JPH06190078A - 室内運動具の抵抗付与装置 - Google Patents
室内運動具の抵抗付与装置Info
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- JPH06190078A JPH06190078A JP34723992A JP34723992A JPH06190078A JP H06190078 A JPH06190078 A JP H06190078A JP 34723992 A JP34723992 A JP 34723992A JP 34723992 A JP34723992 A JP 34723992A JP H06190078 A JPH06190078 A JP H06190078A
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- A63B23/035—Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body for limbs, i.e. upper or lower limbs, e.g. simultaneously
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷調節用のツマミの動きに対して負荷が直
線的に変化し、負荷の調節の容易な室内運動具の抵抗付
与装置を提供する。 【構成】 抵抗付与装置はペダルの回転操作に伴って回
転される回転軸１６を有し、その回転軸１６には金属製
の回転板２４が固定されている。一対のうず電流発生部
材は前記回転板２４を挟んで対向配置され、かつ複数個
の永久磁石２８，３２を極性が交互に異なるように、連
続して環状に配置されている。
線的に変化し、負荷の調節の容易な室内運動具の抵抗付
与装置を提供する。 【構成】 抵抗付与装置はペダルの回転操作に伴って回
転される回転軸１６を有し、その回転軸１６には金属製
の回転板２４が固定されている。一対のうず電流発生部
材は前記回転板２４を挟んで対向配置され、かつ複数個
の永久磁石２８，３２を極性が交互に異なるように、連
続して環状に配置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、床面上に設置されて自
転車の後輪を支持し、使用者がペダルを回転させること
により、実際の自転車競技と同様の効果をあげるように
した運動器具に係り、詳しくは、ペダルに負荷抵抗を付
与するための装置に関するものである。
転車の後輪を支持し、使用者がペダルを回転させること
により、実際の自転車競技と同様の効果をあげるように
した運動器具に係り、詳しくは、ペダルに負荷抵抗を付
与するための装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】床面において、自転車後輪を支持し、使
用者がペダルを回転させることにより、実際の自転車競
技と同様の効果を得るようにした運動器具が市販されて
いる。この運動器具には、自転車の後輪の回転速度に応
じて後輪に負荷抵抗を付与する装置が取り付けられてい
る。運動者は自身の体力、体調に合わせてこの負荷付与
装置の負荷抵抗を増減することができる。
用者がペダルを回転させることにより、実際の自転車競
技と同様の効果を得るようにした運動器具が市販されて
いる。この運動器具には、自転車の後輪の回転速度に応
じて後輪に負荷抵抗を付与する装置が取り付けられてい
る。運動者は自身の体力、体調に合わせてこの負荷付与
装置の負荷抵抗を増減することができる。
【０００３】従来、負荷付与装置として、回転速度に応
じて空気抵抗が増減するファンを使用したものが知られ
ている。ところが、この負荷付与装置を使用すると、フ
ァンの回転に伴い空気が攪拌されるため、大きな騒音や
塵埃が発生する。
じて空気抵抗が増減するファンを使用したものが知られ
ている。ところが、この負荷付与装置を使用すると、フ
ァンの回転に伴い空気が攪拌されるため、大きな騒音や
塵埃が発生する。
【０００４】また、別の負荷付与装置として、自転車の
後輪にて駆動される軸に設けられた円板とブレーキ付与
部材との接触による摩擦抵抗が自動的に調節されるブレ
ーキ装置が提案されている。このブレーキ装置において
は、接触による摩擦抵抗を負荷としているため、その接
触部分が磨耗して負荷抵抗が低下する。従って、負荷が
自動的に調節されるにあたり正確さに欠ける。さらに、
磨耗した負荷手段を早期に交換する必要があり、保守作
