JPH06203274A - 販売管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の販売管理装置は、取り扱っている多数
の商品の中から会員のために予め指定された会員指定商
品についての会員割引額の処理を行なうものである。 【効果】本発明の販売管理装置によれば、その顧客がカ
ード会員である場合とカード会員でない場合をハッキリ
別けて販売管理を行い、例えば、レシート上に、会員指
定商品につきカード会員割引額、更には会員割引額合計
額を示すことにより、カード会員たる顧客に、会員に対
するサービスを具体的にかつ強くアピールすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、販売管理装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、商品を購入したり、サービスの提
供を受けたりした際にカードを用いて支払いをするカー
ド会員システムが多く採用されている。特に、デパー
ト、チェーン化小売店、クレジット販売店等では、カー
ド会員に自社カードを発行し、この自社カードを通じて
顧客の流動化を防ぎ、固定化を図ろうとしている。この
ような自社カードを使用してもらうことにより、顧客が
どのような商品を何時購入したかというような顧客情報
をきめ細かく収集し、顧客がどのような商品を欲してい
るかというニーズを的確に把握することができる。

【０００３】このためには、広い範囲の顧客にできるだ
け自社カードを継続的に使用してもらうことが必要であ
る。そのため、顧客に対して、購入額に応じて割引をし
たり、景品を提供したりするサービスを行なうことによ
り、カード会員を勧誘するとともに、継続的にカードを
使用する動機付けを行なおうとしている。

【０００４】上記カード会員サービスとして、カード会
員のみに商品を限定して、すなわち豆腐、モモ肉のよう
に商品を限定して割引商品とし、カード提示の顧客にの
み上記割引商品を割引価格で販売するというサービスが
存在する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
のサービスは、公告チラシや店頭で指示するのみであっ
たので、そのサービスのアピール度が弱いという問題が
ある。

【０００６】そこで、本発明は、上記カード会員サービ
スのアピールを充分に行い、これによりカード会員の勧
誘を行なうことのできる販売管理装置を提供することを
目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
（１）〜（１０）の本発明により達成される。 （１）取り扱っている多数の商品についての通常価格
と、前記商品の中から会員のために予め指定された会員
指定商品についての会員割引額とのうち少なくとも会員
割引額を商品コードとともに記憶した記憶手段、購買さ
れた商品について、商品コード番号とともに、その商品
が会員指定商品である場合には会員割引額を少なくとも
前記記憶手段から読み出す読出手段、入力手段により入
力されるか、前記記憶手段から読み出した各通常価格を
合算し、得られた通常価格合計額を記憶する第１演算手
段、読み出した各会員割引額を合算し、得られた会員割
引額合計額を記憶する第２演算手段、および顧客が会員
である場合には、前記通常価格合計額から会員割引額合
計額を減算し、その減算額を購入合計額とする一方、そ
の顧客が会員でない場合には、前記通常価格合計額をそ
のまま購入合計額とする購入額演算手段を備えているこ
とを特徴とする販売管理装置。 （２）購買の際に提示された会員カードに記録されたカ
ード番号を読み取る読取手段を備えている上記（１）の
販売管理装置。 （３）購入された各商品の各標準額および会員指定商品
につき会員割引額が示された購入額明細欄と、前記各標
準額の合計額から前記会員割引額の合計額を減算した額
である会員合計価格を示した会員価格欄とを備えたレシ
ートを発行する上記（１）または（２）の販売管理装
置。 （４）前記レシートは、前記各標準額の合計額が示され
た合計額欄および前記会員割引額の合計が示された会員
割引額合計欄を更に備えている上記（３）の販売管理装
置。 （５）前記レシートが、会員であることにより得た特典
等を顧客に知らせるためのメッセージが示されたメッセ
ージ欄を更に備えた上記（３）または（４）のレシー
ト。 （６）前記レシートが、前記会員合計価格に応じた今回
ポイントと、この今回ポイントを今回購入時までの所定
期間中の累計ポイントに加算して得られた新規な累計ポ
イントとが示された累計ポイント欄を更に備えている上
記（３）ないし（５）のいずれかの販売管理装置。 （７）前記レシートは、該レシートを発行した店名が示
された発行店名欄と、発行されたレシートを特定するレ
シート発行番号が示されたレシート発行番号と、レシー
トが発行された発行時点が示された発行時点欄と、顧客
を特定するため、顧客の会員番号および／または氏名が
が示された顧客特定欄とを更に備えている上記（３）な
いし（６）のいずれかの販売管理装置。 （８）購入された各商品の各標準額および会員指定商品
につき会員であった場合に割引されるべき会員割引額が
示された購入額明細欄と、前記各標準額の合計額が示さ
れた合計額欄とを備えるレシートを発行する上記（１）
または（２）の販売管理装置。 （９）前記レシートは、会員であることにより得られる
サービス金額を顧客に知らせるためのメッセージが少な
くとも示されたメッセージ欄を更に備えている上記
（８）の販売管理装置。 （１０）前記レシートの前記メッセージ欄に、更に購入
金額に応じたサービスポイントが得られる旨が示された
上記（９）の販売管理装置。

