JPH0619955A - 可変高速フーリエ変換回路 - Google Patents

可変高速フーリエ変換回路

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JPH0619955A
JPH0619955A JP4175838A JP17583892A JPH0619955A JP H0619955 A JPH0619955 A JP H0619955A JP 4175838 A JP4175838 A JP 4175838A JP 17583892 A JP17583892 A JP 17583892A JP H0619955 A JPH0619955 A JP H0619955A
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Shigekimi Fujie
重公 藤江
Shigeaki Okuya
茂明 奥谷
Toshiro Nakazuru
敏朗 中水流
Noboru Morita
昇 森田
Shinichi Kubo
慎一 久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高速フーリエ変換回路に関し、入
力データ点数Nに対して、該入力データがN/2,N/
4,〜と減少しても、高速フーリエ変換が行える回路を
提供する。 【構成】 処理する高速フーリエ変換(FFT)点数が
Nである高速フーリエ変換を行う回路であって、入力デ
ータ点数NをN/R(但し、Rは基数)し、該分割され
た入力データ点数をシリアルに並べて、R入力のデータ
並べ替え部分と、ひねり係数乗算部分と、バタフライ演
算部分とからなる高速フーリエ変換の基本回路に入力
し、該基本回路を1段として、この段をM個(M=lo
R N)直列に並べて、高速フーリエ変換を行うように
構成し、入力部分からK段(K<M)をバイパスするこ
とによって、該FFT点数がN/R、N/R2 ・・・R
と減少させたときも、同じ回路で高速フーリエ変換を行
うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号処理、データ解
析、線型システム等に利用される高速フーリエ変換回路
に係り、特に、入力データ点数Nに対して、該入力デー
タがN/2,N/4,〜と減少しても、高速フーリエ変
換が行える高速フーリエ変換回路に関する。
【0002】最近の、マイクロ波領域の固体素子の著し
い進歩に伴って、該マイクロ波領域電波天文学が進展し
ている。この場合、宇宙からの該マイクロ波領域の電波
を、専用のパラボラアンテナで受信した時系列のアナロ
グ信号を、所定のサンプリング数Nでサンプリングし、
それぞれのサンプリング位置での振幅を、高速フーリエ
変換による周波数分析を行うことにより、該受信した電
波の周波数成分を認識することができ、該電波の発信元
での元素を解析することができる。
【0003】所が、各電波天文台によって、該宇宙から
の電波受信を受信する装置が異なり、上記サンプリング
数Nが異なる(例えば,16サンプリング数,8サンプ
リング数等)問題があり、該サンプリング数Nの異なる
マイクロ波を、効果的に高速フーリエ変換できる装置が
必要とされる。
【0004】該高速フーリエ変換とは、離散的フーリエ
変換の演算速度を高速化するために考えられたアルゴリ
ズムである。以下に入力データ数Nが2のべき乗を対象
とした基数2のアルゴリズムを一例として説明する。
【0005】離散的フーリエ変換を計算する場合、まと
もに取り組んでは計算量が非常に膨大なものになる。そ
こで、考え出されたのが高速フーリエ変換のアルゴリズ
ムで、このアルゴリズムを用いることで計算量を大幅に
減少させる事ができる。
【0006】図19は、従来の高速フーリエ変換回路を
説明する図である。N=8の場合のアルゴリズムを例
に、図19(a) に示す。ここで、Aは入力を、Dは出力
を、B、Cは中間結果を表している。
【0007】該高速フーリエ変換のアルゴリズムの説
明:図19(a) において、入力されたデータは、決めら
れた2つのデータ間でたすき掛け演算を行う。1段目で
は、 (A0,A4)、(A1,A5)、・・(A3,A7)の組でた
すき掛け演算を行い、2段目では、(B0,B2)、(B1,
3)・・(B5,B7)の組で、3段めでは(C0,C1)、
(C2,C3)・・(C6,C7)の組で、それぞれ、たすき掛
け演算が行われる。
【0008】この組の決め方は、上記基数2の場合に
は、入力データ数Nに対して1段目では、N/2離れた
データ間で、2段目では、N/4離れたといった具合
に、最終的にお互いに1つ離れたデータ間でたすき掛け
演算が行われる様になるまで続けられる。
【0009】従って、このたすき掛け演算が何回行われ
るかは、入力されるデータ数で決まり、このアルゴリズ
ムでは2のべき乗数だけ行うことになる。つまり8=2
3 なので、3回行えはよいことになる。又、たすき掛け
1回の演算を1段と呼ぶことにする。
【0010】このアルゴリズムで用いられるたすき掛け
演算をバタフライ演算と呼び、図19(b) に示す様な演
算を行う。ここで、x、yは入力であり、X、Yは出力
を表す。また、Wはひねり係数といい次式で与えられ
る。
【0011】Wnk=exp(−2πnkj/N) 図19(b) において、たすき掛け演算はこのバタフライ
演算を決められたデータ間で行うことを表している。
【0012】上記高速フーリエ変換のアルゴリズムにつ
いては、文献“高速フーリエ変換入門",“高速フーリエ
変換(FFT) の使い方",安居院猛著, 廣済堂産報出版に詳
しく記載されているので、ここでは、その詳細は省略す
る。
【0013】通常、該高速フーリエ変換(FFT) 点数Nが
決まると、対応する高速フーリエ変換(FFT) 回路が構成
されるという形態が取られるため、前述のように、該高
速フーリエ変換(FFT) 点数Nが、N→N/2→N/4→
となると、専用の回路を予め用意しておく必要があり、
一つの高速フーリエ変換回路で、種々の点数の高速フー
リエ変換ができることが要求される。
【0014】
【従来の技術】前述の図19が、従来の高速フーリエ変
換回路を説明する図である。本図に示したように、従来
から、高速フーリエ変換を行う回路は存在しているが、
入力される高速フーリエ変換(FFT)点数Nと決めら
れているとき、N/2、N/4,・・・と入力データが
減少(即ち、前述のサンプリング数Nが減少)しても、
