JPH06206147A - 接続装置およびこれを備えた工作機械 - Google Patents
接続装置およびこれを備えた工作機械Info
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- JPH06206147A JPH06206147A JP5312221A JP31222193A JPH06206147A JP H06206147 A JPH06206147 A JP H06206147A JP 5312221 A JP5312221 A JP 5312221A JP 31222193 A JP31222193 A JP 31222193A JP H06206147 A JPH06206147 A JP H06206147A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プローブをモデルの輪郭をトレースするため
に工作機械に接続する装置を提供する。 【構成】 接続装置はシャンク１６およびプローブ１８
にそれぞれ接続される第一および第二の部分２０，２２
を有し、両者は皿ばね５６によってばね付勢された保持
ボルト５０によって一体に保持されている。アーム６０
が第二部分から延びスピンドル１０のハウジング１４に
連結され、これによりスピンドルシャフト１２の回転を
防止している。スピンドルの偶発的作動開始の場合、第
一および第二の部分２０，２２は互いに関し回転でき
（シャンクはシャフト１２と共に回転する）、スラスト
軸受４２が第一および第二の部分２０，２２の摺りを可
能とする。
に工作機械に接続する装置を提供する。 【構成】 接続装置はシャンク１６およびプローブ１８
にそれぞれ接続される第一および第二の部分２０，２２
を有し、両者は皿ばね５６によってばね付勢された保持
ボルト５０によって一体に保持されている。アーム６０
が第二部分から延びスピンドル１０のハウジング１４に
連結され、これによりスピンドルシャフト１２の回転を
防止している。スピンドルの偶発的作動開始の場合、第
一および第二の部分２０，２２は互いに関し回転でき
（シャンクはシャフト１２と共に回転する）、スラスト
軸受４２が第一および第二の部分２０，２２の摺りを可
能とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の可動腕に保
持可能なシャンクを、機械がワークピースないしはモデ
ルを検査することを可能とすべく可動腕に担持され得る
プローブに接続する装置に関する。
持可能なシャンクを、機械がワークピースないしはモデ
ルを検査することを可能とすべく可動腕に担持され得る
プローブに接続する装置に関する。
【０００２】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる英国特許出願第９２２５９９４．４号の明細
書の記載に基づくものであって、当該英国特許出願の番
号を参照することによって当該英国特許出願の明細書の
記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
の基礎たる英国特許出願第９２２５９９４．４号の明細
書の記載に基づくものであって、当該英国特許出願の番
号を参照することによって当該英国特許出願の明細書の
記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【０００３】
【従来の技術】本出願人の同時係属中の欧州特許出願第
９３３０６６４５．８号において、機械がモデルあるい
は他のワークピースの輪郭をトレースないしは走査する
ことができるように、本出願人は測定ないしはアナログ
プローブを工作機械に設けたシステムを開示している。
このシステムの特異な特徴は、機械に重大な変更を加え
る必要なしに機械に測定プローブを装着できることであ
る。
９３３０６６４５．８号において、機械がモデルあるい
は他のワークピースの輪郭をトレースないしは走査する
ことができるように、本出願人は測定ないしはアナログ
プローブを工作機械に設けたシステムを開示している。
このシステムの特異な特徴は、機械に重大な変更を加え
る必要なしに機械に測定プローブを装着できることであ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の接続装置は、
重大な変更の必要なしに工作機械のスピンドルに（測定
ないしはアナログプローブのような）プローブの作動的
装着を可能とするさらなる発展をもたらす。
重大な変更の必要なしに工作機械のスピンドルに（測定
ないしはアナログプローブのような）プローブの作動的
装着を可能とするさらなる発展をもたらす。
【０００５】特に、本発明の接続装置は、スピンドルの