【０００８】

【発明の作用・効果】本発明の販売管理装置によれば、
その顧客がカード会員である場合とカード会員でない場
合をハッキリ別けて販売管理を行い、例えば、レシート
上に、会員指定商品につきカード会員割引額、更には会
員割引額合計額を示すことにより、カード会員たる顧客
に、会員に対するサービスを具体的にかつ強くアピール
することができる。

【０００９】一方、その顧客がカード会員でない場合に
は、カード会員になった際には、どのような割引サービ
スを受けることができるのかをレシートに具体的に示し
て、カード会員への入会の勧誘を行なうことができる。

【００１０】

【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ま
しい実施例による販売管理装置について説明する。

【００１１】以下に説明する実施例においては、カード
会員は予め会員ナンバーが例えば磁気的に記録された会
員カードを所持しているものとし、一方、会員でない顧
客は該会員カードを所持していない。なお、この会員カ
ードは、情報の書込み読み取りができるものであるなら
いかなるカードであってもよいが、長時間の使用に耐え
うるＪＩＳ規格に定められた磁気カードであることが望
ましい。

【００１２】図１は、本発明の実施例による販売管理装
置のブロック図である。

【００１３】この図において、符号１は、各店舗等に通
常複数設置されるＰＯＳ端末装置を示し、このＰＯＳ端
末装置１は、ストアコンピュータ２に接続されている。
このストアコンピュータ２は、商品マスタファイルＦを
備えており、この商品マスタファイルＦは、商品コード
Ｆａとともに、商品名称Ｆｂ、その商品の通常単価すな
わち標準単価Ｆｃおよび会員価格情報Ｆｄが記憶されて
いる。会員価格情報Ｆｄとしては、取り扱っている商品
のなかから会員割引商品として指定された商品、たとえ
ば牛モモ肉、豆腐についての割引額や割引期間、お一人
様あての限度数量等が挙げられる。

【００１４】上記ストアコンピュータ２には、フロント
エンドプロッセサ３を介して、ホストコンピュータ４が
接続されている。上記商品マスタファイルＦは、これら
のフロントエンドプロッセサ３、ホストコンピュータ４
に設けられていてもよい。上記ホストコンピュータ４
は、会員データファイル５を備えており、各会員につい
ての購買情報や後に説明するサービスポイント等の各種
データが会員（カード）番号とともに記憶されている。

【００１５】また、上記ストアコンピュータ２（または
フロントエンドプロッセサ４、ホストコンピュータ５、
あるいはＰＯＳ端末装置１の記憶部）には、カード会員
向けのメッセージ「会員価格商品が合計○○○円お得に
なっております。カードのご利用ありがとうございま
す」、カード会員でない顧客向けのメッセージ「会員カ
ードをご提示いただきますと、会員価格商品が合計○○
○円お得になります。是非、カード会員にご入会くださ
い。」等のレシートに印字されるべきメッセージを予め
記憶している。

【００１６】上記ＰＯＳ端末装置１には、テンキー等の
各種キーを備えたキー入力装置６、各商品に付けられ、
商品コード等の商品情報（単価を含むことがある）を示
すバーコードＢを読み取るためのバーコードスキャナ
７、およびカードＣに記録された会員（カード）番号を
読み取るカード取扱装置８の各種入力装置が接続されて
いる。上記カード取扱装置８は、カードへ情報の書込み
を行なうこともできるリーダーライターであることが望
ましい。