同じ回路で処理を行えるものは存在していない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図19
で説明した、従来の高速フーリエ変換を行う回路では、
高速フーリエ変換(FFT)点数がNと決められると、
該入力データがN/2,N/4,・・・と減少していっ
たとき、同じ回路で、高速フーリエ変換を行う事ができ
ないという問題があった。
【0016】即ち、入力データがN/2,N/4,・・
・に対応した、前述の高速フーリエ変換回路を別途用意
する必要があった。若し、該入力データNに対する高速
フーリエ変換を行う回路以外の回路が存在しない場合、
該N/2,N/4,・・・のデータが入手できたとして
も、該データを高速フーリエ変換をすることができない
という問題があった。
【0017】本発明は上記従来の欠点に鑑み、入力デー
タ点数Nに対して、該入力データがN/2,N/4,〜
と減少しても、高速フーリエ変換が行える回路を提供す
ることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1, 図2は、本発明の
原理説明図であり、図1(a) はデータ入力の概念を示
し、図1(b) は、本発明の基本回路の構成例を示し、図
2(c1),(c2) は、本発明のバイパス処理の概念を示し、
図2(d) はデータ並べ換え回路の一例を示している。上
記の問題点は下記の如くに構成した高速フーリエ変換回
路によって解決される。
【0019】(1) 処理する高速フーリエ変換(FFT)
点数Nについて、高速フーリエ変換を行う回路であっ
て、上記入力データ点数NをN/R分割(Rは、基数)
し、該分割された入力データ点数をシリアルに並べたR
入力のデータを、データ並べ回路部(1) と, ひねり係数
乗算部(2) と, バタフライ演算部(3) とから構成された
R入力の高速フーリエ変換の基本回路に入力し、該R入
力の高速フーリエ変換の基本回路を1段として、この段
をM個(M=logR N) 直列に並べて高速フーリエ変
換を行うように構成し、該データ並べ回路部(1) は、上
記入力データ点数Nに対して、上記1段目では、N/R
離れたデータ間で、2段目では、N/R2 離れたデータ
間で、3段目では、N/R3 離れたデータ間で、最終段
では、お互いに1つ離れたデータ間で、たすき掛け演算
を行い、該ひねり係数演算部(2) は、R入力の内のR−
1個の入力に対してひねり係数を乗算し、該バタフライ
演算部(3) は、上記ひねり係数を乗算されない入力と、
上記ひねり係数を乗算された入力とでたすき掛け演算を
行い、上記M段からなる高速フーリエ変換回路の入力部
分からK段(K<M)をバイパスすることによって、上
記高速フーリエ変換(FFT)点数がN/RK の高速フ
ーリエ変換を行うように構成する。
【0020】(2) (1) 項に記載の可変高速フーリエ変換
回路におけるバイパス処理であって、上記1段目におい
て、N/R*2K 離れた、データの組を取り出してお
き、ある段では、データの並べ替え,ひねり係数乗算,
バタフライ演算を行わないで、K段バイパスすること
で、データ点列数がN/RK (Rは基数)になったとき
のフーリエ変換を、データ点列数Nのフーリエ変換回路
で行うように構成する。
【0021】(3) (1) 項に記載の可変高速フーリエ変換
回路におけるバイパス処理であって、ある段でデータの
並べ替えを行うが、必要とする組合わせになっていない
場合、通常のデータの並べ替えは行うが、ひねり係数乗
算,バタフライ演算を行わないバイパス処理をK段行
い、以降の段で、通常のデータの並べ替え,ひねり係数
乗算,バタフライ演算を行うことで、データ点列数がN
/RK (Rは基数)になったときのフーリエ変換を、該
データ点列数Nのフーリエ変換回路で行うように構成す
る。
【0022】(4) (1) 項に記載の可変高速フーリエ変換
回路におけるバイパス処理であって、ある段で、データ
の並べ替えを行い、必要な組ができているとき、ひねり
係数乗算,バタフライ演算を行い、以降の段で、データ
の並べ替え,ひねり係数乗算,バタフライ演算をK段バ
イパスすることで、データ点列数がN/RK (Rは基
数)になったときのフーリエ変換を、該データ点列数N
のフーリエ変換回路で行うように構成する。
【0023】(5) (1) 項に記載の可変高速フーリエ変換
回路におけるバイパス処理であって、ある段で、データ
の並べ替えを行い、必要な組ができているが、ひねり係
数乗算,バタフライ演算を行うことなく、次の段に流
し、データの並べ替えをバイパスして、ひねり係数乗
算,バタフライ演算のみを行い、以降の段で、データの
並べ替え,ひねり係数乗算,バタフライ演算をK−1段
バイパスすることで、データ点列数がN/RK (Rは基
数)になったときのフーリエ変換を、該データ点列数N
のフーリエ変換回路で行うように構成する。
【0024】(6) 上記データ並べ替え回路部 1として、
上記N/R分割されたシリアルな入力データを、R個の
先入れ先出しメモリ(#0,#2) 10,11 に、上記高速フーリ
エ変換(FFT)点数N/(Rの1/2)まで格納した
後、残りの高速フーリエ変換(FFT)点数N/(Rの
1/2)を、他のR個の先入れ先出しメモリ(#1,#3)12,
13 に格納し、該格納された高速フーリエ変換(FF
T)点数Nについて、1個の先入れ先出しメモリ(#0) 1
0 から1つのデータを取り出して、R出力の一方の出力
(A)に出力し、同時に、他の1個の先入れ先出しメモ
リ(#1) 12 から1つのデータを取り出して、R出力の他
方の出力(B)に出力し、続いて、1個の先入れ先出し
メモリ(#2) 11 から1つのデータを取り出して、R出力
の一方の出力(A)に出力し、同時に、他の1個の先入
れ先出しメモリ(#3) 13 から1つのデータを取り出し
て、R出力の他方の出力(B)に出力することを、交互
に繰り返して、高速フーリエ変換処理に必要とするデー
タの組を生成する回路とするように構成する。
【0025】
【作用】即ち、本発明においては、例えば、基数2の高
速フーリエ変換を行う場合、先ず、入力をN/2個に分
けて、該分割された、それぞれの入力データの点数をシ
リアルに並べたものを、2入力からなり、複数段の基本
回路からなる高速フーリエ変換回路に入力するように構
成する。
【0026】このとき、入力するデータの順はどのよう
にするかは任意である。図1(a) の例では、入力の上側
(入力A)に偶数番目、下側(入力B)に奇数番目を入
力することにする。
【0027】このとき入力されたデータは、バタフライ