回転的安定性（これは例えばプローブの測定軸線が静止
状態に止まることを確実にするために、測定プローブの
場合には重要である）をもたらし、かつ、それにもかか
わらず、プローブがスピンドルに接続されている間のス
ピンドルの偶発的作動開始の場合にも、プローブないし
は機械の損傷を防ぐ保護機構をもたらすように、工作機
械の回転自在なスピンドルにプローブを装着するのを可
能とする。
回転的安定性（これは例えばプローブの測定軸線が静止
状態に止まることを確実にするために、測定プローブの
場合には重要である）をもたらし、かつ、それにもかか
わらず、プローブがスピンドルに接続されている間のス
ピンドルの偶発的作動開始の場合にも、プローブないし
は機械の損傷を防ぐ保護機構をもたらすように、工作機
械の回転自在なスピンドルにプローブを装着するのを可
能とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、工作機械のス
ピンドルの回転シャフトに保持可能なシャンクを、表面
の位置あるいは輪郭を検査するプローブに接続する装置
を提供する。この装置はシャンクに固定可能な第一部分
と、プローブに固定可能な第二部分と、前記第一および
第二の部分を安定的係合状態に付勢する保持力を与える
手段と、該第一および第二の部分間の保持力の方向に延
在する軸線の回りに該両部分の相対的回動を許容する手
段とを含み、ここにおいて、第二部分ひいてはプローブ
の回転運動を拘束すべく、第二のアームが前記シャフト
が相対的に回転可能なスピンドルハウジングに係合可能
である。
ピンドルの回転シャフトに保持可能なシャンクを、表面
の位置あるいは輪郭を検査するプローブに接続する装置
を提供する。この装置はシャンクに固定可能な第一部分
と、プローブに固定可能な第二部分と、前記第一および
第二の部分を安定的係合状態に付勢する保持力を与える
手段と、該第一および第二の部分間の保持力の方向に延
在する軸線の回りに該両部分の相対的回動を許容する手
段とを含み、ここにおいて、第二部分ひいてはプローブ
の回転運動を拘束すべく、第二のアームが前記シャフト
が相対的に回転可能なスピンドルハウジングに係合可能
である。
【０００７】
【作用】アームのスピンドルハウジングとの係合によ
り、機械的なスピンドルロックが施されていない工作機
械においてプローブの回転が防止される。一方、装置の
第一および第二部分が互いに相対回転できるということ
により、スピンドルの偶発的作動開始の場合でも、装
置、プローブあるいは機械への損傷を与えることが防止
される。
り、機械的なスピンドルロックが施されていない工作機
械においてプローブの回転が防止される。一方、装置の
第一および第二部分が互いに相対回転できるということ
により、スピンドルの偶発的作動開始の場合でも、装
置、プローブあるいは機械への損傷を与えることが防止
される。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を例示的に添付図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【０００９】図１を参照するに、スピンドル１０はハウ
ジング１４内に軸受された回転可能なシャフト１２を有
している。スピンドル１０は機械（不図示）のテーブル
に対し直線状に動くことができ、テーブル上には輪郭が
トレースされるべきモデルないしは他のワークピースが
支持されている。円錐台状のシャンク１６は、シャフト
１２のソケット内にシャンクの後端に設けられたプルア
ップスタッド（不図示）を保持する機構によって、保持
されている。シャンク１６は測定ないしはアナログプロ
ーブ１８を支持している。測定プローブの特別な型式が
本発明に密接に関係するわけではなく、例えば本出願人
の先に公開された国際出願番号ＷＯ ９０／０４１４９
に開示された型式のプローブであってもよい。
ジング１４内に軸受された回転可能なシャフト１２を有
している。スピンドル１０は機械（不図示）のテーブル
に対し直線状に動くことができ、テーブル上には輪郭が
トレースされるべきモデルないしは他のワークピースが
支持されている。円錐台状のシャンク１６は、シャフト
１２のソケット内にシャンクの後端に設けられたプルア
ップスタッド（不図示）を保持する機構によって、保持
されている。シャンク１６は測定ないしはアナログプロ
ーブ１８を支持している。測定プローブの特別な型式が
本発明に密接に関係するわけではなく、例えば本出願人
の先に公開された国際出願番号ＷＯ ９０／０４１４９
に開示された型式のプローブであってもよい。
【００１０】シャンク１６をプローブ１８に接続する中
間の接続装置が設けられており、この装置はプローブ１
８のスピンドルハウジング１４に対する回転を拘束し、
