JPH0620455Y2 - シートのパッド構造 - Google Patents
シートのパッド構造Info
- Publication number
- JPH0620455Y2 JPH0620455Y2 JP6215089U JP6215089U JPH0620455Y2 JP H0620455 Y2 JPH0620455 Y2 JP H0620455Y2 JP 6215089 U JP6215089 U JP 6215089U JP 6215089 U JP6215089 U JP 6215089U JP H0620455 Y2 JPH0620455 Y2 JP H0620455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- urethane foam
- side pad
- seat back
- foam material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シートのパッド構造に係り、詳しくはシー
トバックのシートバックパッド構造に関する。
トバックのシートバックパッド構造に関する。
(従来の技術) 従来、例えば自動車のシートクッション2とシートバッ
ク3とからなるシート1において、とくに、シートバッ
ク3のシートバックパッド4にあっては、同パッド4全
体を同硬度の軟質ウレタンフォームにより形成されたい
たが、近時シートの豪華さを表現するためサイドパッド
部5を大型化していたが、表皮材を包着した場合にシワ
等の発生を生じて包着作業に手数を要することから、こ
のサイドパッド部5を主座部6のウレタンフォームより
硬度の硬いウレタンフォームにより一体成形して包着作
業における表皮材にシワの発生することを防止するとと
もに、異硬度のサイドパッド部5によりシートバック3
にホールド性をもたせていた。
ク3とからなるシート1において、とくに、シートバッ
ク3のシートバックパッド4にあっては、同パッド4全
体を同硬度の軟質ウレタンフォームにより形成されたい
たが、近時シートの豪華さを表現するためサイドパッド
部5を大型化していたが、表皮材を包着した場合にシワ
等の発生を生じて包着作業に手数を要することから、こ
のサイドパッド部5を主座部6のウレタンフォームより
硬度の硬いウレタンフォームにより一体成形して包着作
業における表皮材にシワの発生することを防止するとと
もに、異硬度のサイドパッド部5によりシートバック3
にホールド性をもたせていた。
(解決しようとする課題) しかしながら、このサイドパッド部5を異硬度のウレタ
ンフォームにより一体形成したことで表皮材の包着作業
性およびホールド性が良好となるものの、乗員が着座し
た場合に乗員の左右の肩甲骨部がこの硬質のサイドパッ
ド部5に当り、乗心地性を悪くする問題点があった。
ンフォームにより一体形成したことで表皮材の包着作業
性およびホールド性が良好となるものの、乗員が着座し
た場合に乗員の左右の肩甲骨部がこの硬質のサイドパッ
ド部5に当り、乗心地性を悪くする問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、乗心地性の良好なシートバックのシートバックパッ
ド構造を提供することを目的とするものである。
で、乗心地性の良好なシートバックのシートバックパッ
ド構造を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、主座部とこの
主座部の左右に***状に形成されるサイドパッド部とを
一体成形したシートバックパッドにおいて、前記主座部
を軟質のウレタン発泡材で、また、左右のサイドパッド
部を前記軟質のウレタン発泡材より硬質のウレタン発泡
材で一体に発泡成形するとともに、前記左右のサイドパ
ッド部に乗員の肩ラインより上下の所定範囲に抜き凹部
を形成し、該抜き凹部に前記サイドパッド部の***面に
倣うパッド面を有する軟質パッド素子を嵌込む構成とし
たシートのパッド構造に存する。
主座部の左右に***状に形成されるサイドパッド部とを
一体成形したシートバックパッドにおいて、前記主座部
を軟質のウレタン発泡材で、また、左右のサイドパッド
部を前記軟質のウレタン発泡材より硬質のウレタン発泡
材で一体に発泡成形するとともに、前記左右のサイドパ
ッド部に乗員の肩ラインより上下の所定範囲に抜き凹部
を形成し、該抜き凹部に前記サイドパッド部の***面に
倣うパッド面を有する軟質パッド素子を嵌込む構成とし
たシートのパッド構造に存する。
(作用) 上記構成としたことにより、軟質パッド素子により乗員
の肩部を保護するように作用する。
の肩部を保護するように作用する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する
と、図中11はシートバックパッドであって、該シート
バックパッド11は乗員の着座する主座部12と、この