演算を行う組どうしで、該バタフライ演算を行うように
する必要があるので、データを一旦蓄えておき、必要な
組どうしを選ぶ様にする。このための回路部分をデータ
並び替え回路 1と呼ぶことにする。
【0028】次に、図1(b) に示した様に、入力Bから
入力されたデータに、ひねり係数を掛ける必要がある。
このための回路部分をひねり係数乗算部 2と呼ぶことに
する。
【0029】最後に、上側(入力A)から入力されたデ
ータと,上記ひねり係数を掛けられたデータとで、図1
(b) に示したたすき掛け演算を行う必要がある。このた
めの回路部分を特にバタフライ演算部 3と呼ぶことにす
る。
【0030】従って、基数2のアルゴリズムで、1段分
の処理を行うための基本回路構成は図1(b) のようにな
る。入力されるデータNは2M 個であるから、この基本
回路をM個直列に組み合わせることで基数2の高速フー
リエ変換が行えることになる。
【0031】上記のデータ並び換え回路 1には色々考え
られるが、ここでは、その一例として、例えば、以下の
具体例で示すものを用いる。この並べ換え手段は、あく
までも一例であって、これに限るものでないことはいう
迄もないことである。要は、高速フーリエ変換点数Nに
対して、図1(a) に示したデータどうしで、フーリエ変
換を行うことができるように、該シリアルに入力される
データを並べ換えることができればよい。
【0032】この例では、データ記憶用素子として先入
れ先出しメモリ(RAM)(以下FIFOという)を用いて、
図2(d) のような回路構成をとる。この方法は、まず#
0、#2のFiFo 10,11に、シリアルな入力A、Bか
ら同時にデータを入力し、それぞれのFiFo 10,11
が、同時にFFT点数の1/4までデータ (高速フーリ
エ変換点数N=16の場合には、4データ)を格納した
のち、#1、#3のFiFo 12,13に、同様にして、該
FFT点数の1/4までデータを格納する。このときF
iFo 10 〜13全体で格納されるデータ数は、処理でき
る高速フーリエ変換(FFT)点数N(=16) に等しい様
にしてある。
【0033】次に、#0のFiFo 10 から1つデータ
を取り出して、出力Aへ送り、これと同時に#1のFi
Fo 12 からもデータを1つ取り出し、出力Bへ送る。
これがすむと、#2、#3のFiFo 11,13からも同様
の操作を行う。
【0034】この動作を、交互に行うことにより必要と
するデータの組になるように並べ換えを行うことができ
る。以下、N=16を具体例として、本発明の高速フー
リエ変換処理過程について説明する。16=24 である
から、この場合、上記データ並べ換え回路 1, ひねり係
数乗算部 2, バタフライ演算部 3から構成される基本回
路を4段必要とする。
【0035】1段目で、入力されたシリアルデータは、
上記データ並び替え回路 1で、バタフライ演算を行う組
どうしに並べ替えられ、次に、ひねり係数乗算部 2で、
所定の入力データに対してひねり係数が掛けられる。こ
の後、バタフライ演算部に送られ、バタフライ演算を行
い、並び替えられた組どうしがそのまま1段目の出力に
あらわれる。以下順に2段、3段と処理していき、4段
目の出力が高速フーリエ変換された出力となる。
【0036】ここまでは、通常の高速フーリエ変換処理
となる。次に、本発明の特徴となるデータがN/2、N
/4と減少しても処理出来るための手段を示す。N=8
と減少した場合は8=23 であるから、基本回路は3段
あればよいことになる。N=8をN=16の回路で処理
しようとするならば、1段目で、通常の処理を行わず、
2段目以降で処理を行えばよいことになる。この1段目
でデータ処理を行わないことを、バイパス処理と呼ぶに
ことする。このバイパス処理によって、データ数が減少
しても、正確な高速フーリエ変換が行えることが本発明
の特徴である。
【0037】図2(c1),(c2) は、このバイパス処理の原
理を示しており、N=8をN=16の回路で処理しよう
とするとき、1段目でデータ処理を行わない場合を示し
ている。このように構成することで、同じ高速フーリエ
変換回路で、入力部から所定の段数をバイパスすること
で、データ点数がNからN/2、N/4と減少しても、
同じ高速フーリエ変換回路で処理できることになる。
【0038】又、データ並べ替え回路として、上記本発
明のデータ並べ替え回路部{図2(d) 参照}とは異なる
構成のものを用いてもよい。又、本発明の高速フーリエ
変換回路の、例えば、1段目に、上記本発明のデータ並
べ替え回路部を使用し、2段目以降には、上記他の構成
のデータ並べ替え回路を使用するようにしてもよい。
【0039】この場合、使用されるデータ並べ替え回路
の構成によって、出力側にはフーリエ変換で必要とする
順序のデータ列が得られている場合とか,該フーリエ変
換で必要とする順序のデータ列が得られていない場合等
が発生することがあるが、その態様に応じたバイパス処
理を施すことにより、データ点列数がN/R(Rは基
数)になったときのフーリエ変換処理を、データ点列数
Nのフーリエ変換回路で行うことができる。
【0040】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1, 図2は、本発明の原理説明図であり、
図3〜図6は、本発明の一実施例を示した図であって、
図3は、データ並べ換え部での実際のデータの流れを示
し、図4、図5は、それぞれ、N=16,N/8=8の
場合のデータの流れの例を示し、図6は、バイパス処理
の一例を示しており、図7〜図14は、本発明の他の実
施例を示した図であって、図7,図8は、データ並べ替
え回路の他の構成例を示しており、図9は、該データ並
べ替え回路(並べ替え回路B)を用いて、高速フーリエ
変換を行うときのデータの流れを示し、図10は、図9
に示した高速フーリエ変換回路で、1段目に、図3に示
した、本発明のデータ並べ替え回路(並べ替え回路A)
を使用したときのデータの流れを示し、図11〜図14
は、上記該他の実施例で、幾つかのバイパス処理を行う
ときのデータの流れを示しており、図15〜図18は、
基数4の場合の構成例を示している。各図において、ア
ルファベットの添え数字はデータの順番を示しており、
アルファベットが変化しているのは、基本回路での処理
によりデータの数値が変化していることを表している。
【0041】本発明においては、処理するFFT点数が
Nである高速フーリエ変換を行う回路であって、入力デ
ータ点数NをN/R(但し、Rは基数)分割し、該分割
された入力データ点数をシリアルに並べて、R入力のデ
