JPH0619521U - バックル - Google Patents

バックル

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JPH0619521U
JPH0619521U JP5920192U JP5920192U JPH0619521U JP H0619521 U JPH0619521 U JP H0619521U JP 5920192 U JP5920192 U JP 5920192U JP 5920192 U JP5920192 U JP 5920192U JP H0619521 U JPH0619521 U JP H0619521U
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JP
Japan
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belt
buckle
base
locking cam
base portion
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Pending
Application number
JP5920192U
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English (en)
Inventor
昇平 山本
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトを支持する挟持力を高め、且つ、不用
意にベルトの挟持状態が解除されないバックルを得る。 【構成】 バックル10では、基部12とベルト押さえ
部14とから構成されており、基部12は略コ字形に形
成され回動自在にベルト押さえ部14を軸支している。
ベルト押さえ部14の操作片42には、係止カム部44
が突設され、この係止カム部44と対向するように底面
50には凹部70が形成されている。これにより、ベル
ト22の挟持時には、基部12とベルト押さえ部14と
が着脱片58によって係合状態とされ、ベルト22が係
止カム部44と凹部70とに挟まれて曲面状態で挟持さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ベルトを支持する基部と、この基部に回動自在に軸支されたベルト 押さえ部とでベルトを挟持するバックルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ベルト等の締込み具としてのバックルは、バックルの使用目的に合わせ た構成及び機能を有するように製作されている。
【0003】 しかしながら、従来のバックルでは、ベルト等の締込み時の係止力を高め、確 実な締込み係止状態を維持させるようにすると、バックルの解放あるいはベルト 等の抜差し操作が煩雑となり、また、構造が複雑で且つ、バックル自体が嵩張る という欠点を有していた。また、ベルト等の抜差し操作あるいはバックルの解放 を容易にし、薄型でコンパクトのバックルとした場合には、ベルトの係止状態を 維持するのが困難で、予期しないベルト等の抜出し、緩み出しを生ずる傾向を有 していた。
【0004】 そこで、これに対処すべく例えば、実開昭63−140207号公報に示され るバックルが提案されている。
【0005】 図5に示される如く、このバックル100は、インジェクションブローで成形 されたバックル本体102とストッパー片104とから構成されており、ベルト 106をバックル本体102とストッパー片104とで挟持するようになってい る。
【0006】 図6に示される如く、このバックル本体102は、底板110を挟んで対向す る側板108と、この側板108に架け渡された取付けシャフト112と、この 取付けシャフト112と平行に設けられた係当シャフト126とが一体的に形成 されている。また、各側板108には、軸桿118を軸支する軸孔114が穿設 されており、側板108の上縁の対向する面には、軸孔114に向かってテーパ 溝116が夫々設けられている。
【0007】 また、略L字形状のストッパー片104には、テーパ溝116を通じて軸孔1 14に挿入軸支される軸桿118が軸受部120の両端に形成されている。この 軸受部120からは操作板部122が延設され、また、この操作板部122と直 交する方向へ軸受部120から係止カム部124が一体的に設けられている。こ のストッパー片104の軸桿118をテーパ溝116から軸孔114へ向けて押 圧挿入させることにより、軸受部120は軸孔114に軸支されるとともに、対 向している側板108の弾性力により付勢され軸支状態が保持されている。
【0008】 ところで、図7に示される如く、上記のバックル100によるベルトの係止操 作では、操作板部122を側板108の付勢力に抗して係当シャフト126方向 (図7の矢印Y方向)へ回動移動させることにより、係止カム部124は底板1 10方向へ回動してベルト106を押圧しながら底板110とで挟持するように なっている。このため、ベルト106の弛む方向(図7の矢印F1方向)に向け た外力あるいは操作板部122に対する時計回転方向(図7の矢印Y方向と反対 方向)に向けた外力に際しても、ベルト106の挟持状態を維持できるようにな っている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のバックル100では、ベルト106が平面状の底板11 0の上に置かれたベルト106の表面を係止カム部124で底板110に押し付 け挟持するようになっている。換言すれば、ベルト106は、点接触で底板11 0と係止カム部124とに挟持されている。
