JPH0620923A - 露光方法 - Google Patents

露光方法

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JPH0620923A
JPH0620923A JP4201897A JP20189792A JPH0620923A JP H0620923 A JPH0620923 A JP H0620923A JP 4201897 A JP4201897 A JP 4201897A JP 20189792 A JP20189792 A JP 20189792A JP H0620923 A JPH0620923 A JP H0620923A
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exposure
best focus
photosensitive substrate
focus position
pattern
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JP4201897A
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Shigeru Hirukawa
茂 蛭川
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光基板処理のプロセスによるベストフォー
カス位置の変動をも計測し、且つ計測した感光基板を必
ずしも再処理しないようにする。 【構成】 1ロットの先頭のウエハ16−1の一連のシ
ョット領域26−iの領域27−iに計測用レチクルの
フォーカス計測用マークの像をフォーカス位置を変えな
がら露光する。次に一連のショット領域28−iに実素
子露光用のレチクルのパターンを予め定められたフォー
カス位置で露光する。領域27−iのフォーカス計測用
マークの像からベストフォーカス位置を求め、そのベス
トフォーカス位置が予め定められたフォーカス位置から
所定範囲内であれば、そのウエハ16−1は次工程に進
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレチクルのパタ
ーン像を投影光学系を介して感光基板上に露光する投影
露光装置において、その感光基板の露光面をその投影光
学系のベストフォーカス面に所定の許容範囲内で合致さ
せて露光するための露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子又は液晶表示素子等を
フォトリソグラフィ技術を用いて製造する際に、フォト
マスク又はレチクル等(以下「レチクル」と総称する)
のパターンの像を投影光学系を介してフォトレジスト等
の感光材が塗布された感光基板上の各ショット領域に露
光する投影露光装置が使用されている。斯かる投影露光
装置に使用されている投影光学系は、解像度を高めるた
め開口数N.A.が大きく設定されており焦点深度が比
較的浅い。そこで、従来の投影露光装置には、感光基板
の各ショット領域の露光面をその投影光学系のベストフ
ォーカス面(最良結像面)に対して所定の許容範囲内で
合致させた状態で露光を行うために、オートフォーカス
機構が設けられている。
【0003】このオートフォーカス機構は、例えば感光
基板の各ショット領域にスリットパターン等の検出用パ
ターンを投影光学系の光軸に対して斜めに投影する送光
系と、そのショット領域からの反射光を集光してその検
出用パターンの像を結像する受光系とを有する。この場
合、予めその感光基板の露光面にレチクルのパターン像
が最も鮮明に結像されるときの、即ちその露光面が投影
光学系のベストフォーカス面に合致しているときの、そ
の感光基板の露光面の投影光学系の光軸方向の位置であ
るベストフォーカス位置を求めておく。そして、その露
光面がそのベストフォーカス位置に合致しているとき
に、その受光系で結像されるその検出用パターンの像の
位置が所定の基準位置に合致するように調整しておく。
その後露光時に、その検出用パターンの像の位置がその
基準位置になるように、感光基板が載置されたステージ
を上下方向に位置決めすることにより、その感光基板の
各ショット領域が投影光学系のベストフォーカス面に所
定の許容範囲内で合致する。
【0004】即ち、そのようなオートフォーカス機構は
感光基板のベストフォーカス面自体を直接に検出してい
るわけではなく、投影光学系の光軸方向の予め設定され
たベストフォーカス位置に感光基板の露光面の位置を合
わせ込むものである。従って、そのベストフォーカス位
置を如何に求めるかが問題となる。更に、そのベストフ
ォーカス位置が例えば後述の方法で求められた場合、そ
の投影光学系のベストフォーカス面が不変であるか又は
その変化量が小さい場合には支障がない。しかしなが
ら、そのベストフォーカス面の位置が所定量を超えて大
きく変化すると、その感光基板の露光面が投影光学系の
実際のベストフォーカス面から大きく外れた状態で露光
が行われる虞がある。また、感光基板の各ショット領域
に既に回路パターン等が形成されている場合には、その