ータ並べ替え回路 1、ひねり係数乗算回路 2、バタフラ
イ演算回路 3からなる基本回路に入力し、該基本回路を
1段として、この段をM個(M=logR N)直列に並
べて、高速フーリエ変換を行うように構成し、入力部分
からK段(K<M)をバイパスすることによって、FF
T点数がN/R、N/R2 ・・・Rと減少させたとき
も、同じ回路で、FFT点数がN/RK の高速フーリエ
変換の処理を行う手段が、本発明を実施するのに必要な
手段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を
示している。
【0042】以下、図1,図2を参照しながら、図3〜
図18によって、本発明の高速フーリエ変換回路の構成
と動作を説明する。前述のように、1つのデータの並べ
換え回路 1は、例えば、図2(d) のようになっている。
この回路で、基数2の場合のFFT点数Nを2分割して
入力した場合の、実際のデータの流れを、図3によって
具体的に説明する。
【0043】本データ並べ換え動作は、図2(d) でも説
明したように、まず♯0、♯2のFiFo 10,11に、シ
リアルな入力A、Bから同時にデータを入力し、それぞ
れのFiFo 10,11が、同時にFFT点数の1/4まで
データ (高速フーリエ変換点数N=16の場合には、4
データ)を格納したのち、#1、#3のFiFo 12,13
に、同様にして、該FFT点数の1/4までデータを格
納する。このときFiFo 10 〜13全体で格納されるデ
ータ数は、処理できる高速フーリエ変換(FFT)点数
N(=16) に等しい様にしてある。
【0044】次に、#0のFiFo 10 から1つデータ
を取り出して、出力Aへ送り、これと同時に#1のFi
Fo 12 からもデータを1つ取り出し、出力Bへ送る。
これがすむと、#2、#3のFiFo 11,13からも同様
の操作を行う。
【0045】この動作を、交互に行うことにより必要と
するデータの組になるように並べ換えを行うものであ
る。従って、図3に示したように、FFTデータ点数
が、0,1,2,〜15で示す16個であって、該データが基数2
のデータであったとすると、該16個のデータを、図3に
示したように、16/2分割し、それぞれのデータ列を、偶
数番目のデータ列である「0,2,4,6,8,10,12,14」(入力
A)と, 奇数番目のデータ列である「1,3,5,7,9,11,13,
15」(入力B)とする。
【0046】この2分割されたデータ点列、入力A,入
力Bを、上記のようにシリアルに並べ換えて、該データ
並べ換え回路 1に入力する。この場合、前述のように、
#0、#2のFiFo 10,11に、シリアルな入力A(0,
2,4,6,8,10,12,14)、入力B(1,3,5,7,9,11,13,15)から
同時にデータを入力し、それぞれのFiFo #0,#1 10,
11が、同時にFFT点数の1/4までデータ (高速フー
リエ変換点数N=16の場合には、図示のように4デー
タ)を格納したのち、#1、#3のFiFo #1,#3 12,
13に、同様にして、該FFT点数の1/4までデータを
格納する。
【0047】このときFiFo 10 〜13全体で格納され
るデータ数は、処理できる高速フーリエ変換(FFT)
点数N(=16) に等しい様になる。次に、#0のFiFo
#0 10から1つデータを取り出して、出力Aへ送り、こ
れと同時に#1のFiFo #1 12からもデータを1つ取
り出し、出力Bへ送る。これがすむと、#2、#3のF
iFo 11,13からも同様の操作を行う。
【0048】このような操作を行うことにより、図3に
示したように、出力A,出力Bには、「0,8 」「1,9 」
「2,10」「3,11」〜の如きデータ列が出力される。これ
は、図19で説明した、FFTデータ点数N=16の場
合、1段目の演算で必要な距離8(=16/2) のデータ点と
の演算が行えることを意味する。
【0049】図1(b) は、前述のように、本発明の高速
フーリエ変換回路の基本回路を構成しており、該基本回
路の最初のデータ並び換え回路 1で、シリアルに入力さ
れてくる入力データ点を並べ換え、該並べ換えられたデ
ータ点に対して、例えば、入力B側のデータ点に対し
て、ひねり係数をひねり係数乗算回路 2で乗算し、次の
バタフライ演算回路 3で、該ひねり係数の乗算されてい
ない入力Aと、上記ひねれ係数を乗算された入力Bに対
してたすき掛け演算を施すことにより、該距離8のデー
タ点に対して、1段目のフーリエ変換ができることにな
る。
【0050】以下、該図1(b) に示した、本発明の基本
回路を、FFTデータ点数がN個の場合には、M=Log2
N(=16) =4段直列に並べて、同じ処理を繰り返すこと
により、最終段において、所期の高速フーリエ変換の結
果を得ることができる。
【0051】図4は、FFTデータ点数N(=16)に
対して、本発明の高速フーリエ変換の基本回路を4段直
列に並べて、高速フーリエ変換を行ったときのデータの
流れを示したものである。
【0052】図4において、入力A側のデータ点の列
を、A0,A2,A4, 〜, A14 とし、入力B側のデータ点の列
を、A1,A3,A5, 〜,A15とすると、上記データ並べ換え回
路 1での出力データ列は、図示されているように、
「A0,A8 」「A1,A9 」「A2,A10」〜「A7, A15 」とな
り、この並べ換えられたデータ列に対して、ひねり演算
を施した後、バタフライ演算回路(BUT) 3 で、バタフラ
イ演算を施すことにより、距離8に対する高速フーリエ
変換が行われたことになる。
【0053】このデータ列を「B0,B8 」「B1,B9
「B2,B10」〜「B7,B15」とすると、このデータ列を、次
の段の基本回路に入力することにより、該2段目のデー
タ並べ回路 1では、最初の入力データ点列であるA0,A1,
A2, 〜A15 に対して、距離4のデータ列を出力するよう
に動作する。即ち、図4に2段目のデータ並べ換え回路
の出力を見ると、「B0,B4 」「B8,B12」「B1,B5 」〜
「B11,B15 」となり、上記距離4の間で、フーリエ変換
ができるように並べ換えられていることが分かる。
【0054】このデータ点列に対して、ひねり演算を施
した後、バタフライ演算を施すことにより、該距離4に
対するバタフライ演算が施され、中間結果である「C0,C
4 」「C8,C12」「C1,C5 」〜「C11,C15 」が得られる。
【0055】以下、同じ、基本回路を使用して、本発明
