JPH06203411A - 光学的情報記録媒体および記録再生方法 - Google Patents

光学的情報記録媒体および記録再生方法

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JPH06203411A
JPH06203411A JP5000504A JP50493A JPH06203411A JP H06203411 A JPH06203411 A JP H06203411A JP 5000504 A JP5000504 A JP 5000504A JP 50493 A JP50493 A JP 50493A JP H06203411 A JPH06203411 A JP H06203411A
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groove
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recording
information recording
signal
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JP5000504A
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English (en)
Inventor
Eiji Ono
鋭二 大野
Kenichi Nishiuchi
健一 西内
Kenichi Osada
憲一 長田
Nobuo Akahira
信夫 赤平
Noboru Yamada
昇 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速かつ高密度に情報を記録再生する光ディ
スクに関するもので、特にグルーブとランドの双方に信
号を記録した場合でもクロストークが小さく、かつ安定
したトラッキング特性を得ることを目的とする。 【構成】 基板上に、レーザー光照射によって信号が記
録される記録膜を設けた光学的情報記録媒体であって、
前記基板の記録膜を設ける面が、信号記録用の凹凸状の
溝と、前記溝の延長方向にあって前記溝の中心線上の位
置からわずかに両側にずれた位置に一対の凹凸からなる
レーザースポット案内用のサンプルピットを交互に備
え、かつ前記溝の幅と溝間距離が略同一で、さらに前記
溝の深さDが、 λ/(7n)≦ D <5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 を満たすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光・熱等を用いて高速
かつ高密度に情報を記録再生する光学的情報記録媒体、
特に光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザー光をレンズ系によって収束させ
ると直径がその光の波長のオーダーの小さな光スポット
を作ることができる。そのために小さい出力の光源から
でも単位面積あたりのエネルギー密度の高い光スポット
を作ることが可能である。したがって物質の微少な領域
を変化させることが可能であり、またその微少領域の変
化を読みだすことも可能である。これを情報の記録・再
生に利用したものが光学的情報記録媒体である。以下、
「光記録媒体」あるいは単に「媒体」と記述する。
【0003】光記録媒体の一つに、レーザー光照射によ
って記録膜材料の状態を変化させ光学定数を変化させ
て、それにともなう反射率の変化を検出して信号を記録
再生する、いわゆる相変化記録媒体がある。相変化記録
媒体は、記録膜を変形させることなく信号が記録でき、
また、記録膜材料の状態を可逆的に変化させることによ
り信号の書換えも可能であるため、近年勢力的に研究が
進められている。
【0004】相変化記録材料としては、カルコゲン合金
がよく知られており、例えばGeSbTe系、InSbTe系、GeSn
Te系、InSe系、SbTe系等がある。これらの材料は比較的
強いパワーのレーザー照射によって溶融後冷却すること
でアモルファス状態になり、比較的弱いパワーのレーザ
ー照射によってアモルファス領域は結晶化温度以上に達
して結晶状態となる。アモルファス状態と結晶状態では
光学定数が異なるためレーザー照射による反射光量変化
として記録信号を再生できる。