ショット領域の凹凸等の状態により、そのオートフォー
カス機構における検出用パターンの像の結像位置が変化
して、実際にベストフォーカス面の位置が変化した場合
と同様な不都合が生じる場合もある。
【0005】そのようなベストフォーカス面の位置の実
質的な変化の原因は、投影露光装置の状態の変化に基づ
く要因と、感光基板上のパターン形成のプロセスに基づ
く要因とに分けられる。従って、投影露光装置のオート
フォーカス機構においては、随時又は定期的に投影光学
系の実際のベストフォーカス面に対して感光基板の実際
の平均的な露光面を合わせ込むというキャリブレーショ
ンを行う必要があるが、従来そのキャリブレーションは
以下の2つの方法により行われていた。
【0006】第1の方法においては、実際の素子構造を
持たないベアシリコンウエハ等の基準となる感光基板の
露光面の投影光学系の光軸方向の位置(フォーカス位
置)を変えながら、その露光面の一連のショット領域に
ベストフォーカス計測用マークが形成されたレチクルの
パターンを順次露光する。そして、その感光基板を現像
処理した後、上記の各フォーカス位置で露光されたベス
トフォーカス計測用マークの像の形状の計測を行うこと
により、基準となる感光基板のベストフォーカス位置を
装置のベストフォーカス位置として求める。その後、そ
のベストフォーカス位置に対して、前もって求めておい
た、素子構造等の影響を加味したプロセスオフセット値
を加えて得られた位置を素子構造を持つ感光基板のベス
トフォーカス位置とするものである。
【0007】また、第2の方法においては、ロットの先
頭の感光基板の露光及び現像後に、実際の素子パターン
等の像を観察又は計測して、予め設定したフォーカス位
置での素子パターン等の像の形状が許容範囲内か否かを
判断する。そして、否の場合は第1の方法によりベスト
フォーカス位置を再度求めるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1の方法を用
いた場合には、基準となる感光基板を使用してのテスト
プリントにより装置のベストフォーカス位置を求め、そ
れに対してプロセスによるオフセットは一定であるとし
て実際の素子構造を持つ感光基板のベストフォーカス位
置を推定している。このため、レジストの厚さ及び下地
の厚さといったプロセスの不安定性のためにベストフォ
ーカス位置が変化した場合には、そのような要因に基づ
くベストフォーカス位置の変化を発見できないという不
都合がある。
【0009】また、第2の方法を用いた場合には、露光
量とフォーカス位置のどちらが変化してもパターン形状
は変化するので、設定された露光条件(露光量及びフォ
ーカス位置)のみからではベストフォーカス位置の決定
は出来ない。従って、仮に最初に設定した露光条件での
パターン形状が次工程に進ませることができないような
形状であった場合には、基準となる感光基板の再計測を
しなければならないか、又は実際の素子構造をもつ感光
基板を用いてフォーカス位置を変えて露光を行うことに
よりベストフォーカス位置を求める必要があるという不
都合がある。
【0010】この場合に、ベストフォーカス位置を求め
るためにフォーカス位置を変化させて感光基板上にパタ
ーンを露光すると、この感光基板上には必ずデフォーカ
スして露光された部分が存在し、必ずその感光基板を再
処理する必要があった。また、レチクルのパターン領域
にフォーカス計測用マークを設け、別にそのフォーカス
計測用マークのみをフォーカス位置を変化させて露光し
た場合には、そのフォーカス計測用マークの投影位置は
投影露光装置のオートフォーカス機構の検出用パターン
の投影位置(フォーカス検出位置)と一致しないため、
感光基板のフラットネス等の影響を受けて正確なベスト
フォーカス位置を求められないという不都合があった。
【0011】本発明は斯かる点に鑑み、感光基板処理の
プロセスによるベストフォーカス位置の変動も計測可能
であり、かつ計測した感光基板を必ずしも再処理する必
要がない露光方法を提供することを目的とする。また、
本発明は、それらの目的に加えて感光基板のフラットネ
スの影響を受けずにベストフォーカス位置の計測が可能
な露光方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による露光方法
は、例えば図1〜図3に示す如く、露光光で転写用マス
ク(12)を照明する照明光学系(1,6〜11)と、
その転写用マスク(12)のパターンの像を感光基板
(16)に投影する投影光学系(14)とを有する露光
装置のその感光基板(16)の露光面をその投影光学系
(14)に対するベストフォーカス位置に所定の許容範
囲内で設定して露光を行う方法において、ベストフォー
カス計測用マーク(23)が形成された第1のマスク
(12A)をその転写用マスクとして配置して、その感
光基板(16)の露光面のその投影光学系(14)の光
軸方向の位置を変化させながらその感光基板(16)の
複数のショット領域にそれぞれそのベストフォーカス計
測用マーク(23)の像を露光する第1工程(ステップ
101〜105)を有する。
