JPH06189872A - トイレットユニット - Google Patents

トイレットユニット

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Publication number
JPH06189872A
JPH06189872A JP34415392A JP34415392A JPH06189872A JP H06189872 A JPH06189872 A JP H06189872A JP 34415392 A JP34415392 A JP 34415392A JP 34415392 A JP34415392 A JP 34415392A JP H06189872 A JPH06189872 A JP H06189872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
lid
seat
damper
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP34415392A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Saku
文昭 佐久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jamco Corp
Original Assignee
Jamco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Jamco Corp filed Critical Jamco Corp
Priority to JP34415392A priority Critical patent/JPH06189872A/ja
Publication of JPH06189872A publication Critical patent/JPH06189872A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Toilet Supplies (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 航空機のラバトリー内等に配設されるトイレ
ットユニットのシートと蓋の開閉時に緩衝作用を持たせ
て使用時の満足度を向上する。 【構成】 トイレットユニットの便器本体20の上面に
はトイレットシート50と蓋60がヒンジ部材100を
介して開閉自在に支えられる。ヒンジ部材100は、2
個のロータリーダンパー200を有し、2個のロータリ
ーダンパーはそのシャフトが互いに反対方向に突出する
ように同一軸線上に配設される。一方のロータリーダン
パーのシャフトはトイレットシートに連結されて、シー
トが閉じる作動を緩衝し、他方のロータリーダンパーの
シャフトは蓋に連結されて蓋が閉じる作動を緩衝する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトイレットユニット、特
に航空機のラバトリー内に配設されるトイレットユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】航空機のラバトリー内に配設されるトイ
レットユニットは、小型、軽量化を進めるとともに、ユ
ーザーの満足度を満たすことが要求される。トイレット
ユニットは、本体上にシートと蓋がヒンジにより開閉自
在にとりつけられる。このシートと蓋はヒンジにより片
持状態で支持されるので、ユーザーが手で支えながら降
下させないと、シートは本体上に激しく衝突し、また、
蓋はシート上に衝突する。この衝突は、特に夜間のフラ
イトでは睡眠中のトイレット周囲の乗客にとって不快な
ものであるとともに、機器の損傷の原因ともなる。そこ
で、シートや蓋のヒンジに緩衝装置(ダンパー)を設け
てこの衝撃を緩和するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】航空機用のトイレット
ユニットは、特に小型、軽量であることが要求され、ま
た、使用の頻度が高いために、作動の確実性が求められ
る。本発明はこれらの要求を満足するダンパー装置を備
えたトイレットユニットを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のトイレットユニ
ットは、基本的な手段として便器本体の上部に設けられ
てトイレットシートと蓋を開閉自在に支持するヒンジ部
材が、同一軸線上に配設される2個のロータリーダンパ
ーを有し、一方のロータリーダンパーのシャフトはトイ
レットシートに連結され、他方のロータリーダンパーの
シャフトは蓋に連結されてなる構成を有する。男性の小
用では蓋だけが開閉されるため独立したダンパーがシー
トにも必要である。
【0005】
【作用】ユーザーがトイレットシートと蓋を開く際には
ロータリーダンパーの緩衝作用は作動せず、トイレット
シートと蓋が閉じる際にロータリーダンパーが作用して
衝撃を防ぐ。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すトイレットユニ
ットの正面図、図2は側面図、図3はシートと蓋をとり
外して示す平面図である。全体を符号1で示すトイレッ