業が極めて煩雑であった。
後輪にて駆動される軸に設けられた円板とブレーキ付与
部材との接触による摩擦抵抗が自動的に調節されるブレ
ーキ装置が提案されている。このブレーキ装置において
は、接触による摩擦抵抗を負荷としているため、その接
触部分が磨耗して負荷抵抗が低下する。従って、負荷が
自動的に調節されるにあたり正確さに欠ける。さらに、
磨耗した負荷手段を早期に交換する必要があり、保守作
業が極めて煩雑であった。
【０００５】このような問題を解決するために、磁気的
な負荷付与装置を備えた運動器具が提案されている。図
８に示すように、この負荷付与装置は自転車を支持する
回転軸の一端に金属性の回転板６０を固定し、その回転
板６０を挟んで対向する一対の円板６１には所定間隔を
おいて環状に並べられた永久磁石６２群が配設されてい
る。そして、対向する磁石６２からの磁束と回転板６０
の回転運動によりうず電流が発生する。このうず電流に
より回転板６０に発生する負荷が回転軸６３を介して自
転車の後輪に伝達される。負荷の調節はつまみの調整に
より永久磁石６２を回転移動させて、うず電流を発生さ
せる磁束量の変化によって行われる。この磁気的な負荷
付与装置によれば、非接触で負荷が得られるため騒音が
小さい。又、磨耗がなく保守が容易である。さらに、負
荷の調節も容易に行うことができる。
な負荷付与装置を備えた運動器具が提案されている。図
８に示すように、この負荷付与装置は自転車を支持する
回転軸の一端に金属性の回転板６０を固定し、その回転
板６０を挟んで対向する一対の円板６１には所定間隔を
おいて環状に並べられた永久磁石６２群が配設されてい
る。そして、対向する磁石６２からの磁束と回転板６０
の回転運動によりうず電流が発生する。このうず電流に
より回転板６０に発生する負荷が回転軸６３を介して自
転車の後輪に伝達される。負荷の調節はつまみの調整に
より永久磁石６２を回転移動させて、うず電流を発生さ
せる磁束量の変化によって行われる。この磁気的な負荷
付与装置によれば、非接触で負荷が得られるため騒音が
小さい。又、磨耗がなく保守が容易である。さらに、負
荷の調節も容易に行うことができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記負荷付
与装置では、円型磁石が所定間隔をおいて配されている
ため、回転板の一方に配された円型永久磁石群と、その
回転板を挟んだ反対側の円型永久磁石群とが整合するこ
となく、一方の磁石群が他方の磁石群の間に対向する状
態が起こり得る。このときの磁束量の変化は直線的でな
く、磁束量はつまみの回転移動量に対して図９に示すよ
うに非直線的に変化する。従って、負荷調整用のつまみ
の少しの動きに対して磁束の変化が大きく、負荷の変化
も大きい。又、その非直線的特性のために、運転者の望
む負荷に調節することが容易でないという問題があっ
た。
与装置では、円型磁石が所定間隔をおいて配されている
ため、回転板の一方に配された円型永久磁石群と、その
回転板を挟んだ反対側の円型永久磁石群とが整合するこ
となく、一方の磁石群が他方の磁石群の間に対向する状
態が起こり得る。このときの磁束量の変化は直線的でな
く、磁束量はつまみの回転移動量に対して図９に示すよ
うに非直線的に変化する。従って、負荷調整用のつまみ
の少しの動きに対して磁束の変化が大きく、負荷の変化
も大きい。又、その非直線的特性のために、運転者の望
む負荷に調節することが容易でないという問題があっ
た。
【０００７】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、負荷調節用のツマミの動きに対して負
荷が直線的に変化し、調節の容易な室内運動具の抵抗付
与装置を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、負荷調節用のツマミの動きに対して負
荷が直線的に変化し、調節の容易な室内運動具の抵抗付
与装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第１の発明においては、ペダルの回転操作に伴っ
て回転される回転軸と、該回転軸に固定された金属製の
回転板と、該回転板を挟んで対向配置され、かつ複数個
の永久磁石を極性が交互に異なるように、連続して環状
に配置してなる一対のうず電流発生部材とを設けたこと
をその要旨としている。
めに、第１の発明においては、ペダルの回転操作に伴っ
て回転される回転軸と、該回転軸に固定された金属製の
