に意匠を施す際に、先端部に
意匠の型を装着したヒーターヘッド16付きのヒーター
ブロック14を用い、そのヒーターヘッド16とプラス
チック製シート22との間にインキ熱転写用印刷フィル
ム26を配置し、そのヒーターヘッド16でインキ熱転
写用印刷フィルム26を押して、プラスチック製シート
22の表面を部分的に加熱、加圧するという工程を採用
する。その際、インキ熱転写用印刷フィルム26として
多色印刷したものを用いると好ましくなる。
【0009】
【作用】上記のように構成し、意匠型の加圧面20でイ
ンキ熱転写用印刷フィルム26を押し、シート22に食
い込ませて加熱、加圧すると、その加圧箇所に凹みがで
き、その溶融により滑らかとなった内部にインキが転写
する。又、意匠型の加圧面でインキ熱転写用印刷フィル
ムを押し、シートに単に押し付け加熱、加圧すると、そ
の加圧箇所が溶融して滑らかとなりそこにインキが転写
する。なお、意匠を変えるにはヒーターヘッド16に備
えた意匠の型或いはインキ熱転写用印刷フィルム26を
取り替えればよい。それ故、インキ熱転写用印刷フィル
ム26として多色印刷したものを用いると、1度の加圧
工程で多色印刷が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースの多面付けシートに対する
意匠付け過程を示す部分断面図、図2はその多面付けシ
ートの平面図である。図中、10はシリンダー、12は
その外周壁、14(14a、…14d)はその円弧に沿
って外周壁付近に等間隔に備え付けた4個のヒーターブ
ロック、16(16a、…16d)はそれ等の各ヒータ
ーブロック14に備えたヒーターヘッドである。これ等
のヘッド16はそれぞれヒーター18(18a、…18
d)を内蔵し、その先端部に加圧面20(20a、…2
0d)を有する意匠の型を備えている。しかも、各型は
ヘッド16の台部に対し、交換及び調整が容易な構造を
備えている。なお、シリンダー10の外周壁付近にはそ
れ等のヒーターブロック14と並べて、更に4個の同様
なヒーターブロックを備え付けてある。
【0011】又、22は多面付けしたプラスチック例え
ばポリプロピレン製のシートである。この多面付けシー
ト22は溶融状態のプラスチックをシリンダーで押し出
し成形し、冷却して得た長方形状の平板シートであり、
例えば図2に示すようにビデオテープカセット用スリー
ブ型収納ケースのブランクス24を6枚取り可能の大き
さにしたものである。なお、2点鎖線は各ブランクス2
4の輪郭線の位置を示す。又、26はヒーターヘッド1
6とプラスチック製シート22との間に配置したインキ
熱転写用印刷フィルム、28はその供給側ロール、30
は当接ロール、32はニップロール、34は巻取側ロー
ルである。この印刷フィルム26はインキ熱を施した印
刷面側をプラスチック製シート22に向けて配置する。
【0012】このようなプラスチック製シート22に意
匠を施すには、図1に示すように多面付けシート22を
矢印で示した左方向に移動し、シリンダー10を矢印で
示した時計方向に回転する。その際、ヒーターヘッド1
6の先端部を下げ、意匠型の加圧面20でインキ熱転写
用印刷フィルム26を押し、シート22に食い込ませ加
熱、加圧して溶融した後、ヘッド16を持ち上げて除圧
後冷却する。すると、加圧面20を食い込ませた箇所3
0に凹みができ、その溶融によりて滑らかとなった内部
にインキが転写する。それ故、意匠を凹凸と使用したイ
ンキの色、模様等により形成できる。当然、インキ熱転
写用印刷フィルム26として多色印刷したものを用いる
と、1度の加圧工程で多色印刷が可能になる。
【0013】その後、印刷フィルム26を矢印で示した
左方向に移動し、次の意匠付けに備える。なお、意匠型
の加圧面でインキ熱転写用印刷フィルムを押す際、シー
トに単に押し付けるだけにして加熱、加圧すると、その
箇所が溶融して滑らかとなりそこにインキが転写する。
すると、加圧箇所を凹ませずに、使用したインキの色、
模様等により意匠を形成できる。
【0014】このようにヒーターブロック14をロール
状に配置したシリンダー10を用いて、プラスチック製
シート22に意匠を施すと、シート22の物性が定まっ
ているため、意匠の位置精度が出し易く、型の寸法精度
も低くて済み、型の製作費用も安くなる。又、シート2
2の表面を溶融するだけであるからシート表面が荒いも
のでも対応可能となる。
【0015】意匠を施した後、打抜き刃及び筋押し刃を
配設した金型(図示なし)の定盤上に載せ、シート22
からブランクス24を一度に6枚打ち抜き、筋押しす
る。その際、各ブランクス24の外形が収納ケースを展
開した図の輪郭線に沿って切断され、打ち抜かれると同
時に、筋押しにより製凾に必要な折曲用の溝が形成され
る。このブランクス24を製凾機に投入し、折り曲げを
行いながら対応するフラップ同士を適宜重畳し、溶着し
て両側面を形成すると、図3に示すような開口部38に
指掛け用の切り欠き40(40a、40b)を設けたビ
デオテープカセット収納用のスリーブ型ケース42の組
み立てが完成する。
【0016】このスリーブ型収納ケース42の表面にあ
るA、B、CやHigh Grade等の文字は加圧面
20を食い込ませた箇所36にできる意匠の一例を色付
けを省略して示したものである。なお、意匠を変えるに
はヘッド16に備えた型部分或いはインキ熱転写用印刷
フィルム26を取り替えるだけでよい。
【0017】図4は本発明を適用したビデオテープカセ
ット用スリーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠
付け過程を示す部分断面図、図5はそのブランクスの平
面図である。図中、44は平面状のヒーターブロック、
46はその中央下部に備え付けた1個のヒーターヘッド
である。このヘッド46はヒーター48を内蔵し、その
先端部に加圧面50を有する意匠の型を備えている。し
かも、型はヘッド46の台部に対し、やはり交換及び調
整が容易な構造を備えている。
【0018】又、52はプラスチック製シートたるブラ
ンクス、54はヘッド46とブランクス52間に配置し
たインキ熱転写用印刷フィルムである。このブランクス
52は原反たる大きな平板シートを打抜き刃及び筋押し
刃を配設した金型の定盤上に載せ、そのシートから一度
に多数枚打ち抜き、筋押しして得たものである。その
際、図5に示すように各ブランクス52の外形が収納ケ
ースを展開した図の輪郭線56に沿って切断され、打ち
