JPH0619245U - 熱応動スイッチ - Google Patents

熱応動スイッチ

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JPH0619245U
JPH0619245U JP6396292U JP6396292U JPH0619245U JP H0619245 U JPH0619245 U JP H0619245U JP 6396292 U JP6396292 U JP 6396292U JP 6396292 U JP6396292 U JP 6396292U JP H0619245 U JPH0619245 U JP H0619245U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
mounting surface
insulating coating
welded portion
coil end
Prior art date
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Pending
Application number
JP6396292U
Other languages
English (en)
Inventor
伊佐男 東方
▲吉▼久 上田
秀樹 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ubukata Industries Co Ltd
Original Assignee
Ubukata Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ubukata Industries Co Ltd filed Critical Ubukata Industries Co Ltd
Priority to JP6396292U priority Critical patent/JPH0619245U/ja
Publication of JPH0619245U publication Critical patent/JPH0619245U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】密閉形電動圧縮機への取り付けが容易な絶縁被
覆を施した熱応動スイッチを得る。 【構成】熱応動スイッチ1は、スイッチ本体2が筒状の
絶縁被覆3で覆われている。絶縁被覆3は先端を電動機
のコイルエンドへの取付面1Aとは逆の側から筒を絞り
込むようにして溶着されている。この溶着部分3Aの取
付面1Aからの高さH1は他の部分の高さH2より高く
されている。絶縁被覆3の先端部が絞られているため、
電動機への取付時にコイルエンド上からのはみ出しが無
く、密閉ハウジングの溶接時の熱で溶ける事がない。ま
た溶着部分3Aが他の部分より高くまた変形しにくいた
め縛り紐の掛かりが良く、電動機への取付けが容易にな
る。また開口部1Bを残すことにより取付面1Aがコイ
ルエンドの形状に沿って変形し密着し易くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば密閉形電動圧縮機等に使用される熱応動スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
密閉形電動圧縮機が過負荷運転される等の異常運転時における電動機の焼損か らの保護のために、密閉形電動圧縮機の容器内に電動機の過電流や電動機及び冷 媒の異常温度に応答して動作する熱応動スイッチが装着されている。図5及び図 6はその熱応動スイッチが取り付けられた密閉形電動圧縮機の一例を示す断面図 であり、電動機101のコイルエンド102の表面に接してポリエステルフィル ム等の材料で作られた絶縁被覆103で覆われた熱応動スイッチ104が縛り紐 105により装着されている。
【0003】 図7は従来の熱応動スイッチを示すものであり、熱応動スイッチ104のスイ ッチ部分は金属製の耐圧容器106からなり、充電部であるその耐圧容器表面と 電動機のコイルとの絶縁を図るために筒状のポリエステルフィルム等の絶縁被覆 103が被せられ、熱収縮等の方法により所定の位置からずれないよう固定され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の熱応動スイッチは、絶縁被覆103が筒状のまま収縮していたた めに、特に小形の電動機のコイルエンド102への取り付けにおいて端部103 Aがコイルの外周上からはみ出ることが多かった。そのため熱応動スイッチ10 4の取り付け位置が密閉形電動圧縮機の密閉容器を構成する容器蓋107と下部 容器108の溶接部分とが隣接するものにおいては、容器蓋107と下部容器1 08の溶接時に絶縁被覆103の端部103Aが溶けてしまって絶縁機能が失わ れるという問題があった。
【0005】 また絶縁被覆103の端部103A側は熱収縮後に於いても筒状を保ち、また 中空状態であるために、縛り紐105で固定する時にこの筒形状を潰すようにし て縛り付けないと充分に固定されず、またポリエステルフィルム等の比較的硬質 の材料を使用した場合にはそのように縛るのは他の部分に比較して強い力を必要 とし、また縛り紐が滑るために固定場所を安定させ難く作業性の悪化をまねいて いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案の熱応動スイッチは金属製の耐圧容器を有するスイッチ本体を筒 状の絶縁被覆の一端から挿入し収縮固定した熱応動スイッチにおいて、絶縁被覆 の少なくとも一端が該熱応動スイッチの電動機への取付面に対し概ね垂直方向に 重ねあわせた溶着部分を有し、その取付面からの高さが他の部分より高くされた 事を特徴とする。
【0007】 また他の特徴は、絶縁被覆の溶着部分は取付面とは逆の側から筒を絞り込むよ うにされ、且つその溶着部分の端に開口部を残していることにある。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について図を参照しながら説明する。図1は本考案による熱応 動スイッチの一実施例であり、またその密閉形電動圧縮機への取付状態を図2及 び図3に示す。この熱応動スイッチ1のスイッチ本体2は金属製の耐圧力容器を 有している。この金属製の容器が充電部となっているためにスイッチ本体2は密 閉形電動圧縮機の電動機のコイルエンド5との絶縁の為に、例えばポリエステル フィルムの如き電気絶縁性の筒状の絶縁被覆3の一端から挿入され、加熱等によ り収縮固定され覆われている。またこの熱応動スイッチ1の取付面1Aはコイル エンド5に縛り紐6によって固定されるときの密着面でもある。
【0009】 この絶縁被覆3の先端の溶着部分3Aは、図1に示す様に取付面1Aとは逆の 側から筒状部分を絞るように重ねあわせられ、且つ取付面1Aに対して概ね垂直 となる様に超音波溶接の様な方法で溶着されている。この超音波による絶縁被覆 3の溶着作業は好ましくはスイッチ本体2に絶縁被覆3を装着し熱収縮をした後 に行うのが良い。その理由は例えば前述の溶着作業を行った後に絶縁被覆にスイ ッチ本体を挿入して後に熱収縮させる場合には、特にスイッチ本体が本実施例で 示すように円形以外の断面形状を有している場合に、スイッチが回転して所定の 方向に確実に固定することが困難になるからである。
【0010】 溶着された絶縁被覆3の溶着部分3Aの取付面1Aに対する高さH1はその他 の部分の高さH2より高くされる。またこの溶着部分3Aはより固くなり変形し にくくなるため、この熱応動スイッチ1を図3に示す様に電動機のコイルエンド 5に縛り紐6によって取り付ける時に、縛り紐6の掛かりが良くなるとともに熱 応動スイッチ1が抜けることがなくなる。
【0011】 また端部を溶着して絞ることにより絶縁被覆3はコイルエンド5の円周に容易 に沿わせることのできる形状となるので、その先端部分が密閉容器の溶接部分に 接近することはなく、仍って密閉容器の溶接時の熱により絶縁被覆が溶けること を防止できる。
【0012】 溶着された端部に開口部1Bを残しておくことにより密閉形電動圧縮機内の冷 媒が直接スイッチ本体2に接触することができるので、冷媒温度の異常上昇にも 応答しやすくなる。また取付面1Aとは逆の側から筒を絞り込むようにして溶着 し前記開口部を設けることにより、コイルエンド5への取付時において、溶着部 と比較して変形容易な開口部1Bがコイルエンドの形状に沿って変形し取付面1 Aをコイルエンド5に密着させる事ができる。
【0013】 本実施例においては筒形の絶縁被覆を絞り込むように溶着したものについて述 べたが、取付面に対して概ね垂直になり溶着部分の取付面からの高さがその他の 部分の高さよりも高くなるのであれば図4に示す如く筒を左右から摘むように溶 着して概ね8の字状にしてもよい。なお図4において前述の実施例と同様の効果 を呈する部分には同一の符号を付している。また絶縁被覆の一端を溶着により閉 塞端としてもよい。また溶着部は絶縁被覆の一端だけでなく両端に設けてももち ろん良い。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば溶着部の取付面からの高さをそれ以外の部分の高さより高くし ているために、コイルエンドへの取付けにおいて縛り紐の掛かりが良くなり取付 作業が容易になり、安定が良くなる。
【0015】 また端部を溶着して絞ることにより絶縁被覆の先端部分が密閉容器の溶接部分 に接近することはなく、仍って密閉容器の溶接時の熱により絶縁被覆が溶けるこ とはない。
【0016】 取付面とは逆の側から筒を絞り込むようにして溶着し前記開口部を設けること により、密閉形電動圧縮機内の冷媒が直接スイッチ本体に接触することができる ので、冷媒温度の異常上昇にも応答しやすくなる。またコイルエンドへの取付時 において、溶着部と比較して変形容易な開口部がコイルエンドの形状に沿って変 形し取付面をコイルエンドに密着させる事が楽にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱応動スイッチの一実施例で(A)は
平面図、(B)は側面図、(C)は正面図。
【図2】本考案の熱応動スイッチが取り付けられた密閉
形電動圧縮機
【図3】本考案の熱応動スイッチの取付状態を示す図
【図4】本考案の熱応動スイッチの他の実施例
【図5】従来の熱応動スイッチが取り付けられた密閉形
電動圧縮機
【図6】従来の熱応動スイッチが取り付けられた密閉形
電動圧縮機
【図7】従来の熱応動スイッチ
【符号の説明】
1:熱応動スイッチ 1A:取付面 1B:開口部 2:スイッチ本体 3:絶縁被覆 3A:溶着部分 4:密閉形電動圧縮機 5:コイルエンド 6:縛り紐

