JPH06209842A - 取り外し可能な自己接着性の止め鈎 - Google Patents

取り外し可能な自己接着性の止め鈎

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JPH06209842A
JPH06209842A JP5260420A JP26042093A JPH06209842A JP H06209842 A JPH06209842 A JP H06209842A JP 5260420 A JP5260420 A JP 5260420A JP 26042093 A JP26042093 A JP 26042093A JP H06209842 A JPH06209842 A JP H06209842A
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 再取り外し可能な自己接着性の止め鈎または
同様な固定装置。 【構成】 熱可塑性のゴムおよび粘着化剤をベースにし
た再び引離し得る接合を行うための接着フィルムの細片
１から成り、接着フィルムは高度の弾性と低い可塑性を
もち、その接着性は凝集性より低く、フィルムを伸張し
た場合には接着力は大部分消失し、剥離強度対引裂き荷
重の比は少なくとも１：１．５であり、これによってつ
くられる接着接合は接着面の方向に接着フィルムを引張
ることにより引離すことができる。細片１の一端にはそ
の両側にカバー４が取り付けられ、細片１の裏側は剥離
用の紙または剥離用のフィルム５で被覆されており、紙
またはフィルム５はカバー４の区域においてつまみ６を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は取り外し可能な自己接着性の止め
鈎または同様な固定器具に関する。自己接着性の止め鈎
は公知である。他方この種の取り外し可能な止め鈎で、
しかも永久的にしっかりと接着するものは知られていな
い。例えば浴室または台所のタイルから接着性の止め鈎
を取り外すと、基質が容易に損傷される可能性が大き
い。
【０００２】ドイツ特許公開明細書第３３ ３１ ０１
６号には、接着性フィルムを接着面の方向に引張ること
により、フィルムでつくられた接着性の接合を分離し得
る再分離可能な接着性の接合を行うための接着性フィル
ムが記載されている。このような接着性フィルムを用い
ると高度の接着強度および剪断強度が得られ、ジッパー
のファスナーを開く程度の、或いはもっと良い場合には
保存用のジャーを開ける程度の容易さで何の助けも借り
ずに接着性の接合を再び分離することができる。ゴムの
密封材がつまみにより密封接合部から引き出される。
【０００３】しかし実際にはこのような接着フィルムを
使用する場合かなりの欠点が見られる。他方これは説明
を必要とする製品である。このような接着性フィルムの
ように以前使用されていなかったものは、容易に接合部
の成分を互いにくっつかせ、接合部の成分の間で接着性
のフィルムが見えなくなって突出した部分がなくなり、
引張ることができなくなる。そのため不可逆的な接合が
生じ、不本意な結果となる。しかし正しく使用した場合
でも、引張った際に接着性フィルムが裂けるようなこと
が起こるとやはり不本意な結果となり、この場合も不可
逆的な接合が得られる。単に引張っただけで接合部の成
分に損傷を与えることなく再び引離すことができる接着
が得られるという利点は、一転して大きな欠点となる。
何故ならば再び引離し得る接合部の全く同じ成分が今度
は永久的に接合されるからである。普通その唯一の経過
として接合部の成分が破壊されることになる。
【０００４】ドイツ特許公開明細書第３３ ３１ ０１
６号の発明も引張った際に裂けるという問題があり、こ
の点に特に注意が払われている。従って該明細書の４頁
中央において、剥離強さ対引裂き荷重の比に一定の値が
存在することが記載されている。引裂き荷重は剥離強さ
よりも常に大きくなければならず、安全性の理由のため
に剥離強さは引裂き荷重に対し１：２〜１：３の割合で
なければならない。
