JPH06189075A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH06189075A
JPH06189075A JP4355922A JP35592292A JPH06189075A JP H06189075 A JPH06189075 A JP H06189075A JP 4355922 A JP4355922 A JP 4355922A JP 35592292 A JP35592292 A JP 35592292A JP H06189075 A JPH06189075 A JP H06189075A
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JP
Japan
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plate
size detection
white reference
shading correction
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JP4355922A
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English (en)
Inventor
Yuji Takahashi
祐二 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿一枚毎にシェーディング補正処理および
サイズ検知を実行可能にすると共にシェーディングレベ
ルを経時的にも安定させて,高速処理による読取効率の
向上および読取品質を維持する。 【構成】 シェーディング補正の基準となる白基準板1
03と,原稿サイズ検知の基準となる黒板104と,白
基準板103および黒板104とを読取位置に対してシ
ェーディング補正および原稿サイズ検知処理毎に移動さ
せるソレノイド108,スプリング107,および黒板
引張部材105とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,デジタル複写機,ファ
クシミリ装置,イメージスキャナ等の画像読取装置に関
し,より詳細には,自動原稿搬送装置(以下,ADFと
いう)を用いて原稿を自動搬送し,原稿1枚毎にシェー
ディング補正および原稿サイズ検知時に各基準板を原稿
読取位置で交互に切り替えて,高速処理を実現する画像
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,デジタルスキャナ(画像読取装
置)においては,読み取った画像情報に対しシェーディ
ング補正を実行し,光源の光量ムラ,CCDイメージセ
ンサの感度ムラ等(シェーディング歪み)を補正してい
る。この場合,光源に蛍光灯等を使用すると,その光量
が細かい周期で変動するため,一般的に原稿1枚毎にシ
ェーディング補正を実行している。
【0003】上記の理由により従来における画像読取装
置は,例えば,図14に示すような構成を採用してい
た。図において,101は読取対象となる原稿であり,
103は汚れ防止のため原稿搬送部外に設けられたシェ
ーディング補正用の白基準板,104は原稿サイズ検知
用の黒板であり,各々独立して所定箇所に固設されてい
る。また,106は原稿101を所定方向へ搬送する原
稿ガイド,113は水平方向に原稿101を走査するキ
ャリッジであり,主に原稿101を照明する蛍光灯11
4,および蛍光灯114による原稿面からの反射光を次
のCCDイメージセンサ116に導く反射ミラー115
から構成されている。
【0004】以上のように構成された従来における画像
読取装置の動作について説明する。キャリッジ113を
シェーディング補正時にはあっては,A位置に移動させ
白基準板103を読取り,原稿101のサイズ検知時に
あっては,B位置に移動させ,原稿101と黒板104
とを読取り,さらに,画像読取時にあってはC位置に移
動させ,原稿101の画像情報を読み取る。このように
各処理を順次実行させていた。
【0005】また,本発明に関連する参考技術文献とし
て,原稿サイズ検知面を原稿の移動に伴う磨耗から保護
する透明部材を外周が密着するように設ける技術が開示
されている特開平4−234258号公報「画像読み取
り装置」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来における画像読取装置にあっては,
白基準板を原稿搬送部外に配置してあるため,連続して
原稿を読み取る場合にあって,原稿毎のシェーディング
補正処理を実行するには,その都度,キャリッジをA位
置に移動しなければならない。このような構成におい
て,ファイリング等の用途における色々な原稿を高速に
読み取ることが要求される場合,高速に連続読取を実行
することは極めて困難であり,処理速度を含んだ読取効
率が悪いという問題点があった。また,従来の画像読取
装置のように配置された白基準板は経時的に汚れが付着
し,的確な白レベルが得られなくなる。すなわち,正確
なシェーディングデータが得られなくなるために画像の
劣化を招来させるという問題点があった。
【0007】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,原稿一枚毎にシェーディング補正処理およびサイ
ズ検知を実行可能にすると共にシェーディングレベルを
経時的にも安定させて,高速処理による読取効率の向上