回転板と、該回転板を挟んで対向配置され、かつ複数個
の永久磁石を極性が交互に異なるように、連続して環状
に配置してなる一対のうず電流発生部材とを設けたこと
をその要旨としている。
【０００９】又、第２の発明では、ペダルの回転操作に
伴って回転される回転軸と、該回転軸に固定された金属
製の回転板と、該回転板を挟んで対向配置され、回転板
の回転時にうず電流を発生するためのうず電流発生部材
とを設けた室内運動具の抵抗付与装置において、該うず
電流発生部材を、うず電流により回転板に対しほぼ直線
的に変化する負荷を付与すべく扇型永久磁石群にて構成
したことをその要旨としている。
伴って回転される回転軸と、該回転軸に固定された金属
製の回転板と、該回転板を挟んで対向配置され、回転板
の回転時にうず電流を発生するためのうず電流発生部材
とを設けた室内運動具の抵抗付与装置において、該うず
電流発生部材を、うず電流により回転板に対しほぼ直線
的に変化する負荷を付与すべく扇型永久磁石群にて構成
したことをその要旨としている。
【００１０】
【作用】上記構成により、ペダルの回転操作に伴って回
転軸が回転され、その回転軸に固定された金属製の回転
板が回転される。すると、回転板を挟んで対向配置され
た一対のうず電流発生部材によりうず電流が発生され、
ペダルに直線的に変化する負荷が付与される。
転軸が回転され、その回転軸に固定された金属製の回転
板が回転される。すると、回転板を挟んで対向配置され
た一対のうず電流発生部材によりうず電流が発生され、
ペダルに直線的に変化する負荷が付与される。
【００１１】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例について
図面に従って説明する。図１に示すように、自転車用運
動スタンドの左右には第１及び第２の脚部１，２がやや
斜状をなすように立設され、両脚部１，２は下端におい
て水平方向に延びる第１の水平支持管３により連結され
ている。第１の脚部１の上端には水平方向に延びる筒４
が形成され、その内部にネジ棒５が螺入されている。ネ
ジ棒５の内端に取り付けられた保持体６はつまみ７の操
作により位置調節されるようになっている。さらに第２
の脚部２上端にも水平方向に延びる筒８が形成され、同
筒８にはスライダー９が嵌入されている。このスライダ
ー９の外端とペダル１０とがレバー１１を介して作動連
結されている。そして、ペダル１０の踏下操作に伴い、
スライダー９はレバー１１のクランク運動により筒８内
を水平方向に移動して、その内端に取付けられた保持体
１２の位置を調節する。
図面に従って説明する。図１に示すように、自転車用運
動スタンドの左右には第１及び第２の脚部１，２がやや
斜状をなすように立設され、両脚部１，２は下端におい
て水平方向に延びる第１の水平支持管３により連結され
ている。第１の脚部１の上端には水平方向に延びる筒４
が形成され、その内部にネジ棒５が螺入されている。ネ
ジ棒５の内端に取り付けられた保持体６はつまみ７の操
作により位置調節されるようになっている。さらに第２
の脚部２上端にも水平方向に延びる筒８が形成され、同
筒８にはスライダー９が嵌入されている。このスライダ
ー９の外端とペダル１０とがレバー１１を介して作動連
結されている。そして、ペダル１０の踏下操作に伴い、
スライダー９はレバー１１のクランク運動により筒８内
を水平方向に移動して、その内端に取付けられた保持体
１２の位置を調節する。
【００１２】両脚部１，２の上端部には、これらに対応
して傾斜するＵ字状の補助脚部１３の上端が回動可能に
取り付けられている。補助脚部１３の下端には第２の水
平支持管１４が固着されている。
して傾斜するＵ字状の補助脚部１３の上端が回動可能に
取り付けられている。補助脚部１３の下端には第２の水
平支持管１４が固着されている。
【００１３】また、第１の支持管３上には抵抗付与装置
１５が固定されている。そして、図２に示すように、こ
の抵抗付与装置１５上に自転車５０の後輪５１を載置し
たのち、両保持体６，１２を位置調節して後輪５１のハ
ブを離脱不能に保持することにより、自転車５０の運動
準備姿勢が完了される。
１５が固定されている。そして、図２に示すように、こ
の抵抗付与装置１５上に自転車５０の後輪５１を載置し
たのち、両保持体６，１２を位置調節して後輪５１のハ
ブを離脱不能に保持することにより、自転車５０の運動
準備姿勢が完了される。
【００１４】さて、抵抗付与装置を図３及び図４に基づ
いて説明する。回転軸１６は一対のベアリング１７を介
して本体１８に回転可能に支持されている。回転軸１６
