JPH06199638A - アルギネートヘヤセッティング組成物 - Google Patents
アルギネートヘヤセッティング組成物Info
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- JPH06199638A JPH06199638A JP3216758A JP21675891A JPH06199638A JP H06199638 A JPH06199638 A JP H06199638A JP 3216758 A JP3216758 A JP 3216758A JP 21675891 A JP21675891 A JP 21675891A JP H06199638 A JPH06199638 A JP H06199638A
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 ヘアセッティング組成物を提供する。
〔構成〕 アルギネートヘヤセッティング樹脂及び単量
体単位中少なくとも１つのカルボン酸部分を有する重合
体を含有する、毛髪からはく離する傾向が低下した水性
ヘヤセッティング組成物であって、該組成物は、好まし
くはエアロゾル容器から送達されると安定なムースを生
じるエアロゾル組成物の形態である。
体単位中少なくとも１つのカルボン酸部分を有する重合
体を含有する、毛髪からはく離する傾向が低下した水性
ヘヤセッティング組成物であって、該組成物は、好まし
くはエアロゾル容器から送達されると安定なムースを生
じるエアロゾル組成物の形態である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘヤセッティング樹脂
としてアルギネートを配合するヘヤセッティング組成物
に関する。更に特定すれば、アルギネート成分の外に、
少なくとも１つのカルボン酸基を有する重合体成分を含
有するヘヤセッティング組成物に関し、組成物中重合体
の存在が消費者の毛髪に組成物を施用して後アルギネー
トのはく離又は粉化を有利に低下させる。最も特定する
と、本発明は、ムースの形態であり、そしてエアロゾル
かんからの送達に適しているヘヤセッティング組成物に
関する。
としてアルギネートを配合するヘヤセッティング組成物
に関する。更に特定すれば、アルギネート成分の外に、
少なくとも１つのカルボン酸基を有する重合体成分を含
有するヘヤセッティング組成物に関し、組成物中重合体
の存在が消費者の毛髪に組成物を施用して後アルギネー
トのはく離又は粉化を有利に低下させる。最も特定する
と、本発明は、ムースの形態であり、そしてエアロゾル
かんからの送達に適しているヘヤセッティング組成物に
関する。
【０００２】
【従来の技術】ＳｃｈｗａｒｚｋｏｐｆのＧＢ１，０３
６，４９７の例のように、アルギネートを含有する処方
は当該技術において既知である。Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐ
ｆの組成物は、主にアルギネートを含有する水性系であ
る。このような組成物を毛髪に施用し、乾燥する時ヘヤ
セッティング効果が得られるが、これらの先行技術の組
成物の形態によって頭部に施用するのが困難かつ不便に
なっている。即ち、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆは、まず
３．６より上の酸性ｐＨを有するアルギネートを含有す
る第１組成物を調製する。この組成物を使用するために
は、第１組成物のｐＨを３．６未満に下げてアルギネー
トの析出を起こさせることが肝要である。ｐＨは２つの
方式で下げることができる。第１に、ヘヤセッティング
組成物の施用の後酸性の溶液を毛髪に施用することがで
きる。別法として、第１組成物に希酸溶液を添加するこ
とによって毛髪をセッティングする直前にｐＨを３．６
未満に下げることができる。
６，４９７の例のように、アルギネートを含有する処方
は当該技術において既知である。Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐ
ｆの組成物は、主にアルギネートを含有する水性系であ
る。このような組成物を毛髪に施用し、乾燥する時ヘヤ
セッティング効果が得られるが、これらの先行技術の組
成物の形態によって頭部に施用するのが困難かつ不便に
なっている。即ち、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆは、まず
３．６より上の酸性ｐＨを有するアルギネートを含有す
る第１組成物を調製する。この組成物を使用するために
は、第１組成物のｐＨを３．６未満に下げてアルギネー
トの析出を起こさせることが肝要である。ｐＨは２つの
方式で下げることができる。第１に、ヘヤセッティング
組成物の施用の後酸性の溶液を毛髪に施用することがで
きる。別法として、第１組成物に希酸溶液を添加するこ
とによって毛髪をセッティングする直前にｐＨを３．６
未満に下げることができる。
【０００３】不利なことには、第１組成物と酸性化溶液
との混合物よりなる完全ヘヤセッティング組成物は本来
不安定であるので、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆの操作は２
工程操作を必要とする。必然的にＳｃｈｗａｒｚｋｏｐ
ｆの製品は、第１組成物及び酸性化溶液よりなるキット
形態で提供されることになる。この製品の使用は、正し
い割合の成分を得るように各部分の注意深い測定を必要
とし、理容サロンの訓練された人によって使用されるこ
とが好ましい。即ち、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆの製品
は、使用の容易さが大幅に制限されている。
との混合物よりなる完全ヘヤセッティング組成物は本来
不安定であるので、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆの操作は２
工程操作を必要とする。必然的にＳｃｈｗａｒｚｋｏｐ
ｆの製品は、第１組成物及び酸性化溶液よりなるキット
形態で提供されることになる。この製品の使用は、正し
い割合の成分を得るように各部分の注意深い測定を必要
とし、理容サロンの訓練された人によって使用されるこ
とが好ましい。即ち、Ｓｃｈｗａｒｚｋｏｐｆの製品
は、使用の容易さが大幅に制限されている。
【０００４】同じくＳｃｈｗａｒｚｋｏｐｆのＧＢ１，
０１７，８４３は、常用のフィルム形成剤、例えばシェ
ラック、アルギネート、カラゲネート、ゼラチン、デキ
ストリン、ポリビニルピロリドン又はポリ酢酸ビニルと
のその共重合体、ジメチルヒダントイン、ホルムアルデ
ヒド樹脂及び重合体アクリル酸誘導体の代りに、セッテ
