JPH06202652A - 電子楽器の演奏情報検出方式 - Google Patents

電子楽器の演奏情報検出方式

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JPH06202652A
JPH06202652A JP5229610A JP22961093A JPH06202652A JP H06202652 A JPH06202652 A JP H06202652A JP 5229610 A JP5229610 A JP 5229610A JP 22961093 A JP22961093 A JP 22961093A JP H06202652 A JPH06202652 A JP H06202652A
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analog
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scanning
volumes
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Tsutomu Saito
勉 斎藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はキースイッチからの楽音選択信号と
タブレット、アナログボリウム等からの機能選択信号と
を一緒に多重化して走査する手段を有する電子楽器の演
奏情報検出方式に関し、楽音選択信号と機能選択信号と
一緒に多重化しかつ互に過不足のない程度の周期でサン
プリングしうるようにした電子楽器の演奏情報検出方式
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、複数のキースイッチ3と、複数の
アナログボリウム6と、マイクロコンピュータ1とを備
えた電子楽器において、前記マイクロコンピュータは1
回のメインルーチン処理において、前記複数のキースイ
ッチの全ての走査と、前記複数のアナログボリウムの一
部の走査とを行い、該メインルーチン処理を複数回行っ
て前記複数のアナログボリウムの全ての走査を終了する
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキースイッチからの楽音
選択信号とタブレット、アナログボリウム等からの機能
選択信号とを一緒に多重化して走査する手段を有する電
子楽器の演奏情報検出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キースイッチからの楽音選択信号
とタブレット、アナログボリウム等からの機能選択信号
とを一緒のラインで多重化して走査する方式は、たとえ
ば特公昭55−51193「電子楽器用楽音選択回路」
等により知られている。しかし、上記の方式においては
キースイッチ信号もタブレットスイッチ信号も1回の走
査周期の中で全て1回だけ割当てられており、タブレッ
トスイッチ信号に関しては必要以上のサンプリングをし
ている。
【0003】最近、マイクロコンピュータを用いた演奏
情報検出装置が多用されているが、このようなシーケン
シャルな制御素子を使用する場合、処理時間の長短が重
要な問題になってくる。つまり、従来のように、キース
イッチ信号もタブレットスイッチ信号も1回の走査周期
の中で全て1回だけしかタイムスロットが割当てられて
いないと、キースイッチのように高速サンプリングを必
要とするブロックでは演奏情報のスピードに適応するこ
とが困難な場合が起る。
【0004】すなわち、高速サンプリングを必要とする
キースイッチ信号と、比較的低速なサンプリングでもよ
いタブレットスイッチ信号とを同等に取扱い適用するこ
とに問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は楽音選
択信号と機能選択信号と一緒に多重化しかつ互に過不足
のない程度の周期でサンプリングしうるようにした電子
楽器の演奏情報検出方式を提供することである。
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するため、本発明の電子楽器の演奏情報検出方式は、複
数のキースイッチと、複数のアナログボリウムと、マイ
クロコンピュータとを備えた電子楽器において、前記マ
イクロコンピュータは、1回のメインルーチン処理に
て、前記複数のキースイッチの全ての走査と、前記複数
のアナログボリウムの一部の走査とを行い、該メインル
ーチン処理を複数回行って前記複数のアナログボリウム
の全ての走査を終了することを特徴とする。
【0006】これにより、例えばキースイッチは高速、
アナログボリウムは低速といった、それぞれの機能に必
要とされる速度に見合ったサンプリング周期で処理する
ことが可能となっている。
【0007】また同様の目的で、本発明の電子楽器の演
奏情報検出方式は、複数のキースイッチと、該複数のキ
