JPH06192579A - 舗装用アスファルト組成物 - Google Patents
舗装用アスファルト組成物Info
- Publication number
- JPH06192579A JPH06192579A JP4358162A JP35816292A JPH06192579A JP H06192579 A JPH06192579 A JP H06192579A JP 4358162 A JP4358162 A JP 4358162A JP 35816292 A JP35816292 A JP 35816292A JP H06192579 A JPH06192579 A JP H06192579A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maleic anhydride
- asphalt
- asphalt composition
- pavement
- paving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 舗装道路における骨材とアスファルトとが剥
離し難い舗装用アスファルト組成物の提供。 【構成】 無水マレイン酸で変性したポリプロピレンま
たはポリエチレンを含有することを特徴とする舗装用ア
スファルト組成物。
離し難い舗装用アスファルト組成物の提供。 【構成】 無水マレイン酸で変性したポリプロピレンま
たはポリエチレンを含有することを特徴とする舗装用ア
スファルト組成物。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、舗装用アスファルト組成物に関
する。
する。
【０００２】
【従来技術】排水性舗装は、雨水が一気に河川に流れ込
むという開発地域特定の問題点を少しは改良し、地下に
雨水を通し、地下水として保有させることのできる舗装
であるため、最近とくに注目を集めている。また、排水
性舗装は、道路表面に水が溜らないためハイドロプレー
ン現象をおこすこともなく、また車が水をはねとばすこ
ともないので、高速道路等の重要交通路に極めて好まし
い舗装である。しかしながら、排水性舗装の内部には、
数多くの空隙があり、ここを通って雨水が排水されるの
で従来の舗装に較べて水と接触する確立がはるかに高
く、また一部の空隙孔には水が溜り、長い間水と接触し
た状態になる。このため骨材とそれを被覆しているバイ
ンダーとの間に剥離が発生しやすいという問題がある。
むという開発地域特定の問題点を少しは改良し、地下に
雨水を通し、地下水として保有させることのできる舗装
であるため、最近とくに注目を集めている。また、排水
性舗装は、道路表面に水が溜らないためハイドロプレー
ン現象をおこすこともなく、また車が水をはねとばすこ
ともないので、高速道路等の重要交通路に極めて好まし
い舗装である。しかしながら、排水性舗装の内部には、
数多くの空隙があり、ここを通って雨水が排水されるの
で従来の舗装に較べて水と接触する確立がはるかに高
く、また一部の空隙孔には水が溜り、長い間水と接触し
た状態になる。このため骨材とそれを被覆しているバイ
ンダーとの間に剥離が発生しやすいという問題がある。
【０００３】
【目的】本発明の目的は、舗装道路における骨材とアス
ファルトとが剥離し難い舗装用アスファルト組成物を提
供する点にある。
ファルトとが剥離し難い舗装用アスファルト組成物を提
供する点にある。
【０００４】
【構成】本発明は、無水マレイン酸で変性したポリプロ
ピレンまたはポリエチレンを含有することを特徴とする
舗装用アスファルト組成物に関する。
ピレンまたはポリエチレンを含有することを特徴とする
舗装用アスファルト組成物に関する。
【０００５】前記無水マレイン酸で変性したポリプロピ
レンまたはポリエチレンとしては、分子量１０００〜２
０，０００、酸価３〜７０ｍｇＫＯＨ／ｇ、とくに２０
〜６０ｍｇＫＯＨ／ｇであるものが好ましく、この酸価
は通常ポリプロピレンまたはポリエチレンに対し、０．
５〜１５重量％の無水マレイン酸を反応させたものの酸
価に相当している。含有率はアスファルトに対し、０．
１〜５．０重量％であることが好ましい。
レンまたはポリエチレンとしては、分子量１０００〜２
０，０００、酸価３〜７０ｍｇＫＯＨ／ｇ、とくに２０
〜６０ｍｇＫＯＨ／ｇであるものが好ましく、この酸価
は通常ポリプロピレンまたはポリエチレンに対し、０．
５〜１５重量％の無水マレイン酸を反応させたものの酸
価に相当している。含有率はアスファルトに対し、０．
１〜５．０重量％であることが好ましい。
【０００６】前記アスファルトは、ストレートアスファ
ルト、ブローンアスファルト、プロパン脱歴アスファル
ト、ポリマー改質アスファルトおよび合成アスファルト
よりなる群から選ばれた少なくとも１種のアスファルト
であり、その針入度は２０〜１００のものが好ましい。
ルト、ブローンアスファルト、プロパン脱歴アスファル
ト、ポリマー改質アスファルトおよび合成アスファルト
よりなる群から選ばれた少なくとも１種のアスファルト
であり、その針入度は２０〜１００のものが好ましい。
【０００７】
（１）無水マレイン酸で変性したポリプロピレンまたは
ポリエチレンとして、次表に示す物性のものを使用し
た。
ポリエチレンとして、次表に示す物性のものを使用し
た。
【表１】 測定法 比重 ：Ｄ−７９２ 分子量 ：ＧＰＣ法（Ｍｎ） 溶融粘度 ：ＢＬ型粘度計 軟化点 ：ＪＩＳ−Ｋ２５３１ ＩＺＯＤ衝撃強度：ＡＳＴＭ Ｄ−２５６ 曲げ強度 ：ＡＳＴＭ Ｄ−７９０ 曲げ弾性率 ：ＡＳＴＭ Ｄ−７９０ 圧縮強度 ：ＡＳＴＭ Ｄ−６９５ 熱変形温度 ：ＡＳＴＭ Ｄ−６４８ 前記無水マレイン酸変性樹脂Ｎｏ．１とＮｏ．２は、低