【００１７】ＰＯＳ端末装置１には、更に購入の際に顧
客に手渡されるレシートＲまたは伝票をプリントするた
めのプリンタ９が接続されている。

【００１８】次に、顧客がカード会員であるかいなか等
を場合分けし、その状況に応じての装置の作動状態およ
びその時に発行されるレシートについて説明する。な
お、顧客は、標準価格商品であるミカンを２、タマネキ
を１、ジャガイモを１、ニンジンを１、およびカード会
員割引商品であるギュウモモ、トウフをそれぞれ２購入
したものとして説明する。

【００１９】まず、顧客がカード会員であって、カード
の提示が購入商品についてのコード等の打キーあるいは
バーコード読み取りによる入力前に行なわれた場合につ
いて説明する。

【００２０】まず、カード取扱装置８により、提示され
た会員カードＣから会員（カード）番号を読み込み、カ
ード会員であることを確認する。次いで、購入商品の商
品コードをキー入力装置６、バーコードスキャナ７によ
りＰＯＳ端末装置１に入力する。

【００２１】ＰＯＳ端末装置１は、この商品コードをス
トアコンピュータ２に転送する。このストアコンピュー
タ２は、商品マスタファイル３内から上記商品コードか
ら当該商品についての商品名称、標準単価、会員割引額
等の会員価格情報を読出し、これらのデータをＰＯＳ端
末装置１に転送する。

【００２２】ＰＯＳ端末装置１は、これら転送された商
品データに基づき、まず上記会員割引額を適用すべきか
否かの判断を行なう。この例では、顧客がカード会員で
あり、カードＣの提示を行なっているので、会員割引額
を採用することを判定する。次いで、全商品についての
標準価格の合計、会員割引額の合計、標準価格の合計額
から会員割引額の合計額を減算し、会員価格を演算す
る。以上と同時に、上記会員向けメッセージを読み出
し、金額欄に上記演算した会員割引額の合計額を当ては
める。なお、上記ＰＯＳ端末装置１においては、消費税
の演算等の他に必要な演算等の作動が行なわれる。

【００２３】最後に、キー入力装置のエンターキーや合
計キーを操作することにより、以上のデータのほぼ全体
が印字されたレシート１０発行する。

【００２４】次に、上記の場合において、上記ＰＯＳ端
末装置１の上記プリンタ９から発行されるレシートの内
容について説明する。

【００２５】図２は、発行されたレシートを示す平面図
である。

【００２６】本レシート１０上には、図２に示されてい
るような種々の記載欄が配置され、各記載欄に商品の購
買に従う所定事項が記載されている。

【００２７】レシート１０の一番上には、発行店名欄１
２が配置されている。発行店名欄１２には、レシート１
０を発行した店の名前が記載されている。本実施例で
は、「Ｍ＆Ｃストア池袋店」と記載さている。

【００２８】発行店名欄１２の下には、購入額明細欄１
８が配されている。購入額明細欄１８は、本実施例の機
能の一つである購入額明細機能を果たすものである。購
入額明細欄１２は、購入した商品（実際の商品名及び／
又は商品コード）を記載した商品名欄１８ａ、各商品の
数量、個数を記載した数量欄１８ｂ、各商品の標準額を
記載した標準額欄１８ｃ、および予めカード会員割引額
が設定されている特定商品についての会員割引額を記載
した会員割引額欄１８ｄを備えている。

【００２９】本例では、商品番号が「０００１−１６」
なる「ミカン」を数量２で標準額「８００」円、・・・
・・・・・・、商品番号が「０００７−１７」なる「ギ
ュウモモ」を数量２で標準額「１２００」円および会員
割引額「−６００」円、商品番号が「００１６−３２」
なる「トウフ」を数量２で標準額「４００」円および会
員割引額「−４００」円とそれぞれ記載されている。

【００３０】購入額明細欄１８の下には、標準額欄１８
ｃに示された各商品の標準額を合算した合計額が示され
た合計額欄２０が配置されている。本例では、「３，３
００」円が記載されている。

【００３１】合計額欄２０の下には、上記会員割引指定
商品に対して会員割引額欄１８ｄに示された割引額を合
算した合計額が記載された会員割引額合計欄２２が配置
されている。本例では、「−６００」円と「−２００」
円とを合算した値である「−８００」円が記載されてい
る。