ースイッチのオン/オフ状態を読み込むためのマトリッ
クス回路と、複数のアナログボリウムと、該複数のアナ
ログボリウムの中から所定のアナログボリウムを選択す
るアナログマルチプレクサと、該アナログマルチプレク
サで選択されたアナログボリウムの出力をデジタル値に
変換するA/D変換回路と、マイクロコンピュータとを
備えた電子楽器において、前記マイクロコンピュータ
は、1回のメインルーチン処理にて、前記マトリックス
回路からキースイッチのオン/オフ状態を読み込むこと
により前記複数のキースイッチの全てを走査し、そし
て、前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログ
ボリウムの出力を前記A/D変換器でデジタル値に変換
して得られるデータを読み込むことにより前記複数のア
ナログボリウムの一部を走査し、前記アナログマルチプ
レクサによるアナログボリウムの選択を順次変更しなが
らメインルーチン処理を複数回行って前記複数のアナロ
グボリウムの全ての走査を終了することを特徴とする。
【0008】この場合も上記と同様に、例えばキースイ
ッチは高速、アナログボリウムは低速といった、それぞ
れの機能に必要とされる速度に見合ったサンプリング周
期で処理することが可能となっている。
【0009】また同様の目的で、本発明の電子楽器の演
奏情報検出方式は、複数のキースイッチと、該複数のキ
ースイッチのオン/オフ状態を読み込むためのマトリッ
クス回路と、複数のアナログボリウムと、該複数のアナ
ログボリウムの中から所定のアナログボリウムを選択す
るアナログマルチプレクサと、該アナログマルチプレク
サで選択されたアナログボリウムの出力をデジタル値に
変換するA/D変換回路と、マイクロコンピュータとを
備えた電子楽器において、前記マイクロコンピュータ
は、1回のメインルーチン処理にて、前記アナログマル
チプレクサで選択されたアナログボリウムの出力を前記
A/D変換器に与えてA/D変換動作を開始させると共
に、前回のメインルーチン処理にて選択されたアナログ
ボリウムの出力のA/D変換動作後のデジタル値を読み
込むことにより前記複数のアナログボリウムの一部を走
査し、そして、前記A/D変換器によるアナログボリウ
ムの出力のA/D変換動作と並行して前記マトリックス
回路からキースイッチのオン/オフ状態を読み込むこと
により前記複数のキースイッチの全てを走査し、前記ア
ナログマルチプレクサによるアナログボリウムの選択を
順次変更しながらメインルーチン処理を複数回行って前
記複数のアナログボリウムの全ての走査を終了すること
を特徴とする。
【0010】これにより、例えばキースイッチは高速、
アナログボリウムは低速といった、それぞれの機能に必
要とされる速度に見合ったサンプリング周期で処理する
ことが可能となると共に、キースイッチの走査とアナロ
グボリウムのA/D変換動作とが並行して行われること
になるので、1回のメインルーチン処理(1サイクル)
の所要時間が短くて済み、演奏者のプレイに十分追従で
きるものとなっている。
【0011】また同様の目的で、本発明の電子楽器の演
奏情報検出方式は、複数のキースイッチと、複数のタブ
レットスイッチと、前記複数のキースイッチ又は複数の
タブレットスイッチのオン/オフ状態を読み込むための
共通のマトリックス回路と、複数のアナログボリウム
と、該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログ
ボリウムを選択するアナログマルチプレクサと、該アナ
ログマルチプレクサで選択されたアナログボリウムの出
力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、マイクロ
コンピュータとを備えた電子楽器において、前記マイク
ロコンピュータは、1回のメインルーチン処理にて、前
記共通のマトリックス回路からキースイッチのオン/オ
フ状態を読み込むことにより前記複数のキースイッチの
全てを走査し、前記共通のマトリックス回路からタブレ
ットスイッチのオン/オフ状態を読み込むことにより前
記複数のタブレットスイッチの一部を走査し、そして、
前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリ
ウムの出力を前記A/D変換器でデジタル値に変換して
得られるデータを読み込むことにより前記複数のアナロ
グボリウムの一部を走査し、前記共通のマトリックス回
路のタブレットスイッチに対応する走査位置を順次変更
しながらメインルーチン処理を複数回行って前記複数の
タブレットスイッチの全ての走査を終了し、且つ、前記
アナログマルチプレクサによるアナログボリウムの選択
を順次変更しながらメインルーチン処理を複数回行って
前記複数のアナログボリウムの全ての走査を終了するこ
とを特徴とする。
【0012】これにより、例えばキースイッチは高速、
タブレットスイッチは低速、アナログボリウムは低速と
いった、それぞれの機能に必要とされる速度に見合った