および読取品質を維持することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,シェーディング補正の基準となる白基
準板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,
前記白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対して
シェーディング補正あるいは原稿サイズ検知処理毎に移
動させる移動手段とを具備する画像読取装置を提供する
ものである。
【0009】また,前記原稿サイズ検知は,前記移動手
段がONしてから所定時間経過後に実行することが望ま
しい。
【0010】また,前記シェーディング補正は,前記移
動手段が動作開始後に補正データを読み取ることが望ま
しい。
【0011】シェーディング補正の基準となる白基準板
と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前記
白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対してシェ
ーディング補正あるいは原稿サイズ検知毎に移動させる
移動手段と,前記移動手段の原稿側に配置された透光性
の密閉部材とを具備する画像読取装置を提供するもので
ある。
【0012】シェーディング補正の基準となる白基準板
と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前記
白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対してシェ
ーディング補正あるいは原稿サイズ検知毎に移動させる
移動手段と,前記白基準板およびサイズ検知板の各基準
面に接触して該基準面を清掃する清掃部材とを具備する
画像読取装置を提供するものである。
【0013】シェーディング補正の基準となる白基準板
と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前記
白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させる
移動手段とを有し,前記白基準板(サイズ検知板)を読
取位置に固定し,前記サイズ検知板(白基準板)を前記
移動手段により読取位置に対してシェーディング補正あ
るいは原稿サイズ検知処理毎に移動する画像読取装置を
提供するものである。
【0014】シェーディング補正の基準となる白基準板
と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前記
白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させる
移動手段と,前記移動手段の移動に伴って前記白基準板
あるいはサイズ検知板を清掃する清掃部材とを有し,前
記白基準板(サイズ検知板)を読取位置に固定し,前記
サイズ検知板(白基準板)を前記移動手段により読取位
置に対してシェーディング補正あるいは原稿サイズ検知
処理毎に移動する画像読取装置を提供するものである。
【0015】シェーディング補正の基準となる白基準板
と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前記
白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させる
移動手段と,前記移動手段と原稿載置部分の間に配置し
た透光性の密閉部材とを有し,前記白基準板(サイズ検
知板)を読取位置に固定し,前記サイズ検知板(白基準
板)を前記移動手段により読取位置に対してシェーディ
ング補正あるいは原稿サイズ検知処理毎に移動する画像
読取装置を提供するものである。
【0016】
【作用】本発明による画像読取装置は,シェーディング
補正および原稿サイズ検知時において,光学系を固定し
たままの状態で,移動手段により原稿一枚毎に白基準板
およびサイズ検知板とを所定の読取位置に切替え移動し
て画像読み取りを実行し,情報の高速読み取りを実現す
る。
【0017】また,サイズ検知板あるいは白基準板の何
れかを原稿読取部分に固定し,該固定したもの以外の基
準板を移動手段に取付け,シェーディング補正および原
稿サイズ検知時に,光学系を固定したままの状態で,移
動手段によって白基準板あるいはサイズ検知板の何れか
を原稿一枚毎に移動させることににより,白基準板ある
いはサイズ検知板の読取位置に切替えて画像読み取りを
実行して,情報の高速読み取りを実現する。
【0018】上記において,各基準面に接触して配置さ
れた清掃部材は,移動手段の往復移動に伴って,その面
の付着物を除去し,シェーディング補正およびサイズ検
知状態を常に安定させる。また,透光性の密閉部材を移
動手段の原稿側に設けて各基準面への異物の侵入を排除
し,シェーディング補正およびサイズ検知状態を安定さ
せる。
【0019】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明による画像読取装置の主要
部構成を示す説明図である。図1において,101は読
取対象の原稿を示し,本装置は大きくはADF部分と読
取光学系とから構成されている。図2はこのADFの構
成を示す斜視図である。図1および図2において,10
2は基準板取付部材であり,シェーディング補正用の白
基準板103および原稿サイズ検知用の黒板104が取
り付けられている。
【0020】また,105は基準板取付部材102を固
定し,水平方向に移動する黒板引張部材,106は原稿
101の搬送経路を形成する原稿ガイド,107は一方