ィング剤として改質ゼラチンを含有するヘヤ定着（ｈａ
ｉｒ ｆｉｘｉｎｇ）組成物を開示する。
０１７，８４３は、常用のフィルム形成剤、例えばシェ
ラック、アルギネート、カラゲネート、ゼラチン、デキ
ストリン、ポリビニルピロリドン又はポリ酢酸ビニルと
のその共重合体、ジメチルヒダントイン、ホルムアルデ
ヒド樹脂及び重合体アクリル酸誘導体の代りに、セッテ
ィング剤として改質ゼラチンを含有するヘヤ定着（ｈａ
ｉｒ ｆｉｘｉｎｇ）組成物を開示する。
【０００５】上に示されるとおり、ヘヤセッティング組
成物中アルギネートの使用は、このような組成物が特に
安定でないので商業上開発されていない。小売顧客に店
頭販売される直使用（ｒｅａｄｙ−ｔｏ−ｕｓｅ）組成
物の場合特にこのことは当てはまる。即ち、アルギネー
トは直使用組成物から析出する傾向があり、Ｓｃｈｗａ
ｒｚｋｏｐｆの’４２７に開示されているようなキット
型製品の使用を必要とする。
成物中アルギネートの使用は、このような組成物が特に
安定でないので商業上開発されていない。小売顧客に店
頭販売される直使用（ｒｅａｄｙ−ｔｏ−ｕｓｅ）組成
物の場合特にこのことは当てはまる。即ち、アルギネー
トは直使用組成物から析出する傾向があり、Ｓｃｈｗａ
ｒｚｋｏｐｆの’４２７に開示されているようなキット
型製品の使用を必要とする。
【０００６】最近、ヘヤセッティング組成物は、活性成
分として合成重合体を利用するヘヤスプレーの形態をと
った。これらの組成物は、一般に主ビヒクルとしてアル
コールを使用して調製される。しかし、アルギネートは
高濃度で存在するアルコールに耐容性でないので、この
ようなヘヤスプレー組成物中使用されていない。したが
って、水性ビヒクル又は低いアルコール濃度を有するヒ
ドロアルコール性ビヒクルがアルギネートヘヤセッティ
ング組成物中で使用されなければならない。
分として合成重合体を利用するヘヤスプレーの形態をと
った。これらの組成物は、一般に主ビヒクルとしてアル
コールを使用して調製される。しかし、アルギネートは
高濃度で存在するアルコールに耐容性でないので、この
ようなヘヤスプレー組成物中使用されていない。したが
って、水性ビヒクル又は低いアルコール濃度を有するヒ
ドロアルコール性ビヒクルがアルギネートヘヤセッティ
ング組成物中で使用されなければならない。
【０００７】アルギネートの不安定性の問題は、ヘヤス
プレー製品、典型的にはエアロゾルスプレーであるがポ
ンプスプレーにおいても一層大きな関心がある。このこ
とは、アルギネートが析出する場合には、スプレーノズ
ルのバルブを詰まらせるからである。更に不利な点とし
て、毛髪に施用される時、ヘヤセッティング組成物中に
存在するアルギネートヘヤセッティング剤ははく離する
傾向がある。その結果、消費者はふけの外見を有する。
プレー製品、典型的にはエアロゾルスプレーであるがポ
ンプスプレーにおいても一層大きな関心がある。このこ
とは、アルギネートが析出する場合には、スプレーノズ
ルのバルブを詰まらせるからである。更に不利な点とし
て、毛髪に施用される時、ヘヤセッティング組成物中に
存在するアルギネートヘヤセッティング剤ははく離する
傾向がある。その結果、消費者はふけの外見を有する。
【０００８】驚くべきことに、ヘヤセッティング組成物
中に少なくとも１つのカルボン酸部分を有する重合体材
料を配合することによってはく離の問題及び安定性の問
題が大いに軽減されることが見出された。
中に少なくとも１つのカルボン酸部分を有する重合体材
料を配合することによってはく離の問題及び安定性の問
題が大いに軽減されることが見出された。
【０００９】
【課題の解決】使用の前、間又は後に最終使用者が処理
することを必要としない、直使用製品の形態のアルギネ
ート含有ヘヤセッティング組成物を提供することが本発
明の目的である。本発明の主な目的は、ヘヤセッティン
グ組成物中に少なくとも１つのカルボン酸部分を有する
重合体である抗はく離剤（ａｎｔｉｆ１ａｋｉｎｇ ａ
ｇｅｎｔ）を配合することである。
することを必要としない、直使用製品の形態のアルギネ
ート含有ヘヤセッティング組成物を提供することが本発
明の目的である。本発明の主な目的は、ヘヤセッティン
グ組成物中に少なくとも１つのカルボン酸部分を有する
重合体である抗はく離剤（ａｎｔｉｆ１ａｋｉｎｇ ａ
ｇｅｎｔ）を配合することである。
【００１０】本発明の付随した利点は、特にスプレー容
器形態、典型的にはエアロゾルかん中貯蔵安定なアルギ
ネートヘヤセッティング組成物を提供することができる
ことである。これらその他の本発明の利点は、発明の詳
細な説明を読むと更によく理解され、その要旨は次のと
おりである。
器形態、典型的にはエアロゾルかん中貯蔵安定なアルギ
ネートヘヤセッティング組成物を提供することができる
ことである。これらその他の本発明の利点は、発明の詳
細な説明を読むと更によく理解され、その要旨は次のと
おりである。
【００１１】本発明の直使用組成物は、通常アルギン酸
の塩又はエステル形態のアルギネート及び毛髪に施用さ
れたアルギネートのはく離又は粉化を軽減するのに有効
な量の抗はく離剤を含有する。抗はく離剤は、単量体中
１つ又はそれ以上のカルボン酸基を有する重合体であ
る。アルギネート及び抗はく離剤は、アルギネート及び
抗はく離剤と相容性の他のヘヤ処理活性剤を含んでいて
よいビヒクル中に収容される。本発明の組成物は、好ま
しくはムースの形態で送達される。即ち、組成物は加圧
容器中で提供され、容器から組成物を放出すると種々の
成分の安定な曝気されたフォームを生じ、それが使用者
の毛髪に直接施用される。しかし、本発明の組成物は、
他の直使用形態、例えばローションであってもよい。
の塩又はエステル形態のアルギネート及び毛髪に施用さ
れたアルギネートのはく離又は粉化を軽減するのに有効
な量の抗はく離剤を含有する。抗はく離剤は、単量体中
１つ又はそれ以上のカルボン酸基を有する重合体であ
る。アルギネート及び抗はく離剤は、アルギネート及び
抗はく離剤と相容性の他のヘヤ処理活性剤を含んでいて
よいビヒクル中に収容される。本発明の組成物は、好ま
しくはムースの形態で送達される。即ち、組成物は加圧
容器中で提供され、容器から組成物を放出すると種々の
成分の安定な曝気されたフォームを生じ、それが使用者
の毛髪に直接施用される。しかし、本発明の組成物は、
他の直使用形態、例えばローションであってもよい。
【００１２】
【発明の開示】本発明のヘヤセッティング組成物は、ア
ルギネート、１つ又はそれ以上のカルボン酸基を有する
抗はく離重合体剤及びアルギネート及び重合体に対する
水性ビヒクルよりなる。本発明の目的のために有用であ
るいくつかのアルギネートが従来技術において知られて
いる。これらのアルギネートは通常アルギン酸の塩又は