【0013】更に、本発明は、転写用パターン(24)
が形成された第2のマスク(12B)をその転写用マス
クとして配置して、その感光基板(16)の露光面を予
め定められたその投影光学系(14)の光軸方向の位置
に設定して、その感光基板(16)の複数のショット領
域にそれぞれその第2のマスク(12B)のパターンの
像を露光する第2工程(ステップ106〜109)と、
その感光基板(16)の現像処理を行う第3工程(ステ
ップ110)と、その第1工程にて露光したそのベスト
フォーカス計測用マーク(23)の像の状態を計測して
その投影光学系(14)に対するベストフォーカス位置
を求める第4工程(ステップ111)と、その第2工程
で設定したその感光基板(16)の露光面の位置とその
第4工程で求められたそのベストフォーカス位置との差
が許容範囲内である場合にはその感光基板(16)を次
工程に進ませると判定し、その差が許容範囲外である場
合にはその感光基板(16)の再処理を行うと判定する
第5工程(ステップ112)と、その感光基板(16)
と同一ロットの感光基板の露光面をその第4工程で求め
たそのベストフォーカス位置に設定してその第2のマス
ク(12B)又は他の転写用マスクのパターンの露光を
行う第6工程(ステップ115)とを有するものであ
る。
【0014】この場合、その露光装置にその投影光学系
(14)の露光領域内の所定の計測点のその投影光学系
(14)の光軸方向の位置を計測するフォーカス位置検
出装置(18a,18b)を設け、その第1のマスク
(12A)のそのベストフォーカス計測用マーク(2
3)を、その所定の計測点に共役な位置付近に設けるこ
とが望ましい。更に、その第1のマスク(12A)のそ
のベストフォーカス計測用マーク(23)に対応するそ
の第2のマスク(12B)上の領域を遮光部(25)に
することが望ましい。
【0015】
【作用】斯かる本発明によれば、ベストフォーカス計測
用マーク(23)と実素子パターン等の転写用パターン
(24)とがそれぞれ別のマスク(12A,12B)に
形成されている。そして、ベストフォーカス計測用マー
ク(23)については第1工程において感光基板(1
6)の各ショット領域にそれぞれフォーカス位置を変化
させながら露光する。一方、第2工程においてその感光
基板(16)が同一ロットの先頭であっても、その転写
用パターン(24)をその感光基板(16)の全てのシ
ョット領域に予めベストフォーカス位置と考えられる所
定のフォーカス位置でのみ露光を行う。そして第4工程
において、各フォーカス位置で露光されたベストフォー
カス計測用マーク(23)の像の状態を計測することに
より、投影光学系(14)に対するベストフォーカス位
置が検出される。
【0016】次に、転写用パターン(24)の露光時の
フォーカス位置が、第4工程で計測されたベストフォー
カス位置に対して予め設定しておいた許容範囲内にあれ
ば、その感光基板(16)上の各ショット領域に露光さ
れた転写用パターン(24)の像は許容フォーカス範囲
内で露光されているので、その感光基板(16)は次の
層への露光等の次工程に進ませることができる。逆に許
容範囲外にあれば、その感光基板(16)に対してレジ
スト剥離及び再露光等の再処理を行えばよい。また、こ
れ以降に処理する同一ロット内の感光基板については、
その第4工程で計測したベストフォーカス位置にて露光
することにより、最も良好な条件で露光が行われる。従
って、例えば1ロットの先頭の感光基板(16)を無駄
にすることなく、ベストフォーカス位置が求められ、且
つ例えば2枚目以降の感光基板に対するベストフォーカ
ス位置の補正を行うことができる。
【0017】次に、その露光装置にその投影光学系(1
4)の露光領域内の所定の計測点のその投影光学系(1
4)の光軸方向の位置を計測するフォーカス位置検出装
置(18a,18b)を設け、その第1のマスク(12
A)のそのベストフォーカス計測用マーク(23)を、
その所定の計測点に共役な位置付近に設けた場合につい
て説明する。先ず本発明では、別マスク(12A,12
B)に分けたことにより、転写用パターン(24)の構
造に関係なく、第1のマスク(12A)上の任意の位置
にベストフォーカス計測用マーク(23)を設けること
ができる。このため、そのフォーカス位置検出装置(1
8a,18b)による計測点に共役な位置付近の第1の
マスク(12A)上の領域にベストフォーカス計測用マ
ーク(23)を設けることができ、フォーカス位置検出
装置(18a,18b)によるフォーカス位置の検出領
域とベストフォーカス計測用マーク(23)によるフォ
ーカス位置の検出領域とがほぼ同じ領域になる。
【0018】従って、感光基板(16)の平坦度が悪い
場合でも、ベストフォーカス計測用マーク(23)に基
づいてベストフォーカス位置が求められた後に、そのフ
ォーカス位置検出装置(18a,18b)の検出結果に
基づいて感光基板のフォーカシングを行うと、正確にフ
ォーカシングを行うことができる。
【0019】また、第1のマスク(12A)のベストフ
ォーカス計測用マーク(23)に対応する第2のマスク