を原稿ガイド106に掛けて黒板引張部材105を水平
方向に付勢するスプリング,108は黒板引張部材10
5をスプリング107の付勢方向とは反対方向に吸引動
作するように取り付けたソレノイド,109は原稿10
1の先端を検知して読取タイミング信号を出力するレジ
ストセンサ,110および111は原稿101を搬送す
る搬送ローラである。
【0021】また,読取光学系は以下のように構成され
ている。すなわち,原稿101面が密着する透明なコン
タクトガラス112,該コンタクトガラス112面に対
して平行,かつ,水平に走査可能なキャリッジ113で
構成され,該キャリッジ113は,主に原稿101を照
明する蛍光灯114,および蛍光灯114による原稿面
の反射光を次のCCDイメージセンサ116に導く反射
ミラー115等から構成されている。なお,書籍等の厚
みのある原稿読取時にあっては,ADF部分を開放して
キャリッジ113を水平走査して読み取るように構成さ
れている。
【0022】図3は,シェーディング補正時の光学系と
白基準板103との関係(ソレノイド108がOFF状
態)を示す説明図であり,図4は,サイズ検知時の光学
系と黒板104との関係(ソレノイド108がON状
態)を示す説明図である。これら図1〜図4を用いて本
画像読取装置の動作について説明する。原稿101を原
稿セット位置(図示せず)にセットし,読取処理が開始
されると,原稿101が搬送ローラ110,111によ
り搬送され,その先端はレジストセンサ109によって
検知される。
【0023】レジストセンサ109が原稿101の通過
によりONすると,まず,照明ムラやCCDイメージセ
ンサ116の感度ムラ等に起因するシェーディング歪み
を取り除くために,シェーディング補正処理を実行す
る。すなわち,ソレノイド108をOFF状態としてス
プリング107の付勢力により白基準板103を図3に
示すようにコンタクトガラス112上に移動させた状態
で蛍光灯114を点灯し,白基準板103面を照明す
る。この照明によって得られた反射光を反射ミラー11
5によってCCDイメージセンサ116に導き,入力さ
れた情報に基づいて電気的なシェーディング補正処理を
実行する。
【0024】上記シェーディング補正処理が終了する
と,ただちに,図4に示すように,ソレノイド108が
ONし,黒板引張部材105を右側に移動させて黒板1
04をコンタクトガラス112上に移動させ,原稿10
1のサイズ検知動作に移行する。すなわち,原稿101
は図1に示すように搬送ローラ110の回転により所定
の速度でコンタクトガラス112上に搬送される。この
とき,原稿101は蛍光灯103の照明により照射さ
れ,その反射光は反射ミラー115によって反射され,
CCDイメージセンサ116に結像される。このように
原稿照明および原稿搬送による原稿101の画像読取は
主走査方向1ライン毎に実行され,原稿101の副走査
方向の移動により全面読み取られる。
【0025】次に,上記シェーディング補正処理および
サイズ検知処理をさらに詳細に説明する。図5は,本発
明による画像信号処理回路の概略構成を示すブロック図
である。501は信号を増幅するアンプ,502はアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ,
503は入力させた信号を選択するセレクタ,504は
セレクタ503から入力される信号に基づき,所定の画
像処理を実行する画像処理部,505はデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/Aコンバータ,506はセ
レクタ503からの出力データを記憶するラインメモ
リ,507は原稿101のサイズを検知するサイズ検知
部である。
【0026】以上のように構成された画像信号処理回路
の動作について説明すると,上記の如く,CCDイメー
ジセンサ116に入射された反射光は,その強弱により
光電変換される。該画像データはアンプ501で増幅処
理され,さらにA/Dコンバータ502に入力され,デ
ジタル信号に変換されてセレクタ503に入力される。
このとき,シェーディング補正処理を実行する場合は,
セレクタ503をB方向に設定してデータを出力し,そ
の出力データを指定ライン分をラインメモリ506に蓄
積する。
【0027】また,画像データを取り込む場合には,セ
レクタ503をA方向に設定してデータを出力すると共
に,ラインメモリ506からシェーディングデータを読
み出し,これをD/Aコンバータ505によってアナロ
グ信号に変換した後,A/Dコンバータ502のリファ
レンス電圧として出力する。
【0028】また,原稿101のサイズ検知を実行する
場合には,セレクタ503をA方向に設定して,画像デ
ータをサイズ検知部507へ出力することによって検知
する。このサイズ検知は,1ライン以上のデータから原
稿101部分と背景部分の反射光の差を検出することに
よって実行する。このため背景部分は原稿101より濃
くなければならない。従って,通常,黒色の基準板を読
取部の背景に使用する。また,トレーシングペーパー等
の光透過率の大きい原稿101の場合,背景に反射板を
設置することにより黒と等価し,原稿101部分は光の
散乱により画像データとして取り込む。
【0029】図6は,本発明による第1の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。図において,原稿
101が搬送されると,レジストセンサ109がONと
なり(A点),T1 時間後,読取位置に原稿101の先