【００３２】この会員割引額合計欄２２の下には、カー
ド会員価格欄２４が配されている。このカード会員価格
欄２４は、合計額欄２０に示された標準額の合計額から
会員割引額合計欄２２に示された会員割引額の合計額を
減算した額すなわち会員購入価格が示されている。本例
では、「２，５００」円と記載されている。

【００３３】このカード会員価格欄２４の下には、消費
税額等の税金の額を記載した税額欄２６、このカード会
員価格に税額を加算した改め計額を示した改め計欄２
８、預かり金額を記載した預かり金額欄３０、および釣
銭額を記載した釣銭額欄３２がそれぞれ順に配置されて
いる。

【００３４】本例では、税金が「７５」円で、改め計が
「２，５７５」円で、預かり金額が「３，０００」円
で、釣銭が「４２５」円とそれぞれ記載されている。

【００３５】釣銭額欄３２の下には、会員特定欄３４が
配置されている。この会員特定欄３４には、会員の番号
（カード番号）及び／又は氏名が記載される。会員の番
号（カード番号）は、顧客を特定するための番号で、会
員カードである磁気カードに予め磁気的に記録されてい
る。本実施例では、「１−００９０１−０００００００
−１」と記載されている。

【００３６】上記会員特定欄３４の下には、メッセージ
欄３６が配置されている。このメッセージ欄３６には、
カード会員であることによって得られた特典等のメッセ
ージが記載される。本例では、「会員価格商品が合計８
００円お得になっております。カードのご利用ありがと
うございます。」と記載されている。

【００３７】本例においては、このメッセージ欄３６に
おけるメッセージ、会員価格欄２４、会員割引額合計欄
２２および会員割引額欄１８ｄの記載内容によって、カ
ード会員であることのメリットを顧客を充分に知らしめ
ることができる。

【００３８】上記メッセージ欄３６の下には、発行時点
欄１４およびレシート番号欄１６がそれぞれ設けられて
いる。本実施例では、発行時点が「９２−１１−１５
１３：４５」、レシート番号が「ＮＯ．０１０１」と記
載されている。

【００３９】次に、顧客がカード会員であるが、商品コ
ードの入力後に会員カードを提示する場合について説明
する。例えば、レジ係が２人制の場合、すなわち商品コ
ードの入力と、商品と代金の授受が別の人間によって行
なわれるシステムの場合には、カードの提示は通常必然
的に商品コードの入力の後になる。このような場合を、
カード会員であることの後宣言と呼び、最初に説明した
ようなコード入力の前に行なう前宣言と区別している。

【００４０】本装置においては、この後宣言の場合に
も、上記前宣言の場合とほぼ同じ操作・作動が行なわれ
るが、この後宣言の場合には、会員割引額の読み込みの
際には、会員であるかいないかが判定できないので、会
員割引額を用いるか否かが留保状態になっている。従っ
て、本例では、会員割引額は後に説明するように、レシ
ート１０で括弧付きで示されるようになっている。他の
操作・作動は上記前宣言の場合と同じであるので、これ
以上の説明は省略する。

【００４１】次に、この後宣言の際に発行されるレシー
トの例について説明する。

【００４２】図３は、後宣言の際に発行されるレシート
の一例を示す平面図である。

【００４３】この例のレシート１０においては、打キー
時点においては顧客が会員であるかが判明していないの
で、図３で明らかなように、会員割引額欄１８ｄに示さ
れた金額が「（−６００）」、「（−２００）」とそれ
ぞれ括弧が付されて示されている。その他の記載欄につ
いては、第１実施例のレシートと同じであるので、これ
以上の説明は省略する。

【００４４】次に、顧客が会員でない場合についての本
販売管理装置の操作・作動について説明する。

【００４５】この場合においては、上記後宣言の場合と
同様に会員割引額自体は読み込むが、顧客がカード会員
でないので、会員割引額の合計の演算は行なうが、その
後の標準額の合計額から会員割引額の合計額を減算する
演算を行なわない。そして、カード会員でない顧客向け
メッセージすなわち「会員カードをご提示いただきます
と、会員価格商品が合計○○○円お得になります。是
非、カード会員にご入会ください。」を行い、このメッ
セージの金額欄に上記会員割引額の合計額８００円を嵌
め込む。その他の操作・作動については、上記の顧客が
会員の場合と同じであるので、これ以上の操作・作動の
説明は省略し、この場合に発行されるレシートの説明に
移る。