トユニットは、板状の支持部材10と便器本体20が一
体に形成されたもので、支持部材10は、その上部に取
付金具12を有し、下部には床面の取付部材であるラッ
チ30がとりつけてある。取付部材10には凹部15や
支持アングル17が設けられる。本体20の上面22に
は、取付部25が用意され、シート50と蓋60が装備
され、ヒンジ部材で支持される。ヒンジ部材は、上面2
2に配設される取付部25にとりつけられる。
【0007】図4はヒンジ部材によりシートと蓋が取付
けられた状態を示す平面図、図5は図4のA−A矢視
図、図6は図5のB−B矢視図である。全体を符号10
0で示すヒンジ部材は、取付け部25に固着される2個
のダンパー200と、2個のロータリーダンパー200
の外部を覆うカバー110を有する。2個のロータリー
ダンパー200は、それぞれシャフト210を有し、一
方のシャフトがトイレットシート50に固着されて支持
と緩衝を達成し、他方のシャフトは蓋60に固着されて
支持と緩衝を達成する。
【0008】図7はロータリーダンパーの斜視図、図8
は断面図、図9はローターの断面図である。全体を符号
200で示すロータリーダンパーはケース205内にダ
ンパー室220を有し、ケース205を貫通するシャフ
ト210が回転自在に設けられている。シャフト210
にはローター240がとりつけられており、ローター2
40はダンパー室220内を摺動する。ダンパー室22
0内にはシリコーンオイル222が充填されており、ロ
ーター240の回動に抵抗を与える。ローター240
は、テーパー穴242を有し、テーパー穴242内にボ
ール244が挿入されている。そして、テーパー穴24
2を貫通するピン250を打ち込んで、ボール244を
テーパー穴242の穴径の小さい部分に保持してある。
ダンパー室220の側壁面にはオリフィス溝230が形
成してあり、ローター240の側部との間に形成される
シリコンオイルの通路の流路断面を絞り、ローター24
0の回転にブレーキをかける。
【0009】図10、図11はローター240の回転方
向とその緩衝作用を示す説明図、図12はオリフィス2
30の形状を示す説明図である。図10において、シャ
フト210とローター240がダンパー室内で矢印R1
方向に回転すると、テーパー穴242内を通過するシリ
コンオイルがボール244をテーパー穴242の小径部
を内側から塞ぎ、テーパー穴242を封鎖する。したが
って、ローター240により圧縮されるシリコンオイル
は、オリフィス溝230を通ってローター240の裏側
へ回り込む。そこで、オリフィス溝230の断面有効面
積をローター240の回転角に対応して変化させておけ
ば、ローター240の回転位置に応じて緩衝効果(ロー
ターに対するブレーキ力)を調整することができる。
【0010】図11に示すように、ローター240が矢
印R2方向に回転すると、シリコンオイルの流れに押さ
れてボール244はピン250の位置まで戻される。こ
れによりテーパー穴242は開口し、シリコンオイルは
テーパー穴242とオリフィス溝230の両方を流れ
る。したがって、ローターにかかる抵抗も小さくなる。
そこでローターにかかる抵抗が大になる矢印R1方向が
トイレットシートや蓋が閉じる(降下する)方向に一致
するように、ダンパー200のシャフト210をそれぞ
れシート50と蓋60にとりつける。図12に示すオリ
フィス溝230は、例えば溝230の底面にテーパー2
32を付けることでローター240にかかる抵抗が徐々
に大きくなるように設定することができる。さらに、オ
リフィス溝230の終端部の底面234を浅くして、溝
の段面積を小さくすることで、ローター240にかかる
抵抗を最大にすることができる。そこで、この位置をシ
ート50と、蓋60が閉じる直前の位置にセットするこ
とで、シート50と蓋60が閉じる際の衝撃を緩衝する
ことができる。シート50や蓋60を開くときには、テ
ーパー穴242が開き、ローター240にかかる抵抗が
小さくなり、ユーザーはシートや蓋を容易に開くことが
できる。
【0011】ユーザーがシート50や蓋60を無理に閉
じようとすると、シート50や蓋60及びダンパーに過
大な力がかかる。図13は、この過大な力を逃がすため
の圧力調整弁を示す。ダンパー室220内でローター2
40が矢印R1方向に移動する際に、ボール244がテ
ーパー穴244を閉じてダンピングを行なう。ユーザー
がシート50や蓋60を無理に押し下げようとすると、
ダンパー室220内のシリコンオイルの圧力が過大とな
る。そこでダンパー室220の両側部を連通するパイパ
ス通路300を設け、ボール310とスプリング320
を有するチェック弁を設けたものである。ダンパー室2
20内の圧力が設定値以上になると、チェック弁が開
き、過大な圧力を逃がす。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように、フラッシュトイ
レット、特に航空機のラバトリーに配設されるトイレッ
トユニットにおいて、トイレットシートと蓋のヒンジ部
材にロータリーダンパーを装備したものである。航空機
のラバトリーはスペースの制約もあり、また、使用頻度
も高い。トイレットシートや蓋は、ユーザーが手で開閉
するが、閉方向の途中で手を放すと、シートや蓋は自由