(12B)上の領域を遮光部(25)にした場合には、
第1のマスク(12A)のパターンと第2のマスク(1
2B)のパターンとを感光基板(16)上に重ねて露光
しても、感光基板(16)上の各ショット領域において
そのベストフォーカス計測用マーク(23)の像の上に
は2重露光が行われない。従って、そのベストフォーカ
ス計測用マーク(23)の像の状態を正確に計測するこ
とができ、計測精度が向上する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て説明する。本例はステップアンドリピート方式の縮小
投影型露光装置(ステッパー)で感光基板としてのウエ
ハ上にレチクルのパターンを露光する場合に、本発明を
適用したものである。
【0021】図2は本実施例の投影露光装置の概略構成
を示し、この図2において、1は水銀ランプ等の露光光
用の光源である。光源1から射出された露光光は楕円鏡
2で集光された後に、反射鏡5で反射されてインプット
レンズ系4に向かい、インプットレンズ系4でほぼ平行
光束に変換されてフライアイレンズ6に入射する。楕円
鏡2の第2焦点近傍にシャッター3aを配置し、フライ
アイレンズ6に露光光を供給する際にはシャッター3a
を駆動モーター3bで開けて、フライアイレンズ6に対
する露光光の供給を停止する際にはシャッター3aを駆
動モーター3bで閉じる。
【0022】フライアイレンズ6の後側(レチクル側)
焦点面には多数の2次光源が形成され、それら2次光源
からの露光光が第1リレーレンズ7、投影型可変レチク
ルブラインド8、第2リレーレンズ9、反射鏡10及び
主コンデンサーレンズ11からなる照明光学系を経て均
一な照度でレチクル12を照明する。投影型可変レチク
ルブラインド8の配置面はレチクル12のパターン形成
面と共役であり、投影型可変レチクルブラインド8によ
りレチクル12のパターン領域の照明視野が任意に設定
される。17はレチクルアライメント系を示し、このレ
チクルアライメント系17でレチクル12上のアライメ
ントマークを検出することにより、レチクル12の位置
合わせが行われる。
【0023】その露光光のもとで、レチクル12に形成
されたレチクルパターン13が投影光学系14を介して
レジストを塗布されたウエハ16上に転写される。ウエ
ハ16はウエハステージ15上に載置されている。投影
光学系14の光軸(これをZ軸にとる)がフォーカス方
向であり、ウエハステージ15はフォーカス方向及びZ
軸に垂直な平面(この直交座標系をX軸及びY軸とす
る)内でのウエハ16の位置決めを行う。ウエハステー
ジ15にはZ軸方向の位置決め座標を計測する計測セン
サーが組み込まれていると共に、図示省略したレーザー
干渉計によりウエハステージ15のXY平面内での位置
決め座標が常時計測されている。
【0024】18aはオートフォーカス検出系の送光
系、18bはオートフォーカス検出系の受光系を示し、
送光系18aはウエハ16上の所定の検出領域に投影光
学系14の光軸に対して斜めにスリットパターン等の検
出パターンの像を投影する。ウエハ16上の所定の検出
領域としては、例えば投影光学系14の光軸上の領域が
選ばれる。受光系18bにおいては、ウエハ16上のそ
の検出パターンの像からの反射光が振動スリット上に再
結像され、その振動スリットの背面の受光素子の出力信
号をその振動スリットの駆動信号で同期整流して焦点検
出信号が得られる。この場合、予めウエハ16の露光面
が投影光学系14のベストフォーカス面に合致している
とき、即ちウエハ16の露光面がZ軸方向のベストフォ
ーカス位置にあるときに、その振動スリットの振動中心
にその検出パターンの像が再結像されるようにしてお
く。これによりその焦点検出信号は、ウエハ16の露光
面がベストフォーカス位置にあるときに0となり、その
露光面がその位置から上下に外れると所定範囲でほぼリ
ニアに変化する信号となるため、その焦点検出信号が0
になるようにウエハステージ15を駆動することによ
り、ウエハ16の露光面のオートフォーカスが行われ
る。
【0025】そのウエハ16の露光面のベストフォーカ
ス位置は、例えばZ方向の位置(フォーカス位置)を少
しづつ変えながらそのウエハ16の一連のショット領域
にレチクル12のパターンを露光したときに、最も鮮明
な像が露光されるときのフォーカス位置として求めるこ
とができる。また、受光系18bにおいて、その振動ス
リットの振動中心にその検出パターンの像が再結像され
る位置とするとためには、例えばその振動スリットの前
に平行平板ガラス等を配置して、その平行平板ガラスの
角度を調整すればよい。また、後述のようにキャリブレ
ーションによりそのベストフォーカス位置の変化が検出
されたときにも、その平行平板ガラスの角度を調整すれ
ばよい。
【0026】19はウエハアライメント系を示し、この
ウエハアライメント系19からのアライメント光をミラ
ー及び投影光学系14を介してウエハ16上に導き、ウ
エハ6から反射されたアライメント光を投影光学系14
及びミラーを介してウエハアライメント系19に取り込
む。これによりウエハ16上のアライメントマークが検