【００４６】図４は、顧客がカード会員でない場合に発
行されるレシート１０の平面図である。

【００４７】このレシート１０においては、会員割引が
ないので、会員割引額欄１８ｄには、会員であった場合
に割り引かれるであろう金額が上記第２実施例の場合と
同じく括弧付きで示される。具体的には、「（−６０
０）」、「（−２００）」とそれぞれ示されている。そ
して、このレシート１０においては、当然のことながら
会員割引額合計欄２２および会員価格欄２４が記載され
ていない。また、メッセージ欄３６には、カード会員で
あれば受けられる具体的な特典とカード会員への勧誘の
メッセージすなわち「会員カードをご提示いただきます
と、会員価格商品が合計８００円お得になります。是
非、カード会員にご入会ください。」が記載されてい
る。さらに、カード会員である場合には、サービスポイ
ントも得られることを明記してもよい。

【００４８】これにより、更なるカード会員の勧誘能力
を増すことができる。

【００４９】その他の欄については、上記前宣言の際に
発行されるレシートと同一であるのでこれ以上の説明は
省略する。

【００５０】次に、上記カード会員について、サービス
ポイントが給付される場合についてついて説明する。な
お、以下の説明については、上記前宣言で商品の購入が
なされたものとして説明する。

【００５１】上記サービスポイントは、今回購入金額
（会員価格）に応じた今回ポイントと、この今回ポイン
トを今回購入時までの所定期間中の累計ポイントに加算
して得られた新規な累計ポイントとからなり、会員カー
ドＣの磁気ストライプに磁気的に記録されているととも
に、ホストコンピュータ４の会員データファイル５中に
中にも記録されている。

【００５２】上記前宣言の購入時において、会員価格が
演算されると、ＰＯＳ端末装置１内ににおいてこの会員
価格「２５００円」に応じた今回ポイントが演算され
る。ここでは、１００円につき１ポイントとしているの
で、２５ポイントが演算される。ついで、今回までの累
計ポイントに今回ポイントを加算して新たな累計ポイン
トを算出する。ここでは、旧累計ポイントが６８であ
り、これに２５を加えて、新たな累計ポイントが９３に
なったものとする。この今回ポイントおよび新たな累計
ポイントは、会員カードＣに更新して書き込まれるとと
もに、ホストコンピュータ４の会員データファイル５に
伝送され、累計ポイントの更新等の処理が行なわれる。
また、これらの今回ポイントおよび累計ポイントはレシ
ート１０上にも印字される。

【００５３】次に、上記のポイントが印字されるレシー
トについて説明する。

【００５４】図５は、ポイントをも記載されるレシート
の平面図である。

【００５５】このレシート１０においては、上記前宣言
購入の際に発行されるレシートの内容に加えて、購入価
格に応じてカード会員に発行されるポイントを記載する
ポイント欄４０が設けられている。このポイント欄に
は、会員価格欄２４に示された会員合計価格に応じた今
回ポイントを示す今回ポイント欄４１と、この今回ポイ
ントを今回購入時までの所定期間中の累計ポイントに加
算して得られた新規な累計ポイントとが示された累計ポ
イント欄４２とを備えている。この実施例においては、
今回ポイントが「２５」と、累計ポイントが「９３」と
それぞれ示されている。なお、メッセージ欄３６のメッ
セージの内容は、上記前宣言のものと同じであってよ
い。

【００５６】以上により、本販売管理装置によって発行
されるレシートによれば、特にカード会員の拡張、固定
化に大きく効力を発揮する。

【００５７】なお、以上説明した実施例においては、カ
ード会員か否かの判定を会員カードによって行なった
が、お客さんに会員番号を聞き、その会員番号をキー入
力装置によりＰＯＳ端末装置に入力することによって行
なってもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例による販売管理装置の概略ブロ
ック図である。