主座部12の左右には***状のサイドパッド部13が一
体に形成されるとともに、この主座部12およびサイド
パッド部13とは従来と同様に主座部12は軟質のウレ
タン発泡材で、また、サイドパッド部13は主座部12
の軟質のウレタン発泡材より硬質のウレタン発泡材によ
り一体成形されている。このように成形されたシートバ
ックパッド11の左右のサイドパッド部13は以下のよ
うに構成されている。
と、図中11はシートバックパッドであって、該シート
バックパッド11は乗員の着座する主座部12と、この
主座部12の左右には***状のサイドパッド部13が一
体に形成されるとともに、この主座部12およびサイド
パッド部13とは従来と同様に主座部12は軟質のウレ
タン発泡材で、また、サイドパッド部13は主座部12
の軟質のウレタン発泡材より硬質のウレタン発泡材によ
り一体成形されている。このように成形されたシートバ
ックパッド11の左右のサイドパッド部13は以下のよ
うに構成されている。
この左右のサイドパッド部13においては、普通の体格
を有する乗員が着座した場合に、その乗員の肩部のライ
ンLを中心として体格の大きな人の肩部ラインLbおよ
び体格の小さな人の肩部ラインLsを含む範囲において
例えば略方形状の抜き凹部14が凹設され、この抜き凹
部14にはパッド素子15が嵌込み固定されている。
を有する乗員が着座した場合に、その乗員の肩部のライ
ンLを中心として体格の大きな人の肩部ラインLbおよ
び体格の小さな人の肩部ラインLsを含む範囲において
例えば略方形状の抜き凹部14が凹設され、この抜き凹
部14にはパッド素子15が嵌込み固定されている。
このパッド素子15は、例えば主座部12と同様の軟質
のウレタン発泡材からなり、同パッド素子15は抜き凹
部14に嵌込み可能で、若干大きめの略四角柱状に形成
され、その外側となるパッド面16はサイドパッド部1
3の***面13aに倣うパッド面16に形成されてい
る。このように形成されたパッド素子15は抜き凹部1
4に弾性的に嵌込み固定され、面16はサイドパッド部
13の***面13aにほぼ倣うように固定されている。
かくして形成されたシートバックパッド11には表皮材
が包着されてシートバッツクが形成されている。
のウレタン発泡材からなり、同パッド素子15は抜き凹
部14に嵌込み可能で、若干大きめの略四角柱状に形成
され、その外側となるパッド面16はサイドパッド部1
3の***面13aに倣うパッド面16に形成されてい
る。このように形成されたパッド素子15は抜き凹部1
4に弾性的に嵌込み固定され、面16はサイドパッド部
13の***面13aにほぼ倣うように固定されている。
かくして形成されたシートバックパッド11には表皮材
が包着されてシートバッツクが形成されている。
上述したように、本例シートバックパッド11は、主座
部12を軟質のウレタン発泡材で、また、左右のサイド
パッド部13を主座部12の軟質のウレタン発泡材より
硬質のウレタン発泡材で一体に発泡成形するとともに、
左右のサイドパッド部13に普通の体格の乗員の肩ライ
ンLを中心として、体格の大きな人の肩部ラインLbお
よび体格の小さな人の肩部ラインLsを含む範囲におい
て略方形状の抜き凹部14が凹設され、この抜き凹部1
4にサイドパッド部13の***面13aに倣うパッド面
16を有する軟質パッド素子15を嵌込む構成としたも
のであるから、乗員が着座した場合に、乗員の肩部はこ
の軟質のパッド素子15に接触されるので、肩部はこの
パッド素子15に保護されることとなって、全体がほぼ
軟質のシートバックパッドと同様の着座性を得ることが
できて、乗心地性が向上されるとともに、表皮材にシワ
等の発生することのない包着作業を維持することがで
き、またホールド性を失うことがない。
部12を軟質のウレタン発泡材で、また、左右のサイド
パッド部13を主座部12の軟質のウレタン発泡材より
硬質のウレタン発泡材で一体に発泡成形するとともに、
左右のサイドパッド部13に普通の体格の乗員の肩ライ
ンLを中心として、体格の大きな人の肩部ラインLbお
よび体格の小さな人の肩部ラインLsを含む範囲におい
て略方形状の抜き凹部14が凹設され、この抜き凹部1
4にサイドパッド部13の***面13aに倣うパッド面
16を有する軟質パッド素子15を嵌込む構成としたも
のであるから、乗員が着座した場合に、乗員の肩部はこ
の軟質のパッド素子15に接触されるので、肩部はこの
パッド素子15に保護されることとなって、全体がほぼ
軟質のシートバックパッドと同様の着座性を得ることが
できて、乗心地性が向上されるとともに、表皮材にシワ
等の発生することのない包着作業を維持することがで
き、またホールド性を失うことがない。
(考案の効果) 本考案は、上記構成としたことにより、乗心地性が向上
されるとともに、表皮材にシワ等の発生することのない
包着作業を維持することができ、またホールド性を失う