機械の偶発的な作動開始の場合には、スピンドルのシャ
フト１２に対するプローブ１８の相対的回転を可能とす
る。中間の接続装置は、シャンク１６に固定され得る第
一部分２０およびプローブ１８に固定され得る第二部分
２２を備えている。
間の接続装置が設けられており、この装置はプローブ１
８のスピンドルハウジング１４に対する回転を拘束し、
機械の偶発的な作動開始の場合には、スピンドルのシャ
フト１２に対するプローブ１８の相対的回転を可能とす
る。中間の接続装置は、シャンク１６に固定され得る第
一部分２０およびプローブ１８に固定され得る第二部分
２２を備えている。
【００１１】第一部分２０は第一の円形プレート２４を
含んでおり、この第一円形プレートから筒状のボス２６
がシャンク１６に同軸に設けられた対応するボア２８内
に突出している。ボス２６はその外面に周方向に延在す
るＵ字状溝２９を有しており、シャンク１６の本体内に
半径方向に延在している保持ボルト３０によって係合さ
れ、ボルトの円錐状端面３２が第一部分２０をシャンク
１６に対し軸線方向に付勢すべく溝２９に係合してい
る。
含んでおり、この第一円形プレートから筒状のボス２６
がシャンク１６に同軸に設けられた対応するボア２８内
に突出している。ボス２６はその外面に周方向に延在す
るＵ字状溝２９を有しており、シャンク１６の本体内に
半径方向に延在している保持ボルト３０によって係合さ
れ、ボルトの円錐状端面３２が第一部分２０をシャンク
１６に対し軸線方向に付勢すべく溝２９に係合してい
る。
【００１２】接続装置の第二部分２２はまた第二のほぼ
円形状プレート３４として形成されており、プレート３
４は上方に延びるフランジ４０を有している。フランジ
４０は工具（プローブ）１８がシャンク１６に接続され
たとき、接続装置の第一部分の周りに延在する。第二の
円形状プレート３４は環状パッド形態のスラスト軸受４
２を支持している。スラスト軸受４２は第二の円形状プ
レート３４上で環状凹部４３内に保持されており、合わ
せくぎ（ｄｏｗｅｌ）４４が軸受４２の回転を拘束して
いる。第二部分２２はプローブ１８に３本の等間隔ボル
ト４６によって接続されている。
円形状プレート３４として形成されており、プレート３
４は上方に延びるフランジ４０を有している。フランジ
４０は工具（プローブ）１８がシャンク１６に接続され
たとき、接続装置の第一部分の周りに延在する。第二の
円形状プレート３４は環状パッド形態のスラスト軸受４
２を支持している。スラスト軸受４２は第二の円形状プ
レート３４上で環状凹部４３内に保持されており、合わ
せくぎ（ｄｏｗｅｌ）４４が軸受４２の回転を拘束して
いる。第二部分２２はプローブ１８に３本の等間隔ボル
ト４６によって接続されている。
【００１３】第一部分２０および第二部分２２を結合状
態に付勢する結合手段が設けられており、本実施例で
は、この結合手段はプレート３４の中心部に設けられた
筒状ボス５２の中心を貫通して延在する保持ボルト５０
の形態で設けられている。ボルト５０のシャンクは第一
部分２０に設けられた筒状ボス２６の中心を貫通して延
在し、ボルト５０のシャンクに設けられたナット５４が
ボス２６内に設けられた内側棚５８に対して重ねられた
皿ばね（Ｂｅｌｖｉｌｌｅ ｗａｓｈｅｒ）５６を圧縮
する。この配列は第一部分２０を第二部分２２上に設け
られたスラスト軸受４２に対して付勢し、スラスト軸受
４２と第一部分２０との間の摩擦係合が通常作動時にお
ける回転を防止し、一方、プローブ１８およびシャンク
１６の安定的保持を可能とする。
態に付勢する結合手段が設けられており、本実施例で
は、この結合手段はプレート３４の中心部に設けられた
筒状ボス５２の中心を貫通して延在する保持ボルト５０
の形態で設けられている。ボルト５０のシャンクは第一
部分２０に設けられた筒状ボス２６の中心を貫通して延
在し、ボルト５０のシャンクに設けられたナット５４が
ボス２６内に設けられた内側棚５８に対して重ねられた
皿ばね（Ｂｅｌｖｉｌｌｅ ｗａｓｈｅｒ）５６を圧縮
する。この配列は第一部分２０を第二部分２２上に設け
られたスラスト軸受４２に対して付勢し、スラスト軸受
４２と第一部分２０との間の摩擦係合が通常作動時にお
ける回転を防止し、一方、プローブ１８およびシャンク
１６の安定的保持を可能とする。
【００１４】第二部分２２は半径方向に延在するアーム
６０を有している。アーム６０は軸線Ａに関して半径方
向に延びる第一肢６０Ａと、この第一肢６０Ａに調整可
能に支持され軸線Ａに関して軸線方向に延在する位置決
めピン６２の形態の第二肢を有している。ピン６２は半
径方向に延在するスロット６４内に保持され、スロット
６４は図２に示す２つの位置６４Ａおよび６４Ｂ間にお
けるピン６２の位置の調整を可能とする。スロット６４
におけるピンの位置は保持用ナット６６によって固定さ