の中央部には駆動筒体１９が嵌着され、その外周面に自
転車５０の後輪５１が接触されている。そして、自転車
５０のペダル５２の回転操作に伴う後輪５１の回転によ
り、この駆動筒体１９が回転されるようになっている。
いて説明する。回転軸１６は一対のベアリング１７を介
して本体１８に回転可能に支持されている。回転軸１６
の中央部には駆動筒体１９が嵌着され、その外周面に自
転車５０の後輪５１が接触されている。そして、自転車
５０のペダル５２の回転操作に伴う後輪５１の回転によ
り、この駆動筒体１９が回転されるようになっている。
【００１５】回転軸１６の一端にはフランジ２０が嵌合
固定されている。フランジ２０には運動者がペダル回転
操作時に回転軸１６を介してペダル５２に慣性を与える
フライホイール２１がネジ２０ａにて取り付けられてい
る。該フライホイール２１は鉄板からなり、複数枚（本
実施例では３枚まで）取付けることが可能である。運動
者は自らの体力に合わせてフライホイール２１の数を調
節することができる。このように、所望の枚数のフライ
ホイール２１が回転軸１６に取り付けられることによ
り、運動具の使用感は実際の自転車の駆動感覚に近づけ
られる。
固定されている。フランジ２０には運動者がペダル回転
操作時に回転軸１６を介してペダル５２に慣性を与える
フライホイール２１がネジ２０ａにて取り付けられてい
る。該フライホイール２１は鉄板からなり、複数枚（本
実施例では３枚まで）取付けることが可能である。運動
者は自らの体力に合わせてフライホイール２１の数を調
節することができる。このように、所望の枚数のフライ
ホイール２１が回転軸１６に取り付けられることによ
り、運動具の使用感は実際の自転車の駆動感覚に近づけ
られる。
【００１６】さらに、フライホイール２１を覆うよう
に、ほぼ椀状の内側ケース２２が本体１８に取着され、
その開放端部にはフライホイール２１を他側から覆うほ
ぼ椀状の外側ケース２３が取り付けられている。そし
て、外側ケース２３を内側ケース２２から外すことによ
り、フライホイール２１が取替えられる。
に、ほぼ椀状の内側ケース２２が本体１８に取着され、
その開放端部にはフライホイール２１を他側から覆うほ
ぼ椀状の外側ケース２３が取り付けられている。そし
て、外側ケース２３を内側ケース２２から外すことによ
り、フライホイール２１が取替えられる。
【００１７】回転軸１６の他端には金属製の回転板２４
がブッシュ２５を介して嵌合固定されている。回転板２
４を一側から覆うように本体１８の側面にほぼ椀状の内
側ケース２６が固定され、その開放端部には回転板２４
を他側から覆うほぼ椀状の外側ケース２７が取着されて
いる。
がブッシュ２５を介して嵌合固定されている。回転板２
４を一側から覆うように本体１８の側面にほぼ椀状の内
側ケース２６が固定され、その開放端部には回転板２４
を他側から覆うほぼ椀状の外側ケース２７が取着されて
いる。
【００１８】回転板２４に近接して内側ケース２６の内
面には複数個の円弧状をなす固定側永久磁石２８が取付
板２９を介して取り付けられている。図４に示すよう
に、この永久磁石２８は取付板２９において同一円周上
に交互に異なる極性に連続して配設されている。
面には複数個の円弧状をなす固定側永久磁石２８が取付
板２９を介して取り付けられている。図４に示すよう
に、この永久磁石２８は取付板２９において同一円周上
に交互に異なる極性に連続して配設されている。
【００１９】なお、回転板２４の内周部には周方向に並
んだ複数の放熱孔２４ａが形成され、回転する回転板２
４の極度の昇熱を防止している。図３に示すように、外
側ケース２７の内面には支持板３０が回転可能に支持さ
れ、外側ケース２７に設けられた複数個の支持脚３１に
て抜け止め保持されている。回転板２４に近接して固定
側永久磁石２８と対向した状態で、支持板３０に複数個
の円弧状をなす可動側永久磁石３２が同一円周上に交互
に極性が異なるように連続的に配設されている。そし
て、各可動側永久磁石３２は、回転板２４の回転時に前
記固定側永久磁石２８との協働にて、その回転板２４上
にうず電流を発生させるようになっている。このうず電
流により回転板２４に回転抵抗が発生し、自転車５０の
ペダル５２に負荷を付与する。
んだ複数の放熱孔２４ａが形成され、回転する回転板２
４の極度の昇熱を防止している。図３に示すように、外
側ケース２７の内面には支持板３０が回転可能に支持さ
れ、外側ケース２７に設けられた複数個の支持脚３１に
て抜け止め保持されている。回転板２４に近接して固定