【0005】一方、高密度記録を目指した開発も進めら
れており、例えば光ディスクの信号記録用の案内溝上の
みならず、案内溝(以下グルーブ)と案内溝の間(以下
ランド)にも信号を記録して記録密度を高める方法が提
案されている(特公昭63−57859号公報)。さら
に、この場合、溝深さ、溝幅等の溝形状を限定すれば隣
接トラック(信号はグルーブ、ランドの双方に記録する
ため、両者共に記録トラックである。以下単にトラック
とも記す)からのクロストークを非常に小さくできるこ
とが報告されている(1992秋季応物講演会予稿集P948,
講演番号18a-T-3。さらには特願平4−79483号に
詳しい。)。
【0006】また、光ディスクに設けられた溝へのトラ
ッキング方式としては、おもに3ビーム法とプッシュプ
ル法がある。
【0007】プッシュプル法は、レーザー光の光ディス
クからの反射光を検出する検出器をトラック方向と平行
に2分割し、分割された2つの検出器からの出力の差信
号を取り、これを制御信号とする。スポットがトラック
中心にあるときは反射光量はトラックに対して左右対称
のため差信号は0であるが、トラックの中心からはずれ
ると左右対称でなくなるため0でなくなり、従って差信
号が常に0になるように制御すれば、スポットはトラッ
ク上を追従する。
【0008】3ビーム法は、レーザービームを3つに分
割してそれぞれをディスク上に一列にフォーカスさせ
る。このときスポット列をトラックにたいしてわずかに
傾斜させ、たとえば、中央の主スポットをトラックの中
心に、前方の副スポットを主スポットの右前方でトラッ
クにわずかにかかる程度に、さらに後方の副スポットを
主スポットの左後方でトラックにわずかにかかる程度に
配置する。そして、主スポットで信号の記録再生を行な
い、トラッキングは前後の副スポットからの反射光量を
それぞれ検出してその差を0になるように制御すること
で、主スポットがトラック上を追従することを可能にす
るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】グルーブとランドの双
方に記録する方法では、グルーブのみ、もしくはランド
のみに記録する方法に比べて、記録トラック同士の間隔
が約半分になるために、レーザースポットは隣接するト
ラックに及ぶ。したがって隣接するトラックの信号記録
状態によって反射光が影響を受ける。例えばグルーブ上
にレーザースポットがある場合に隣接する片方のランド
にのみ信号が記録されていると、トラックと垂直な方向
における反射光の強度分布の非対称性が生じる。プッシ
ュプル法の場合、この非対称性によりトラッキング誤差
信号にオフセットが生じ、また、3ビーム法でも前後の
トラッキング用副スポットの反射光量が異なるためにト
ラッキング誤差信号にオフセットが生じ、いずれの方式
においてもトラッキング制御が不安定になったり、ある
いは一方の隣接トラックに片寄って記録・再生するため
クロストークが大きくなってしまうという課題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】基板上に、レーザー光照
射によって信号が記録される記録膜を少なくとも設けた
光学的情報記録媒体であって、前記基板の記録膜を設け
る面が、信号記録用の凹凸状の溝と、前記溝の延長方向
にあって前記溝の中心線上の位置からわずかに両側にず
れた位置に一対の凹凸からなるレーザースポット案内用
のサンプルピットを交互に備え、かつ前記溝の幅と溝間
距離が略同一で、さらに前記溝の深さDが、 λ/(8n)≦ D <5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 を満たすようにする。
【0011】このような媒体における信号の記録再生お
よび消去は、溝上では前記一対のサンプルピットからの
反射光あるいは透過光を検出して、それらの光量差をも
とにトラッキングを制御し、また溝間ではトラッキング
信号の極性を反転させて前記溝間の延長線上にあってそ
の両側に位置する一対のサンプルピットからの反射光あ
るいは透過光を検出して、それらの光量差をもとにトラ
ッキングを制御しながら行う。
【0012】
【作用】上記のような構成ではランドとグルーブの双方
に信号を記録しても、溝深さが限定されているために隣
接トラックからのクロストークが小さく、かつトラッキ
ングはサンプルピットからの反射光あるいは透過光を用