サンプリング周期で処理することが可能となっている。
【0013】さらに同様の目的で、本発明の電子楽器の
演奏情報検出方式は、複数のキースイッチと、複数のタ
ブレットスイッチと、前記複数のキースイッチ又は複数
のタブレットスイッチのオン/オフ状態を読み込むため
の共通のマトリックス回路と、複数のアナログボリウム
と、該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログ
ボリウムを選択するアナログマルチプレクサと、該アナ
ログマルチプレクサで選択されたアナログボリウムの出
力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、マイクロ
コンピュータとを備えた電子楽器において、前記マイク
ロコンピュータは、1回のメインルーチン処理にて、前
記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリウ
ムの出力を前記A/D変換器に与えてA/D変換動作を
開始させると共に、前回のメインルーチン処理にて選択
されたアナログボリウムの出力のA/D変換動作後のデ
ジタル値を読み込むことにより前記複数のアナログボリ
ウムの一部を走査し、前記A/D変換器によるアナログ
ボリウムの出力のA/D変換動作と並行して前記共通の
マトリックス回路からキースイッチのオン/オフ状態を
読み込むことにより前記複数のキースイッチの全てを走
査し、そして、前記A/D変換器によるアナログボリウ
ムの出力のA/D変換動作と並行して前記共通のマトリ
ックス回路からタブレットスイッチのオン/オフ状態を
読み込むことにより前記複数のタブレットスイッチの一
部を走査し、前記共通のマトリックス回路のタブレット
スイッチに対応する走査位置を順次変更しながらメイン
ルーチン処理を複数回行って前記複数のタブレットスイ
ッチの全ての走査を終了し、且つ、前記アナログマルチ
プレクサによるアナログボリウムの選択を順次変更しな
がらメインルーチン処理を複数回行って前記複数のアナ
ログボリウムの全ての走査を終了することを特徴とす
る。
【0014】これにより、例えばキースイッチは高速、
タブレットスイッチは低速、アナログボリウムは低速と
いった、それぞれの機能に必要とされる速度に見合った
サンプリング周期で処理することが可能となると共に、
キースイッチの走査とタブレットスイッチ又はアナログ
ボリウムのA/D変換動作とが並行して行われることに
なるので、1回のメインルーチン処理(1サイクル)の
所要時間が短くて済み、演奏者のプレイに十分追従でき
るものとなっている。
【0015】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成説明図であり、
電子オルガンの本体回路中の鍵情報検出割当回路KDA
と関連した部分のブロック図を示す。
【0016】同図において、鍵情報検出割当回路KDA
1からスキャンアドレス(KO20〜KO25)が出力され
る。この信号がデコーダ2を通して後述のスキャンパル
ス(S00〜S3F)を送出し、それぞれのスキャンパルス
のタイムスロットに対応した信号がキースイッチ、タブ
レットスイッチに対し共通のアドレスを与えて並列に動
作させる共通のダイオードマトリックス3によりSB0
〜SB7の出力が取出される。このSB0〜SB7のバ
スは高レベル保持されており、キースイッチ信号、タブ
レットスイッチ信号は動作時低レベルでデータセレクタ
8に入力される。データセレクタ8の出力バス信号(K
i20〜Ki27)はオプションのメモリコーダ9が接続され
ていなければ直接KDA1へ送られる。
【0017】オプションのメモリコーダ9が接続された
時は点線部分が付加され、データセレクタ8の出力K
i20〜Ki27をもう1段のデータセレクタ10を通してK
DA1へ送られる。
【0018】ドローバーの値やサステインタイム等のア
ナログボリウムの情報をKDA1に取込むには、0〜5
Vの電圧値で得られるアナログ値をA/D変換回路7を
通して行なわれる。すなわち、ボリウム6により設定さ
れた0〜5Vの電圧値をアナログマルチプレクサ5に入
れ、一方KDAバスにアナログマルチプレクサの制御信
号が送られラッチ回路4にラッチされ、この出力でアナ
ログマルチプレクサ5から対応する電圧がA/D変換回
路7に入力し、デジタル信号に変換されてデータセレク
タ8に送られる。データセレクタ8では、KDA1から
の選択信号により、A/D変換器7からの信号Aとダイ
オードマトリックス3からの信号(SB0〜SB7)B
の何れかが選択される。
【0019】また、KDA出力バスには前述のスキャン
パルスとアナログマルチプレクサの制御信号の外、パネ
ルに表示するランプ情報も送られ、その情報はラッチ回
路11でラッチされ、ランプドライバを通して点灯され
る。
【0020】本体回路に属するKDA1はマイクロコン
ピュータで構成され、KDAバスに送られる前述のアナ