側永久磁石２８と対向した状態で、支持板３０に複数個
の円弧状をなす可動側永久磁石３２が同一円周上に交互
に極性が異なるように連続的に配設されている。そし
て、各可動側永久磁石３２は、回転板２４の回転時に前
記固定側永久磁石２８との協働にて、その回転板２４上
にうず電流を発生させるようになっている。このうず電
流により回転板２４に回転抵抗が発生し、自転車５０の
ペダル５２に負荷を付与する。
【００２０】図５に示すように、前記外側ケース２７の
外面中央部には、ペダル５２へ付与される負荷を調節す
る調節つまみ３３が取着されている。このつまみ３３は
図３に示すように、ピン３４を介してケース２７に対し
て回転可能に取着され、その内面に固定された連結板３
５上の複数個の連結片３６を介して支持板３０に連結さ
れている。前記調節つまみ３３の一端外面には指標３７
が設けられ、その指標３７と対応して外側ケース２７の
外面には回転板２４、すなわちペダル５２に付与する負
荷の調節位置を指示するための目盛り３８が設けられて
いる。
外面中央部には、ペダル５２へ付与される負荷を調節す
る調節つまみ３３が取着されている。このつまみ３３は
図３に示すように、ピン３４を介してケース２７に対し
て回転可能に取着され、その内面に固定された連結板３
５上の複数個の連結片３６を介して支持板３０に連結さ
れている。前記調節つまみ３３の一端外面には指標３７
が設けられ、その指標３７と対応して外側ケース２７の
外面には回転板２４、すなわちペダル５２に付与する負
荷の調節位置を指示するための目盛り３８が設けられて
いる。
【００２１】指標３７が目盛り３８の「Ｌ」を指示する
位置にあるときには、低負荷を表す。この状態では可動
側永久磁石３２及び固定永久磁石２８は互いに対向する
端面の極性を一致させた状態に配置されている。一方指
標３７が目盛り３８の「Ｈ」を指示する位置にあるとき
は、高負荷を表す。この状態では、可動側永久磁石３２
及び固定側永久磁石２８は互いに対向する極性を異にし
た状態に配置されている。つまみ３３を目盛り３８の
「Ｈ」、「Ｌ」間で回動させることにより、ペダル５２
にかかる負荷の値を調節することができる。図３に示す
ように、外側ケース２７の外面には係合ボール３９及び
バネ４０が設けられている。このバネ４０の作用によ
り、ボール３９は連結板３５上に設けられた複数個の係
合孔４１に選択的に係合されて、可動側永久磁石３２は
指標３７にて指示された所望の調節位置に保持される。
位置にあるときには、低負荷を表す。この状態では可動
側永久磁石３２及び固定永久磁石２８は互いに対向する
端面の極性を一致させた状態に配置されている。一方指
標３７が目盛り３８の「Ｈ」を指示する位置にあるとき
は、高負荷を表す。この状態では、可動側永久磁石３２
及び固定側永久磁石２８は互いに対向する極性を異にし
た状態に配置されている。つまみ３３を目盛り３８の
「Ｈ」、「Ｌ」間で回動させることにより、ペダル５２
にかかる負荷の値を調節することができる。図３に示す
ように、外側ケース２７の外面には係合ボール３９及び
バネ４０が設けられている。このバネ４０の作用によ
り、ボール３９は連結板３５上に設けられた複数個の係
合孔４１に選択的に係合されて、可動側永久磁石３２は
指標３７にて指示された所望の調節位置に保持される。
【００２２】次に、前記のように構成された室内運動具
について作用を説明する。この室内運動具において、自
転車５０のペダル５２が回転操作されると、後輪５１の
駆動力が駆動筒体１９を介して回転軸１６に伝達され
る。回転軸１６の回転にともない、両端のフライホイー
ル２１及び回転板２４が一体的に回転される。この時、
回転板２４を挟んで配置された永久磁石群２８，３２に
より、回転板２４上にうず電流が発生してその回転に抵
抗が付与される。従って、ペダル５２の回転操作に負荷
が付与される。このペダル５２の回転抵抗は、調節つま
み３３を操作して、固定側及び可動側の永久磁石２８，
３２の対向位置関係を変化させることによって調節可能
である。
について作用を説明する。この室内運動具において、自
転車５０のペダル５２が回転操作されると、後輪５１の
駆動力が駆動筒体１９を介して回転軸１６に伝達され
る。回転軸１６の回転にともない、両端のフライホイー
ル２１及び回転板２４が一体的に回転される。この時、
回転板２４を挟んで配置された永久磁石群２８，３２に
より、回転板２４上にうず電流が発生してその回転に抵
抗が付与される。従って、ペダル５２の回転操作に負荷