れる。ピン６２はスプリングで付勢されたプランジャ７
２を支持するボア７０を有している。
６０を有している。アーム６０は軸線Ａに関して半径方
向に延びる第一肢６０Ａと、この第一肢６０Ａに調整可
能に支持され軸線Ａに関して軸線方向に延在する位置決
めピン６２の形態の第二肢を有している。ピン６２は半
径方向に延在するスロット６４内に保持され、スロット
６４は図２に示す２つの位置６４Ａおよび６４Ｂ間にお
けるピン６２の位置の調整を可能とする。スロット６４
におけるピンの位置は保持用ナット６６によって固定さ
れる。ピン６２はスプリングで付勢されたプランジャ７
２を支持するボア７０を有している。
【００１５】プランジャ７２は中心本体７４を有し、そ
の各端部からは筒状のボス７６Ａ，７６Ｂが延び出てい
る。各ボス７６Ａ，７６Ｂは六角形の差込部（ｓｐｉｇ
ｏｔ）７８Ａ，７８Ｂを支持し、差込部７８Ａ，７８Ｂ
は六角穴付きボルト（ａｌｌｅｎ ｂｏｌｔ）８６の頭
部に係合するよう適合されている。差込部７８Ａ，７８
Ｂは異なる径を有し、プランジャ７２の方向をボア７０
内において逆向きにすることによって異なる寸法の六角
穴付ボルトとの係合が可能である。プランジャ７２はボ
ア７０内にピン６２の端部に設けられ本体７４に係合す
る端部キャップ８０によって保持されている。端部キャ
ップ８０は中心開口を有し、該開口を通して偏倚ばね８
２の作用により差込部７８Ａ，７８Ｂが付勢される。
の各端部からは筒状のボス７６Ａ，７６Ｂが延び出てい
る。各ボス７６Ａ，７６Ｂは六角形の差込部（ｓｐｉｇ
ｏｔ）７８Ａ，７８Ｂを支持し、差込部７８Ａ，７８Ｂ
は六角穴付きボルト（ａｌｌｅｎ ｂｏｌｔ）８６の頭
部に係合するよう適合されている。差込部７８Ａ，７８
Ｂは異なる径を有し、プランジャ７２の方向をボア７０
内において逆向きにすることによって異なる寸法の六角
穴付ボルトとの係合が可能である。プランジャ７２はボ
ア７０内にピン６２の端部に設けられ本体７４に係合す
る端部キャップ８０によって保持されている。端部キャ
ップ８０は中心開口を有し、該開口を通して偏倚ばね８
２の作用により差込部７８Ａ，７８Ｂが付勢される。
【００１６】スピンドルハウジング１４に対するプロー
ブの回転的拘束は、スピンドルハウジング１４のノーズ
８８に典型的に設けられている六角穴付ボルト８６の頭
部に差込部７８Ａ，７８Ｂの一つが係合することによっ
てもたらされる。プローブが用いられようとしている機
械がこのような六角穴付ボルトを有していない場合に
は、スピンドルのノーズに適当な開口が、大きな困難あ
るいは機械に損傷を与えることなくドリルで設けられ得
る。
ブの回転的拘束は、スピンドルハウジング１４のノーズ
８８に典型的に設けられている六角穴付ボルト８６の頭
部に差込部７８Ａ，７８Ｂの一つが係合することによっ
てもたらされる。プローブが用いられようとしている機
械がこのような六角穴付ボルトを有していない場合に
は、スピンドルのノーズに適当な開口が、大きな困難あ
るいは機械に損傷を与えることなくドリルで設けられ得
る。
【００１７】かくて、アーム６０はプローブのスピンド
ルハウジングに対する回転的拘束をもたらし、かくて、
機械的なスピンドルロックを有しない工作機械におい
て、このようなロックを設けるために機械を変更する必
要性なしに、測定ないしはアナログプローブの使用を可
能とする。さらに、測定プローブがスピンドルのシャフ
トに接続されている間に、シャフト１２がハウジング１
４に対し回転するよう偶発的にセットされたなら、シャ
ンク１６はスピンドルシャフト１２および接続装置の第
一部分２０と伴に回転する。しかしながら、接続装置の
第二部分２２およびプローブは、アーム６０のスピンド
ルハウジング１４への係合の故に静止状態に止まり、接
続装置の第一部分２０がその第二部分２２と相対的に回
転する。スラスト軸受４２がこれを可能としている。
ルハウジングに対する回転的拘束をもたらし、かくて、
機械的なスピンドルロックを有しない工作機械におい
て、このようなロックを設けるために機械を変更する必
要性なしに、測定ないしはアナログプローブの使用を可
能とする。さらに、測定プローブがスピンドルのシャフ
トに接続されている間に、シャフト１２がハウジング１
４に対し回転するよう偶発的にセットされたなら、シャ
ンク１６はスピンドルシャフト１２および接続装置の第
一部分２０と伴に回転する。しかしながら、接続装置の
第二部分２２およびプローブは、アーム６０のスピンド
ルハウジング１４への係合の故に静止状態に止まり、接
続装置の第一部分２０がその第二部分２２と相対的に回
転する。スラスト軸受４２がこれを可能としている。
【００１８】プローブおよびシャンク間の偶発的回転の
間は、スラスト軸受における摩擦が高くなるであろう。