エステルの形態をとり、好ましいアルギネートは、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属アルギネート、特にアル
ギン酸ナトリウムである。本発明中用いることができる
アルギネートの例は、アルギン酸ナトリウム、アルギン
酸カリウム、アルギン酸アンモニウム、プロピレングリ
コールアルギネート及びエチレングリコールアルギネー
トである。
ルギネート、１つ又はそれ以上のカルボン酸基を有する
抗はく離重合体剤及びアルギネート及び重合体に対する
水性ビヒクルよりなる。本発明の目的のために有用であ
るいくつかのアルギネートが従来技術において知られて
いる。これらのアルギネートは通常アルギン酸の塩又は
エステルの形態をとり、好ましいアルギネートは、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属アルギネート、特にアル
ギン酸ナトリウムである。本発明中用いることができる
アルギネートの例は、アルギン酸ナトリウム、アルギン
酸カリウム、アルギン酸アンモニウム、プロピレングリ
コールアルギネート及びエチレングリコールアルギネー
トである。
【００１３】ヘヤセッティング樹脂としてアルギネート
を使用する際主な障害は、毛髪に施用されて後、そして
毛髪上に留まる間、アルギネートがはく離又は粉化し、
ふけの外見を呈することである。予期に反して、カルボ
ン酸部分を有する重合体は、アルギネート樹脂のこの傾
向を大幅に低下させるとき適していることが見出され
た。本発明において使用するのに適しているカルボキシ
ル化重合体は、ポリアクリル酸及びポリメタクリル酸で
あり、ペンタエリスリトールのアリルエーテル又はシュ
クロースのアリルエステル等の多官能性剤で交さ結合さ
れた前記重合体を包含する。本発明中使用されるカルボ
キシル化重合体は、典型的にはその酸の形態であるが、
部分中和、典型的には５０％未満中和されていてよい。
一般にそれは約１，０００〜約５百万、好ましくは約１
０，０００〜約１，０００，０００、最も好ましくは約
２０，０００〜約５００，０００の分子量を有する。本
発明において適している市販の重合体は、Ａｃｒｙｓｏ
ｌｓ ＬＭＷ及びＡ−１（Ｒｏｈｍ ａｎｄ Ｈａａ
ｓ）；Ｃａｒｂｏｐｏｌｓ４２０、４３０、４７５（Ｇ
ｏｏｄｒｉｃｈ）；Ｃａｒｂｏｐｏｌｓ９１０、９４０
及び９４１（ペンタエリスリトールで交さ結合されたポ
リアクリル酸）；ｃａｒｂｏｐｏｌ ９３４（シュクロ
ースのアリルエステルで交さ結合されたポリアクリル
酸）及びＣａｒｂｏｐｏｌ １３４２（ペンタエリスリ
トールのアリスエステルで交さ結合された、アクリル酸
とメタクリル酸長鎖アルキルとの共重合体）である。
を使用する際主な障害は、毛髪に施用されて後、そして
毛髪上に留まる間、アルギネートがはく離又は粉化し、
ふけの外見を呈することである。予期に反して、カルボ
ン酸部分を有する重合体は、アルギネート樹脂のこの傾
向を大幅に低下させるとき適していることが見出され
た。本発明において使用するのに適しているカルボキシ
ル化重合体は、ポリアクリル酸及びポリメタクリル酸で
あり、ペンタエリスリトールのアリルエーテル又はシュ
クロースのアリルエステル等の多官能性剤で交さ結合さ
れた前記重合体を包含する。本発明中使用されるカルボ
キシル化重合体は、典型的にはその酸の形態であるが、
部分中和、典型的には５０％未満中和されていてよい。
一般にそれは約１，０００〜約５百万、好ましくは約１
０，０００〜約１，０００，０００、最も好ましくは約
２０，０００〜約５００，０００の分子量を有する。本
発明において適している市販の重合体は、Ａｃｒｙｓｏ
ｌｓ ＬＭＷ及びＡ−１（Ｒｏｈｍ ａｎｄ Ｈａａ
ｓ）；Ｃａｒｂｏｐｏｌｓ４２０、４３０、４７５（Ｇ
ｏｏｄｒｉｃｈ）；Ｃａｒｂｏｐｏｌｓ９１０、９４０
及び９４１（ペンタエリスリトールで交さ結合されたポ
リアクリル酸）；ｃａｒｂｏｐｏｌ ９３４（シュクロ
ースのアリルエステルで交さ結合されたポリアクリル
酸）及びＣａｒｂｏｐｏｌ １３４２（ペンタエリスリ
トールのアリスエステルで交さ結合された、アクリル酸
とメタクリル酸長鎖アルキルとの共重合体）である。
【００１４】ヘヤセッティング組成物中存在するアルギ
ネートの量は、所望の結果及び関係する経済性によって
変る。一般に、アルギネートは、アルギネート重合体の
分子量によって、ヘアセッティング組成物の全重量を基
にして約０．１％から約１０％（重量）の濃度範囲で存
在する。アルギネートの分子量は、典型的には約５，０
００〜約５００，０００、好ましくは約１０，０００〜
約２５０，０００である。好ましい実施態様において
は、アルギネートは、組成物の全重量を基にして約０．
４〜約３重量％を構成する。アルギネートの分子量が増
大するに従って、組成物中に含まれるその量は減少す
る。
ネートの量は、所望の結果及び関係する経済性によって
変る。一般に、アルギネートは、アルギネート重合体の
分子量によって、ヘアセッティング組成物の全重量を基
にして約０．１％から約１０％（重量）の濃度範囲で存
在する。アルギネートの分子量は、典型的には約５，０
００〜約５００，０００、好ましくは約１０，０００〜
約２５０，０００である。好ましい実施態様において
は、アルギネートは、組成物の全重量を基にして約０．
４〜約３重量％を構成する。アルギネートの分子量が増
大するに従って、組成物中に含まれるその量は減少す
る。
【００１５】抗はく離重合体は、毛髪に施用されて後ア
ルギネートのはく離又は粉化を軽減するのに有効な量で
存在する。一般に、抗はく離重合体の量は、ヘヤセッテ
ィング組成物の重量で約０．１〜約１０％、好ましくは
約０．２５〜約３％である。抗はく離重合体の量は、一
般に組成物中に含まれるアルギネートの量に関係する。
即ち、アルギネートのレベルが増加するに従って、抗は
く離重合体のレベルも同じく増加する。アルギネート対
抗はく離重合体の重量比は、一般に約１：１〜約５：
１、好ましくは約２：１〜約３：１である。
ルギネートのはく離又は粉化を軽減するのに有効な量で
存在する。一般に、抗はく離重合体の量は、ヘヤセッテ
ィング組成物の重量で約０．１〜約１０％、好ましくは
約０．２５〜約３％である。抗はく離重合体の量は、一
般に組成物中に含まれるアルギネートの量に関係する。
即ち、アルギネートのレベルが増加するに従って、抗は
く離重合体のレベルも同じく増加する。アルギネート対
抗はく離重合体の重量比は、一般に約１：１〜約５：
１、好ましくは約２：１〜約３：１である。
【００１６】驚くべきことに、カルボキシル化重合体を
含有する本発明の組成物は、約４より高い酸性ｐＨにお
いて物理的に安定である。したがって、本組成物は、製
造、出荷そして使用の前、間又は後にそれ以上処理する
ことなく使用するために消費者に販売することができ