【図２】上記販売管理装置によって発行されるレシート
の一例を示す平面図である。

【図３】レシートの他の例を示す平面図である。

【図４】レシートの更に他の例を示す平面図である。

【図５】レシートの更に他の例を示す平面図である。

【符号の説明】

Ｃ 会員カード Ｆ 商品マスタファイル １ ＰＯＳ端末装置 ２ ストアコンピュータ ４ ホストコンピュータ ５ 会員データファイル ６ キー入力装置 ７ バーコードスキャナ ８ カード取扱装置 ９ プリンタ １０ レシート １２ 発行店名欄 １４ 発行時点欄 １６ レシート番号欄 １８ 購入額明細欄 １８ａ 商品名欄 １８ｂ 数量欄 １８ｃ 標準額欄 １８ｄ 会員割引額欄 ２０ 合計額欄 ２２ 会員割引額合計欄 ２４ カード会員価格欄 ２８ 改め計欄 ３０ 預かり金額欄 ３２ 釣銭額欄 ３４ 会員特定欄 ３６ メッセージ欄 ４０ ポイント欄 ４１ 今回ポイント欄 ４２ 累計ポイント欄

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取り扱っている多数の商品についての通
   常価格と、前記商品の中から会員のために予め指定され
   た会員指定商品についての会員割引額とのうち少なくと
   も会員割引額を商品コードとともに記憶した記憶手段、
   購買された商品について、商品コード番号とともに、そ
   の商品が会員指定商品である場合には会員割引額を少な
   くとも前記記憶手段から読み出す読出手段、入力手段に
   より入力されるか、前記記憶手段から読み出した各通常
   価格を合算し、得られた通常価格合計額を記憶する第１
   演算手段、読み出した各会員割引額を合算し、得られた
   会員割引額合計額を記憶する第２演算手段、および顧客
   が会員である場合には、前記通常価格合計額から会員割
   引額合計額を減算し、その減算額を購入合計額とする一
   方、その顧客が会員でない場合には、前記通常価格合計
   額をそのまま購入合計額とする購入額演算手段を備えて
   いることを特徴とする販売管理装置。
2. 【請求項２】 購買の際に提示された会員カードに記録
   されたカード番号を読み取る読取手段を備えている請求
   項１の販売管理装置。
3. 【請求項３】 購入された各商品の各標準額および会員
   指定商品につき会員割引額が示された購入額明細欄と、
   前記各標準額の合計額から前記会員割引額の合計額を減
   算した額である会員合計価格を示した会員価格欄とを備
   えたレシートを発行する請求項１または２の販売管理装
   置。
4. 【請求項４】 前記レシートは、前記各標準額の合計額
   が示された合計額欄および前記会員割引額の合計が示さ
   れた会員割引額合計欄を更に備えている請求項３の販売
   管理装置。
5. 【請求項５】 前記レシートが、会員であることにより
   得た特典等を顧客に知らせるためのメッセージが示され
   たメッセージ欄を更に備えた請求項３または４のレシー
   ト。
6. 【請求項６】 前記レシートが、前記会員合計価格に応
   じた今回ポイントと、この今回ポイントを今回購入時ま
   での所定期間中の累計ポイントに加算して得られた新規
   な累計ポイントとが示された累計ポイント欄を更に備え
   ている請求項３ないし５のいずれかの販売管理装置。
7. 【請求項７】 前記レシートは、該レシートを発行した
   店名が示された発行店名欄と、発行されたレシートを特
   定するレシート発行番号が示されたレシート発行番号
   と、レシートが発行された発行時点が示された発行時点
   欄と、顧客を特定するため、顧客の会員番号および／ま
   たは氏名がが示された顧客特定欄とを更に備えている請
   求項３ないし６のいずれかの販売管理装置。
8. 【請求項８】 購入された各商品の各標準額および会員
   指定商品につき会員であった場合に割引されるべき会員
   割引額が示された購入額明細欄と、前記各標準額の合計
   額が示された合計額欄とを備えるレシートを発行する請
   求項１または２の販売管理装置。
9. 【請求項９】 前記レシートは、会員であることにより
   得られるサービス金額を顧客に知らせるためのメッセー
   ジが少なくとも示されたメッセージ欄を更に備えている
   請求項８の販売管理装置。
10. 【請求項１０】 前記レシートの前記メッセージ欄に、
    更に購入金額に応じたサービスポイントが得られる旨が
    示された請求項９の販売管理装置。