しかしながら、この装置は偶発的なスピンドルの作動開
始の場合において、機械、プローブあるいは作業者に損
傷を与えることを防止するための安全装置としてのみ意
図されている。もしもこのようなことが起った場合に
は、プローブは再基準合わせされるべきである。という
のも、シャンク１６ひいてはシャフト１２に対するプロ
ーブの並進および回転位置は、この相対回転の結果とし
て大きく変っているからである。プローブの並進は、摩
損、摩擦効果あるいは相対回転中に発生する熱の結果に
よって生じ得る。
間は、スラスト軸受における摩擦が高くなるであろう。
しかしながら、この装置は偶発的なスピンドルの作動開
始の場合において、機械、プローブあるいは作業者に損
傷を与えることを防止するための安全装置としてのみ意
図されている。もしもこのようなことが起った場合に
は、プローブは再基準合わせされるべきである。という
のも、シャンク１６ひいてはシャフト１２に対するプロ
ーブの並進および回転位置は、この相対回転の結果とし
て大きく変っているからである。プローブの並進は、摩
損、摩擦効果あるいは相対回転中に発生する熱の結果に
よって生じ得る。
【００１９】図３および図４を参照して、変形例につき
説明する。第１の実施例と同様に、中間の接続装置はシ
ャンク１１６に固定され得る第一部分１２０およびプロ
ーブ１１８に固定され得る第二部分１２２を備えてい
る。第二部分１２２は３つの等間隔に配置されたボール
１４４を支持し、そのうち２つはボール１４４の直径の
ほぼ半分の深さを有する凹部１４６に存し、３つ目はボ
ール１４４の直径より僅かに小さい深さの凹部１４７に
存している。第二部分１２２はプローブ１１８に３つの
等間隔に配されたボルト１４８によって連結されてい
る。
説明する。第１の実施例と同様に、中間の接続装置はシ
ャンク１１６に固定され得る第一部分１２０およびプロ
ーブ１１８に固定され得る第二部分１２２を備えてい
る。第二部分１２２は３つの等間隔に配置されたボール
１４４を支持し、そのうち２つはボール１４４の直径の
ほぼ半分の深さを有する凹部１４６に存し、３つ目はボ
ール１４４の直径より僅かに小さい深さの凹部１４７に
存している。第二部分１２２はプローブ１１８に３つの
等間隔に配されたボルト１４８によって連結されてい
る。
【００２０】第二部分１２２のボス１５２内に支持され
た保持ボルト１５０、およびボルト１５０と第一部分の
ボス内に設けられた内側棚部１５８との間で支持し直列
に重ねられた一連の皿ばね１５４が、２つのボール１４
４を第一部分１２０上で周方向に延在しているＶ字溝１
５５に着座させ、かつ３つ目のボール１４４を周方向に
延在しているＶ字溝１５５の周りに延在している第一部
分１２０の平坦面１５６に押付ける。この配列は、第一
部分１２０の第二部分１２２に対する擬似的運動学的支
持（ｑｕａｓｉ−ｋｉｎｅｍａｔｉｃ ｓｕｐｐｏｒ
ｔ）をもたらす。残りの未拘束部がプローブ１１８およ
びシャンク１１６の軸線Ａの周りの回転の自由度を与え
る。
た保持ボルト１５０、およびボルト１５０と第一部分の
ボス内に設けられた内側棚部１５８との間で支持し直列
に重ねられた一連の皿ばね１５４が、２つのボール１４
４を第一部分１２０上で周方向に延在しているＶ字溝１
５５に着座させ、かつ３つ目のボール１４４を周方向に
延在しているＶ字溝１５５の周りに延在している第一部
分１２０の平坦面１５６に押付ける。この配列は、第一
部分１２０の第二部分１２２に対する擬似的運動学的支
持（ｑｕａｓｉ−ｋｉｎｅｍａｔｉｃ ｓｕｐｐｏｒ
ｔ）をもたらす。残りの未拘束部がプローブ１１８およ
びシャンク１１６の軸線Ａの周りの回転の自由度を与え
る。
【００２１】装置の第二部分１２２は、半径方向に延び
るアーム１６０の形態の第一肢および調整自在に支持さ
れ軸線方向に延びる位置決めピン１６２の形態の第二肢
を有している。ピン１６２は、アーム１６０上で凹部１
６４内に、軸線Ａに対する半径方向のピンの位置を調整
するのに充分なクリアランスをもって保持されている。
ピン１６２の位置は、一旦半径方向の調整が正しく行わ
れれば、一対の保持ボルト１６６によってアーム１６０
に対し固定され得る。ピン１６２は、ベース１７０およ
びベース１７０の上端に設けられたボア１７４に保持さ
れるプランジャ部材１７２を含んでいる。プランジャ部
材１７２は、スプリング１７８によって上方に付勢さ
れ、スピンドルノーズ１８２をスピンドルハウジングの
残部に取付けている六角穴付きボルト１８０の内側穴に
係合されているプランジャピン１７６を含んでいる。プ
ランジャハウジング１７２はベース１７０内にいもねじ
１８４の手段によって保持されている。
るアーム１６０の形態の第一肢および調整自在に支持さ
れ軸線方向に延びる位置決めピン１６２の形態の第二肢