抜かれると同時に、筋押しにより製凾に必要な折曲用の
溝58が形成される。なお、60は正面板、62は背面
板、64は底面板、66(66a、66b)は表側面フ
ラップ、68(68a、68b)は裏側面フラップ、7
0(70a、70b)は耳フラップである。
【0019】このようなブランクス52に意匠を施すに
は、図4に示すようにブランクス52を所定位置に置
き、ヒーターブロック44を矢印で示す下方に移動す
る。その際、ヒーターヘッド46の加圧面50でやはり
インキ熱転写用印刷フィルム54を押し、ブランクス5
2の表面に部分的に食い込ませ或いは単に押し付けて加
熱、加圧して溶融する。その後、ヘッド46を矢印で示
す方向に持ち上げて除圧し、冷却する。同時に、ブラン
クス52を矢印で示す左方向に移動して取り除く。この
ようして、同様の意匠を施したブランクス52を製凾機
に投入し、折り曲げを行いながら所定箇所を重畳、溶着
すると、収納ケースを組み立てることができる。なお、
意匠付けはブランクス形成前に、少数のブランクス取り
可能に面付けしたシートに対して行なってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、先端部に
意匠の型を装着したヒーターヘッド付きのヒーターブロ
ックを用い、そのヒーターヘッドとプラスチック製シー
トとの間にインキ熱転写用印刷フィルムを配置し、その
ヒーターヘッドでインキ熱転写用印刷フィルムを押し
て、プラスチック製シートの表面を部分的に加熱、加圧
するため、加圧箇所に凹み等ができ、そこにインキを転
写して、凹凸と色付け、或いは色付けのみで意匠を形成
することができる。しかも、加圧時にはシートの表面を
溶融するので、シート表面が荒いものでも対応可能で、
転写品位も良くなる。又、意匠を変えるにはヒーターヘ
ッドに備えた意匠の型やインキ熱転写用印刷フィルムを
取り替えればよく、それ等の交換と調整が容易であり、
型費用等も安いので、色付けした単純な意匠から複雑な
意匠まで施せるようになり、製品も安く、多品種少量生
産に適する。
【0021】そして、インキ熱転写用印刷フィルムとし
て多色印刷したものを用いると、1度の加圧工程で多色
印刷が可能となるため好都合となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオテープカセット用スリ
ーブ型収納ケースの多面付けシートに対する意匠付け過
程を示す部分断面図である。
【図2】同多面付けシートの平面図である。
【図3】同ビデオテープカセット用スリーブ型収納ケー
スを示す斜視図である。
【図4】本発明を適用したビデオテープカセット用スリ
ーブ型収納ケースのブランクスに対する意匠付け過程を
示す部分断面図である。
【図5】同ブランクスの平面図である。
【符号の説明】
10…シリンダー 14、44…ヒーターブロック 1
6、46…ヒーターヘッド 18、48…ヒーター 2
0、50…加圧面 22…多面付けシート 24…ブラ
ンクス対応箇所 26、54…インキ熱転写用印刷フィ
ルム 36…加圧箇所 42…スリーブ型収納ケース
52…ブランクス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 85/575 G11B 23/02 D 7201−5D 23/023 7201−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 意匠を施したプラスチック製シートを用
    いてなる記録媒体用収納ケースの製造方法において、上
    記意匠を施す際に、先端部に意匠の型を装着したヒータ
    ーヘッド付きのヒーターブロックを用い、そのヒーター
    ヘッドとプラスチック製シートとの間にインキ熱転写用
    印刷フィルムを配置し、そのヒーターヘッドでインキ熱
    転写用印刷フィルムを押して、プラスチック製シートの
    表面を部分的に加熱、加圧することを特徴とする記録媒
    体用収納ケースの製造方法。
  2. 【請求項2】 インキ熱転写用印刷フィルムとして多色
    印刷したものを用いることを特徴とする請求項1記載の
    記録媒体用収納ケースの製造方法。
JP5022042A 1993-01-14 1993-01-14 記録媒体用収納ケースの製造方法 Withdrawn JPH06210831A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5022042A JPH06210831A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 記録媒体用収納ケースの製造方法

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JP5022042A JPH06210831A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 記録媒体用収納ケースの製造方法

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JPH06210831A true JPH06210831A (ja) 1994-08-02

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ID=12071890

Family Applications (1)

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JP5022042A Withdrawn JPH06210831A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 記録媒体用収納ケースの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102501583A (zh) * 2011-09-30 2012-06-20 苏州银河激光科技有限公司 一种可变激光全息定位数码烫印机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102501583A (zh) * 2011-09-30 2012-06-20 苏州银河激光科技有限公司 一种可变激光全息定位数码烫印机

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