JPH0619487B2 - カメラのレンズ移動構造 - Google Patents
カメラのレンズ移動構造Info
- Publication number
- JPH0619487B2 JPH0619487B2 JP61298021A JP29802186A JPH0619487B2 JP H0619487 B2 JPH0619487 B2 JP H0619487B2 JP 61298021 A JP61298021 A JP 61298021A JP 29802186 A JP29802186 A JP 29802186A JP H0619487 B2 JPH0619487 B2 JP H0619487B2
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- JP
- Japan
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- barrel
- lens
- cam
- movable
- cam barrel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lens Barrels (AREA)
Description
メラの超小型ズームレンズ機構などに利用することがで
きる。
胴がカメラ本体と着脱自在な一眼レフカメラと異なり、
コンパクトカメラではカメラ本体と鏡胴とが一体化して
おり、鏡胴がカメラ本体の内部に入り込んでいるので鏡
胴の径が大になるとカメラ本体の大型化を招くこととな
るため、一眼レフカメラのズーム機構をそのまま適用す
ることはできない。コンパクトカメラでは、ズームレン
ズ機構を設けた場合でも鏡胴の径を増大させないように
することが望まれる。
は、コンパクトカメラのズーム機構に適用するに好適な
カメラのレンズ移動構造を提供することにある。
能に保持され、前記固定筒から露出する側に前部収納室
を有し、その反対側に後部収納室を有する移動筒と、前
記移動筒の前部収納室に収納固定される前群レンズと、
軸方向には不動で光軸を中心として回転可能に前記移動
筒の後部収納室に収納され、前記移動筒の移動で回転す
る、カム溝を有する断面円形のカム筒と、前記カム筒の
内部に光軸方向に移動可能に設けられ、前記カム筒のカ
ム溝との係合によって前記カム筒の回転で前記カム筒内
を移動する後群レンズと、前記後群レンズの移動をガイ
ドするガイド部材とを有し、前記後群レンズを円形の上
部および下部が欠落した略小判形状とし、この後群レン
ズと前記カム筒との間に形成される円弧状の空間部分に
前記ガイド部材を配置するようにしたカメラのレンズ移
動構造によって、上記目的を達成する。このような構成
により、カム筒が移動筒の内部に収納されているのでカ
ム筒の長さが移動筒によってキャンセルされ、また、後
群レンズの移動量のうちの前群レンズの移動量相当分が
移動によって与えられ、その不足分だけをカム筒で与え
ればよいので、カム筒の長さを短くすることができ、更
に、カム筒の径すなわち鏡胴の径を大きくすることな
く、カム筒内にガイド部材を設けることができ、ズーム
レンズ機構を小型化することができる。
クトカメラの超小型ズームレンズ機構を示している。
は前群レンズユニット、5は後群レンズユニットであ
る。
室6と、カム筒3を収納する後部収納室7と、夫々の一
端が移動筒2に固定されたガイドバー8a,8bとを備
えている。前群レンズユニット4は、前群レンズ9a,
9bと、前群レンズ9a,9bを保持する保持部材10
とを有し、保持部材10を前部収納室6に形成された突
起11a,11bに係合させることにより、移動筒2の
前部収納室6に固定保持される。12はシャッタ部材
で、前群レンズ9aと9bとの間に配設されている。
る。後群レンズユニット5は、移動可能な後群レンズ1
3a,13bと、後群レンズ13a,13bを保持する
レンズホルダ14a,14bと、後群レンズ13a,1
3bの移動をガイドするガイド部材15a,15bと、
後群レンズ13a,13bのガイド機能と共にこれらレ
ンズの回転防止を図るガイド部材16とを有している。
コンパクトカメラでは、後群レンズ13a,13bが前
群レンズ9a,9bに比較して大径となり、特に後方の
後群レンズ13bの径が大となる。従って、通常の円形
レンズで後群レンズ13bを形成すると、後群レンズ1
3a,13bおよびガイド部材15a,15b,16を
収納するカム筒3を大径にする必要が生じ、カメラ本体
の大型化を招く。本発明では、画面サイズが24×36
mmであることを考慮し、後群レンズ13a,13bを画
面サイズに対応させて円形の上部および下部を欠落させ
た略小判形状とし、同様にレンズホルダ14a,14b
も略小判形状としている。これによりカム筒3とレンズ
ホルダ14a,14bとの間の上部および下部に円弧状
の空間部分が与えられる。ガイド部材15a,15bは
上部の空間部分に配置され、ガイド部材16は下部の空
間部分に配置される。そのため、カム筒3の径を大とす