出され、投影光学系14の光軸に垂直なXY平面内での
ウエハ16の位置検出が行われる。また、本例の投影露
光装置には不図示のレチクルローダ及びウエハローダが
装着されており、レチクルローダ及びウエハローダがそ
れぞれレチクル12及びウエハ16をケース又はカセッ
トから露光時の所定の位置に移動させたり、逆にケース
又はカセットに戻したりする。
【0027】20は装置全体の動作を制御するまたコン
ピュータを示し、コンピュータ20にはディスク装置等
の記憶装置21が接続されている。コンピュータ20は
例えば駆動モーター3b、投影型可変レチクルブライン
ド8、レチクルアライメント系17、ウエハアライメン
ト系19、ウエハステージ15及びオートフォーカス検
出系の送光系18aと受光系18bの動作を制御する。
また、コンピュータ20には受光系18bからの焦点検
出信号を供給する。更に、コンピュータ20を通信手段
を介して外部コンピュータ22と接続して、外部コンピ
ュータ22からの指示でコンピュータ20が動作するよ
うにしてもよい。
【0028】上述のように本例の投影露光装置では、オ
ートフォーカス検出系の送光系18a及び受光系18b
によりウエハ16の露光面のベストフォーカス位置から
の位置ずれ(焦点ずれ)が検出されているが、露光光の
照射エネルギーの蓄積等により投影光学系14のベスト
フォーカス面自体の位置が変化する場合がある。更に、
ウエハ16のプロセスの種類等によっては、ウエハ16
の露光面のオートフォーカス検出系により検出される面
の位置と実際にレチクル12のパターンが投影される面
の位置とのオフセットが変化する虞もある。従って、例
えば1ロット分のウエハの露光を行う前等に、そのベス
トフォーカス位置のキャリブレーションを行う必要があ
る。以下ではそのキャリブレーションの方法の一例を説
明する。
【0029】図3(a)は本実施例のキャリブレーショ
ンで用いるフォーカス計測用のレチクル12Aを示し、
この図3(a)において、レチクル12Aの中心部にフ
ォーカス計測用マーク23を形成し、レチクル12Aの
周辺部にレチクルアライメントマークRM1〜RM3を
形成する。そして、レチクル12Aを図2のレチクル1
2の代わりに設定して露光した場合に、送光系18aか
らウエハ16の露光面上に検出パターンの像が投影され
る位置にそのフォーカス計測用マーク23の像が露光さ
れるようにする。即ち、送光系18aから検出パターン
の像が投影されるウエハ16上の位置とレチクル12A
上のフォーカス計測用マーク23の位置とは投影光学系
14に関して共役である。
【0030】また、そのフォーカス計測用マーク23の
ウエハ16上の投影像は、図4(a9に示すような回折
格子状の像23Jとなる。一例としてその像23JはY
方向に複数グループから構成され、各グループは4個の
等間隔の細長い菱形のパターンから構成されている。ま
た、ウエハ16の露光面がベストフォーカス位置にある
ときのその像23JのX方向の長さがLであるとする
と、その露光面がベストフォーカス面から外れるとその
像23JのX方向の長さがLよりも長くなる。従って、
その像23JのX方向の長さを計測することによりベス
トフォーカス位置を求めることができる。
【0031】なお、そのフォーカス計測用マーク23と
しては、図4(b)に示すように、ウエハ16上の投影
像がラインアンドスペースパターン状の像23Kになる
ようなパターンを使用してもよい。この場合には、ウエ
ハ16の露光面がベストフォーカス位置にあるときの像
23Kの1個のライン部の幅をPとすると、その露光面
がベストフォーカス位置から外れるとそのライン部の幅
がPより大きくなることから、ベストフォーカス位置を
求めることができる。
【0032】図3(b)は実素子パターン露光用のレチ
クル12Bを示し、この図3(b)において、レチクル
12Bのパターン領域24には転写用の実素子パターン
が形成されており、そのパターン領域24の外側に図3
(a)のレチクル12Aと同様にレチクルアライメント
マークRM4〜RM6が形成されている。更に、そのパ
ターン領域24の内部にフォーカス計測用マークを保護
するための遮光領域25が設けられている。この遮光領
域25は図3(a)のフォーカス計測用マーク23の外
形と同じだけの面積を有すればよく、その遮光領域25
の位置は任意である。パターン領域24の中にパターン
密度が粗でそのフォーカス計測用マーク23の面積以上
の遮光部があれば、この遮光部をそのままその遮光領域
25として使用することができる。
【0033】次に、図2の投影露光装置において、投影
光学系14に対するベストフォーカス位置のキャリブレ
ーションを行って1ロット分のウエハに順次その図3
(b)の実素子パターン露光用のレチクル12Bのパタ
ーンを露光する場合の動作を図1の流れ図を参照して説
明する。
【0034】先ず図1のステップ101において、図2
のコンピュータ20にフォーカス計測マーク露光用のデ
ータファイルを記憶装置21又はコンピュータ22から
ロードし、そのデータに従い、図3(a)のフォーカス
計測用のレチクル12Aを図2のレチクル12の代わり