を有している。ピン１６２は、アーム１６０上で凹部１
６４内に、軸線Ａに対する半径方向のピンの位置を調整
するのに充分なクリアランスをもって保持されている。
ピン１６２の位置は、一旦半径方向の調整が正しく行わ
れれば、一対の保持ボルト１６６によってアーム１６０
に対し固定され得る。ピン１６２は、ベース１７０およ
びベース１７０の上端に設けられたボア１７４に保持さ
れるプランジャ部材１７２を含んでいる。プランジャ部
材１７２は、スプリング１７８によって上方に付勢さ
れ、スピンドルノーズ１８２をスピンドルハウジングの
残部に取付けている六角穴付きボルト１８０の内側穴に
係合されているプランジャピン１７６を含んでいる。プ
ランジャハウジング１７２はベース１７０内にいもねじ
１８４の手段によって保持されている。
【００２２】第１の実施例と同様に、アーム１６０はプ
ローブ１１８のスピンドルハウジングに対する回転的拘
束をもたらし、かくて機械的なスピンドルロックを有し
ない工作機械において、このようなロックを設けるため
に機械を変更する必要性なしにプローブの使用を可能と
する。スピンドルの偶発的スタートが生じた場合、接続
装置の第一部分１２０は、２つのボール１４４がＶ字溝
１５５を摺べりつつ、一方、第３のボールがＶ字溝１５
５の周りの平坦表面１５６を摺りつつ、接続装置の第二
部分１２２に対し回転する。
ローブ１１８のスピンドルハウジングに対する回転的拘
束をもたらし、かくて機械的なスピンドルロックを有し
ない工作機械において、このようなロックを設けるため
に機械を変更する必要性なしにプローブの使用を可能と
する。スピンドルの偶発的スタートが生じた場合、接続
装置の第一部分１２０は、２つのボール１４４がＶ字溝
１５５を摺べりつつ、一方、第３のボールがＶ字溝１５
５の周りの平坦表面１５６を摺りつつ、接続装置の第二
部分１２２に対し回転する。
【図１】本発明の装置と共に保持されたシャンクおよび
測定プローブを示す断面図である。
測定プローブを示す断面図である。
【図２】図１のII-II 線に沿う平面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図４】図３のIV-IV 線に沿う断面図である。
１０ スピンドル １２ シャフト １４ ハウジング １６，１１６ シャンク １８，１１８ プローブ ２０，１２０ 第一部分 ２２，１２２ 第二部分 ２４ 第一円形プレート ２６ 筒状ボス ２８ ボア ２９ Ｕ字状溝 ３０ 保持ボルト ３２ 端面 ３４ 第二円形プレート ４０ フランジ ４２ スラスト軸受 ４３ 環状凹部 ４４ 合わせくぎ ４６ ボルト ５０，１５０，１６６ 保持ボルト ５２，１５２ 筒状ボス ５４ ナット ５６，１５４ 皿ばね ５８，１５８ 内側棚部 ６０，１６０ アーム ６０Ａ 第一肢 ６２，１６２ 位置決めピン ６４ スロット ６６ ナット ７０，１７４ ボア ７２，１７２ プランジャ ７４ 中心本体 ７６Ａ，７６Ｂ 筒状ボス ７８Ａ，７８Ｂ 差込部 ８０ 端部キャップ ８２ 偏倚ばね ８６，１８０ 六角穴付ボルト ８８，１８２ ノーズ １４４ ボール １４６ 凹部 １４７ 凹部 １４８ ボルト １５５ Ｖ字状溝 １５６ 平坦表面 １７０ ベース １７２ プランジャ部材 １７４ ボア １７６ プランジャピン １７８ スプリング １８４ いもねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュウ ジェフリー バター イギリス ビーエス17 ６エスデー エイ ボン州 ブリストル チッピング ソドベ リー フィンチ ロード 104 (72)発明者 ブライアン セシル ロバート ヘニング イギリス ビーエス12 １エスビー エイ ボン州 ブリストル ソーンベリー ピッ ツビル クローズ ５
Claims (8)
- 【請求項１】 工作機械のスピンドルの回転シャフトに
保持可能なシャンクを、表面の位置あるいは輪郭を検査
するプローブに接続する装置であって、 この装置は、 シャンクに固定可能な第一部分と、 プローブに固定可能な第二部分と、 前記第一および第二の部分を安定的係合状態に付勢する
保持力を与える手段と、 該第一および第二の部分間の保持力の方向に延在する軸
線の回りに該両部分の相対的回動を許容する手段とを含
み、ここにおいて、 第二部分ひいてはプローブの回転運動を拘束すべく、第
二部分のアームが前記シャフトが相対的に回転可能なス
ピンドルハウジングに係合可能であることを特徴とする
接続装置。 - 【請求項２】 前記アームは、軸線に関して半径方向に
延びる第一肢と、該第一肢に接続され該第一肢から前記
軸線に平行な方向に延びる第二肢を含むことを特徴とす
る請求項１に記載の接続装置。 - 【請求項３】 前記第一肢に対し前記第二肢の半径方向
