JPH0618973Y2 - 防音床下地材 - Google Patents

防音床下地材

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JPH0618973Y2
JPH0618973Y2 JP4803288U JP4803288U JPH0618973Y2 JP H0618973 Y2 JPH0618973 Y2 JP H0618973Y2 JP 4803288 U JP4803288 U JP 4803288U JP 4803288 U JP4803288 U JP 4803288U JP H0618973 Y2 JPH0618973 Y2 JP H0618973Y2
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JP
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glass wool
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floor base
floor
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JP4803288U
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宏 太尾田
公夫 阿部
泰 舘田
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Nippon Paper Industries Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、マンション,病院等のコンクリートスラブか
らの衝撃音を解消する為に用いられる防音床下地材に関
する。
<従来の技術> 従来マンション等の中高層住宅や病院等におけるコンク
リートスラブ等の床下地材として、スラブ上にグラスウ
ールを敷き、その上面に合板や床仕上材を積層した床工
法が用いられている。
この床工法は、床仕上材等が受ける衝撃力をグラスウー
ルの弾性によって緩和することによりコンクリートスラ
ブへの衝撃力の伝播を低減するものである。
<考案が解決しようとする課題> しかしマンションや病院等の様に、上下階での床衝撃音
を完全に遮断する必要がある場合には、上記の床構造で
は十分ではない。その為グラスウールの厚さを厚くした
り、高密度化して床衝撃からの加振力を吸収することが
考えられるが、グラスウールの厚さを増せば変形量も増
えかつ床下地材自体が厚くなって居室空間を挾めること
になり、一方グラスウールを高密度化すれば、床仕上材
の振動減衰時間に多くを要し、伝播音が長く残留するこ
とになる。
又、スラブからの水分や床面からの漏水によるグラスウ
ール内部への水分移行により床下地材自体の防音性能が
低下したり、場合によってはグラスウールが剥離すると
いったような問題もあった。
<課題を解決するための手段> 本考案は上記問題点を解決するために案出されたもの
で、木質系板状基材の裏面側に防水層を介して無機結合
材と発泡合成樹脂粒から成る無機質混合層及び全面を収
縮フィルムにより被覆した高密度グラスウール層とを混
合することにより上記問題点を解決するものである。
<実施例> 以下図面に基づき本考案の防音床下地材を詳細に説明す
る。
第1図は、本考案に係る防音床下地材の断面概略図であ
る。
この防音床下地材は、木質系板状基材1と、その下面に
積層された無機結合材と発泡合成樹脂粒とから成る無機
質混合層2及び高密度グラスウール層3から成る。
木質系板状基材1としては、合板の外にファイバーボー
ド,パーティクルボード,木毛板等が用いられる。又無
機質混合層2中の無機結合材としてはポルトランドセメ
ントや石膏等の水硬性結合材と、スチレン系,ユリア
系,フェノール系,ウレタン系,塩ビ系,ポリエチレン
等の発泡体から成る発泡合成樹脂粒を混練したものであ
る。
この発泡合成樹脂粒は、0.2〜10mm程度の粒径のものが
用いられ、又発泡倍率が高く独立気泡であれば床衝撃音
の吸収に効果がある。これ等木質系板状基材1と無機質
混合層2の間には防水層21が形成される。防水層21とし
ては、通常防水性物質として知られているアクリル系、
酢ビ系等の各種合成樹脂エマルジョンが使用されるが、
これらの物質は同時に接着剤としての効果も有するた
め、無機質層2と木質系板状基板1との間に防水層21が
介在することにより、比較的脆い無機質混合層2は、曲
げ強度が大きく弾性のある木質系板状基板1により複合
補完された状態となる。
無機質混合層2の下面側には、全面を収縮フィルム31に
より被覆した高密度グラスウール層3を形成する。本考
案に使用する高密度グラスウール層3としては面密度90
〜100kg/m3のグラスウールが好適であり、グラスウール