が付与される。このペダル５２の回転抵抗は、調節つま
み３３を操作して、固定側及び可動側の永久磁石２８，
３２の対向位置関係を変化させることによって調節可能
である。
【００２３】さらに詳述すると、図６の（ａ）に示す前
記目盛り３８の「Ｌ」の位置では、可動側永久磁石３２
は固定永久磁石２８に対し、同極を互いに対向一致させ
た状態に配置されているため、回転板２４を通過する磁
束はほとんどゼロである。うず電流は磁束と回転板２４
の回転運動により発生し、その回転板２４の回転を妨げ
る方向に負荷を生じさせる。従って、磁束がゼロであれ
ばうず電流は発生せず、負荷も発生しない。一方、図６
の（ｃ）に示す前記目盛り３８の「Ｈ」の位置では、可
動側永久磁石３２は固定側永久磁石２８に対し、異極を
互いに対向一致させた状態に配置されているため、磁束
は増加して負荷は大きくなる。固定側永久磁石２８に対
する可動側永久磁石３２の位置は、同極が対向する状態
から円周方向に、図６の（ｂ）に示す目盛り３８の
「Ｈ」、「Ｌ」の中間状態を経て、異極の対向する状態
に連続して変位する。すると、磁束は直線的に増加し、
うず電流も直線的に大きくなる。従って、調節つまみ３
３の回動量に対して負荷は図７に示すように直線的に変
化する。
記目盛り３８の「Ｌ」の位置では、可動側永久磁石３２
は固定永久磁石２８に対し、同極を互いに対向一致させ
た状態に配置されているため、回転板２４を通過する磁
束はほとんどゼロである。うず電流は磁束と回転板２４
の回転運動により発生し、その回転板２４の回転を妨げ
る方向に負荷を生じさせる。従って、磁束がゼロであれ
ばうず電流は発生せず、負荷も発生しない。一方、図６
の（ｃ）に示す前記目盛り３８の「Ｈ」の位置では、可
動側永久磁石３２は固定側永久磁石２８に対し、異極を
互いに対向一致させた状態に配置されているため、磁束
は増加して負荷は大きくなる。固定側永久磁石２８に対
する可動側永久磁石３２の位置は、同極が対向する状態
から円周方向に、図６の（ｂ）に示す目盛り３８の
「Ｈ」、「Ｌ」の中間状態を経て、異極の対向する状態
に連続して変位する。すると、磁束は直線的に増加し、
うず電流も直線的に大きくなる。従って、調節つまみ３
３の回動量に対して負荷は図７に示すように直線的に変
化する。
【００２４】以上のように、この実施例の抵抗付与装置
においては、調節つまみ３３の回動量に対して負荷は直
線的に変化するため、調節つまみ３３を目盛り３８に従
って回動させれば所望の負荷への調節を容易に行うこと
ができる。
においては、調節つまみ３３の回動量に対して負荷は直
線的に変化するため、調節つまみ３３を目盛り３８に従
って回動させれば所望の負荷への調節を容易に行うこと
ができる。
【００２５】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、円周上に配置された永久
磁石２８，３２を、円弧状の永久磁石の代わりに、円形
の永久磁石を切れ目なく連続して環状に配置する等、こ
の発明の趣旨から逸脱しない範囲で、任意に変更して具
体化することも可能である。
されるものではなく、例えば、円周上に配置された永久
磁石２８，３２を、円弧状の永久磁石の代わりに、円形
の永久磁石を切れ目なく連続して環状に配置する等、こ
の発明の趣旨から逸脱しない範囲で、任意に変更して具
体化することも可能である。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、永久磁石は連続して環
状に配設されているため、調節つまみの回動量に対して
負荷は直線的に変化し、所望の負荷への調節を容易に行
うことができるという効果を奏する。
状に配設されているため、調節つまみの回動量に対して
負荷は直線的に変化し、所望の負荷への調節を容易に行
うことができるという効果を奏する。
【図１】本発明を具体化した運動具の抵抗付与装置の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図２】運動具に自転車をセットした状態を示す正面図
である。
である。
【図３】抵抗付与装置の縦断面図である。
【図４】永久磁石の配列を示す図３のＡ−Ａ線における
断面図である。
断面図である。
【図５】抵抗付与装置の調節つまみを示す正面図であ
る。
る。
【図６】（ａ）指標が目盛りの「Ｌ」を指示する位置に
おける回転板の磁束の状態を示す説明図である。 （ｂ）指標が目盛りの「Ｌ」と「Ｈ」の中間を指示する
位置における回転板の磁束の状態を示す説明図である。 （ｃ）指標が目盛りの「Ｈ」を指示する位置における回