に光軸上の所定の位置に載置する。そして、投影型可変
レチクルブラインド8を所定の開口にセットした後に、
ステップ102においてそのロットの先頭の(最初に処
理される)ウエハ16−1をウエハステージ15上に載
置する。そして、予め定められたベストフォーカス位置
をFcとすると、ステップ103において、そのウエハ
16−1の第1ショット領域のフォーカス位置を(Fc
−ΔF)に設定した状態で、その第1ショット領域にレ
チクル12Aのパターンを露光する。実際にはレチクル
12Aのフォーカス計測用マーク23の像だけがその第
1ショット領域の中央部に露光される。
【0035】次に、ステップ104及び105におい
て、フォーカス位置をフォーカスステップFsだけ高く
しながら、順次第iショット領域(i=2,3,‥‥,
N)にそのレチクル12Aのパターンを露光する。この
場合、そのN個のショット領域の中央のショット領域で
のフォーカス位置がそれまでのベストフォーカス位置F
cとなるようにする。これにより、図5に示すように、
先頭のウエハ16−1の露光面の破線で囲んで示す一連
のショット領域26−1,26−2,‥‥,26−Nの
中央の領域27−1,27−2,‥‥,27−Nに、初
期のベストフォーカス位置Fcを中心として幅2ΔFの
範囲内でフォーカス位置が次第に変えられて、レチクル
12Aのフォーカス計測用マーク23の像がそれぞれ露
光される。
【0036】次に、ステップ106において、図2のコ
ンピュータ20に実素子パターン露光用のデータファイ
ルを記憶装置21又はコンピュータ22からロードし、
そのデータに従い、レチクル12Aの代わりに図3
(b)の実素子パターン露光用のレチクル12Bを光軸
上の所定の位置に載置する。そして、投影型可変レチク
ルブラインド8を所定の開口にセットした後に、ステッ
プ107でレチクル12Bの露光面のフォーカス位置を
初期のベストフォーカス位置Fcに設定する。その後、
ステップ108及び109において、フォーカス位置を
固定した状態でレチクル12Bの一連のショット領域2
8−i(i=1,2,‥‥,N)に順次レチクル12B
のパターン領域24の実素子パターンの像を露光する。
【0037】これにより、図5に示すように、ウエハ1
6−1の露光面上で実線で囲まれた一連のショット領域
28−iにそれぞれレチクル12Bのパターンが露光さ
れる。この場合、レチクル12Aを露光する際のショッ
ト領域26−iとレチクル12Bを露光する際のショッ
ト領域28−iとはXY平面内で位置ずれしており、シ
ョット領域26−iの領域27−iに図3(b)の遮光
領域25が投影されるようになっている。従って、領域
27−iに投影されている図3(a)のフォーカス計測
用マーク23の像の上には2重露光は行われない。
【0038】次に、ステップ110において、露光が終
了したウエハ16−1に所定の現像処理を施す。これに
よりそのウエハ16−1の表面に露光量及びフォーカス
位置に応じたレジストパターンが形成される。その後、
ステップ111において、ウエハ16−1を再度図2の
投影露光装置のウエハステージ15上に載置して、各シ
ョット領域に形成されている図4(a)のようなフォー
カス計測用マーク23の像23Jの菱型のパターンの長
さを計測する。この計測は図2のウエハアライメント系
19により行われる。また、その計測方法は例えば特願
昭63−11729号にも開示されている。その計測結
果から、コンピュータ20はベストフォーカス位置Fm
を算出する。
【0039】続いて、ステップ112においてコンピュ
ータ20は、実素子パターンの露光データファイル中に
記述されている負側フォーカス許容範囲Fma、正側フ
ォーカス許容範囲Fpa及び計測されたベストフォーカ
ス位置Fmに対して、ステップ108及び109で実際
に露光を行ったときのフォーカス位置(それまでのベス
トフォーカス位置)Fcが次式を満たしているかどうか
を判断する。 Fm−Fma≦Fc≦Fm+Fpa (1)
【0040】(1)式が成り立つ場合には、ウエハ16
−1は許容フォーカス範囲内で露光されたものとし、動
作はステップ115に移行する。また、その先頭のウエ
ハ16−1は2枚目以降のウエハと同様に次工程(例え
ば次の層への露光工程)に進む。一方、(1)式が成り
立たない場合にはウエハ16−1は許容フォーカス範囲
外で露光されたものとして、ステップ113においてウ
エハ16−1のレジスト剥離及びレジスト再塗布を行
う。その後、ステップ114において、フォーカス位置
をステップ111で求めたベストフォーカス位置Fmに
設定して、その先頭のウエハ16−1に対するレチクル
12Bのパターンの露光をが行う。
【0041】次に、ステップ115において、そのロッ
トの残りのウエハに対してステップ111で求められた
ベストフォーカス位置Fmで、各ショット領域に実素子
パターン露光用のレチクル12Bのパターンのみを露光
する。これにより、残りの全てのウエハに対してはキャ
リブレーション後のベストフォーカス位置で実素子パタ
ーンの露光が行われる。
【0042】上述のように本例によれば、そのロットの