分子量のポリプロピレン分子の末端に無水マレイン酸が
結合したもので、Ｎｏ．１は、ポリプロピレン９０重量
％、無水マレイン酸１０重量％の割合になっており、Ｎ
ｏ．２はポリプロピレン９５重量％、無水マレイン酸５
重量％の割合になっている。前記無水マレイン酸変性樹
脂Ｎｏ．３は、低分子量ポリエチレン分子の末端に無水
マレイン酸が結合したもので、ポリエチレン９５重量％
に無水マレイン酸５重量％の割合である。
分子量のポリプロピレン分子の末端に無水マレイン酸が
結合したもので、Ｎｏ．１は、ポリプロピレン９０重量
％、無水マレイン酸１０重量％の割合になっており、Ｎ
ｏ．２はポリプロピレン９５重量％、無水マレイン酸５
重量％の割合になっている。前記無水マレイン酸変性樹
脂Ｎｏ．３は、低分子量ポリエチレン分子の末端に無水
マレイン酸が結合したもので、ポリエチレン９５重量％
に無水マレイン酸５重量％の割合である。
【０００８】 （２）使用した舗装用アスファルト組成物の組成
【表２】 ＊1 一般舗装に使用するアスファルトで、針入度６０〜
８０に規定するもので、本実施例では針入度７１、軟化
点４７．０℃のものを使用した。 ＊2 舗装要綱で規定するゴム、樹脂入り改質アスファル
トで、針入度５５、軟化点６０．０℃のものを使用し
た。 ＊3 排水性舗装に使用するゴム、樹脂入り改質アスファ
ルトで、針入度７２、軟化点８９．０℃のものを使用し
た。
８０に規定するもので、本実施例では針入度７１、軟化
点４７．０℃のものを使用した。 ＊2 舗装要綱で規定するゴム、樹脂入り改質アスファル
トで、針入度５５、軟化点６０．０℃のものを使用し
た。 ＊3 排水性舗装に使用するゴム、樹脂入り改質アスファ
ルトで、針入度７２、軟化点８９．０℃のものを使用し
た。
【表３】
【０００９】（３）耐水性評価試験の結果
【表４】 Ａ条件：８０℃の湯中に３０分間浸漬したもの Ｂ条件：８０℃の湯中に２４時間浸漬したもの 分離なし：◎、 分離あり：×
【表５】
【００１０】（４）考察 実施例１〜４ 無水マレイン酸変性樹脂を添加した実施例１〜４は、添
加しない比較例１〜３に比べて、 水浸圧裂試験では、８０℃×２４ｈｒ後の残留率が
大巾に増大し、又剥離率も大きく低減した。 水浸マーシャル試験では、６０℃×７日水浸で残留
率が約１０〜２０％改良されている。 静的剥離試験でも改善された。特にストレートアス
ファルト６０／８０の場合には添加剤による改善効果が
著しい。 上記より無水マレイン酸変性樹脂を各種アスファ
ルトに添加剤として使用することにより、バインダーと
骨材との接着性が大巾に改良されたため、耐水性が向上
したものと考えられる。 比較例４ 実施例１〜４と比較して無水マレイン酸変性樹脂の添加
量の多すぎる比較例４は、薄膜加熱減量が多くなると共
に、貯蔵安定性が低下している。
加しない比較例１〜３に比べて、 水浸圧裂試験では、８０℃×２４ｈｒ後の残留率が
大巾に増大し、又剥離率も大きく低減した。 水浸マーシャル試験では、６０℃×７日水浸で残留
率が約１０〜２０％改良されている。 静的剥離試験でも改善された。特にストレートアス
ファルト６０／８０の場合には添加剤による改善効果が
著しい。 上記より無水マレイン酸変性樹脂を各種アスファ
ルトに添加剤として使用することにより、バインダーと
骨材との接着性が大巾に改良されたため、耐水性が向上
したものと考えられる。 比較例４ 実施例１〜４と比較して無水マレイン酸変性樹脂の添加
量の多すぎる比較例４は、薄膜加熱減量が多くなると共
に、貯蔵安定性が低下している。
【００１１】
【効果】本発明により、排水舗装用として使用しても充
分の耐水性をもつアスファルト舗装用組成物を提供でき
た。
分の耐水性をもつアスファルト舗装用組成物を提供でき
た。
Claims (3)
- 【請求項１】 無水マレイン酸で変性したポリプロピレ
ンまたはポリエチレンを含有することを特徴とする舗装
用アスファルト組成物。 - 【請求項２】 前記無水マレイン酸で変性したポリプロ
ピレンまたはポリエチレンが、分子量１０００〜２０，
０００、酸価３〜７０ｍｇＫＯＨ／ｇである請求項１記
載の舗装用アスファルト組成物。 - 【請求項３】 前記無水マレイン酸で変性したポリプロ
ピレンまたはポリエチレンの含有率がアスファルトに対
し０．１〜５．０重量％である請求項１または２記載の
舗装用アスファルト組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4358162A JPH06192579A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装用アスファルト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4358162A JPH06192579A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装用アスファルト組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192579A true JPH06192579A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18457869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4358162A Pending JPH06192579A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 舗装用アスファルト組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192579A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5990206A (en) * | 1996-02-28 | 1999-11-23 | Kao Corporation | Asphalt modifier composition and asphalt composition |