いて行うために、隣接トラック上の信号の有無に係わら
ず安定してレーザースポットをトラック中心に位置させ
ることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の光学的情報記録媒体および記録
再生方法について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】光ディスクの高密度化のために様々な提案
がなされているが、その一つに上述のグルーブとランド
の両方に信号を記録する方法がある。さらに、この場
合、溝深さ、溝幅等の溝形状を限定すれば隣接トラック
からのクロストークを非常に小さくできる。特願平4−
79483号において、クロストーク量を-20dB以下に
するためには溝深さDを、 λ/(7n)≦ D ≦5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 を満たすように設定すればよく、さらに略λ/(5n)
または略3λ/(10n)にすればクロストークは極小
になることが示されている。
【0015】そこでランドとグルーブの幅をほぼ同じに
保ちながら溝深さを種々変えて基板上にアモルファス相
と結晶相の間で可逆的に状態変化を起こす相変化媒体を
作製して、記録再生特性に付いて検討を重ねた結果、以
下のことが明らかになった。
【0016】1、溝深さDは、λ/(8n)≦ D ≦
5λ/(14n)を満たすように設定すればクロストー
クは-20dB以下になる。特にλ/(7n)≦ D ≦1
3λ/(40n)においてクロストークは-25dB以下に
なる。さらに略λ/(5n)または略3λ/(10n)
においてクロストークは極小になる。
【0017】2、ただし、溝深さDが、9λ/(40
n)< D <11λ/(40n)の範囲にある場合に
はクロストークは小さくなるが、記録トラック自体から
の再生信号振幅も小さくなってしまう。
【0018】3、また、レーザースポットが位置するト
ラックに隣接するトラックのうち、一方にのみ信号が記
録されている場合、例えばグルーブ上にレーザースポッ
トが位置する場合に隣接する片方のランドにのみ信号が
記録されていると、トラッキングが不安定になり、トラ
ック跳びを起こす場合がある。
【0019】4、同様に、レーザースポットが位置する
トラックに隣接するトラックのうち、一方にのみ信号が
記録されている場合、例えばグルーブ上にレーザースポ
ットが位置する場合に隣接する片方のランドにのみ信号
が記録されていると、大きなクロストークが発生する場
合がある。
【0020】なお、この検討に用いた光ディスクのグル
ーブ幅およびランド幅は共に約0.8μm、基板はポリカー
ボネイトで屈折率は1.58、結晶状態の反射率は約30%
(波長780nmのとき)、記録マーク内のアモルファス状
態の反射率は約5%、記録マーク長は約0.8μmであり、ま
た、評価装置のレーザー波長は780nm、対物レンズの開
口数NAは0.50である。クロストーク量はトラック上に信
号を記録した場合の再生信号振幅と、隣接する信号が記
録されたトラックからのクロストーク信号の再生振幅の
比率として定義した。
【0021】上記検討は3ビーム法によりおこなった
が、3、4の現象についてはトラッキング方法がプッシ
ュプル法でも現われた。つまり、溝深さの限定によるク
ロストーク低減効果は場合によっては小さくなることが
分かった。原因は上記課題で述べたごとく、記録再生ス
ポットが位置するトラックの左右のトラックからの反射
光量が異なるために、トラッキングのオフセットが発生
するためと考えられる。
【0022】そこで発明者らは、ランドとグルーブの両
方に信号を記録する方法において、信号を記録する領域
とトラッキング制御を行なう領域を分離する方法を提案
する。信号の記録領域とトラッキング領域を分離する方
法としてはサンプルサーボ方式がある。これは、記録ト
ラックの中央線上から両側にわずかにずれたサンプルピ
ットを、トラック上に一定間隔で配置し、このサンプル
ピットからの再生信号をもとにトラッキングを行う方法
である。すなわち溝深さを限定した光ディスクのランド
とグルーブの両方に信号を記録する方法にサンプルサー
ボ方式を導入することによって、常に安定したトラッキ
ング制御が得られ、かつ、常にクロストークの小さい記
録再生が可能であることを見い出した。