先頭ウエハ16−1の各ショット領域にそれぞれフォー
カス計測用マーク23の像が安定して形成されると共
に、そのフォーカス計測用マーク23の像の投影位置で
オートフォーカス検出系によるフォーカス位置の検出が
行われる。従って、ウエハ16−1の平坦度が悪い場合
にも、安定且つ正確にベストフォーカス位置を検出し
て、ベストフォーカス位置のキャリブレーションを正確
に行うことができる。この場合、以上のように、ベスト
フォーカス位置の初期設定値Fc、計測されたベストフ
ォーカス位置Fm、許容値Fma及び許容値Fpaが
(1)式を満たす場合にはロットの先頭ウエハ16−1
を再処理する必要がなかった。従って、露光のスループ
ットが改善されている。また、各ウエハ上でフォーカス
計測用マーク23の投影像が必要とする面積は約70μ
m×70μm程度であり、実素子パターン領域を圧迫す
ることもない。
【0043】なお、フォーカス計測用マーク23の像が
図3(b)に示すようなラインアンドスペースパターン
の像23Kである場合には、図1のステップ111では
走査型電子顕微鏡(SEM)等を用いてそのレジスト線
幅を計測し、その結果からベストフォーカス位置を求め
るようにしてもよい。また、本発明は上述実施例に限定
されるわけではなく、例えば、1ロットの先頭ウエハは
従来の露光方法の第2の例で示したように、フォーカス
許容範囲内か否かの判断を行うだけとして、先頭ウエハ
のフォーカス位置が許容範囲外であった場合に、2枚目
のウエハに対して、推定されるベストフォーカス位置を
初期ベストフォーカス位置Fcとして上記の露光方法を
実施してもよい。このとき、露光するレチクルの順は必
ずしもフォーカス計測用のレチクル12Aから実素子パ
ターン露光用のレチクル12Bの順である必要はない。
【0044】更に、上記実施例では実素子パターン露光
用のレチクル中には、フォーカス計測用マーク保護用の
遮光領域25は1箇所しか設けられていないが、複数個
の遮光領域を設けてもよい。また、1枚のウエハに対し
て実素子パターンを露光するときのフォーカス位置は設
計上のベストフォーカス位置であっても、ウエハと同一
平面内に形成された光透過性の基準マークをステージ内
部から露光光で照明し、投影光学系を介してレチクルの
パターン面で反射した光を、投影光学系及び基準マーク
を介して光電検出するように構成し、ステージを光軸方
向に移動したときに光電信号が最大(または最小)とな
る位置をベストフォーカス位置として求め、このベスト
フォーカス位置を用いても良い。また、レチクルは2枚
(12A,12B)に分けなくても良い。即ち、同一の
レチクル上にフォーカス計測用マーク23と遮光領域と
を形成しておいても良い。ただし、この場合フォーカス
計測用マーク23をウエハに露光する際には、マーク2
3以外の部分をレチクルブラインドで遮光しておく。こ
のように、本発明は上述実施例に限定されず本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、実素子パターンを露光
する感光基板にてベストフォーカス位置の計測を行うの
で、感光基板処理のプロセスによるベストフォーカス位
置の変動も計測でき、計測されたベストフォーカス位置
が予め定められた位置に対して許容範囲内にあるときに
は計測した感光基板を再処理する必要がない利点があ
る。
【0046】また、露光装置に投影光学系の露光領域内
の所定の計測点のその投影光学系の光軸方向の位置を計
測するフォーカス位置検出装置を設け、第1のマスクの
そのベストフォーカス計測用マークを、その所定の計測
点に共役な位置付近に設けた場合には、感光基板のフラ
ットネスの影響を受けずにベストフォーカス位置を計測
できる。
【0047】更に、その第1のマスクのそのベストフォ
ーカス計測用マークに対応する第2のマスク上の領域を
遮光部にした場合には、そのベストフォーカス計測用マ
ークの像の上に2重露光が行われないので、ベストフォ
ーカス位置の計測を正確に行うことができる。また、1
回の露光工程ではその第2のマスクのその遮光部に対応
する感光基板の全てのショット領域上の領域にベストフ
ォーカス計測用マークの像を露光する必要がない場合、
感光基板全体に配置された遮光部に対応する領域をいく
つかのグループに分け、1つの露光工程につきその1グ
ループ分の遮光部に対応する領域にベストフォーカス計
測用マークを露光し、その結果からベストフォーカス位
置を求めるようにしてもよい。これにより、第2のマス
ク内にベストフォーカス計測用マークを設ける場合に、
より少ない感光基板上のベストフォーカス計測用マーク
の像の占有面積でベストフォーカス位置を計測できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例においてベストフォーカス位
置のキャリブレーションを行いながら1ロット分のウエ
ハに露光する場合の動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図2】その実施例の投影露光装置の概略を示す構成図
である。