| JP2006241366A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Toa Doro Kogyo Co Ltd | アスファルト組成物およびアスファルト混合物 |
| JP2006249386A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsui Chemicals Inc | アスファルト組成物およびアスファルト混合物 |
| US7144933B2 (en) | 2003-11-12 | 2006-12-05 | Eastman Chemical Company | Modified asphalt compositions |
| US7202290B2 (en) | 2003-11-12 | 2007-04-10 | Eastman Chemical Company | Modified asphalt compositions |
| JP2009013193A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Tajima Roofing Co Ltd | 合成アスファルトおよびそれを含む混合アスファルト |
| JP2010100731A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Nof Corp | アスファルト付着防止剤 |
| KR20120073529A (ko) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 중온 아스팔트 포장용 조성물 |
| JP2017503068A (ja) * | 2014-01-07 | 2017-01-26 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | アスファルトバインダー組成物、ならびにそれを作製および使用するための方法 |
| JP2017506280A (ja) * | 2014-02-07 | 2017-03-02 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | Ｍｓｃｒ規格を満たすプラストマー改質アスファルトバインダー、そのようなアスファルトバインダーを有するアスファルト舗装材、およびそのようなアスファルトバインダーを作製するための方法 |
| KR101940621B1 (ko) * | 2018-03-13 | 2019-01-21 | 이현미 | 고형 고무화 아스팔트 바인더 및 이의 제조방법, 그리고 이를 포함한 아스팔트 콘크리트 조성물 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4358162A patent/JPH06192579A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| USRE41167E1 (en) * | 2003-11-12 | 2010-03-23 | Westlake Longview Corporation | Modified asphalt compositions |
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| JP4589763B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2010-12-01 | 三井化学株式会社 | アスファルト組成物およびアスファルト混合物、並びにこれらの製造方法 |
| JP2006249386A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsui Chemicals Inc | アスファルト組成物およびアスファルト混合物 |
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| JP2017503068A (ja) * | 2014-01-07 | 2017-01-26 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | アスファルトバインダー組成物、ならびにそれを作製および使用するための方法 |
| JP2017506280A (ja) * | 2014-02-07 | 2017-03-02 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | Ｍｓｃｒ規格を満たすプラストマー改質アスファルトバインダー、そのようなアスファルトバインダーを有するアスファルト舗装材、およびそのようなアスファルトバインダーを作製するための方法 |
| KR101940621B1 (ko) * | 2018-03-13 | 2019-01-21 | 이현미 | 고형 고무화 아스팔트 바인더 및 이의 제조방법, 그리고 이를 포함한 아스팔트 콘크리트 조성물 |
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