を被覆する収縮フィルム31としては厚さ0.04mm程度の塩
化ビニル系、ポリオレフィン系収縮フィルムが使用され
る。無機質混合層2と高密度グラスウール層3との接着
に際しては、変性ビニルエマルジョン系接着剤等の通常
使用されるものを用いる。
次に上記構成の防音床下地材のコンクリートスラブ上へ
の施工方法について説明する。
第2図は、本考案に係る防音床下地材を用いた床構造の
断面概略図である。
先ず、コンクリートスラブ4上に防音床下地材を敷設す
る。この場合、高密度グラスウール層3をコンクリート
スラブ4の表面上に配置した状態で敷設し、木質系板状
基材1の上面には複合フローリング等の木質床板5を敷
設する。防音床下地材としては、厚さ5mmの合板から成
る基材1に対し、厚さ13mmの無機質混合層2を複合して
計18mmの厚みとした後、厚さ40mm(面密度96kg/m3)の
高密度グラスウール層3を複合することにより、面密度
略24〜25kg/m2となり、衝撃による木質床板5からの加
振力は、無機質混合層2と高密度グラスウール層3とに
より吸収減衰され、木質床板4の振動が抑制される。
その結果、コンクリートスラブ4に伝播される衝撃音は
大幅に低減することができる。
第3図は、上記床構造においてタッピングマシンにより
生じた床衝撃音(dB)とオクターブ帯域中心周波数(HZ)と
の関係を示したものである。
この図からも衝撃音緩衝性能に優れていることが明瞭で
ある。
尚、上記構成では、木質系板状基材及び無機質混合層が
各々単層の場合について説明したが、第4図で示す如く
二層の木質系板状基材1及び無機質混合層2を用い、無
機質混合層2,2を面々合せにして複合化し、下面の木
質系板状基材1に対して高密度グラスウール層3を複合
したものであってもよい。
この場合、両無機質混合層2,2を接着し、所謂サンド
イッチパネル化するもので、上記同様極めて優れた衝撃
音緩衝性能を発揮する。
<考案の効果> 本考案に係る防音床下地材は、無機質混合層、木質系板
状基板及び高密度グラスウール層とを複合する構成を採
用することにより、床下地材全体の面密度の向上による
床衝撃時の衝撃力のコンクリートスラブへの伝播を低減
可能とするとともに、表面からの局所荷重による部分的
変形を無機質混合層及び木質系板状基板からなる複合層
全体で受けることにより、高密度グラスウール層の変形
防止も可能となる。
又床下地材自体は、木質系板状基材と合成樹脂粒を混入
した無機質混合層、更には高密度グラスウール層から成
るので鋸断も容易となり、且つ釘打や接着剤における止
め付けも可能となるので、床造作における施工性を大幅
に向上させ得る。更に高密度グラスウール層は収縮フィ
ルムにより全面被覆された構成となっているため、グラ
スウール内部への水分移行により床下地材自体の防音性
能が低下したり、高密度グラスウール層がスラブ面から
剥離するといったような問題もなく、又グラスウール特
有のチクチク感もないため施工時における取扱いが極め
て容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る防音床下地材の断面概略図、 第2図は、本考案に係る防音床下地材を用いた床構成を
示す断面概略図、 第3図は、本考案に係る防音床下地材を用いた場合の衝
撃音緩衝性能を示すグラフ図、 第4図は、本考案に係る防音床下地材の他の実施例を示
す断面概略図である。 1…木質系板状基材,21…防水層, 2…無機質混合層, 3…高密度グラスウール層, 31…収縮フィルム, 4…コンクリートスラブ,5…木質床板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−194360(JP,A) 実開 昭63−19639(JP,U) 実開 昭59−185197(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質系板状基材の裏面側に防水層を介して
    無機結合材と発泡合成樹脂粒とから成る無機質混合層及
    び全面を収縮フィルムにより被覆した高密度グラスウー
    ル層とを複合して成る防音床下地材。
JP4803288U 1988-04-08 1988-04-08 防音床下地材 Expired - Lifetime JPH0618973Y2 (ja)

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JP4803288U JPH0618973Y2 (ja) 1988-04-08 1988-04-08 防音床下地材

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JPH01150845U JPH01150845U (ja) 1989-10-18
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