る。即ち、本組成物は、消費者のため直使用の形態であ
る。この安定性の下にある理由は明らかではないが、抗
はく離重合体が安定性を強めると共にはく離効果を減少
させるものと思われる。更に、すぐれたヘヤセット保持
が達成されるｐＨ範囲によって安定性が得られる。安定
であるということは、室温において少なくとも１か月間
組成物がアルギネートの沈殿を本質的に示さないことを
意味する。このような安定性は、直使用製品、特に容器
のノズルが詰まるようになる可能性がある本発明のエア
ロゾル及びポンプ製品の場合決定的である。
含有する本発明の組成物は、約４より高い酸性ｐＨにお
いて物理的に安定である。したがって、本組成物は、製
造、出荷そして使用の前、間又は後にそれ以上処理する
ことなく使用するために消費者に販売することができ
る。即ち、本組成物は、消費者のため直使用の形態であ
る。この安定性の下にある理由は明らかではないが、抗
はく離重合体が安定性を強めると共にはく離効果を減少
させるものと思われる。更に、すぐれたヘヤセット保持
が達成されるｐＨ範囲によって安定性が得られる。安定
であるということは、室温において少なくとも１か月間
組成物がアルギネートの沈殿を本質的に示さないことを
意味する。このような安定性は、直使用製品、特に容器
のノズルが詰まるようになる可能性がある本発明のエア
ロゾル及びポンプ製品の場合決定的である。
【００１７】本発明の組成物は、ローションの形態で使
用するのに適しているが、好ましくはエアロゾルムース
として提供される。ローションとは、毛髪上に顔の側面
を、又は毛髪を離れて不当に流れ落ちることなしに毛髪
に保たれるように十分な粘度を有する流動性の組成物を
意味する。エアロゾルムースとして提供されるときに
は、本組成物は加圧容器中提供される。容器から組成物
を放出させると、組成物は種々の成分の安定な曝気され
たフォームとして送達される。勿論、推進剤はフォーム
から大気に大部分消散する。この関係で安定というの
は、フォームが送達の後崩壊せずに残留することを意味
する。典型的には、フォームは、２分以上、好ましくは
約５〜約１５分間前記の状態に留まる。
用するのに適しているが、好ましくはエアロゾルムース
として提供される。ローションとは、毛髪上に顔の側面
を、又は毛髪を離れて不当に流れ落ちることなしに毛髪
に保たれるように十分な粘度を有する流動性の組成物を
意味する。エアロゾルムースとして提供されるときに
は、本組成物は加圧容器中提供される。容器から組成物
を放出させると、組成物は種々の成分の安定な曝気され
たフォームとして送達される。勿論、推進剤はフォーム
から大気に大部分消散する。この関係で安定というの
は、フォームが送達の後崩壊せずに残留することを意味
する。典型的には、フォームは、２分以上、好ましくは
約５〜約１５分間前記の状態に留まる。
【００１８】製品の他の一形態においては、本組成物は
ポンプスプレー容器中提供されてよい。しかし、このよ
うな形態においては、フォームを生じるのにエアロゾル
化が不十分である。むしろ、組成物の細分化された霧が
送達され、これを使用者の毛髪に直接施用することがで
きる。
ポンプスプレー容器中提供されてよい。しかし、このよ
うな形態においては、フォームを生じるのにエアロゾル
化が不十分である。むしろ、組成物の細分化された霧が
送達され、これを使用者の毛髪に直接施用することがで
きる。
【００１９】本組成物をムースとして処方するために
は、組成物中１種又はそれ以上の発泡助剤が配合され
る。本発明の実施の際有用である発泡助剤の例は、ラウ
リル硫酸ナトリウム、アンモニウム又はトリエタノール
アミン；ポリエチレングリコールエーテル脂肪アルコー
ル（エトキシ化２０〜４５モル）、イセチオン酸ナトリ
ウム、ナトリウムラウロイルサルコシネート及びキシレ
ンスルホン酸ナトリウム及びアンモニウムである。両性
表面抗性剤、例えばラウラミンオキシド、コカミドプロ
ピルヒドロキシスルホネート、ベタイン等も使用するこ
とができる。本組成物のポンプスプレー製品も又発泡助
剤を包含させることがより重質の霧を生じるのに役立
つ。本発明のヘヤセッティング組成物中に配合すること
ができる発泡助剤の全量はいくらか変動する。これは通
常ヘヤセッティング組成物の全重量を基にして約０．１
〜約２．０重量％よりなり、好ましい範囲は同じ重量基
礎で約０．２〜約１．０％である。
は、組成物中１種又はそれ以上の発泡助剤が配合され
る。本発明の実施の際有用である発泡助剤の例は、ラウ
リル硫酸ナトリウム、アンモニウム又はトリエタノール
アミン；ポリエチレングリコールエーテル脂肪アルコー
ル（エトキシ化２０〜４５モル）、イセチオン酸ナトリ
ウム、ナトリウムラウロイルサルコシネート及びキシレ
ンスルホン酸ナトリウム及びアンモニウムである。両性
表面抗性剤、例えばラウラミンオキシド、コカミドプロ
ピルヒドロキシスルホネート、ベタイン等も使用するこ
とができる。本組成物のポンプスプレー製品も又発泡助
剤を包含させることがより重質の霧を生じるのに役立
つ。本発明のヘヤセッティング組成物中に配合すること
ができる発泡助剤の全量はいくらか変動する。これは通
常ヘヤセッティング組成物の全重量を基にして約０．１
〜約２．０重量％よりなり、好ましい範囲は同じ重量基
礎で約０．２〜約１．０％である。
【００２０】本発明の組成物のための水性担体又はビヒ
クルは、水又は水と他の溶媒との組合せよりなる。水と
共に用いて水性担体を形成することができる溶媒は、エ
タノール、イソプロパノール及びベンジルアルコールで
ある。有機溶媒は、典型的には約２０％までの水−有機
溶媒系、好ましくは約５〜１５％の溶媒系よりなる。
クルは、水又は水と他の溶媒との組合せよりなる。水と
共に用いて水性担体を形成することができる溶媒は、エ
タノール、イソプロパノール及びベンジルアルコールで
ある。有機溶媒は、典型的には約２０％までの水−有機
溶媒系、好ましくは約５〜１５％の溶媒系よりなる。
【００２１】本組成物中アルギネート及び抗はく離剤の
外に、ヘヤセッティング調製品中普通見出されるいくつ
かの補助剤もその中に配合することができる。製品の施
用を容易にするため、化学的又は物理的安定性を与える
ため、又は製品の官能特性を改善するために添加され
る。これらの成分は、一般に下記のように、意図された
機能を与えるのに有効な量で本発明のヘヤセッティング
組成物中配合される。前記補助剤の例として、（ａ）
０．００１〜０．５０％の範囲内の保存剤（メチルパラ
ベン、二塩基性燐酸カリウム、二塩基性燐酸ナトリウ
ム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、プロピ
オン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウム、ヘキシミ