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の耐圧容器を有するスイッチ本体
    を筒状の絶縁被覆の一端から挿入し収縮固定した熱応動
    スイッチにおいて、 絶縁被覆の少なくとも一端が該熱応動スイッチの電動機
    への取付面に対し概ね垂直方向に重ねあわせた溶着部分
    を有し、その取付面からの高さが他の部分より高くされ
    た事を特徴とする熱応動スイッチ。
  2. 【請求項2】 絶縁被覆の溶着部分は取付面とは逆の側
    から筒を絞り込むようにされ、且つその溶着部分の端に
    開口部を残していることを特徴とする請求項1の熱応動
    スイッチ。
JP6396292U 1992-08-19 1992-08-19 熱応動スイッチ Pending JPH0619245U (ja)

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JP6396292U JPH0619245U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 熱応動スイッチ

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JP6396292U JPH0619245U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 熱応動スイッチ

Publications (1)

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JPH0619245U true JPH0619245U (ja) 1994-03-11

Family

ID=13244444

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JP6396292U Pending JPH0619245U (ja) 1992-08-19 1992-08-19 熱応動スイッチ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242351A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Uchiya Thermostat Kk サーモスタット
WO2024127644A1 (ja) * 2022-12-16 2024-06-20 株式会社生方製作所 モータプロテクタ、モータプロテクタ用ホルダ、モータプロテクタの取り付け方法、及び電動圧縮機

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