ログボリウムやオプションのメモリコードを含む各種デ
ータをスキャンパルスのタイムスロットを設け、シーケ
ンシャル制御を行なうようにしたものである。図2
(a)はシーケンシャル制御におけるメインルーチンを
示し、同図(b)はこの場合必要なワーキングメモリの
説明図である。
【0021】図2(a)に示すKDAメインルーチンは
4つのサブルーチンとしてメモリコーダ(MC)スキャ
ン、タブレットスイッチ(TS)スキャン、アナログボ
リウム(AV)スキャン、キースイッチ(KS)スキャ
ンから構成されており、とくにタブレットスイッチ(T
S)スキャンは2回適用されている。
【0022】オプションのメモリコーダ(MC)スキャ
ンは、パネル外のたとえば不揮発性メモリと磁気カード
で構成された装置との情報の送受を調べ、もしオプショ
ンが電子オルガンに接続されていなければ不要となる
し、また接続されていても、オプションが電子オルガン
に情報の送受依頼をしない限り処理はしないでメインル
ーチンに戻る。
【0023】このサブルーチンも前述の各データと一緒
のKDAバスで時分割多重によって構成されている。
【0024】タブレットスイッチ(TS)スキャンは、
表2に示すタブレットスイッチのスキャンアドレスS28
〜S3Fで示す各楽器音の機能、効果等のうち1アドレス
分だけをスキャンするサブルーチンである。そして次回
に次のアドレスをスキャンするために、そのアドレスを
記憶する同図(b)に示すワーキングメモリMEMO1
が設けられる。
【表2】
【0025】アナログボリウム(AV)スキャンは表3
に示すマルチプレクスアドレスM01〜M24で示す各種ド
ローバーコントロール等のうち1アドレス分だけのアナ
ログボリウムデータを前述によりA/D変換させるサブ
ルーチンであり、そして次回に次のアドレスを選び出す
ためにそのアドレスを記憶する同図(b)に示すワーキ
ングメモリMEMO2が設けられる。
【表3】
【0026】キースイッチ(KS)スキャンは表1に示
すキースイッチのスキャンアドレスS00〜S17で示す上
鍵、下鍵、足鍵のすべてのキーアドレスを一通りスキャ
ンするサブルーチンである。
【表1】
【0027】また、同図(b)のパネル情報MEMO3
は各種のパネル情報を記憶しておくためのメモリであ
る。
【0028】ここで、アナログボリウムスキャンについ
て詳しく説明する。
【0029】タブレットスイッチとキースイッチの情報
がダイオードマトリックス3で構成されているのに比
べ、アナログボリウム情報はA/D変換器7の前ですで
に時分割多重化されており、また汎用型変換器を利用す
ると、その変換時間は数十μsから数msである。この
A/D変換器が動作している間、本体回路のKDAが待
っているのではメインルーチンの1サイクル所要時間が
増大してしまい、演奏者のプレイについていけなくなっ
てしまうおそれがあるので、本方式ではA/D変換器が
動作している間、図1のデータセレクタ8の制御端子A
/BをB側にしてタブレットスイッチやキースイッチの
情報を取込んでいる。従ってデータセレクタ8の制御端
子A/BをA側にするのはアナログボリウムスキャンの
サブルーチンの中でもA/D変換情報を取込むタイミン
グのときだけである。
【0030】図3(a)〜(d)はKDAメインルーチ
ンの流れと上述のA/D変換処理時間の関係を示す。
【0031】同図(a)において、KDAメインルーチ
ンが図2(a)で説明したような順序でメモリコーダ
(MC)、タブレットスイッチ(TS)、アナログボリ
ウム(AV)、タブレットスイッチ(TS)、キースイ
ッチ(KS)の各スキャンのサブルーチンが実行され
る。この場合アナログボリウム(AV)は、上述により
前回のAV後他のスキャンと並列に処理され、そのデー
タをAVのタイムスロットで取込むように処理が行なわ
れる。
【0032】すなわち、同図(b)に示すA/D変換ス
タート信号の立上りで、図1におけるラッチ回路4にア
ナログボリウムマルチプレクサアドレがラッチされ、か
つA/D変換器7もリセット状態になる。そして立下り
でA/D変換回路7がスタートし、同図(c)に示すア
ナログマルチプレクサ5内のコンパレータの入力信号が
ボリウム6のセット値に一致すると同図(d)のコンパ
レータ出力値が0から1に変化し、A/D変換回路7が
ロックされる。同図(a)のKDAメインルーチンでは
アナログボリウムスキャンのサブルーチンの中でA/D
変換回路7にロックされた情報を受取るものである。
【0033】この方式によると、KDAメインルーチン
の1サイクルを2msとすれば、キースイッチをスキャ
ンする周期は2msである。タブレットスイッチをスキ
ャンする周期はタブレットスイッチアドレスが表2に示
すようにS28〜S3Eの23アドレスあり、メインルーチ
ンの1サイクルにタブレットスイッチスキャンのサブル
ーチンが2回挿入されているから、2(ms)×23
(アドレス)÷2(回)=23msである。
【0034】また、アナログボリウムをサンプリングす