【0010】 従って、ベルト106を確実に係止するためには、係止カム部124による押 圧力を底板110の面に対して直角に作用させる必要がある。このため、係止カ ム部124の押圧位置が僅かにずれて設定された場合には、押圧力が下がり、ベ ルト106の緩み出しの原因となる。
【0011】 また、ベルト106にF2方向(図7の矢印F2方向)に向けて大きな外力が 作用された場合、操作板部122が付勢力に抗してY方向と反対方向へ回動し、 ベルト106の係止状態を解除してしまう恐れがあった。さらに、この操作板部 122の回動は、操作板部122にストッパー機能が付いていないため、さらに 助長される。
【0012】 本考案は上記事実を考慮し、ベルトを挟持する挟持力を高め、且つ、不用意に ベルトの挟持状態が解除されないバックルを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案は、ベルトを支持する基部と、この基部に回動自在に軸 支され前記基部とでベルトを挟持するベルト押さえ部と、を有するバックルであ って、前記基部あるいは前記ベルト押さえ部のいずれか一方に設けられ他方へ向 けて突設された凸部と、前記基部あるいは前記ベルト押さえ部に設けられ前記凸 部に押圧されベルトを曲面状に挟持する凹部と、を設けたことを特徴とする。
【0014】 請求項2記載の本考案は、前記基部と前記ベルト押さえ部の軸支部位と反対側 に設けられ前記基部と前記ベルト押さえ部とを着脱可能に係合させる着脱手段を 設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
請求項1記載の本考案のバックルでは、基部に軸支されたベルト押さえ部を基 部に向かって回動させることにより、ベルト押さえ部の凸部が基部に形成された 凹部へ入り込み、凸部と凹部との間にベルトが挟持される。
【0016】 これにより、挟持されたベルトは凸部に押圧され、屈曲した状態で凹部へ入り 込む。換言すれば、ベルトは凹部の内面全体に渡って面接触するので摩擦力が大 きくなり、確実な挟持力が得られる。
【0017】 請求項2記載の本考案のバックルでは、ベルトが凸部と凹部との間に挟持され た時に、基部とベルト押さえ部とは、着脱手段により着脱可能に係合される。
【0018】 これにより、ベルト押さえ部と基部との外端部は着脱手段により係合されてい るので、不用意にベルトの係止状態が解除されることがない。
【0019】
【実施例】
本考案のバックルの一実施例について図1〜図4に従って説明する。
【0020】 図1に示される如く、バックル10は、アセタール樹脂(ホモポリマー)より なる基部12とベルト押さえ部14とで構成されており、ベルト22は基部12 とベルト押さえ部14とにより、挟持されるようになっている。
【0021】 基部12には、底部16を挟んで対向する側壁18が設けられ、略コ字形に形 成されている。この各側壁18の外面には、一定の間隔で矩形状の複数のすべり 留め部68が突設されている。底部16には、対向するガイド壁20が側壁18 と平行に形成されており、このガイド壁20の間には、ベルト22が挿通される ようになっている。また、ガイド壁20の一端部には、外方に向けて徐々に広が るテーパ面が形成され、ベルト22がガイド壁20の間に挿通し易いようになっ ている。
【0022】 図2及び図4に示される如く、側壁18の内面には、幅方向へ型抜き用の軸溝 32が設けられており、その先端には半円形状とされ後述する軸桿38を回動自 在に軸支する軸孔31が形成されている。また、側壁18の上縁28の内側角部 は、切欠かれテーパ溝30とされている。
【0023】 図1に示される如く、側壁18の端部には、略四角柱の着脱バー34が架け渡 されており、この着脱バー34の長手方向の中央部には、外方側の上斜め方向に 向けて湾曲状の切欠部36が形成されている。
【0024】 図3に示される如く、ベルト押さえ部14は、係止カム部44と操作片42と で構成され略L字形とされている。係止カム部44は操作片42と直交する方向 へ軸受部40から突出している。この係止カム部44は、軸受部40からその先 端方向へ向けて狭められ略楔形とされており、図4に示される如く、係止カム部 44の幅寸法は、ガイド壁20間の幅寸法より小さくされている。ベルト押さえ 部14の軸受部40の幅方向の両端には、軸桿38が突設され、軸孔31に軸支 されている。また、この軸桿38には、中心部から外方へ向けて斜めの切欠部4 8が施されている。
【0025】 これにより、基部12のテーパ溝30内に軸桿38の切欠部48を面接させ、 軸桿38を軸溝32に向けて(図4の矢印A方向)押圧することにより、軸桿3 8が軸孔31内に嵌入されベルト押さえ部14を回動自在に軸支することができ る。
【0026】 図1に示すように、ベルト22が支持される底面50には、外側へ湾曲する曲 面状の凹部70が形成されている。この凹部70は、ベルト22を挟持したとき に係止カム部44の先端と対向する位置に形成されており、係止カム部44とで ベルト22を曲面状態に挟持できるようになっている。