【0023】図1に本発明に用いる光ディスクの溝形状
およびサンプルピットの形状の一例を示す。1はグルー
ブであり、基板表面に凹状に設けられている。2はラン
ドであるが、本願発明においてはランドにもグルーブと
同等に信号が記録されるため、グルーブとランドの幅を
ほぼ等しくしてある。ここでクロストークを小さくする
ために、グルーブの深さDは、 λ/(8n)≦ D ≦5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 の範囲にあればよく、特にλ/(7n)≦ D ≦13
λ/(40n)の範囲にあるのが好ましい。さらには略
λ/(5n)または略3λ/(10n)であればクロス
トークは極小になる。
【0024】3はトラッキング制御を行なうためのサン
プルピットである。サンプルピットはトラックの中心か
らわずかにずれた一対をなしており(例えば図中のS1A
とS1B)、例えばレーザースポット4が図中左から右へ
移動するとき、グルーブG3上にトラッキングさせるには
サンプルピットS3Aからの反射光量とS3Bからの反射光量
が一定になるように制御すればよい。サンプルピットお
よびグルーブは、光ディスク上のトラック方向に一定間
隔で配置されているため、このサンプルピットからの再
生信号をもとにトラッキングを行ないつつ、グルーブ上
では信号の記録再生が行なえる。グルーブ上でのトラッ
キング制御は、前述のサンプルピットからの制御信号を
サンプルホールドすることで制御を行う。すなわち、ト
ラッキング制御はサンプルピットのみによって行なわれ
るために、グルーブ上の記録状態あるいは隣接グルーブ
の記録状態には全く影響されず常に安定した制御が可能
となる。
【0025】また、ランド上にトラッキングさせるため
にはトラッキング制御信号の極性を反転させればよい。
これにより例えばサンプルピットS4AとS3Bからの反射光
量が等しくなる様に制御でき、従ってランドL3上にトラ
ッキングされる。
【0026】なお、5はクロックピットであり、信号の
記録再生等に必要なタイミング信号を得るために設けら
れたピットである。クロックピットはグルーブとランド
の双方の延長線上に設けてある。しかし、クロックピッ
トをグルーブ上にのみ設けて、レーザースポットがラン
ド上にある場合には隣接するグルーブ上にあるクロック
ピットをクロストークで再生してタイミング信号を得て
もよい。
【0027】また、フォーカス制御についても同様に上
記溝領域外で、例えばサンプルピットの前または後の鏡
面領域で行なわれるのが望ましい。
【0028】図2に本発明に用いる光ディスクの一例の
記録領域の断面図を示す。ここではレーザー照射によっ
てアモルファス相と結晶相で可逆的に状態変化が可能
な、すなわち書換えが可能な相変化記録媒体について説
明する。6は基板であり、上述した深さDの溝が設けて
ある。基板の材質としては一般的に透明なガラス、石
英、ポリカーボネート、ポリメチルメタアクリレート等
が用いられる。基板上には誘電体膜7、記録膜8、誘電
体膜9、反射膜10の順に積層されている。さらに必要
に応じて薄膜層を保護するために保護カバー11を設け
てもよい。記録膜8は相変化物質として一般的に知られ
ているものが使用できる。すなわち、アモルファスと結
晶間、あるいは結晶とさらに異なる結晶間で状態変化を
起こすTe,Se,Sb,In,Ge等の合金であり、たとえばGeSbT
e,InSbTe,GaSb,InGaSb,GeSnTe,AgSbTe等の合金である。
誘電体膜7および9は透明でかつ熱的に安定な物質がよ
く、たとえば、半金属の酸化物、窒化物、カルコゲン化
物、フッ化物、炭化物等およびこれらの混合物であり、
具体的にはSiO2,SiO,Al2O3,GeO2,In2O3,TeO2,TiO2,MoO
3,WO3,ZrO2,Si3N4,AlN,BN,TiN,ZnS,CdS,CdSe,ZnSe,ZnT
e,AgF,PbF2,MnF2,NiF2,SiCの単体あるいはこれらの混合
物等である。反射膜10は金属膜で構成され、材料とし
ては例えばAu,Al,Ti,Ni,Cu,Cr等の単体あるいはこれら
の合金を用いることができる。
【0029】なお、図2においては反射膜を有する構造
を示したが、反射膜がない構造、すなわち基板上に誘電
体膜、記録膜、誘電体膜の順に積層された構造でもよ
い。さらには記録膜としては相変化材料の他に、有機材
料等も使用できる。