転板の磁束の状態を示す説明図である。
おける回転板の磁束の状態を示す説明図である。 （ｂ）指標が目盛りの「Ｌ」と「Ｈ」の中間を指示する
位置における回転板の磁束の状態を示す説明図である。 （ｃ）指標が目盛りの「Ｈ」を指示する位置における回
転板の磁束の状態を示す説明図である。
【図７】つまみ回動量とペダルに付与される負荷との関
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
【図８】従来例の永久磁石配置状態を示す断面図であ
る。
る。
【図９】従来例のつまみ回動量とペダルに付与される負
荷の関係を示す特性図である。
荷の関係を示す特性図である。
１６ 回転軸、２４ 回転板、２８ うず電流発生部材
を構成する固定側永久磁石、２９ うず電流発生部材を
構成する取付板、３０ うず電流発生部材を構成する支
持板、３２ うず電流発生部材を構成する可動側永久磁
石、５２ ペダル。
を構成する固定側永久磁石、２９ うず電流発生部材を
構成する取付板、３０ うず電流発生部材を構成する支
持板、３２ うず電流発生部材を構成する可動側永久磁
石、５２ ペダル。
Claims (2)
- 【請求項１】 ペダルの回転操作に伴って回転される回
転軸と、 該回転軸に固定された金属製の回転板と、 該回転板を挟んで対向配置され、かつ複数個の永久磁石
を極性が交互に異なるように、連続して環状に配置して
なる一対のうず電流発生部材とを設けたことを特徴とす
る室内運動具の抵抗付与装置。 - 【請求項２】 ペダルの回転操作に伴って回転される回
転軸と、 該回転軸に固定された金属製の回転板と、 該回転板を挟んで対向配置され、回転板の回転時にうず
電流を発生するためのうず電流発生部材とを設けた室内
運動具の抵抗付与装置において、 該うず電流発生部材を、うず電流により回転板に対しほ
ぼ直線的に変化する負荷を付与すべく扇型永久磁石群に
て構成したことを特徴とする室内運動具の抵抗付与装
置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34723992A JPH06190078A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 室内運動具の抵抗付与装置 |
| US08/014,684 US5468201A (en) | 1990-03-30 | 1993-02-09 | Loading apparatus for exercise device |
| EP93102472A EP0603454A1 (en) | 1992-12-25 | 1993-02-17 | Loading apparatus for exercise device |
| US08/175,206 US5433681A (en) | 1992-12-25 | 1993-12-23 | Exercise stand for a bicycle |
| US08/409,340 US5522781A (en) | 1992-12-25 | 1995-03-23 | Exercise stand for a bicycle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34723992A JPH06190078A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 室内運動具の抵抗付与装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190078A true JPH06190078A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18388864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34723992A Pending JPH06190078A (ja) | 1990-03-30 | 1992-12-25 | 室内運動具の抵抗付与装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0603454A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06190078A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5728029A (en) * | 1996-07-10 | 1998-03-17 | Minoura Co., Ltd. | Bicycle exercise device |
