JPH0430754Y2 - - Google Patents

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JPH0430754Y2
JPH0430754Y2 JP1985192542U JP19254285U JPH0430754Y2 JP H0430754 Y2 JPH0430754 Y2 JP H0430754Y2 JP 1985192542 U JP1985192542 U JP 1985192542U JP 19254285 U JP19254285 U JP 19254285U JP H0430754 Y2 JPH0430754 Y2 JP H0430754Y2
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fusible alloy
case
lead wire
rosin
temperature fuse
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JP1985192542U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の効果〕 (産業上の利用分野) 本考案は可溶合金をヒユーズ材として使用する
無復帰型の温度ヒユーズに関するものである。
(従来の技術) 従来の温度ヒユーズは、第3図に示されたよう
に一対の平行に配置したリード線11の先端に可
溶合金12を溶接してなる温度ヒユーズ素体をケ
ース13内に挿入し、そのケース13の開口部を
合成樹脂により封止し、その封止部14により前
記温度ヒユーズ素体を固定する。前記可溶合金1
2の周面にはロジン15が塗布されている。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来の温度ヒユーズが動作温度に達
し、可溶合金が第4図に示されるように溶融断線
されると、両側に分離した溶断可溶合金12a,
12bはリード線11の先端に集中するので、そ
の可溶合金12a,12b間の離間距離が短く、
絶縁抵抗値の低下を招く。
さらに前記可溶合金の溶融断線中に振動、衝撃
等の外力がこの温度ヒユーズに加わつた場合に
は、第5図に示されるように前記可溶合金12
a,12bはリード線11より落下して周囲に広
がり、再接触を引起す。
また、実公昭60−41631号公報に示されるよう
に、先端部近傍に彎曲部を形成した2本の平行な
リード線と、この各リード線の先端部に両端部を
電気的かつ機械的に固定した軸状可溶合金と、前
記リード線の彎曲部を含んで可溶合金の囲りを予
備外装する弾性部材と、この弾性部材上に被着形
成した硬質の外装樹脂材とで構成することによ
り、可溶合金が周囲温度の変化で膨張・収縮を繰
返しても、その変形をリード線の彎曲部や弾性部
材で吸収できるようにした温度ヒユーズがある
が、リード線の彎曲部が弾性部材によつて覆われ
ているから、過剰電流により溶断した可溶合金
は、弾性部材内の狭いフラツクス充填空間内に閉
じ込められることになり、この可溶合金が溶断後
に再接触するおそれがある。
本考案の目的は、無復帰型の温度ヒユーズの欠
点である溶断後のリード線間の絶縁抵抗不良を確
実に防止するとともに、溶断後の再接触による導
通を確実に防止することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、一対のリード線22の先端間に可溶
合金23を溶接してなる温度ヒユーズ素体を中空
のケース21内に挿入して封止した温度ヒユーズ
において、前記リード線22の可溶合金溶接部分
の近傍をケース21内の中空部29にて傾斜状に
折曲形成して傾斜折曲部26を設け、このケース
21内に中空部29にある傾斜折曲部26および
可溶合金23にロジン27,28を塗布したもの
である。
(作用) 本考案は、溶融断線した可溶合金23a,23
bがリード線22の傾斜折曲部26に塗布された
ロジン27の作用によりケース21の中空部29
の範囲内で広い面積に分散され、リード線22の
ケース内先端には極めて少量しか残存しないか
ら、その先端間に十分な絶縁距離が確保されると
ともに、可溶合金23a,23bがリード線22
の表面に薄く均一に行きわたるので、その表面張
力が大きく振動、衝撃等の外力の影響を受けにく
い。
(実施例) 以下、本考案を第1図および第2図に示す一実
施例を参照して詳細に説明する。
第1図に示すように、ケース21の中空部29
に一対のリード線22の先端間に可溶合金23を
溶接してなる温度ヒユーズ素体を挿入して、ケー
ス21の開口部24をエポキシ樹脂からなる封止
部25により封止する。
前記リード線22は、前記可溶合金溶接部分の
近傍をケース内の中空部29にて傾斜状に折曲形
成して傾斜折曲部26を設け、このケース内の中
空部29にある傾斜折曲部26および前記可溶合
金23にロジン(フラツクス)27,28を塗布
したものである。
このように、リード線22に傾斜折曲部26を
設けることにより、第1図および第2図に示され
るように一対のリード線22の間隔を可溶合金2
3の全長より大きく設定して、このリード線22
をケース21の内壁に沿つて平行に挿入し、安定
よく固定することができる。さらに、リード線2
2の可溶合金溶接部分の近傍を傾斜状に折曲形成
して傾斜折曲部26を設けると、加熱されて流動
状態にあるロジンをこの傾斜折曲部26の上部に
注出することにより、この流動ロジンが傾斜折曲