【０００５】しかし実際には、このような注意だけでは
しばしば充分ではないことが見出だされている。展示す
べき場所に接合された基質で展示が終わった後には再び
剥がされるべき基質が、引裂かれて剥がすことができな
くなることがある。窓に接合されたカレンダーまたは降
臨節の装飾品のような場合である。このような方法で壁
に固定されたポスターまたは絵画も、引張った際に裂け
ると直ぐ不可逆的な壁の装飾物になる。その損害はかな
りなものであり、使用者はいなくなる。ドイツ特許公開
明細書第３３ ３１ ０１６号で推奨されているような
もっと厚い接着フィルムを使用した場合にも、このよう
な引裂きが生じるのを防ぐ助けにはならない。
【０００６】ドイツ特許第３７ １４ ４５３号には、
訓練用の対象物から訓練用の爆発物を破壊せずに取り外
すために、ストリップ・テープと呼ばれる接着フィルム
を使用することが記載されている。この場合も接着性の
接合部の側面から舌状部６が突き出している。この舌状
部を引張って接合部を再び離すことができる。この場合
も実際には引裂きが起こる。
【０００７】本発明の目的は一方では容易にしっかりと
且つ永久的に固定でき、他方では簡単に信頼性をもち且
つ接合基質を損傷することなく、また引張って分離した
際に引裂きを起こすことなく再び取り外すことができる
止め鈎または同様な固定器具を提供することである。
【０００８】本発明の目的は特許請求の範囲に詳細に記
載された止め鈎または同様物によって達成される。
【０００９】細片の一端に紫外線に対して不透明なカバ
ーを用いると、引離すために細片を引張った場合に引裂
きが起こるのを効果的に防ぐことができる。これが、紫
外線によって目に見えない小さな損傷が発生し、引張っ
た際にそこから亀裂が生じて伝播するのを抑制するため
であるかどうかは明らかではない。しかしいずれにせよ
結果は信頼できる。引裂きはこれ以上生じないのであ
る。これらのことはどれも従来法から容易に推測し得る
ものではない。何故ならばドイツ特許公開明細書第３３
３１ ０１６号に従えば、この問題は異なった方法
で、即ち接着性フィルム濃化剤をつくることによって解
決しようとされているからである。ドイツ特許第３７
１４ ４５３号にもこの問題を解くヒントは全く含まれ
ていない。
【００１０】本発明に従ってストリップの一端に紫外線
に対して不透明なカバーを使用する他の利点は、このカ
バーが同時に引張るためのつまみとして使用できる点で
ある。従って接着性フィルムの幅全体に亙り力を均一に
伝えることができ、極大應力が減少し、裂ける傾向が減
少する。基質が粗い場合には特にそうである。この方法
によって引張った際に裂けることがさらに防がれる。
【００１１】つまみの区域では一定時間に亙り接着性フ
ィルムが過度の接着力をもち得ないことも有利である。
長い区域に亙り接合を行う場合と同じように、このよう
にしっかりと接合すると問題が生じる。このような接着
性フィルムは一方では例えば壁から取り外すことが困難
であり、他方では接着面の方向に引張った際、特に例え
ば木屑の壁紙のような粗い基質に部分的に接合している
場合にかけられるような引張り應力の下では、接着フィ
ルムはその縁の区域から接着フィルムの面にかけて容易
に引裂かれる。本発明においてはこのような問題は全く
起こらない。
【００１２】本発明の止め鈎は該止め鈎の掛け釘が上部
の区域にあり、つまみが下を向いているように取り付け
ることが好ましい。 この場合耳を下向きに引張ると、木
屑の壁紙を張った壁からでも、残留物を残さずに止め鈎
は基質から引離される。これはジッパー・ファスナーを
開けるのと同様に、或いはもっと良い場合には保存用の
瓶を開けるのと同様に行われる。
【００１３】接着フィルムに使用される材料はドイツ特
許公開明細書第３３ ３１ ０１６号記載の材料が有利
である。本発明に使用される接着フィルムの剥離強さ対
引裂き荷重の比は１：１．５よりも大きいが、特に１：
２以上である。一般に高い引裂き強さと組み合わされた
高度の弾性（伸展性）も低い可塑性と関連がある。