る必要はない。後群レンズ13a,13bは、夫々、レ
ンズホルダ14a,14bを介して、ガイド部材15
a,15b,16に摺動自在に保持されている。ガイド
部材15a,15b,16の一端は押え板17に結合
し、それらの他端は移動筒2の後部収納室7内の図示し
ない例えば凹部に係合する。レンズホルダ14a,14
bはカム筒3のカム溝18a,18bに係合するピン1
9a,19bを有し、カム筒3の回転でレンズホルダ1
4a,14bすなわち後群レンズ13a,13bがガイ
ド部材15a,15b,16に沿って移動するようにな
っている。
動筒2の後部収納室7に回転容易に収納され、後部収納
室7の開放面に結合される押え板17で保持される。カ
ム筒3は、固定筒1の下面に固定されたカム部材20に
形成されたカム溝21に係合するピン22を有し、移動
筒2を固定筒1と関連させた際に、ピン22が移動筒2
の図示しない下面の開放部を通してカム溝21に係合
し、この係合により光軸方向の移動で回転するように構
成されている。
ット5が収納された移動筒2は、固定筒1の図示しない
ガイド穴にガイドバー8a,8bを通し、当該ガイドバ
ーの貫通端を止め具23a,23bで移動筒2に固定す
ることによって、固定筒1に対してガイドバー8a,8
bと固定筒1のガイド穴との間の摺動により前進後退可
能に保持される。
レンズと後群レンズの移動説明図で、第2図(A)は移
動筒を後退させた状態、第2図(B)は移動筒を前進さ
せた状態を示している。以下第2図(A)および第2図
(B)を併用して第1図の構成の動作を説明する。
させる。前群レンズ9a,9bの移動量L1に対して必
要とされる後群レンズ13a,13bの移動量はL
2で、L1よりも大である。後群レンズ13a,13b
は、移動筒2の前進でL1前進し、これと同時に、カム
筒3の回転によって移動量L1とL2との間の差ΔLだ
け前進する。すなわち、移動筒2の前進に応じてカム筒
3が固定筒1のカム溝21とカム筒3のピン22との係
合によって回転し、この回転で、後群レンズ13a,1
3bがピン19a,19bとカム溝18a,18bとの
間の係合によって更にΔLだけ前進することとなる。こ
の結果、後群レンズ13a,13bに所望の移動量L2
が与えられる。
の略小判形状としたが、コンパクトカメラでは特に後方
の後群レンズ13bの方が大径となるので、この後群レ
ンズ13bのみを小判形状とするようにしても良い。な
お、小判形状のレンズはプラスチックレンズで容易に形
成することができる。
可能に保持された移動筒の前部収納室に前群レンズが収
納固定され、その後部収納室にカム筒が軸方向には不動
で回転可能に収納配置されており、移動筒の移動で、前
群レンズおよびカム筒が一緒に移動すると共に、カム筒
が回転し、この回転でカム筒内の後群レンズがカム筒内
を光軸方向に移動するように構成し、更に、後群レンズ
を略小判形状とし、カム筒との間に形成される円弧状の
空間部分にガイド部材を設けるように構成したので、カ
ム筒が移動筒の内部に収納されているためカム筒の長さ
が移動筒によってキャンセルされ、また、後群レンズの
移動量のうちの前群レンズの移動量相当分が移動によっ
て与えられ、その不足分だけをカム筒で与えればよいた
め、カム筒の長さを短くすることができ、更に、カム筒
の径すなわち鏡胴の径を大きくすることなく、カム筒内
にガイド部材を設けることができ、コンパクトカメラの
超小型ズームレンズ機構として好適なカメラのレンズ移
動構造を提供することができる。
(A)および第2図(B)は第1図の構成の前群レンズ
と後群レンズの移動説明図ある。 3……カム筒、13a,13b……後群レンズ、14
a,14b……レンズホルダ、15a,15b,16…
…ガイド部材
Claims (1)
- 【請求項1】固定筒と、 前記固定筒に前進後退可能に保持され、前記固定筒から
露出する側に前部収納室を有し、その反対側に後部収納
室を有する移動筒と、 前記移動筒の前部収納室に収納固定される前群レンズ
と、 軸方向には不動で光軸を中心として回転可能に前記移動
筒の後部収納室に収納され、前記移動筒の移動で回転す
る、カム溝を有する断面円形のカム筒と、 前記カム筒の内部に光軸方向に移動可能に設けられ、前
記カム筒のカム溝との係合によって前記カム筒の回転で
前記カム筒内を移動する後群レンズと、 前記後群レンズの移動をガイドするガイド部材とを有
し、 前記後群レンズを円形の上部および下部が欠落した略小
判形状とし、この後群レンズと前記カム筒との間に形成
される円弧状の空間部分に前記ガイド部材を配置するよ
うにしたカメラのレンズ移動構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61298021A JPH0619487B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | カメラのレンズ移動構造 |