ミウム塩、２−フエノキシエタノール）；（ｂ）０．０
５〜５％の範囲内のフィルム特性の改善、粘度調整等の
ため用いられる水溶性かつアルギネート相容性合成又は
天然重合体（中性、アニオン系又は両性）、例えばポリ
（ビニルアルコール）、ポリ（ビニルピロリドン）、ポ
リ（スチレンスルホネート）、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルキチン、メチルビニル
エーテルと無水マレイン酸との共重合体及びアルギネー
トフィルムを可塑化するために用いられる他の高分子量
化合物、（ｃ）０．０５〜３％の範囲内の低分子量可塑
剤、例えばプロピレングリコール、エチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセロール及びトリエタ
ソールアミン、並びに（ｄ）０．０５〜２％の範囲の重
合体フィルムの触覚特性の改善のための他の表面活性
剤、例えばポリシロキサン（ジメチコンコポリオール）
及びアニオン系表面活性剤のための安定化剤としてのア
ルキルアミド、例えばラウリルアミドＭＥＡ又はＤＥＡ
を挙げることができる。
外に、ヘヤセッティング調製品中普通見出されるいくつ
かの補助剤もその中に配合することができる。製品の施
用を容易にするため、化学的又は物理的安定性を与える
ため、又は製品の官能特性を改善するために添加され
る。これらの成分は、一般に下記のように、意図された
機能を与えるのに有効な量で本発明のヘヤセッティング
組成物中配合される。前記補助剤の例として、（ａ）
０．００１〜０．５０％の範囲内の保存剤（メチルパラ
ベン、二塩基性燐酸カリウム、二塩基性燐酸ナトリウ
ム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、プロピ
オン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウム、ヘキシミ
ミウム塩、２−フエノキシエタノール）；（ｂ）０．０
５〜５％の範囲内のフィルム特性の改善、粘度調整等の
ため用いられる水溶性かつアルギネート相容性合成又は
天然重合体（中性、アニオン系又は両性）、例えばポリ
（ビニルアルコール）、ポリ（ビニルピロリドン）、ポ
リ（スチレンスルホネート）、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルキチン、メチルビニル
エーテルと無水マレイン酸との共重合体及びアルギネー
トフィルムを可塑化するために用いられる他の高分子量
化合物、（ｃ）０．０５〜３％の範囲内の低分子量可塑
剤、例えばプロピレングリコール、エチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセロール及びトリエタ
ソールアミン、並びに（ｄ）０．０５〜２％の範囲の重
合体フィルムの触覚特性の改善のための他の表面活性
剤、例えばポリシロキサン（ジメチコンコポリオール）
及びアニオン系表面活性剤のための安定化剤としてのア
ルキルアミド、例えばラウリルアミドＭＥＡ又はＤＥＡ
を挙げることができる。
【００２２】本発明の他の面においては、１種又はそれ
以上のヘヤ処理剤を有効量本組成物と配合することがで
きる。即ち、本組成物の用途は、毛染料を含有させるこ
とによって拡大することができる。一般に、毛染料は、
毛髪に永久、半永久又は一時的カラーを付与することが
できる直接染料である。典型的には、染料は、ヘヤセッ
ティング組成物の重量で０．０５〜５％の量で存在す
る。ヘヤシックニング成分、例えばポリビニルピロリド
ン及びその共重合体も配合することができる。典型的に
は、前記薬剤は、ヘヤセッティング組成物の重量で０．
０５〜５％の量で存在する。勿論、これらの処理剤は、
本発明において組成物中に存在する成分と相容性である
ことが必要である。
以上のヘヤ処理剤を有効量本組成物と配合することがで
きる。即ち、本組成物の用途は、毛染料を含有させるこ
とによって拡大することができる。一般に、毛染料は、
毛髪に永久、半永久又は一時的カラーを付与することが
できる直接染料である。典型的には、染料は、ヘヤセッ
ティング組成物の重量で０．０５〜５％の量で存在す
る。ヘヤシックニング成分、例えばポリビニルピロリド
ン及びその共重合体も配合することができる。典型的に
は、前記薬剤は、ヘヤセッティング組成物の重量で０．
０５〜５％の量で存在する。勿論、これらの処理剤は、
本発明において組成物中に存在する成分と相容性である
ことが必要である。
【００２３】上に示されたように、エアロゾルかんから
適用されるエアロゾル製品として本発明のヘヤセッティ
ング組成物を処方することが本発明の好ましい様相であ
る。この目的のため推進剤又は推進剤系が用いられる。
エアロゾル技術において周知の単一又は組み合わせて使
用されるいくつかの推進剤をこの目的で使用することが
できる。例として、ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ
（ＣＨ２ＣＨＦ２）、イソブタン及びジメチルエーテル
を挙げることができる。推進剤は、単独でか又は種々の
比で組み合わせて使用することができる。特に有用な推
進剤系は、好ましくは８０：２０〜６０：４０のヒドロ
フルオロカーボン１５２Ａ対イソブタンの比の、ヒドロ
フルオロカーボン１５２Ａとイソブタンとの組合せであ
る。
適用されるエアロゾル製品として本発明のヘヤセッティ
ング組成物を処方することが本発明の好ましい様相であ
る。この目的のため推進剤又は推進剤系が用いられる。
エアロゾル技術において周知の単一又は組み合わせて使
用されるいくつかの推進剤をこの目的で使用することが
できる。例として、ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ
（ＣＨ２ＣＨＦ２）、イソブタン及びジメチルエーテル
を挙げることができる。推進剤は、単独でか又は種々の
比で組み合わせて使用することができる。特に有用な推
進剤系は、好ましくは８０：２０〜６０：４０のヒドロ
フルオロカーボン１５２Ａ対イソブタンの比の、ヒドロ
フルオロカーボン１５２Ａとイソブタンとの組合せであ
る。
【００２４】本発明のエアロゾルムース製品を製造する
際ヘヤセッティング組成物及び推進剤をある範囲にわた
って変動する割合でエアロゾルかん中に装入することが
できる。これらのエアロゾルは、一般にエアロゾル組成
物の全重量を基にして約３％〜約２５％（重量）の推進
剤よりなり、残余はヘヤセッティング組成物から構成さ
れる。本発明の好ましい形態においては、エアロゾルム
ース製品は同じ重量基礎で約３％〜約１５％の推進剤を
含有する。
際ヘヤセッティング組成物及び推進剤をある範囲にわた