【図3】(a)はその実施例で使用されるフォーカス計
測用レチクルのパターンを示す平面図、(b)はその実
施例で使用される実素子露光用のレチクルのパターンを
示す平面図である。
【図4】(a)は図3(a)のフォーカス計測用レチク
ルのフォーカス計測用マークの像の一例を示す線図、
(b)はそのフォーカス計測用マークの像の他の例を示
す線図である。
【図5】その実施例で露光される1ロット分のウエハの
先頭のウエハの露光パターンを示す平面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 楕円鏡 3 シャッター 4 インプットレンズ系 6 フライアイレンズ 7 第1リレーレンズ 8 投影型可変レチクルブラインド 9 第2リレーレンズ 11 主コンデンサーレンズ 12 レチクル 12A フォーカス計測用のレチクル 12B 実素子パターン露光用のレチクル 14 投影光学系 15 ウエハステージ 16 ウエハ 17 レチクルアライメント系 18a オートフォーカス検出系の送光系 18b オートフォーカス検出系の受光系 19 ウエハアライメント系 20 コンピュータ 21 記憶装置 22 外部コンピュータ 23 フォーカス計測用マーク 24 パターン領域 25 フォーカス計測用マークの保護用の遮光領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光で転写用マスクを照明する照明光
    学系と、前記転写用マスクのパターンの像を感光基板に
    投影する投影光学系とを有する露光装置の前記感光基板
    の露光面を前記投影光学系に対するベストフォーカス位
    置に所定の許容範囲内で設定して露光を行う方法におい
    て、 ベストフォーカス計測用マークが形成された第1のマス
    クを前記転写用マスクとして配置して、前記感光基板の
    露光面の前記投影光学系の光軸方向の位置を変化させな
    がら前記感光基板の複数のショット領域にそれぞれ前記
    ベストフォーカス計測用マークの像を露光する第1工程
    と;転写用パターンが形成された第2のマスクを前記転
    写用マスクとして配置して、前記感光基板の露光面を予
    め定められた前記投影光学系の光軸方向の位置に設定し
    て、前記感光基板の複数のショット領域にそれぞれ前記
    第2のマスクのパターンの像を露光する第2工程と;前
    記感光基板の現像処理を行う第3工程と;前記第1工程
    にて露光した前記ベストフォーカス計測用マークの像の
    状態を計測して前記投影光学系に対するベストフォーカ
    ス位置を求める第4工程と;前記第2工程で設定した前
    記感光基板の露光面の位置と前記第4工程で求められた
    前記ベストフォーカス位置との差が許容範囲内である場
    合には前記感光基板を次工程に進ませると判定し、前記
    差が許容範囲外である場合には前記感光基板の再処理を
    行うと判定する第5工程と;前記感光基板と同一ロット
    の感光基板の露光面を前記第4工程で求めた前記ベスト
    フォーカス位置に設定して前記第2のマスク又は他の転
    写用マスクのパターンの露光を行う第6工程とを有する
    事を特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 前記露光装置に前記投影光学系の露光領
    域内の所定の計測点の前記投影光学系の光軸方向の位置
    を計測するフォーカス位置検出装置を設け、前記第1の
    マスクの前記ベストフォーカス計測用マークを、前記所
    定の計測点に共役な位置付近に設けた事を特徴とする請
    求項1記載の露光方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のマスクの前記ベストフォーカ
    ス計測用マークに対応する前記第2のマスク上の領域を
    遮光部にした事を特徴とする請求項1又は2記載の露光
    方法。
JP4201897A 1992-07-06 1992-07-06 露光方法 Withdrawn JPH0620923A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5464288A (en) * 1993-12-15 1995-11-07 Nippon Thompson Co., Ltd. Linear motion rolling guide unit
US6093511A (en) * 1994-06-30 2000-07-25 Fujitsu Limited Method of manufacturing semiconductor device
EP3376290A1 (en) * 2017-03-14 2018-09-19 ASML Netherlands B.V. Metrology method and method of device manufacture

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