による高速フーリエ変換を行うことにより、4段目で
は、図示されている如くに、データ並べ回路 1におい
て、最初の入力データ点列であるA0,A1,A2, 〜A15 に対
して、距離1のデータ点列「D0,D 1 」「D2,D3 」「D4,D
5 」〜「D14,D15 」を出力するので、このデータ列に対
して、ひねり演算とバタフライ演算を施すことにより、
E0,E1,E2, 〜E15 で示した高速フーリエ変換の結果を得
ることができる。
【0056】次に、図5によって、FFTデータ点数
が、N=16→N=8になったときの、本発明による高速
フーリエ変換の動作を説明する。本発明においては、F
FTデータ点数が、例えば、N=16のデータ点に対して
高速フーリエ変換ができる回路を、前述のように、基本
回路{図1(b) 参照}を4段直列に接続して構成してお
き、該FFTデータ点数が、N/2=8に減少したとき
には、上記4段構成の高速フーリエ変換回路の最初の1
段目の並べ換え回路 1での並べ換え処理は実行するが、
該1段目のひねり演算と,バタフライ演算とをバイパス
して、2段目の基本回路に入力することにより、FFT
データ点数が、N/2=8になったときの高速フーリエ
変換を行うことができる。
【0057】該高速フーリエ変換回路での、上記ひねり
演算と,バタフライ演算のバイパス処理の一例を、図6
によって説明する。図6において、並べ換え処理が行わ
れた2つのデータ点列、入力A,入力Bが入力されてき
たとき、図6(a) に示したように、該ひねり処理を通さ
ないパスをマルチプレクサ(MUX) 20で選択するか、図6
(b) に示したように、該ひねり係数乗算部 2の乗算係数
を“1”とするかにより、該ひねり係数乗算部 2のバイ
パスを行うことができる。
【0058】又、図6(a),(b) に示されているように、
バタフライ演算部 3のマルチプレクサ(MUX) 30,31 にお
いて、“0”を選択することにより、該バタフライ演算
部 3をバイパスすることができる。
【0059】図5は、データ点数N=8の場合での、各
段でのデータの流れを示している。先ず、N=8のデー
タ点列の組み「A0,A1,〜A7」と「a0,a1,〜a7」, 〜が入
力されると、1段目のデータ並べ換え回路 1において、
データの並べ換えが行われ、図示されているように、
「A0,a0 」「A1,a1 」〜「A7,a7 」が出力される。この
並べ換え出力に対して、該1段目のひねり演算と,バタ
フライ演算とをバイパスして、2段目の同じデータ並べ
換え部 1に入力する。
【0060】この段でのデータ並べ換え部 1でのデータ
並べ換え方法も、1段目と全く同じに作用するので、図
示されている如く、該2段目でのデータ並べ換え結果は
「A0,A4 」「a0,a4 」〜「a3,a7 」となる。
【0061】この並べ換えされたデータに対して、前述
の同様に、ひねり演算と, バタフライ演算が施された
後、3段目の同じ基本回路に入力される。このようにし
て、最終段の高速フーリエ変換されたデータ列は、上記
N=8のデータ点列の組毎に高速フーリエ変換されたデ
ータ列として出力される。
【0062】同様に、データ点数N=4の場合について
は、図4の1段目,2段目のひねり演算,バタフライ演
算をバイパスすることにより、入力されたデータの組み
毎に高速フーリエ変換されたデータ列を得ることができ
る。(具体例については、省略する)以上のようにし
て、基数2のアルゴリズムを用いた場合、バイパス処理
を行うことによって入力されるデータ点数Nの数が減少
したとしても、同じ高速フーリエ変換回路を用いること
で、正確な高速フーリエ変換処理が行えることを示し
た。
【0063】次に、図7〜図14によって、本発明の他
の実施例について説明する。図7,図8は、図3で説明
した、本発明の一つであるデータ並べ替え回路部とは異
なる他のデータ並べ替え回路部(この並べ替え回路部
を、並べ替え回路Bと呼ぶ)の構成例である。この構成
例においては、先ず、データ点列、入力A,入力Bから
#1のFiFo 40,#0のFiFo 41 に、データを、
該フーリエ変換に必要とする距離(本実施例では、例え
ば、距離2)迄記憶させる。{図7(a)参照}これが済
むと、#1のFiFo 40 から記憶した順にデータを出
力Aに出力し、入力Aからのデータをマルチプレクサ(M
UX2) 43 を通して出力Bに出力する。これと同時に、#
0のFiFo 41 に記憶したデータを、マルチプレクサ
(MUX1)42 を通して#1のFiFo 40 に送り、入力B
からのデータを#0のFiFo41 に記憶する。{図7
(b) 参照}そして、#1のFiFo 40 から入力Aのデ
ータを出力し終わると、#0のFiFo 41 から入力さ
れたデータを出力Aに出力し、#0のFiFo 41 から
のデータをマルチプレクサ(MUX2) 43 を通して出力Bに
出力する。{図8(c),(d)参照}以上のようにして必要
とするデータの組になるように並べ替えを行う方法であ
る。
【0064】この並べ替え回路Bだけを使用した並べ替
え動作により、該フーリエ変換ができる様子を、データ
点数N=16の場合について、図9で簡単に説明する。
データ点数N=16であるので、1段目での距離は8で
あればよい。以下同様に、2段目での距離は4となり、
3段目での距離は2となり、4段目での距離は1とな
る。従って、該並べ替え回路2でのFiFoの深さは、
1段目から順に、8,4,2,1となる。
【0065】このときの1段目から4段目までのデータ
の流れを図9に示す。該並べ替え回路Bでは、上記図
7,図8に示した動作をするので、1段目においては、
入力A 1 と入力B1 には、予め、期待通りの出力が得ら
れるように、図示されているように、該入力A1 には1
つ目の組のデータ列(大文字Ai で示す) を、入力B1
には2つ目の組のデータ列(小文字aで示す)を入力す
る。このようなデータ列を該並べ替え回路Bに入力する
為には、2組のデータ列を貯めておき、必要に応じ取り
出すように操作する必要がある。
【0066】2段目以降は、順次前段の出力データ列を
入力することにより、該フーリエ変換に必要なデータ列
が得られることは、図示されているとおりである。然し
て、この並べ替え回路Bを使用する場合には、1段目に
入力するデータ列を図9に示したデータ列とする必要が
ある。
【0067】そこで、図4に示したように、入力データ
点数NをN/2分割(但し、2は、基数)し、該分割さ
れた入力データ点数をシリアルに並べた2入力のデータ
を入力するだけで、該フーリエ変換ができるようにする