部26では緩やかに弛れるので、第1図に示めさ
れるようにこの傾斜折曲部26の上部から下方へ
弛れて傾斜折曲部26の全体にロジン27が均一
に附着した状態で硬化する。このようにして、リ
ード線22の傾斜折曲部26にロジン27が均一
に附着しているから、第2図に示めされるように
可溶合金23が溶断した際に、この傾斜折曲部2
6のロジン27により溶断可溶合金が効率良く吸
上げられる。
そうして、可溶合金23が過剰電流により動作
温度に達して第2図に示されるように溶断される
と、両側に分離した可溶合金23a,23bはリ
ード線22の傾斜折曲部26に塗布されたロジン
27の作用によりケース21の中空部29内で広
い面積に分散される。したがつてこの可溶合金2
3a,23bは溶断時にリード線22の先端には
極めて少量しか残存しない。そのため対向するリ
ード線22間の電極距離が従来の温度ヒユーズに
比べ長くなり、十分な絶縁距離が確保されるから
従来のように絶縁抵抗値の低下を来すことはな
い。
さらに可溶合金23a,23bがリード線22
の傾斜折曲部26の表面に薄く均一に行きわたる
ので、その表面張力が大きく振動、衝撃等の外力
の影響を受けにくく、従来のように前記外力に抗
しきれずに脱落して再接触を起すようなおそれが
ない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、中空のケース内に挿入された
リード線の可溶合金溶接部分の近傍にケース内の
中空部にて傾斜折曲部を設けるとともに、その傾
斜折曲部にもロジンを塗布するようにしたから、
このリード線の形状およびロジンの作用によりケ
ース内の中空にて溶断可溶合金をリード線表面に
広く分散させることができ、絶縁抵抗値の低下お
よび再接触を防止できる。そしてこの種の可溶合
金をヒユーズ材として使用した無復帰型温度ヒユ
ーズの信頼性を著しく向上させることができる。
また、リード線に傾斜折曲部を設けることによ
り、一対のリード線の間隔を可溶合金の全長より
大きく設定して、このリード線をケースの内壁に
沿つて平行に挿入し、ケース内に安定よく固定す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温度ヒユーズの一実施例を示
す断面図、第2図はその溶断動作時の断面図、第
3図は従来の温度ヒユーズの断面図、第4図はそ
の溶断動作時の断面図、第5図はその再溶融状態
を示す断面図である。 21……ケース、22……リード線、23……
可溶合金、26……傾斜折曲部、27,28……
ロジン、29……中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のリード線の先端間に可溶合金を溶接して
    なる温度ヒユーズ素体を中空のケース内に挿入し
    て封止した温度ヒユーズにおいて、前記リード線
    の可溶合金溶接部分の近傍をケース内の中空部に
    て傾斜状に折曲形成して傾斜折曲部を設け、この
    ケース内の中空部にある傾斜折曲部および可溶合
    金にロジンを塗布したことを特徴とする温度ヒユ
    ーズ。
JP1985192542U 1985-12-14 1985-12-14 Expired JPH0430754Y2 (ja)

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JP1985192542U JPH0430754Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

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JP1985192542U JPH0430754Y2 (ja) 1985-12-14 1985-12-14

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JPS62100655U JPS62100655U (ja) 1987-06-26
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2516465B2 (ja) * 1990-10-03 1996-07-24 内橋エステック株式会社 合金型温度ヒュ―ズ並びにその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58338B2 (ja) * 1978-12-29 1983-01-06 松下電工株式会社 口腔洗浄器

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JPS58338U (ja) * 1981-06-25 1983-01-05 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 温度ヒユ−ズ

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JPS58338B2 (ja) * 1978-12-29 1983-01-06 松下電工株式会社 口腔洗浄器

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JPS62100655U (ja) 1987-06-26

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