JPH062044Y2 - 油圧緩衝器のロッドガイド機構 - Google Patents

油圧緩衝器のロッドガイド機構

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JPH062044Y2
JPH062044Y2 JP1987172273U JP17227387U JPH062044Y2 JP H062044 Y2 JPH062044 Y2 JP H062044Y2 JP 1987172273 U JP1987172273 U JP 1987172273U JP 17227387 U JP17227387 U JP 17227387U JP H062044 Y2 JPH062044 Y2 JP H062044Y2
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JP
Japan
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rod guide
shock absorber
hydraulic shock
piston rod
rod
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JP1987172273U
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JPH0177152U (ja
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誠 岩附
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Showa Corp
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Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は油圧緩衝器のロッドガイド機構に関する。
(従来の技術) 自動車等に使用される油圧緩衝器においては、アウタチ
ューブ内に挿通したピストンロッドの案内及びオイルシ
ールをするためにアウタチューブの上端部内にロッドガ
イド機構を設けるようにしている。
このロッドガイド機構としては、第3図に示すように、
アウタチューブ51の上端部内にロッドガイド52を嵌
着し、このロッドガイド52の外周にはインナチューブ
53を嵌着し、更にロッドガイド52内には先端部にイ
ンナチューブ53内に摺動自在に嵌装した図示しないピ
ストンを装着したピストンロッド54を挿通し、このピ
ストンロッド54の外周に設けたリバウンドシート55
の上面にはリバウンドラバー56を嵌装している。
そして、ロッドガイド52の上端外周にはOリング57
を嵌装してアウタチューブ51との間をシールし、更に
アウタチューブ51の端部内にオイルシールケース58
を嵌装し、このオイルシールケース58によってピスト
ンロッド54の外周に摺接するオイルシール59を保持
し、アウタチューブ51の端部にキャップ60を固定
し、アウタチューブ53内の作動油が外部に漏れないよ
うにシールしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した油圧緩衝器のロッドガイド機構
は、ロッドガイド、リバウンドラバー及びオイルシール
ケースを各々個別に製造して組み込むために、部品点数
及び製造工程数が多く生産性が悪い。また、これらの部
品が金属製である場合には油圧緩衝器が高重量化する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、アウタチューブの
上端部内にピストンロッドを案内するロッドガイド機構
を設けたアウタチューブとインナチューブとからなるダ
ブルチューブ型の油圧緩衝器において、ピストンロッド
の外周面に摺接するオイルシールを保持するシールケー
ス部と、ピストンロッドの外周面に摺接するロッドガイ
ド部及びピストンロッドに嵌着したリバウンドシートが
当接するリバウンドラバー部とを樹脂により一体に成形
したロッドガイド部材を備え、かつこのロッドガイド部
材のインナチューブの上端と当接する部位に金属リング
を埋設した。
(作用) ロッドガイド部材のインナチューブの上端と当接する部
位に埋設した金属リングにより、樹脂製のロッドガイド
部材のインナーチューブ上端を受ける部分が保護される
のでその強度上の問題が解決され、したがって、シール
ケース部、ロッドガイド部、およびリバウンドラバーを
軽量なる樹脂材によって一体成形した時に、その耐久性
を損うことなく、部品点数が削減され、また軽量化され
る。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案にかかるロッドガイド機構を備えた油圧
緩衝器を示す断面図、第2図は同ロッドガイド機構のブ
ッシュの斜視図である。
この油圧緩衝器1は、アウタチューブ2内にインナチュ
ーブ3を植設し、このインナチューブ3内に上方からピ
ストンロッド4を挿通し、このピストンロッド4の中間
部にはリバウンドシート5を嵌装し、更にピストンロッ
ド4の先端部にはインナチューブ3内周面に摺接するピ
ストン6を装着して、このピストン6には減衰力発生用
のバルブ機構7を取付けている。