って変動する割合でエアロゾルかん中に装入することが
できる。これらのエアロゾルは、一般にエアロゾル組成
物の全重量を基にして約３％〜約２５％（重量）の推進
剤よりなり、残余はヘヤセッティング組成物から構成さ
れる。本発明の好ましい形態においては、エアロゾルム
ース製品は同じ重量基礎で約３％〜約１５％の推進剤を
含有する。
【００２５】本発明の組成物の粘度は、典型的には約１
０〜約１０，０００ｃｐｓ、好ましくは約２０〜約２，
０００ｃｐｓの範囲で変動する。粘度の選択は、アルギ
ネート及び抗はく離剤の濃度及び分子量、並びに組成物
のｐＨによる。ｐＨは約４〜約６．５、好ましくは４〜
約５の範囲である。
０〜約１０，０００ｃｐｓ、好ましくは約２０〜約２，
０００ｃｐｓの範囲で変動する。粘度の選択は、アルギ
ネート及び抗はく離剤の濃度及び分子量、並びに組成物
のｐＨによる。ｐＨは約４〜約６．５、好ましくは４〜
約５の範囲である。
【００２６】本発明のムース製品は、コントロールされ
た条件下毛髪に施用することによってカール保持力につ
いて評価される。次に高温度に曝露した際のカール弛緩
を測定し、適当な標準品と比較する。例えば、ムース製
品０．３ｇを毛髪の２ｇの刈り見本全体に施用しひろげ
る。毛髪の房をマンドレル上でカールさせ、環境温度に
おいて乾燥する。カールの垂下の周期的測定よりなるカ
ールの弛緩を次に、高温度（９０〜９５％のＲＨ）下に
曝露して行なう。
た条件下毛髪に施用することによってカール保持力につ
いて評価される。次に高温度に曝露した際のカール弛緩
を測定し、適当な標準品と比較する。例えば、ムース製
品０．３ｇを毛髪の２ｇの刈り見本全体に施用しひろげ
る。毛髪の房をマンドレル上でカールさせ、環境温度に
おいて乾燥する。カールの垂下の周期的測定よりなるカ
ールの弛緩を次に、高温度（９０〜９５％のＲＨ）下に
曝露して行なう。
【００２７】次の実施例は、本発明を更に例示するため
に示される。しかし、本発明は、それに限定されないと
理解される。実施例１〜５中示される製品を製造する際
使用される操作は同じである。見出し「原液」（Ｃｏｎ
ｃｅｎｔｒａｔｅ）の下にリストされる成分をすべて混
和してヘヤセッティング組成物を形成させる。次にこの
原液をエアロゾルかん中に装入し、それをバルブ及びバ
ルブステム組立物を有するカバーでシールする。次にシ
ールされたかん中にバルブステムを通して圧力下に推進
剤を導入する。
に示される。しかし、本発明は、それに限定されないと
理解される。実施例１〜５中示される製品を製造する際
使用される操作は同じである。見出し「原液」（Ｃｏｎ
ｃｅｎｔｒａｔｅ）の下にリストされる成分をすべて混
和してヘヤセッティング組成物を形成させる。次にこの
原液をエアロゾルかん中に装入し、それをバルブ及びバ
ルブステム組立物を有するカバーでシールする。次にシ
ールされたかん中にバルブステムを通して圧力下に推進
剤を導入する。
【００２８】
【実施例１】 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ アルギン酸ナトリウム １．５ Ｉｓｏｓｔｅａｒｅｔｈ １０ ０．２ イセチオン酸ナトリウム ０．２５ メチルパラベン ０．１０ ２−フェノキシエタノール ０．２０ 芳香剤 適量 脱イオン水 適量１００％に Ｂ） エアロゾル組成物 ％ Ｗ／Ｗ 上の原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ ／イソブタン（７５：２５） 上述した組成をもつ組成物を用いる製品の性能は、毛髪
に長く持続する保持効果と共にすぐれた非粘着性のフィ
ルムの品質を示す。
に長く持続する保持効果と共にすぐれた非粘着性のフィ
ルムの品質を示す。
【００２９】実施例２〜４は、他の水溶性重合体と組み
合わせたアルギネートの使用を例示する。
合わせたアルギネートの使用を例示する。
【実施例２】 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ アルギン酸ナトリウム ０．７５ Ｇａｎｔｒｅｚ ２２５＊ ０．７５ Ｉｓｏｓｔｅａｒｅｔｈ １０ ０．２０ イセチオン酸ナトリウム ０．２５ メチルパラベン ０．１０ ２−フェノキシエタノール ０．２０ 芳香剤 適量 脱イオン水 適量１００％ Ｂ） エアロゾル組成物 ％ Ｗ／Ｗ 上の原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ ／イソブタン（７５：２５） ＊ポリ（メチルビニルエーテル／マレイン酸）のモノアルキルエステル
【実施例３】 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ アルギン酸ナトリウム ０．７５ ポリ（ビニルピロリドン） ０．７５ Ｉｓｏｓｔｅａｒｅｔｈ １０ ０．２０ イセチオン酸ナトリウム ０．２５ メチルパラベン ０．１０ ２−フェノキシエタノール ０．２０ 芳香剤 適量 脱イオン水 適量１００％に Ｂ） エアロゾル組成物 ％ Ｗ／Ｗ 上の原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ ／イソブタン（７５：２５）
【実施例４】 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ アルギン酸ナトリウム ０．７５ カルボキシメチルキチン ０．７５ Ｉｓｏｓｔｅａｒｅｔｈ １０ ０．２０ イセチオン酸ナトリウム ０．２５ メチルパラベン ０．１０ ２−フェノキシエタノール ０．２０ 芳香剤 適量 脱イオン水 適量１００％に Ｂ） エアロゾル組成物 ％ Ｗ／Ｗ 上の原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ ／イソブタン（７５：２５）
【００３０】実施例５は、ムース組成物中プロピレング
リコールアルギネートの使用を例示する。
リコールアルギネートの使用を例示する。
【実施例５】 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ プロピレングリコールアルギネート １．５ Ｉｓｏｓｔｅａｒｅｔｈ １０ ０．２０ イセチオン酸ナトリウム ０．２５ メチルパラベン ０．１ ２−フェノキシエタノール ０．２ 芳香剤 適量 脱イオン水 適量１００％に Ｂ） エアロゾル組成物 ％ Ｗ／Ｗ 上の原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ ／イソブタン（７５：２５）
【００３１】
【実施例６】次のエアロゾルムース製品は、最初原液組
成物を形成させ、エアロゾール容器にこの原液を充てん
し、次に推進剤で容器を加圧することによって製造され