位置を調整する手段が設けられていることを特徴とする
請求項２に記載の接続装置。 - 【請求項４】 前記第二肢にスプリングで付勢されたプ
ランジャが前記第一肢との接続部の末端部において設け
られていることを特徴とする請求項３に記載の接続装
置。 - 【請求項５】 ワークピースを支持するテーブルと、 該テーブルと互いに対し直線状に動き得るスピンドルで
あって、ハウジングと該ハウジング内のシャフトであっ
て該ハウジングに対し回転可能なシャフトとを有するス
ピンドルと、 表面の位置あるいは輪郭を検査するプローブであって、
前記スピンドルのシャフトに保持されたシャンクに接続
されたプローブと、 前記プローブとシャンクとを接続する接続装置であっ
て、 シャンクに固定可能な第一部分と、 プローブに固定可能な第二部分と、 前記第一および第二の部分を安定的係合状態に付勢する
保持力を与える手段と、 該第一および第二の部分間の保持力の方向に延在する軸
線の回りに該両部分の相対的回動を許容する手段とを含
み、ここにおいて、 第二部分ひいてはプローブの回転運動を拘束すべく、第
二部分のアームが前記シャフトが相対的に回転可能なス
ピンドルハウジングに係合可能である接続装置とを備え
たことを特徴とする工作機械。 - 【請求項６】 前記アームは、軸線に関して半径方向に
延びる第一肢と、該第一肢に接続され該第一肢から前記
軸線に平行な方向に延びる第二肢を含むことを特徴とす
る請求項５に記載の工作機械。 - 【請求項７】 前記第一肢に対し前記第二肢の半径方向
位置を調整する手段が設けられていることを特徴とする
請求項６に記載の工作機械。 - 【請求項８】 前記ハウジングには、各々が穴を有する
頭部を備えた複数のボルトが設けられ、かつ前記第二肢
にスプリングで付勢されたプランジャが前記第一肢との
接続部の末端部において設けられ、 前記プランジャが前記ボルトの頭部の穴に着座するよう
適合されていることを特徴とする請求項７に記載の工作
機械。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB929225994A GB9225994D0 (en) | 1992-12-12 | 1992-12-12 | Device for connecting a shank to a probe |
| GB9225994.4 | 1992-12-12 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06206147A true JPH06206147A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=10726546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5312221A Pending JPH06206147A (ja) | 1992-12-12 | 1993-12-13 | 接続装置およびこれを備えた工作機械 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5354157A (ja) |
| EP (1) | EP0602848B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06206147A (ja) |
| DE (1) | DE69308500T2 (ja) |
| ES (1) | ES2098683T3 (ja) |
| GB (1) | GB9225994D0 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5754107A (en) * | 1997-02-18 | 1998-05-19 | Ferrantelli; Salvatore | Pressure actuated dead bolt premises intrusion alarm and intruder |
| IL156455A0 (en) | 2000-12-18 | 2004-01-04 | Cardemon Inc | Adjustment method and apparatus for a boring tool |
| CN1298504C (zh) * | 2001-07-25 | 2007-02-07 | Lhr科技公司 | 处理器控制式雕刻和多用途成形装置 |