る周期はアナログボリウムマルチプレクサアドレスがM
01〜M24まで36アドレスあり、メインルーチンの1サ
イクルにアナログボリウムスキャンのサブルーチンが1
回挿入されているから2(ms)×36(アドレス)÷
1(回)=72msである。
【0035】このように、キースイッチに対しタブレッ
トスイッチはアドレス数に関連して2回ブロックを設け
ることにより、アナログボリウムはアドレス数に関連し
て前のブロックの結果を用いることにより、それぞれに
見合ったスキャン周期をもたせることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キースイッチからの楽音選択信号とタブレット、アナロ
グボリウム等からの機能選択信号を一緒にして多重化し
て走査する場合、これらの信号を複数の走査ブロックに
分け、該複数の走査ブロックが互に異なる走査周期を有
するようにしたものである。そのため、前述のようにタ
ブレットは所要のアドレス数と関連してメインルーチン
の1サイクルに2回走査ブロックを設けたり、アナログ
ボリウムに対しては前のデータを別に並列処理した結果
を取込んだりすることにより、キースイッチは高速に、
アナログボリウムは低速に、それぞれ見合ったサンプリ
ング周期で処理することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成説明図である。
【図2】(a),(b)は本発明の要部の概略説明図で
ある。
【図3】(a)〜(d)は本発明の要部の動作波形図で
ある。
【符号の説明】
1 鍵情報検出割当回路KDA 2 デコーダ 3 ダイオードマトリックス 4,11 ラッチ回路 5 アナログマルチプレクサ 6 ボリウム 7 A/D変換回路 8,10 データセレクタ 9 メモリコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキースイッチと、複数のアナログ
    ボリウムと、マイクロコンピュータとを備えた電子楽器
    において、 前記マイクロコンピュータは、1回のメインルーチン処
    理にて、前記複数のキースイッチの全ての走査と、前記
    複数のアナログボリウムの一部の走査とを行い、 該メインルーチン処理を複数回行って前記複数のアナロ
    グボリウムの全ての走査を終了することを特徴とする電
    子楽器の演奏情報検出方式。
  2. 【請求項2】 複数のキースイッチと、 該複数のキースイッチのオン/オフ状態を読み込むため
    のマトリックス回路と、 複数のアナログボリウムと、 該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログボリ
    ウムを選択するアナログマルチプレクサと、 該アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリウ
    ムの出力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、 マイクロコンピュータとを備えた電子楽器において、 前記マイクロコンピュータは、1回のメインルーチン処
    理にて、 前記マトリックス回路からキースイッチのオン/オフ状
    態を読み込むことにより前記複数のキースイッチの全て
    を走査し、そして、 前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリ
    ウムの出力を前記A/D変換器でデジタル値に変換して
    得られるデータを読み込むことにより前記複数のアナロ
    グボリウムの一部を走査し、 前記アナログマルチプレクサによるアナログボリウムの
    選択を順次変更しながらメインルーチン処理を複数回行
    って前記複数のアナログボリウムの全ての走査を終了す
    ることを特徴とする電子楽器の演奏情報検出方式。
  3. 【請求項3】 複数のキースイッチと、 該複数のキースイッチのオン/オフ状態を読み込むため
    のマトリックス回路と、 複数のアナログボリウムと、 該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログボリ
    ウムを選択するアナログマルチプレクサと、 該アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリウ
    ムの出力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、 マイクロコンピュータとを備えた電子楽器において、 前記マイクロコンピュータは、1回のメインルーチン処
    理にて、 前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリ
    ウムの出力を前記A/D変換器に与えてA/D変換動作
    を開始させると共に、前回のメインルーチン処理にて選