【0027】 図1及び図2に示されるように、操作片42の先端部付近の幅方向両端から側 面視にて略U字状の着脱手段としての着脱片58が片持状に張出している。この 着脱片58は、屈曲部60から操作片42の先端平板部56に向かって折り返さ れ、屈曲部60及び幹部54を支点として、操作片42の長手方向及び操作片4 2に向かって弾性変形可能とされている。また、着脱片58の先端には、操作片 42と平行に突出する突部66が形成されている。これによって、基部12に向 かってベルト押さえ部14をY方向(図2の矢印Y方向)へ回動させた時、屈曲 部60及び幹部54が弾性変形し、突部66が着脱バー34を通過した後、弾性 復帰して突部66の上面が着脱バー34の下面に係止されるようになっている。
【0028】 さらに、一対の着脱片58の先端部を連結する掛板62が設けられている。こ の掛板62の先端部62Aは、先端平板部56より外方へ突出している。これに よって、掛板62の先端部62Aを指で押圧し、着脱片58を弾性変形させ突部 66と着脱バー34との係止状態を解除できるようになっている。
【0029】 次に、本実施例の作用について説明する。 本実施例のバックルでは、図3に示すように、基部12に軸支されたベルト押 さえ部14を基部12に向かってY方向へ回動させることにより、ベルト押さえ 部14の係止カム部44が基部12に形成された凹部70へ入り込み、係止カム 部44と凹部70との間にベルト22が挟持される。このとき基部12とベルト 押さえ部14とは、着脱片58により係合される。
【0030】 これにより、挟持されたベルト22は係止カム部44に押圧され、屈曲した状 態で凹部70へ入り込む。換言すれば、ベルト22は凹部70の内面全体に渡っ て面接触するので摩擦力が大きくなり、確実な挟持力が得られる。また、ベルト 押さえ部14と基部12との外端部は着脱片58により係合されているので、不 用意にベルト22の係止状態が解除されることがない。
【0031】 なお、本実施例のバックルにおいては、底面50の凹部70を複数とし、その 複数の凹部70に対応する係止カム部44を操作片42に形成し、ベルト22を 連続する波状に挟持してもよい。また、本実施例では、係止カム部44と凹部7 0とでベルト22を曲面状に挟持するように、係止カム部44を略楔形とし、凹 部70を曲面状としたが、その形状に限定されるものでなく、ベルト22を面で 挟持することができる形状であればよい。
【0032】 さらに、本実施例のバックルにおいては、略U字状の着脱片58を弾性変形さ せて基部12とベルト押さえ部14とを係合させる構造としたが、着脱片58の 形状を含めて、その構造に限定されるものでない。
【0033】
【考案の効果】
本考案のバックルは、上記構成としたので、ベルトを支持する挟持力を高め、 且つ、不用意にベルトの挟持状態が解除されることがないという優れた効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバックルがベルトを挟持していな
い状態を示す斜視図である。
【図2】図1のバックルをベルトの長手方向に沿って切
断した状態を示す断面図である。
【図3】図1のバックルがベルトを挟持している状態で
のベルトの長手方向に沿って切断した状態を示す断面図
である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】従来例に係るバックルがベルトを挟持している
状態を示す斜視図である。
【図6】図5のバックルを示す分解斜視図である。
【図7】図5のバックルをベルトの長手方向に沿って切
断した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 バックル 12 基部 14 ベルト押さえ部 22 ベルト 44 係止カム部(凸部) 58 着脱片(着脱手段) 70 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを支持する基部と、この基部に回
    動自在に軸支され前記基部とでベルトを挟持するベルト
    押さえ部と、を有するバックルであって、前記基部ある
    いは前記ベルト押さえ部のいずれか一方に設けられ他方
    へ向けて突設された凸部と、前記基部あるいは前記ベル
    ト押さえ部に設けられ前記凸部に押圧されベルトを曲面
    状に挟持する凹部と、を設けたことを特徴とするバック
    ル。
  2. 【請求項2】 前記基部と前記ベルト押さえ部の軸支部
    位と反対側に設けられ前記基部と前記ベルト押さえ部と
    を着脱可能に係合させる着脱手段を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のバックル。
JP5920192U 1992-08-24 1992-08-24 バックル Pending JPH0619521U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030011A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Nifco Inc バックル
KR101415465B1 (ko) * 2010-01-26 2014-07-04 가부시키가이샤 니프코 버클

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