アウタチューブ2の上端部内にはピストンロッド4の案
内及びオイルシールをするためのロッドガイド部材10
を嵌着している。このロッドガイド部材10はピストン
ロッド4の外周面に摺接するオイルシールを保持するシ
ールケース部11と、ピストンロッド4の外周面に摺接
するロッドガイド部12及びピストンロッド4に嵌着し
たりバウンドシート5が当接するリバウンドラバー部1
3とを樹脂(例えば材質グラス入りナイロン)により一
体に成形している。
このロッドガイド部材10のシールケース部11内には
ピストンロッド4の外周面に摺接するオイルシール14
を保持している。
ロッドガイド部12の外周面にはOリング15を嵌着
し、中間部には軸方向に油孔16を形成し、下部外周面
にはインナチューブ3の上端部を嵌装し、このインナチ
ューブ3の上端部が当接する部分にはこの上端受圧面積
より大なる受圧面積を持つ金属リング(材質SP)17
を埋設して、この金属リング17によってロッドガイド
部材10を補強して変形を防止している。
また、ロッドガイド部材10のロッドガイド部12の内
周面にはピストンロッド4の外周面に摺接するブッシュ
18を嵌着している。このブッシュ18は第2図に示す
ように、帯状の板材の両端部に凸部18aと凹部18b
を凹凸係合し、周方向及び軸方向の変形を規制したクリ
ンチタイプとして、圧入によらなくても高精度の寸法を
得ることができ、かつ、ブッシュの切れ目を通してその
内周側に樹脂が流れ出ないようにしている。
ロッドガイド部材10のリバウンドラバー部13は、リ
バウンドラバーとして作用すると共にブッシュ18の背
圧による抜けを防止する作用を併せ持ち、ブッシュ18
の受圧面積を減らしている。
そして、ロッドガイド部材10の上面とアウタチューブ
2の内側上面との間にはエンドプレート19(材質S
P)を介装し、ロッドガイド部材10の変形を防止して
いる。
また、アウタチューブ2の上端部にはキャップ20を嵌
装し、下端部にはキャップ21を溶着している。
上記の如く構成したので、この油圧緩衝器1を組立時に
は、ロッドガイド部材10をアウタチューブ2の上端部
内に嵌装するだけで、ピストンロッド4の外周面に摺接
するオイルシール14を保持するシールケース部と、ピ
ストンロッド4の外周面に摺接するロッドガイド部及び
ピストンロッド4に嵌着したリバウンドシート5が当接
するリバウンドラバー部を簡単に組込むことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、オイルシールケ
ース部とロッドガイド部及びリバウンドラバー部とを樹
脂により一体に成形したロッドガイド部材を備えること
により、ロッドガイド機構の部品点数が少なくなり、ロ
ッドガイド機構の製作が容易になって生産性が向上し、
更に耐久性を損うことなく油圧緩衝器の重量を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるロッドガイド機構を備えた油圧
緩衝器を示す断面図、第2図は同ロッドガイド機構のブ
ッシュの斜視図、第3図は従来の油圧緩衝器におけるロ
ッドガイド機構の断面図である。 尚、図面中、1は油圧緩衝器、2はアウタチューブ、3
はインナチューブ、4はピストンロッド、6はピスト
ン、10はロッドガイド部材、11はオイルシールケー
ス部、12はロッドガイド部、13はリバウンドシート
部、14はオイルシールケース、17は金属リング、1
8はブッシュである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタチューブの上端部内にピストンロッ
    ドを案内するロッドガイド機構を設けたアウタチューブ
    とインナチューブとからなるダブルチューブ型の油圧緩
    衝器において、ピストンロッドの外周面に摺接するオイ
    ルシールを保持するシールケース部と、ピストンロッド
    の外周面に摺接するロッドガイド部及びピストンロッド
    に嵌着したリバウンドシートが当接するリバウンドラバ
    ー部とを樹脂により一体に成形したロッドガイド部材を
    備え、かつこのロッドガイド部材のインナチューブの上
    端と当接する部位に金属リングを埋設してなることを特
    徴とする油圧緩衝器のロッドガイド機構。
JP1987172273U 1987-11-11 1987-11-11 油圧緩衝器のロッドガイド機構 Expired - Lifetime JPH062044Y2 (ja)

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JPH0177152U JPH0177152U (ja) 1989-05-24
JPH062044Y2 true JPH062044Y2 (ja) 1994-01-19

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JP5364411B2 (ja) * 2009-03-26 2013-12-11 カヤバ工業株式会社 緩衝器の組立方法

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JPH0177152U (ja) 1989-05-24

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