ことがない。
されるとともに、表皮材にシワ等の発生することのない
包着作業を維持することができ、またホールド性を失う
ことがない。
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は抜き凹部を
凹設したシートバックパッドの斜視図、第2図は第1図
のII-II線断面図、第3図は抜き凹部のパッド素子を嵌
込み固定したシートバックパッドの斜視図、第4図は第
3図のII-II線断面図、第5図はシートの斜視図、第6
図はシートバックパッドの従来例である。 11……シートバックパッド 12……主座部 13……サイドパッド部 13a……***面 14……抜き凹部 15……パッド素子 16……パッド面 L……肩ライン
凹設したシートバックパッドの斜視図、第2図は第1図
のII-II線断面図、第3図は抜き凹部のパッド素子を嵌
込み固定したシートバックパッドの斜視図、第4図は第
3図のII-II線断面図、第5図はシートの斜視図、第6
図はシートバックパッドの従来例である。 11……シートバックパッド 12……主座部 13……サイドパッド部 13a……***面 14……抜き凹部 15……パッド素子 16……パッド面 L……肩ライン
Claims (1)
- 【請求項1】主座部とこの主座部の左右に***状に形成
されるサイドパッド部とを一体成形したシートバックパ
ッドにおいて、前記主座部を軟質のウレタン発泡材で、
また、左右のサイドパッド部を前記軟質のウレタン発泡
材より硬質のウレタン発泡材で一体に発泡成形するとと
もに、前記左右のサイドパッド部に乗員の肩ラインより
上下の所定範囲に抜き凹部を形成し、該抜き凹部に前記
サイドパッド部の***面に倣うパッド面を有する軟質パ
ッド素子を嵌込む構成としたシートのパッド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215089U JPH0620455Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | シートのパッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215089U JPH0620455Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | シートのパッド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03854U JPH03854U (ja) | 1991-01-08 |
JPH0620455Y2 true JPH0620455Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31591038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215089U Expired - Lifetime JPH0620455Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | シートのパッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620455Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000316664A (ja) * | 1999-05-06 | 2000-11-21 | T S Tec Kk | 面状弾性体による座面部を有するシート |
JP4840861B2 (ja) * | 2006-06-15 | 2011-12-21 | 三栄工業株式会社 | ヘッドライトテスタ |
JP4871661B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2012-02-08 | 三栄工業株式会社 | 車両停止状態解析装置 |
JP2008046063A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Sanei Kogyo Kk | ヘッドライトテスタ |
JP6098616B2 (ja) | 2014-11-13 | 2017-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シート |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP6215089U patent/JPH0620455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03854U (ja) | 1991-01-08 |
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