端が到達する。すなわち,このT1 時間の間に,前述の
シェーディング補正処理を図3に示した状態において実
行する。シェーディング補正処理後,ただちにソレノイ
ド108がONして図4に示すように原稿読取部の背景
がサイズ検知用の黒板104となる。なお,一般的にソ
レノイド108はON信号が出力されてもすぐには動作
せず,動作遅延がある。
【0030】また,この遅延時間はソレノイド108や
機構部品のバラツキによってバラツキ幅がある。このた
め,サイズ検知の開始タイミングは,画像読取開始(D
点)を基準とせず,ソレノイド108がONした時間を
基準としてバラツキを考慮した時間(T3 )だけ遅延さ
せる。したがって,的確に,かつ,スピーディにサイズ
検知を実行することが可能となる。次に,画像読取が終
了する(E点)と再度シェーディング補正処理を実行す
るため,ソレノイド108はマージンを考慮してT4
間前にOFFしておく。
【0031】図7は,本発明による第2の動作タイミン
グを示すタイミングチャートであり,上記図6に対し
て,ソレノイド108の動作タイミングを早めてシェー
ディング補正処理を1枚の読取動作中に複数回実行可能
にするものである。ここでは,原稿101のサイズが小
さくなると図6に示したT5 時間を短くすることが可能
となるため,ソレノイド108をONする時間(T10
を早くし,白基準板103を移動させながらシェーディ
ング補正を実行する。これにより原稿101のサイズ検
知時間T3 ´を短くすることができ,T5 ´も同様に短
くなる。
【0032】また,F´のようにシェーディング補正
を,例えば,2回実行すると,白基準板103が移動し
ているため,1回目と2回目のシェーディング処理時に
おける位置が各々異なるので,そのデータを,例えば,
平均することにより,白基準板103面の汚れ等の影響
を軽減させることできる。さらに,この場合シェーディ
ング補正の回数は時間の許す限り多い方がより効果的で
ある。また,シェーディングデータの処理は平均をとる
ほかに,異常ピーク値の除去を実行すると,さらに信頼
性の高いシェーディング補正が実現する。
【0033】図8は,本発明による画像読取装置の他の
主要部構成を示す説明図であり,上記図1に示した構成
に加えて,原稿ガイド106の開口部分に透明ガラス8
01を設け,原稿101搬送部分と白基準板103側と
を密閉構造とする。これによって,白基準板103側へ
の紙粉等のゴミ侵入を防止可能となり,経時的な白基準
板101の読取レベルの変動が排除できる。
【0034】図9は,本発明による画像読取装置の他の
主要部構成を示す説明図であり,上記図1に示した構成
に加えて,白基準板103および黒板104面への付着
物を除去するためのブラシ901を,白基準板103お
よび黒板104に各々接触するように原稿ガイド106
に設ける。これによって,ソレノイド108のON/O
FFによるスライド動作時において,白基準板103お
よび黒板104面をブラシ901が擦ることにより,紙
粉,ゴミ等の付着物を除去することが可能となる。した
がって,各基準面が安定するため,経時的な読取レベル
の変動が排除できる。
【0035】図10および図11は,本発明による画像
読取装置の他の主要部構成を示す説明図であり,上記図
1に示した構成に対して,黒板引張部材105に黒板1
04のみを基準板取付部材102に重ねてを取付けると
共に,黒板引張部材105の原稿読取部分を開口し,白
基準板103を原稿読取部上に固定した構成とする。
【0036】以上の構成における動作は,図1に示した
ものと同様であり,図10は,シェーディング補正時,
図11は,原稿101のサイズ検知時の動作状態を各々
示している。この構成によって原稿101の1枚毎に移
動する基準板取付部材102の重量が軽くなるため,よ
り早く原稿101の背景部分を切り替えることが可能と
なり,さらにスループットを向上させることができる。
また,ソレノイド108を小型化し,かつ,省電力化が
図れる。なお,この例とは反対に,基準板取付部材10
2に白基準板103のみを取付け,黒板104を固定し
ても同様の効果が得られる。
【0037】図12は,本発明による画像読取装置の他
の主要部構成を示す説明図であり,上記図11に示した
構成に加えて,図8に示したものと同様に,原稿ガイド
106の開口部分に透明ガラス801を設けて,原稿1
01搬送部分と白基準板103側とを密閉構造とする。
これによって,白基準板103側への紙粉等のゴミ侵入
を防止して,経時的な白基準板103の読取レベルの変
動を排除できる。
【0038】図13は,本発明による画像読取装置の他
の主要部構成を示す説明図であり,上記図11に示した
構成に加えて,図9に示したものと同様に,白基準板1
03面の付着物を除去するためのブラシ901を,白基
準板103と接触するように基準板取付部材102に設
けると共に,原稿ガイド106に黒板104面と接触す
るようにブラシ901を原稿ガイド106に設ける。こ
れによって,ソレノイド108のON/OFFによるス
ライド動作時において,白基準板103および黒板10
4面をブラシ901が擦ることにより,その付着物を除
去することが可能となる。したがって,各基準面が安定
するため,経時的な読取レベルの変動が排除できる。な
お,ブラシ901はに植毛ブラシあるいはフェルト材等
を用いる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による画像
読取装置は,シェーディング補正および原稿サイズ検知
時に,光学系を固定したまま状態で移動手段によって原