た。 （１）Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９４１は交さ結合したポリア
クリル酸である（Ｂ．Ｆ．Ｇｏｏｄｒｉｃｈ）。 （２）Ｃａｒｂｏｐｏｌ １３４２は、疏水改質、交さ
結合したポリアクリル酸である（Ｂ．Ｆ．Ｇｏｏｄｒｉ
ｃｈ）。 エアロゾル組成物Ａ及びＢを各々０．３を重量３ｇの長
さ６インチの毛髪の房に施用し、くしで十分しみ込ませ
た。房ＴＡ及びＴＢをそれぞれ乾燥し、その後再くし処
理した。この処理のフィルム特性を、各房について肉眼
で、又光学顕微鏡によって評価した。両房ＴＡ及び房Ｔ
Ｂ共にアルギネートフィルムの良好な接着を示し、はく
離又は粉化の形跡はあまりなかった。
成物を形成させ、エアロゾール容器にこの原液を充てん
し、次に推進剤で容器を加圧することによって製造され
た。 （１）Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９４１は交さ結合したポリア
クリル酸である（Ｂ．Ｆ．Ｇｏｏｄｒｉｃｈ）。 （２）Ｃａｒｂｏｐｏｌ １３４２は、疏水改質、交さ
結合したポリアクリル酸である（Ｂ．Ｆ．Ｇｏｏｄｒｉ
ｃｈ）。 エアロゾル組成物Ａ及びＢを各々０．３を重量３ｇの長
さ６インチの毛髪の房に施用し、くしで十分しみ込ませ
た。房ＴＡ及びＴＢをそれぞれ乾燥し、その後再くし処
理した。この処理のフィルム特性を、各房について肉眼
で、又光学顕微鏡によって評価した。両房ＴＡ及び房Ｔ
Ｂ共にアルギネートフィルムの良好な接着を示し、はく
離又は粉化の形跡はあまりなかった。
【００３２】
【実施例７】次の組成物を調製したが、これら組成物は
本発明の範囲内ではなかった。 （１）ビニルメチルエーテル及び無水マレイン酸から形
成されたポリカルボン酸レシンの部分エチルエステル
（ＧＡＦ Ｃｏｒｐ．） （２）カルボキシメチルセルロース（Ｄｏｗ ｃｈｅｍ
ｉｃａｌ） （３）カルボキシメチルキチン（Ａｔｏｍｅｒｇｉｃ
ｃｈｅｍｉｃａｌｓ） （４）オクチルアクリルアミド／アクリレート／プチル
アミノエチルメタクリレート共重合体（Ｎａｔｉｏｎａ
ｌ ｓｔａｒｃｈ） （５）ポリビニルピロリドン（ＧＡＦ Ｃｏｒｐ．） エアロゾル組成物Ｉ〜ＩＶを、実施例６のエアロゾル組
成物Ａ及びＢと同様にして毛髪上試験した。肉眼及び光
学顕微鏡の観察により、過剰の粉化が示された。このこ
とは、示された重合体（１）〜（５）を含有するエアロ
ゾル組成物ＩＩ〜ＩＶについて予期されなかった。非ア
ルギン酸系ヘヤセッティング組成物中前記重合体を包含
させることは、粉化を抑えることが知られているからで
ある。組成物Ｉのはく離は、ヘヤセッティング組成物と
してアルギネートを使用する際のこの既知の障害に鑑み
て予期された。
本発明の範囲内ではなかった。 （１）ビニルメチルエーテル及び無水マレイン酸から形
成されたポリカルボン酸レシンの部分エチルエステル
（ＧＡＦ Ｃｏｒｐ．） （２）カルボキシメチルセルロース（Ｄｏｗ ｃｈｅｍ
ｉｃａｌ） （３）カルボキシメチルキチン（Ａｔｏｍｅｒｇｉｃ
ｃｈｅｍｉｃａｌｓ） （４）オクチルアクリルアミド／アクリレート／プチル
アミノエチルメタクリレート共重合体（Ｎａｔｉｏｎａ
ｌ ｓｔａｒｃｈ） （５）ポリビニルピロリドン（ＧＡＦ Ｃｏｒｐ．） エアロゾル組成物Ｉ〜ＩＶを、実施例６のエアロゾル組
成物Ａ及びＢと同様にして毛髪上試験した。肉眼及び光
学顕微鏡の観察により、過剰の粉化が示された。このこ
とは、示された重合体（１）〜（５）を含有するエアロ
ゾル組成物ＩＩ〜ＩＶについて予期されなかった。非ア
ルギン酸系ヘヤセッティング組成物中前記重合体を包含
させることは、粉化を抑えることが知られているからで
ある。組成物Ｉのはく離は、ヘヤセッティング組成物と
してアルギネートを使用する際のこの既知の障害に鑑み
て予期された。
【００３３】
【実施例８】下に示される組成物Ｃは、本発明に従って
ローションとして調製された。 成分 組成物Ｃ（％ ＷＷ） アルギン酸ナトリウム １．０ ポリ（メタクリル酸） ０．５ ２−フェノキシエタノール ０．１ メチルパラベン ０．０５ 脱イオン水 適量１００％ ローション組成物Ｃを毛髪に施用した。房の肉眼及び顕
微鏡検査によってはく離又は粉化はあまり示されなかっ
た。
ローションとして調製された。 成分 組成物Ｃ（％ ＷＷ） アルギン酸ナトリウム １．０ ポリ（メタクリル酸） ０．５ ２−フェノキシエタノール ０．１ メチルパラベン ０．０５ 脱イオン水 適量１００％ ローション組成物Ｃを毛髪に施用した。房の肉眼及び顕
微鏡検査によってはく離又は粉化はあまり示されなかっ
た。
【００３４】
【実施例９】房ＴＡ及びＴＢを、施用されたエアロゾル
組成物Ａ及びＢの毛髪保持力について評価した。それぞ
れエアロゾル組成物Ｉで、又下のエアロゾル組成物ＶＩ
Ｉ及びＶＩＩＩ（これらはすべて本発明の記録の範囲内
である）で処理された房ＴＩ、ＴＶＩＩ及びＴＶＩＩＩ
も同様に試験された。組成物ＶＩＩはキトサンラクテー
トを含有し、この薬剤はすぐれたヘヤセット保持力につ
いて知られている。エアロゾル組成物ＶＩＩＩはＰｏｌ
ｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ １１を含有し、この重合体も
既知のヘヤセット保持性樹脂である。 （Ｉ）キトサン（Ｓｅａ Ｃｕｒｅ／Ｐｒｏｔａｎ Ｌ
ａｂｓ）を当量の乳酸と組み合わせることよって製造。 （２）ＧＡＦによって製造されたＧａｆｑｕａｔ ７５
５。 下の結果において、保持力（Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｐｏｗｅ
ｒ）（Ｈｐ）は、Ｄｉａｚら、人毛のセット弛緩、Ｊ．
Ｓｏｃ．Ｃｏｓｍｅｔ Ｃｈｅｍ．，３４：２０５〜１
２（１９８３）の操作を使用する９０％の相対温度にお
いて２４時間後のセット弛緩カーブ下の面積である。 度 Ｈｐ（％／時間） ＴＡ １７１７ ＴＢ １８３２ ＴＩ １５８８ ＴＶＩＩ １５００ ＴＶＩＩＩ ５００ エアロゾル組成物Ａ及びＢは、既知の有効なヘヤセッテ
ィング樹脂を含有するエアロゾル組成物ＶＩＩに比肩し
得ることがわかる。エアロゾル組成物Ａ及びＩも、保持
力が比肩し得、エアロゾル組成物Ａは、エアロゾル組成
物Ｉに比して本質的にはく離を示さない。実施例６及び
７参照。
組成物Ａ及びＢの毛髪保持力について評価した。それぞ
れエアロゾル組成物Ｉで、又下のエアロゾル組成物ＶＩ
Ｉ及びＶＩＩＩ（これらはすべて本発明の記録の範囲内
である）で処理された房ＴＩ、ＴＶＩＩ及びＴＶＩＩＩ
も同様に試験された。組成物ＶＩＩはキトサンラクテー
トを含有し、この薬剤はすぐれたヘヤセット保持力につ
いて知られている。エアロゾル組成物ＶＩＩＩはＰｏｌ
ｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ １１を含有し、この重合体も
既知のヘヤセット保持性樹脂である。 （Ｉ）キトサン（Ｓｅａ Ｃｕｒｅ／Ｐｒｏｔａｎ Ｌ
ａｂｓ）を当量の乳酸と組み合わせることよって製造。 （２）ＧＡＦによって製造されたＧａｆｑｕａｔ ７５
５。 下の結果において、保持力（Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｐｏｗｅ
ｒ）（Ｈｐ）は、Ｄｉａｚら、人毛のセット弛緩、Ｊ．
Ｓｏｃ．Ｃｏｓｍｅｔ Ｃｈｅｍ．，３４：２０５〜１
２（１９８３）の操作を使用する９０％の相対温度にお
いて２４時間後のセット弛緩カーブ下の面積である。 度 Ｈｐ（％／時間） ＴＡ １７１７ ＴＢ １８３２ ＴＩ １５８８ ＴＶＩＩ １５００ ＴＶＩＩＩ ５００ エアロゾル組成物Ａ及びＢは、既知の有効なヘヤセッテ
ィング樹脂を含有するエアロゾル組成物ＶＩＩに比肩し
得ることがわかる。エアロゾル組成物Ａ及びＩも、保持
力が比肩し得、エアロゾル組成物Ａは、エアロゾル組成
物Ｉに比して本質的にはく離を示さない。実施例６及び
７参照。
【００３５】
【実施例１０】下のエアロゾル組成物を調製した。 Ａ） 原液 ％ Ｗ／Ｗ アルギン酸ナトリウム １．０ Ｃａｒｂｏｐｏｌ １３４２ ０．５ ２−フェノキシエタノール ０．１ ＳＤ Ａｌｃｏｈｏｌ １０．０ Ｉｇｅｐａｎ ＡＣ−７８ ０．０５ クエン酸 ０．０５ メチルパラベン ０．０５ 芳香剤 ０．１０ 脱イオン水 適量１００％ Ｂ） 製品 ％ Ｗ／Ｗ 原液 ９２．０ ヒドロフルオロカーボン１５２Ａ ８．０ クエン酸を配合してｐＨ４．５を得た。この組成物は、
毛髪に施用された時良好なセット保持を生じ、良好な触
感特性を有し、かつはく離を示さなかった。
毛髪に施用された時良好なセット保持を生じ、良好な触
感特性を有し、かつはく離を示さなかった。
フロントページの続き (72)発明者 ジエナーズ ジャコウイッズ アメリカ合衆国コネチカット州 06801 ベセルアント パティーズ レイン ウエ スト 14
Claims (19)
- 【請求項１】 使用者の毛髪に施用するためのヘヤセッ
ティング組成物であって、ヘヤセッティング樹脂約０．
１〜約１０％、単量体単位中少なくとも１つのカルボン
酸部分を有する重合体約０．１〜約１０％（該重合体
は、組成物の毛髪への施用後毛髪からの組成物のはく離
を軽減するのに有効である）及び水性ビヒクル約０．２
〜約８０％よりなる（該組成物は、室温において少なく
とも１か月間安定であり、該安定期間の間使用者の毛髪
に直接施用される）組成物。 - 【請求項２】 毛髪をセッティングするのに有用である
エアロゾルかんに収容されたエアロゾル組成物であっ
て、エアロゾル組成物の重量でヘヤセッティング組成物
７５〜９７％及び推進剤３〜２５％よりなり、ヘヤセッ
ティング組成物がヘヤセッティング組成物の重量でアル
ギネートヘヤセッティング樹脂約０．１〜約１０％、単
量体単位中少なくとも１つのカルボン酸部分を有する重
合体約０．１〜約１０％（該重合体は、組成物の毛髪へ
の施用後毛髪からの組成物のはく離を軽減するのに有効
である）、発泡助剤約０．１〜約２％及びヘヤセッティ
ング組成物の残余として水性ビヒクル（該エアロゾル組
成物は、室温において少なくとも１か月間安定であり、
それによって該安定期間の間使用者の毛髪に直接施用す
ることができる）を含有するエアロゾル組成物。 - 【請求項３】 アルギネートがアルカリ金属アルギネー
ト、アルギン酸アンモニウム、エチレン又はプロピレン
グリコールアルギネートである請求項１又は２記載の組
成物。 - 【請求項４】 重合体がポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、ペンタエリスリトールのアリルエーテル、シュク
ロースのアリルエステルよりなる群から選択される多官
能性剤で交さ結合されたポリアクリル酸及びポリメタク
リル酸、並びにペンタエリスリトールのアリルエーテル
で交さ結合されたメタクリレートとのアクリル酸の共重
合体、並びに５０％未満部分中和されたそれらの塩より
なる群から選択される請求項３記載の組成物。 - 【請求項５】 該重合体がヘヤセッティング組成物の重
量で約０．２５％〜約３％の量で存在する請求項４記載
の組成物。 - 【請求項６】 該アルギネートが該ヘヤセッティング組
成物の重量で約０．４％〜約３％の量で存在する請求項
５記載の組成物。 - 【請求項７】 該アルギネートがアルギン酸ナトリウム
である請求項６記載の組成物。 - 【請求項８】 該ヘヤセッティング組成物の重量で約
０．２％〜約１％の発砲助剤よりなる請求項７記載の組
成物。 - 【請求項９】 該推進剤系が該エアロゾル組成物の約
３．０％〜約１５．０％よりなる請求項２記載の組成
物。 - 【請求項１０】 ヘヤセッティング組成物の重量で該ア
ルギネート約０．４〜約３％、該発泡助剤約０．２〜約
１％、組成物中存在していてよい任意の補助剤を含む水
性ビヒクルよりなり、該エアロゾル組成物がエアロゾル
組成物の重量で約３．０〜約１５．０％の推進剤を含有
する請求項５記載の組成物。 - 【請求項１１】 該アルギネートがアルカリ金属アルギ
ネート、アルギン酸アンモニウム、エチレン又はプロピ
レングリコールアルギネートである請求項１０記載の組
成物。 - 【請求項１２】 該発泡助剤がラウリル硫酸ナトリウ
ム、アンモニウム又はトリエタノールアミン、ペンタエ
チレングリコールエーテル脂肪アルコール（エトキシ化
２０〜４５モル）、イセチオン酸ナトリウム、ナトリウ
ムラウロイルサルコシネート、キシレンスルホン酸ナト
リウム又はアンモニウム及びそれらの混合物よりなる群
から選択される請求項１１記載の組成物。 - 【請求項１３】 重合体がペンタエリスリトールのアリ
ルエステルで交さ結合されたアクリル酸−長鎖メタクリ
レート共重合体である請求項１１記載の組成物。 - 【請求項１４】 アルギネートがアルギン酸ナトリウム
である請求項１２記載の組成物。 - 【請求項１５】 ｐＨが約４〜約６．５である請求項１
又は２記載の組成物。 - 【請求項１６】 組成物が４〜５の範囲のｐＨを有する
請求項１０記載の組成物。 - 【請求項１７】 更にヘヤセッティング組成物の重量で
低分子量カルボン酸０．０１〜約０．１％よりなる請求
項１６記載の組成物。 - 【請求項１８】 低分子量カルボン酸がクエン酸である
請求項１２記載の組成物。 - 【請求項１９】 酸がヘヤセッティング組成物の重量で
約０．０１〜約０．０５％の量で存在するクエン酸であ
る請求項１８記載の組成物。
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