    択されたアナログボリウムの出力のA/D変換動作後の
    デジタル値を読み込むことにより前記複数のアナログボ
    リウムの一部を走査し、そして、 前記A/D変換器によるアナログボリウムの出力のA/
    D変換動作と並行して前記マトリックス回路からキース
    イッチのオン/オフ状態を読み込むことにより前記複数
    のキースイッチの全てを走査し、 前記アナログマルチプレクサによるアナログボリウムの
    選択を順次変更しながらメインルーチン処理を複数回行
    って前記複数のアナログボリウムの全ての走査を終了す
    ることを特徴とする電子楽器の演奏情報検出方式。
  4. 【請求項4】 複数のキースイッチと、 複数のタブレットスイッチと、 前記複数のキースイッチ又は複数のタブレットスイッチ
    のオン/オフ状態を読み込むための共通のマトリックス
    回路と、 複数のアナログボリウムと、 該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログボリ
    ウムを選択するアナログマルチプレクサと、 該アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリウ
    ムの出力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、 マイクロコンピュータとを備えた電子楽器において、 前記マイクロコンピュータは、1回のメインルーチン処
    理にて、 前記共通のマトリックス回路からキースイッチのオン/
    オフ状態を読み込むことにより前記複数のキースイッチ
    の全てを走査し、 前記共通のマトリックス回路からタブレットスイッチの
    オン/オフ状態を読み込むことにより前記複数のタブレ
    ットスイッチの一部を走査し、そして、 前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリ
    ウムの出力を前記A/D変換器でデジタル値に変換して
    得られるデータを読み込むことにより前記複数のアナロ
    グボリウムの一部を走査し、 前記共通のマトリックス回路のタブレットスイッチに対
    応する走査位置を順次変更しながらメインルーチン処理
    を複数回行って前記複数のタブレットスイッチの全ての
    走査を終了し、且つ、前記アナログマルチプレクサによ
    るアナログボリウムの選択を順次変更しながらメインル
    ーチン処理を複数回行って前記複数のアナログボリウム
    の全ての走査を終了することを特徴とする電子楽器の演
    奏情報検出方式。
  5. 【請求項5】 複数のキースイッチと、 複数のタブレットスイッチと、 前記複数のキースイッチ又は複数のタブレットスイッチ
    のオン/オフ状態を読み込むための共通のマトリックス
    回路と、 複数のアナログボリウムと、 該複数のアナログボリウムの中から所定のアナログボリ
    ウムを選択するアナログマルチプレクサと、 該アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリウ
    ムの出力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、 マイクロコンピュータとを備えた電子楽器において、 前記マイクロコンピュータは、1回のメインルーチン処
    理にて、 前記アナログマルチプレクサで選択されたアナログボリ
    ウムの出力を前記A/D変換器に与えてA/D変換動作
    を開始させると共に、前回のメインルーチン処理にて選
    択されたアナログボリウムの出力のA/D変換動作後の
    デジタル値を読み込むことにより前記複数のアナログボ
    リウムの一部を走査し、 前記A/D変換器によるアナログボリウムの出力のA/
    D変換動作と並行して前記共通のマトリックス回路から
    キースイッチのオン/オフ状態を読み込むことにより前
    記複数のキースイッチの全てを走査し、そして、 前記A/D変換器によるアナログボリウムの出力のA/
    D変換動作と並行して前記共通のマトリックス回路から
    タブレットスイッチのオン/オフ状態を読み込むことに
    より前記複数のタブレットスイッチの一部を走査し、 前記共通のマトリックス回路のタブレットスイッチに対
    応する走査位置を順次変更しながらメインルーチン処理
    を複数回行って前記複数のタブレットスイッチの全ての
    走査を終了し、且つ、前記アナログマルチプレクサによ
    るアナログボリウムの選択を順次変更しながらメインル
    ーチン処理を複数回行って前記複数のアナログボリウム
    の全ての走査を終了することを特徴とする電子楽器の演
    奏情報検出方式。
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