【００１４】適当なエラストマーは特に引裂き強さが大
きく、且つ高度の弾性をもったものである。
【００１５】好適に使用し得るエラストマーはポリ（ビ
ニル芳香族化合物）から成るブロックおよびポリ（１，
３−ジエン）またはその水素化生成物から成るブロック
を有するブロック共重合体である。ポリビニル芳香族化
合物のブロックは材料に凝集性を賦与し、従って実質的
にその引裂き強さをコントロールする。ポリジエン・ブ
ロックまたは水素化によって得られるその二次生成物は
材料に弾性を賦与する。ポリビニル芳香族化合物として
は主としてポリスチレンが使用され、エラストマー・ブ
ロックとしてはポリ（ブタジエン）およびポリ（イソプ
レン）、並びにその水素化生成物であるポリ（エチレン
−ブチレン）およびポリ（エチレン−プロピレン）を用
いることが好ましい。ポリスチレンの末端ブロック（下
記にＳと略記する）および中央のエラストマー・ブロッ
ク（下記にＤと略記する）をもった３−ブロック共重合
体（ＳＤＳ３−ブロック共重合体）が基本的に適してい
る。これらはＳＤの２−ブロック共重合体を含んでいる
ことができる。線状の（ＳＤ）n−、放射状および星形
の（ＳＤ）nＸ多重ブロック共重合体、またはこれらの
ブロック共重合体の数種の混合物も原理的に適してい
る。
【００１６】通常の接着フィルム、例えば炭化水素樹
脂、ポリテルペン樹脂、およびテルペン−フェノール樹
脂、並びにロジンおよびロジン誘導体も粘着化剤として
使用することができる。一般に組成物は下記の規則に従
っている。
【００１７】− 接着組成物は特に下記のような混合成
分を含んでいることができる。
【００１８】− 可塑剤の油。
【００１９】− 老化防止剤、例えば酸化防止剤および
紫外線安定剤。
【００２０】− 充填剤。無機性および有機性充填剤の
両方、および特に顔料を組成物の成分とすることができ
る。
【００２１】− 交叉結合剤。
【００２２】適当な接着組成物は溶液または分散物から
加工することができるが、好ましくは高温熔融性接着剤
としてつくられる。
【００２３】下記実施例により本発明を例示する。これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。特記しな
い限りすべての割合は重量による。
【００２４】添付図面の図１は接着用細片１の模式的断
面図であり、その下方につまみとしてカバー４が取り付
けられている。この接着用細片の前側にはカバー４の上
部に底板３が取り付けられ、その上方の区域に掛け釘の
延長部２が取り付けられている。接着用ストリップの裏
側は全表面に亙り剥離用の紙または剥離用のフィルム５
が被覆され、その下端における一部はつまみ６になって
いる。
【００２５】接着フィルムの製造 実施例 １ ブロック・ポリスチレン含量が２９重量％、ショアＡか
たさが６０の線状ＳＩＳ ３−ブロック共重合体［ヴェ
クター（Ｖｅｃｔｏｒ）４２１１）］５１．５部、リン
グおよびボールによる軟化点１００℃、ＭＭＡＰ値５８
℃、ＤＡＣＰ値１６℃の部分的に水素化した芳香族Ｃ−
９炭化水素樹脂［レガライト（Ｒｅｇａｌｉｔｅ）Ｓ２
６０］４７．０部、フェノール性酸化防止剤［アーガノ
ックス（Ｉｒｇａｎｏｘ）１０１０］１．０部、光安定
剤（立体障害をもつアミンの重合体）０．５部を均一に
なるまで＋１６０℃においてシグマ・ブレイド（Ｓｉｇ
ｍａ−ｂｌａｄｅ）混合器中で捏和する。このようにし
て得られた高温熔融接着組成物を、＋１６０℃において
溝孔ダイス型を用い、被膜の厚さが４１０μｍになるよ
うに、厚さ８０μｍの両側にシリコーン被覆した一軸伸
張性ポリプロピレンの剥離用フィルムの上に被覆した。
【００２６】 − 接着組成物の厚さ ４１０μｍ − 引裂き強さ＊ ３．９Ｎ／ｍｍ2 − 破断時伸び＊ １１１０％ − 接着強さ＊＊ 約７Ｎ／ｃｍ − 剪断安定性＊＊＊ ＞２０，０００分 ＊ 伸張比：３００ｍｍ／分；試料の長さ：１００
ｍｍ。
【００２７】＊＊ 鋼、剥離角：９０°、剥離速度：
３００ｍｍ／分、接着テープを２５μｍのＰＥＴＰフィ
ルム上に積層化する。