ために、該1段目に、前述の図3に示した、本発明のデ
ータ並べ替え回路 (このデータ並べ替え回路部を、以降
では、単に、並べ替え回路Aと呼ぶ)を使用する。
【0068】図10は、該並べ替え回路Aを1段目に使
用し、2段目以降は、上記並べ替え回路Bを使用するこ
とで、データ点数N=16の場合のフーリエ変換ができ
ることを示したものである。各段でのデータの流れにつ
いては、それぞれ、図3と,図7,図8に示した並べ替
え回路A,Bの構成から明らかであるので、詳細な説明
は省略する。
【0069】次に、該図10に示した高速フーリエ変換
回路においても、データ点数がN/2,N/4,〜にな
ったときでも、バイパス処理を行うことによって、前述
の図5で説明したと同様のフーリエ変換ができることを
以下に説明する。
【0070】データ点数が減少しても、正しくフーリエ
変換を行うためには、前述のバイパス処理を行うことに
よって可能となる。その基本的な考え方は、データ点数
N=16のとき、並べ替え,ひねり係数乗算,バタフラ
イ演算を、それぞれ4回行っていた。
【0071】データ点数N=8の場合には、それぞれを
3回行えばよく、各段でのデータの並びが必要とされる
組にさえなっていれば、ひねり係数乗算,バタフライ演
算はどの段で行ってもよい。
【0072】1)並べ替え回路Bのみで構成されている
場合:この場合は、図11に示したように、1段目で
は、並べ替え,ひねり係数乗算,バタフライ演算を全く
行わず、2段目から各処理を実行するように制御する。
このような処理方法を、本実施例ではバイパス方法1と
呼ぶ。
【0073】このバイパス方法1により、3回の並べ替
え,ひねり係数乗算,バタフライ演算が行われるので、
図11から明らかなように、データ点数N=8について
も、高速フーリエ演算を行うことができる。
【0074】2)並べ替え回路Aと,並べ替え回路Bと
を組合わせた場合: (1) 1段目のFiFoの深さを、データ点数N=16の
場合と同じとした場合(固定長) この場合、該1段目のFiFoに2組分のデータが蓄え
ることができる。図12に示したように、この場合、1
段目の並べ替え回路1から出力されるデータは、それぞ
れの2組のデータ点列について、未だ必要とする組合わ
せになっていないので、ひねり係数乗算,バタフライ演
算を行わない。
【0075】このような、データ点列のデータの並べ替
えを行うが、ひねり係数乗算,バタフライ演算を行わな
いバイパス処理をバイパス方法2と呼ぶ。このバイパス
方法2では、図12に示したように、1段目は、並べ替
えのみを行って、ひねり係数乗算,バタフライ演算をバ
イパスするが、2段目以降では、通常の並べ替え,ひね
り係数乗算,バタフライ演算を行って、データ点列N=
8の高速フーリエ演算を行うものである。
【0076】(2) 1段目のFiFoの深さを、データ点
数N=8に合わせて浅くした場合(可変長) この場合、図13に示されているように、1段目のFi
Foには1組分のデータが蓄えられる。1段目の並べ替
え回路Aから出力されるデータは、フーリエ変換を行う
のに必要な組合わせとなっているので、バイパス方法と
して、以下の2つの方法に分けられる。
【0077】その1:1段目で必要とされる組ができて
いるので、ひねり係数乗算,バタフライ演算を行い、2
段目では全く何もしないで、全段で3回のデータ並べ替
え,ひねり係数乗算,バタフライ演算を行うことで,デ
ータ点列N=8の高速フーリエ変換を行うものである。
このバイパス方法をバイパス方法3と呼ぶ。図13は、
このバイパス方法3による場合の各段でのデータの流れ
を示している。
【0078】その2:1段目で必要とされる組ができて
いるが、該1段目では、ひねり係数乗算,バタフライ演
算を行わないで、2段目で、該データの並べ替えを行わ
ないで、ひねり係数乗算,バタフライ演算のみを行うこ
とで、データ点列N=8の高速フーリエ変換を行うもの
である。このバイパス方法をバイパス方法4と呼ぶ。図
14は、このバイパス方法3による場合の各段でのデー
タの流れを示している。
【0079】以上の図11〜図14で説明したバイパス
方法1〜4を要約すると、 バイパス方法1:ある段では、データの並べ替え,ひね
り係数乗算,バタフライ演算を行わないで、バイパスす
ることで、データ点列数がN/R(Rは基数)になった
ときのフーリエ変換をデータ点列数Nのフーリエ変換回
路で行う。
【0080】バイパス方法2:ある段、例えば、1段目
でデータの並べ替えを行うが、必要とする組合わせにな
っていない場合、ひねり係数乗算,バタフライ演算を行
わないバイパス処理を行い、以降の段で、通常のデータ
の並べ替え,ひねり係数乗算,バタフライ演算を行うこ
とで、データ点列数がN/R(Rは基数)になったとき
のフーリエ変換を、該データ点列数Nのフーリエ変換回
路で行う。
【0081】バイパス方法3:データ点列数Nのフーリ
エ変換回路において、例えば、1段目で、データの並べ
替えを行い、必要な組ができているとき、ひねり係数乗
算,バタフライ演算を行い、2段目でデータの並べ替
え,ひねり係数乗算,バタフライ演算をバイパスするこ
とで、データ点列数がN/R(Rは基数)になったとき
のフーリエ変換を、該データ点列数Nのフーリエ変換回
路で行う。
【0082】バイパス方法4:データ点列数Nのフーリ
エ変換回路において、例えば、1段目で、データの並べ
替えを行い、必要な組ができているが、ひねり係数乗
算,バタフライ演算を行うことなく、次の段に流し、2
段目で、データの並べ替えをバイパスして、ひねり係数
乗算,バタフライ演算を行うことで、データ点列数がN
/R(Rは基数)になったときの高速フーリエ変換を、
該データ点列数Nのフーリエ変換回路で行う。
【0083】このように、他のデータ並べ替え回路(並
べ替え回路B)のみを使用しても、又は、1段目には、
本発明の並べ替え回路Aを使用し、2段目以降には、並
べ替え回路Bを使用した場合においても、例えば、デー
タ点列N=16のフーリエ変換を4段構成のフーリエ変
換回路で行うことができ、更に、例えば、データ点列N
=8の場合は、データの並べ替え,ひねり係数乗算,バ
タフライ演算を、必要な段で3回行うようにすること
で、データ点列数がN/R(Rは基数)になったときの
高速フーリエ変換を、該データ点列数Nのフーリエ変換
回路で行うことができる。
【0084】次に、基数4の場合でも、同様にして,高
速フーリエ変換の処理が行えることを、図15〜図18
によって、簡単に説明する。図15は、基数4の場合