【0030】また、図2においては書換え可能な光ディ
スクについて説明したが、一度しか記録できない、いわ
ゆる追記型光ディスクにも適用できる。
【0031】次に図1のような溝とサンプルピットを持
ち、かつ図2のような記録膜構造を持つ光ディスクを用
いて、サンプルサーボ方式でグルーブとランドの両方に
信号の記録を行ない、クロストークの大きさを測定した
具体的実施例について記す。
【0032】(実施例1)基板材料はポリカーボネイト
(屈折率n=1.58)であり、グルーブ幅およびランド幅
は共に約0.8μmとした。グルーブ深さDは約100nmでと
したが、これはレーザー波長が780nmのとき、約λ/
(5n)である。図2における誘電体膜7および9はZn
SとSiO2(20mol%)の混合物とし、誘電体7の膜厚を130n
m、誘電体9の膜厚を20nmとした。記録膜8はレーザー
照射によってアモルファス相と結晶相で可逆的に状態変
化が可能な相変化記録材料であるGeSbTe3元系とした。
反射膜10はAlとし、膜厚は150nmとした。全ての薄膜
はスパッタ法により成膜した。光ディスク作製直後は記
録膜8はアモルファス状態であるため、トラック上を予
め結晶化させて初期状態とした。この光ディスクでは記
録は結晶状態のトラック上にアモルファスの記録マーク
を形成することで行なう。反射率は結晶状態の方がアモ
ルファス状態より高いために、記録信号は反射率変化と
して検出できる。
【0033】次にこの光ディスクを線速度10m/sで回転
させ、780nmの半導体レーザ光を開口数0.5のレンズで記
録膜上に絞り込み、サンプルサーボ方式でトラッキング
制御を行ないながら信号の記録、再生を行なった。
【0034】信号記録は以下のようにして行なった。最
初に連続する100本のトラックを選定する(すなわち
グルーブ50本、ランド50本)。次にその中から任意
のグルーブ1本を選出し5MHzの信号を記録する。次にト
ラッキングの極性を反転させて、ランド上にトラッキン
グし、任意のランド1本を選出し4MHzの信号を記録す
る。さらにトラッキングの極性を反転させて、グルーブ
上にトラッキングし、未記録のグルーブのうち任意のグ
ルーブ1本を選出し5MHzの信号を記録する。これを繰り
返してグルーブとランドに順次信号を記録してゆき10
0本のトラック全てに、グルーブには5MHz、ランドには
4MHzの信号を記録した。すなわちこの記録方法によれ
ば、記録トラックの隣接トラックに信号が記録されてい
ない場合、両方に記録されている場合、あるいは一方の
みに記録されている場合の、いろんな状態における信号
の記録が、グルーブ記録とランド記録の双方において実
現される。
【0035】このようにして信号が記録されたトラック
全てにおいてその隣接トラックからのクロストークを測
定した。すなわちグルーブにおいては隣接ランドからの
4MHzの信号のクロストークを、ランドにおいては隣接グ
ルーブからの5MHzの信号のクロストークを測定した。そ
の結果、クロストークは全てのトラックにおいて-30dB
以下であり、非常に小さく抑えられることが確認でき
た。
【0036】このように、本発明によれば記録トラック
の隣接トラックがどの様な状態であろうとも、安定した
トラッキングとクロストーク特性が得られることが実証
された。
【0037】ここで、本発明の有効性をさらに明らかに
するために、連続溝を有する基板上に図2と同様な薄膜
を設けた光ディスクを作製し、プッシュプル法および3
ビーム法によってトラッキング制御を行ないながら信号
の記録、再生を行なった実施例について記す。
【0038】(実施例2)光ディスクの溝形状は連続溝
とした。そのために、図1のようなサンプルピット等は
存在しない。グルーブ幅、ランド幅、およびグルーブ深
さDは上記実施例1と同じにした。また、記録膜、誘電
体膜、反射膜の材質、および膜厚も上記実施例1と同じ
である。
【0039】この光ディスクも予めトラック上を結晶化
した後、線速度10m/sで回転させ、780nmの半導体レーザ
光を開口数0.5のレンズで記録膜上に絞り込み、プッシ
ュプル方式でトラッキング制御を行ないながら信号の記
録、再生を行なった。
【0040】信号の記録方法およびクロストークの測定
方法は実施例1と同様である。その結果、クロストーク
はトラックによって大きくばらつき、例えば-30dB以下
の良好な値が得られる場合もあるが、逆に-15dB程度の