【００２８】＊＊＊ 鋼、接着表面：１３×２０ｍｍ
２、温度：室温、剪断荷重：２０Ｎ。
【００２９】実施例 ２ ブロック・ポリスチレン含量２９重量％、ショアＡかた
さ６５の線状ＳＩＳ３−ブロック共重合体（ヴェクター
４２６１）２５．５部、ブロック・ポリスチレン含量２
９重量％、ショアＡかたさ６０の線状ＳＩＳ３−ブロッ
ク共重合体（ヴェクター４２１１）２６．０部、リング
およびボールによる軟化点１０１℃、酸価が１２の水素
化されたロジンのペンタエリスリトール・エステル［ペ
ンタリン（Ｐｅｎｔａｌｙｎ）Ｈ−Ｅ］４７．０部、フ
ェノール性酸化防止剤（アーガノックス１０１０）１．
０部、光安定剤（立体障害をもつアミンの重合体）０．
５部を実施例１と同様にして処理し、実施例１期際の剥
離用フィルム上に被覆厚さ４００μｍで刷毛塗りする。
【００３０】 − 接着組成物の厚さ ４００μｍ − 接着強さ＊＊ 約１５．０Ｎ／ｃｍ − 剪断安定性＊＊＊ ＞１０，０００分 ＊＊、＊＊＊ 実施例１参照 実施例 ３ ブロック・ポリスチレン含量２９重量％、ショアＡかた
さ６０の線状ＳＩＳ３−ブロック共重合体（ヴェクター
４２１１）５１．５部、リングおよびボールによる軟化
点１０１℃、酸価が１２の水素化されたロジンのペンタ
エリスリトール・エステル［ペンタリン（Ｐｅｎｔａｌ
ｙｎ）Ｈ−Ｅ］４７．０部、フェノール性酸化防止剤
（アーガノックス１０１０）１．０部、光安定剤（立体
障害をもつアミンの重合体）０．５部を実施例１と同様
にして処理し、実施例１期際の剥離用フィルム上に被覆
厚さ６００μｍで刷毛塗りする。
【００３１】 − 接着組成物の厚さ ６００μｍ − 接着強さ＊＊ 約２５Ｎ／ｃｍ − 剪断安定性＊＊＊ ＞１０，０００分 − 破断時伸び＊ １１１０％ − 引裂き強さ＊ ４．１Ｎ／ｍｍ2 ＊、＊＊、＊＊＊ 実施例１参照 実施例 ４ ブロック・ポリスチレン含量が１３重量％、ショアＡか
たさが６５で、ＳＥＢ２−ブロック共重合体４０重量％
を含むの線状ＳＥＢＳ ３−ブロック共重合体［クラト
ン（Ｋｒａｔｏｎ）Ｇ１６５７］４０．０部、リングお
よびボールによる軟化点１０１℃、酸価が１４の水素化
されたロジンーのペンタエリスリトール・エステル［フ
ォラール（Ｆｏｒａｌ）１０５−Ｅ］５０．０部、脂肪
族の油［Ｖ７０４７、シェル（Ｓｈｅｌｌ）社］１０
部、フェノール性酸化防止剤（アーガノックス１０１
０）１．０部、光安定剤（立体障害をもつアミンの重合
体）０．５部を実施例１と同様にして処理し、実施例１
記載の剥離用フィルム上に被覆厚さ５００μｍで刷毛塗
りする。
【００３２】ＳＥＢＳをベースにした接着組成物は老化
耐性が必要な場合に特に適している。
【００３３】止め鈎の製造 実施例１〜４で得られた梱包品（片側に剥離用の紙また
は剥離用のフィルムを被覆した側面が二重になった接着
テープから成る）を、二つの積層ステーション、一つの
剥離ステーション、もう一つの積層ステーション、長手
方向の切断装置、および分離装置（打ち抜きプレス）か
ら成るライン上で加工し、一体化された掛け釘をもつ図
１に相当する底板が取り付けられたシート製品（細片）
をつくった。
【００３４】この目的で第１の積層ステーションにおい
て、幅２０ｍｍ、厚さ１５μｍの顔料を含んだポリエチ
レンテレフタレートのフィルムを、剥離フィルムをもた
ない（前側）幅１２０ｍｍの梱包品の中央部に積層化す
る。第２の積層ステーションにおいて、剥離用のフィル
ムが接着組成物の両側を越えて約２．５ｍｍ突き出すよ
うに、シリコーン被覆したポリエチレンの剥離用フィル
ムを積層化する。剥離ステーションにおいて裏側の剥離
用フィルムのカバーを取り去った後、裏側の中央に幅２
０ｍｍのポリエチレンテレフタレートフィルムを積層化
する。切断（長手方向）し、型打抜きプレスで打抜きを
行って分離を行い、長さ６２．６ｍｍ、幅１９ｍｍのシ
ート製品を得た。このようにしてつくられた打抜き部材
に、一体化した掛け釘を有する底板から成る図１に対応
したプラスチックス製の止め鈎を取り付ける。
【００３５】別法としてつまみを有し両側に剥離用フィ