の、高速フーリエ変換の基本演算の様子を示したもので
ある。図15において、W1,W2,〜は、前述のひねり係
数である。
【0085】基数4の場合の高速フーリエ変換のアルゴ
リズムは、FFT点数が4のべき乗を対象にしており、
1回の基本演算でFFT点数のうち4点分を1回の基本
演算で処理するもので、データ間の距離はN/4づつ離
れた組どうしで、N/16、N/64・・4と処理がす
すむごとに距離が縮まり、最終的に、距離が1離れたデ
ータどうしで行われるまでくりかえされる。このアルゴ
リズムで用いられる基本演算は図15のようになる。こ
こでx(0),x(1),x(2), x(3)はFFT点入力データであ
り、X(0),X(1),X(2),X(3) は出力を表す。
【0086】したがって、基本回路構成は図16のよう
になる。この基本回路をM個(M=Log4 N)直列に
組合わせることで基数4の高速フーリエ変換が行える。
N=64の場合を具体例として説明する。64=43
あるから、基本回路は3つでよい。この場合は、基数2
の場合と同様に、1段目、2段目、3段目で、データの
並べ替え、ひねり係数乗算、基本演算をを行い、3段目
の出力が高速フーリエ変換された出力となる。この時の
データの流れを図17に示す。(詳細な説明は省略す
る。) N=16となった場合を考えると、16=42 であるか
ら、基本回路は2段あればよい。この場合も、基数2と
同様に1段目で基数2の場合と同様のバイパス処理を行
うことにより、正確な高速フーリエ変換結果が得られ
る。詳細は省略する。
【0087】図18は、基数4の場合の、データ並べ換
え回路部の一例を示したもので、基本的には、図3に示
した基数2の場合と同じである。即ち、まず#0〜#3
のFiFo 10,〜13に、シリアルな入力A〜Dから同時
にデータを入力し、それぞれのFiFo 10,〜13が、同
時にFFT点数の1/4までデータ (高速フーリエ変換
点数N=64の場合には、4データ)を格納したのち、
#4〜#7,#8〜#11,#12〜#15のFiFo
14,〜115 に、同様にして、該FFT点数の1/4まで
データを格納する。このときFiFo 10〜115 全体で
格納されるデータ数は、処理できる高速フーリエ変換
(FFT)点数N(=64) に等しい様にしてある。
【0088】次に、#0のFiFo 10 から1つデータ
を取り出して、出力Aへ送り、これと同時に#4のFi
Fo 14 からもデータを1つ取り出し、出力Bへ送る。
いかこの動作を繰り返して、♯8のFiFo 18,#12
のFiFo 112からデータを1つ取り出して、それぞ
れ、出力C,出力Dへ送る。
【0089】これがすむと、#1〜#13のFiFo 1
1,〜113 等からも同様の操作を行う。この動作を、交互
に行うことにより必要とするデータの組になるように並
べ換えを行うことができる。
【0090】尚、図18において、#0,#4,#1,
#5の部分が、図3に示した基数2の場合のデータ点列
に対するデータ並べ回路部 1に対応する。本基数4の場
合のデータ並べ回路部は、該図3の回路を単に、基数4
の場合に拡張したものに過ぎない。従って、前述のよう
に、基数2の場合と同様のデータ並べ換え処理を行うこ
とになる。
【0091】以上のようにして、基数4でも入力される
FFT点数が減少しても正確な高速フーリエ変換処理が
行えることを示した。このように、本発明は、処理する
FFT点数がNである高速フーリエ変換を行う回路であ
って、入力データ点数NをN/R(但し、Rは基数)
し、該分割された入力データ点数をシリアルに並べて、
R入力のデータ並べ替え部分、ひねり係数乗算部分、バ
タフライ演算部分からなる基本回路に入力し、該基本回
路を1段として、この段をM個(M=logR N)直列
に並べて、高速フーリエ変換を行うように構成し、入力
部分からK段(K<M)をバイパスすることによって、
FFT点数がN/R、N/R2 ・・・Rと減少させたと
きも、同じ回路で高速フーリエ変換を行うようにしたと
ころに特徴がある。
【0092】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
高速フーリエ変換回路は、処理するFFT点数がNであ
る高速フーリエ変換を行う回路であって、入力データ点
数NをN/R(但し、Rは基数)し、該分割された入力
データ点数をシリアルに並べて、R入力のデータ並べ替
え回路 1、ひねり係数乗算回路 2、バタフライ演算回路
3からなる基本回路に入力し、該基本回路を1段とし
て、この段をM個(M=logR N)直列に並べて、高
速フーリエ変換を行うように構成し、入力部分からK段
(K<M)をバイパスすることによって、FFT点数が
N/R、N/R2 ・・・Rと減少させたときも、同じ回
路で、FFT点数がN/RK の高速フーリエ変換の処理
を行うようにしたものであるので、最大入力データ数が
Nとなっている、例えば、基数2の高速フーリエ変換を
行う回路で、データの入力数がN/2、N/4、・・・
2と減少していっても、該基数2のアルゴリズムの高速
フーリエ変換が行える点が最大の効果である。これは、
今までに無かった高速フーリエ変換回路であり、多様な
入力数Nで高速フーリエ変換処理を必要とする場合に、
単一のハードウエアで実現が可能となり、物量の削減等
に効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図(その1)
【図2】本発明の原理説明図(その2)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図5】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図6】本発明の一実施例を示した図(その4)
【図7】本発明の他の実施例を示した図(その1)
【図8】本発明の他の実施例を示した図(その2)
【図9】本発明の他の実施例を示した図(その3)
【図10】本発明の他の実施例を示した図(その4)
【図11】本発明の他の実施例を示した図(その5)
【図12】本発明の他の実施例を示した図(その6)
【図13】本発明の他の実施例を示した図(その7)
【図14】本発明の他の実施例を示した図(その8)
【図15】本発明の基数4の実施例を示した図(その
1)
【図16】本発明の基数4の実施例を示した図(その
2)
【図17】本発明の基数4の実施例を示した図(その
3)
【図18】本発明の基数4の実施例を示した図(その
4)
【図19】従来の高速フーリエ変換回路を説明する図
【符号の説明】