大きな値を示す場合も現われた。このような大きなクロ
ストークは記録トラックの隣接するトラックの一方に信
号が記録されている場合に、トラッキングのオフセット
が発生して、レーザースポットがトラックの中央に位置
していない状態で信号が記録されたためと考えられる。
【0041】同じ光ディスクを用いて3ビーム法により
トラッキング制御する場合について同様の検討を行なっ
た結果、プッシュプル法の場合と同じようにクロストー
クの大きなばらつきが見られた。
【0042】すなわち実施例1、2から、従来の連続溝
を有する光ディスク上のランドとグルーブの双方に信号
を記録する方法では、プッシュプル法および3ビーム法
によりトラッキング制御を行なうと、場合によってはト
ラッキングのオフセットが発生し、実用上問題となり得
るが、本発明による光学的情報記録媒体および記録再生
方法によれば記録トラックの隣接トラックがどの様な状
態であろうとも、安定したトラッキングとクロストーク
特性が得られることが分かった。
【0043】また、光ディスクにおいてレーザースポッ
トの位置を正確に制御し、所定のトラック上に信号の記
録再生を行うためには、トラック上に設けられたアドレ
ス情報を正確に再生する必要がある。サンプルサーボ方
式によってランドとグルーブの双方に信号を記録する場
合は、ランドとグルーブのそれぞれの延長線上にアドレ
ス情報を有するアドレスピット列を配置すればよい。
【0044】また、アドレスピット列をグルーブの延長
線上にのみ設けて、レーザースポットがグルーブ上にト
ラッキングされている場合には、そのトラック上にある
アドレスピット列からアドレス情報を得、ランド上にあ
る場合には隣接するグルーブ上にあるアドレスピット列
からクロストークによりアドレス情報を得てもよい。ア
ドレスピット列のように基板上に設けられた凹凸状のピ
ットからは大きな反射光量変化が得られ、従ってクロス
トークも大きくなり、クロストークとしてアドレス情報
を再生することが可能になる。
【0045】このときアドレスピット列が全てのグルー
ブの延長線上において、隣接する位置に設けられている
と、レーザースポットがランド上にあるときにクロスト
ークとして隣接する2つのグルーブのアドレス情報を同
時に再生することになり、これを分離するための手段が
必要となる。
【0046】そこで、図3のように奇数本目のグルーブ
上に設けられたアドレスピット列と、偶数本目のグルー
ブ上に設けられたアドレスピット列は、互いに隣接しな
い位置に設ける。このようにすればレーザースポットが
ランド上に位置するとき、隣接する2つのグルーブから
のアドレス情報はそれぞれ分離されたクロストーク信号
として検出することができるため、その2つのアドレス
情報からランドのアドレスを一義的に特定することがで
きる。例えば図3において、レーザースポット19がラ
ンドL5上に位置する場合には、まずグルーブG5上に設け
られた14のアドレスピット列Aの情報をクロストーク
により判読し、次にグルーブG6上に設けられたアドレス
ピット列Bの情報をクロストークによって判読する。つ
まり、この2つのアドレス情報からレーザースポット1
9はグルーブG5とG6の間のランドL5に位置することが認
識できる。
【0047】なお、図3において、それぞれのアドレス
ピット列A,Bおよび信号記録領域の前には図1の場合
と同様に、サンプルピットおよびクロックピットが設け
られているが、ここでは簡単のために省略した。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による光学的
情報記録媒体および記録再生方法によれば、ランドとグ
ルーブの双方に信号を記録しても、溝深さが限定されて
いるために隣接トラックからのクロストークが小さく、
かつトラッキングはサンプルピットからの反射光あるい
は透過光を用いて行うために、隣接トラック上の信号の
有無に係わらず安定してレーザースポットをトラック中
心に位置させることができる。すなわち、ランドとグル
ーブの双方に信号が記録できるために記録密度が高く、
かつクロストークが小さく、さらに安定したトラッキン
グ特性を有する光学的情報記録媒体および記録再生方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録媒体を説明するための模式図
【図2】本発明による記録媒体を説明するための断面図