稿一枚毎に前記白基準板およびサイズ検知板とを読取位
置に切替えて画像読み取りを実行し,また,清掃部材を
各基準面に接触して配置し,移動手段の往復移動に伴っ
て,その面の付着物を除去し,さらに,透光性の密閉部
材を移動手段の原稿側に設けて各基準面への異物の侵入
を排除するように構成したため,原稿一枚毎にシェーデ
ィング補正およびサイズ検知を実行することが可能にな
ると共に,シェーディングレベルを経時的にも安定させ
ることができ,かつ,高速処理が可能となるため,読取
効率および読取品質を各々向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の主要部構成を示す
説明図である。
【図2】本発明に係るADF部分の概略構成を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係るシェーディング補正時の光学系と
白基準板との関係(ソレノイドがOFF状態)を示す説
明図である。
【図4】本発明に係るサイズ検知時の光学系と黒板との
関係(ソレノイドがON状態)を示す説明図である。
【図5】本発明に係る画像信号処理回路の概略構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明に係る第1の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図7】本発明に係る第2の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図8】本発明に係る画像読取装置の他の主要部構成を
示す説明図である。
【図9】本発明に係る画像読取装置の他の主要部構成を
示す説明図である。
【図10】本発明に係る画像読取装置の他の主要部構成
を示す説明図である。
【図11】図10に示した原稿サイズ検知時の動作状態
を示す説明図である。
【図12】本発明に係る画像読取装置の他の主要部構成
を示す説明図である。
【図13】本発明に係る画像読取装置の他の主要部構成
を示す説明図である。
【図14】従来における画像読取装置の主要部構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
103 白基準板 104 黒板 105 黒板引張部材 108 ソレノイ
ド 801 透明ガラス 901 ブラシ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対してシ
    ェーディング補正あるいは原稿サイズ検知処理毎に移動
    させる移動手段とを具備することを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿サイズ検知は,前記移動手段が
    ONしてから所定時間経過後に実行することを特徴とす
    る請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シェーディング補正は,前記移動手
    段が動作開始後に補正データを読み取ることを特徴とす
    る請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対してシ
    ェーディング補正あるいは原稿サイズ検知毎に移動させ
    る移動手段と,前記移動手段と原稿載置部分の間に配置
    した透光性の密閉部材とを具備することを特徴とする画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板およびサイズ検知板とを読取位置に対してシ
    ェーディング補正あるいは原稿サイズ検知毎に移動させ
    る移動手段と,前記白基準板およびサイズ検知板の各基
    準面に接触して該基準面を清掃する清掃部材とを具備す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させ
    る移動手段とを有し,前記白基準板(サイズ検知板)を
    読取位置に固定し,前記サイズ検知板(白基準板)を前
    記移動手段により読取位置に対してシェーディング補正
    あるいは原稿サイズ検知処理毎に移動することを特徴と
    する画像読取装置。
  7. 【請求項7】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させ
    る移動手段と,前記移動手段の移動に伴って前記白基準
    板あるいはサイズ検知板を清掃する清掃部材とを有し,
    前記白基準板(サイズ検知板)を読取位置に固定し,前
    記サイズ検知板(白基準板)を前記移動手段により読取
    位置に対してシェーディング補正あるいは原稿サイズ検
    知処理毎に移動することを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 シェーディング補正の基準となる白基準
    板と,原稿サイズ検知の基準となるサイズ検知板と,前
    記白基準板あるいはサイズ検知板を読取位置に移動させ
    る移動手段と,前記移動手段と原稿載置部分の間に配置
    した透光性の密閉部材とを有し,前記白基準板(サイズ
    検知板)を読取位置に固定し,前記サイズ検知板(白基
    準板)を前記移動手段により読取位置に対してシェーデ
    ィング補正あるいは原稿サイズ検知処理毎に移動するこ
    とを特徴とする画像読取装置。
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