| JP2013538640A (ja) * | 2010-10-01 | 2013-10-17 | ビークール，エス．エル． | スポーツトレーニングデバイス |
| KR101441361B1 (ko) * | 2013-01-10 | 2014-09-24 | (주)디자인파크개발 | 마그네틱 부하 조절 장치 |
| JP2015213577A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | 昭和電機株式会社 | 運動器具 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1287297B1 (it) * | 1996-06-03 | 1998-08-04 | Elite Srl | Dispositivo a rullo frenato per allenamento ciclistico. |
| AU2003222501A1 (en) * | 2003-01-21 | 2004-08-13 | Eui-Seung Shin | Exercising device |
| CN102008811B (zh) * | 2010-08-23 | 2011-12-21 | 大连交通大学 | 场地自行车训练智能化监测*** |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03244474A (ja) * | 1990-02-21 | 1991-10-31 | Osamu Nagaoka | 回転抵抗発生装置およびこれを利用した自転車用トレーナ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0679620B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1994-10-12 | 株式会社箕浦荷台スタンド製作所 | 室内運動具における抵抗付与装置 |
| JPS63318962A (ja) * | 1987-06-23 | 1988-12-27 | 松下電器産業株式会社 | 健康器 |
| US5051638A (en) * | 1989-12-19 | 1991-09-24 | Nathan Pyles | Magnetically variable air resistance wheel for exercise devices |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34723992A patent/JPH06190078A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-17 EP EP93102472A patent/EP0603454A1/en not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03244474A (ja) * | 1990-02-21 | 1991-10-31 | Osamu Nagaoka | 回転抵抗発生装置およびこれを利用した自転車用トレーナ |
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| US5728029A (en) * | 1996-07-10 | 1998-03-17 | Minoura Co., Ltd. | Bicycle exercise device |
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| KR101441361B1 (ko) * | 2013-01-10 | 2014-09-24 | (주)디자인파크개발 | 마그네틱 부하 조절 장치 |
| JP2015213577A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | 昭和電機株式会社 | 運動器具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0603454A1 (en) | 1994-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980707 |