| US7723672B1 (en) * | 2007-02-22 | 2010-05-25 | L-3 Communications Sonoma Eo, Inc. | Multi-position kinematic mount for optical sensors in stabilized platforms |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4339714A (en) * | 1978-07-07 | 1982-07-13 | Rolls Royce Limited | Probe having passive means transmitting an output signal by reactive coupling |
| GB2025073B (en) * | 1978-07-07 | 1982-12-15 | Rolls Royce | Apparatus for monitoring the state of an electrical circiut |
| JPS57152663A (en) * | 1981-03-18 | 1982-09-21 | Mitsubishi Electric Corp | Micro-wave electric-discharge light source device |
| US4510693A (en) * | 1982-06-14 | 1985-04-16 | Gte Valeron Corporation | Probe with stylus adjustment |
| GB8503355D0 (en) * | 1985-02-09 | 1985-03-13 | Renishaw Plc | Sensing surface of object |
| US4752166A (en) * | 1987-01-02 | 1988-06-21 | Manuflex Corp. | Probing device |
| US4778313A (en) * | 1987-05-18 | 1988-10-18 | Manuflex Corp. | Intelligent tool system |
| DE3826146A1 (de) * | 1988-08-01 | 1990-02-08 | Reichenbacher Maschf | Verfahren und messvorrichtung zum dreidimensionalen vermessen |
| DE68914148T2 (de) * | 1988-10-11 | 1994-07-07 | Renishaw Plc | Messsonde mit Lagern, deren Rollelemente zentralisiert sind. |
| JPH074735B2 (ja) * | 1989-01-20 | 1995-01-25 | 大昭和精機株式会社 | 接触検出装置 |
| DE69010365T2 (de) * | 1989-03-31 | 1994-11-03 | Renishaw Plc | Kupplungseinrichtung. |
-
1992
- 1992-12-12 GB GB929225994A patent/GB9225994D0/en active Pending
-
1993
- 1993-12-02 EP EP93309658A patent/EP0602848B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-02 DE DE69308500T patent/DE69308500T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-02 ES ES93309658T patent/ES2098683T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-06 US US08/161,800 patent/US5354157A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-13 JP JP5312221A patent/JPH06206147A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5354157A (en) | 1994-10-11 |
| DE69308500D1 (de) | 1997-04-10 |
| ES2098683T3 (es) | 1997-05-01 |
| GB9225994D0 (en) | 1993-02-10 |
| DE69308500T2 (de) | 1997-06-12 |
| EP0602848B1 (en) | 1997-03-05 |
| EP0602848A1 (en) | 1994-06-22 |
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