落下して相手部材に衝突してしまう。本発明のトイレッ
トユニットにあっては、シートや蓋が閉方向に回動する
ときにのみダンパーの緩衝機能が作用してシートや蓋を
静かに閉じることができる。ダンパー機能はシートや蓋
を開く方向には作用しないので、ユーザーによる使用感
触は良好である。ロータリーダンパーは小型であり、円
筒状の外形を有するのでトイレットユニット全体を軽量
かつコンパクトに構成することができる。また、オイル
のオリフィス効果により緩衝力を発生させるので、作動
時の騒音も発生せず、作動が円滑かつ確実である。した
がって、小型、軽量化が要求される航空機用のトイレッ
トユニットとしてきわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレットユニットの正面図。
【図2】本発明のトイレットユニットの側面図。
【図3】本発明のトイレットユニットの平面図。
【図4】トイレットシートと蓋の取付部を示す平面図。
【図5】図4のA−A矢視図。
【図6】図5のB−B矢視図。
【図7】ロータリーダンパーの斜視図。
【図8】ロータリーダンパーの断面図。
【図9】ローターの斜視図。
【図10】ローターの作動を示す説明図。
【図11】ローターの作動を示す説明図。
【図12】オリフィス溝の断面図。
【図13】圧力調整弁の説明図。
【符号の説明】
1 トイレットユニット 10 支持部材 20 便器本体 50 トイレットシート 60 蓋 100 ヒンジ部材 200 ロータリーダンパー 205 ケース 210 シャフト 220 ダンパー室 230 オリフィス溝 240 ローター 242 テーパー穴 244 ボール 250 ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体と、便器本体の上面にヒンジ部
    材を介して開閉自在に装備されるトイレットシート及び
    蓋を備えたトイレットユニットにおいて、ヒンジ部材は
    同一軸線上に配設される2個のロータリーダンパーを有
    し、一方のロータリーダンパーのシャフトはトイレット
    シートに連結され、他方のロータリーダンパーのシャフ
    トは蓋に連結されてなるトイレットユニット。
  2. 【請求項2】 ロータリーダンパーはケースと、ケース
    内に設けられるダンパー室と、ダンパー室内に充填され
    る液体と、ダンパー室を貫通するシャフトと、シャフト
    に連結されてダンパー室内を回転摺動するローターと、
    ローターに設けられる一方弁と、ダンパー室の側壁に設
    けられるオリフィス溝とを備えてなる請求項1記載のト
    イレットユニット。
  3. 【請求項3】 ロータリーダンパーのダンパー室に設け
    られるオリフィス溝は、トイレットシート及び蓋が降下
    するのに従い、その緩衝力を増加する形状に形成されて
    なる請求項2記載のトイレットユニット。
JP34415392A 1992-12-24 1992-12-24 トイレットユニット Pending JPH06189872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34415392A JPH06189872A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 トイレットユニット

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JP34415392A JPH06189872A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 トイレットユニット

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Publication Number Publication Date
JPH06189872A true JPH06189872A (ja) 1994-07-12

Family

ID=18367048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34415392A Pending JPH06189872A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 トイレットユニット

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JP (1) JPH06189872A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044910A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. ヒンジ装置
US9708062B2 (en) 2011-04-18 2017-07-18 C Series Aircraft Limited Partnership Aircraft lavatory for a person with reduced mobility

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