【図3】本発明による記録媒体へのアドレス情報の記録
方法を説明するための模式図
【符号の説明】
1、13、17 グルーブ 2、12、18 ランド 3 サンプルピット 4 レーザースポット 5 クロックピット 6 基板 7、9 誘電体膜 8 記録膜 10 反射膜 11 保護カバー 14、15 アドレスピット列 16 信号記録領域
フロントページの続き (72)発明者 赤平 信夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山田 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、レーザー光照射によって信号が
    記録される記録膜を少なくとも設けた光学的情報記録媒
    体であって、前記基板の記録膜を設ける面が、信号記録
    用の凹凸状の溝と、前記溝の延長方向にあって前記溝の
    中心線上の位置から両側にずれた位置に一対の凹凸から
    なるレーザースポット案内用のサンプルピットを交互に
    備えてなり、かつ前記溝の幅と溝間距離が略同一で、さ
    らに前記溝の深さDが、 λ/(8n)≦ D ≦5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 を満たすことを特徴とする光学的情報記録媒体。
  2. 【請求項2】溝の深さDが、λ/(7n)≦ D ≦1
    3λ/(40n)を満たすことを特徴とする請求項1記
    載の光学的情報記録媒体。
  3. 【請求項3】溝の深さDが、略λ/(5n)であること
    を特徴とする請求項2記載の光学的情報記録媒体。
  4. 【請求項4】溝の深さDが、略3λ/(10n)である
    ことを特徴とする請求項2記載の光学的情報記録媒体。
  5. 【請求項5】記録膜がレーザー光照射によって、反射光
    量変化を起こす媒体からなることを特徴とする請求項1
    記載の光学的情報記録媒体。
  6. 【請求項6】記録膜がレーザー光照射によって、アモル
    ファス相と結晶相の間で可逆的に状態変化を起こす相変
    化媒体からなることを特徴とする請求項5記載の光学的
    情報記録媒体。
  7. 【請求項7】アドレス情報がアドレスピット列として前
    記溝の延長線上に設けてあり、かつ、奇数本目の前記溝
    上に設けられたアドレスピット列と、偶数本目の前記溝
    上に設けられたアドレスピット列は、互いに隣接しない
    位置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の光学
    的情報記録媒体。
  8. 【請求項8】基板上に、レーザー光照射によって反射光
    量が変化する記録膜を少なくとも設けた光学的情報記録
    媒体への光学的情報記録再生方法であって、前記基板の
    記録膜を設ける面が、信号記録用の凹凸状の溝と、前記
    溝の延長方向にあって前記溝の中心線上の位置からわず
    かに両側にずれた位置に一対の凹凸からなるレーザース
    ポット案内用のサンプルピットを交互に備えてなる場合
    に、 前記溝へのトラッキングは前記一対のサンプルピットか
    らの反射光あるいは透過光を検出して、それらの光量差
    をもとに制御し、また溝間へのトラッキングはトラッキ
    ング信号の極性を反転させて前記溝間の延長線上にあっ
    てその両側に位置する一対のサンプルピットからの反射
    光あるいは透過光を検出して、それらの光量差をもとに
    制御しながら信号の記録再生を行うことを特徴とする光
    学的情報記録方法。
  9. 【請求項9】溝の幅と溝間距離が略同一で、さらに前記
    溝の深さDが、 λ/(8n)≦ D ≦5λ/(14n) λ:再生光の波長、 n:基板の屈折率 を満たすことを特徴とする請求項8記載の光学的情報記
    録媒体。
  10. 【請求項10】アドレス情報がアドレスピット列として
    溝の延長線上に設けてある場合に、レーザースポットが
    前記溝間にあるときはアドレスピット列からの情報をク
    ロストークとして検出することを特徴とする請求項8記
    載の光学的情報記録方法。
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