1 データ並べ替え回路部,並べ替え回路A,B 2 ひねり係数乗算部,ひねり係数乗算回路 10〜115 先入れ先出し回路(FiFo #1〜) 21 マルチプレクサ(MUX) 3 バタフライ演算部(BUX),バタフライ演算回路 30,31 マルチプレクサ(MUX) 40,41 先入れ先出し回路(FiFo #1,#0) 42,43 マルチプレクサ(MUX 1,2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 昇 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 久保 慎一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理する高速フーリエ変換(FFT)点数
    Nについて、高速フーリエ変換を行う回路であって、 上記入力データ点数NをN/R分割(Rは、基数)し、
    該分割された入力データ点数をシリアルに並べたR入力
    のデータを、データ並べ回路部(1) と, ひねり係数乗算
    部(2) と, バタフライ演算部(3) とから構成されたR入
    力の高速フーリエ変換の基本回路に入力し、該R入力の
    高速フーリエ変換の基本回路を1段として、この段をM
    個(M=logR N)(Rは、基数) 直列に並べて高速フ
    ーリエ変換を行うように構成し、 該データ並べ回路部(1) は、上記入力データ点数Nに対
    して、上記1段目では、N/R離れたデータ間で、2段
    目では、N/R2 離れたデータ間で、3段目では、N/
    3 離れたデータ間で、最終段では、お互いに1つ離れ
    たデータ間で、たすき掛け演算を行い、 該ひねり係数乗算部(2) は、R入力の内のR−1個の入
    力に対してひねり係数を乗算し、 該バタフライ演算部(3) は、上記ひねり係数を乗算され
    ない入力と、上記ひねり係数を乗算された入力とでたす
    き掛け演算を行い、 上記M段からなる高速フーリエ変換回路の入力部分から
    K段(K<M)をバイパスすることによって、上記高速
    フーリエ変換(FFT)点数がN/RK の高速フーリエ
    変換を行うことを特徴とする可変高速フーリエ変換回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の可変高速フーリエ変換回
    路におけるバイパス処理であって、上記1段目におい
    て、N/R*2K 離れたデータの組を取り出しておき、
    ある段では、データの並べ替え,ひねり係数乗算,バタ
    フライ演算を行わないで、K段バイパスすることで、デ
    ータ点列数がN/RK (Rは基数)になったときのフー
    リエ変換を、データ点列数Nのフーリエ変換回路で行う
    ことを特徴とする可変高速フーリエ変換回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の可変高速フーリエ変換回
    路におけるバイパス処理であって、ある段でデータの並
    べ替えを行うが、必要とする組合わせになっていない場
    合、通常のデータの並べ替えは行うが、ひねり係数乗
    算,バタフライ演算を行わないバイパス処理をK段行
    い、以降の段で、通常のデータの並べ替え,ひねり係数
    乗算,バタフライ演算を行うことで、データ点列数がN
    /RK (Rは基数)になったときのフーリエ変換を、該
    データ点列数Nのフーリエ変換回路で行うことを特徴と
    する可変高速フーリエ変換回路。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の可変高速フーリエ変換回
    路におけるバイパス処理であって、ある段で、データの
    並べ替えを行い、必要な組ができているとき、ひねり係
    数乗算,バタフライ演算を行い、以降の段で、データの
    並べ替え,ひねり係数乗算,バタフライ演算をK段バイ
    パスすることで、データ点列数がN/RK (Rは基数)
    になったときのフーリエ変換を、該データ点列数Nのフ
    ーリエ変換回路で行うことを特徴とする可変高速フーリ
    エ変換回路。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の可変高速フーリエ変換回
    路におけるバイパス処理であって、ある段で、データの
    並べ替えを行い、必要な組ができているが、ひねり係数
    乗算,バタフライ演算を行うことなく、次の段に流し、
    データの並べ替えをバイパスして、ひねり係数乗算,バ
    タフライ演算のみを行い、以降の段で、データの並べ替
    え,ひねり係数乗算,バタフライ演算をK−1段バイパ
    スすることで、データ点列数がN/RK (Rは基数)に
    なったときのフーリエ変換を、該データ点列数Nのフー
    リエ変換回路で行うこと特徴とする可変高速フーリエ変
    換回路。
  6. 【請求項6】上記データ並べ替え回路部(1) として、上
    記N/R分割されたシリアルな入力データを、R個の先
    入れ先出しメモリ(#0,#2)(10,11)に、上記高速フーリエ
    変換(FFT)点数N/(Rの1/2)まで格納した
    後、残りの高速フーリエ変換(FFT)点数N/(Rの
    1/2)を、他のR個の先入れ先出しメモリ(#1,#3)(1
    2,13)に格納し、 該格納された高速フーリエ変換(FFT)点数Nについ
    て、1個の先入れ先出しメモリ(#0)(10)から1つのデー
    タを取り出して、R出力の一方の出力(A)に出力し、
    同時に、他の1個の先入れ先出しメモリ(#1)(12)から1
    つのデータを取り出して、R出力の他方の出力(B)に
    出力し、 続いて、1個の先入れ先出しメモリ(#2)(11)から1つの
    データを取り出して、R出力の一方の出力(A)に出力
    し、同時に、他の1個の先入れ先出しメモリ(#3)(13)か
    ら1つのデータを取り出して、R出力の他方の出力
    (B)に出力することを、交互に繰り返して、高速フー
    リエ変換処理に必要とするデータの組を生成する回路と
    したことを特徴とする請求項1に記載の可変高速フーリ
    エ変換回路。
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