US07/133,727 US4799073A (en) | 1986-12-15 | 1987-12-15 | Lens shifting mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61298021A JPH0619487B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | カメラのレンズ移動構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149616A JPS63149616A (ja) | 1988-06-22 |
JPH0619487B2 true JPH0619487B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17854090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61298021A Expired - Lifetime JPH0619487B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | カメラのレンズ移動構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619487B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
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JPH0618327Y2 (ja) * | 1988-06-27 | 1994-05-11 | 旭光学工業株式会社 | レンズ鏡筒 |
JPH0727451Y2 (ja) * | 1988-07-06 | 1995-06-21 | 旭光学工業株式会社 | ズームレンズ鏡筒 |
JPH0618326Y2 (ja) * | 1988-06-24 | 1994-05-11 | 旭光学工業株式会社 | ズームレンズ鏡筒 |
JPH0618324Y2 (ja) * | 1988-06-24 | 1994-05-11 | 旭光学工業株式会社 | マクロ付きズームレンズ鏡筒 |
JPH0618325Y2 (ja) * | 1988-06-24 | 1994-05-11 | 旭光学工業株式会社 | ズームレンズ鏡筒 |
JPH0723768Y2 (ja) * | 1988-08-26 | 1995-05-31 | 京セラ株式会社 | 焦点整合機構を備えたズームレンズ鏡胴 |
JPH0723765Y2 (ja) * | 1988-08-26 | 1995-05-31 | 京セラ株式会社 | ズームレンズ鏡胴のカム筒駆動装置 |
JPH0723767Y2 (ja) * | 1988-08-12 | 1995-05-31 | 京セラ株式会社 | ズームレンズ鏡胴 |
JPH0723766Y2 (ja) * | 1988-08-31 | 1995-05-31 | 京セラ株式会社 | ズームレンズ鏡胴 |
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JP3869907B2 (ja) * | 1997-04-18 | 2007-01-17 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置 |
JP2005128065A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Sony Corp | ズームレンズおよび撮像装置 |
CN100401128C (zh) * | 2005-12-31 | 2008-07-09 | 财团法人工业技术研究院 | 变焦镜头 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS443900Y1 (ja) * | 1966-04-15 | 1969-02-13 | ||
JPS5220136B2 (ja) * | 1972-11-18 | 1977-06-01 | ||
JPS57197007U (ja) * | 1981-06-10 | 1982-12-14 | ||
JPS60188915A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-26 | Olympus Optical Co Ltd | ズ−ムレンズ鏡筒 |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP61298021A patent/JPH0619487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149616A (ja) | 1988-06-22 |
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