ルムを取り付けた細片を原料として用いることができ
る。基底板および一体化した掛け釘から成る止め鈎を取
り付けた後、１枚の剥離用フィルムを取り除き、底板の
裏側に接着テープの細片を接合する。
【００３６】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 １．熱可塑性のゴムおよび粘着化剤をベースにした再び
引離し得る接合を行うための接着フィルムの細片（１）
から成り、該接着フィルムは高度の弾性と低い可塑性を
もち、ここでその接着性は凝集性より低く、フィルムを
伸張した場合には接着力は大部分消失し、剥離強度対引
裂き荷重の比は少なくとも１：１．５であり、これによ
ってつくられる接着接合は接着面の方向に接着フィルム
を引張ることにより引離すことができる、細片（１）の
一端にはその両側にカバー４が取り付けられ、該カバー
４はまた引張るためのつまみとしての役目もし、少なく
とも前側に配置されたカバー４は紫外線に対して不透明
であり、細片（１）の前側にはカバー（４）の区域以外
のところに前方を向いた掛け釘の形の延長部（２）をも
つ底板（３）が取り付けられており、細片（１）の裏側
は剥離用の紙または剥離用のフィルム（５）で被覆され
ており、該紙またはフィルム（５）はカバー（４）の区
域においてつまみ（６）を有している再取り外し可能な
自己接着性の止め鈎または同様な固定装置。
【００３７】２．底板（３）およびその延長部（２）は
プラスチックスまたは金属から成っている上記第１項記
載の止め鈎。
【００３８】３．細片（１）は酸化防止剤、紫外線安定
剤、染料、充填剤、および／または他の通常の助剤を含
む接着フィルムから成っている上記第１項記載の止め
鈎。
【００３９】４．細片（１）は厚さ０．２〜１．２ｍｍ
の接着フィルムから成っている上記第１項記載の止め
鈎。
【００４０】５．細片（１）は剥離強さ対引裂き荷重の
比が１：１．５〜１：５である接着フィルムである上記
第１項記載の止め鈎。
【００４１】６．細片（１）は接着フィルムから成り、
その原料を高温で捏和し、押し出してつくられる上記第
１項記載の止め鈎。
【００４２】７．カバー（４）でつくられるつまみ
（８）は長さが２５ｍｍであり、止め鈎の幅は１０〜４
０ｍｍ、特に１８〜２０ｍｍである上記第１項記載の止
め鈎。
【００４３】８．カバー（４）はラッカー被覆または顔
料を混入した積層プラスチックスフィルムであり、特に
色によって底板（３）と区別されている上記第１項記載
の止め鈎。
【図面の簡単な説明】
【図１】接着性細片の模式的断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 熱可塑性のゴムおよび粘着化剤をベース
    にした再び引離し得る接合を行うための接着フィルムの
    細片（１）から成り、該接着フィルムは高度の弾性と低
    い可塑性をもち、ここでその接着性は凝集性より低く、
    フィルムを伸張した場合には接着力は大部分消失し、剥
    離強度対引裂き荷重の比は少なくとも１：１．５であ
    り、これによってつくられる接着接合は接着面の方向に
    接着フィルムを引張ることにより引離すことができる、
    細片（１）の一端にはその両側にカバー４が取り付けら
    れ、該カバー４はまた引張るためのつまみとしての役目
    もし、少なくとも前側に配置されたカバー４は紫外線に
    対して不透明であり、細片（１）の前側にはカバー
    （４）の区域以外のところに前方を向いた掛け釘の形の
    延長部（２）をもつ底板（３）が取り付けられており、
    細片（１）の裏側は剥離用の紙または剥離用のフィルム
    （５）で被覆されており、該紙またはフィルム（５）は
    カバー（４）の区域においてつまみ（６）を有している
    ことを特徴とする再取り外し可能な自己接着性の止め鈎
    または同様な固定装置。
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